JP5028996B2 - ホログラム再生装置 - Google Patents
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Description
このようなホログラム再生装置によれば、再生波長を記録波長から意図的にシフトさせることにより、反射型ホログラムから寄生的に発生する回折光を抑制することができ、透過型ホログラムからの回折光のみを得ることができた。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、ホログラム記録媒体等のばらつきにかかわらず、良好なS/N比で再生することができるホログラム再生装置の提供を目的とする。
上記のように構成した請求項2の発明において、上記画像データの輝度平均が上記再生品質として取得される。上記ホログラム記録媒体に干渉パターンとして形成された回折格子に対して上記参照光の波長が適合すると、良好な回折により上記画像データの輝度平均が高くなる。同時に、上記画像データの認識精度が向上し、上記電子データの再生品質も向上するため、上記画像データの輝度平均を上記電子データの再生品質として把握することができる。
上記のように構成した請求項3の発明において、上記輝度平均が最大となるように上記光源手段が生成する上記参照光の波長を変動させることにより、上記輝度平均が最大となる波長を検知することができる。
上記のように構成した請求項4の発明では、上記画像データの輝度平均を間接的に把握する。具体的には、上記再生光を所定の光電素子に導光し集光させる光学系を備えさせ、当該集光させた上記再生光の受光強度を把握することにより、上記画像データの全体的(平均的)な輝度を把握することができる。
上記のように構成した請求項5の発明において、上記受光強度が最大となるように上記光源手段が生成する上記参照光の波長を変動させることにより、上記受光強度が最大となる波長を検知することができる。
上記のように構成された発明では、時間に応じて振動する入力関数に基づいて上記波長が増減させられ、その際の上記再生品質の変動特性を示す出力関数と上記入力関数の乗算値を時間に関して積分することによって評価値を算出する。この評価値によれば入力関数に対する出力関数の応答特性が把握できるため、上記再生品質の変動特性の傾きを把握することができる。
上記のように構成した請求項6の発明では、上記入力関数がサイン関数とされ、サイン関数に基づいて上記参照光の波長が上記試験波長を中心として振動させられる。
上記のように構成した発明では、上記変動傾きの符号が反転する上記波長の変曲領域を特定し、この変曲領域においては上記試験波長のシフト量を狭めるようにする。
上記のように構成した発明では、上記評価値が所定の値域内となるときの上記試験波長が最適であるとされる。
上記のように構成した発明では、最適な上記波長がディスク状の上記ホログラム記録媒体の少なくとも内周および外周について検知されており、これらの上記波長に基づく補間演算によって上記ホログラム記録媒体の径方向の各再生位置において最適な上記波長を特定する。そして、補間演算によって特定した各再生位置にて最適な上記波長の上記参照光を上記光源手段にて生成させて上記電子データの再生を行う。
上記のように構成した発明では、上記再生品質として上記画像データのエラーレートが取得される。
請求項2の発明によれば、データをデコードすることなく再生品質を把握することができる。
請求項3の発明によれば、最も再生品質がよくなる波長を検知することができる。
請求項4の発明によれば、画像データを解析することなく簡易に輝度平均を得ることができる。
請求項5の発明によれば、最も再生品質がよくなる波長を検知することができる。
本発明によれば、再生品質の変動傾きを画一的に特定することができる。
請求項6の発明によれば、積分可能な振動関数を使用することができる。
請求項7の発明によれば、最適な波長をより詳細に絞り込むことができる。
請求項8の発明によれば、一定の再生品質を確保することができる。
請求項9の発明によれば、ホログラム記録媒体内のばらつきにかかわらず、良好なS/N比で再生することができる。
請求項10の発明によれば、より直接的な再生品質を把握することができる。
(1)第1の実施形態:
(1−1)波長探索処理:
(1−2)再生処理:
(2)変形例:
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるホログラム記録再生装置の概略構成を示している。なお、本発明は、少なくとも再生ができればよく、ホログラム再生専用装置においても実現することができる。同図において、ホログラム記録再生装置10はコントローラ11とレーザ光源12と対物レンズ13,18とビームスプリッタ14とハーフミラー15,16とDMD[Digital Micro-mirror Device]17と波長評価用ミラー19と集光レンズ20と画像センサ21と光電素子22とから構成されている。
図3は、波長探索処理の流れを示している。同図において、ステップS100においては記録時にレーザ光源12が出力した記録波長λrを取得する。本実施形態においては記録も行うホログラム記録再生装置10にて再生を行うため、再生の際にホログラム記録再生装置10が使用する記録波長λrを取得することができる。ステップS110においては、記録波長λrを初期の試験波長λtとして設定する。ステップS120においては、ドライバ11dが、レーザ発振させるためのバイアス駆動電流Dr1に、所定の駆動電流Dr2を加算して出力する。
