JP5026105B2 - デジタル映像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、デジタル放送を受信して映像を表示するデジタル映像表示装置に関するものである。
DTV(Digital Television)等のデジタル映像表示装置が受信する放送信号には、2つの連続するフィールドで1枚の映像を構成するインターレース信号による放送信号と、1つのフィールドで1枚の映像を構成するプログレッシブ信号による放送信号がある。そのため、プログレッシブ方式のデジタル映像表示装置がインターレース信号による放送信号を受信した場合、インターレース信号の現フィールドのみを使用して映像信号を生成するか、あるいは、1フィールド遅延させた信号と現フィールドの信号を両方使用して映像信号を生成する等の信号の変換処理を行う必要がある。1フィールド遅延させた信号と現フィールドの信号を両方使用する方法では解像度が高くなるが、遅延した信号を使用するために、動きがある映像には不向きである。そこで、受信した放送信号がインターレース信号である場合には、映像の動き情報によって、現フィールドの信号のみを使用するか、1フィールド遅延させた信号と現フィールドの信号を両方使用するかを変更するインターレース/プログレッシブ変換(3次元IP変換)を行うデジタル映像表示装置が提案されている。(例えば特許文献1参照。)
特開2001−320678号公報(段落0002、第6図)
上記のようにインターレース信号が入力されると一義的に3次元IP変換を実行するデジタル映像表示装置では、データや番組表等のデータ情報が重畳されている映像に対しては、主に静止画で構成されるデータ情報を高解像度で表示できるという利点があった。しかし、動画で構成される通常放送の映像のみを表示する場合でも、部分的に静止画とみなされることがある。例えば撮像対象が静止した状態からカメラをパンさせた場合に、カメラが静止しているときの映像は静止画と判定されて解像度感が高くなるが、カメラがパンをはじめた瞬間に、動画と判定され、急に解像度感が低下したように感じられる。また、画面の中の一部に動きがあるような映像の場合、動きがある部分と無い部分で異なった信号処理がなされ、動きがある部分と動きがない部分の境界に解像度感の差が生じ、違和感のある映像となる。つまり、通常放送の映像のみを表示する場合には3次元IP変換処理は適さないという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、インターレース信号による通常放送のみの映像と該映像にデータ情報が重畳された映像の両者に適した画面表示が可能なデジタル映像表示装置を得ることを目的とする。
この発明に係わるデジタル映像表示装置は、インターレース信号による通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを通知する通知手段と、前記通知手段からの情報に基づいて、前記データ情報が重畳されている場合は3次元IP変換を行い、前記データ情報が重畳されていない場合は、現フィールドの信号のみを用いてIP変換を行うIP変換部を有する映像処理手段と、を備え、前記通知手段は、前記通常放送の映像に前記データ情報を重畳する重畳手段から映像信号が出力されているか否かによって前記通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを通知することを特徴とするものである。
この発明によれば、インターレース信号による通常放送の映像のみか、該通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かによってIP変換方法を変更することにより、通常放送のみの映像とデータ情報が重畳された映像の両者に適した画面表示が可能なデジタル映像表示装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1〜3は、本発明の実施の形態1におけるデジタル映像表示装置を示したもので、図1(a)はその構成を示すブロック図、図1(b)は図1(a)の部分構成を示すブロック図、図2はその動作を示すフローチャート、図3は画面表示を示すイメージ図である。図において、液晶テレビ10は、デジタル放送ユニット20と、映像処理手段30と、制御部40と、液晶モジュール50とを備えている。
