JP5032159B2 - 外径測定器 - Google Patents

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本発明は、外径測定器に関する。詳しくは、ハイブリッド車に用いられるモータの回転子の外径を測定する外径測定器に関する。
従来より、ハイブリッド車には、モータが用いられる。このようなモータは、例えば、円筒状のモータケースと、このモータケースの内部に回転可能に保持された回転子と、を備える。
回転子は、永久磁石が内蔵された略円柱状のヨークと、このヨークの中心軸を通る棒状のシャフトと、を備える。また、モータケースには、極性を切り替え可能なステータが設けられており、ヨークに内蔵された永久磁石とステータとの磁力による反発力を利用して、回転子を回転させる。
ここで、ヨークは、複数の電磁鋼板を積層して形成されるが、このヨークに永久磁石を固定するため、シャフトに沿って延びる複数の収納部をヨークに設け、この収納部に磁石を挿入して、この収納部と磁石との間隙に熱硬化性の樹脂材を注入する。
しかしながら、ヨークを構成する電磁鋼板の隙間に樹脂がにじんで、外部に漏れるおそれがあった。すると、この漏れた樹脂がモータのステータ側に付着したり、回転子とステータとのクリアランスが一定にならなかったりして、モータの性能を低下させるおそれがある。
そこで、回転子の外径を測定し、測定した外径寸法を管理することで、回転子を検査することが行われている。
例えば、回転子の一端側、中央部、他端側の3箇所について、回転子の外径を測定する方法がある。この場合、回転子の回転軸に直交する方向から、回転子の外周面に対してレーザ光を照射したり、機械式のマグネスケールを当接させたりすることで、回転子の外径を計測する。
また、投光器、受光器、距離計、および演算器を用いて、ワークの外径を測定する方法がある(特許文献1参照)。すなわち、投光器でレーザ光をワークに対して照射し、この照射したレーザ光を受光器で受光する。一方、距離計で受光器からワークまでの距離を測定しておき、この計測した距離と受光した位置とに基づいて、演算器でワークの外径を計算する。
特許第2868382号公報
しかしながら、回転子の3箇所を測定する方法では、測定しなかった部分を検査できないため、回転子の外周面を全面に亘って測定することはできない、という問題がある。
また、特許文献1に示された方法では、装置の構成が複雑になり、モータの製造コストが上昇する、という問題があった。
本発明は、ワークの外径を全周に亘って簡単に検査できる外径測定器を提供することを目的とする。
本発明の外径測定器は、略円筒形のワークの外径を測定する外径測定器であって、前記ワークが載置される受台と、前記ワークの中心軸を回転軸として当該受台を回転させる回転装置と、レーザ光を射出する第1光射出装置と、当該第1光射出装置から射出されるレーザ光を検出する第1光検出装置と、レーザ光を射出する第2光射出装置と、当該第2光射出装置から射出されるレーザ光を検出する第2光検出装置と、を備え、前記第1光射出装置は、射出されるレーザ光の光路が前記ワークの中心軸に平行となるように配置され、ワークの半径方向に所定幅でレーザ光を射出し、前記第2光射出装置は、射出されるレーザ光の光路が前記ワークの中心軸に直交するように配置され、ワークの半径方向に所定幅でレーザ光を射出することを特徴とする。
この発明によれば、まず、第1光射出装置から射出されるレーザ光がワークの外周面上を通るように、第1光射出装置および第1光検出装置を配置する。次に、第1光射出装置からレーザ光を射出し、このレーザ光を第1光検出装置で検出することで、ワーク外周面の中心軸に沿って延びる領域について、外径寸法の最大値を測定する。次に、この測定した最大値が許容範囲内であるか否かを判定することで、ワーク外周面の中心軸に沿って延びる領域について、異常の有無を検査する。このような作業を回転装置でワークを回転させながら行うことで、ワークの全周に亘って異常の有無を検査でき、よって、ワークの外径を全面に亘って簡単に検査できる。
さらに、第2光射出装置から射出されるレーザ光がワークの外周面上を通るように、第2光射出装置および第2光検出装置を配置して、第2光射出装置からレーザ光を射出し、このレーザ光を第2光検出装置で検出することで、ワークの中心軸に直交する方向に沿って、外径寸法を測定する。この測定値が許容範囲内であるか否かを判定することで、ワーク外周面のうち中心軸方向に直交する方向に沿った部分について、異常の有無を検査できる。
よって、第2光射出装置および第2光検出装置の位置を調整することで、第1光射出装置および第1光検出装置の測定値に基づいて異常が発生したと判断した場合に、第2光射出装置および第2光検出装置の測定値に基づいて、この異常部分の位置をほぼ特定することができる。
この場合、前記第1光射出装置および第1光検出装置の位置を、前記ワークの外周面の接線に沿って調整可能な調整装置をさらに備えることが好ましい。
