JP5021969B2 - 非接触データキャリアシステム - Google Patents

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Description

本発明は、非接触データキャリアシステムに関し、例えば、電源非搭載のRFIDタグとの通信に適用し得るものである。
非接触データキャリアの一種であるRFIDタグ及び質問器(リーダ/ライタ)でなる非接触データキャリアシステムが、簡易なデータ処理システムとして種々の用途で用いられている。例えば、各製品にRFIDタグを付加し、質問器が製品のRFIDタグを読み取って在庫管理するシステムも提案されている(特許文献1参照)。
このような質問器が多くのRFIDタグを読み取るシステムにおいては、RFIDタグとして、質問器との距離が長距離でも良いように電源を搭載したものが適用されることが多い。しかし、この場合には、RFIDタグが高価になり、システムも高価になる。
このような点を考慮してRFIDタグとして電源非搭載のものを適用した場合には、質問器との交信可能距離が短くなる。このような場合には、質問器を一々RFIDタグの位置に持ち運んで読み取るか、又は、質問器に、ケーブル状の複数のアンテナ要素を設け、各アンテナ要素を対応するRFIDタグの近くまで敷設して対応することも行われている。
前者であれば作業性が悪く、また、人手が常に必要となる。後者であれば、アンテナ要素の敷設量が多く、配線作業などが煩雑になる。
このような点に鑑み、特許文献2では、1本のケーブル状の部材を用い、その途中途中に、RFIDタグと通信を行うRFID検知ドライバを設けるシステムを提案している。
特表2005−515947号公報 特開2005−108245号公報
しかしながら、特許文献2に記載のシステムでは、ケーブル状の部材の途中途中に特殊構成のRFID検知ドライバを設けなければRFIDタグと通信を行うことができず、RFID検知ドライバの存在によって、システムが高価になるという課題を有する。
また、RFIDタグはRFID検知ドライバの近傍になければ通信を行うことができない。言い換えると、特許文献2に記載のシステムでは、RFIDタグの位置は限定されるという課題を有する。
そのため、アンテナ要素の敷設量を抑えながら質問器が多くの非接触データキャリアと通信できる、しかも、非接触データキャリアの設置自由度が高い、システム全体として安価な非接触データキャリアシステムが望まれている。
第1の本発明は、質問器と非接触データキャリアとが無線通信する非接触データキャリアシステムにおいて、上記質問器は、アンテナが接続されるべき端子にケーブルの一端が接続されたものであり、上記ケーブル、又は、上記ケーブルを含めたケーブル状の複数のケーブル要素が接続されて構成されるケーブルネットワークのいずれかの上記ケーブル要素の近傍に、上記非接触データキャリアが設けられ、上記質問器及び上記非接触データキャリアが、上記ケーブル、又は、上記ケーブルネットワークを介して通信するものであり、上記非接触データキャリアは、所定時間を計時するタイマと、上記質問器からの信号により、上記ケーブル又は上記ケーブル要素と当該非接触データキャリアとの結合を所定時間だけ切断し、この所定時間の経過後に自律的に再結合させる結合停止手段とを有することを特徴とする。第2の本発明は、質問器と非接触データキャリアとが無線通信する非接触データキャリアシステムにおいて、上記質問器は、アンテナが接続されるべき端子にケーブルの一端が接続されたものであり、上記ケーブル、又は、上記ケーブルを含めたケーブル状の複数のケーブル要素が接続されて構成されるケーブルネットワークのいずれかの上記ケーブル要素の近傍に、上記非接触データキャリアが設けられ、上記質問器及び上記非接触データキャリアが、上記ケーブル、又は、上記ケーブルネットワークを介して通信するものであり、上記ケーブルネットワークが、上記質問器を最上流として下流に向かうツリー状のネットワークであり、ツリー状のネットワークの節点の上流側のケーブル又はケーブル要素に、その節点の下流側の複数のケーブル要素のいずれかを択一的に接続させる、ツリー状のネットワークの節点に位置するスイッチと、上記スイッチより上流側のケーブル又はケーブル要素の位置近傍に設けられた、上記質問器からのスイッチ制御コマンドを受信するスイッチ制御用非接触データキャリアと、このスイッチ制御用非接触データキャリアが上記スイッチより上流側のケーブル又はケーブル要素から受給した電力を適用し、上記スイッチ制御用非接触データキャリアからの信号に応じて上記スイッチを切替動作させるスイッチ駆動部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ要素の敷設量を抑えながら質問器が多くの非接触データキャリアと通信できる、しかも、非接触データキャリアの設置自由度が高い、システム全体として安価な非接触データキャリアシステムを提供できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による非接触データキャリアシステムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第1の実施形態の非接触データキャリアはRFIDタグである。
