JP6055551B2 - 管理装置、管理システム、気液混合システム、管理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、管理装置、管理システム、気液混合システム、管理方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来、気液混合装置として、例えば特許文献1に開示されているように、給水に気体を混合して気体混合水を製造する気体混合水生成装置が知られている。この特許文献1の気体混合水生成装置では、主に、水に炭酸ガスを混合して炭酸水を製造することが開示されている。
炭酸水は優れた保温作用があるため、古くから温泉を利用する浴場等で用いられている。炭酸水の保温作用は、基本的に、含有炭酸ガスの末梢血管拡張作用により身体環境が改善されるためと考えられている。また、炭酸ガスの経皮浸入によって毛細血管床の増加及び拡張が起こり、皮膚の血行を改善する。このため、退行性病変及び末梢循環障害の治療に効果があるとされている。
また、例えば特許文献2に開示されているように、水道管毎に流量センサを設け、各水道管の消費水量を求めて出力する水道管理システムが知られている。
ところで、上述したような気体混合水生成装置が、複数の洗髪台を有する理美容店において各洗髪台にそれぞれ配設される場合、洗髪台ごと水や炭酸ガスの使用状況を確認することが容易ではない。具体的には、理美容店の責任者などは、各洗髪台に配設された気体混合水生成装置ごとに一つ一つ給水量や炭酸ガス使用量を調べる手間がかかる。
また、上述した気体混合水生成装置では、洗髪台ごと水や炭酸ガスの使用状況がわからず、水が使用されていないことに気付かずに、炭酸ガスを供給する可能性がある。
また、上述した気体混合水生成装置では、洗髪台ごと水や炭酸ガスの使用状況がわからず、水が使用されていないことに気付かずに、炭酸ガスを供給する可能性がある。
さらに、上述した水道管理システムでは、水道管毎の消費水量は分かるが、一つの水道管から水の供給を受ける複数の気体混合水生成装置ごとの消費水量は分からない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する気液混合装置についての管理を容易に行うことができる管理装置、管理システム、気液混合システム、管理方法およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明の一態様は、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置を管理する管理装置であり、前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置から、原液供給源から一の前記気液混合装置への前記原液の流量についての情報である原液流量情報及び気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の供給の有無についての情報である気体供給有無情報を前記気液混合装置毎に受信する通信部と、前記受信された原液流量情報及び気体供給有無情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録する情報管理部と、前記記録された原液流量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記原液の使用量についての情報を画面表示させ、前記記録された気体供給有無情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる表示制御部と、を備える管理装置である。
この構成によれば、気液混合装置毎に原液の使用量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理を容易に行うことができる。この構成によれば、気液混合装置毎に気体の使用量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理をさらに容易に行うことができる。
(2)本発明の一態様は、上記(1)の管理装置において、前記原液が水であり、前記気体が炭酸ガスである管理装置である。この構成によれば、気液混合装置毎に水の使用量についての情報が画面表示されるので気液混合装置についての管理を容易に行うことができ、また、たとえば、水が使用されていない時に、利用者が画面表示を見ることにより気付いて、水が使用されていない状態で炭酸ガスを供給することを防止することができる。
この構成によれば、気液混合装置毎に原液の使用量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理を容易に行うことができる。この構成によれば、気液混合装置毎に気体の使用量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理をさらに容易に行うことができる。
(2)本発明の一態様は、上記(1)の管理装置において、前記原液が水であり、前記気体が炭酸ガスである管理装置である。この構成によれば、気液混合装置毎に水の使用量についての情報が画面表示されるので気液混合装置についての管理を容易に行うことができ、また、たとえば、水が使用されていない時に、利用者が画面表示を見ることにより気付いて、水が使用されていない状態で炭酸ガスを供給することを防止することができる。
(3)本発明の一態様は、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置と、前記気液混合装置に原液を供給する原液供給源と、前記気液混合装置に気体を供給する気体供給源と、前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置と、前記情報取得装置から、前記気液混合装置についての情報を前記気液混合装置毎に受信する上記(1)または(2)の管理装置と、を備える気液混合システムである。
(4)本発明の一態様は、上記(3)の気液混合システムにおいて、前記気液混合装置への前記気体の供給量を調整する電磁弁を備える気液混合システムである。
この構成によれば、電磁弁の開閉により気体の供給量を変更することにより前記気体の供給量を調整することができ、また、炭酸ガスを使用した期間の長さに該使用した期間に該当する炭酸ガス時間当たり供給量を加味して、該使用した期間の長さを積算した積算値で表される炭酸ガスの使用量と、気体供給源の容量とから、炭酸ガス残量を算出できる。
この構成によれば、電磁弁の開閉により気体の供給量を変更することにより前記気体の供給量を調整することができ、また、炭酸ガスを使用した期間の長さに該使用した期間に該当する炭酸ガス時間当たり供給量を加味して、該使用した期間の長さを積算した積算値で表される炭酸ガスの使用量と、気体供給源の容量とから、炭酸ガス残量を算出できる。
(5)本発明の一態様は、上記(4)のいずれかの気液混合システムにおいて、前記電磁弁が比例電磁弁である気液混合システムである。
この構成によれば、比例電磁弁の開度を変更することにより前記気体の供給量を所定の値に調整することができ、また、炭酸ガスを使用した期間の長さに該使用した期間に該当する炭酸ガス時間当たり供給量を加味して、該使用した期間の長さを積算した積算値で表される炭酸ガスの使用量と、気体供給源の容量とから、炭酸ガス残量を算出できる。
この構成によれば、比例電磁弁の開度を変更することにより前記気体の供給量を所定の値に調整することができ、また、炭酸ガスを使用した期間の長さに該使用した期間に該当する炭酸ガス時間当たり供給量を加味して、該使用した期間の長さを積算した積算値で表される炭酸ガスの使用量と、気体供給源の容量とから、炭酸ガス残量を算出できる。
(6)本発明の一態様は、上記(3)から(5)のいずれかの気液混合システムにおいて、動作のオンとオフを切り替えるスイッチを有し、前記スイッチがオンであり、且つ、前記原液が所定の流量以上で流れて前記気液混合装置に供給されており、且つ、前記気体の供給の圧力が所定の圧力以上である場合にのみ、前記気体が前記気液混合装置に供給される気液混合システムである。
(7)本発明の一態様は、上記(3)から(6)のいずれかの気液混合システムにおいて、前記気液混合装置から供給される気体混合液の温度を25〜50℃に制御する温度制御手段を備える気液混合システムである。
