JP5028792B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも2本以上の第1トレンチ領域を有する半導体基板に、第1トレンチ領域に隣接して複数のウェル領域が形成され、ウェル領域のそれぞれにソース領域あるいはドレイン領域が配置された半導体装置に関し、特にパワーICに用いられる高耐圧のMOSFET(金属−酸化膜−半導体構造の電界効果トランジスタ)を構成する半導体装置に関する。
近年、携帯機器向けの半導体装置では、小型化、高機能化技術の進展がめざましい。たとえば、電源分野においては、制御回路、保護回路、高耐圧の電力用パワー素子などをシリコン基板の同一表面上に作成することにより、チップサイズの縮小を図ったワンチップパワーICが広く普及するようになった。
商用電源電圧は、一般に100〜240Vであるため、目的とする機器に合わせて、電圧変換を行う必要があり、たとえばコンピュータやエレクトロニクス機器では、半導体素子の動作電圧である数V程度まで、トランスを用いて降圧していた。こうしたトランスのインダクタンスを低減するとともに、その小型化、軽量化を目的にして、数百キロヘルツから数メガヘルツの高速スイッチングを行うスイッチング素子が開発されている。この種のスイッチング素子には、電源電圧の最大波高値が印加されるため、たとえば240V電源用素子耐圧は約700V必要である。ところが、シリコン半導体基板を用いた半導体装置の高耐圧化のためには、個別素子の長さが増加するため、それがコスト増大の要因となっていた。
そこで、たとえば縦型MOSFETにおいては、トレンチ内部にゲート電極を埋め込み、トレンチ側面にチャネルを形成するようにした、いわゆるトレンチMOSFETが開発されてきている。このトレンチMOSFETには、セルピッチを縮小するとともに、単位面積あたりのオン抵抗を低減することができるという利点がある。しかし、パワーICに搭載される横型MOSFETにおいては、トレンチMOSFETに関していくつかの提案はなされているが、未だ実用化に至っていない。
そのような提案のひとつの横型高耐圧のトレンチMOSFETに、複数のソース領域を共通に接続するソース電極、あるいは複数のドレイン領域を共通に接続するドレイン電極から、それぞれ層間絶縁膜を介して各ソース端部、あるいは各ドレイン端部に加わる電界を緩和するようにして、ソースおよびドレインの端部耐圧を改善するものがあり、これによって数百V以上の耐圧を有し、かつその製造工程を大幅に増大させることなしに製造可能となるMOSFETがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、トレンチ溝の周囲にオフセットドレイン領域を有する横型高耐圧のトレンチMOSFETを製造するため、トレンチ溝の周囲に最適な濃度の不純物イオンを注入し、また幅の広いトレンチ溝内を酸化膜で埋める発明も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
図18は、従来のトレンチMOSFETの断面構造を示す図である。
このトレンチMOSFETは、p型半導体基板1に平面ストライプ状のトレンチ2が形成され、その内部には絶縁材料が充填されたトレンチ横型パワーMOSFETである。n-オフセットドレイン領域3は、トレンチ2の周囲で均一な厚みに形成されており、トレンチ2の一方側にはpウェル領域4とPベース領域5が形成され、トレンチ2の他方側にはnウェル領域6が形成されている。Pベース領域5の内部には、n+ソース領域7がトレンチ2と並行に形成され、またnウェル領域6の上には、n+ドレイン領域8がトレンチ2と並行に形成されている。
p型半導体基板1上には、さらにゲート絶縁層9を挟んでゲート電極10が形成され、さらに層間絶縁膜11を介してn+ソース領域7に接続するソース電極12、およびn+ドレイン領域8に接続するドレイン電極13が配置される。なお、p型半導体基板1に形成されるトレンチ2は、たとえば深さおよび底辺長さがそれぞれ20μmであって、これらのフィールドプレートはパッシベーション膜14および樹脂層15によって覆われている。
図19は、図18のトレンチ横型パワーMOSFETのA−A横断面を示す平面レイアウト図である。図19には、2個のトレンチ横型パワーMOSFETが示されている。また、この図19ではゲート絶縁層9よりも上側のゲート電極10、層間絶縁膜11、ソース電極12、ドレイン電極13、パッシベーション膜14および樹脂層15などは省略されている。
ここでは説明の便宜上、図19においてA−A、B−Bに沿う方向(図面の横方向)をx方向とし、それに直交する方向(図面の縦方向)をy方向とする。図19に示すように、トレンチ横型パワーMOSFETの平面レイアウトとしては、オン電流の増大を図るために、並行に複数のトレンチ2がy方向に細長い矩形状をなして形成され、nウェル領域6およびpウェル領域4とはいずれもy方向に細長い矩形状をなし、各トレンチ2の間に挟まれて、x方向にストライプ状に並べられる。そして、奇数列のnウェル領域6の上には、それぞれn+ドレイン領域(図示せず)を共通に接続するようにドレイン電極(図示せず)が配置されており、また偶数列のpウェル領域4の上には、それぞれPベース領域(図示せず)およびn+ソース領域(図示せず)を共通に接続するようにソース電極(図示せず)が配置されている。