図1は、第1の実施形態の非接触データキャリアシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態の非接触データキャリアシステム1は、複数(ここではN個とする)のRFIDタグ2−1〜2−N、質問器3、上位装置4及び複数のセンサ5−1〜5−Nを有する。
なお、第1の実施形態の場合、RFIDタグ2−1〜2−Nは固定位置のものであっても可搬式のものであっても良い。また、質問器3が通信し得るRFIDタグ2−1〜2−Nは1個だけでも複数であっても良い。各RFIDタグ2−1〜2−Nと各センサ5−1〜5−Nとは1対1で対応するものである。なお、1個のRFIDタグに2個以上のセンサを接続するものであっても良い。
RFIDタグ2−1〜2−Nは、上述したように、センサ接続機能を有するものである。RFIDタグ2−1〜2−Nとしては、例えば、特開2005−327104号公報に記載のセンシング機能付きRFIDタグを適用でき、そのため、内部構成の説明は省略する。
センサ5−1〜5−Nの種類は問われない。例えば、温度センサ、導電度センサ、歪センサ、圧力センサ、濃度センサ、水分センサ、抵抗分センサなどの任意のもので良く、RFIDタグ2−1〜2−Nとして特開2005−327104号公報に記載のセンシング機能付きRFIDタグを適用している場合には、各センサ5−1〜5−Nは、電圧出力型のものであることを要する。
質問器3は、有線又は無線回線を介して接続されている上位装置4の制御下で、質問信号を変調した無線信号をRFIDタグ2−1〜2−Nに送信し、RFIDタグ2−1〜2−Nが返信した応答信号を変調した無線信号を受信し、復調処理して応答信号を取り出すものである。質問器3とRFIDタグ2−1〜2−Nとの間の質問信号及び応答信号の授受は、例えば、ISO15693などの規格に従って又は準拠して実行される。
図2は、質問器3の詳細構成例を示すブロック図である。質問器3は、上位装置4とのインタフェース部20と、質問器3の全体を制御する制御部21と、送信部を構成する変調部22及び電力増幅部23と、受信部を構成するバンドパスフィルタ(BPF)24、ダウンコンバータ25、バンドパスフィルタ26及び復調部27と、送信部及び受信部を切り替えるデュプレックス部(DUP)28等を有し、デュプレックス部28はアンテナ接続端子(給電点)29に接続されている。
上位装置4は、例えば、パソコンが該当し、質問器3を起動して、質問器3及びRFIDタグ2−1〜2−N間の通信を制御するものである。上位装置4は、RFIDタグ2−1〜2−Nに係る測定データを収集するものである。なお、上位装置4に対し、有線又は無線で接続するさらに上位の装置が存在していても構わない。
この第1の実施形態の場合、質問器3のアンテナ構成に特徴を有している。質問器3は、アンテナ構成として、ケーブル10及び終端器(例えば終端抵抗)11を有する。
ケーブル10としては、一対の線路を有するものであれば良く(一対の線路が平行なものが好ましい)、例えば、TVフィーダ(平形ケーブル)、ベル線、同軸ケーブル、電話線、撚り線などを適用できる。各線路が特性的に平衡なケーブルが好ましい。
ケーブル10の一端は、質問器3におけるアンテナ接続端子29に接続されている(図2参照)。従来の質問器においてアンテナ(例えばループアンテナ)が接続されていたアンテナ接続端子に、アンテナに代えて、ケーブル10の一端を接続する。
ケーブル10の他端には終端器11が接続されている。ケーブル10の一対の線路10a、10bを、終端器11を介して接続することにより、ケーブル10は例えば電気的なループを構成している。
ケーブル10の任意の位置の表面には、RFIDタグ2−1〜2−Nが密着されている。なお、ケーブル10に対し多少の距離(例えば、4mm以内)をおいて、RFIDタグ2−1〜2−Nが設けられていても良い。ケーブル10の敷設は直線的である必要はなく、RFIDタグ2−1〜2−Nの位置に応じて敷設すれば良い。
以上から明らかなように、質問器3及びRFIDタグ2−1〜2−Nは、ケーブル10を介して通信を行う。質問器3がケーブル10に電流(質問信号)を流すと、ケーブル10の各線路から磁界、電磁波が漏洩し、これにより、質問器3及びRFIDタグ2−1〜2−Nが通信を行うことができる。
質問器3は、例えば、RFIDタグ2−n(nは1〜N)に対してIDを付けて呼び出す。RFIDタグ2−nは、IDが自分のものか否かを判定し、自分のものであれば、質問器3からのコマンドを解析し、コマンドに応じた処理を行い、その結果を質問器3に返す。質問器3からRFIDタグ2−nへの送信は、無線キャリアにデータ変調をかけて送信する。RFIDタグ2−nは、無線キャリアである磁界エネルギーを電源として動作する。RFIDタグ2−nから質問器3への送信は、質問器3からの磁界エネルギーを受けつつサブキャリアに変調をかけて応答する。