(8)本発明の一態様は、上記(7)の気液混合システムにおいて、前記通信部が、前記情報取得装置から、前記気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の時間当たり供給量についての情報である気体時間当たり供給量情報を前記気液混合装置毎に受信し、前記情報管理部が、前記受信された気体時間当たり供給量情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録し、前記表示制御部が、前記記録された気体供給有無情報及び気体時間当たり供給量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる気液混合システムである。
この構成によれば、気体時間当たり供給量情報により、気体の使用量についての情報の精度が向上する。
この構成によれば、気体時間当たり供給量情報により、気体の使用量についての情報の精度が向上する。
(9)本発明の一態様は、上記(3)から(8)のいずれかの気液混合システムにおいて、前記通信部が、前記情報取得装置から、一の前記気液混合装置へ前記気体を供給する気体供給源における前記気体の残量についての情報である気体残量情報を前記気液混合装置毎に受信し、前記情報管理部が、前記受信された気体残量情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録し、前記表示制御部が、前記記録された気体残量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の残量についての情報を画面表示させる気液混合システムである。
この構成によれば、気液混合装置毎に気体の残量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理をさらに容易に行うことができる。
この構成によれば、気液混合装置毎に気体の残量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理をさらに容易に行うことができる。
(10)本発明の一態様は、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置と、前記情報取得装置から、前記気液混合装置についての情報を前記気液混合装置毎に受信する上記(1)または(2)のいずれかの管理装置と、を備える管理システムである。
(11)本発明の一態様は、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置についての管理方法であり、管理装置が、前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置から、原液供給源から一の前記気液混合装置への前記原液の流量についての情報である原液流量情報及び気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の供給の有無についての情報である気体供給有無情報を前記気液混合装置毎に受信し、前記管理装置が、前記受信された原液流量情報及び気体供給有無情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録し、前記管理装置が、前記記録された原液流量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記原液の使用量についての情報を画面表示させ、前記記録された気体供給有無情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる管理方法である。
この構成によれば、気液混合装置毎に気体の使用量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理をさらに容易に行うことができる。
(12)本発明の一態様は、上記(11)の管理方法において、前記原液が水であり、前記気体が炭酸ガスである管理方法である。この構成によれば、気液混合装置毎に水の使用量についての情報が画面表示されるので気液混合装置についての管理を容易に行うことができ、また、たとえば、水が使用されていない時に、利用者が画面表示を見ることにより気付いて、水が使用されていない状態で炭酸ガスを供給することを防止することができる。
この構成によれば、気液混合装置毎に気体の使用量についての情報が画面表示されるので、気液混合装置についての管理をさらに容易に行うことができる。
(12)本発明の一態様は、上記(11)の管理方法において、前記原液が水であり、前記気体が炭酸ガスである管理方法である。この構成によれば、気液混合装置毎に水の使用量についての情報が画面表示されるので気液混合装置についての管理を容易に行うことができ、また、たとえば、水が使用されていない時に、利用者が画面表示を見ることにより気付いて、水が使用されていない状態で炭酸ガスを供給することを防止することができる。
(13)本発明の一態様は、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置についての管理処理を行うためのコンピュータプログラムであって、前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置から、原液供給源から一の前記気液混合装置への前記原液の流量についての情報である原液流量情報及び気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の供給の有無についての情報である気体供給有無情報を前記気液混合装置毎に受信する通信機能と、前記受信された原液流量情報及び気体供給有無情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録する情報管理機能と、前記記録された原液流量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記原液の使用量についての情報を画面表示させ、前記記録された気体供給有無情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる表示制御機能と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、原液中に気体を混合して気体混合液を製造する気液混合装置についての管理を容易に行うことができるという効果が得られる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る気液混合システム1の概略構成図である。気液混合システム1は、本実施形態では原水、例えば水道水に炭酸ガス(二酸化炭素)を混合、溶解させて、得られた炭酸水を各種の目的に供するためのものである。炭酸水の用途としては、従来と同様に、例えば洗髪などの理美容目的や、風呂の湯、すなわち炭酸泉として用いられる。図1は、複数の洗髪台を備えた理美容店において、各洗髪台にそれぞれ配設される気液混合システム1の概略構成を示している。
図1は、本発明の一実施形態に係る気液混合システム1の概略構成図である。気液混合システム1は、本実施形態では原水、例えば水道水に炭酸ガス(二酸化炭素)を混合、溶解させて、得られた炭酸水を各種の目的に供するためのものである。炭酸水の用途としては、従来と同様に、例えば洗髪などの理美容目的や、風呂の湯、すなわち炭酸泉として用いられる。図1は、複数の洗髪台を備えた理美容店において、各洗髪台にそれぞれ配設される気液混合システム1の概略構成を示している。
気液混合システム1は、炭酸水(気体混合液)生成装置100と、原水供給源(原液供給源)3と、気体供給源4と、管理装置210とを備える。炭酸水生成装置100は、気液混合装置2と、第1の圧力スイッチ32と、電磁弁33と、第2の圧力スイッチ34と、制御部40とを備える。制御部40は、通信部35と起動スイッチ36を備える。起動スイッチ36は、利用者が操作するスイッチであって、炭酸水生成装置100の動作のオンとオフを切り替えるスイッチである。起動スイッチ36は、炭酸水生成装置100の動作のオン/オフを示すオン/オフ信号113を出力する。
