JP5021870B2 - 浄水装置管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の水道設備に取り付けられた浄水装置を管理する浄水装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、飲料水の安全性について関心が高まっていることから、住宅などの建物の水道設備には浄水装置が取り付けられることが多い。
浄水装置としては、例えば、マンション、アパートなどの集合住宅の貯水槽に取り付けられるような大型の浄水装置や、各戸内の水道配管、蛇口などに取り付けられる小型の浄水装置などがある。
これらの浄水装置は各種のフィルタを有していて、このフィルタで水を濾過し、水中の微生物類や塩素類などを取り除き、利用者に良質の飲料水を提供している。ところがこのような浄水装置は、フィルタに微生物類が徐々に蓄積したりフィルタ自体が劣化したりして、次第にその水処理性能が低下してしまう。そのため、ある一定の時点でフィルタの交換や洗浄などのメンテナンスが不可欠になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各戸内の水道配管、蛇口などに取り付けられるような小型の浄水装置では、そのメンテナンスの要否の判断は、各利用者に任されていることが多い。そのため、十分にメンテナンスされない場合があった。また反対に、未だ使用可能なフィルタを不必要に交換してしまう場合もあった。さらに、これらメンテナンスの要否は、単にフィルタを使用した期間や処理した水量などから判断されることがほとんどであり、適切な判断がなされないこともあった。
また、マンション、アパートなどの集合住宅の貯水槽に取り付けられるような大型の浄水装置においても、メンテナンス専門業者が定期的に現地に赴いて、水質やフィルタの状態をチェックする必要があるなど、非常に手間がかかるという問題があった。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、浄水装置についてのメンテナンス要否の判断を専門家が簡便に行うことにより、浄水装置を適切に管理して、利用者に安全性の高い飲料水を常時安定に供給する浄水装置管理システムを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る浄水装置管理システムは、水道設備に取り付けられた1つ以上の浄水装置と、該浄水装置の水処理状況を観測する観測装置と、該観測装置で観測されたデータを集めるデータ集積装置と、該データ集積装置に集められたデータを読み取る検知装置と、前記データ集積装置に集められたデータを表示する表示装置とを備えた浄水装置管理システムであって、前記観測装置は、前記浄水装置で処理される水の流量を測定する流量測定装置と、前記浄水装置の上流側の水と下流側の水との差圧を測定する差圧測定装置とを具備し、前記データ集積装置と前記検知装置とは、ワイヤレスで通信可能になっていて、前記浄水装置は、該浄水装置における水処理条件を調節する調節装置を備え、前記データ集積装置は前記調節装置と接続されて該調節装置を制御する制御装置を備えていて、該制御装置は、前記検知装置からの命令で作動可能になっていることを特徴とする。また、請求項1に係る浄水装置管理システムにあっては、前記検知装置は、データを処理するデータ処理装置を備えていて、該データ処理装置で処理されたデータを前記データ集積装置に送信して前記表示装置に表示可能になっていることが好ましい。
【0007】
前記データ集積装置は、集められたデータから前記浄水装置および/または前記浄水装置で処理された浄水における異常の有無を判断する異常判断装置と、該異常判断装置が異常の発生を判断した時に警報信号を発信する警報発信装置とを備え、また、当該浄水装置管理システムは前記警報信号を受信する警報受信装置を備えていることが好ましい。
前記観測装置は、前記浄水装置の下流側の水の残留塩素濃度を測定する残留塩素濃度測定装置をさらに具備していることが好ましい。
前記観測装置は、前記浄水装置の下流側の水のイオン濃度を測定するイオン濃度測定装置をさらに具備していることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
