JP5033048B2 - 分電盤 - Google Patents

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本発明は、分電盤、特に住宅内に設置される住宅用分電盤に関するものである。
従来から、分電盤として、交流50Hzまたは60Hzの単相2線式100Vもしくは単相3線式100/200Vの電路において、主に住宅などの引込口装置として使用する住宅用分電盤(住宅盤ともいう)が提供されている。
この種の分電盤は、主幹ブレーカ(主開閉器)や、主幹ブレーカの二次側に接続された主幹電路(母線)から分岐して電気機器に電力を供給する分岐電路(分岐線)にそれぞれ設けられた複数の分岐ブレーカ(分岐開閉器)などの内部機器と、当該内部機器が収納される(組み込まれる)キャビネットとで構成される(例えば、特許文献1参照)。
上記の特許文献1に示す分電盤のキャビネット(筐体)は、主幹ブレーカや分岐ブレーカを含む複数の内部機器を収納するボディ(ボックス)と、ボディの前面側に結合されるカバーとで構成されており、ボディおよびカバーはいずれも合成樹脂成形品である。
特許第3622605号公報
ところで、分電盤で使用される主幹ブレーカには、電源接続用の端子部として、一次側端子部が設けられており、このような一次側端子部には、例えば、柱上トランスから住戸に引き込まれた単相三線式の低圧配電線が接続される。
ここで、低圧配電線などの電源線と一次側端子部との結線が緩かったり、一次側端子部がねじ端子である場合にねじを締め忘れたりして、電源線と一次側端子部とが不完全な形で接続された場合、すなわち電源線取付時に不具合が生じた場合には、主幹ブレーカの一次側端子部や電源線が異常過熱されることがあり、その結果、主幹ブレーカで火災が発生する(主幹ブレーカが発火する)ことがあった。
上記特許文献1に示す分電盤では、キャビネット(筐体)を構成するボックスとカバーは、いずれも合成樹脂成形品であるから、主幹ブレーカで発生した火がボックスやカバーに燃え移る、すなわち、主幹ブレーカで発生した火災がキャビネットに延焼してしまうおそれがあった。このような問題は、合成樹脂製ではなく、金属製のキャビネットを利用することで抑制することが可能であるが、金属製のキャビネットは、合成樹脂製のものに比べてコストが高くなるという問題がある。この他、金属製のキャビネットは、比較的重量が重いために住宅内の壁に取り付けるには不向きであり、また、合成樹脂製のものに比べれば形状設定の自由度が低いため、キャビネットとしては、合成樹脂製のものを用いたいという要望があった。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、電源線取付時の不具合により主幹ブレーカで発生した火災が延焼することを抑制することができ、かつ低コスト化を図ることができる分電盤を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明では、外部電源接続用の電源線が接続される一次側端子部、および母線が接続される二次側端子部、ならびに一次側端子部と二次側端子部との間の電路を開閉する開閉機構部を備えてなる主幹ブレーカを含む複数の内部機器と、合成樹脂により前面に開口を有した箱状に形成され上記複数の内部機器を収納するボックスを備えたキャビネットとを有し、ボックスの底面には、主幹ブレーカが所定の向きで固定される固定部が設けられ、主幹ブレーカの一次側端子部と当該一次側端子部と対向するボックスの内側面との間には、金属材料よりなる防火部が介在されており、上記ボックスの前面側に当該ボックスの上記開口を閉塞する形で取り付けられた合成樹脂製のカバーを備え、カバーは、上記主幹ブレーカの上記一次側端子部と対向する部位が、上記二次側端子部と対向する部位よりも前方に位置する形に形成されてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、主幹ブレーカの一次側端子部に電源線が不完全な形で接続されること(電源線取付時の不具合)に起因する異常加熱により主幹ブレーカで火災が発生しても(主幹ブレーカなどが発火しても)、主幹ブレーカで発生した火がボックスの内側面に当たり難くなって、ボックスの温度上昇が抑制されるから、主幹ブレーカで発生した火災がボックスに延焼することを抑制することができる。また、キャビネットのボックスは合成樹脂製であるから、金属製のボックスを使用する場合に比べれば、低コスト化を図ることができる。