図20(a),(b)は、それぞれ図19のMOSFETのA−A断面図、およびB−B断面図であって、p型半導体基板1内に形成された複数のトレンチ2とn-オフセットドレイン領域3を示している。
-オフセットドレイン領域3は、トレンチ2の側壁部および底面部に沿ってU字形状に形成され、nウェル領域6およびpウェル領域4が対向して1つのトランジスタを構成している。これらのトランジスタには、ソースドレイン間の直線距離を短く構成しても絶縁層がブレイクダウンしないように、リサーフ(Reduced Surface field)層としてn-オフセットドレイン領域3が構成されている。これにより、高耐圧を維持した状態でトレンチ横型パワーMOSFETの集積度を高めることができる。
特開2003−249646号公報 特開2003−37267号公報
ところが、図20(b)のB−B断面に示すように、ソース領域となるpウェル領域4の終端部分、およびドレイン領域となるnウェル領域6の終端部分では、トレンチ2を跨いで図示しないソース電極、およびドレイン電極によってそれぞれの領域が接続されてしまう。そのため、トレンチ横型高耐圧半導体装置の集積度を高めようとした場合に、n-オフセットドレイン領域3における電位分布が複雑化し、ソース電極、およびドレイン電極との間の耐圧が低下するという問題があった。
また、特許文献1に記載の構造によって数百V以上の耐圧を実現するには、たとえばトレンチ2の深さを20μm、その幅を20μmとした場合、p型半導体基板1に長さ数センチメートルに渡って櫛歯形状にトレンチ2を形成しなければならず、またその内壁に均一な厚さでn-オフセットドレイン領域3を作成する必要がある。ところが、そのような製造技術が現段階では未確立であるために、安定した製品供給ができないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高耐圧を維持でき、しかも簡単な手順で作成が可能なトレンチ横型高耐圧半導体装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記問題を解決するために、少なくとも2本以上の複数の第1トレンチ領域を有する第1導電型の半導体基板に、前記複数の第1トレンチ領域の短手方向に隣接して、第1導電型のウェル領域と第2導電型のウェル領域と交互に形成され、前記第1導電型のウェル領域内には第2導電型のソース領域が配置され、かつ前記第2導電型のウェル領域内には第2導電型のドレイン領域が配置された半導体装置において、前記第1トレンチ領域の短手方向の側壁部および底面部に沿って形成されたU字形状のリサーフ層と、前記半導体基板上に配置され、かつ複数の前記ソース領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ソース領域を互いに接続する接続部を有するソース電極と、前記半導体基板上に前記ソース電極と対向するように配置され、かつ複数の前記ドレイン領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ドレイン領域を互いに接続する接続部を有するドレイン電極と、前記第1トレンチ領域のうち少なくとも隣接する領域の長手方向の両端部でそれぞれを互いに接続する第2トレンチ領域と、前記第1トレンチ領域および前記第2トレンチ領域に埋め込まれた絶縁物と、を備え、前記ソース電極の前記接続部に対向する前記ドレイン電極の端部は前記第2トレンチ領域の上方に位置しかつ前記ドレイン電極の前記接続部に対向する前記ソース電極の端部は前記第2トレンチ領域の上方に位置することを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明の別の半導体装置は、少なくとも2本以上の複数の第1トレンチ領域を有する第1導電型の半導体基板に、前記複数の第1トレンチ領域の短手方向に隣接して、第1導電型のウェル領域と第2導電型のウェル領域とが交互に形成され、前記第1導電型のウェル領域内には第2導電型のソース領域が配置され、かつ前記第2導電型のウェル領域内には第2導電型のドレイン領域がそれぞれ配置された半導体装置において、前記第1トレンチ領域の短手方向の側壁部および底面部に沿って形成されたU字形状のリサーフ層と、前記半導体基板上に配置され、かつ複数の前記ソース領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ソース領域を互いに接続する接続部を有するソース電極と、前記半導体基板上に前記ソース電極と対向するように配置され、かつ複数の前記ドレイン領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ドレイン領域を互いに接続する接続部を有するドレイン電極と、前記第1トレンチ領域のうち少なくとも隣接する領域の長手方向の端部を互いに接続する第2トレンチ領域と、前記第1トレンチ領域および前記第2トレンチ領域に埋め込まれた絶縁物と、を備え、前記第1トレンチ領域は、前記ソース領域、あるいは前記ドレイン領域の長手方向での前記ソース電極と前記ドレイン電極の接続部との間の前記端部、あるいは前記ドレイン電極と前記ソース電極の接続部との間の前記端部にトレンチ幅可変部位を有し、前記半導体基板の平面レイアウトに関して、前記第1トレンチ領域で挟まれた前記半導体基板の幅が前記端部領域で部分的に広く形成されていることを特徴とするものである。