[実施形態例1]
図1は、本発明の実施形態例の1つである浄水装置管理システム10の概略構成図であって、この浄水装置管理システム10は、水道設備11に取り付けられた1つ以上の浄水装置12と、各浄水装置12の水処理状況を観測する観測装置13と、この観測装置13で測定された各データを集めるデータ集積装置17とを備えている。
観測装置13は、各浄水装置12で処理される水の流量を測定する流量測定装置14と、浄水装置12の上流側の水と下流側の水との差圧を測定する差圧測定装置15とを具備している。そして、この例の観測装置13は、さらに、浄水装置12の下流側の水中の残留塩素濃度を測定する残留塩素濃度測定装置16と、浄水装置12の下流側の水のイオン濃度を測定する図示略のイオン濃度測定装置をさらに具備している。
【0009】
また、この例のデータ集積装置17は、集められたデータを処理する図示略のデータ処理装置を備え、さらに、集められたデータから浄水装置12や浄水装置12で処理された浄水における異常の有無を判断する異常判断装置31と、この異常判断装置31が異常の発生を判断した時に警報信号を発信する警報発信装置32とを備えている。そして、この例の浄水装置管理システム10は、警報発信装置32から発信された警報信号を受信する警報受信装置33を備えている。
そして、データ集積装置17に集められたデータは、データ集積装置17に接続された表示装置18に表示されるようになっている。
【0010】
次に、この実施形態例1の浄水装置管理システム10を1戸の住宅に適用した場合の一例について、図2を示して説明する。
図2における水道設備11は、住宅内に引き込まれた水道配管であり、この水道配管を通じて、地域の浄水場などから住宅に水道水が供給されるようになっている。水道配管は住宅内において、台所20、浴室21、洗面所22へと分岐され、その後、浄水装置12A、12B、12Cがそれぞれ取り付けられている。
【0011】
ここで浄水装置12A、12B、12Cとしては、供給された水道水をろ過し、水道水中の微生物や塩素類などの不純物を除去するフィルタを備えたものが使用される。フィルタとしては特に制限はないが、セルロース系、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)系、ポリビニルアルコール系、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテル系、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)系、ポリスルフォン系、ポリアクリロニトリル系、ポリ四フッ化エチレン(テフロン(登録商標))系、ポリカーボネート系、ポリエステル系、ポリアミド系、芳香族ポリアミド系などの各種材料からなる中空糸膜または平膜の他、活性炭フィルタ(粉末状活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、成形活性炭)、分子吸着樹脂、ゼオライト、モレキュラーシーブ、キレート樹脂、イオン交換樹脂、焼結フィルタ、不織布、金属ネット、プラスチックネットなどが例示でき、これらのうちの1種、あるいは2種以上を備えた浄水装置12を好適に使用できる。
【0012】
なお、図2の例において、台所20では浄水装置12Aは手元開閉弁19Aよりも上流側の水道配管に設置されている。このようなタイプの浄水装置12としては、浄水装置12に常時水圧が作用する、いわゆる浄水器I形(先止め式)があり、アンダーシンク型(ビルトイン型)などと呼ばれる型のものを例示できる。一方、浴室21および洗面所22では、浄水装置12B、12Cはそれぞれ手元開閉弁19B、19Cよりも下流側に設置されている。このようなタイプの浄水装置12としては、浄水装置12を使用する際にのみ水圧が作用する、いわゆる浄水器II形(元止め式)があり、具体的には蛇口直結型、据置型、アンダーシンク型(ビルトイン型)などが例示できる。この例では、台所20には浄水器I形が設置され、浴室21および洗面所22には浄水器II形が設置されているが、台所20に浄水器II形が設置され、浴室21および洗面所22に浄水器I形が設置されていてもよく、特に制限はない。
【0013】
