JP5027345B1 - 小型ヒューズ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

ヒューズ素子が内部に収容されるようにベースに結合されるカバーが熱硬化性樹脂で設けられ、カバーサイズを小さくすることによりヒューズ素子がカバーの内壁に接触してもヒューズ素子によるカバーの損傷が防止できるように設けられた小型ヒューズ及びその製造方法を開示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型ヒューズ及びその製造方法に関し、より詳しくは、電気製品の印刷回路基板(PCB)に実装され、基板に過電流が印加されても基板内の部品が損傷されないように内部のヒューズ素子が溶断されて電流の流れを遮断することで、基板内の回路の損傷を防止することができる小型ヒューズ及びその製造方法(A Small Fuse And The Manufacturing Method Of It)に関する。
電話回線などに接続される通信用機器のような電気製品には、誘導雷によるサージ電流が流れたり電話線が電力線に接触したりした場合など、通常よりも非常に高い電圧が印加される。そのために、通信用機器に用いられるヒューズには、通信用機器を故障させる電流を安全に遮断する高い遮断能力特性とともに、誘導雷によるサージ電流から溶断されないように、強い時間遅延(Time Lag)特性が要求される。
最近は、機器が小型化されるにつれて表面実装形態の小型ヒューズの場合でも、このような高い遮断能力特性と強い時間遅延特性が要求されている。
従来の小型ヒューズは、ベースと、相互離隔された状態でベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子と、前記ヒューズ素子と前記リードワイヤを内部に収容するように前記ベースに結合されるカバーと、を含むように構成される。
ここで、ヒューズ素子及びリードワイヤは銅と錫との合金などから形成されていて、容易に曲げられるように軟性を有している。前記ベースとカバーは熱可塑性樹脂によりそれぞれ個別的に成形された状態で相互結合され、その中にヒューズ素子とヒューズ素子側のリードワイヤの端部を収容することができる空間が形成される。
そして、このような小型ヒューズは、ベース外部に延長されたリードワイヤを介して電気製品の印刷回路基板上に実装され、印刷回路基板に過電圧が発生した時に、小型ヒューズの前記ヒューズ素子の溶断作用により印刷回路基板の回路を保護することができる。
しかしながら、このような従来の小型ヒューズは次のような問題点を有している。
すなわち、前記カバーとベースの大きさにより前記小型ヒューズの大きさが決定されるので、小型ヒューズが採用される電気製品を小型化させるためには、前記カバーとベースの大きさをできるだけ小さくし、小型ヒューズの大きさを小さくしなければならない。しかし、カバーとベースの大きさを小さくすると、ヒューズ素子を収容する、カバーとベースとの間に形成されている空間の大きさも小さくなる。したがって、ヒューズ素子側のリードワイヤが、ベースとカバーとの結合過程において外部からの衝撃により曲げられた場合には、ヒューズ素子がカバー内壁に接触する。この場合、ヒューズ素子から発生する熱により熱可塑性樹脂のカバーを損傷したりして小型ヒューズが正常に機能しないおそれがある。この点において、小型ヒューズの小型化は非常に困難である。
したがって、本発明は、製品信頼性が低下することなく、小型化が容易な小型ヒューズ及びその製造方法を提供することを目的とする。さらなる態様及び/または効果は、以下の記載において一部が説明されるとともに、一部は記載から明らかとされ、または、開示内容の実践から学ぶことができる。
前記目的を達成するための本発明による小型ヒューズは、ベースと、相互離隔された状態で前記ベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの前記ベース側の一端同士を相互接続できるように設けられたヒューズ素子と、熱硬化性樹脂を含んで形成されて前記ヒューズ素子と前記ベース側のリードワイヤを内部に収容するように、前記ベースに結合されるカバーと、を含み、前記カバーは、射出成形時に前記ベースと一体に結合されるように設けられており、前記ヒューズ素子の位置に対応する部位の前記ベースには、前記カバー内部と外部とを連通させる貫通ホールが形成されていることを特徴とする。
前記ベースは、熱硬化性樹脂を含むことを特徴とする。