以上のように、質問器3主導でIDを指定し、RFIDタグ2−nを呼び出す方式のためRFIDタグ2−nの数には制限はない。
第1の実施形態によれば、センシング機能付きRFIDタグとケーブルを介して質問器が通信を行うので、以下のような効果(a1)〜(a5)を奏することができる。
(a1)センシング機能付きRFIDタグは、質問器からの磁界エネルギーを利用し各種センサをバッテリーレスで接続できるため、電池交換が不要である。従って、電池交換が不要であるため、完全に密閉した状態でも使用できる。また、バッテリーレスで、データ収集、センサ制御、通信を行うができる。さらに、電池代などのランニングコストが不要である。さらにまた、電池の消耗により測定ができないようなことは生じない。
(a2)ケーブルを通信路としているため、ケーブルやRFIDタグの設置が容易である。
(a3)RFIDタグには識別コード番号(ID)が付与されているため、複数のRFIDタグを配置でき、個々の通信を行うことができる(1:N通信)。しかも、RFIDタグを、ケーブル上のどこに配置しても良い。
(a4)RFIDタグに接続するセンサは、自由であり拡張することができる。すなわち、用途にあったセンサを容易に選択することができ、RFIDタグによって異なるセンサを接続することができる。
(a5)ケーブルの上の直近しか電磁波が発生しないため、他への影響、他からの影響を最小限とすることができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による非接触データキャリアシステムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図3は、第2の実施形態における特徴の説明図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
第1の実施形態では、RFIDタグをケーブルに密着させていたが、この第2の実施形態では、RFIDタグとケーブルとの間にスペーサを介在させる。
図3は、ケーブル10がフィーダ(平形ケーブル)の場合である(なお、ベル線などの場合でも第2の実施形態の技術思想を適用することができる)。図示しない質問器3に近い方のRFIDタグ2−Aは厚いスペーサ12−Aを介してケーブル10とのギャップが形成され、質問器3から遠い方のRFIDタグ2−Bは厚いスペーサ12−Bを介してケーブル10とのギャップが形成される。
スペーサ12−A、12−Bは、ケーブル10とRFIDタグ2−A、2−Bとの通信を妨げない材料(例えばプラスチック)で形成されており、ケーブル10とRFIDタグ2−A、2−Bとの間の結合量を調整するために設けられている。
質問器3に距離的に近いRFIDタグ2−Aと遠いRFIDタグ2−Bとでは、スペーサ12−A、12−Bを設けずにケーブル10に密着させた場合、ケーブル10での線路損失により、通信能力が異なる。第2の実施形態では、質問器3との距離に関係なく、各RFIDタグ2−A、2−Bの通信能力を同程度にするため、ギャップ長を異なるようにさせるスペーサ12−A、12−Bを設けることとした。因みに、ケーブル及びRFIDタグの結合量は、磁界であると、距離(ギャップ長)のほぼ3乗に逆比例する。
図3では、スペーサ12−A、12−Bが1枚のものを示したが、単位スペーサの積層枚数を変えることにより、スペーサ12−A、12−Bによるギャップ長を異なるようにさせても良い。また、最も遠い方のRFIDタグに対しては、スペーサを介することなく、ケーブル10に密着させるようにしても良い。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、以下のような効果を奏することができる。
質問器3との距離に関係なく、各RFIDタグ2−A、2−Bの通信能力を同程度にすることができる。また、ギャップ可変方式であると(例えば単位スペーサの枚数調整)、結合量が視覚的となり、容易に設定することができる。さらに、スペーサの厚みで調整するので、得られる効果に比較してコストが非常に安価である。
(C)第3の実施形態
次に、本発明による非接触データキャリアシステムの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図4は、第3の実施形態における特徴の説明図であり、既述した実施形態に係る図面との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。なお、図4ではセンサ5−nの図示を省略している。
図4において、第3の実施形態のRFIDタグ2−nは、結合コイル30、RFIDチップ31、タイマ32及びリレー33を有し、リレー33の常閉のリレー接点33bが結合コイル20に直列に介在されている。なお、例えば、結合コイル30及びRFIDチップ31の組と、タイマ32及びリレー33の組とが別個の基板に搭載されていても良い。
結合コイル30は、リレー接点33bが閉成状態においてアンテナコイルとして機能し、ケーブル10と結合して信号の授受を行うものである。リレー接点33bが開放している状態では、ケーブル10と信号の授受を行うことができない。
