JP5030731B2 - 取付用器具、端子部保護カバーの取付構造及びその取付方法 - Google Patents

取付用器具、端子部保護カバーの取付構造及びその取付方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば使用電力量を計測して表示する電力量計等の計器における端子部及びその近傍部位を覆うための端子部保護カバーの取付構造、この端子部保護カバーを端子部に取付けるための取付用器具、及び端子部保護カバーの端子部への取付方法に関するものである。
この種の電力量計の端子部の表面への保護パネルの取り付けは、例えば特許文献1に示されるように、端子ブロック(本願の端子部と同義。)の電力量計の正面のうち幅方向両側に螺子孔を設け、端子カバー(本願の保護パネルと同義。)に対しても当該端子カバーを端子ブロックに合わせた際に端子ブロックの螺子孔と一致する部位に貫通孔を設けて、端子カバーで端子ブロックの表面を覆うと共に、螺子を端子カバーの貫通孔に挿通させた後、端子ブロックの螺子孔に挿通させ、螺合させることにより行っている。
一方、電力量計の端子部の表面を覆う保護パネルが無断で取り外されるという不正行為を防止するために、例えば特許文献2に示されるような封印構造が、本願出願人等によって既に公知となっている。
特開2007−10613号公報 特開2006−65007号公報
これに対し、本願出願人は、電力量計全体を覆う計器ボックスや複数の電力量計を覆う集合計器ボックス等に収納しない構造の電力量計については、図5に示されるように、電力量計100の端子部101の表面側を覆う保護パネル102を封印具で封印した後、更にこの保護パネル102で覆われた端子部101及びその近傍部位を包み込むかたちで覆う端子部保護カバー103を使用している。
もっとも、上記に示す端子部保護カバーの取付構造では、当該端子部保護カバー103を固定するために、当該端子部保護カバー103に設けられた通孔104から長尺の木螺子105を挿入し、電力量計100が固定された計器板106に設けられた螺子孔107に木螺子105の先端部を挿入、螺合する構成となっているところ、端子部保護カバー103ら計器板106の面まで37mmから55mmの間隔があり、しかも、螺子孔107の位置を端子部保護カバー103の外部から確認することができないため、木螺子105の先端部を計器板106の螺子孔107まで導くのが困難である。そして、端子部101から端子部保護カバー103内に引き出された配線108についてもその位置を端子部保護カバー103の外部から目視できないので、木螺子105を端子部保護カバー103の通孔104から計器板106まで挿入させてゆく際に配線108を誤って損傷させるおそれもある。
また、上記に示す端子部保護カバー103の形態では、上記した不具合により、端子部保護カバー103から計器板106までの間隔を、木螺子105を計器板106の螺子孔107まで容易に導いて挿入させることが可能なように現在よりも大きく採ることができないところ、これでは、端子部保護カバー103の木螺子105の挿入方向に沿った寸法W1を例えば電力量計100の厚みと略同じ寸法に確保することができず、端子部保護カバー103で覆われた際における内部の容積量が相対的に小さいままとなるので、無停電端子や遠隔送電制御装置等の追加的な機器類を端子部保護カバー103内に収納することが困難である。
そこで、本発明は、端子部保護カバーについて簡易に且つ端子部から引き出された配線を損傷させることなく端子部に取付けることを可能とし、これに伴い、端子部に取付けられた状態の端子部保護カバーの形状を、取付用器具の挿通方向において、所望の機器類を収納可能な大きさに拡張することも可能とした、取付用器具、端子部保護カバーの取付構造及び端子部保護カバーの取付方法を提供することを目的とする。