本発明による小型ヒューズは、ベースと、相互離隔された状態で前記ベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの前記ベース側の一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子と、熱硬化性樹脂を含んで設けられて前記ヒューズ素子と前記ベース側のリードワイヤとを内部に収容するように前記ベースに結合されるカバーと、を含み、前記カバーは、一端が開口されている中空の箱状に設けられて、開口された一端が前記ベースの外周面を覆うように、前記ベースに圧入するように結合され、前記ベースは前記カバーとの結合時に前記カバーの変形を吸収して抑制できるように設けられたことを特徴とする。
前記ベースの外周面には、前記ベースの収縮を誘導するための収縮誘導ホールが設けられたことを特徴とする。
また、本発明による小型ヒューズの製造方法は、ベースと、相互離隔された状態で前記ベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの前記ベース側の一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子と、熱硬化性樹脂を含んで設けられて前記ヒューズ素子と前記ベース側のリードワイヤを内部に収容するように、前記ベースに結合されるカバーを備える小型ヒューズを製造するための方法であって、ヒューズ素子を介して相互接続された一対のリードワイヤを前記ベースに設置する準備ステップと、前記ヒューズ素子と前記ヒューズ素子側のベースを射出金型のキャビティ内部に露出させた状態において、前記キャビティ内部に熱硬化性樹脂溶融液を注入して前記カバーを前記ベースと一体に結合されるように射出成形する射出成形ステップと、を含み、前記ヒューズ素子の位置に対応する部位の前記ベースには、前記キャビティと前記ベース外部を連通させる貫通ホールが形成され、前記射出成形ステップでは、前記貫通ホールを介して前記キャビティ内部に空気を注入して前記ヒューズ素子に前記熱硬化性樹脂溶融液が接近することを防止することを特徴とする。
前記射出金型には、前記熱硬化性樹脂溶融液の注入のための注入口が形成され、前記注入口は、前記熱硬化性樹脂溶融液が前記ヒューズ素子側に直接注入されることを防止するように形成されていることを特徴とする。
以上の説明のように、本発明による小型ヒューズ及びその製造方法によれば、ヒューズ素子が内部に収容されるように、熱硬化性樹脂で形成されたカバーがベースに結合され、カバーサイズを小さくすることによりヒューズ素子がカバーの内壁に接触してもヒューズ素子によるカバーの損傷を防止することができるため、製品信頼性を低下することなく小型ヒューズを小型化することができる。
本発明におけるこれら及び/または他の態様及び効果は、添付図面と併用される以下の実施形態の記載から明らかになるとともに容易に理解されるであろう。
本発明の第1実施形態による小型ヒューズの構造を示す正面断面図である。 本発明の第1実施形態による小型ヒューズの構造を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態による小型ヒューズの製造工程中の準備ステップを示す断面図である。 本発明の第1実施形態による小型ヒューズの製造工程中の射出成形ステップを示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態による小型ヒューズの構造を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態による小型ヒューズの構造を示す側断面図である。 本発明の第3実施形態による小型ヒューズの構造を示す平断面図である。
開示された実施形態、及び、同種の素子に同種の参照符号を付した添付図面に記載されている実施例について詳細に説明する。以下には、添付図面を参照しながら、開示内容を説明するための実施形態を記載する。
本実施形態による小型ヒューズAは、図1及び図2に示すように、ベース10と、相互離隔された状態でベース10を貫通するように設けられた一対のリードワイヤ20と、リードワイヤ20の一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子30と、ヒューズ素子30と前記リードワイヤ20を内部に収容するように前記ベース10に結合されるカバー40と、を含んで構成される。
リードワイヤ20とヒューズ素子30は銅と錫との合金などで形成されて、曲がりやすいように軟性を有している。前記カバー40はベース10とともに前記ヒューズ素子30を内部に閉じこめて、ヒューズ素子30の溶断時に発生する破片切れが、印刷回路基板上に小型ヒューズAに隣接する他の部品素子側に飛散されることを防止して、ヒューズ素子30の溶断による周辺部品素子の損傷を防止する。ヒューズ素子30はリードワイヤ20端部に溶接結合される。