本発明では、第1トレンチ領域の側壁部に沿ってリサーフ層を形成したとき、ウェル領域の終端部分でソース電極、あるいはドレイン電極の直下にリサーフ層が設けられていないようにした。これにより、ソース電極とドレイン電極との間隔を大きくしないで、しかも簡単な手順によって、トレンチ横型パワーMOSFETなどの半導体デバイスにおける終端構造部での耐圧を向上できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るトレンチ横型パワーMOSFETの平面構成を示す平面レイアウト図、図2(a),(b)は、それぞれ図1のA−A断面およびB−B断面を示す図である。なお、図18ないし図20に示す従来装置と対応する部分には同一の参照符号を付けてある。
図1は、図19に示した従来装置に対応する平面レイアウト図であって、2個のトレンチ横型パワーMOSFETが示されている。この図1のトレンチ横型パワーMOSFETの断面構造は、図18に示す通りであるが、ゲート絶縁層9よりも上側のゲート電極10、層間絶縁膜11、ソース電極12、ドレイン電極13、パッシベーション膜14および樹脂層15などは省略されている。
p型半導体基板1に形成された4本のトレンチ2は、平面ストライプ状の第1トレンチ領域をなしており、その内部が酸化とCVD(Chemical Vapor Deposition)による絶縁物によって埋め込まれている。また、図2(a)に示すように、各トレンチ2の側壁部および底面部に沿って、深さ20μm、幅20μmでU字形状のリサーフ層を構成するn-オフセットドレイン領域3が形成されている。さらに、これらのトレンチ2に並行に隣接して、複数のnウェル領域6およびpウェル領域4が交互に形成され、nウェル領域6には図示しないn+ドレイン領域8が、pウェル領域4には図示しないn+ソース領域7が配置されている。
p型半導体基板1には、これらのnウェル領域6およびpウェル領域4の終端部分に接するように、トレンチ2のうち少なくとも隣接する領域を互いに接続する第2トレンチ領域2aが、所定の深さに形成されている。また、これらの第2トレンチ領域2aの内部はトレンチ2と同様に、酸化とCVDによる絶縁物によって埋め込まれている。したがって、図2(b)に示すようにn-オフセットドレイン領域3がnウェル領域6およびpウェル領域4との交差部分で、第2トレンチ領域2aによって絶縁されるため、p型半導体基板1の表面に配置されるソース電極12、およびドレイン電極13との間に挟まれた層間絶縁膜11の耐圧を向上することができる。
図3は、基板上に配置されるソース電極、およびドレイン電極の平面構成を示す平面レイアウト図、図4は、n-オフセットドレイン領域の形状を示す平面レイアウト図である。
p型半導体基板1の表面には、トレンチ2に隣接する各pウェル領域4内のn+ソース領域7とそれぞれ電気的に接続されるソース電極12、および各nウェル領域6内のn+ドレイン領域8とそれぞれ電気的に接続されるドレイン電極13が配置されている。これらのソース電極12はその接続部12aにより共通に接続され、同様にドレイン電極13はその接続部13aにより共通に接続され、それぞれに櫛歯形状をなしている。そのため、図4に示すように、nウェル領域6およびpウェル領域4がn-オフセットドレイン領域3に囲まれた平面形状となる。
すなわち、ソース電極12とドレイン電極13の接続部13aとの間に第2トレンチ領域2aが設けられることになって、ソース電極12およびドレイン電極13の直下にn-オフセットドレイン領域3が配置されないことになる。したがって、ソース電極12とドレイン電極13との間隔を必要以上に広げなくても、耐圧が低下するおそれがなく、集積度を高めることが容易になる。
つぎに、実施の形態1に係るトレンチ横型パワーMOSFETの製造プロセスについて説明する。
図5は、実施の形態1に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程を示す図であり、図6には、図5のトレンチ形成工程をそのX−X断面とY−Y断面に沿って示している。
図5(a)では、不純物濃度が5×1014cm-3のp型半導体基板1の表面に、一般的な半導体プロセスを用いてpウェル領域4およびnウェル領域6を形成した。