この発明に係る取付用器具は、計器の端子部において保護パネルを固定するために形成された孔に挿通、固定が可能な先端部と、この先端部に対しその軸方向に沿って延びた棒状部とから構成されていると共に、前記棒状部の前記先端部とは反対側に当該棒状部の軸方向に沿って延びる有底孔が形成されており、前記有底孔の内部は、計器の端子部の表面に前記保護パネルを固定するために用いることが可能な固定用具の一部が挿通可能な形状を成していることを特徴としている(請求項1)。このような構造によれば、計器の端子部に対し特に変更を加えなくても良いので、既存の計器の端子部にそのまま取付用器具を取り付けることが可能である。また、このような構造によれば、これまで保護パネルを端子部の孔に挿通、螺合して固定するために用いてきた既存の固定用具をそのまま用いることができる。尚、計器とは例えば電力量計のことであり、固定用具とは例えば固定用螺子のことであり、取付用器具は例えば取付用ビスのことであって、これらは以下においても同様である。また、端子部の孔及び取付用器具の有底孔は例えば螺子孔となっている。
かかる取付用器具は、前記棒状部のうち有底孔の開口部を有する面には、ドライバーの先端部が係合することの可能な溝部が前記有底孔と重なって形成されている(請求項2)。このように溝部の形状をいわゆるマイナスの記号状又はプラスの記号状とすることにより、マイナスドライバー又はプラスドライバーを有底孔に差し込んで回転させることで、取付用器具全体を任意の方向に回転させることが可能となる。
また、かかる取付用器具は、前記先端部と前記棒状部との境界部位には、これらの先端部及び棒状部に対しその径方向に沿って延びるワッシャーが設けられている(請求項3)。これにより、取付用器具を計器の端子部に固定した際に取付用器具にがたつきが生ずるのを防止することが可能となる。
そして、端子部保護カバーの取付構造は、2以上の孔が形成された計器の端子部と、この端子部の孔と前記端子部の表面に固定される保護パネルに形成された通孔とに挿通可能な固定用具と、前記端子部及びその近傍部位を覆うように設置されることが可能であると共に最適な設置時において前記端子部の孔と連通する通孔が形成された端子部保護カバーと、前記計器の端子部の孔に挿通、固定が可能な先端部と、この先端部に対しその軸方向に沿って延びた棒状部とから構成されていると共に、前記棒状部の前記先端部とは反対側に当該棒状部の軸方向に沿って延びる有底孔が形成されており、前記有底孔の内部は、前記固定用具が挿入可能な形状を成している取付用器具とより構成され、前記計器の端子部に前記取付用器具の先端部が挿通することで前記端子部と前記取付用器具とが固定されており、前記端子部保護カバーが前記取付用器具の棒状部の有底孔の周縁面に当接し、且つその通孔が当該棒状部の有底孔と連通するように設置されていると共に、前記固定用具が前記端子部保護カバーの通孔及び前記取付用器具の棒状部の有底孔に挿通されることで、前記端子部保護カバーと前記端子部とが前記取付用器具及び前記固定用具を介して連結されていることを特徴としている(請求項4)。尚、端子部保護カバーと計器の端子部との間に保護パネルを介在させ、この保護パネルも取付用器具の先端部を介して端子部保護カバー及び計器の端子部と連結される構造とすることが可能である。
そして、端子部保護カバーの取付方法は、以上の孔が形成された計器の端子部と、この端子部の孔と前記端子部の表面に固定される保護パネルに形成された通孔とに挿通可能な固定用具と、前記端子部及びその近傍部位を覆うように設置されることが可能であると共に最適な設置時において前記端子部の孔と連通する通孔が形成された端子部保護カバーと、前記計器の端子部の孔に挿通、固定が可能な先端部と、この先端部に対しその軸方向に沿って延びた棒状部とから構成されていると共に、前記棒状部の前記先端部とは反対側に当該棒状部の軸方向に沿って延びる有底孔が形成されており、前記有底孔の内部は、前記固定用具が挿入可能な形状を成している取付用器具とを用いた端子部保護カバーの取付方法であって、前記計器の端子部の孔に前記取付用器具の先端部を挿通させて前記取付用器具と前記端子部とを固定する工程と、前記端子部保護カバーを、前記取付用器具の棒状部の有底孔の周縁面に当接すると共にその通孔が前記取付用器具の棒状部の有底孔と連通するように設置する工程と、前記固定用具を、前記端子部保護カバーの通孔及び前記取付用器具の棒状部の有底孔に挿通させて前記端子部保護カバーと前端子部とを連結する工程とから成ることを特徴としている(請求項5)。ここで、計器の端子部に保護パネルを仮装着した後、端子部の孔と保護パネルの通孔とに取付用器具の先端部を挿通させる工程を経ることも可能である。