このような小型ヒューズAは、ベース10外部に延長されたリードワイヤ20を介して電気製品の印刷回路基板上に実装されて、印刷回路基板に過電圧が発生した時に、小型ヒューズAの前記ヒューズ素子30の溶断作用によって印刷回路基板の回路を保護することができる。印刷回路基板上への小型ヒューズAの実装時に、リードワイヤ20は印刷回路基板に半田付けされる。
一方、本実施形態による小型ヒューズAは、前記カバー40の材質的特性により、製品信頼性を低下させることなく小型化に適合するように設けることができるが、これについて、次に詳しく説明する。
本実施形態による小型ヒューズAによれば、前記カバー40は図面から下部となる一端側が開口された中空の箱状に設けられている。このようなカバー40は、小型ヒューズAの全体大きさを小さく形成するために、内部のリードワイヤ20が前記カバー40の内壁側に傾く場合、前記ヒューズ素子30が前記カバー40の内壁に接触されるように内部空間のサイズを小さく形成する。
カバー40は実質的にヒューズ素子30を内部に閉じ込めるので、カバー40の内部空間を小さく形成すれば、カバー40の全体的な大きさも小さくなる。カバー40の大きさが小さくなれば、カバー40に結合されるように設けられたベース10の大きさも相対的に小さくなって、小型ヒューズAの全体的なサイズも小さく形成することができる。参照として、図2にはリードワイヤ20の変形によってヒューズ素子30がカバー40の内壁に接触された状態が仮想線で示されている。
リードワイヤ20がカバー40の内壁側に傾いたときにヒューズ素子30がカバー40の内壁に接触されるように、カバー40の内部空間が小さく形成される場合には、ベース10とカバー40を結合する前やベース10とカバー40を結合する過程においてヒューズ素子30側のリードワイヤ20に衝撃が外部から加えられても、ヒューズ素子30がカバー40の内壁に接触される。ヒューズ素子30から発生する熱によりカバー40が損傷されて小型ヒューズAの製品信頼性が低下される恐れがあるが、本実施形態のカバー40はヒューズ素子30の熱によって変形されないように、耐熱性の強い熱硬化性樹脂で設けられるので、ヒューズ素子30とカバー40との間の接触による小型ヒューズAの製品信頼性低下を防止することができる。
熱硬化性樹脂は、熱可塑性樹脂に比べて耐熱性は優秀であるものの、堅く可撓性が小さいためよく割れる特性を有しており、よって、熱硬化性樹脂を含むカバー40はベース10との結合過程において圧力が加わると破損しやすくなる。この問題を解決するために、本実施形態による小型ヒューズにおける前記カバー40は射出成形時にベース10と一体に結合されるように設けられる。
図3及び図4には、本実施形態による小型ヒューズAの製造過程が順に示されている。
本実施形態による小型ヒューズAを製造する場合は、図3に示すように、ヒューズ素子30を介して相互接続された一対のリードワイヤ20をベース10に設置する準備ステップと、図4に示すように、ヒューズ素子30と前記ヒューズ素子30側のベース10を射出金型100のキャビティ100a内部に露出させた状態で、射出金型100のキャビティ100a内部に熱硬化性樹脂溶融液40aを注入することにより、射出成形を介してカバー40がベース10と一体に形成される射出成形ステップを有する。
ヒューズ素子30及びヒューズ素子30側のベース10がキャビティ100a内部に進入できるように、前記キャビティ100aはベース10の進入方向側に開口されるように形成され、ベース10進入方向の反対側の射出金型100にはキャビティ100a内部に熱硬化性樹脂溶融液40aを注入するための注入口110が形成される。
したがって、本実施形態によれば、カバー40の射出成形時にカバー40を形成するための熱硬化性樹脂溶融液40aがベース10表面と直接触れ、この状態で熱硬化性樹脂溶融液40aが乾燥する過程においてカバー40とベース10とが一体化されるので、カバー40が割れやすい熱硬化性樹脂でありながらカバー40が割れることを防止することができる。ベース10がカバー40を射出成形するために高熱の熱硬化性樹脂溶融液40aと接する場合には、ベース10が熱硬化性樹脂溶融液40aによって損傷される恐れがあるので、前記ベース10も耐熱性の優秀な熱硬化性樹脂を用いるのが好ましい。
そして、ヒューズ素子30が射出金型100のキャビティ100a内部に進入した状態で、熱硬化性樹脂溶融液40aが射出金型100のキャビティ100a内部に注入された場合には、熱硬化性樹脂溶融液40aがヒューズ素子30に付着してヒューズ素子30の溶断性能を低下させる恐れがあるので、射出成形中はヒューズ素子30に熱硬化性樹脂溶融液40aが接近するのを防止した方がよい。