また、各浄水装置12A、12B、12Cの水処理状況を観測する観測装置13A、13B、13Cとして、少なくとも瞬間流量の測定機能を備えた流量測定装置14A、14B、14Cと、酸化還元電位の測定により各浄水装置12A、12B、12Cで処理された水中に残存する塩素濃度を測定する残留塩素濃度測定装置16A、16B、16Cと、図示略のイオン濃度測定装置が、浄水装置12A、12B、12Cに連続して接続されている。そしてさらに、各浄水装置12A、12B、12Cの上流側の水と下流側の水との差圧を測定する差圧測定装置15A、15B、15Cが設けられている。この例のうち、台所20においては、浄水装置12Aの上流側と下流側とで水道配管が分岐され、これら枝管11aが差圧測定装置15Aで接続されて、浄水装置12Aの上流側の水圧と下流側の水圧との差圧が測定可能となっている。浴室21および洗面所22においては、差圧測定装置15B、15Cは各浄水装置12B、12Cに備えられた形態となっている。
【0014】
台所20、浴室21、洗面所22において観測装置13A、13B、13Cで測定された各データは、住宅内に設置されたデータ集積装置17に集められ、データ集積装置17に備えられた図示略のデータ処理装置で必要に応じてデータ処理される。
このデータ処理装置においては、例えば、各流量測定装置14A、14B、14Cで測定された水の瞬間流量を積算処理して、ある一定の期間で処理された水の累積流量を求めることなどができる。その他にもデータ処理装置では、例えば、観測装置13A、13B、13Cで観測された過去の一定期間の各種データに基づいて、将来の各種データをシミュレーションすることなども可能である。具体的には、累積流量がある一定の値に到達する日時、浄水中に残存する塩素濃度がある一定の値に到達する日時、目的とするイオン濃度がある一定の値に到達する日時、浄水装置12A、12B、12Cの上流側の水と下流側の水との差圧がある一定の値に到達する日時などをシミュレーションから予測し、浄水装置12A、12B、12Cに備えられたフィルタの次回交換時期を予測することも可能である。また、得られた各種データからその住宅に最適なフィルタの設計を行うことも可能である。その他には、住宅内各場所の水使用量を年間を通じて調査することもでき、使用量を調節することによる節水を計画することなどもできる。
このようにデータ集積装置17に集められデータ処理装置で必要に応じてデータ処理されたデータは、住宅の外壁に取り付けられた表示装置18に、数値、グラフなどの形態で表示されるようになっている。
【0015】
また、この例の浄水装置管理システム10のデータ集積装置17には、観測装置13A、13B、13Cで観測され、データ集積装置17に集められたデータから、浄水装置12A、12B、12Cや浄水装置12A、12B、12Cで処理された浄水における異常の有無を判断する異常判断装置31が備えられている。この異常判断装置31は、流量測定装置14A、14B、14C、差圧測定装置15A、15B、15C、残留塩素濃度測定装置16A、16B、16C、図示略のイオン濃度測定装置で得られたデータや、さらにデータ処理装置で処理されたデータから、浄水装置12A、12B、12Cの故障、フィルタのつまり、破損などの異常や、浄水装置12A、12B、12Cで処理された水の水質異常を判断できるようになっている。異常の判断は、データ集積装置17にあらかじめ設定された基準値との比較によりなされ、その基準値はシーケンスやプログラムなどの変更により任意に変更可能になっている。
そして、このデータ集積装置17には、異常判断装置31が異常の発生を判断した時に警報信号を発信する警報発信装置32が備えられ、また、この浄水装置管理システム10には発信された警報信号を受信可能な警報受信装置33として携帯電話33aが備えられている。
【0016】
このような浄水装置管理システム10によれば、台所20、浴室21、洗面所22の各手元開閉弁19A、19B、19Cを開けると、各浄水装置12A、12B、12Cで処理された浄水が台所20の水道蛇口、浴室21のシャワー口、洗面所22の水道蛇口からそれぞれ得られ、それにともなって、各観測装置13がこれら浄水装置12A、12B、12Cの水処理状況を観測する。そして、各観測装置13で測定されたデータはデータ集積装置17に集められ、データ処理装置により必要な処理がなされた後、表示装置18に表示される。