RFIDチップ31は、送受信部、制御部(例えば、CPUでなる)、記憶部及びセンサインタフェース部(センサ出力の取込構成を含む)を有するものであり、質問器からの質問信号の受信、応答信号の送信、コマンド解析、センサ出力の取込みなどを行うものである。この第3の実施形態の場合、RFIDチップ31はコマンド解析により、所定のコマンドの受信を認識した場合には、タイマ32の計時を起動するものである。
タイマ32は、起動時点から所定時間を計時するものである。タイマ32として、例えば、ワンショットマルチバイブレータ回路を適用でき、起動用のトリガパルスが与えられたときから、所定時間のパルス信号を計時信号としてリレー33に出力する。
リレー33は、タイマ32が計時している期間では、常閉のリレー接点33bを開放するものである。
この第3の実施形態は、以下のような考え方に従ってなされたものである。
RFIDタグの数は任意であるが、ケーブル10上に結合させておくとそれぞれに電力を消費し、質問器3の出力を大きくしなければならない。そこで、RFIDタグ2がケーブル10と結合している時間を、結合コイルの接続、切り離しによって制御できるようにした。
このような切り離しを、質問器3からのコマンドによってRFIDタグ2−n側で自律的に開始するため、RFIDチップ31がタイマ32へトリガパルスを送出し、これにより、タイマ32が計時動作を開始すると共にリレー33がオンとなり、RFIDタグ2−nはケーブル10から電気的に切り離される。タイマ32が所定時間を計時したらリレー33がオフとして、再びRFIDタグ2−nがケーブル10と電気的に接続される。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、以下のような効果を奏することができる。
質問器からの指定で、所定時間だけ特定のRFIDタグをケーブルから電気的に切り離すことができ、質問器の送信電力を大幅に低減することができる。言い換えると、少ない送信電力であっても、多数のRFIDタグを収容することができる。また、質問器の小型化、低消費電力化を達成することができる。
なお、タイマやリレーも、ケーブルに重畳された電源(例えば、電話線方式で供給し、RFIDタグがトランスによって取り込む、その他、電源供給線路をケーブルの中に設けて供給するようにしても良い)、又は、ケーブルから磁界エネルギーで供給された電源を使用することができ、RFIDタグのバッテリーレスを維持することができる。
図4では、RFIDタグをケーブルから結合コイルの切断によって切り離すものを示したが、RFIDタグのアンテナ共振周波数を強制的にずらすことによりケーブルとの結合を切り離すようにしても良い。例えば、共振要素として設けるコンデンサ(例えば外付けコンデンサ)としてバリキャップを用い、上記リレーに相当する構成がバリキャップの容量を変化させるようにすれば良い。
(D)第4の実施形態
次に、本発明による非接触データキャリアシステムの第4の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図5及び図6は、第4の実施形態における特徴の説明図であり、既述した実施形態に係る図面との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図5において、第4の実施形態のRFIDタグ2−nは、ケーブル10の一対の線路10a、10bに挟み込まれることにより、ケーブル10の近傍に設けられている。ここで、RFIDタグ2−nにおける線路10a、10bと接触する辺に、図6に示すように、ガイド溝35a、35bが設けられていることが好ましい。なお、RFIDタグ2−nをケースに収容するようにし、そのケースにガイド溝35a、35bが設けるようにしても良い。
この第4の実施形態の場合、ケーブル10は、一対の線路10a、10bを部分的に離間できるものであることを要する。例えば、フィーダ、ベル線に対して、第4の実施形態を適用でき、また、一対の線路10a、10bを撚ったケーブルであっても、一対の線路10a、10bを部分的に離間できるものであれば、第4の実施形態の技術思想を適用することができる。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、以下のような効果を奏することができる。
ケーブルの一対の線路間にRFIDタグを挟み込むだけで良いので、RFIDタグの取り付け作業又はケーブルの敷設作業が容易である。このような挟持方式を採用しても、RFIDタグ設置位置に関する任意性を維持することができる。また、ケーブルの各線路がRFIDタグ内の結合コイル(アンテナコイル;図5及び図6の破線参照)と近接し、結合が深いので、外部への影響、外部からの影響を軽減することができる。
図7は、第4の実施形態を変形した実施形態を示すものである。図7に示すRFIDタグ2−nは、一対の挟持線路36a、36bと、これらの挟持線路36a、36bの両端に設けられたコネクタ37a、37bを当初から備えているものであり、一方、ケーブルは複数に分断され、各ケーブル部分10−1、10−2の端部にも、上記コネクタ37a、37bと係合するコネクタ12a、12bが設けられている。すなわち、RFIDタグとケーブルとをタンデムに接続して行くものである。
