JP5023414B2 - 生産計画評価方法およびシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生産計画が効率的か否か評価するシステムに関する、特に、工場の実機器を模倣する工場エミュレーションの手法を用いて、生産計画を評価することに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、見込み生産を行わない受注生産の形態では、受注した品目を製造オーダーに分割し、納期遵守率や設備稼働率、中間在庫量、コストなどの観点を人間が判断することを前提に、生産計画立案システム、所謂スケジューラを用いて生産計画を作成している。
【0003】
また、コンピュータの処理能力が向上した最近においては、品目の入れ替え、生産設備の割り当て変更など行い、スケジューラを用いて、1日に複数の生産計画を作成することが可能になってきている。
【0004】
更に、コンピュータの処理能力の向上は、工場設計時や工場稼動前に、仮想的に工場や製造ラインをシミュレーションするシステム、または、機器の稼動を模倣するエミュレータ(例えば、特開平7−325803公報)を用いて、リードタイム、タクトタイム、中間物流のタイミングなどを、実機器がない状態で機器の稼動状態を評価することが可能にしてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数の生産計画を作成した場合、スケジューラが作成する各品目の日程計画や納期に間に合うか否かだけではなく、リードタイム、滞留量、機械運転率、コストなどの様々な指標を用いて、顧客および工場管理者にとって、どれが最適な生産計画か評価し、選択することができることが好ましい。
【0006】
指標の第一は、コストである。
コストが最小になる生産計画を立案するシステム(例えば、特開2000−57215公報)は、生産計画の基礎数字として事前に設定した生産設備毎、品目毎など、に決められた値に基づいて、コストを算出し、比較する。
【0007】
しかし、スケジューラが算出するコストは、品目の生産に含まれない、あるいは、工場の稼動状態に応じて動的に変化する物流、工程間滞留、生産設備の停止などの事項について、事前に設定する機能を持たないか、機能を有する場合でも、品目に按分する形で便宜的に設定するため、工場で実際に生じるコストとは合致しない。
【0008】
更に、実際の工場では、品目の進行順序を入れ替えたり、生産設備の割り当て変更により工場の状態に変化が生じ、その結果、コストも連動して変化するはずであるが、スケジューラにおいては、設定した基礎数字が変化しないため、算出するコストは、変化しない。
【0009】
コスト以外の指標には、リードタイム、滞留量、運転率などがある。
これらの指標を評価する場合、ラインシミュレータなどのシミュレーションを行うシステムや工場の生産能力とコストの検討を支援する装置(例えば、特開2000−76345公報)で評価することができる。
【0010】
しかし、ラインシミュレータなどは、正規分布、一様分布、ポアソン分布などの確率分布の値を用いるため、あくまで確率的に計算する程度に留まり、工場の生産能力・コスト検討支援装置は、工場稼動前、あるいは、工場設計時には有効であるが、スケジューラと同様に、生産計画の基礎数字として事前に設定した値に基づいて指標を算出するので、日々の生産計画の評価に適用することは困難である。
【0011】
また、ラインシミュレータは、個々の機器の動作設定を、パラメータを入力するという形で行い、通常、外部システムとのインタフェースを持たないため、より良い生産の条件を発見するために複数回シミュレーションを行う、あるいは、工場稼動後の実情報を用いてシミュレーションを行うためには、再度パラメータを全て入力し直す必要があり、実機器が稼動した以降では利用することは、できない。
【0012】
以上説明したように、日々複数の生産計画を作成した場合、客観的な指標が提示されないか、あるいは、工場の状況と合致しない指標が提示されるため、顧客および工場管理者にとって、最適な生産計画かどうかを評価することは困難で、どの生産計画を採用するかは、担当者の経験によって、決定される。
【0013】
また、経験が浅い者が生産計画を評価する場合や実績のない品目を生産する場合には、どの生産計画を採用するかの検討において、時間がかかるという問題があった。