この発明によれば、第1光射出装置および第1光検出装置の位置を、ワークの外周面の接線に沿って調整可能な調整装置をさらに設けた。よって、第1光射出装置から射出されるレーザ光がワークの外周面上を通るように、第1光射出装置および第1光検出装置を容易に配置できる。
この場合、前記ワークとは外径寸法が異なる校正用ワークを複数備えることが好ましい。
この発明によれば、ワークとは外径寸法が異なる校正用ワークを複数設けたので、校正用ワークを用いて校正用データを取得することで、外径測定器の測定精度を向上できる。
本発明によれば、まず、第1光射出装置から射出されるレーザ光がワークの外周面上を通るように、第1光射出装置および第1光検出装置を配置する。次に、第1光射出装置からレーザ光を射出し、このレーザ光を第1光検出装置で検出することで、ワーク外周面の中心軸に沿って延びる領域について、外径寸法の最大値を測定する。次に、この測定した最大値が許容範囲内であるか否かを判定することで、ワーク外周面の中心軸に沿って延びる領域について、異常の有無を検査する。このような作業を回転装置でワークを回転させながら行うことで、ワークの全周に亘って異常の有無を検査でき、よって、ワークの外径を全面に亘って簡単に検査できる。さらに、第2光射出装置から射出されるレーザ光がワークの外周面上を通るように、第2光射出装置および第2光検出装置を配置して、第2光射出装置からレーザ光を射出し、このレーザ光を第2光検出装置で検出することで、ワークの中心軸に直交する方向に沿って、外径寸法を測定する。この測定値が許容範囲内であるか否かを判定することで、ワーク外周面のうち中心軸方向に直交する方向に沿った部分について、異常の有無を検査できる。よって、第2光射出装置および第2光検出装置の位置を調整することで、第1光射出装置および第1光検出装置の測定値に基づいて異常が発生したと判断した場合に、第2光射出装置および第2光検出装置の測定値に基づいて、この異常部分の位置をほぼ特定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る外径測定器1の縦断面図および横断面図である。
外径測定器1は、略円筒形のワークとしての回転子10の外径を測定するものである。この外径測定器1は、回転子10が載置される受台20と、受台を回転させる回転装置30と、第1測定装置40と、第2測定装置50と、これらを制御する後述の制御装置60と、を備える。
回転子10は、円柱状のシャフト11と、このシャフト11の外周に設けられたヨーク12と、を備える。
シャフト11の下面には、穴111が形成されている。
ヨーク12は、複数の電磁鋼板が積層されて形成され、このヨーク12には、シャフト11の中心軸に沿って延びる収納部13が設けられ、この収納部13には、永久磁石14が収納されて、樹脂で固定されている。
この回転子10は、図示しない円筒状のモータケースに収納され、このモータケースの内部に回転可能に保持される。このモータケースには、極性を切り替え可能なステータが設けられる。ステータの極性を切り替えることにより、この回転子10は、永久磁石14とステータとの磁力による反発力により回転する。
受台20は、図1中上下方向に延びる円筒状の受台本体21と、この受台本体21の上端を塞ぐ載置部22と、受台本体21の下端に取り付けられた回転板23と、を備えている。
載置部22の上面には、上方に突出する位置決めピン221が設けられている。この位置決めピン221をシャフト11の穴111に挿入することにより、回転子10の位相合わせを行う。
回転板23の外縁には、貫通孔231が形成されている。
図3は、第1測定装置40および第2測定装置50と、回転子10との関係を示す模式図である。
第1測定装置40は、回転子10の半径方向に所定幅d1でレーザ光を射出する第1光射出装置41と、この第1光射出装置41から射出されるレーザ光を検出する第1光検出装置42と、を備える。
この第1測定装置40は、射出されるレーザ光が回転子10の外周面上を通るように、かつ、射出されるレーザ光の光路が回転子10の中心軸に平行となるように、つまり、図3中上下方向となるように、配置される。
第2測定装置50は、回転子10の半径方向に所定幅d2でレーザ光を射出する第2光射出装置51と、この第2光射出装置51から射出されるレーザ光を検出する第2光検出装置52と、を備える。
この第2測定装置50は、射出されるレーザ光が回転子10の下部側の外周面上を通り、かつ、レーザ光の光路が回転子10の中心軸に直交するように、つまり、水平方向となるように、配置される。
第2測定装置50のレーザ光が回転子10の下部側の外周面上を通るように配置する理由は、ヨーク12から樹脂材が漏れる場合、この樹脂材はヨーク12の上部側から漏れることが多いため、このような樹脂材の漏れを第2測定装置50で検知するためである。