つぎに、図示しない厚さ1.4μmのマスク酸化膜を形成し、フォトエッチング法により縦20μm、横2.2μmの矩形パターンを1.4μm間隔で形成した。これらの矩形パターンはトレンチ2だけではなく、第2トレンチ領域2aにも対応するものである。その後、これらのパターンを用いて臭化水素(HBr)系の混合ガス中で、図5(b)に示すように深さ20μmのトレンチ列を形成した。
つぎに、トレンチ列を含むp型半導体基板1の表面に厚さ35nmのバッファ酸化膜を形成し、トレンチ2の両側壁面および底面に燐イオン(P)を注入した。このときの側壁には、注入角44度、注入エネルギー100keVでドーズ量を7×1011cm-2、底部には、注入角0度、注入エネルギー50keVで燐イオンを注入し、そのドーズ量は3.5×1011cm-2とした。その後、温度1150℃で400分、窒素雰囲気中で熱処理することで、表面不純物濃度が5×1015cm-3、拡散深さ(xj)が約4μmのn-オフセットドレイン領域3を、図5(c)に示す形状で形成した。
つぎに、トレンチ列の間のシリコン柱を、温度1100℃で6時間、水蒸気雰囲気中で熱処理することにより酸化し、さらに厚さ1.2μmのLP−TEOS(減圧テトラエチルオルソシリケート)膜を成膜した。そして、熱酸化による酸化膜とLP−TEOS膜とをエッチバックして、図5(d)に示すようにシリコンウェハの表面出しを行った。このとき、トレンチ2の内部は酸化物11aによって埋められることになる。
その後、トレンチ横型パワーMOSFETを図18に示す断面構造のものとして作成する。すなわち、通常の半導体プロセスによりゲート絶縁層9と、その上にゲート電極10となる電極層を形成した。
ゲート電極10のソース側の端部によるセルフアラインで、pウェル領域4の表面部分にPベース領域5、n+ソース領域7を形成した。さらに、このn+ソース領域7の形成と同時に、トレンチ2と反対側で、n-オフセットドレイン領域3の表面部分にn+ドレイン領域8を形成した。
つぎに、ゲート絶縁層9を挟んで形成されたゲート電極10の上面に層間絶縁膜11を堆積してから、層間絶縁膜11に複数のコンタクトホールを開口して、ソース電極12およびドレイン電極13をトレンチ2上に各5μm張り出して形成した。続けて、プラズマ窒化膜よりなるパッシベーション膜14を形成し、最後に樹脂層15により封入した。
図7(a)は、従来のトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域終端部分の平面構成を示す平面レイアウト図であり、同図(b)は、この実施の形態1に係るソース領域終端部分の平面構成を示す平面レイアウト図である。
従来のn+ソース領域7の終端部分は、n-オフセットドレイン領域3の間がp型半導体基板1となっていたため、対向して配置されるドレイン電極13との距離を大きくとるようにしていた。これに対して、実施の形態1のように埋め込み長さL1の第2トレンチ領域2aがn+ソース領域7の終端部分に酸化物11aを埋め込まれて配置されることで、埋め込みがなされていない従来装置では耐圧が220Vであったが、その耐圧が665Vまで高くなった。なお、MOSFETを構成する基本構造部分での耐圧は592Vであった。
(実施の形態2)
図8および図9は、実施の形態2に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程を示す図である。
このトレンチ形成工程が実施の形態1のものと異なるのは、p型半導体基板1の不純物濃度が3×1014cm-3と低い点、およびトレンチ2とそのトレンチ2の酸化物による埋め込みを2回に分けて行っている点である。しかも、2回目のトレンチ形成後に、燐イオンの注入と拡散が行われていないことから、第2トレンチ領域2aの底面にはn-オフセットドレイン領域3が配置されない。
図8(a)では、不純物濃度が3×1014cm-3のp型半導体基板1の表面に、一般的な半導体プロセスを用いてpウェル領域4およびnウェル領域6を形成した。
つぎに、同図(b)に示すように、pウェル領域4とnウェル領域6との間に平面ストライプ状のトレンチ列(第1のトレンチ2)を複数本形成した。
つぎに、トレンチ列を含むp型半導体基板1の表面に厚さ35μmのバッファ酸化膜を形成し、トレンチの両側壁面および底面に燐イオンを注入して、表面不純物濃度が5×1015cm-3、拡散深さ(xj)が約4μmのn-オフセットドレイン領域3を、図8(c)に示す形状で形成した。
図9(d)では、トレンチ列の間のシリコン柱を、温度1100℃で6時間、水蒸気雰囲気中で熱処理することにより酸化して、1回目の埋め込みにより層間絶縁膜11を形成した。
つぎに、ソース領域を含むpウェル領域4とドレイン領域を含むnウェル領域6の各終端部分で、図9(e)に示すように、少なくとも隣接するトレンチ列を互いに接続する第2トレンチ領域2aを形成する。
その後、第2トレンチ領域2aを熱酸化とTEOS膜の堆積によって、第1のトレンチ2と同様に酸化物11aを埋め込む(2回目の埋め込み)。ここでは、第1のトレンチ2と第2トレンチ領域2aを埋め込む絶縁物を同種のものとしたが、2回目の埋め込みに際してそのTEOS膜に代えて他の種類の絶縁膜を堆積すれば、異なる絶縁物とすることも可能である。