デジタル放送ユニット20は、地上デジタルおよび、BSデジタル等のデジタル放送信号Vdを受信し、受信したデジタル放送信号Vdを480i、480p、1080i、720p等の映像信号Vrにデコードして映像処理手段30に出力する受信手段として機能する。また、デジタル放送信号Vd中に挿入されている480i等の映像信号の種類(映像信号フォーマットと称する)を判定するためのフォーマット信号Sfやデータ放送や番組表等を通常放送の映像に重畳しているか否かを示す通知信号Siを制御部40に出力する。制御部40は、デジタル放送ユニット20が出力する映像信号Vrの変換方法を受信したフォーマット信号Sf及び通知信号Siに基づいて決定し、決定した信号変換方法を実行するように映像処理手段30に制御信号Scを出力する。映像処理手段30は、受信した映像信号Vrを制御信号Scにより決定された信号変換方法で信号変換し、変換した映像信号Vpを液晶モジュール50に出力する。液晶モジュール50は、入力された映像信号Vpに基づいて映像を表示する。
さらに、詳細に説明すると、デジタル放送ユニット20は、デジタル放送信号Vdを受信すると、受信信号Vdをデコードして図1(b)に示すように通常放送の映像や、データ放送、番組表等のデータ情報を復元するとともに、フォーマット情報や災害時の指令等の抽出を行い、抽出したフォーマット情報や指令等をユニット制御部21に出力する。ユニット制御部21は、後述する制御部40からの要求信号Sdや放送信号Vdに含まれる指令により、通常放送の映像にデータ情報(復元されたデータ情報の内のどれだけのデータ情報)を重畳するか否かを決定する。そして、その決定に基づいて、通常放送の映像やデータ情報の表示領域や大きさを規定するスケーリング部22やデータ情報の重畳を行う重畳部23の処理等を制御する。つまり、デジタル放送ユニット20のスケーリング部22や重畳部23はユニット制御部21とともに重畳手段として機能する。これにより、デジタル放送信号Vdから通常放送や通常放送に種々のデータ情報が重畳された映像信号Vrが生成される。
さらにユニット制御部21は、抽出したフォーマット情報からフォーマット信号Sfを生成する。そして、重畳されるべきデータ情報が生成され、実際に通常放送の映像に重畳データ情報が重畳された状態の映像信号Vrが重畳手段から出力されているか否かによってデータ情報が重畳されているか否かを示す通知信号Siを生成し、制御部40に出力する。つまり、デジタル放送ユニット20のユニット制御部21は、重畳部23とともに通知信号Siを通知するための通知手段として機能する。通知信号Siとしては、例えば、データ情報を重畳している映像信号Vrを出力している場合にはHigh、通常放送の映像のみの映像信号Vrを出力している場合にはLowのレベルとなることで重畳しているか否かを通知できる。
制御部40は、デジタル放送ユニット20に対し、チャンネル選局等を要求する要求信号Sdを出力するとともに、デジタル放送ユニット20から出力されたフォーマット信号Sf及び通知信号Siに基づいて、信号の処理方法を決定する。そして、決定した処理方法を指示する制御信号Scを映像処理手段30に出力する。なお、要求信号Sdには、ユーザの操作に基づいて、デジタル放送ユニット20に対し、データ情報を通常放送の映像に重畳するように要求する指令を含む場合がある。
映像処理手段30は、IP変換部A32、及びスケーリング部33を備えており、デジタル放送ユニット20から出力された映像信号Vrを液晶モジュール50に適合した映像信号Vpに変換し、液晶モジュール50に出力する。映像処理手段30のIP変換部A32は、映像信号VrをA:そのまま出力する、B:3次元IP変換する、C:現フィールドのみを使用してインターレース/プログレッシブ変換する、という複数の変換方法を有す。そして、制御部40の指示により映像信号Vrを複数の変換方法の中から決定された変換方法により変換した映像信号Vtをスケーリング部33に出力する。スケーリング部33は、IP変換部A32から出力された映像信号Vtを液晶モジュール50のパネル解像度に適合するように拡大および縮小の処理を行った映像信号Vpを液晶モジュール50に出力する。また、映像処理手段30は、液晶モジュール50へのクロックや映像領域信号等のタイミング信号Seを生成する図示しない信号生成部を有し、生成したタイミング信号Seを映像信号Vpとともに液晶モジュール50に出力する。