原水供給源3は、気液混合装置2に原水(原液)を供給する。気体供給源4は、該気液混合装置2に炭酸ガス(CO2:気体)を供給する。気液混合装置2は、原水供給源3から供給された原水中に、気体供給源4から供給された炭酸ガスを混合して炭酸水を製造する。制御部40は、原水供給源3からの原水の供給や気体供給源4からの炭酸ガスの供給を制御する。
第1の圧力スイッチ32は、原水供給源3からの原水を気液混合装置2に供給するための原水側配管30に設けられている。第1の圧力スイッチ32は、原水側配管30内を流れる原水の圧力を検知するものであって、予め設定された所定の圧力以上になるとこれを検知してスイッチがオンになり、所定の圧力未満ではスイッチがオフとなる公知の構成のものである。第1の圧力スイッチ32は、制御部40に電気的に接続されており、検知結果に基づくオン/オフ信号111を制御部40に送信している。
気体供給源4からの炭酸ガスを気液混合装置2に供給するための気体側配管31には、気体供給源4との間の経路中に、電磁弁33と第2の圧力スイッチ34とが設けられている。
第2の圧力スイッチ34は、気体供給源4側に配置されたもので、気体側配管31を流れる炭酸ガスの圧力を検知し、予め設定された圧(例えば0.3MPa[ゲージ圧])以上であればスイッチをオンとし、予め設定された圧未満ではスイッチをオフとする。したがって、第2の圧力スイッチ34は、気体供給源4を構成するガスボンベ内の残圧、すなわちガスボンベ内の炭酸ガスの残量を判定する残量計として機能している。第2の圧力スイッチ34は、制御部40に電気的に接続されており、検知結果に基づくオン/オフ信号112を制御部40に送信している。
電磁弁33は、第2の圧力スイッチ34の下流側に配置されたもので、その開閉によって気体供給源4からの炭酸ガスの供給を調整している。すなわち、電磁弁33が開かれることで気体供給源4から気液混合装置2に炭酸ガスが供給され、閉じられことで炭酸ガスの供給が停止させられるようになっている。この電磁弁33は、制御部40に電気的に接続することでその開閉が制御部40によって制御されている。
制御部40は、起動スイッチ36からのオン/オフ信号113と第1の圧力スイッチ32からのオン/オフ信号111と第2の圧力スイッチ34からのオン/オフ信号112とを受信し、これらのオン/オフ信号に基づいて電磁弁33の開閉を制御する。すなわち、起動スイッチ36がオンであり、したがって起動スイッチ36のオン/オフ信号113としてオン信号を出力し、且つ、原水側配管30内の圧力が所定の圧力以上であり、したがって原水が所定の流量以上で流れていることを第1の圧力スイッチ32が検知し、オン/オフ信号111としてオン信号を制御部40に送信し、且つ、気体供給源4からの炭酸ガスの供給の圧力が所定の圧力以上であり、したがって炭酸ガスの残量が所定の量あることを第2の圧力スイッチ34が検知し、オン/オフ信号112としてオン信号を制御部40に送信すると、制御部40は電磁弁33を開くべく、電磁弁33にオン信号を送信する。
すると、電磁弁33が開き、炭酸ガスが気液混合装置2に供給される。
すると、電磁弁33が開き、炭酸ガスが気液混合装置2に供給される。
一方、起動スイッチ36がオフであり、したがって起動スイッチ36のオン/オフ信号113としてオン信号が出力されない場合、又は、原水側配管30内の圧力が所定の圧力未満であり、したがって原水が所定の流量以上で流れていることを第1の圧力スイッチ32が検知できず、オン/オフ信号111としてオン信号が制御部40に送信されない場合、又は、気体供給源4からの炭酸ガスの供給の圧力が所定の圧力未満あり、したがって炭酸ガスの残量が所定の量あることを第2の圧力スイッチ34が検知できず、オン/オフ信号112としてオン信号が制御部40に送信されない場合には、制御部40は電磁弁33を開くことなく閉じた状態にする。すると、電磁弁33が閉じているため、炭酸ガスが気液混合装置2に供給されないようになる。
このように、起動スイッチ36がオンであり、且つ、原水が所定の流量以上で流れて気液混合装置2に供給されており、且つ、炭酸ガスの供給の圧力が所定の圧力以上である場合にのみ、炭酸ガスが気液混合装置2に供給されるようになっているので、炭酸ガスが過剰に消費されることが防止されるとともに、製造する気体混合液、すなわち炭酸水中の炭酸ガス濃度が、予め設定された適正な範囲に調整される。
また、気液混合装置2で製造された気体混合液(炭酸水)は、気体混合液配管41を通って、シャワーや浴槽用水栓などに供給される。気体混合液配管41には、温度制御手段(図示せず)が設けられ、気体混合液(炭酸水)の温度を制御することができる。炭酸水の温度としては、炭酸水としての温浴効果が得られるとともに炭酸ガスの溶解度を保つことができるので、2 5 〜 5 0℃ が好ましい。入浴の際に使用する場合、炭酸水の効能が得られるので、3 5 〜 4 2 ℃ であることが、より好ましい。また、お年寄りや高血圧の方が使用する場合、体に負担をかけることなく、炭酸水の効能が得られるので、38〜 39 ℃ であることが、さらに好ましい。
また、気液混合装置2で製造された気体混合液(炭酸水)は、気体混合液配管41を通って、シャワーや浴槽用水栓などに供給される。気体混合液配管41には、温度制御手段(図示せず)が設けられ、気体混合液(炭酸水)の温度を制御することができる。炭酸水の温度としては、炭酸水としての温浴効果が得られるとともに炭酸ガスの溶解度を保つことができるので、2 5 〜 5 0℃ が好ましい。入浴の際に使用する場合、炭酸水の効能が得られるので、3 5 〜 4 2 ℃ であることが、より好ましい。また、お年寄りや高血圧の方が使用する場合、体に負担をかけることなく、炭酸水の効能が得られるので、38〜 39 ℃ であることが、さらに好ましい。
制御部40は、通信部35により、管理装置210と通信する。制御部40は、通信部35により、気液混合装置2についての情報を管理装置210へ送信する。気液混合装置2についての情報としては、起動スイッチ36のオン/オフ信号113、第1の圧力スイッチ32からのオン/オフ信号111、第2の圧力スイッチ34からのオン/オフ信号112、電磁弁33の開/閉を示す電磁弁開/閉信号、電磁弁33として比例電磁弁である場合の比例電磁弁開度信号などである。比例電磁弁は、弁の開度を変えられるものであり、比例電磁弁開度信号はその開度を示す。例えば、高開度(High:ハイ)と低開度(Low:ロー)との2段階で開度を変更できる場合、比例電磁弁開度信号としてハイ信号又はロー信号を取る。比例電磁弁の開度に応じて、気体供給源4から気液混合装置2へ供給される時間当たりの炭酸ガスの量が決まる。したがって、比例電磁弁の開度は、気体供給源4から気液混合装置2への炭酸ガスの時間当たり供給量を示す。比例電磁弁の開度は、2段階だけではなく、3段階以上に変更できるものでもよく、また、開度を連続的に任意の値に変更できるものでもよい。比例電磁弁の開度を変更することにより、気体の供給量を所定の値に調整することができる。
第1の圧力スイッチ32からのオン/オフ信号111は、原水供給源3から気液混合装置2への原水の流量についての情報(原液流量情報)である。第2の圧力スイッチ34からのオン/オフ信号112は、気液混合装置2へ炭酸ガスを供給する気体供給源4における炭酸ガスの残量についての情報(気体残量情報)である。電磁弁開/閉信号は、気体供給源4から気液混合装置2への炭酸ガスの供給の有無についての情報(気体供給有無情報)である。比例電磁弁開度信号は、気体供給源4から気液混合装置2への炭酸ガスの時間当たり供給量についての情報(気体時間当たり供給量情報)である。図1中において、第1の圧力スイッチ32と第2の圧力スイッチ34と制御部40は、気液混合装置2についての情報を取得する情報取得装置110として機能する。
図2は、本実施形態に係る管理システム200の概略構成図である。図2において、管理装置210は、複数の炭酸水生成装置100の各々との間で通信する。管理装置210は、各炭酸水生成装置100から、通信により、各炭酸水生成装置100に備わる気液混合装置2についての情報を受信する。各炭酸水生成装置100には、識別情報が付与されている。炭酸水生成装置100の識別情報として、例えば、通信部35の識別情報が利用可能である。図2の例では、5台の炭酸水生成装置100のそれぞれの識別情報(装置ID)として、各炭酸水生成装置100の通信部35の識別情報「device 1」、「device 2」、「device 3」、「device 4」、「device 5」を利用している。この識別情報「device 1」、「device 2」、「device 3」、「device 4」、「device 5」は、各炭酸水生成装置100に備わる気液混合装置2の識別情報としても機能する。管理装置210は、その識別情報によって、各炭酸水生成装置100から受信した気液混合装置2についての情報を区別する。