【0014】
そこで、本発明は、コンピュータ上に構築した工場エミュレータ上で、実機器と同じインタフェースから取得した情報を使用して実機器の稼動を予測し、稼動予測に基づいて、実機器より速い速度で仮想的な生産を行い、仮想的な生産の過程および結果を用いて、精度の高い指標を提示することによって、生産計画の評価および選択を可能にすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、工場の生産計画を評価し選択する評価する方法において、一定間隔で機器の稼動信号を取り込み、稼動履歴を保持する稼動履歴収集手段と一定間隔で品目の生産実績、進捗状況、実機器のメンテナンス情報を含む実工場情報を保持する生産管理システムから稼動履歴と実工場情報を取り込み、その稼動履歴と実工場情報に基づいて、実機器の稼動を予測し稼動予測を得る動作を一定間隔で行うステップと、コンピュータ上の工場モデルが生産計画と稼動予測を用いて工場の実機器の稼動状態を模倣した仮想的な生産を行うステップと、仮想的な生産の結果から生産計画の評価指標を算出するステップと、評価指標に影響を与えている要因の分析を評価指標毎に個別に行うステップと、分析に基づいて変更した条件で前記コンピュータ上の工場モデルが仮想的な生産を行うステップと、各生産計画のそれぞれの評価指標に対して、事前に設定しておいたウェイト付けに基づいて、評価点を付け、各生産計画毎のすべての評価指標の評価点を合計したものを比較することで、工場が実施すべき生産計画を選択するステップと、を行うようにしたものである。
【0020】
本発明の第2の態様は、工場の生産計画を評価し選択するシステムにおいて、一定間隔で機器の稼動信号を取り込み、稼動履歴を保持する稼動履歴収集手段と一定間隔で品目の生産実績、進捗状況、実機器のメンテナンス情報を含む実工場情報を保持する生産管理システムから稼動履歴と実工場情報を取り込み、その稼動履歴と実工場情報に基づいて、実機器の稼動を予測し稼動予測を得る動作を一定間隔で行う稼動予測手段と、生産計画と稼動予測に基づいて、コンピュータ上の工場モデルを用いて工場の実機器を模倣した仮想的な生産を行う工場エミュレータと、工場エミュレータから仮想的な生産の結果および過程を受け取り、生産計画の評価指標を算出する評価算出手段と、評価指標に影響を与えている要因の分析を評価指標毎に個別に行う要因分析手段と、前記工場エミュレータが仮想的な生産を行うときの条件を、前記要因分析手段の分析に基づいて変更した条件とする条件変更手段と、各生産計画のそれぞれの評価指標に対して、事前に設定しておいたウェイト付けに基づいて、評価点を付け、各生産計画毎のすべての評価指標の評価点を合計したものを比較することで、工場が実施すべき生産計画を選択する生産計画選択手段と、を設けたものである。
【0023】
本発明の第3の態様は、コンピュータを、上述の第2に係る生産計画評価システムとして動作させるためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供するようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る生産計画評価システムの基本構成を示すブロック図である。生産計画評価システム1は、稼動予測手段10、工場エミュレータ20、評価算出手段30、生産計画選択手段40、生産計画指示手段50、の基本構成要素から成り、別途構築されている稼動履歴収集システム60、スケジューラ70、生産管理システム80、受注管理システム90と連携して、工場の生産計画を評価する指標を提示する機能を有する。
【0025】
なお、図1では、生産計画評価システムを、機能ブロックとして示してあるが、実際には、このシステムは、コンピュータを利用して実現されるべきものであり、ハードウェアの観点からみると、情報を記録するコンピュータ用の記録装置(磁気ディスク、光ディスクなど)、コンピュータに指示を与える入力装置(キーボード、マウスなど)、演算を行うCPU、結果を表示するCRTなどの表示装置、他システムと情報を交換するネットワークやインタフェースなどで、実現されることになる。もちろん、このコンピュータには、本発明に係る方法を実現するためのソフトウェアが組み込まれることになる。