以上のように、RFIDタグの外周に予めケーブルの一部となる部分を一体化させ、コネクタを予め配線しておくようにすると、RFIDタグの設置作業やケーブルの敷設作業を一段と容易なものにすることができる。
なお、図7に示すような変形実施形態の場合、ケーブルから電源供給を受けるのであれば、このコネクタ付きRFIDタグではケーブルの一部をタグ要素として引き込んであるので、電源線路を容易に分岐できる。
なお、ケーブル全体の分岐(後述する実施形態参照)にも容易に対応することができる。
(E)第5の実施形態
次に、本発明による非接触データキャリアシステムの第5の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図8は、第5の実施形態における特徴の説明図であり、既述した実施形態に係る図面との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図8において、図示しない質問器から延長されているケーブル10は終端器(図1参照)ではなく2線−4線変換するハイブリッド回路(HYB)40で終端されており、このハイブリッド回路40から分岐ケーブル10−1、10−2が延長されている。各分岐ケーブル10−1、10−2の適宜の位置にRFIDタグ2−1、2−2が設けられている。なお、分岐前のケーブル10の部分にもRFIDタグを設けるようにしても良い。
例えば、図示しない質問器からの質問信号は、ケーブル10を介してハイブリッド回路40に到達して2分岐され、各分岐ケーブル10−1、10−2を進行する。各RFIDタグ2−A、2−Bは自己が設けられている分岐ケーブル10−1、10−2を進行している質問信号を捉えて、自己宛のものか否かを判断し、自己宛のものであれば適宜処理する。各RFIDタグ2−A、2−Bからの応答信号は、上述とは逆の経路で質問器に到達する。
上述した各実施形態では、ケーブルは質問器から一方向に伸びているものであったが、この第5の実施形態では、ハイブリッド回路を用いて、ケーブルを分岐させ、ケーブルをツリー状に敷設できるようにしたものである。
図9は、ハイブリッド回路40−1〜40−3を利用することにより、棚又は建物の各段又は各階に分岐ケーブルを敷設させた場合を示している。一方、図10は、同一の棚又は建物に対し、既述した実施形態と同様に1本のケーブルを敷設させた場合を示している。例えば、RFIDタグ2−zと質問器3との間のケーブル長は、図9の場合の方が、図10の場合に比べて、数分の一になっており、ケーブルでの損失が小さい状況で通信を行うことができる。
第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、以下のような効果を奏することができる。
2次元又は3次元状の分散されている多数のRFIDタグの近くを通るように、1本のケーブルを敷設した場合、質問器に近いRFIDタグと遠いRFIDタグとでは結合のレベル差が大きく(第2の実施形態を除く)、また、ケーブルの敷設もやりにくいものである。この第5の実施形態では、ケーブルの途中にハイブリッド回路を用いて分岐するようにしたので、1本のケーブルでは引き回しが困難な場所でも容易にケーブルを敷設することができ、通信エリアを面的に拡大できると共に、遠い位置のRFIDタグであっても、質問器とのケーブル長を抑えることができ、近い所と遠い所で結合レベルを均一化することができる。
なお、ハイブリッド回路は一般的にトランスで構成されており電源が不要なものであり、この点で、質問器からの送信電力に与える影響はごく小さい。
また、質問器からの距離が短くなるので、ケーブルに電源を重畳して伝送することも容易であり、これにより、多種多様のサービスを提供することができる。例えば、図9に示すように、棚構成に第5の実施形態の技術思想を適用した場合において、現在どのRFIDタグをアクセスしているかをオペレータなどが視認できるように、RFIDタグに表示器(LED、LCD等)を設け、RFIDタグがコマンド解析に従って表示器を点灯するようなことも可能である。
(F)第6の実施形態
次に、本発明による非接触データキャリアシステムの第6の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図11は、第6の実施形態における特徴構成の説明図であり、既述した実施形態に係る図面との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図11において、この第6の実施形態においては、ケーブル10の途中に、2個のハイブリッド回路50−1、50−2を設けて、質問器からRFIDタグへの下り方向用経路部分10Dと、RFIDタグから質問器への上り方向用経路部分10Uとを形成し、下り方向用経路部分10Dには下り方向の信号を増幅する増幅器51Dを介挿し、上り方向用経路部分10Uには下り方向の信号を増幅する増幅器51Uを介挿している。なお、ケーブル10に電源を重畳させる場合には、ハイブリッド回路50−1及び50−2間は、直流的に接続される。