図3は、本実施形態に係る管理装置210の電気構成図である。図4は、本実施形態に係る管理装置210の機能構成図である。
はじめに図3を参照して、本実施形態に係る管理装置210の電気構成を説明する。図3において、管理装置210は、CPU部211と記憶部212と通信部213と操作部214と表示部215を備える。これら各部はデータを交換できるように構成されている。
CPU部211は管理装置210の制御を行う。この制御機能は、CPU部211がコンピュータプログラムを実行することにより実現される。記憶部212は、CPU部211で実行されるコンピュータプログラムや各種のデータを記憶する。記憶部212は、情報管理プログラム221と情報管理テーブル222を記憶している。
通信部213は、炭酸水生成装置100の制御部40に備わる通信部35との間で通信する。この通信方法として、例えば、炭酸水生成装置100と管理装置210との間で直接的に通信する方法、炭酸水生成装置100と管理装置210との間で通信ネットワークを介して通信する方法などが挙げられる。直接的に通信する方法として、例えば、通信ケーブルで炭酸水生成装置100と管理装置210との間を接続して通信する方法、近距離無線通信により無線通信する方法などが挙げられる。通信ネットワークを介して通信する方法として、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信ネットワークを利用して通信する方法、公衆電話ネットワークなどの有線通信ネットワークを利用して通信する方法などが挙げられる。
操作部214は、キーボード、テンキー、マウス等の入力デバイスから構成され、利用者の操作に応じたデータ入力を行う。表示部215は、液晶表示装置等の表示デバイスから構成され、データ表示を行う。また、データ入力とデータ表示の両方が可能なタッチパネルを備えてもよい。
なお、管理装置210として、汎用のコンピュータ装置を使用して構成してもよく、又は、専用のハードウェア装置として構成してもよい。また、管理装置210として、スマートフォン等の携帯通信端末装置、タブレット型のコンピュータ装置、据置き型のパーソナルコンピュータ装置などを利用してもよい。
次に図4を参照して、本実施形態に係る管理装置210の機能構成を説明する。図4において、管理装置210は、情報管理部241と情報管理テーブル222と表示制御部242を備える。図4に示される情報管理部241と表示制御部242の機能は、図3に示されるCPU部211が記憶部212に記憶される情報管理プログラム221を実行することにより実現される。図4に示される情報管理テーブル222は、図3に示される記憶部212に記憶されるものである。
情報管理部241には、炭酸水生成装置100に備わる気液混合装置2についての情報251が入力される。この気液混合装置2についての情報251として、図3に示される通信部213により炭酸水生成装置100から受信された気液混合装置2についての情報等がある。情報管理部241は、入力された気液混合装置2についての情報251を、当該気液混合装置2の識別情報に関連付けて情報管理テーブル222に記録する。
図5は、本実施形態に係る情報管理テーブル222の構成例を示す図である。図5において、情報管理テーブル222は、炭酸水生成装置100の通信部35の識別情報である装置IDに関連付けて、当該気液混合装置2についての情報251を格納している。気液混合装置2についての情報251として、図5の例では、装置状態情報、水流量情報、炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報などがある。
装置状態情報として、図5の例では、気液混合装置2を備える炭酸水生成装置100の動作オン/オフの情報、該炭酸水生成装置100と管理装置210との間の通信接続状態(接続中/未接続)の情報などがある。炭酸水生成装置100の動作オン/オフは、当該炭酸水生成装置100からの起動スイッチ36のオン/オフ信号113の情報で示される。炭酸水生成装置100の通信接続状態の情報の取得方法として、例えば、図3に示される管理装置210の通信部213が、炭酸水生成装置100の制御部40に備わる通信部35からの電波の受信状態や受信信号に基づいて、該炭酸水生成装置100の通信接続状態(接続中/未接続)を判断することが挙げられる。
水流量情報として、図5の例では、第1の圧力スイッチ32のオン/オフ記録データがある。この第1の圧力スイッチ32のオン/オフ記録データは、気液混合装置2を備える炭酸水生成装置100から通信部213により受信された「第1の圧力スイッチ32からのオン/オフ信号111(原液流量情報)」が取得時刻に関連付けられて記録されたデータである。該取得時刻として、例えば、管理装置210の通信部213での受信時刻、炭酸水生成装置100の制御部40に備わる通信部35での送信時刻などが挙げられる。第1の圧力スイッチ32のオン/オフ記録データによって、取得時刻毎に、気液混合装置2に原水が、所定の流量以上で流れているか(第1の圧力スイッチ32がオンか)否か((第1の圧力スイッチ32がオフか)が分かる。
炭酸ガス残量情報として、図5の例では、第2の圧力スイッチ34のオン/オフ記録データがある。この第2の圧力スイッチ34のオン/オフ記録データは、気液混合装置2を備える炭酸水生成装置100から通信部213により受信された「第2の圧力スイッチ34からのオン/オフ信号112(気体残量情報)」が取得時刻に関連付けられて記録されたデータである。該取得時刻は上述の水流量情報と同様である。第2の圧力スイッチ34のオン/オフ記録データによって、取得時刻毎に、気体供給源4から気液混合装置2に流れる炭酸ガスの圧力が、所定の圧以上であるか(第2の圧力スイッチ34がオンか)否か(第2の圧力スイッチ34がオフか)が分かる。
炭酸ガス供給有無情報として、図5の例では、電磁弁33の開/閉記録データがある。
この電磁弁33の開/閉記録データは、気液混合装置2を備える炭酸水生成装置100から通信部213により受信された「電磁弁33の開/閉を示す電磁弁開/閉信号(気体供給有無情報)」が取得時刻に関連付けられて記録されたデータである。該取得時刻は上述の水流量情報と同様である。電磁弁33の開/閉記録データによって、取得時刻毎に、気体供給源4から気液混合装置2に炭酸ガスが供給されているか(電磁弁33が開か)否か(電磁弁33が閉か)が分かる。
この電磁弁33の開/閉記録データは、気液混合装置2を備える炭酸水生成装置100から通信部213により受信された「電磁弁33の開/閉を示す電磁弁開/閉信号(気体供給有無情報)」が取得時刻に関連付けられて記録されたデータである。該取得時刻は上述の水流量情報と同様である。電磁弁33の開/閉記録データによって、取得時刻毎に、気体供給源4から気液混合装置2に炭酸ガスが供給されているか(電磁弁33が開か)否か(電磁弁33が閉か)が分かる。
炭酸ガス時間当たり供給量情報として、図5の例では、電磁弁33としての比例電磁弁の開度記録データがある。この比例電磁弁の開度記録データは、気液混合装置2を備える炭酸水生成装置100から通信部213により受信された「比例電磁弁の開度を示す比例電磁弁開度信号(気体時間当たり供給量情報)」が取得時刻に関連付けられて記録されたデータである。該取得時刻は上述の水流量情報と同様である。比例電磁弁の開度記録データによって、取得時刻毎に、気体供給源4から気液混合装置2へ供給されている時間当たりの炭酸ガスの量(炭酸ガス時間当たり供給量)が分かる。
なお、比例電磁弁の開度記録データは、電磁弁33として比例電磁弁である炭酸水生成装置100の気液混合装置2についてのみ取得される。図5の例では、装置ID「device 1」、「device 3」の各炭酸水生成装置100については、電磁弁33として比例電磁弁であるので、比例電磁弁の開度記録データが記録されている。一方、装置ID「device 2」の炭酸水生成装置100については、電磁弁33として比例電磁弁ではないので、比例電磁弁の開度記録データが記録されていない。