また、第2トレンチ領域2aの底面にはn-オフセットドレイン領域3が配置されないため、耐圧低下の原因とならない。
つぎに、この発明の効果とその原理について、上述した実施の形態1および2に関連して説明する。
図10(a),(b)は、それぞれ実施の形態1および実施の形態2に係るトレンチ横型パワーMOSFETの耐圧値と埋め込み部の長さL1との関係を示す図である。各図の横軸には、絶縁物が埋め込まれることで不活性領域となる長さを示す(図7)。
同図(a)に示すように、実施の形態1のトレンチ横型高耐圧半導体装置では、p型半導体基板1の不純物濃度が5×1015cm-3と大きく、MOSFETが構成される基本構造部(活性領域)での耐圧が約600Vであって、n-オフセットドレイン領域が埋め込み部の底面にあるか否かに関係なく、フィールドプレート直下での耐圧値を活性領域での耐圧より大きい600〜700Vにすることができる。
実施の形態1に示すように、埋め込み部の底面にn-オフセットドレイン領域3を設けることで、ドレイン端部での高い電界強度がソース側にシフトして、同図に実線で示すように、ドレイン端部で層間絶縁膜の耐圧値が大きくなる。
ところが、実施の形態2のようにp型半導体基板1の不純物濃度が低い場合は、図10(b)の○印で示すように、MOSFETを構成する基本構造部分での耐圧は745Vとなるのに対して、埋め込み部の長さを60μmにすれば、図10(b)の×印で示すように埋め込み部の底面にn-オフセットドレイン領域3が形成されていなくても、694Vの耐圧が得られた。また、埋め込み部の長さが30μmであっても、その耐圧値が690Vとなり、耐圧の大幅な改善を図ることができる。
これに対して、埋め込み部の底面にn-オフセットドレイン領域3を形成した場合には、その埋め込み部の長さを60μmにすると、図10(b)の△印で示すように耐圧値が485Vまで低下した。
このように、p型半導体基板1の不純物濃度を低くして、n-オフセットドレイン領域3を高濃度に形成することによって、オン抵抗が小さくできるので好ましい。ただし、この場合には端部耐圧が基本構造部の耐圧より小さくなる。
つぎに、ブレイクダウンポイントと耐圧との関係について説明する。
図11(a)は、従来装置のn-オフセットドレイン領域についてシミュレーションした表面の電位分布図であり、同図(b)は、この発明装置に係る電位分布図である。
この発明を適用しないトレンチ横型パワーMOSFETでは、耐圧は220Vであって、フィールドプレート直下のn-オフセットドレイン領域3とpウェル領域4との交点部分に、ブレイクダウンポイントを示す発光が確認された。このような浅いブレイクダウンポイントは、フィールドプレートでの電位0とオフセットドレイン領域3との電位差から電界成分が発生することから、その部分に第2トレンチ領域2aを形成して絶縁物で埋め込むことにより、交点部分をなくして浅い位置でのブレイクダウンを防ぐことができる。
なお、ドレイン端部領域は、耐圧維持に寄与する割合が小さいため、ソース端部領域だけに酸化物11aで埋め込まれた第2トレンチ領域2aを形成してもよい。
(実施の形態3)
図12は、実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETの平面構成を示す平面レイアウト図である。
この実施の形態3が図1に示す実施の形態1の平面レイアウト構成と異なっている点は、ソース電極12の端部領域の外側でトレンチ2がトレンチ幅可変部位2bを備え、これらのトレンチ2に挟まれたP型半導体基板1の幅がソース電極12の下部に形成されるpウェル領域4の端部領域で部分的に広く形成されていることである。なお、図18ないし図20に示す従来装置と対応する部分には、実施の形態1と同様に対応する参照符号を付けてある。
図12には、図19に示した従来装置に対応する平面レイアウトを示していて、2個のトレンチ横型パワーMOSFETが示されている。このトレンチ横型パワーMOSFETの断面構造は図18に示す通りであるが、ゲート絶縁層9よりも上側のゲート電極10、層間絶縁膜11、ソース電極12、ドレイン電極13、パッシベーション膜14および樹脂層15などの記載は省略されている。
p型半導体基板1に形成された4本のトレンチ2は、平面ストライプ状の第1トレンチ領域をなしており、その内部が酸化とCVDによる絶縁物によって埋め込まれている。また、各トレンチ2の側壁部および底面部に沿って、U字形状のリサーフ層を構成するn-オフセットドレイン領域3が形成されている。このn-オフセットドレイン領域3は、各トレンチ2の主要部では前述した図2(a)に示すように深さ20μm、幅20μmに形成され、中央に示す2本のトレンチ2は、ソース電極(図示せず)の端部領域の外側部分におけるトレンチ幅可変部位2bを備え、このトレンチ幅可変部位2bでは、トレンチ幅が狭く形成されている。なお、これらのトレンチ2に並行に隣接して、複数のnウェル領域6およびpウェル領域4が交互に形成され、nウェル領域6には図示しないn+ドレイン領域8が、pウェル領域4には図示しないn+ソース領域7が配置されている。