従って、質問器から出力された質問信号は、上流側のハイブリッド回路50−1によって下り方向用経路部分10Dに分配され、増幅器51Dによって増幅された後、下流側のハイブリッド回路50−2によってケーブル10に戻され、RFIDタグの方に送信される。逆に、RFIDタグから出力された応答信号は、下流側のハイブリッド回路50−2によって上り方向用経路部分10Uに分配され、増幅器51Uによって増幅された後、上流側のハイブリッド回路50−1によってケーブル10に戻され、質問器へ送信される。すなわち、双方向共に、信号は中継増幅される。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、以下のような効果を奏することができる。
ケーブルを介して伝送される信号は、ケーブル損失で低下したその信号レベルを、増幅器によって増幅することができるため、第6の実施形態を適用しない場合に比較して、通信距離を延長することができる。これにより、通信カバー範囲を広げることができる。
上述した第5の実施形態の技術思想では、2分岐毎に3dBレベル低下するが、この第6の実施形態の増幅器を付加することにより、レベル低下を防止でき、通信エリアをさらに面的又は立体的に広げることができる。
増幅器の電源は、ケーブルから受給することができるので、装置構成が容易であり、設置場所の選択が容易である。
(G)第7の実施形態
次に、本発明による非接触データキャリアシステムの第7の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図12は、第7の実施形態における特徴構成の説明図であり、既述した実施形態に係る図面との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
上述した第5の実施形態では、ケーブルをツリー状に敷設し、節点にハイブリッド回路を設けて2個の分岐ケーブルに共に信号を与えるものを示した。この第7の実施形態は、節点の位置にスイッチ(SW)60を設け、2個の分岐ケーブル10−1、10−2に対して択一的に信号を供給するものである。
スイッチ60を制御するために、分岐前のケーブル10に近接してスイッチ制御用RFIDタグ61と、スイッチ駆動部62とが設けられている。スイッチ制御用RFIDタグ61は、質問器からのコマンドがスイッチ制御コマンドであると、スイッチ駆動部62にスイッチ制御信号を出力し、スイッチ駆動部62はそのスイッチ制御信号に応じて、スイッチ60の駆動し、分岐ケーブル10−1又は10−2を分岐前ケーブル10に接続させる。
上述した特開2005−327104号公報にはデジタル入出力端子を有するRFIDタグが記載されており、例えば、このRFIDタグをスイッチ制御用RFIDタグ61に適用し、デジタル入出力端子からスイッチ駆動部62にスイッチ制御信号を出力すれば良い。
この第7の実施形態の場合、質問器には、どのRFIDタグがどの分岐ケーブルに近接して設けられているかの情報が記憶されている。質問器は、RFIDタグへの質問信号を送出する前に、まず、スイッチ制御用RFIDタグ61にスイッチ制御コマンドを送出する。このスイッチ制御コマンドを受信したスイッチ制御用RFIDタグ61は、スイッチ駆動部62にスイッチ制御信号を出力してスイッチ60を動作させ、分岐ケーブル10−1又は10−2を分岐前ケーブル10に接続させる。その後、質問器は、意図したRFIDタグへの質問信号を送出する。
第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、以下のような効果を奏することができる。
スイッチにより分岐方向を切り替えるので、分配損失が少なく、分配や通信距離の影響は小さくなる。
また、スイッチの切替えにも、同様な構成のRFIDタグを利用できるので、コストアップを抑えることができる。
さらに、スイッチ駆動部の電源も、ケーブルから受給することができるので、装置構成が容易であり、設置場所の選択が容易である。
(H)他の実施形態
上記各実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記各実施形態では、RFIDタグがセンシング機能付きのものであったが、センシング機能を備えないRFIDタグであっても良い。
本発明による非接触データキャリアシステムの用途は、センサ情報の収集に限定されず、任意で良い。例えば、RFIDタグに接続された機器へ制御信号を送出する用途であっても良く、RFIDタグに接続された機器から監視信号を収集する用途であっても良く、RFIDタグとのデータ通信そのものが用途であっても良い。
例えば、低速データ通信、遠隔制御監視、棚管理、図書管理、物品管理、工事現場、保管倉庫業界など各種産業に本発明を適用することができる。また、家屋内や車両内の簡易情報ネットワーク、防災ネットワークとして利用できる。RFIDタグは個別IDが付与されているため、位置管理にも利用できる。