そのために、前記ベース10には、キャビティ100aとベース10外部とを連通させる貫通ホール11が形成されている。そして、熱硬化性樹脂溶融液40aが射出金型100のキャビティ100a内部に注入される過程では、この貫通ホール11を介して外部からヒューズ素子30側に高圧空気を噴射して、ヒューズ素子30に熱硬化性樹脂溶融液40aが接近するのを防止する。
ヒューズ素子30はベース10の中央部位に位置するように設けられているので、ヒューズ素子30側に熱硬化性樹脂溶融液40aが接近することを防止するために、前記貫通ホール11の位置はヒューズ素子30の位置と対応するようにベース10の中央に形成することが好ましい。図4において、実線矢印は熱硬化性樹脂溶融液40aの注入方向を示し、点線矢印は空気の供給方向を示す。
射出成形を介してカバー40がベース10と一体に形成された場合には、ベース10とカバー40との間に隙間はないが、前記貫通ホール11は、従来の小型ヒューズのベースとカバーとの間に形成されていた隙間の代わりのもので、小型ヒューズ30の使用過程においてヒューズ素子30が溶断した場合に発生する爆発圧力の排出路として機能し、小型ヒューズ30の使用上の安全性も確保することができる。
貫通ホール11を介してキャビティ100a内部に注入する空気の圧力が過度に大きい場合は、熱硬化性樹脂溶融液40aがキャビティ100a内部にまともに注入されないので、キャビティ100a内部に注入する熱硬化性樹脂溶融液40aの注入圧力は前記貫通ホール11を介してキャビティ100a内部に噴射される空気の圧力よりも10〜20HPa程度高く設定した方がよい。
また、ヒューズ素子30に熱硬化性樹脂溶融液40aが接近されることをより効果的に防止するために、前記注入口110は熱硬化性樹脂溶融液40aが前記ヒューズ素子30側に直接注入されないように、ヒューズ素子30外側に対応する部位に形成されている。このように、注入口110がキャビティ100aの中心側に形成されていない状態でも射出圧力を均一に維持するために、前記注入口110はヒューズ素子30側に熱硬化性樹脂溶融液40aを直接噴射しない範囲内で、前記キャビティ100aの複数部位に同時に熱硬化性樹脂溶融液40aが噴射されるように、射出金型100に複数個形成することが好ましい。
また、図5及び図6には、本発明の第2実施形態による小型ヒューズBの構造が示されている。
本実施形態による小型ヒューズBも前記カバー40が熱硬化性樹脂により形成されているが、第1実施形態との相異点は本実施形態の場合、カバー40とベース10がそれぞれ個別的に射出成形された状態で相互結合されて設けられる。また、カバー40とベース10との結合過程においてカバー40が破損されることを防止するために、前記ベース10が熱硬化性樹脂に比べて可撓性の優れる熱可塑性樹脂で形成されている。
さらに詳しく説明すると、本実施形態において、カバー40は、一端が開口された中空の円筒状に設けられ、ベース10は所定厚さの円板状に設けられる。カバー40は、カバー40の開口された一端がベース10の外周面を覆うようにベース10に結合される。カバー40とベース10が互いに力強く結合されるようにしながらもカバー40とベース10との結合過程においてカバー40が破損されることを防止するために、前記カバー40の開口された一端はベース10の外周面とねじ方式で結合される。そのために、カバー40の開口された一端の内周面には雌ねじ41が加工され、ベース10の外周面には雄ねじ12が加工される。そして、ヒューズ素子30の溶断時に発生する爆発圧力は、前記雌ねじ41と雄ねじ12との間の微細隙間を介して排出されることができる。
本発明の第3実施形態による小型ヒューズCは、図7のように、熱硬化性樹脂で形成されるカバー40と熱可塑性樹脂で形成されるベース10とを含む。本実施形態では、第2実施形態と違う圧入方式を介してカバー40とベース10が相互結合される。
すなわち、本実施形態の場合でもカバー40は一端が開口された中空の箱状に設けられて、開口された一端が前記ベース10の外周面を覆うように、ベース10に結合される。このとき、カバー40は開口された一端がベース10の外周面に嵌合されて圧入されるように結合される。カバー40の開口された一端が開いて破損されることを防止できるように、前記ベース10の外周面には、カバー40とベース10の結合時にベース10の収縮を誘導するための収縮誘導ホール13が設けられる。
収縮誘導ホール13は、所定間隔に相互離隔されるようにベース10の外周面に沿って複数個形成される。各収縮誘導ホール13はベース10外側に向って開かれるように形成されて、カバー40がベース10に嵌合される過程においてベース10の外周面の収縮作用を誘導する。本実施形態による小型ヒューズCは、収縮誘導ホール13を介してカバー40の変形を吸収して抑制することで、熱硬化性樹脂で形成されたカバー40がベース10との結合過程で破損されることを防止することができる。前記カバー40の変形を吸収して抑制するように設けられる範囲内で、収縮誘導ホール13は様々な形態を採用することができる。そして、本実施形態による小型ヒューズCの場合、ヒューズ素子30の溶断時に発生する爆発圧力は前記収縮誘導ホール13を介して排出されることができる。