また、装置状態情報が「動作オン、接続中」である装置ID「device 1」、「device 2」、「device 3」の各炭酸水生成装置100については、管理装置210は炭酸水生成装置100との通信により気液混合装置2についての情報を取得できるので、第1の圧力スイッチ32のオン/オフ記録データ、第2の圧力スイッチ34のオン/オフ記録データ、電磁弁33の開/閉記録データ、比例電磁弁の開度記録データ(「device 1」と「device 3」のみ)、が記録されている。一方、装置状態情報が「動作オフ、未接続」である装置ID「device 4」、「device 5」の各炭酸水生成装置100については、管理装置210は炭酸水生成装置100との通信により気液混合装置2についての情報を取得できないので、第1の圧力スイッチ32のオン/オフ記録データ、第2の圧力スイッチ34のオン/オフ記録データ、電磁弁33の開/閉記録データ、比例電磁弁の開度記録データ、が記録されていない。
説明を図4に戻す。
表示制御部242は、情報管理テーブル222に記録された気液混合装置2についての情報251に基づいて、気液混合装置2毎に、原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を、図3に示される表示部215の表示画面上に画面表示させる。該表示部215は、表示制御部242から出力される表示データ253に基づいて、自己の表示画面上への情報の表示を行う。表示制御部242には、図3に示される操作部214から表示操作情報252が入力される。表示制御部242は、該入力された表示操作情報252に該当する表示データ253を生成する。
表示制御部242は、情報管理テーブル222に記録された気液混合装置2についての情報251に基づいて、気液混合装置2毎に、原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を、図3に示される表示部215の表示画面上に画面表示させる。該表示部215は、表示制御部242から出力される表示データ253に基づいて、自己の表示画面上への情報の表示を行う。表示制御部242には、図3に示される操作部214から表示操作情報252が入力される。表示制御部242は、該入力された表示操作情報252に該当する表示データ253を生成する。
図6から図15は、本実施形態に係る画面表示例を示す図である。図6から図15に示される画面表示例は、図3に示される操作部214及び表示部215としてタッチパネルを備えた場合の該タッチパネルの表示画面300上に表示されたものである。該図6から図15に例示される画面表示は、表示制御部242によって生成された表示データ253に基づいて、表示部215(タッチパネル)の表示画面300上に表示されている。
図6には、表示画面300上に表示された管理画面の構成例が示されている。図6の表示画面300上には、ボタン311,312,313,314が設けられている。ボタン311は、炭酸水生成装置100についての通信接続等の装置状態を表示する画面へ移行するためのボタンである。ボタン312は、原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を表示する画面へ移行するためのボタンである。ボタン313は、炭酸ガスの残量についての情報を表示する画面へ移行するためのボタンである。ボタン314は、管理装置210に対する設定変更等の管理を行う画面へ移行するためのボタンである。
また、図6の表示画面300上には、炭酸ガスの残量についての情報を表示する炭酸ガス残量表示領域315が設けられている。図6に例示される炭酸ガス残量表示領域315には、所定の炭酸水生成装置100についての炭酸ガスの残量が、数値(百分率での値)とこの数値を表すグラフ状の表示とで示されている。この炭酸ガス残量表示領域315の表示内容は、情報管理テーブル222に記録されている所定の装置IDについての炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報などに基づいている。つまり、表示制御部242が、情報管理テーブル222から所定の装置IDについての炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を読み出し、該読み出した炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を使用して該炭酸ガス残量表示領域315の表示内容を画面表示させる表示データ253を生成したものである。
具体的には、炭酸ガス残量情報によれば、気体供給源4を構成するガスボンベ内の残圧が分かる。炭酸ガス供給有無情報によれば、炭酸ガスを使用した期間の長さが分かる。この炭酸ガスを使用した期間の長さを積算した積算値は、炭酸ガスの使用量を表す。また、炭酸ガス時間当たり供給量情報がある場合には、この炭酸ガスを使用した期間の長さに該使用した期間に該当する炭酸ガス時間当たり供給量を加味して、該使用した期間の長さを積算した積算値が、炭酸ガスの使用量を表す。
なお、炭酸ガス残量表示領域315への表示対象となる炭酸水生成装置100については、利用者が設定可能としてもよい。
図7には、表示画面300上に表示された装置状態画面の構成例が示されている。この装置状態画面は、図6の表示画面300上のボタン311が選択されたことによって表示制御部242が生成した表示データ253に基づいて、表示部215(タッチパネル)の表示画面300上に表示されている。図6の表示画面300上のボタン311が選択されたことは、表示操作情報252によって表示制御部242に通知されている。図7の表示画面300上には、ボタン321が設けられている。ボタン321は、前画面へ戻るためのボタンである。
また、図7の表示画面300上には、炭酸水生成装置100毎に、各炭酸水生成装置100の装置状態を表示する装置状態表示領域323が設けられている。一の装置状態表示領域323には一の炭酸水生成装置100の装置状態が示されている。炭酸水生成装置100の装置状態として、炭酸水生成装置100の動作オン/オフを示す表示324と、原水の状態を示す表示「WATER」と、炭酸ガスの状態を示す表示「GAS」と、比例電磁弁の開度を示す表示325と、が示されている。図7の例では、装置ID「device0」、「device1」の各炭酸水生成装置100については、装置状態として「動作オン」が示されている。一方、装置ID「device2」、「device3」の各炭酸水生成装置100については、装置状態として「動作オフ」が示されている。また、装置ID「device0」、「device1」、「device2」、「device3」の各炭酸水生成装置100については、原水の状態として「所定の流量以上」が示されている。また、装置ID「device0」、「device1」の各炭酸水生成装置100については、炭酸ガスの状態として「所定の圧力以上」が示されている。一方、装置ID「device2」、「device3」の各炭酸水生成装置100については、「動作オフ」のため、炭酸ガスの状態として「所定の圧力未満」が示されている。また、装置ID「device0」の炭酸水生成装置100については、比例電磁弁の開度として「高開度(H)」が示されている。装置ID「device2」の炭酸水生成装置100については、比例電磁弁の開度として「低開度(L)」が示されている。装置ID「device1」、「device3」の各炭酸水生成装置100については、電磁弁33として比例電磁弁ではないので、比例電磁弁の開度は示されていない。この装置状態表示領域323の表示内容は、情報管理テーブル222に記録されている該当する装置IDについての装置状態情報に基づいている。つまり、表示制御部242が、情報管理テーブル222から装置状態表示領域323に該当する装置IDについての装置状態情報を読み出し、該読み出した装置状態情報を使用して該装置状態表示領域323の表示内容を画面表示させる表示データ253を生成したものである。
図8から図13には、表示画面300上に表示された使用量情報画面の構成例が示されている。この使用量情報画面は、図6の表示画面300上のボタン312が選択されたことによって表示制御部242が生成した表示データ253に基づいて、表示部215(タッチパネル)の表示画面300上に表示されている。図6の表示画面300上のボタン312が選択されたことは、表示操作情報252によって表示制御部242に通知されている。