これらにより、端子部保護カバーを固定するためには、固定用具を端子部保護カバーの通孔及び取付用器具の有底孔に挿通、螺合させれば良くなり、端子部保護カバーに設けられた通孔から長尺の木螺子を挿入して、電力量計が固定された計器板に設けられた螺子孔まで導く必要がなくなる。そして、取付用器具の棒状部の軸方向に沿った寸法を相対的に大きく採ることにより、計器板から端子部略カバーの計器板と対峙する面までの幅を大きく設定することができるので、端子部保護カバー内の収納容積を拡大させることが可能となる。
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、計器の端子部に対し特に変更を加えなくても良いので、既存の計器の端子部にそのまま取付用器具を取り付けることが可能である。また、請求項1に記載の発明によれば、これまで保護パネルを端子部の孔に挿通、螺合して固定するために用いてきた既存の固定用具をそのまま用いることができる。よって、この発明を用いることによるコストの上昇を抑制することが可能である。
特に請求項2に記載の発明によれば、溝部の形状をいわゆるマイナスの記号状又はプラスの記号状とすることにより、マイナスドライバー又はプラスドライバーを取付用器具の有底孔に差し込んで回転させることで、取付用器具全体を任意の方向に回転させることが可能となるため、取付用器具の計器の端子部への取り付け及び取り外しが簡易となるので、端子部保護カバーの着脱作業の効率化、迅速化を図ることができる。
また、特に請求項3に記載の発明によれば、取付用器具を計器の端子部に固定した際にワッシャーが端子部の面に相対的に広範囲に渡って当接するので、取付用器具にがたつきが生ずるのを防止することが可能となる。
請求項4に記載の発明及び請求項5に記載の発明によれば、端子部保護カバーを固定するために、固定用具を端子部保護カバーの通孔及び取付用器具の有底孔に挿通、螺合させれば良く、端子部保護カバーに設けられた通孔から長尺の木螺子を挿入して、電力量計が固定された計器板に設けられた螺子孔まで導く必要がないので、端子部保護カバーを固定するための作業が簡易となり、端子部保護カバーを固定する作業中に端子部から端子部保護カバー内に引き出された配線を損傷させることもなくなる。しかも、取付用器具の棒状部の軸方向に沿った寸法を相対的に大きく採ることにより、計器板から端子部略カバーの計器板と対峙する面までの幅を大きく設定することができるので、端子部保護カバー内の収納容積を拡大させることが可能となり、無停電端子や遠隔送電制御装置等の追加的な機器を収納することができるようになる。
以下、この発明の実施形態の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図4において、端子部保護カバー13を電力量計1の端子部3に取付けるための取付用ビス21及び端子部保護カバー13自体の構造、並びに、端子部保護カバー13の電力量計1の端子部3への取り付け方法が示されている。
この発明で用いられる電力量計1自体は公知のものであって、図1及び図2に示されるように、計器部2と端子部3とで構成されて、計器板12に固定されている。このうち、端子部3は、複数(この実施例では6つ)の端子4が内蔵されていると共に、この端子4から当該端子4の数に応じた本数の配線5が下方に向けて引き出されたものとなっている。そして、端子部3の表面3aのうち端子4の最も側縁側よりもさらに側縁側において螺子孔6が形成されている。さらに、この端子部3の表面3aは、保護パネル7の裏面が当接することで端子4が外部から見えないように覆われる。