このように、トレンチ2の間にn+ドレイン領域8とn+ソース領域7を交互に配置する構造では、ソース電極12の端部領域におけるトレンチ2の開口幅を変化させることによって、n-オフセットドレイン領域3(リサーフ領域)に対向するp型半導体基板1表面部分での不純物の総和が増加する。したがって、トレンチ平行成分(Y軸方向成分)の端部電界を緩和することにより、p型半導体基板1の表面に配置されるソース電極12、およびドレイン電極13との間での耐圧向上を図ることができる。なお、ドレイン電極13の端部領域におけるトレンチ2の開口幅を変化させることによって、同様の効果を得られる。
すなわち、ソース電極12とドレイン電極13の接続部13aとの間にトレンチ幅可変部位2bが設けられることによって、p型半導体基板1の平面レイアウトに関して、トレンチ2で挟まれたp型半導体基板1の幅がソース電極12の端部領域で部分的に広く形成されるため、ソース電極12およびドレイン電極13の直下にn-オフセットドレイン領域3が配置されないことになる。したがって、ソース電極12とドレイン電極13との間隔を必要以上に広げなくても、耐圧が低下するおそれがなく、集積度を高めることが容易になる。
つぎに、実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETの製造プロセスについて説明する。
図13は、実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程を示す図であり、図14(a)〜(f)には、図13のトレンチ形成工程をそのX−X断面とY−Y断面に沿って示している。
図13(a)では、不純物濃度が5×1014cm-3のp型半導体基板1の表面に、一般的な半導体プロセスを用いてpウェル領域4およびnウェル領域6を形成した。
つぎに、図示しない厚さ1.4μmのマスク酸化膜を形成し、フォトエッチング法により縦20μm、横2.2μmの矩形パターンを1.4μm間隔で形成した。このとき、Pウェル領域4の拡散長は6μmであって、このPウェル領域4の形成時のマスク位置からY軸方向に5μm離れたトレンチ2のX軸方向でのトレンチ幅は10μmとした。その後、これらのパターンを用いてHBr系の混合ガス中でシリコンドライエッチングを行い、図13(b)に示すように深さ20μmのトレンチ列を形成した。
つぎに、トレンチ列を含むp型半導体基板1の表面に厚さ35nmのバッファ酸化膜を形成し、トレンチ2の両側壁面および底面に燐イオンを注入した。このときの側壁には、注入角44度、注入エネルギー100keVでドーズ量を7×1011cm-2、底部には、注入角0度、注入エネルギー50keVで燐イオンを注入し、そのドーズ量は3.5×1011cm-2とした。その後、温度1150℃で400分、窒素雰囲気中で熱処理することで、表面不純物濃度が5×1015cm-3、拡散深さ(xj)が約4μmのn-オフセットドレイン領域3を、図13(c)に示す形状で形成した。
つぎに、トレンチ列の間のシリコン柱を、温度1000℃で6時間、酸素雰囲気中で熱処理することにより酸化し、さらに厚さ1.2μmのLP−TEOS膜を成膜した。そして、熱酸化による酸化膜とLP−TEOS膜とをエッチバックして、図13(d)に示すようにシリコンウェハの表面出しを行った。このとき、トレンチ2の内部は酸化物11aによって埋められることになる。
その後、トレンチ横型パワーMOSFETを図18に示す断面構造のものとして作成する。すなわち、通常の半導体プロセスによりゲート絶縁層9と、その上にゲート電極10となる電極層を形成した。
ゲート電極10のソース側の端部によるセルフアラインで、pウェル領域4の表面部分にPベース領域5、n+ソース領域7を形成した。さらに、このn+ソース領域7の形成と同時に、トレンチ2と反対側で、n-オフセットドレイン領域3の表面部分にn+ドレイン領域8を形成した。
つぎに、ゲート絶縁層9を挟んで形成されたゲート電極10の上面に層間絶縁膜11を堆積してから、層間絶縁膜11に複数のコンタクトホールを開口して、ソース電極12およびドレイン電極13をトレンチ2上に各5μm張り出して形成した。続けて、プラズマ窒化膜よりなるパッシベーション膜14を形成し、最後に樹脂層15により封入した。
図15(a)は、従来のトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域終端部分の平面構成を示す平面レイアウト図であり、同図(b)は、この実施の形態3に係るソース領域終端部分の平面構成を示す平面レイアウト図である。
従来のn+ソース領域7の終端部分は、n-オフセットドレイン領域3の間がp型半導体基板1となっていたため、対向して配置されるドレイン電極13との距離を大きくとるようにしていた。これに対して、実施の形態3のようにトレンチ2がソース電極12あるいはドレイン電極13のY軸方向端部の外側領域にトレンチ幅可変部位2bを備えていることで、トレンチ幅を一定にした従来装置では耐圧が172Vであったが、その耐圧が624Vまで高くなった。なお、MOSFETを構成する基本構造部分での耐圧は660Vであった。