図8、図9の表示画面300上には、ボタン321,331,332が設けられている。ボタン321は、前画面へ戻るためのボタンである。ボタン331は、使用量情報を表示する対象を、炭酸水生成装置100(Device)毎にするか、又は、日(Time)毎にするかをポップアップ領域3310で選択するためのボタンである。図8、図9の例では、炭酸水生成装置100(Device)毎が選択されている。ボタン332は、使用量情報を表示する形式を、時間軸(Timeline)にするか、又は、概括(Summary)にするかをポップアップ領域3320で選択するためのボタンである。図8、図9の例では、時間軸(Timeline)が選択されている。
図10の表示画面300上には、使用量情報が、炭酸水生成装置100毎に、時間軸に沿って表示されている。図10の例では、2014年4月30日の各炭酸水生成装置100(装置ID「device0」、「device1」、「device2」、「device3」、「device4」、「device5」、「device6」)の使用量情報が時間軸に沿って表示されている。また、使用量情報として、使用無し(Off)の期間、原水のみ使用(Normal)の期間、原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)の期間がそれぞれ表示されている。
原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)のうち、「Hight」は比例電磁弁の開度が「高開度(H)」の期間を示し、「Low」は比例電磁弁の開度が「低開度(L)」の期間を示す。なお、利用者が図10の表示画面300上をフリックすることにより、他の日(例えば、前日や次の日など)の使用量情報を表示させることができる。また、図10の表示画面300上に表示させる時間軸の期間として、炭酸水生成装置100が使用される所定の期間(例えば、理美容店の営業時間)とすることが挙げられる。
原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)のうち、「Hight」は比例電磁弁の開度が「高開度(H)」の期間を示し、「Low」は比例電磁弁の開度が「低開度(L)」の期間を示す。なお、利用者が図10の表示画面300上をフリックすることにより、他の日(例えば、前日や次の日など)の使用量情報を表示させることができる。また、図10の表示画面300上に表示させる時間軸の期間として、炭酸水生成装置100が使用される所定の期間(例えば、理美容店の営業時間)とすることが挙げられる。
図11の表示画面300上には、使用量情報が、日毎に、時間軸に沿って表示されている。図11の例では、装置ID「device0」の炭酸水生成装置100について、4月24日から2014年4月30日までの7日間の使用量情報が、日毎に、時間軸に沿って表示されている。また、使用量情報として、使用無し(Off)の期間、原水のみ使用(Normal)の期間、原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)の期間がそれぞれ表示されている。原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)のうち、「Hight」は比例電磁弁の開度が「高開度(H)」の期間を示し、「Low」は比例電磁弁の開度が「低開度(L)」の期間を示す。なお、利用者が図11の表示画面300上をフリックすることにより、他の炭酸水生成装置100の使用量情報を表示させることができる。また、図11の表示画面300上に表示させる時間軸の期間として、炭酸水生成装置100が使用される所定の期間(例えば、理美容店の営業時間)とすることが挙げられる。
図12の表示画面300上には、使用量情報が、日毎に、概括の形式で表示されている。図12の例では、装置ID「device0」の炭酸水生成装置100について、4月24日から2014年4月30日までの7日間の使用量情報が、日毎に、使用無し(Off)の期間、原水のみ使用(Normal)の期間、原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)の期間のそれぞれの割合(百分率)として、棒グラフ形式で表示されている。原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)のうち、「Hight」は比例電磁弁の開度が「高開度(H)」の期間の割合を示し、「Low」は比例電磁弁の開度が「低開度(L)」の期間の割合を示す。なお、利用者が図12の表示画面300上をフリックすることにより、他の炭酸水生成装置100の使用量情報を表示させることができる。
また、図13の表示画面300上には、装置ID「device0」の炭酸水生成装置100について、ある1日(図13の例では、2014年4月27日)の使用量情報が、使用無し(Off)の期間、原水のみ使用(Normal)の期間、原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)の期間のそれぞれの割合(百分率)として、円グラフ形式で表示されている。原水および炭酸ガスの両方を使用(Carbonated water:Hight、Low)のうち、「Hight」は比例電磁弁の開度が「高開度(H)」の期間の割合を示し、「Low」は比例電磁弁の開度が「低開度(L)」の期間の割合を示す。なお、図13中において「not sensing」は、装置ID「device0」の炭酸水生成装置100からのデータ受信がなかった状態を表している。この図13の表示画面300は、例えば、図12の表示画面300において、2014年4月27日の棒グラフ表示部分をタップすることにより、表示される。
上記図10から図13の例の表示画面300上の使用量情報の表示内容は、情報管理テーブル222に記録されている各装置IDについての水流量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報に基づいている。つまり、表示制御部242が、情報管理テーブル222から各装置IDについての水流量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を読み出し、該読み出した情報を使用して該使用量情報の表示内容を画面表示させる表示データ253を生成したものである。
図14には、表示画面300上に表示された炭酸ガス残量画面の構成例が示されている。この炭酸ガス残量画面は、図6の表示画面300上のボタン313が選択されたことによって表示制御部242が生成した表示データ253に基づいて、表示部215(タッチパネル)の表示画面300上に表示されている。図6の表示画面300上のボタン313が選択されたことは、表示操作情報252によって表示制御部242に通知されている。
図14の表示画面300上には、ボタン341,342,343が設けられている。ボタン341は、炭酸ガス残量を表示する対象の期間の長さ(例えば、一週間、一月など)を選択するためのボタンである。図14の例では、炭酸ガス残量を表示する対象の期間の長さとして一週間が選択されている。ボタン342は、炭酸ガス残量を表示する対象の炭酸水生成装置100を選択するためのボタンである。図14の例では、炭酸ガス残量を表示する対象の炭酸水生成装置100として装置ID「device 1」の炭酸水生成装置100が選択されている。ボタン343は、炭酸ガス残量を表示する対象の期間の開始日を選択するためのボタンである。図14の例では、使用量情報を表示する対象の期間の開始日として2014年11月1日が選択されている。