保護パネル7も、この発明では公知のものを用いることが可能であって、この実施例では、図1に示されるように、端子部3の表面形状と略同じ形状の薄板状のパネル本体8と、このパネル本体8に対し、端子部3の表面に適宜に当接した際に端子部3の螺子孔6と連通する位置に形成された通孔9と、パネル本体3の一部を切り起こすことで形成されて、図示しない封印具の紐状部材が挿通可能な孔10を有する切り起こし部11とで構成されている。
端子部保護カバー13は、端子部3及びその近傍部位を電力量計の無断使用の防止等の見地から覆い隠すためのもので、この実施例では、図1及び図2に示されるように、薄い板状の1つの表板14、薄い板状の2つの側板15、及び薄い板状の1つの底板16とより構成されている。もっとも、図示しないが、端子部3との関係で障害とならない限り、例えば薄い板状の上板を有するものであっても良いことは勿論である。
そして、端子部保護カバー13のうち、側板15の横幅は、電力量計1の計器部2の横幅と略同じ寸法をなしていると共に、表板14には、端子部保護カバー13を適宜に端子部3及びその近傍部位を覆うように設置した際に、それぞれの端子部3の螺子孔6に対しその軸線上となる位置に通孔17が形成されている。更に、端子部保護カバー13は、表板14の一部を切り起こすことで形成されて、図示しない封印具の紐状部材が挿通可能な孔18を有する切り起こし部19を有している。
取付用ビス21は、端子部3及び保護パネル7と端子部保護カバー13とを連結するための器具で、図1、図3及び図4に示されるように、螺子切りされた先端部22と、この先端部22に対しその軸方向に沿って延びた棒状部23とで基本的に構成されている。
このうち、先端部22は、端子部3の螺子孔6に挿通、螺合されるもので、これに伴い、後述する固定用螺子28の螺子本体31と略同じ径寸法と長手寸法とを有している。
これに対し、棒状部23は、手等で回しやすいように、この実施例では六角柱形状をなしていると共に、その長手方向に沿った寸法は、端子部保護カバー13を装着した際における、端子部保護カバー13の表板14の内側面から保護パネル7の表面7aまでの寸法と略同じとなっている。また、棒状部23は、その先端部22側とは反対側の面23aから当該棒状部23の軸方向に沿って延びる螺子切りされた有底孔24が形成されている。この有底孔24の長手方向寸法は、後述する固定用螺子28の螺子本体31の長手方向寸法と略同じとなっている。
更に、棒状部23の面23aには、特に図2(A)に示されるように、マイナスの記号形状の溝部25が有底孔24を通るように形成されており、所定のマイナスドライバーの先端部をこの溝部25に係合させて棒状部23、ひいては取付用ビス21全体を所定方向に回転させることが可能となっている。但し、溝部25の形状は上記に限定されず、プラスドライバー用にプラス記号形状であっても良い。
そして、棒状部23の先端部22側において当該先端部22との境界となる部位から棒状部23の径方向に沿って延びる円板状のワッシャー26を有している。このワッシャー26は、図4上では棒状部23と一体形成されているが、必ずしもこれに限定されず、取付用ビス21と別部材であっても良いものである。これにより、取付用ビス21の先端部22を端子部3の螺子孔6に挿通、螺合させた際に、ワッシャー26が端子部3の表面3aに接するので、取付用ビス21の安定が得られ、取付用ビス21にがたつきが生ずるのを防止することができる。
図1及び図2に示されている固定用螺子28は、これまで端子部3の螺子孔6と保護パネル7の通孔9とに挿通して、保護パネル7を端子部3に螺合し固定するために用いられていたものと同じであり、図示しない封印具の紐状部材が挿通される貫通孔29が形成された頭部30と螺子本体31とを有して構成されている。そして、固定用螺子28の頭部30には、この実施例ではプラス記号形状の溝部32が形成されている。