よって、表示装置18を見るだけで、1戸の住宅内で使用している複数の浄水装置12A、12B、12Cにおける水処理状況を同時に容易に把握することができる。また、表示装置18を住宅の外壁などの屋外に取り付けることにより、メンテナンス専門業者が容易に水処理状況を把握することができる。よって、どんなメンテナンスが必要であるか、また、メンテナンスを行う適当な時期はいつ頃であるかを、利用者ではなく、専門業者が的確に判断できる。したがって、浄水装置12A、12B、12Cに対して必要十分なメンテナンスを行うことができ、利用者に安全性の高い飲料水を常時安定に供給することができる。なお、表示装置18においては、データ表示を常時を行ってもよいし、あらかじめ決められた日時などに定期的に表示してもよい。あるいは、必要な場合にのみ表示するようにしてもよい。
【0017】
また、データ集積装置17に備えられた異常判断装置31が、浄水装置12A、12B、12Cおよび/または浄水装置12A、12B、12Cで処理された浄水における異常を判断した場合には、警報発信装置32が警報信号を発信し、警報受信装置33である携帯電話33aがこれを受信する。よって、メンテナンス専門業者がこの携帯電話33aを携帯することにより、浄水装置12A、12B、12Cや処理された水において異常が生じた場合に、直ちに必要な対策を講じることができ、利用者に安全性の高い飲料水を常時安定に供給することができる。警報受信装置33としては携帯電話33aに限らず、メンテナンス専門業者が携帯可能な他の例として、簡易型携帯電話(PHS(登録商標))、ページャ(ポケットベル(登録商標))、PDA(携帯情報端末)、ノート型パソコンなどが挙げられる。また、警報受信装置33は、メンテナンス専門業者が携帯可能なものに限らず、例えば浄水装置12A、12B、12Cに設けられたものであってもよいし、また、メンテナンス専門業者が所有する設置型のパソコンなどであってもよい。警報受信装置33が浄水装置12A、12B、12Cに設けられたものである場合には、警報信号を受信したことを示す警報ランプなどが共に設けられていて、利用者が異常の発生を直ちに認識できるものを例示できる。このような形態であれば利用者は直ちに浄水装置12A、12B、12Cの利用を中止して、メンテナンス専門業者へ連絡するなどの対応ができる。
【0018】
また、特に観測装置13A、13B、13Cとして、流量測定装置14A、14B、14Cと差圧測定装置15A、15B、15Cとを備えたものを使用して、流量と差圧とを同時に観測することにより、例えば住宅に供給される水道水の水圧が各戸によってばらついているような場合でも、各戸ごとに的確に浄水装置12A、12B、12C内のフィルタの状態を把握でき、より細かなメンテナンスを行うことができる。具体的には、水道水は地域の浄水場から各住宅に供給されるが、供給された水道水の水圧は各住宅間で一定ではなく、通常ばらつきがある。よって、実際には浄水装置12A、12B、12C内のフィルタが、粗ゴミ、微粒子、砂、土、赤サビ、有機物、微生物類などの堆積により洗浄や交換などのメンテナンスを必要としている場合でも、水道水の水圧が大きな住宅においては、ある一定の流量の水をろ過でき、見かけ上、フィルタが汚れていないように観測される場合がある。このような場合、流量だけでなく差圧を同時に観測し、差圧が一定の値に到達しているかどうかを確認することにより、流量のみの測定では検知することのできないフィルタの目詰まり、汚れをただちに検知することができる。また、反対に、差圧が一定の値未満であるにもかかわらず、一定流量の水量が得られないような場合には、浄水装置12A、12B、12C、あるいは備えられているフィルタの破損などの何らかの異常が考えられ、直ちに対応することができる。
【0019】
さらに、観測装置13A、13B、13Cに残留塩素濃度測定装置16A、16B、16Cやイオン濃度測定装置を使用して、浄水装置12で処理された水そのものの状態を把握することにより、適切なろ過処理がなされているかどうかが解かり、より安全性の高い水を利用者に提供できる。特に、イオン濃度測定装置を使用すると、水に含まれるのミネラル量(カルシウム、ナトリウム、カリウム、鉄など)、水の硬度(カルシウム、マグネシウム)、pH、炭酸濃度、硝酸イオン濃度などを測定することもできる。また、イオン濃度測定装置に熱電対を備えて、水温を測定することもできる。