【0026】
図2は、図1に示す生産計画評価システム1が、生産計画を評価する指標を提示する手順を示した、フローチャートである。
稼動履歴収集システム60は、1分に一度などの一定間隔の時間毎に、実機器の稼動信号を取り込み、機器の稼動履歴を保持する(ステップS110)。
【0027】
また、生産管理システム80も、1時間に一度などの一定間隔の時間毎に、品目の生産実績、進捗状況、実機器のメンテナンス情報などを、実工場情報として保持する(ステップS120)。
【0028】
稼動予測手段10は、1時間に一度などの一定間隔の時間毎に、稼動履歴収集システム60が保持している稼動履歴と生産管理システム80が保持している実工場情報から、個々の機器に対して、製造仕様が同じ品目の実績値、あるいは、現在生産中の品目における現在値を、以降の稼動の予測として保持する(ステップS130)。
【0029】
なお、前記稼動予測とは、実機器の単位時間当たりの速度、製造条件などの切り替えに要する時間、連続で稼動する時間、停止する時間など、実機器が以降、どうのように稼動するか想定したものである。
【0030】
スケジューラ70は、受注管理システム90が管理している受注オーダーに基づいて、生産オーダーの作成、生産機器の割り当て、進行順序の作成を行い、スケジュール情報を保持する(ステップS140)。
【0031】
図3に、本発明に係る生産計画評価システムが評価する生産計画の例を示す。品目を作るための工程に展開し、同一生産を行う複数の生産機器に割り当てて、例えば納期順に並べたものである。
【0032】
工場エミュレータ20は、稼動予測手段10が予測した各機器の稼動予測とスケジューラ70が保持しているスケジュール情報を受け取る(ステップS150)。
【0033】
工場エミュレータ20は、スケジューラ70から受け取ったスケジュール情報を、稼動予測手段10から受け取った稼動予測に基づいて当てはめ、工場の各機器が生産したかのような模倣、つまり仮想的な生産を行う(ステップS160)。
【0034】
評価算出手段30は、工場エミュレータ20から、仮想的な生産の結果および過程を受け取り、コスト、リードタイム、運転率などを算出し、生産計画の評価指標を得ることができる(ステップS170)。
【0035】
上述のステップS140において、生産計画作成の条件を変更して、ステップS150からS170を繰り返すことで、複数の生産計画に対する評価指標を得ることができる(ステップS180)。
【0036】
生産計画選択手段40は、各生産計画のそれぞれの評価指標に対して、事前に設定しておいたウェイト付けに基づいて、評価点を付け、各生産計画毎のすべての評価指標の評価点を合計したものを比較することで、最も良い生産計画を選択する(ステップS190)
ステップS190によって、複数の評価指標を考慮しながら、生産計画を選択することが可能になる。
【0037】
生産計画指示手段50は、生産計画指示手段40が選択した生産計画を、実施すべき生産計画として、工場に指示する(ステップS200)
【0038】
上述のステップS110の稼動信号の取り込みやステップS120における実工場情報の取り込みは、工場や生産工程の特徴を鑑みて、異なる実施形態を取ることができる。
説明した図2のフローチャートが示す実施の形態は、稼動予測、稼動履歴、実工場情報、スケジュール情報を、それぞれ稼動予測手段10、稼動履歴収集システム60、生産管理システム80、スケジューラ70が保持する形態としたが、もちろん、データベースシステムなどを使用して、外部記憶装置に記録する形態も可能である。
【0039】
また、工場エミュレータ20が、仮想的な生産を行う時点で、稼動予測手段10から稼動予測を受け取る形態以外に、一定間隔で情報を工場エミュレータ20に受け渡しておいて、工場エミュレータ20が保持または管理している稼動予測を使用する形態も可能である。
【0040】
更に、図2の処理手順では、一定期間毎に実工場情報を取得したり、稼動予測を行う形態としたが、仮想的な生産を行う度に、稼動履歴と実工場情報の取得および取得した稼動履歴と実工場情報を用いて稼動予測を行う形態にした場合、仮想的な生産を行う直前の実機器の状態と稼動予測を使用して、更に工場の最新の状態に近い実機器の模倣を行うことができるため、工場稼動の状況をより正確に再現することが可能になる。