また、請項1の発明によれば、主幹ブレーカの一次側端子部に電源線が不完全な形で接続されること(電源線取付時の不具合)に起因する異常加熱により主幹ブレーカで火災が発生しても、主幹ブレーカで発生した火がカバーに当たり難くなって、カバーの温度上昇が抑制されるから、主幹ブレーカで発生した火災がカバーに延焼することを抑制することができる。また、キャビネットのカバーは合成樹脂製であるから、金属製のカバーを使用する場合に比べれば、低コスト化を図ることができる。
本発明は、電源線取付時の不具合により主幹ブレーカで発生した火災が延焼することを抑制することができ、かつ低コスト化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態の分電盤は、住宅用分電盤であって、図1および図2に示すように、キャビネット1に、内部機器として主幹ブレーカ2と複数の分岐ブレーカ3とを組み込んでなる。なお、以下の説明では、説明の簡略化のために、図3(b)における右方をキャビネット1の前方、図3(b)における左方をキャビネット1の後方とそれぞれ規定する。同様に、図3(a)における上方をキャビネット1の上方、図3(a)における下方をキャビネット1の下方とそれぞれ規定する。ただし、これはキャビネット1の設置方向を限定する趣旨ではない。
主幹ブレーカ2は、図1(a)に示すように、直方体の箱状の筐体20を備え、筐体20の前面側(図1(b)における右面側)における長手方向一端側(上端側)には、ねじ端子よりなる一次側端子部(電源側端子部)21が複数(本実施形態では2つ)備えられる。各一次側端子部21には、外部電源接続用の電源線(電線)Lがそれぞれ接続される。この電源線Lは、例えば、柱上トランス(図示せず)から住戸に引き込まれた単相三線式の低圧配電線(交流電位が100Vの電圧極、あるいは交流電位が−100Vの電圧極)である。したがって、本実施形態の分電盤では、200Vの交流電源を供給することができる。
筐体20の前面側における長手方向他端側(下端側)には、ねじ端子よりなる二次側端子部(負荷側端子部)22が、一次側端子部21それぞれと対応して複数(図示例では2つ)備えられる。この筐体20には、一次側端子部21と、当該一次側端子部21に対応する二次側端子部22との間の電路を開閉する開閉機構部(図示せず)が内蔵され、筐体20の前面側には、上記開閉機構部の操作用のハンドル23が露設される。上記開閉機構部は、一次側端子部21と二次側端子部22との間の電路に過電流(過負荷電流や短絡電流)が流れたり、漏電電流が生じたりした際(つまり異常電流が発生した際)に、上記電路を遮断する。上記開閉機構部は従来周知のものを採用することができるから詳細な説明は省略する。
このような主幹ブレーカ2の二次側端子部22には、分岐ブレーカ3を分岐接続するための分岐接続部4が接続される。分岐接続部4は、金属板により形成された一対の電圧極用導電バー40および中性極用導電バー41を備える。なお、本実施形態の分電盤では、中性極用導電バー41は使用されない。
一対の電圧極用導電バー40と、中性極用導電バー41とは、互いに平行する形に配置される。電圧極用導電バー40の幅方向(短手方向)の一端側の縁部には分岐ブレーカ3を接続するため複数の分岐用導電バー(図示せず)が突設される。当該分岐用導電バーは、電圧極用導電バー40の長手方向に沿って列設される。一方、中性極用導電バー41では、幅方向(短手方向)の両縁部が、分岐ブレーカ3の接続に使用される。したがって、各導電バー40,41には、複数の分岐ブレーカ3が、各導電バー40,41の長手方向(図1(a)における左右方向)に沿って並ぶ形で接続される。
上述の一対の電圧極用導電バー40それぞれは、長手方向の一端側(図1(a)における左端側)が主幹ブレーカ2の電圧極となる一対の二次側端子部22それぞれに渡りバー24を介して接続される。そのため、本実施形態では、一対の電圧極用導電バー40と渡りバー24とによって、主幹電路となる母線と、各主幹電路から分岐する分岐電路となる分岐線とが構成される。なお、渡りバー24は、金属板により形成されたものであり、予め主幹ブレーカ2の二次側端子部22に接続しておくことで、主幹ブレーカ2と一体的に取り扱われる。また、主幹ブレーカ2の前面側には、一次側端子部21と、二次側端子部22および各渡りバー24を覆う安全カバー25を取り付けることができるようにしている。これによって、分岐ブレーカ3を分岐接続部4に接続する際などに、主幹ブレーカ2の一次側端子部21や二次側端子部22、渡りバー24に人の手が触れてしまうことを防止している。