なお、映像処理手段30は、上述したように複数の回路を有しているが、実行する各信号変換処理方法A,B,Cは既存の処理方法であるので、1チップの既存の3次元IP処理部(IP変換部A)を有する映像処理ICを使用することができ、その場合にも、制御部40からの指令Scによって複数の変換方法の中から選択された信号変換処理方法を実行する。
液晶モジュール50は、映像処理手段30から出力された映像信号Vpを受けて、映像信号Vpに基づく映像を表示する。
次に、動作について説明する。
デジタル放送ユニット20がデジタル放送信号Vdを受信すると、受信された放送信号Vdをデコードし、映像信号Vrが映像処理手段30に出力されるとともに、抽出したフォーマット信号Sfや、通知信号Siが制御部40に出力される。制御部40は、デジタル放送ユニット20から出力されたフォーマット信号Sfにより、受信した映像信号Vrの映像信号フォーマットを判定するとともに、通知信号Siにより、データ情報が重畳されているか否かを判定する。以下、制御部40の詳細について説明する。
図2のフローチャートに示すように、はじめに、受信した映像信号Vrの映像信号フォーマット信号Sfからインターレース信号か否かを判定(S100)する。インターレース信号の場合、さらに通知信号Siに基づいて通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを判定(S110)し、データ情報が重畳されていない場合は現フィールドのみを使用するIP変換(C)を行う(S120)ように映像処理手段30に制御信号Scを出力する。一方、インターレース信号であって通常放送の映像にデータ情報が重畳されている場合には3次元IP変換処理(B)を行う(S130)ように映像処理手段30に制御信号Scを出力する。
例えば、映像信号フォーマットがインターレース信号である1080iで、液晶モジュール50で表示される表示画面が図3(a)、(b)のように通常放送の映像にデータ情報を重畳している場合、デジタル放送ユニット20から映像信号フォーマットがインターレース信号である1080iであることを通知するフォーマット信号Sfと、重畳されていることを示すHighレベルの通知信号Siが制御部40に出力され、制御部40は、3次元IP変換処理(B)を行うように(S130)制御信号Scを映像処理手段30のIP変換部A32に出力する。これにより、IP変換部A32は、動き情報により処理方法を変化させて映像信号フォーマットが1080p(プログレッシブ信号)である映像信号Vtをスケーリング部33に出力する。1080pの映像領域は横1920ドット×縦1080ラインなので、1080pの映像信号Vtを受けたスケーリング部33は、液晶モジュールの解像度が横1366ドット、縦768ラインであるとすると、これを横1366ドット×縦768ラインに縮小して映像信号Vpを出力する。映像信号Vpが入力された液晶モジュール50では、図3(a)、(b)のほとんど静止しているデータ情報の表示領域ではフィールド遅延信号を挿入することにより解像度が高く、しかもフリッカのない表示がなされる。この場合、動画が主体となる通常放送の表示領域の大きさは画面サイズに比べて小さくなり、しかも、視聴者はデータ領域を主に注視することになるので、動きがある部分とない部分での違和感や静止状態からカメラがパンしたときの解像度の低下を感じることはほとんどない。
一方、データ情報を重畳せず、通常放送の映像を画面いっぱいに表示する場合、デジタル放送ユニット20から制御部40には、映像信号フォーマットがインターレース信号である1080iであることを通知するフォーマット信号Sfと、重畳されていないことを示すLowレベルの通知信号Siが制御部40に出力され、制御部40は、映像処理手段30に現フィールドのみを使用するIP変換処理(C)を行うように(S120)制御信号Scを映像処理手段30のIP変換部A32に出力する。これにより、IP変換部A32は、現フィールドのみを使用するIP変換をした映像信号Vtをスケーリング部33に出力する。この場合、映像信号Vtにおける1フィールドの垂直方向の映像範囲は540ラインなので、液晶モジュールの解像度が縦768ラインの場合、スケーリング部33は、768/540=1.42の垂直拡大率で拡大した映像信号Vpを出力する。映像信号Vpが入力された液晶モジュール50では、動き部分と静止部分の境界の違和感や静止状態から動きが入った場合の解像度の低下を感じさせることのない映像表示を行うことができる。また、スケーリング部33による垂直方向の拡大により、液晶モジュール50の垂直方向1.42ライン程度のフリッカしかなく、フリッカのライン数が小さいため、動画の多い通常放送の映像ではフリッカが気にかかることもない。