【0020】
また、さらに、各流量測定装置14A、14B、14Cで測定された水の流量をデータ集積装置17のデータ処理装置で積算処理して、瞬間流量とともに累積流量を求めることによって、より総合的に浄水装置の状態を把握できる。例えば、一定の累積流量に到達し、フィルタへの粗ゴミ、微粒子、砂、土、赤サビ、有機物、微生物類の蓄積による目詰まりが予想できるにも係わらず、瞬間流量が大きな場合には、フィルタの破損などの異常を予測できる。フィルタの破損がない場合でも、残留塩素濃度、イオン濃度を調べることにより、フィルタ寿命の適性判断を行うことができる。また、流量測定装置14A、14B、14Cで測定された瞬間流量の値が変動した場合でも、同時に累積流量の値を確認することによって、その変動が流量測定装置14A、14B、14Cの誤作動やノイズによるものかどうかを総合的に判断できる。
また、データ処理装置で、観測装置13A、13B、13Cで観測された過去の一定期間の各種データに基づいて、将来の各種データをシミュレーションすることにより、フィルタの次回交換時期を予測してフィルタを用意するなど、あらかじめメンテナンスの準備をしておくことができる。
【0021】
なお、以上の例では、台所20、浴室21、洗面所22で浄水装置12A、12B、12Cを使用する1戸の住宅に、浄水装置管理システム10を適用した場合について説明したが、1戸の住宅で1つの浄水装置12のみを使用する場合にも適用できる。また、浄水装置21は、台所20、浴室21、洗面所22に限らず、洗濯機、冷蔵庫、トイレ、屋外水栓、ペット・鑑賞魚用専用水栓などに取付けられていてもよい。さらに、各場所において複数の浄水装置21が接続されていてもよく、例えば浴室21において、バスタブ用とシャワー用とにそれぞれ浄水装置12が設けられる形態などを例示できる。
また、マンションやアパートなどの集合住宅で、複数の家庭がそれぞれ複数の浄水装置12を使用しているような場合にも、この浄水装置管理システム10を適用して、集合住宅内で使用されているすべての浄水装置12を一括して管理することもできる。
また、表示装置18が取り付けられる場所にも特に制限はなく住宅などの建物内でもよいが、住宅の外壁や集合住宅の外壁などの屋外に取り付けると、メンテナンス専門業者がいつでも容易に水処理状況を把握することができ好ましい。
【0022】
さらには、上記実施形態例1の浄水装置管理システム10をマンションやビルの貯水槽に適用することもできる。
図3において水道設備11は、マンションの屋上に設けられた貯水槽であり、ここには地域の浄水場などから水道水が供給されるようになっている。この貯水槽には浄水装置12として、中空糸膜を備えた分離膜モジュールが浸漬されている。分離膜モジュールには吸引ポンプ25が接続されていて、貯水槽内の水を分離膜モジュールを介して吸引することにより、水道水に含まれる微生物や塩素類などの不純物を、分離膜の膜面で除去できるようになっている。こうしてろ過処理された水は、ついで、マンションの各所に配管を通じて供給されるようになっている。
【0023】
この例の浄水装置管理システム10においても図2の例と同様に、浄水装置12の水処理状況を観測する観測装置として、分離膜モジュールで処理された水の流量を測定する流量測定装置14と、処理された浄水中に残存する塩素濃度を測定する残留塩素濃度測定装置16と、図示略のイオン濃度測定装置とが、分離膜モジュールの下流側に接続されている。また、さらに、分離膜モジュールの上流側の水と下流側の水との差圧を測定する差圧測定装置15が吸引ポンプ25に設けられている。
そして、これらの観測装置13で測定された各データは、マンションの管理室などに設置されたデータ集積装置17に集められ、データ集積装置17に備えられた図示略のデータ処理装置で必要に応じてデータ処理された後、データ集積装置17に接続した表示装置18に表示されるようになっている。