また、構造物の建築時に予めケーブルを敷設しておけば、いつでも容易に、本発明の非接触データキャリアシステムを実現することができる。
上記では、RFIDタグがセンサ端子を有するものを示したが、さらに、監視制御端子(デジタル入出力端子を利用しても良い)を有するものであっても良く、監視制御端子を介して外部機器を制御できるようにしても良い。
上記第5の実施形態において、表示器を有するRFIDタグに言及したが、他の感覚(例えば聴覚)に訴える報知構成をRFIDタグが備えていても良い。このような報知構成を備えるRFIDタグも、バッテーレスで動作することが好ましい。
なお、ケーブルに、質問器からの距離に応じた目盛りを記入するようにしても良い。このようにしておくと、質問器とRFIDタグとの距離を容易に把握することができる。例えば、第2の実施形態の場合であれば、スペーサによるギャップ長の選定が容易になる。
また、ケーブル上の決められた位置に距離基準となるRFIDタグを配置するようにしても良い。例えば、質問器側で、このRFIDタグとの通信によって、通信品質や通信環境を把握することができる。また例えば、距離基準となるRFIDタグを複数設けた場合、これらのタグとの通信時間との比較から、他のRFIDタグのおおよその位置を質問器が捉えることができる。
さらに、RFIDタグとして、蓄電構成を備えるものを適用しても良い。例えば、ケーブルから供給される電源、又は、磁界エネルギーが変換された電源を、2次電池又はコンデンサなどに蓄電し、センサ検出電源用、可視表示用電源等として使用するようにしても良い。なお、RFIDタグが1次電池を備えたものであっても良い。
上記説明では、質問器が1台のものを示したが、複数台の質問器が設けられていても良い。複数台の質問器は冗長系を構成していても良い。また、複数台の質問器から延出されているケーブルは別個のものであっても良く、ハイブリッド回路やスイッチなどを介して、共通のケーブルに接続されているものであっても良い。
なお、質問器及び非接触データキャリア間の情報伝送方式は、電磁結合方式やマイクロ波方式などのいずれであっても良い。
質問器と上位装置との機能分けは、上記各実施形態のものに限定されない。なお、特許請求の範囲では、非接触データキャリアに対する上位側の装置をまとめて質問器と呼んでいる。本発明は、通信システムにおける親機の全体又は一部構成として質問器を利用し、子機の全体又は一部構成として非接触データキャリアを利用したものである。
第1の実施形態に係る非接触データキャリアシステムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る質問器の詳細構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る非接触データキャリアシステムの要部構成を示す正面図である。 第3の実施形態に係る非接触データキャリアの詳細構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る非接触データキャリアを示す正面図である。 第4の実施形態に係る非接触データキャリアを示す側面図である。 第4の実施形態の変形実施形態に係る非接触データキャリアを示す正面図である。 第5の実施形態に係る非接触データキャリアシステムの要部構成を示す正面図である。 第5の実施形態に係るケーブルネットワークの一例を示す斜視図である。 第5の実施形態における作用効果の説明図である。 第6の実施形態に係る非接触データキャリアシステムの要部構成を示す正面図である。 第7の実施形態に係る非接触データキャリアシステムの要部構成を示す正面図である。
符号の説明
1…非接触データキャリアシステム、2−1〜2−N、2−A、2−B、2−n…RFIDタグ、3…質問器、4…上位装置、5−1〜5−N…センサ、10…ケーブル、10−1、10−2、10D、10U…分岐ケーブル、ケーブル部分、11…終端器、12−A、12−B…スペーサ、12a、12b…コネクタ、30…結合コイル、31…RFIDチップ、32…タイマ、33…リレー、33b…リレー接点、36a、36b…コネクタ、40、40−1〜40−3、50−1、50−2…ハイブリッド回路、51D、51U…増幅器、60…スイッチ、61…スイッチ制御用RFIDタグ、62…スイッチ駆動部。

Claims (11)

  1. 質問器と非接触データキャリアとが無線通信する非接触データキャリアシステムにおいて、
    上記質問器は、アンテナが接続されるべき端子にケーブルの一端が接続されたものであり、
    上記ケーブル、又は、上記ケーブルを含めたケーブル状の複数のケーブル要素が接続されて構成されるケーブルネットワークのいずれかの上記ケーブル要素の近傍に、上記非接触データキャリアが設けられ、
    上記質問器及び上記非接触データキャリアが、上記ケーブル、又は、上記ケーブルネットワークを介して通信するものであり、
    上記非接触データキャリアは、所定時間を計時するタイマと、上記質問器からの信号により、上記ケーブル又は上記ケーブル要素と当該非接触データキャリアとの結合を所定時間だけ切断し、この所定時間の経過後に自律的に再結合させる結合停止手段とを有することを特徴とする非接触データキャリアシステム。