また、放送信号フォーマットが480iの場合も1080iと同様の手順でIP変換方式を選択する。例えば、通常放送の映像にデータ放送等を重畳している場合、3次元IP変換(B)が指定される。また、480iの映像信号Vtにおける1フィールドの垂直方向の映像範囲は240ラインなので、液晶モジュールの解像度が縦768ラインの場合、スケーリング部33は、768/240=3.2の垂直拡大率で拡大した映像信号Vpを出力する。他は1080iのときと同様の処理がなされる。
また、放送信号フォーマットが480p、720p等のプログレッシブ信号の場合、デジタル放送ユニット20から映像信号フォーマットが480p又は720pであることを通知するフォーマット信号Sfと、通知信号Siが制御部40に出力されるが、制御部40は、フォーマット信号Sfにより映像信号が480pか720pであることにより、データ情報が重畳されているか否かに関わらず、映像処理手段30に変換処理をせず(A)に出力(S140)するように制御信号Scを映像処理手段30のIP変換部32に出力する。これにより、IP変換部A32は、映像信号Vrをそのまま映像信号Vtとしてスケーリング部33に出力する。この場合、スケーリング部33は、映像信号フォーマットが480pであるか720pであるかにより上述したように液晶モジュール50に適合した拡大率で映像信号Vtを拡大し、液晶モジュール50に映像信号Vpを出力する。これにより液晶モジュール50では、解像度が高く違和感やフリッカのない映像を表示することができる。
つまり、インターレース信号が入力されると、通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かによってデータ情報が重畳されている場合は3次元IP変換を行い、通常放送の映像のみの場合は、現フィールドのみを使用するIP変換を行うことにより、動画が主体の通常放送のみの映像と、特定の領域に静止画が主体のデータ情報を表示するようにデータ情報が重畳された映像の両者に適した画面表示が可能なデジタル映像表示装置を得ることができる。
特に、静止画部分と動画部分での解像度の差を感じやすい映像信号フォーマットが1080iのときに、データ放送や番組表等を重畳した映像ではデータや番組表等の情報が高解像度で表示されると共に、通常放送の映像では違和感のない映像を表示できるデジタル映像表示装置を得ることができる。
さらに、通常放送の映像にデータ情報が重畳された映像信号Vrを重畳部から23から実際に出力したか否かによって重畳されているか否かを通知するようにしたので、重畳すべき指令を受けてからデータ情報を生成し、通常放送の映像に実際にデータ情報が重畳されるまでの間の映像に対しても最適な画面表示を行うことができる。
実施の形態
本実施の形態においては、データ情報の表示領域と通常放送の表示領域の表示割合を算出し、その表示割合によってデータ情報が重畳されているか否かを通知するようにしたものである。他の構成については実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
は、本実施の形態における画面表示を示すイメージ図であり、図中、左上側の部分が、通常放送の表示領域の位置及び範囲を示す。映像信号フォーマットが1080iで、液晶モジュール50で表示される表示画面が図に示すように数種のデータ情報を重畳している場合、デジタル放送ユニット20の重畳手段(スケーリング部22、重畳部23、ユニット制御部21)では、通常放送の映像にデータ情報を重畳するとともに、通常放送の表示領域の表示画面全体に対する表示割合を算出する。図のような画面構成の場合、表示領域の大きさは横960×縦540で、通常放送の表示領域の位置及び範囲は表示領域左上からの水平開始ドット位置Ph1、垂直開始ドット位置Pv1、水平終了位置Ph2、垂直開始位置Pv2によって規定される。ここで、1080iにおける1フィールドのデータの実際の大きさは横1920×縦540なので、デジタル放送ユニット20では、データを水平方向に2倍拡大して出力している。これらは、ユニット制御部21がスケーリング部22や重畳部23を制御することにより実行される。