このように図1の形態の浄水装置管理システム10を、マンションやビルの貯水槽に適用することによって、メンテナンス専門業者が定期的に貯水槽に赴いて水質やフィルタの状態をチェックしなくても、管理室の表示装置18を確認するだけで貯水槽管理を行うことができる。したがって、メンテナンスの労力を大幅に削減しつつ、より安全性の高い水を利用者に提供できる。
【0024】
また、図示はしていないが図2の例と同様に、データ集積装置17に異常判断装置および警報発信装置を備えるとともに、警報受信装置を設けることによって、分離膜モジュールや水質に何らかの異常が発生した場合にメンテナンス専門業者が直ちに対応することができる。
なお、分離膜モジュールは吸引型に限らず、加圧型の分離膜モジュールを使用してもよい。
【0025】
[実施形態例2]
図4は、本発明の他の実施形態例の1つである浄水装置管理システム10の概略構成図である。この浄水装置管理システム10は、実施形態例1の場合と同様に、水道設備11に取り付けられた1つ以上の浄水装置12と、各浄水装置12の水処理状況を観測する観測装置13と、この観測装置13で測定された各データを集めるデータ集積装置17とを備えていて、観測装置13は、流量測定装置14と、差圧測定装置15と、残留塩素濃度測定装置16と、図示略のイオン濃度測定装置を具備している。また、データ集積装置17は、データを処理する図示略のデータ処理装置を備えている。
そして、この例の浄水装置管理システム10は、データ集積装置17に集められ必要に応じて処理されたデータを表示する表示装置18と、データ集積装置17に集められ必要に応じて処理されたデータを読み取る検知装置23とを備えている。
【0026】
この実施形態例2の浄水装置管理システム10を1戸の住宅に適用した場合の一例について、図5を示して説明する。
この図示例においては図2の場合と同様に、水道設備11である水道配管が住宅内で台所20、浴室21、洗面所22へと分岐され、その後、浄水装置12A、12B、12Cがそれぞれ取り付けられている。そして、各浄水装置12A、12B、12Cの水処理状況を観測する観測装置13として、流量測定装置14A、14B、14Cと、残留塩素濃度測定装置16A、16B、16Cと、差圧測定装置15A、15B、15Cと、図示略のイオン濃度測定装置が設けられている。
台所20、浴室21、洗面所22において観測装置13で測定された各データは、住宅内に設置されたデータ集積装置17に集められ、データ集積装置17に備えられた図示略のデータ処理装置で必要に応じてデータ処理される。
適宜処理されたデータは、データ集積装置17に接続された表示装置18に表示されるようになっている。
そして、さらにデータ集積装置17には、検知装置23としてモデム付きコンピュータが通信回線24で接続されていて、データ集積装置17に集められ適宜処理されたデータを、断続的または連続的に読み取れるようになっている。このモデム付きコンピュータは、通常、複数の浄水装置12A、12B、12Cの水処理状況を一括集中管理する集中管理センタなどに設置される。また、通信回線24としては、電話回線、専用データ回線、無線回線などを使用できる。
【0027】
このような浄水装置管理システム10によれば、台所20、浴室21、洗面所22の各手元開閉弁19A、19B、19Cを開けると、各浄水装置12A、12B、12Cで処理された浄水が台所20の水道蛇口、浴室21のシャワー口、洗面所22の水道蛇口からそれぞれ得られ、それにともなって、各観測装置13がこれら浄水装置12A、12B、12Cの水処理状況を観測する。そして、各観測装置13で測定されたデータはデータ集積装置17に集められ、データ処理装置により必要な処理がなされ、また必要に応じて保存される。
そして、データ集積装置17のデータは定期的に、あるいは各データに対してデータ集積装置17にあらかじめ設定された設定値を各データが超えた場合など必要に応じて、表示装置18に表示されるとともに集中管理センタのモデム付きコンピュータに送られ、読み取られる。あるいは、集中管理センタのモデム付きコンピュータからデータ集積装置17に必要に応じてアクセスし、各データを読み取る。
【0028】