第2及び第3実施形態による小型ヒューズB、Cの場合でも、カバー40の材質的特性により小型ヒューズB、Cの製品信頼性を低下することなく、小型ヒューズB、Cの小型化を可能とする効果は、第1実施形態による小型ヒューズAと同様である。
開示されたいくつかの実施形態に限らず、当業者であれば、開示の原理及び精神、並びに請求の範囲に規定された範囲などから逸脱することなく、これらの実施形態に変更を加え得ることが理解できるであろう。
A、B、C 小型ヒューズ
10 ベース
11 貫通ホール
12 雄ねじ
13 収縮誘導ホール
20 リードワイヤ
30 ヒューズ素子
40 カバー
40a 熱硬化性樹脂溶融液
41 雌ねじ
100 射出金型

Claims (6)

  1. ベースと、相互離隔された状態で前記ベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの前記ベース側の一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子と、熱硬化性樹脂を含んで設けられて前記ヒューズ素子と前記ベース側のリードワイヤとを内部に収容するように前記ベースに結合されるカバーと、を含み、
    前記カバーは、射出成形時に前記ベースと一体に結合されるように設けられており、
    前記ヒューズ素子の位置に対応する部位の前記ベースには、前記カバー内部と外部とを連通させる貫通ホールが形成されていることを特徴とする小型ヒューズ。
  2. 前記ベースは、熱硬化性樹脂を含むことを特徴とする請求項に記載の小型ヒューズ。
  3. ベースと、相互離隔された状態で前記ベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの前記ベース側の一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子と、熱硬化性樹脂を含んで設けられて前記ヒューズ素子と前記ベース側のリードワイヤとを内部に収容するように前記ベースに結合されるカバーと、を含み、
    前記カバーは、一端が開口された中空の箱状に設けられて、開口された一端が前記ベースの外周面を覆うように前記ベースに圧入されるように結合され、
    前記ベースは、前記カバーとの結合時に前記カバーの変形を吸収して抑制するように設けられていることを特徴とする型ヒューズ。
  4. 前記ベースの外周面には、前記ベースの収縮を誘導するための収縮誘導ホールが設けられていることを特徴とする請求項に記載の小型ヒューズ。
  5. ベースと、相互離隔された状態で前記ベースを貫通するように設けられた一対のリードワイヤと、前記リードワイヤの前記ベース側の一端同士を相互接続するように設けられたヒューズ素子と、熱硬化性樹脂を含んで設けられて前記ヒューズ素子と前記ベース側のリードワイヤを内部に収容できるように前記ベースに結合されるカバーを備える小型ヒューズを製造するための方法であって、
    ヒューズ素子を介して相互接続された一対のリードワイヤを前記ベースに設置する準備ステップと、
    前記ヒューズ素子と前記ヒューズ素子側のベースを射出金型のキャビティ内部に露出させた状態で、前記キャビティ内部に熱硬化性樹脂溶融液を注入して前記カバーを前記ベースと一体に結合されるように射出成形する射出成形ステップと、
    を含み、
    前記ヒューズ素子の位置に対応する部位の前記ベースには、前記キャビティと前記ベース外部を連通させる貫通ホールが形成され、
    前記射出成形ステップでは、前記貫通ホールを介して前記キャビティ内部に空気を注入して前記ヒューズ素子に前記熱硬化性樹脂溶融液が接近することを防止することを特徴とする小型ヒューズの製造方法。
  6. 前記射出金型には前記熱硬化性樹脂溶融液の注入のための注入口が形成され、前記注入口は前記熱硬化性樹脂溶融液が前記ヒューズ素子側に直接注入されることを防止するように形成されていることを特徴とする請求項に記載の小型ヒューズの製造方法。
JP2012507150A 2009-04-21 2010-04-21 小型ヒューズ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5027345B1 (ja)

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