このとき重畳部23では、重畳手段として上記制御を行うのと同時に、通知手段として表示画面全体に占める通常放送の表示領域の割合を算出する。例えば、通常放送の表示領域の大きさが横960×縦270(実際の水平方向の指定は1/2)と指定されている場合は、放送動画の1フィールド横1920×縦540を横960×縦270に縮小して、指定された位置に合わせて出力することになり、通常放送の表示領域は、表示画面全体の25%となる。ここで、閾値を50%とし、通常放送の表示領域が表示画面全体に占める割合が閾値以上の時は重畳なし、閾値未満の時は重畳ありと規定しておく。すると、算出された通常放送の表示領域の表示画面全体に占める割合が50%以上の時は通知信号SiをLow、50%未満の時はHighレベルの通知信号Siを出力することになる。つまり、通常放送の表示割合が25%のときは、閾値未満なので、デジタル放送ユニット20は、通常放送の映像にデータ情報が重畳されているとの通知信号Siを制御部40に出力し、制御部40はデータ情報が重畳されているものとして変換処理をするよう映像処理手段30を制御する。一方、データ情報が重畳されている場合でも、通常放送の表示領域が50%以上のときは、Lowレベルの通知信号Siが出力されるので、制御部40はデータ等が重畳されていないものとして映像処理手段10を制御する。
このように、通知手段に、通常放送の表示領域の表示画面全体に対する表示割合を算出する機能を持たせ、算出した表示割合と閾値とを比較し、表示割合が閾値以上の場合は通常放送の映像にデータ情報が重畳されていないことを示す通知信号Siを出力し、表示割合が閾値未満の場合は通常放送の映像にデータ情報が重畳されていることを示す通知信号Siを出力するようにした。そのため、実質的に視聴者が見る表示画面の状態に適した変換方式を選択し、データ放送や番組表等のデータ情報を重視した映像、及び通常放送の表示を重視する映像の両者に適した映像を表示できるデジタル映像表示装置を得ることができる。
実施の形態
は、本発明の実施の形態におけるデジタル映像表示装置を示したもので、図はその構成を示すブロック図、図はその動作を示すフローチャートである。図において、液晶テレビ110は、デジタル放送ユニット20と、映像処理手段130と、制御部140と、液晶モジュール50とを備えている。そして、本実施の形態の液晶テレビ110は、実施の形態1で示した3次元IP変換処理が可能なIP変換部A32に代えて、3次元IP変換処理機能を有しないIP変換部B132を搭載した映像処理手段130を使用している。そこで、動き情報によるIP変換(3次元IP変換)ができない回路構成の液晶テレビ110でもデータ情報の重畳がある映像と通常放送の映像のみの両者に適した画面表示ができるように、制御部140は制御方法を変更する。基本的には、実施の形態1と同様にフォーマット信号Sfだけではなく、通知信号Siによって変換処理方法を決定する。他の構成については実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
IP変換部B132は、動き情報のように時間を伴う情報を使用せず、現フィールドのみを使用して、デジタル放送ユニット20から受けた映像信号Vrをインターレース/プログレッシブ変換し、変換した映像信号Vtをスケーリング部133に出力(D)する、又は受信した信号をそのまま出力する(E)という2つの変換方法を有している。
制御部140は、デジタル放送ユニット20に対し、フォーマット信号Sfや通知信号Siを出力するように要求する要求信号Sdを出力するとともに、出力されたフォーマット信号Sf及び通知信号Siに基づいて、信号の処理方法を指示する制御信号Scを映像処理手段130に出力する。
次に、動作について説明する。
制御部140は、デジタル放送ユニット20から出力されたフォーマット信号Sfにより、受信した映像信号Vrの映像信号フォーマットを判定するとともに、通知信号Siにより、データ等が重畳されているか否かを判定する。
制御部140は、図のフローチャートに示すように、はじめに、受信した映像信号Vrの映像信号フォーマットがインターレース信号か否かを判定(S200)する。インターレース信号の場合、さらに通知信号Siに基づいてデータが重畳されているか否かを判定(S210)し、データが重畳されていない場合は現フィールドのみを使用するIP変換(D)を行う(S220)ように映像処理手段130のIP変換部B132に制御信号Scを出力する。一方、インターレース信号であってデータが重畳されている場合にはIP変換をせず、映像信号Vrをそのまま映像信号Vtとして出力(E)する(S230)ように映像処理手段130のIP変換部B132に制御信号Scを出力する。