分岐ブレーカ3は、電圧極用導電バー40に設けられた上記分岐用導電バーあるいは中性極用導電バー41の幅方向の縁部と接続される複数(3つ)の電源側接続部(図示せず)と、電気機器(負荷)の電線(図示せず)が接続される負荷側接続部31とを筐体30に備える。なお、3つの電源側接続部のうち実際に使用されるのは2つだけであり、本実施形態の場合は、2つの電圧極用導電バー40に接続される。分岐ブレーカ3の筐体30には、電源側接続部と負荷側接続部31との間の電路を開閉する開閉機構部(図示せず)が内蔵され、筐体30の前面側には、当該開閉機構部の操作用のハンドル32が露設される。当該開閉機構部は、電源側接続部と負荷側接続部31との間の電路に過電流が流れたり、漏電が生じたりした際(つまり異常時)に、当該電路を遮断する。この種の開閉機構部は従来周知のものを採用することができるから、詳細な説明は省略する。
キャビネット1は、図1〜図3に示すように、前面が開口された(前面に開口10aを有した)扁平な矩形箱状に形成され、主幹ブレーカ2や分岐ブレーカ3などの内部機器が収納されるボックス10と、ボックス10の前面側に開口10aを閉塞する形で取り付けられたカバー11と、カバー11に取り付けられるドア12とを備える。ボックス10、カバー11、およびドア12はいずれも合成樹脂(合成樹脂材料)により形成される(合成樹脂成形品である)。なお、上記合成樹脂としては、合成樹脂のなかでも比較的難燃性が高いものを採用することが好ましい。
ボックス10の底面の中央には、長方形状(ボックス10の長手方向を自身の長手方向とする長方形状)の開孔部10bが設けられる。当該開孔部10bは電源線Lや電気機器の電線(図示せず)などをキャビネット1(ボックス10)内に挿入するなどの用途に使用される。開孔部10bの短手方向(図1(a)における上下方向)の両側それぞれの開口縁部には、開孔部10bの長手方向(図1(a)における左右方向)に沿って複数のねじ孔10cが列設される。また、開孔部10bの長手方向の両側それぞれの開口縁部にもねじ孔10dが複数設けられる。
ボックス10の底面には、主幹ブレーカ2が所定の向き(本実施形態では、一次側端子部21が上側、二次側端子部22が下側となる向き)で固定される矩形状の取付板(中底)よりなる固定部13(以下必要に応じて符号13Aで表す)が設けられる。また、ボックス10の底面には、分岐接続部4が所定の向き(電圧極用導電バー40および中性極用導電バー41の長手方向がボックス10の長手方向と同方向となる向き)で固定される矩形状の取付板よりなる固定部13(以下必要に応じて符号13Bで表す)が設けられる。そのため、分岐ブレーカ3は、筐体30の長手方向がボックス10の短手方向に沿う(負荷側接続部31がボックス10の短手方向側の内側面に対向する)形で分岐接続部4に接続される。
各固定部13の四隅部には、固定部13をボックス10に固定するために使用される固定片13aがそれぞれ形成される。各固定片13aには、固定部13をねじ止めなどにより固定するための固定ねじS1用の挿通孔13bが設けられる。
このような固定部13をボックス10に取り付けるにあたっては、長尺板状の橋梁部14が利用される。橋梁部14は、長手方向の両端部それぞれに設けたねじ挿通孔(図示せず)を挿通させた固定ねじS2をねじ孔10cに螺入することにより、開孔部10bを短手方向に横切る形で開孔部10bの開口縁部間に架設される。橋梁部14には、固定ねじS1に対応するねじ孔(図示せず)が設けられており、各固定部13は、各固定片13aの挿通孔13bを挿通させた固定ねじS1をボックス10のねじ孔10dおよび橋梁部14の上記ねじ孔それぞれに螺入することによって、図1(a)に示すように、開孔部10b上に位置する形でボックス10に取り付けられる。