図1および図2に戻って、回転装置30は、基部31と、この基部31に設けられ受台20の回転位置を検出する回転位置センサ32と、回転子10の中心軸を回転軸として受台を回転させる受台20を回転させる回転駆動部33と、第1測定装置40および第2測定装置50の位置を調整する調整可能な調整装置としての調整部34と、を備える。
基部31には、上下に貫通する貫通孔311が形成され、この貫通孔311に受台20の受台本体21が挿通されている。貫通孔311の上端側および下端側には、受台本体21との間に、軸受312、313が設けられ、これにより、受台本体21は、上下方向を回転軸として回転可能に支持される。
なお、受台本体21をある程度の長さとすることで、回転した際のキャリブレーションを小さく抑えている。
回転位置センサ32は、近接スイッチ321を備えており、この近接スイッチ321で受台20の回転板23の貫通孔231を検出することで、受台20の検査開始位置を検出する。
調整部34は、第1測定装置40および第2測定装置50の位置を、回転子10の外周面の接線に沿って調整可能となっている。調整部34は、ばね341と、第1測定装置40および第2測定装置50を挟んで、ばね341とは反対側に設けられた調整ねじ342と、を備える。
調整ねじ342は、基部31に螺合され、回転子10の外周面の接線に沿って進退可能となっている。
ばね341は、第1測定装置40および第2測定装置50を、回転子10の外周面の接線に沿って付勢して、調整ねじ342の先端に押し付けている。
したがって、調整部34によれば、調整ねじ342を回転させることで、第1測定装置40および第2測定装置50を、ばね341の付勢力に抵抗して、回転子10の外周面の接線に沿って移動できるようになっている。
図4は、制御装置60の構成を示すブロック図である。
制御装置60は、外径測定部61と、外径判定部62と、は回転制御部63と、動作設定切替部64と、を備える。
回転制御部63は、回転駆動部33を駆動し、回転位置センサ32で検出した受台20の検査開始位置から受台20を1回転させる。
外径測定部61は、第1測定装置40および第2測定装置50を用いて、回転子10の外径を測定する。
すなわち、回転制御部63により受台20を回転させながら、第1光射出装置41からレーザ光を射出させて、このレーザ光を第1光検出装置42で検出することで、回転子10の外周面の中心軸に沿って延びる領域について、外径寸法の最大値を測定し、この測定値を第1測定値とする。
同時に、第2光射出装置51からレーザ光を射出させ、このレーザ光を第2光検出装置52で検出することで、回転子10の外周面の中心軸に直交する方向に沿って、回転子10の外径寸法を測定し、この測定値を第2測定値とする。
外径判定部62は、第1測定値が許容範囲内であるか否かを判定する。この判定がYESの場合には、異常なしと判定し、この判定がNOの場合には、第2測定値が許容範囲内であるか否かを判定する。上述のように、樹脂材はヨークの上部側から漏れることが多いため、この判定がNOの場合には、ヨーク自体の外径寸法が許容範囲外である、と判定する。一方、この判定がYESの場合には、回転子10の上部側のみが許容値を超えていることになり、ヨークから樹脂材が漏れている、と判定する。
動作設定切替部64は、測定モードと、校正モードと、を切り替えて、それぞれのモードに応じて、外径測定部61、外径判定部62、および回転制御部63を制御する。
すなわち、校正モードでは、外径測定部61により回転子10の外径を測定し、この測定した測定値を、キャリブレーションデータとして記憶する。
一方、測定モードでは、外径測定部61により回転子10の外径を測定した後、予め記憶したキャリブレーションデータを用いて、測定値を校正する。その後、校正した第1測定値および第2測定値に基づいて、外径判定部62により、異常の有無を判断する。
以上の外径測定器1を用いて、回転子10の外径を全面に亘って検査する手順について、説明する。
まず、受台20にマスターワークを載置し、回転装置30の調整部34を操作して、第1光射出装置41および第2光射出装置51から射出されるレーザ光がマスターワークの外周面上を通るように、第1測定装置40および第2測定装置50を配置し、固定する。
次に、動作設定切替部64を校正モードとして、このマスターワークの外径寸法の測定値を制御装置60に記憶させる。
以上の作業を、外径寸法の異なる3種類のマスターワークを用いて行い、3つのマスターワークの測定値を、キャリブレーションデータとして制御装置60に記憶させる。
次に、ワークとしての回転子10を受台20に載置し、回転装置30の調整部34を操作して、第1光射出装置41および第2光射出装置51から射出されるレーザ光が回転子10の外周面上を通るように、第1測定装置40の第1光射出装置41および第1光検出装置42を配置し、固定する。
次に、動作設定切替部64を測定モードに切り替えて、回転子10の外径を測定し、外径判定部62により、異常の有無を判定する。
図5は、回転子10の測定結果である。図5において、縦軸は、マスターワークを基準とした測定値であり、横軸は、回転子10の外周面上の測定位置である。