上記した端子部3、保護パネル7、取付用ビス21、端子部保護カバー13、及び固定用螺子28の構造に基づき、端子部保護カバー13の端子部3への取付方法について、図1及び図2に基づいて以下に説明する。但し、図示しない封印具で封印する過程は省略した。
まず、電力量計1の端子部3に対し保護パネル7を、端子部3の螺子孔6と保護パネル7の通孔9とが連通するように当接させ、その状態を維持しつつ取付用ビス21の先端部22を保護パネル7の通孔9から端子部3の螺子孔6の一部までの範囲で挿通させる。第2に、棒状部23を手等で持って回転させることで、取付用ビス21の先端部22を端子部3の螺子孔6内に侵入させてゆき、保護パネル7と端子部3とをこの取付用ビス21を介して固定された状態とする。第3に、端子部保護カバー13について、保護パネル7が固定された状態の端子部3及びその近傍部位を覆うように装着する。この場合に、端子部保護カバー13の表板14と取付用ビス21の棒状部23の面23aとが当接すると共に、端子部保護カバー13の通孔17と取付用ビス21の棒状部23の有底孔24とが連通するように配置する。最後に、固定用螺子28の螺子本体31を端子部保護カバー13の通孔17から取付用ビス21の棒状部23の有底孔24に向けて挿入し、ドライバー等で固定用螺子28を回転させる。これにより、固定用螺子28の螺子本体31が棒状部23の有底孔24内に侵入していくので、端子部保護カバー13と取付用ビス21とが固定用螺子28を介して連結される。尚、端子部保護カバー13を取り外すには、上記方法に示された過程と逆の過程を経れば良い。
しかるに、取付用ビス21の先端部22を挿入させる際には保護パネル7と端子部3の面3aとは接しており、固定用螺子28の螺子本体31を挿入させる際には端子部保護カバー13と取付用ビス21とが接しており、螺合しようとする対象同士が離れていないので、取付用ビス21の挿通、螺合作業及び固定用螺子28の挿通、螺合作業の双方について、作業の簡略化、迅速化を図ることができる。
また、取付用ビス21も、固定用螺子28も、端子部保護カバー13内で且つ端子部3よりも下方の位置において、計器板12に向けて挿通されていかないので、端子部3から端子部保護カバー13内に引き出された配線5が取付用ビス21の先端部22や固定用螺子28の螺子本体31によって損傷する危険がなくなる。
しかも、端子部保護カバー13内の取付用ビス21の挿通方向に沿った寸法について、
取付用ビス21及び固定用螺子28の挿通作業を考慮する必要がなくなるので、上記したように、側板15の横幅を電力量計1の計器部2の横幅と略同じ寸法とすることが可能となり、これに伴い、図2(B)に示されるように、端子部保護カバー13のうち取付用ビス21の挿通方向に沿った寸法の数値W2を、既存の図5(B)に示す数値W1よりも相対的に大きくすることができる。よって、図示しないが、無停電端子や遠隔送電制御装置等の追加的な機器類を端子部保護カバー13内に収納することが可能である。
図1は、既存の固定用具と、同上の取付用器具と、貫通孔の位置を工夫した端子部保護カバーと、既存の電力量計の端子部とにおける、端子部保護カバーを組み付ける工程を示した斜視図である。 図2は、既存の固定用具と、同上の取付用器具と、同上の端子部保護カバーと、既存の電力量計の端子部とを組み付けた状態を示す説明図であって、図2(A)はその正面図であり、図2(B)はその断面図である。 図3は、取付用器具の構造を示した概略説明図であって、図3(A)はこの取付用器具について有底孔の開口側から見た状態の背面図であり、図3(B)はこの取付用器具についての側面図である。 図4は、同上の取付用器具の断面図である。 図5は、現在における電力量計の端子部への端子部保護カバーの取付構造の一例を示した説明図であって、図5(A)はその正面図であり、図5(B)はその断面図である。
符号の説明
1 電力量計(計器)
3 端子部
3a 端子部の表面
5 配線
6 螺子孔(端子部の孔)