また、図14の表示画面300上には、炭酸ガス残量についての情報を表示する炭酸ガス残量表示領域344が設けられている。図15には、表示画面300上の炭酸ガス残量表示領域344の例が示されている。図15に例示される炭酸ガス残量表示領域344には、装置ID「device 1」の炭酸水生成装置100についての炭酸ガス残量が日毎にグラフ形式で示されている。図15の例では、炭酸ガス残量を表示する対象の期間である2014年11月1日から2014年11月14日までの2週間における日毎の炭酸ガス残量(百分率での値)が、折れ線グラフで示されている。この炭酸ガス残量表示領域344の表示内容は、情報管理テーブル222に記録されている装置ID「device 1」についての炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報などに基づいている。つまり、表示制御部242が、情報管理テーブル222から装置ID「device 1」についての炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を読み出し、該読み出した炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を使用して該炭酸ガス残量表示領域344の表示内容を画面表示させる表示データ253を生成したものである。
具体的には、炭酸ガス残量情報によれば、気体供給源4を構成するガスボンベ内の残圧が分かる。炭酸ガス供給有無情報によれば、炭酸ガスを使用した期間の長さが分かる。この炭酸ガスを使用した期間の長さを積算した積算値は、炭酸ガスの使用量を表す。また、炭酸ガス時間当たり供給量情報がある場合には、この炭酸ガスを使用した期間の長さに該使用した期間に該当する炭酸ガス時間当たり供給量を加味して、該使用した期間の長さを積算した積算値が、炭酸ガスの使用量を表す。炭酸ガスの使用量と、気体供給源4を構成するガスボンベの容量とから、炭酸ガス残量を算出できる。
また、図14の表示画面300上には、現在の炭酸ガス残量についての情報を表示する現在残量表示領域345が設けられている。図14に例示される現在残量表示領域345には、装置ID「device 1」の炭酸水生成装置100についての現在の炭酸ガス残量が数値(百分率での値)とこの数値を表すグラフ状の表示とで示されている。また、図14に例示される現在残量表示領域345には、装置ID「device 1」の炭酸水生成装置100についての現在の炭酸ガス残量で炭酸水を生成可能な期間の情報が数値で示されている。
その現在残量表示領域345の表示内容は、情報管理テーブル222に記録されている装置ID「device 1」についての炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報などに基づいている。つまり、表示制御部242が、情報管理テーブル222から装置ID「device 1」についての炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を読み出し、該読み出した炭酸ガス残量情報、炭酸ガス供給有無情報、炭酸ガス時間当たり供給量情報を使用して該炭酸ガス残量表示領域315の表示内容を画面表示させる表示データ253を生成したものである。具体的には、上述した方法と同様に、現在の炭酸ガス残量を算出している。また、装置ID「device 1」についての炭酸ガス使用実績(例えば、図10、図11等に例示される炭酸ガスの使用期間の実績)に基づいて、現在の炭酸ガス残量であとどのくらいの期間だけ、炭酸ガスを使用できるか(つまり、炭酸水を生成できるか)を判断している。
上述したように本実施形態によれば、気液混合装置2ごとに、原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を取得および記録し、該記録に基づいて該使用量についての情報を画面表示することができる。これにより、気液混合装置についての管理を容易に行うことができるという効果が得られる。
例えば、本実施形態のように複数の洗髪台を有する理美容店において、各洗髪台にそれぞれ炭酸水生成装置100が配設される場合、各洗髪台の炭酸水生成装置100からそれぞれ気液混合装置2についての情報を管理装置210へ送信し、一つの管理装置210において、該送信された情報を受信して記録し、該記録した情報に基づいて洗髪台ごとに原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を画面表示することができる。したがって、理美容店の責任者などは該画面表示された情報を見ることで、各洗髪台における原水や炭酸ガスの使用状況をリアルタイムに容易に確認したり、又は過去の使用状況の履歴などを容易に確認したりすることができる。
また、本実施形態によれば、日々の原水または炭酸水の使用時間、使用期間、合計の使用時間などの使用量情報が表示されることにより、使用者に対して節水を促すための情報を提供できる。これにより、使用者が原水または炭酸水の効率的な使用を心掛けることを期待でき、節水の促進に寄与できるという効果が得られる。
[気液混合装置の実施形態]
本実施形態に係る気液混合装置2の一構成例を以下に説明する。図16は、気液混合装置2の概略構成を示す図であり、図16Aは外観斜視図、図16Bは側断面図である。気液混合装置2は、図16A、図16Bに示すように、原水供給源3に配管(原水側配管30)を介して接続される原水供給管(原液供給管)5と、気体供給源4に配管(気体側配管31)を介して接続される気体供給管6と、を有している。
本実施形態に係る気液混合装置2の一構成例を以下に説明する。図16は、気液混合装置2の概略構成を示す図であり、図16Aは外観斜視図、図16Bは側断面図である。気液混合装置2は、図16A、図16Bに示すように、原水供給源3に配管(原水側配管30)を介して接続される原水供給管(原液供給管)5と、気体供給源4に配管(気体側配管31)を介して接続される気体供給管6と、を有している。
本実施形態では、これら原水供給管5と気体供給管6とが一つの配管によって形成されており、原水供給管5側の開口5aに原水側配管を介して原水供給源3が接続され、気体供給管6側の開口6aに気体側配管を介して気体供給源4が接続されている。したがって、図16Bに示すように原水供給管5と気体供給管6とは、それぞれの下流側開口が正対して連通し、それぞれの中心軸(図示せず)が一致して配置されている。なお、気体供給管6には、その開口6a側に小孔を有するオリフィス板6bが設けられている。
また、原水供給管5の下流側開口(図示せず)と気体供給管6の下流側開口(図示せず)とが正対する対向部7には、原水供給管5、気体供給管6にそれぞれ連通して混合液配管8が設けられている。混合液配管8は、その中心軸(図示せず)が原水供給管5および気体供給管6の中心軸と略直交して配置されたもので、対向部7に一体に接続する配管本体9と、該配管本体9に着脱可能に連結するハウジング10とから構成されている。本実施形態では、ハウジング10が配管本体9に着脱可能に連結しているが、配管本体9とハウジング10とが一体に形成されていてもよい。
配管本体9は、原水供給管5と気体供給管6との間の対向部7に一体に連結された円筒状のものである。したがって、これら原水供給管5、気体供給管6、配管本体9を形成する部材は、本実施形態では測面視T字状に形成されてなる樹脂製または金属製の一体成形品となっている。ここで、配管本体9は、対向部7に連通して形成された円筒状の案内管11を囲った状態に形成されており、したがって案内管11の内径より充分に大きい内径を有している。
ハウジング10は、略円筒状、すなわち配管状に形成された樹脂製または金属製のもので、一端側が配管本体9に内挿する略円筒状の内挿部12とされ、他端側が配管本体9から引き出された略円筒状のハウジング本体13とされている。また、これら内挿部12とハウジング本体13との間には円環状のフランジ部14が形成されている。フランジ部14は、内挿部12が配管本体9に内挿した際に、この配管本体9の端部に設けられた円環状のフランジ9aに当接するように構成されている。
そして、このようにハウジング10のフランジ部14が配管本体9のフランジ9aに当接した状態で、図16A、図16Bに示すようにこれらフランジ部14、フランジ9aにジョイントクリップ15が取り付けられることにより、フランジ部14、フランジ9aは互いに当接した状態に保持固定されている。
ジョイントクリップ15は、金属製の板ばねが略リング状に形成されたもので、その周方向に沿ってフランジ部14、フランジ9aに係合する細長い開口15aを有している。
このようなジョイントクリップ15の一端側と他端側との間を拡げてその内部にフランジ部14、フランジ9aを入れ、その後一端側と他端側との間を閉じて開口15a内にフランジ部14、フランジ9aを係合させ、突出させることにより、ジョイントクリップ15によってフランジ部14、フランジ9aを保持固定することができる。