図16(a)は、実施の形態3に係るソース領域終端部分の平面レイアウト図、同図(b),(c)は、それぞれ実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域端部についてシミュレーションした立体電位分布図、同図(d)は、従来装置に係る立体電位分布図である。
ここでは、実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETの2つの実施例(第1実施例および第2実施例)について説明する。いずれのトレンチ横型パワーMOSFETでも、ソース領域終端部分の平面レイアウトに関して、nウェル領域6とpウェル領域4との間にそれぞれトレンチ2が形成され、トレンチ2のY軸方向長さは、nウェル領域6にほぼ等しく、かつpウェル領域4より長く形成されている。ソース電極12の端部領域では、pウェル領域4からトレンチ2のトレンチ幅可変部位2bまでの距離をL2、トレンチ幅可変部位2bにおけるトレンチ幅をWとしている。図16(b)〜(d)には、それぞれ矩形領域におけるソース端部とドレイン領域を含む幅20μm、深さ60μmの領域における3次元の電位分布が示されている。ただし、幅20μm深さ20μmのトレンチの埋めこみ酸化膜部分を非表示にしてある。また、その等圧線の間隔は50V刻みになっている。
ここで、距離L2を10μm、幅Wを10μmとした第1実施例のトレンチ形状のものでは、ドレイン・ソース間の降伏電圧BVdssが492Vであり、距離L2を5μm、幅Wを10μmとした第2実施例のトレンチ形状のものでは、ドレイン・ソース間の降伏電圧BVdssが624Vであった。なお、同図(d)に示す従来のトレンチ形状のもの(W=0)では、BVdssが172Vとなる。
図17(a),(b)は、それぞれ実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域端部断面での電位分布図、同図(c)は、従来装置に係る電位分布図である。
ここでは、図16(b)〜(d)におけるX=7μmでの断面電位分布と、そのブレイクダウンポイントを示している。従来のトレンチ形状のものでは、ソース端部におけるブレイクダウンポイントがフィールドプレート直下のpウェル領域4の基板表面に見られる(図17(c))。これに対して、本発明が適用された2つの実施例では、表面部分の電界が緩和され結果として、ブレイクダウンポイントがZ軸方向に約5μmずれて、Pウェル領域4の端部における曲率の小さな部分まで移動した。
実施の形態1に係るトレンチ横型パワーMOSFETの平面構成を示す平面レイアウト図である。 (a),(b)は、それぞれ図1のA−A断面およびB−B断面を示す図である。 基板上に配置されるソース電極、およびドレイン電極の平面構成を示す平面レイアウト図である。 -オフセットドレイン領域の形状を示す平面レイアウト図である。 実施の形態1に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程を示す図である。 図5のトレンチ形成工程をそのX−X断面とY−Y断面に沿って示す断面図である。 (a),(b)は、それぞれ従来のトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域終端部分の平面構成、および実施の形態1に係るソース領域終端部分の平面構成を示す平面レイアウト図である。 実施の形態2に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程(その1)を示す図である。 実施の形態2に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程(その2)を示す図である。 (a),(b)は、それぞれ実施の形態1および実施の形態2に係るトレンチ横型パワーMOSFETの耐圧値と埋め込み長さとの関係を示す図である。 (a),(b)は、それぞれ従来装置のn-オフセットドレイン領域についてシミュレーションした表面の電位分布図、およびこの発明装置に係る電位分布図である。 実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETの平面構成を示す平面レイアウト図である。 実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETのトレンチ形成工程を示す図である。 (a)〜(f)は、図13のトレンチ形成工程をそのX−X断面とY−Y断面に沿って示す断面図である。 (a),(b)は、それぞれ従来のトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域終端部分の平面構成、および実施の形態3に係るソース領域終端部分の平面構成を示す平面レイアウト図である。 (a)は、実施の形態3に係るソース領域終端部分の平面レイアウト図、(b),(c)は、それぞれ実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域端部についてシミュレーションした立体電位分布図、(d)は、従来装置に係る立体電位分布図である。 (a),(b)は、それぞれ実施の形態3に係るトレンチ横型パワーMOSFETのソース領域端部断面での電位分布図、(c)は、従来装置に係る電位分布図である。 従来のトレンチ横型パワーMOSFETの断面構造を示す図である。 図18のトレンチ横型パワーMOSFETのA−A横断面を示す平面レイアウト図である。 (a),(b)は、それぞれ図19のA−A断面図、およびB−B断面図である。