【0041】
本実施の形態で述べた工場エミュレータ20について、更に詳細を説明する。
工場エミュレータ20は、公知の技術として述べた特開平07−325803で提案されるものを例として使用する。
【0042】
図4は、工場エミュレータ20の基本構成を表すブロック図で、工場エミュレータ20は、コンピュータ上の工場レイアウト21と、自動倉庫、搬送機器などの物流機器の動作を模倣する物流機器モデル22と、生産機器の稼動を模倣する生産機器モデル23と、実機器が持つ稼動制御のインタフェースと同じ入出力を模倣するインタフェース24を有し、更に、機器モデル間、または、外部の指示系シミュレータ、または、実システムなど外部システムとインタフェース24を介して接続している。
【0043】
工場エミュレータ20は、外部システムと接続している稼動制御のインタフェース24から、外部システムの指示を入力し、稼動予測10が予測した実機器の以降の稼動状態に当てはめて、物流機器モデル22、生産機器モデル23に、実機器の稼動を模倣させ、更に、模倣の結果を、稼動制御のインタフェース24を通して、各機器モデル間、または、外部システムと受け渡すように実現したものである。
【0044】
工場レイアウト21を有するため、各機器モデル間の位置関係とを考慮した工場内物流時間の算出を行うことが可能になり、更に、インタフェース24を有して各機器間の情報のやり取りを行うことによって、工場の稼動予測に基づいて、工程間の物流時間や滞留量を動的に変化する、実工場と同等の出力を再現することが可能になる。
【0045】
また、工場エミュレータ20は、物流機器モデル22、生産機器モデル23を制御するための作業指示および稼動制御の情報をやり取りするだけでなく、ロット毎の製造条件のパラメータを受けたり、製品のトレース情報を外部システムに返したり、実際の工場と同様な製造情報管理、進捗管理も模倣する。
【0046】
工場エミュレータ20は、前記模倣を、実機器より速い速度で行うことにより、実際の工場より短い時間軸において、材料を使用し、ある時間機器を稼動させて生産を行い、できた生産物を移動させるなどの、仮想的な生産で、生産の実績を再現している。人間からみた場合、この仮想的な生産の実績から得られるコスト、リードタイム、稼働率などは、当該の生産計画に従って行う将来の生産であり、以降の予測値として利用することができる。
【0047】
本実施の形態では、生産計画指示手段50を備えたが、工場に採用した生産計画を指示する場合、人的な作業で指示を与えるなど、生産計画指示手段50によらない方法を用いることも可能である。
また、最終的に採用すべき生産計画の選択においては、生産計画選択手段40を備えずに、評価算出手段30が提示した評価指標から、人的に選択および判断することも可能である。
【0048】
更に、評価算出手段40において、評価指標に影響を与える要因の分析を行う要因分析手段100を設けた構成例を、図5に示す。
要因分析手段100を設けることにより、評価指標を、品目別、作業者別、工程別、機械別などの切り口で評価することが可能になり、各指標に対して、例えば特定工程で使用する材料が高いとか、特定の設備の稼働率が低いなどの、課題の抽出を行うことが可能になる。
【0049】
図2に表したステップS170において、工場エミュレータ20が行った仮想的な生産の結果を、評価指標として算出する段階で、要因分析手段100が、評価指標毎にパレート図や円グラフなどを提示することで、生産計画の総合的な評価だけでなく、評価指標に対する要因の分析を評価指標毎に個別に行うことができる。
【0050】
更に、評価指標の値に影響を与える項目について条件を変更し、変更した条件を工場エミュレータ20に対する外部システムからの情報として与えて、再度、仮想的な生産を行うことによって、ある特定の評価指標の改善効果の有無を検証することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上の通り、本発明に係る生産計画評価システムを用いれば、コンピュータ上に構築した工場エミュレータ上で、機器モデルが有する実機器と同じインタフェースから取得した情報を使用して稼動を予測し、予測した稼動状況に基づいて、実機器より速い速度で仮想的な生産を行い、仮想的な生産の過程および結果を用いて、精度の高い指標を提示することによって、生産計画の評価および選択を行うことが可能になる。