したがってこのようなシステムによれば、浄水装置12A、12B、12Cを使用している1戸以上の住宅における水処理状況を、各住宅とは遠隔に設置されている集中管理センタにおいても、同時に一括して把握できる。よって、メンテナンス専門業者が各戸ごとに巡回しなくても容易に、かつ必要な時に直ちに水処理状況を確認でき、各戸で使用されている浄水装置に対してどんなメンテナンスが必要であるか、また、メンテナンスを行う適当な時期はいつ頃であるかを、的確かつ簡便に判断できる。したがって、浄水装置12A、12B、12Cに対して必要十分なメンテナンスを行うことができ、利用者に安全性の高い飲料水を常時安定に供給することができる。
【0029】
また、この例においては、データ集積装置17とモデム付きコンピュータなどの検知装置23が、電話回線などの通信回線24で接続され、通信可能となっている形態について説明したが、例えば、データ集積装置17と検知装置23とが赤外線通信、ブルトゥースなどにより、ワイヤレスで通信可能となっていてもよい。
このような場合には検知装置23として、メンテナンス専門業者が携帯することのできる小型の検知機が好ましい。
そして、検知機を携帯したメンテナンス専門業者が、浄水装置12A、12B、12Cを使用している各戸を巡回して、各戸のデータ集積装置17に検知機を適宜近づけてデータを読みとることにより、各戸で使用されている浄水装置12A、12B、12Cの水処理状況を把握することができる。この場合には、各戸のデータ集積装置17は住宅などの建物内ではなく、住宅の外壁などに取り付けられ、メンテナンス専門業者が容易にデータ集積装置17に近づけるようになっていることが好ましい。
【0030】
また、さらに、この例の浄水装置管理システムのデータ集積装置17にも、実施形態例1の場合と同様に、観測装置13A、13B、13Cで観測され、データ集積装置17に集められたデータから、浄水装置12A、12B、12Cや浄水装置12A、12B、12Cで処理された浄水における異常の有無を判断する異常判断装置31と、この異常判断装置31が異常の発生を判断した時に警報信号を発信する警報発信装置32を備え、さらに、発信された警報信号を受信可能な警報受信装置33を備えてもよい。
【0031】
また、さらに、この例の浄水装置管理システム10においては、浄水装置12A、12B、12Cに、この浄水装置12A、12B、12Cにおける水処理条件を調節する調節装置を備え、一方、データ集積装置17とこの調節装置とを接続して、データ集積装置17にこの調節装置を制御する制御装置を備え、そして、この制御装置を検知装置23からの命令で作動できるようにしてもよい。
水処理条件を調節する調節装置としては、浄水装置12A、12B、12Cに内蔵された図示略の上流側開閉弁と下流側開閉弁などを例示できる。上流側開閉弁を調整して、浄水装置12A、12B、12Cに入る水量を調節するとともに、下流側開閉弁を調節して浄水装置12A、12B、12Cから出る水量を調節することによって、浄水装置12A、12B、12Cで処理される水の流量を任意に調節したり、浄水装置12A、12B、12Cに加わる水圧を任意に調節することができる。流量や水圧を調節することにより、水中の残留塩素濃度、イオン濃度を適正な値にすることもできる。そして、この調節装置を、データ集積装置17に備えられた制御装置で制御し、さらに検知装置23からの命令により、制御装置を作動させて、調節装置を操作することによって、浄水装置12A、12B、12Cの水処理条件を遠隔操作することができる。
このような浄水装置管理システム10によれば、検知装置23で読み取られたデータから、メンテナンス専門業者が浄水装置12A、12B、12Cの水処理条件を変更することが必要と判断した場合に、直ちに検知装置23から制御装置に命令を送って、浄水装置12A、12B、12Cに内蔵された上流側開閉弁、下流側開閉弁などの調節装置を遠隔操作し、常に適切な条件で水処理を行うことができる。
また、さらに、検知装置23にデータ処理装置を備えて、検知装置23で読み取られたデータをさらに処理した後これをデータ集積装置17に送信して表示装置18に表示させて、利用者が浄水装置12A、12B、12Cに係わる種々のデータを必要に応じて確認できるようにしてもよい。
【0032】
なお、このような実施形態例2の浄水装置管理システム10は、1戸の住宅において1つの浄水装置12のみを使用している場合や、マンションやアパートなどの集合住宅で、複数の家庭がそれぞれ複数の浄水装置12を使用しているような場合にも同様に適用できる。