一方、インターレース信号以外の場合、現状の放送信号では映像信号フォーマットは480p、720p等のプログレッシブ信号であるので、IP変換をせず、映像信号Vrをそのまま映像信号Vtとして出力(E)する(S230)ように映像処理手段130のIP変換部B132に制御信号Scを出力する。
例えば、映像信号フォーマットが1080iで、液晶モジュール50で表示される表示画面にデータ情報を重畳している場合、デジタル放送ユニット20から制御部140には、映像信号フォーマットがインターレース信号である1080iであることを通知するフォーマット信号Sfと、重畳されていることを示すHighレベルの通知信号Siが出力され、制御部140は、映像処理手段130にIP変換をしない(E)(S230)ように制御信号Scを出力する。前述したように、1080i受信時のデータ放送の大きさは横960×縦540である。1080iにおける実際の1フィールドの映像は横1920×縦540なので、デジタル放送ユニット20はデータ放送を水平方向に2倍拡大して出力している。また、インターレースの第1フィールドと第2フィールドには同じデータを出力している。よって、IP変換処理されなくとも、データ情報の領域はフリッカのない表示が得られる。このとき、デジタル放送ユニット20からの映像出力時点で通常放送の表示領域の垂直方向拡大率=270ライン/540ライン=0.5となる。液晶モジュール50が実施の形態1と同様に垂直解像度が768ラインの場合、通常放送の表示領域の最終的な垂直方向の拡大率は、768/540に上記垂直方向拡大率0.5を乗じた0.71となる。つまり、通常放送の表示領域も、映像の片フィールドが垂直方向にずれて表示されるが、通常放送の表示領域は0.71ライン分に縮小されて表示されることになるので、片フィールドのずれは小さく、視認上の問題はない。
一方、データ情報を重畳せず、通常放送の映像を画面いっぱいに表示する場合、デジタル放送ユニット20から制御部140には、映像信号フォーマットが1080iであることを通知するフォーマット信号Sfと、重畳されていないことを示すLowレベルの通知信号Siが出力され、制御部140は、映像処理手段130に現フィールドのみを使用する2次元IP変換処理を行う(D)ように(S220)制御信号Scを出力する。これにより、2次元IP処理部132は、現フィールドのみを使用するIP変換をした映像信号Vtをスケーリング部133に出力する。
また、放送信号フォーマットが480iの場合も、1080iの時と同様に重畳の有無によって選択した変換方法により信号変換を行う。
また、放送信号フォーマットが480p、720p等のプログレッシブ信号の場合、デジタル放送ユニット20から制御部140には、映像信号フォーマットが480p又は720pであることを通知するフォーマット信号Sfと、通知信号Siが出力される。制御部140は、フォーマット信号Sfにより映像信号が480pか720pであることにより、データ情報が重畳されているか否かに関わらず、映像処理手段130に変換処理をせずに出力(E)(S220)するように制御信号Scを出力する。これにより、IP変換部B132は、映像信号Vrをそのまま映像信号Vtとしてスケーリング部33に出力する。この場合、スケーリング部133は、映像信号フォーマットが480pであるか720pであるかにより上述したように液晶モジュール50に適合した拡大率で映像信号Vtを拡大し、液晶モジュール50に映像信号Vpを出力する。
つまり、動き情報による3次元IP変換機能のないIP変換部Bを備えた液晶テレビにおいても、動画が主体の通常放送の映像と、静止画が主体のデータ情報を重畳させる映像では、好適な映像が得られる変換方法が異なる場合がある。そのため、本実施の形態のように、インターレース信号による通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを通知する通知手段から通知された情報に基づいて、データ情報が重畳されている場合は信号変換処理を行わず、通常放送の映像のみの場合は、現フィールドのみを使用するIP変換を用いて信号処理を行うことにより、動画が主体の通常放送のみの映像と、特定の領域に静止画が主体のデータ情報を表示するようにデータ情報が重畳された映像の両者に適した画面表示が可能なデジタル映像表示装置を得ることができる。もちろん、重畳か否かを実施の形態に示すように通常放送の表示領域の割合によって定めてもよい。