図5に示すように、測定位置Aでは、測定値が許容範囲を超えているため、異常値として判定される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)まず、第1光射出装置41から射出されるレーザ光が回転子10の外周面上を通るように、第1光射出装置41および第1光検出装置42を配置する。次に、第1光射出装置41からレーザ光を射出し、このレーザ光を第1光検出装置42で検出することで、回転子10の外周面の中心軸に沿って延びる領域について、外径寸法の最大値を測定する。次に、この測定した最大値が許容範囲内であるか否かを判定することで、回転子10の外周面の中心軸に沿って延びる領域について、異常の有無を検査する。このような作業を回転装置30で回転子10を回転させながら行うことで、回転子10の全周に亘って異常の有無を検査でき、よって、回転子10の外径を全面に亘って簡単に検査できる。
(2)まず、第2光射出装置51から射出されるレーザ光が回転子10の外周面上を通るように、第2光射出装置51および第2光検出装置52を配置する。次に、第2光射出装置51からレーザ光を射出し、このレーザ光を第2光検出装置52で検出することで、回転子10の中心軸に直交する方向に沿って、外径寸法を測定する。この測定値が許容範囲内であるか否かを判定することで、回転子10の外周面のうち中心軸に直交する方向について、異常の有無を検査できる。
よって、第2光射出装置51および第2光検出装置52の位置を回転子10の下端側としたので、第1光射出装置41および第1光検出装置42の測定値に基づいて異常が発生したと判断した場合に、第2光射出装置51および第2光検出装置52の測定値に基づいて、この異常部分の位置をほぼ特定することができる。
(3)第1光射出装置41および第1光検出装置42の位置を、回転子10の外周面の接線に沿って調整可能な調整部34をさらに設けた。よって、第1光射出装置41から射出されるレーザ光が回転子10の外周面上を通るように、第1光射出装置41および第1光検出装置42を容易に配置できる。
(4)回転子10とは外径寸法が異なる校正用のマスターワークを3種類設けたので、マスターワークを用いてキャリブレーションデータを取得することで、外径測定器1の測定精度を向上できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係る外径測定器の縦断面図である。 前記実施形態に係る外径測定器の横断面図である。 前記実施形態に係る外径測定器の第1光射出装置、第1光検出装置、第2光射出装置、第2光検出装置と、ワークとの関係を示す模式図である。 前記実施形態に係る外径測定器の制御装置の構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る外径測定器でワークを測定した測定結果の図である。
符号の説明
1 外径測定器
10 回転子(ワーク)
20 受台
30 回転装置
34 調整部(調整装置)
41 第1光射出装置
42 第1光検出装置
51 第2光射出装置
52 第2光検出装置

Claims (2)

  1. 略円筒形のワークの外径を測定する外径測定器であって、
    前記ワークが載置される受台と、
    前記ワークの中心軸を回転軸として当該受台を回転させる回転装置と、
    レーザ光を射出する第1光射出装置と、
    当該第1光射出装置から射出されるレーザ光を検出する第1光検出装置と、
    レーザ光を射出する第2光射出装置と、
    当該第2光射出装置から射出されるレーザ光を検出する第2光検出装置と、
    これらを制御する制御装置と、を備え、
    前記第1光射出装置は、射出されるレーザ光の光路が前記ワークの中心軸に平行となるように配置され、ワークの半径方向に所定幅でレーザ光を射出し、
    前記第2光射出装置は、射出されるレーザ光の光路が前記ワークの中心軸に直交するように配置され、ワークの半径方向に所定幅でレーザ光を射出し、
    前記第1光射出装置から射出されるレーザ光と前記第2光射出装置から射出されるレーザ光とが、前記回転装置によって回転させる前記ワークの外周面上を通る測定位置で交差し、
    前記制御装置は、前記第1光検出装置で検出した第1測定値が許容範囲内であるか否かを判定し、ここで許容範囲外と判定される場合には前記第2光検出装置で検出した第2測定値が許容範囲内であるか否かを判定するものであって、
    前記第1光射出装置および第1光検出装置の位置を、前記ワークの外周面の接線に沿って調整可能な調整装置をさらに備えることを特徴とする外径測定器。
  2. 請求項1に記載の外径測定器において、
    前記ワークとは外径寸法が異なる校正用ワークを複数備えることを特徴とする外径測定器。
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