さらには、上記実施形態例1の図3のように、この浄水装置管理システム10をマンションやビルの貯水槽に適用してもよい。この場合にも、メンテナンス専門業者が集中管理センタのモデム付きコンピュタあるいは携帯用の検知機などでデータを検知して、それを確認するだけで水処理状況を把握でき、定期的に貯水槽に赴く必要がない。したがって、メンテナンスの労力を大幅に削減しつつ、より安全性の高い水を利用者に提供できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の浄水装置管理システムによれば、浄水装置についてのメンテナンス要否の判断を利用者ではなく、専門家が簡便に行うことができ、浄水装置を適切に管理して、利用者に安全性の高い飲料水を常時安定に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水装置管理システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】 図1の浄水装置管理システムを住宅の浄水装置に適用した一例を示す概略構成図である。
【図3】 図1の浄水装置管理システムをマンションの貯水槽に適用した一例を示す概略構成図である。
【図4】 本発明の浄水装置管理システムの他の一例を示す概略構成図である。
【図5】 図4の浄水装置管理システムを住宅の浄水装置に適用した一例を示す概略構成図である
【符号の説明】
10 浄水装置管理システム
11 水道設備
12 浄水装置
13 観測装置
14 流量測定装置
15 差圧測定装置
16 残留塩素濃度測定装置
17 データ集積装置
18 表示装置
23 検知装置
24 通信回線
31 異常判断装置
32 警報発信装置
33 警報受信装置

Claims (5)

  1. 水道設備に取り付けられた1つ以上の浄水装置と、該浄水装置の水処理状況を観測する観測装置と、該観測装置で観測されたデータを集めるデータ集積装置と、該データ集積装置に集められたデータを読み取る検知装置と、前記データ集積装置に集められたデータを表示する表示装置とを備えた浄水装置管理システムであって、
    前記観測装置は、前記浄水装置で処理される水の流量を測定する流量測定装置と、前記浄水装置の上流側の水と下流側の水との差圧を測定する差圧測定装置とを具備し
    前記データ集積装置と前記検知装置とは、ワイヤレスで通信可能になっていて、
    前記浄水装置は、該浄水装置における水処理条件を調節する調節装置を備え、前記データ集積装置は前記調節装置と接続されて該調節装置を制御する制御装置を備えていて、
    該制御装置は、前記検知装置からの命令で作動可能になっていることを特徴とする浄水装置管理システム。
  2. 前記検知装置は、データを処理するデータ処理装置を備えていて、該データ処理装置で処理されたデータを前記データ集積装置に送信して前記表示装置に表示可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の浄水装置管理システム。
  3. 前記データ集積装置は、集められたデータから前記浄水装置および/または前記浄水装置で処理された浄水における異常の有無を判断する異常判断装置と、該異常判断装置が異常の発生を判断した時に警報信号を発信する警報発信装置とを備え、
    前記警報信号を受信する警報受信装置を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の浄水装置管理システム。
  4. 前記観測装置は、前記浄水装置の下流側の水の残留塩素濃度を測定する残留塩素濃度測定装置をさらに具備していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の浄水装置管理システム。
  5. 前記観測装置は、前記浄水装置の下流側の水のイオン濃度を測定するイオン濃度測定装置をさらに具備していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の浄水装置管理システム。
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