ところで、キャビネット1のボックス10内には、火災がボックス10に延焼することを防止するための防火部となる防火用プレート15が設けられる。防火用プレート15は、鉄などの金属(金属材料)により形成されており、図4(a)〜(c)に示すように、防火壁部150を備える。防火壁部150は、主幹ブレーカ2の一次側端子部21と当該一次側端子部21と対向するボックス10の内側面(上側の内側面)10eとの間と、当該内側面10eとこの内側面10eと対向する分岐ブレーカ3の負荷側接続部31との間との両方に位置することができる長さに形成される。また、防火壁部150は、後端側の部位が、後端側に向かうにつれてボックス10の内側面10eより離間する形に傾斜した、断面く字形に形成される。これは、ボックス10の内部形状を考慮したためであり、必ずしも断面く字形に形成することを要求する趣旨ではない。また、防火用プレート15は必ずしも鉄により形成する必要はなく、その他の金属であってもよい。
防火壁部150の後端部(図4(b)における左端部)には、ボックス10に取り付けるための取付部151が一体に設けられる。取付部151は、ボックス10の開孔部10bの短手方向における開口縁部を狭持する一対の狭持片151aと一対の狭持片151aを一体に連結する連結片151bとを有する断面コ字形に形成される。また、一対の狭持片151aの両方には、固定ねじS3用のねじ挿通孔151cが前後方向で重なる形に形成される。このような防火用プレート15は、取付部151の一対の狭持片151a間で、開孔部10bの短手方向の開口縁部を狭持するとともに、ねじ挿通孔151cを挿通させた固定ねじS3をねじ孔10cに螺入することによって、ボックス10に取り付けられる。
そして、ボックス10に取り付けられた状態では、防火用プレート15の防火壁部150が、図1(a),(b)に示すように、主幹ブレーカ2の一次側端子部21とボックス10の内側面10eとの間に介在されるとともに、内側面10eと当該内側面10eに対向する分岐ブレーカ3の負荷側接続部31との間に介在される。なお、本実施形態における防火用プレート15には切欠部152が形成されているが、これは橋梁部14との接触を防止するためであるから、橋梁部14と接触するおそれがなければ切欠部152は不要である。
カバー11は、図2(a),(b)に示すように、キャビネット1の中蓋となるものであって、ボックス10の前面側の開口を閉塞することができる大きさの矩形板状に形成された前壁部11aを有する。このカバー11の前壁部11aには、主幹ブレーカ2のハンドル23を露出させる窓孔11bおよび分岐ブレーカ3のハンドル32を露出させる窓孔11cが開口される。これによって、カバー11をボックス10から外すことなく、主幹ブレーカ2および分岐ブレーカ3を操作できるようにしている。また、カバー11の前壁部11aにおける短手方向の一端側には、ドア12を取り付けるための軸受部11dが形成される。カバー11の前壁部11aは、図2(b)に示すように、短手方向(図2(b)における上下方向)の略中央部から短手方向の一端側(端側)の部位、すなわちカバー11において主幹ブレーカ2の一次側端子部21と対向する部位11aが、短手方向の一端側に向かうにつれてボックス10の底面から離れる形(主幹ブレーカ2から離れる形)に形成されている。すなわち、カバー11は、主幹ブレーカ2の一次側端子部21と対向する部位11aが、二次側端子部と対向する部位11aよりも前方に位置する形に形成されてなる。
ドア12は、図3(a),(b)に示すように、カバー11の前壁部11aを覆う形の矩形板状に形成される。ドア12にはカバー11の軸受部11dに枢支される軸部12aが設けられ、これによって、ドア12は、カバー11に開閉自在に取り付けられる(図2および図3参照)。
以上述べたように、本実施形態の分電盤は、キャビネット1に、合成樹脂により前面に開口10aを有した箱状に形成されたボックス10の内部に、主幹ブレーカ2の一次側端子部21と、当該一次側端子部21と対向するボックス10の内側面10eとの間に介在される金属材料よりなる防火用プレート15を備える。
そのため、本実施形態の分電盤によれば、主幹ブレーカ2の一次側端子部21に電源線を不完全な形で接続すること(電源線取付時の不具合)に起因する異常加熱により主幹ブレーカ2で火災が発生しても(主幹ブレーカ2などが発火しても)、主幹ブレーカ2で発生した火がボックス10の内側面10eに当たり難くなって、ボックス10の温度上昇が抑制されるから、主幹ブレーカ2で発生した火災がボックス10に延焼することを抑制することができる。しかも、キャビネット1のボックス10は合成樹脂製(合成樹脂成形品)であるから、金属製のものを使用する場合に比べれば、低コスト化を図ることができ、また、軽量化が図れ、形状設定が容易に行えるようになるという利点もある。