更に、評価指標の値に影響を与える項目について条件を変更し、変更した条件を工場エミュレータに対する外部システムからの情報として与えて、再度、仮想的な生産を行うことによって、ある特定の評価指標の改善効果の有無を検証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産計画評価システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の生産計画を評価する指標を提示する手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の生産計画評価システムが対象とする生産計画の例である。
【図4】本発明の工場エミュレータの基本構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の要因分析手段を付加した構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 稼動予測手段
20 工場エミュレータ
21 工場レイアウト
22 物流機器モデル
23 生産機器モデル
24 インタフェース
30 評価算出手段
40 生産計画選択手段
50 生産計画指示手段
60 稼動履歴収集手段
70 スケジューラ
80 生産管理システム
90 受注管理システム
100 要因分析手段

Claims (3)

  1. 工場の生産計画を評価し選択する方法であって、
    一定間隔で機器の稼動信号を取り込み、稼動履歴を保持する稼動履歴収集手段と一定間隔で品目の生産実績、進捗状況、実機器のメンテナンス情報を含む実工場情報を保持する生産管理システムから稼動履歴と実工場情報を取り込み、その稼動履歴と実工場情報に基づいて、実機器の稼動を予測し稼動予測を得る動作を一定間隔で行うステップと、
    コンピュータ上の工場モデルが、生産計画と稼動予測を用いて、工場の実機器の稼動状態を模倣した仮想的な生産を行うステップと、
    仮想的な生産の結果から、生産計画の評価指標を算出するステップと、
    評価指標に影響を与えている要因の分析を評価指標毎に個別に行うステップと、
    分析に基づいて変更した条件で前記コンピュータ上の工場モデルが仮想的な生産を行うステップと、
    各生産計画のそれぞれの評価指標に対して、事前に設定しておいたウェイト付けに基づいて、評価点を付け、各生産計画毎のすべての評価指標の評価点を合計したものを比較することで、工場が実施すべき生産計画を選択するステップと、
    を備えて成ることを特徴とする生産計画評価方法。
  2. 工場の生産計画を評価し選択するシステムであって、
    一定間隔で機器の稼動信号を取り込み、稼動履歴を保持する稼動履歴収集手段と一定間隔で品目の生産実績、進捗状況、実機器のメンテナンス情報を含む実工場情報を保持する生産管理システムから稼動履歴と実工場情報を取り込み、その稼動履歴と実工場情報に基づいて、実機器の稼動を予測し稼動予測を得る動作を一定間隔で行う稼動予測手段と、
    生産計画と稼動予測に基づいて、コンピュータ上の工場モデルを用いて、工場の実機器を模倣した仮想的な生産を行う工場エミュレータと、
    工場エミュレータから仮想的な生産の結果および過程を受け取り、生産計画の評価指標を算出する評価算出手段と、
    評価指標に影響を与えている要因の分析を評価指標毎に個別に行うステップと、 前記工場エミュレータが仮想的な生産を行うときの条件を、前記要因分析手段の分析に基づいて変更した条件とする条件変更手段と、
    各生産計画のそれぞれの評価指標に対して、事前に設定しておいたウェイト付けに基づいて、評価点を付け、各生産計画毎のすべての評価指標の評価点を合計したものを比較することで、工場が実施すべき生産計画を選択する生産計画選択手段と、
    を備えることを特徴とする生産計画評価システム。
  3. コンピュータを、請求項2に記載の生産計画評価システムとして動作させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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