なお、上記各実施の形態1〜では、通知信号Siをフォーマット信号Sfと別の信号として扱ったが、両方の信号を他の制御信号内に組み込み、ひとつの信号にまとめることも可能である。例えば、デジタルユニット21から制御部40(140)に送信する信号をSdとする。放送信号フォーマットの情報の送信番号を00と取り決める。そして、480iを00、480pを01、1080iを02、720pを03と取り決める。信号Sdで00の次に00を送信すれば480i、00の次に02を送信すれば1080iの放送信号フォーマットであることを制御部40(140)が認識できる。同様に、重畳に関する情報の送信番号を02と取り決め、重畳ありを00、重畳なしを01と取り決める。信号Sdで02の次に00を送信すれば重畳あり、02の次に01を送信すれば重畳なしであることを制御部40(140)が認識できる。
また、上記各実施の形態1〜では、解像度が横1366ドット×縦768ラインの液晶モジュール50について説明したが、これに限定することなく、横1920ドット×縦1080ラインの液晶モジュールなどにも広く適応可能である。
さらに、この発明は液晶モジュールに限らず、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescence Display)などのデジタル映像表示装置に広く適応可能である。
この発明の実施の形態1によるデジタル映像表示装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるデジタル映像表示装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるデジタル映像表示装置の画面表示を示すイメージ図である この発明の実施の形態によるデジタル映像表示装置の画面表示を示すイメージ図である。 この発明の実施の形態によるデジタル映像表示装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態によるデジタル映像表示装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10,110 映像表示装置、 20 デジタル放送ユニット、 21 ユニット制御部、 22 スケーリング部、23 重畳部、 30,130 映像処理手段、 32 IP変換部A、132 IP変換部B、 33,133 スケーリング部、 40,140 制御部、 50 液晶モジュール

Claims (3)

  1. インターレース信号による通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを通知する通知手段と、
    前記通知手段からの情報に基づいて、前記データ情報が重畳されている場合は3次元IP変換を行い、前記データ情報が重畳されていない場合は、現フィールドの信号のみを用いてIP変換を行うIP変換部を有する映像処理手段と、
    を備え
    前記通知手段は、前記通常放送の映像に前記データ情報を重畳する重畳手段から映像信号が出力されているか否かによって前記通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを通知することを特徴とするデジタル映像表示装置。
  2. 前記通知手段は、前記通常放送の表示領域の表示画面全体に対する表示割合を算出し、前記表示割合と所定の閾値とを比較して、
    前記表示割合が前記閾値以上の場合は前記データ情報が重畳されていないと通知し、前記表示割合が前記閾値未満の場合は前記データ情報が重畳されていると通知する、ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル映像表示装置。
  3. インターレース信号による通常放送の映像にデータ情報が重畳されているか否かを通知する通知手段と、
    前記通知手段からの情報に基づいて、前記データ情報が重畳されている場合は変換処理をせず、前記データ情報が重畳されていない場合は、現フィールドの信号のみを用いてIP変換を行うIP変換部を有する映像処理手段と、
    を備えてなるデジタル映像表示装置。
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