加えて、本実施形態における防火用プレート15は、ボックス10の開孔部10bの短手方向の開口縁部を狭持する一対の狭持片151aを有した取付部151を備えており、狭持片151aに設けたねじ挿通孔151cを挿通させた固定ねじS3を、ボックス10のねじ孔10cに螺入することによって、ボックス10に取り付けることができる。すなわち、本実施形態における防火用プレート15は、キャビネット1のボックス10に元々備えられているねじ孔10cを利用してボックス10に取り付けることができるから、ボックス10を取り替える必要がなく、既設の分電盤のキャビネット1のボックス10に後付けすることができる。
また、キャビネット1のカバー11は、主幹ブレーカ2の一次側端子部21と対向する部位11bが、二次側端子部22と対向する部位11cよりも前方に位置する形に形成されてなるので、主幹ブレーカ2の一次側端子部21のガターが広くなり、電源線取付時の不具合により主幹ブレーカ2で火災が発生しても、主幹ブレーカ2で発生した火がカバー11に当たり難くなるから、カバー11の温度上昇が抑制され、その結果、主幹ブレーカ2で発生した火災がカバー11に延焼することを抑制することができる。しかも、キャビネット1のカバー11は合成樹脂製であるから、金属製のものを使用する場合に比べれば、低コスト化を図ることができ、また、軽量化が図れ、形状設定が容易に行えるようになるという利点もある。
ところで、本実施形態の分電盤は、あくまでも本発明の一実施形態に過ぎないものであって、本発明を本実施形態の分電盤に限る趣旨ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更は当然に行える。例えば、キャビネット1の外形形状や、内部構造は、図示例のものに限定されない。また、キャビネット1では、ボックス10は必須であるが、カバー11やドア12は任意であるから、カバー11やドア12を有さない構成としてもよい。また、図示例では、一次側端子部21を2つ備えているが、一次側端子部21の数は、低圧配電線の2つの電圧極(交流電位が100V、−100V)に接続される2つに加えて、中性極(電位が0V)と接続されるものを含む3つとしてもよい。この場合は、分電盤により、電源線間の電位差に応じた交流電源、具体的には100Vの交流電源あるいは200Vの交流電源を供給することができるようになる。また、分電盤の内部機器は、主幹ブレーカ2を含んでいればよく、主幹ブレーカ2や分岐ブレーカ3とは別の漏電遮断器や、配線用遮断器を含むものであってもよく、分岐接続部4の構成も上記の例に限定されない。
本発明の一実施形態の分電盤を示し、(a)は内部構造を示す前面図、(b)は一部を省略した概略断面図である。 同上の分電盤においてドアを開いた状態を示し、(a)は前面図、(b)は側面図である。 同上の分電盤においてドアを閉じた状態を示し、(a)は前面図、(b)は側面図である。 同上における防火用プレートを示し、(a)は前面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
符号の説明
1 キャビネット
2 主幹ブレーカ(内部機器)
3 分岐ブレーカ(内部機器)
4 分岐接続部
10 ボックス
10a 開口
10e 内側面
11 カバー
11a 部位(主幹ブレーカの一次側端子部と対向する部位)
11a 部位(主幹ブレーカの二次側端子部と対向する部位)
13 固定部
15 防火用プレート(防火部)
21 一次側端子部
22 二次側端子部
L 電源線

Claims (1)

  1. 外部電源接続用の電源線が接続される一次側端子部、および母線が接続される二次側端子部、ならびに一次側端子部と二次側端子部との間の電路を開閉する開閉機構部を備えてなる主幹ブレーカを含む複数の内部機器と、合成樹脂により前面に開口を有した箱状に形成され上記複数の内部機器を収納するボックスを備えたキャビネットとを有し、ボックスの底面には、主幹ブレーカが所定の向きで固定される固定部が設けられ、主幹ブレーカの一次側端子部と当該一次側端子部と対向するボックスの内側面との間には、金属材料よりなる防火部が介在されており、上記ボックスの前面側に当該ボックスの上記開口を閉塞する形で取り付けられた合成樹脂製のカバーを備え、カバーは、上記主幹ブレーカの上記一次側端子部と対向する部位が、上記二次側端子部と対向する部位よりも前方に位置する形に形成されてなることを特徴とする分電盤
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