  2. 質問器と非接触データキャリアとが無線通信する非接触データキャリアシステムにおいて、
    上記質問器は、アンテナが接続されるべき端子にケーブルの一端が接続されたものであり、
    上記ケーブル、又は、上記ケーブルを含めたケーブル状の複数のケーブル要素が接続されて構成されるケーブルネットワークのいずれかの上記ケーブル要素の近傍に、上記非接触データキャリアが設けられ、
    上記質問器及び上記非接触データキャリアが、上記ケーブル、又は、上記ケーブルネットワークを介して通信するものであり、
    上記ケーブルネットワークが、上記質問器を最上流として下流に向かうツリー状のネットワークであり、
    ツリー状のネットワークの節点の上流側のケーブル又はケーブル要素に、その節点の下流側の複数のケーブル要素のいずれかを択一的に接続させる、ツリー状のネットワークの節点に位置するスイッチと、
    上記スイッチより上流側のケーブル又はケーブル要素の位置近傍に設けられた、上記質問器からのスイッチ制御コマンドを受信するスイッチ制御用非接触データキャリアと、
    このスイッチ制御用非接触データキャリアが上記スイッチより上流側のケーブル又はケーブル要素から受給した電力を適用し、上記スイッチ制御用非接触データキャリアからの信号に応じて上記スイッチを切替動作させるスイッチ駆動部と
    を有することを特徴とする非接触データキャリアシステム。
  3. 上記非接触データキャリアとして複数を分散して備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触データキャリアシステム。
  4. 上記非接触データキャリアがセンシング機能に対応したRFIDタグであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非接触データキャリアシステム。
  5. 上記非接触データキャリアと、上記ケーブル又は上記ケーブル要素との間に、任意の厚みを有するスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の非接触データキャリアシステム。
  6. 上記非接触データキャリアは、上記ケーブル又は上記ケーブル要素の一対の線路部材によって挟持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の非接触データキャリアシステム。
  7. 上記非接触データキャリアは、近傍に有する上記ケーブル要素を一体化して備え、一体化された上記ケーブル要素は、当該ケーブル要素より上記質問側に設けられている上記ケーブル又は上記ケーブル要素と接続する第1のコネクタを有し、上記非接触データキャリアを近傍に有する上記ケーブル要素より上記質問側に設けられている上記ケーブル又は上記ケーブル要素は、上記第1のコネクタと接続する第2のコネクタを有することを特徴とする請求項1〜4、6のいずれかに記載の非接触データキャリアシステム。
  8. 上記ケーブル又は上記ケーブルネットワークには双方向の増幅器が介挿されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の非接触データキャリアシステム。
  9. 上記ケーブルネットワークが、上記質問器を最上流として下流に向かうツリー状のネットワークであり、ツリー状のネットワークの節点に、その節点の上流側のケーブル又はケーブル要素を、その節点の下流側の複数のケーブル要素に結合するハイブリッド回路を位置させたことを特徴とする請求項1に記載の非接触データキャリアシステム。
  10. 上記ケーブルネットワークが、上記質問器を最上流として下流に向かうツリー状のネットワークであり、
    ツリー状のネットワークの節点の上流側のケーブル又はケーブル要素に、その節点の下流側の複数のケーブル要素のいずれかを択一的に接続させる、ツリー状のネットワークの節点に位置するスイッチと、
    上記スイッチより上流側のケーブル又はケーブル要素の位置近傍に設けられた、上記質問器からのスイッチ制御コマンドを受信するスイッチ制御用非接触データキャリアと、
    このスイッチ制御用非接触データキャリアが上記スイッチより上流側のケーブル又はケーブル要素から受給した電力を適用し、上記スイッチ制御用非接触データキャリアからの信号に応じて上記スイッチを切替動作させるスイッチ駆動部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の非接触データキャリアシステム。
  11. 上記非接触データキャリアは、電池非搭載であって、近傍の上記ケーブル又は上記ケーブル要素から受給した電力を利用して動作することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の非接触データキャリアシステム。
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