・試験波長λtが極大値となる波長よりも小さいとき正となり、
・試験波長λtが極大値となる波長よりも大きいとき負となり、
・試験波長λtが極大値に近いほど絶対値|E|が0に近い値となる、
特性を有しているということができる。
λt’=λt+kE ・・・(4)
次に、再生処理について説明する。図7は、再生処理の流れを示している。同図において、ステップS200にてホログラム記録媒体の内周が再生できるよう(内周に参照光が照射されるよう)に図示しないアクチュエータを駆動させる。そして、ステップS210にてホログラム記録媒体の内周に記録された干渉パターンに対して上述した波長探索処理を実行する。ホログラム記録媒体の内周に記録された干渉パターンは、どのような画像データに対応したものか不明であるが、上述したエンコードによれば、どのような電子データについても白□黒■が1:1であることが保証されるため、対象とする干渉パターンによって評価値Eの値が影響されることなく、ホログラム記録媒体の内周について1nm以内のずれとなる試験波長λtを探索することができる。
以上においては、複数の試験波長λtを順次探索するものを例示したが他の具体的手法によって最適な波長を検知することもできる。例えば、図9に図示するように隣接する複数の試験波長λtについてそれぞれ受光強度を得ておき、これらのなかから受光強度が最も大きくなるような試験波長λtを最適な波長としてもよい。また、複数の試験波長λtに対応する受光強度から近似曲線を予測し、その近似曲線において極大値をとる波長を最適とするようにしてもよい。
Claims (10)
- ホログラム記録媒体に参照光を照射して得られた再生光の写像を示す画像データを取得し、当該画像データに基づいて電子データを再生するホログラム再生装置において、
上記参照光を生成する光源手段と、
上記光源手段が生成する上記参照光の波長を変動させる波長シフト手段と、
上記電子データの再生品質を取得する品質取得手段と、
上記参照光の波長変動に応じた上記再生品質の変動に基づいて上記参照光の最適な波長を検知する検知手段と、
検知された最適な波長の上記参照光を上記光源手段にて生成させて上記電子データの再生を行う再生手段とを具備し、
上記波長シフト手段は、
所定の複数の試験波長を中心として時間に応じて振動する入力関数に基づいて上記波長を増減させるとともに、
上記検知手段は、
上記品質取得手段により得られた上記再生品質の変動特性を示す出力関数と、上記入力関数との乗算値を時間に関して積分して得られた評価値に基づいて上記複数の試験波長における上記再生品質の変動傾きを取得し、
この変動傾きに基づいて上記再生品質が極大または極小となる上記試験波長を特定し、当該特定した上記試験波長が最適であると検知する、ことを特徴とするホログラム再生装置。 - 上記品質取得手段は、上記画像データの輝度平均を上記再生品質として取得することを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生装置。
- 上記波長シフト手段は、
上記輝度平均が最大となるように上記光源手段が生成する上記参照光の波長を変動させることを特徴とする請求項2に記載のホログラム再生装置。 - 上記品質取得手段は、上記再生光を所定の光電素子に導光および集光させる光学系を有し、当該光電素子における受光強度を上記画像データの輝度平均として取得することを特徴とする請求項2に記載のホログラム再生装置。
- 上記波長シフト手段は、
上記受光強度が最大となるように上記光源手段が生成する上記参照光の波長を変動させることを特徴とする請求項4に記載のホログラム再生装置。 - 上記入力関数はサイン関数であることを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生装置。
- 上記検知手段は、上記変動傾きの符号が反転する変曲領域を特定するとともに、
上記波長シフト手段は、当該変曲領域において上記試験波長のシフト量を狭めることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のホログラム再生装置。 - 上記検知手段は、上記評価値が所定の値域内となるときの上記試験波長を最適であると検知することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のホログラム再生装置。
- 上記再生手段は、
ディスク状の上記ホログラム記録媒体の少なくとも内周および外周について検知された最適な上記波長に基づく補間演算により上記ホログラム記録媒体の径方向の各再生位置において最適な上記波長を特定するとともに、各再生位置に応じて最適な上記波長の上記参照光を上記光源手段にて生成させて上記電子データの再生を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のホログラム再生装置。 - 上記品質取得手段は、上記画像データのエラーレートを上記再生品質として取得することを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生装置。
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