符号の説明
1 p型半導体基板
2 トレンチ
2a 第2トレンチ領域
2b トレンチ幅可変部位
3 n-オフセットドレイン領域
4 pウェル領域
5 Pベース領域
6 nウェル領域
7 n+ソース領域
8 n+ドレイン領域
9 ゲート絶縁層
10 ゲート電極
11 層間絶縁膜
12 ソース電極
13 ドレイン電極
14 パッシベーション膜
15 樹脂層

Claims (4)

  1. 少なくとも2本以上の複数の第1トレンチ領域を有する第1導電型の半導体基板に、前記複数の第1トレンチ領域の短手方向に隣接して、第1導電型のウェル領域と第2導電型のウェル領域と交互に形成され、前記第1導電型のウェル領域内には第2導電型のソース領域が配置され、かつ前記第2導電型のウェル領域内には第2導電型のドレイン領域が配置された半導体装置において、
    前記第1トレンチ領域の短手方向の側壁部および底面部に沿って形成されたU字形状のリサーフ層と、
    前記半導体基板上に配置され、かつ複数の前記ソース領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ソース領域を互いに接続する接続部を有するソース電極と、
    前記半導体基板上に前記ソース電極と対向するように配置され、かつ複数の前記ドレイン領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ドレイン領域を互いに接続する接続部を有するドレイン電極と、
    前記第1トレンチ領域のうち少なくとも隣接する領域の長手方向の両端部でそれぞれを互いに接続する第2トレンチ領域と、
    前記第1トレンチ領域および前記第2トレンチ領域に埋め込まれた絶縁物と、
    を備え、
    前記ソース電極の前記接続部に対向する前記ドレイン電極の端部は前記第2トレンチ領域の上方に位置しかつ前記ドレイン電極の前記接続部に対向する前記ソース電極の端部は前記第2トレンチ領域の上方に位置することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2トレンチ領域には、その底面部に前記リサーフ層と同じ不純物濃度でオフセットドレイン領域が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第2トレンチ領域には、その底面部に前記半導体基板の不純物濃度より低い不純物濃度でオフセットドレイン領域が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 少なくとも2本以上の複数の第1トレンチ領域を有する第1導電型の半導体基板に、前記複数の第1トレンチ領域の短手方向に隣接して、第1導電型のウェル領域と第2導電型のウェル領域とが交互に形成され、前記第1導電型のウェル領域内には第2導電型のソース領域が配置され、かつ前記第2導電型のウェル領域内には第2導電型のドレイン領域がそれぞれ配置された半導体装置において、
    前記第1トレンチ領域の短手方向の側壁部および底面部に沿って形成されたU字形状のリサーフ層と、
    前記半導体基板上に配置され、かつ複数の前記ソース領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ソース領域を互いに接続する接続部を有するソース電極と、
    前記半導体基板上に前記ソース電極と対向するように配置され、かつ複数の前記ドレイン領域とそれぞれ電気的に接続されるとともに複数の前記ドレイン領域を互いに接続する接続部を有するドレイン電極と、
    前記第1トレンチ領域のうち少なくとも隣接する領域の長手方向の端部を互いに接続する第2トレンチ領域と、
    前記第1トレンチ領域および前記第2トレンチ領域に埋め込まれた絶縁物と、
    を備え、
    前記第1トレンチ領域は、前記ソース領域、あるいは前記ドレイン領域の長手方向での前記ソース電極と前記ドレイン電極の接続部との間の前記端部、あるいは前記ドレイン電極と前記ソース電極の接続部との間の前記端部にトレンチ幅可変部位を有し、
    前記半導体基板の平面レイアウトに関して、前記第1トレンチ領域で挟まれた前記半導体基板の幅が前記端部領域で部分的に広く形成されていることを特徴とする半導体装置。
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