7 保護パネル
9 通孔
13 端子部保護カバー
17 通孔
21 取付用ビス(取付用器具)
22 先端部
23 棒状部
23a 棒状部の面
24 有底孔
25 溝部
26 ワッシャー
28 固定用螺子(固定用具)

Claims (5)

  1. 計器の端子部において保護パネルを固定するために形成された孔に挿通、固定が可能な先端部と、この先端部に対しその軸方向に沿って延びた棒状部とから構成されていると共に、
    前記棒状部の前記先端部とは反対側に当該棒状部の軸方向に沿って延びる有底孔が形成されており、前記有底孔の内部は、計器の端子部の表面に前記保護パネルを固定するために用いることが可能な固定用具の一部が挿通可能な形状を成していることを特徴とする取付用器具。
  2. 前記棒状部のうち有底孔の開口部を有する面には、ドライバーの先端部が係合することの可能な溝部が前記有底孔と重なって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の取付用器具。
  3. 前記先端部と前記棒状部との境界部位には、これらの先端部及び棒状部に対しその径方向に沿って延びるワッシャーが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の取付用器具。
  4. 2以上の孔が形成された計器の端子部と、
    この端子部の孔と前記端子部の表面に固定される保護パネルに形成された通孔とに挿通可能な固定用具と、
    前記端子部及びその近傍部位を覆うように設置されることが可能であると共に最適な設置時において前記端子部の孔と連通する通孔が形成された端子部保護カバーと、
    前記計器の端子部の孔に挿通、固定が可能な先端部と、この先端部に対しその軸方向に沿って延びた棒状部とから構成されていると共に、前記棒状部の前記先端部とは反対側に当該棒状部の軸方向に沿って延びる有底孔が形成されており、前記有底孔の内部は、前記固定用具が挿入可能な形状を成している取付用器具とより構成され、
    前記計器の端子部に前記取付用器具の先端部が挿通することで前記端子部と前記取付用器具とが固定されており、前記端子部保護カバーが前記取付用器具の棒状部の有底孔の周縁面に当接し、且つその通孔が当該棒状部の有底孔と連通するように設置されていると共に、前記固定用具が前記端子部保護カバーの通孔及び前記取付用器具の棒状部の有底孔に挿通されることで、前記端子部保護カバーと前記端子部とが前記取付用器具及び前記固定用具を介して連結されていることを特徴とする端子部保護カバーの取付構造。
  5. 2以上の孔が形成された計器の端子部と、
    この端子部の孔と前記端子部の表面に固定される保護パネルに形成された通孔とに挿通可能な固定用具と、
    前記端子部及びその近傍部位を覆うように設置されることが可能であると共に最適な設置時において前記端子部の孔と連通する通孔が形成された端子部保護カバーと、
    前記計器の端子部の孔に挿通、固定が可能な先端部と、この先端部に対しその軸方向に沿って延びた棒状部とから構成されていると共に、前記棒状部の前記先端部とは反対側に当該棒状部の軸方向に沿って延びる有底孔が形成されており、前記有底孔の内部は、前記固定用具が挿入可能な形状を成している取付用器具とを用いた端子部保護カバーの取付方法であって、
    前記計器の端子部の孔に前記取付用器具の先端部を挿通させて前記取付用器具と前記端子部とを固定する工程と、
    前記端子部保護カバーを、前記取付用器具の棒状部の有底孔の周縁面に当接すると共にその通孔が前記取付用器具の棒状部の有底孔と連通するように設置する工程と、
    前記固定用具を、前記端子部保護カバーの通孔及び前記取付用器具の棒状部の有底孔に挿通させて前記端子部保護カバーと前端子部とを連結する工程とから成ることを特徴とする端子部保護カバーの取付方法。
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