JP5026709B2 - クリーニング装置および画像形成装置およびクリーニング方法 - Google Patents
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Description
中間転写体に紙粉などの残留付着物が存在していると、これによって感光体表面が損傷を受け、感光体のクリーニング不良の発生による機能不良に陥り画像上に地汚れを発生させてしまうことがあった。
前記像担持体の移動方向において前記クリーニング手段の上流側で該像担持体と当接可能に配置されている押し当て部材によりトナーのすり抜け許容する一方、トナーよりサイズが大きいサイズの異物を堰き止め、
前記クリーニング手段に対して前記接離動作時に前記像担持体を対象としたクリーニング時のバイアスと異なり、除去されたトナーを前記像担持体に向けて移動させるバイアス印加が行われることを特徴としている。
各色のトナーを収容している現像ユニットは、感光体2に対して接離する方向(図1中、矢印Rで示す方向)に往復動可能であり、色分解された色と補色関係にある色に対応した静電潜像を可視像処理する際に感光体2に接近することにより、現像スリーブ5Y1を介して感光体2上の静電潜像に対してトナーを供給することができる。
1次転写装置6では、感光体2に形成された画像のうちで単一色の場合、感光体2から転写された画像をそのまま2次転写装置6Bを介して給紙装置8から給送されたシートに2次転写し、多色画像の場合には各色毎に形成された感光体2上の画像を中間転写ベルト6Aに重畳転写したうえで2次転写装置6Bによりシートに対して一括転写するようになっている。
クリーニング装置60は、詳細を図2以降の図を用いて後で説明するが、中間転写ベルト6Aに対して接離可能に設けられており、中間転写ベルト6Aを用いた画像転写時には中間転写ベルト6Aから離間し、非画像形成時、つまり、重畳転写された画像が2次転写された後のように、中間転写ベルト6Aを使用しないときに接触あるいは接離の両動作ができるようになっている。
給紙装置8は、記録紙などのシートを収容可能な給紙カセット8Aと、シート分離機能を備えた繰り出しローラ8Bと、搬送ローラ8Cとレジストローラ8Dとを備えている。本実施例では、給紙カセット8A内のシートとは別のシート、例えばサイズや材質の違うシートを2次転写位置に向けて給送することもできる。このため、カラープリンタ1の壁部の一部には、手差しトレイ1Aが設けられている。
手差しトレイ1Aにおけるシートの繰り出し側には、給紙カセット8Aに設けられていると同様な繰り出しローラ8Bが備えられ、手差しトレイ1Aから繰り出されたシートはレジストローラ8Dに向け給送されるようになっている。
図3は、ベルトクリーニング装置60の構成を示す図であり、同図においてベルトクリーニング装置60は、揺動支点をなす支軸60Aにより揺動可能なハウジング60B内で揺動端側において中間転写ベルト6Aに接触して残留付着している未転写トナーを同一極性に設定するバイアスを印加可能なクリーニング手段としての導電性部材60Cと、導電性部材60Cに対してバイアスを印加するスキャベジングローラ60Dと、スキャベジングローラ60Dに当接することで表面に付着しているトナーや紙粉などの異物を回収する回収ブレード60Eと、回収ブレード60Eにより回収されたトナーを図示しない回収部あるいは現像装置への再循環部に向けて移送する廃トナー回収スクリュー60Fと、クリーニングブラシ60Cに対してトナーフィルミング防止機能を有する微粒子を塗布する塗布体60Gとを備えている。
つまり、クリーニング手段として用いられる導電性部材60Cは、導電性繊維で構成されたブラシローラあるいは導電性ゴムローラさらには導電性ポリウレタンなどの導電性ブレードで構成されており、この部材に対して接触するスキャベジングローラ60Dは、図示しない電源装置に接続されている。
図5は、導電性部材60Cに対するスキャベジングローラ60Dのバイアス設定を説明するためのタイミングチャートであり、同図において、ベルトクリーニング装置60の接離動作タイミングに合わせて、図5(A)に示す、通常のクリーニング行程において印加されるバイアス(800V)に対して、図5(B)に示すように、接離動作時でのバイアスが低く(400V)されている。
従って、通常のクリーニング行程時では、所定のバイアスにより中間転写ベルト6Aに残存する身転写トナーがクリーニング装置60側に静電的に吸引されて回収される一方、クリーニング装置60の接離動作時には回収されて溜まっている未転写トナーをふるい落とすことになるが、振るい落としの際のバイアスにより未だ、静電的な吸引関係が強いままとなっているのをそのバイアスを低くすることで弱めることができ、これにより振るい落としによるトナーが中間転写ベルト6A上に落ちやすくなり、中間転写ベルト6Aを用いたトナーの回収率を高めることができる。
2 感光体
6 1次転写装置
6A 中間転写ベルト
60 ベルトクリーニング装置
60A 支軸
60C 導電性部材
60D スキャベジングローラ
Claims (12)
- 像担持体に接離可能なクリーニング手段により像担持体に残留するトナーを除去するクリーニング装置であって、
前記像担持体の移動方向において前記クリーニング手段の上流側で該像担持体と当接可能に配置されてトナーのすり抜け許容する一方、トナーよりサイズが大きいサイズの異物を堰き止める押し当て部材と、
前記クリーニング手段に対して前記接離動作時に前記像担持体を対象としたクリーニング時のバイアスと異なり、除去されたトナーを前記像担持体に向けて移動させるバイアス印加が行われることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1記載のクリーニング装置において、
前記接離動作中での印加バイアスとして、上記像担持体上の未転写トナーをクリーニングする際に該クリーニング装置に印加されるバイアスよりも低くすることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1記載のクリーニング装置において、
前記像担持体に対する接離動作の際の該クリーニング装置に対するバイアスをアースとすることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1記載のクリーニング装置において、
前記像担持体に対する接離動作の際の該クリーニング装置に対するバイアスをトナーと同極性としたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1乃至4のうちの一つに記載のクリーニング装置において、
前記クリーニング装置には前記像担持体に接触可能なクリーニング手段が設けられ、該クリーニング手段が導電性の材質から成る回転体であることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項5記載のクリーニング装置において、
前記導電性物質からなる回転体が導電性ブラシであることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項5に記載のクリーニング装置において、
前記導電性材質からなる回転体が導電性ゴムローラであることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1乃至4のうちの一つに記載のクリーニング装置において、
前記クリーニング装置に設けられているクリーニング手段がブレードであることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項8に記載のクリーニング装置において、
ブレードが導電性ポリウレタンからなる導電性ブレードであることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1乃至9のうちの一つに記載のクリーニング装置において、
前記像担持体が中間転写体であることを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1乃至10のうちの一つに記載のクリーニング装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体に接離可能なクリーニング手段により像担持体に残留するトナーを除去するクリーニング方法であって、
前記像担持体の移動方向において前記クリーニング手段の上流側で該像担持体と当接可能に配置されている押し当て部材によりトナーのすり抜け許容する一方、トナーよりサイズが大きいサイズの異物を堰き止め、
前記クリーニング手段に対して前記接離動作時に前記像担持体を対象としたクリーニング時のバイアスと異なり、除去されたトナーを前記像担持体に向けて移動させるバイアス印加が行われることを特徴とするクリーニング方法。
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