このようなジョイントクリップ15の一端側と他端側との間を拡げてその内部にフランジ部14、フランジ9aを入れ、その後一端側と他端側との間を閉じて開口15a内にフランジ部14、フランジ9aを係合させ、突出させることにより、ジョイントクリップ15によってフランジ部14、フランジ9aを保持固定することができる。
また、ハウジング10の内挿部12には、図16Bに示すようにその外周面に2つのOリング16、16が巻回されている。これらOリング16、16は、内挿部12の外周面に周回して形成された溝(図示せず)内に一部が突出して設けられている。このような構成のもとに内挿部12は、配管本体9に内挿された際、該配管本体9の内壁面との間にOリング16、16が介装されることにより、配管本体9に対して気密に接続されている。
このような内挿部12の内部孔内には、円筒状の渦発生部材(渦発生部)17が収容されている。すなわち、内挿部12の内部孔内には、ハウジング本体13側とのほぼ境界部に段差部12aが形成されており、この段差部12a上に渦発生部材17が載せられている。渦発生部材17は、図17A、図17B、図17Cに示すように、円筒部18と該円筒部18内に一体に形成された偏流板19とを有している。ここで、図17Aは渦発生部材17の斜視図であり、図17Bは渦発生部材17の平面図であり、図17Cは渦発生部材17の側断面図である。
渦発生部材17には、その円筒部18の上端部、すなわち対向部7側の端部に、混合液配管8(ハウジング10)の中心軸の後側(対向部7側)から前側(対向部7と反対の側)に行くに連れて内側から外側に向かうテーパ面18aが、該上端部の全周に亘って形成されている。これによってこのテーパ面18aと、該テーパ面18aに対向する面、すなわち図16Bに示す渦発生部材17の上端部に対向する混合液配管8(ハウジング10の内挿部12)の内壁面との間に、溝部20が形成されている。
溝部20は、渦発生部材17の上端部の全周に亘って対向部7側に開口して形成されたもので、本発明における第1渦流生成機構の一部、すなわち上流側第1渦流生成機構を構成している。このような溝部20により、後述するように対向部7から案内管11を通って内挿部12内に流入した気体混合液は、その一部が溝部20の底面、すなわちテーパ面18aに衝突してその流れを反転させ、微小な渦流を形成するようになっている。
渦発生部材17の偏流板19には、図17A、図17Bに示すようにその外周部、すなわち円筒部18側に、案内口19aが形成されている。本実施形態では、図17Bに示すように案内口19aは円筒部18の内周面に沿って円弧状に形成されており、このような案内口19aが円筒部18の周方向に沿って等間隔で4つ形成されている。このように案内口19aが円筒部18側に形成されていることで、これら案内口19aを通過した気体混合液は、後述するように下流側第1渦流生成機構を構成する混合液配管8の内壁面側に案内されるようになっている。
ここで、4つの案内口19aの開口面積の合計は、案内管11の内部孔の開口面積とほぼ同じに形成されている。したがって、対向部7で原水と炭酸ガスとが正面衝突し、混合されて形成された気体混合液は、案内管11を通過する際と4つの案内口19aを通過する際とで、ほぼ同じ流速で通過するようになっている。これにより、4つの案内口19aを通過する際には、特に加圧されることでその流量が絞られるとことなく、案内管11を通過する際と同じ流量で流れるようになっている。
図16Bに示すようにハウジング本体13は、内挿部12側となる大径部21と、該大径部21より小径の小径部22とによって形成されている。大径部21内には、段差部12a側に形成される内部孔に連通し、したがって渦発生部材17の案内口19aに連通する内部孔21aが形成されている。一方、小径部22内には、大径部21の内部孔21aに連通する内部孔22aが形成されている。
大径部21の内部孔21aは、小径部22側に行くに連れて漸次小径となるテーパ状に形成されている。特にその下端側、すなわち小径部22の内部孔22aに連通する側は、内壁面が形成する傾斜角(テーパ角)が大きいテーパ面21bとなっている。すなわち、テーパ面21bは、小径部22側に行くに連れて外側から内側に向かうように中心軸(図示せず)に対して傾斜して形成されている。
小径部22の内部孔22aには、ミキシングパイプ23が着脱可能に挿入嵌合され、固定されている。ミキシングパイプ23は、樹脂や金属からなる略円筒状のもので、本発明における渦発生部を構成するものであり、その上端部が大径部21の内部孔21a側に突出して取り付けられ、固定されている。すなわち、ミキシングパイプ23は、その上端がテーパ面21bの上端にほぼ一致するように配置されている。
このような構成により、ミキシングパイプ23の上端部とこの上端部に対向する混合液配管8(ハウジング10のハウジング本体13)の内壁面、すなわちテーパ面21bとの間に、溝部24が形成されている。溝部24は、ミキシングパイプ23の上端部の全周に亘って対向部7側、すなわち上流側第1渦流生成機構を構成する渦発生部材17側に開口して形成されたもので、本発明における第1渦流生成機構の一部となる下流側第1渦流生成機構を構成している。
このような溝部24により、後述するように渦発生部材17の案内口19aを通ってハウジング本体13内に流入した気体混合液は、多くが溝部24の底面、すなわちテーパ面21bに衝突してその流れを反転させ、微小な渦流を形成するようになっている。すなわち、渦発生部材17の案内口19aを通過した気体混合液は、これら案内口19aによって大径部21の内部孔21aの内壁面側に案内されるため、その多くが溝部24に向けて流れるようになっている。
本実施形態では、このようなミキシングパイプ23を渦発生部とする下流側第1渦流生成機構と、渦発生部材17を渦発生部とする上流側第1渦流生成機構とにより、第1渦流生成機構が構成されている。
本実施形態では、このようなミキシングパイプ23を渦発生部とする下流側第1渦流生成機構と、渦発生部材17を渦発生部とする上流側第1渦流生成機構とにより、第1渦流生成機構が構成されている。
次に、このような構成からなる気液混合装置2による、気体混合液となる炭酸水の製造について説明する。
まず、原水供給源3である水道から水(湯)を、予め設定された所定の圧力、例えば0.1MPaの圧(ゲージ圧)で原水側配管30に流す。このような所定の圧力で原水を供給することにより、本実施形態ではその流量が、例えば10l/min程度となるように設定されている。
まず、原水供給源3である水道から水(湯)を、予め設定された所定の圧力、例えば0.1MPaの圧(ゲージ圧)で原水側配管30に流す。このような所定の圧力で原水を供給することにより、本実施形態ではその流量が、例えば10l/min程度となるように設定されている。
このように炭酸水生成装置100の起動スイッチ36がオンであり、且つ原水を流し、原水側配管30内が所定の圧力に達すると、第1の圧力スイッチ32がこれを検知し、且つ気体供給源4側で第2の圧力スイッチ34が気体供給源(ガスボンベ)4内の残圧(残量)を検知すると、制御部40の操作パネルにその結果を表示させ、制御部40を介して電磁弁33を開く。したがって、操作者は気体供給源4の残圧が予め設定された圧以上であれば、そのまま炭酸水の製造を進める。また、気体供給源4の残圧が予め設定された圧未満である場合には、必要に応じて気体供給源4の交換などを行う。なお、気体供給源(ガスボンベ)4には圧力調整器や圧力計が備えられており、例えば圧力計を確認することで、気体供給源4の交換時期を決定することもできる。
電磁弁33を通った炭酸ガスは、電磁弁33の上流側あるいは下流側に設けられた図示しない流量調整器によって、流量が例えば8l/min程度となるように調整される。
原水供給源3から原水側配管30を介して原水供給管5に原水が供給され、気体供給源4から気体側配管31を介して気体供給管6に炭酸ガスが供給されると、図18中に矢印で示すように原水と炭酸ガス(気体)とが対向部7にて正面衝突し、混合される。そして、案内管11を通って混合液配管8内に流入する。
原水供給源3から原水側配管30を介して原水供給管5に原水が供給され、気体供給源4から気体側配管31を介して気体供給管6に炭酸ガスが供給されると、図18中に矢印で示すように原水と炭酸ガス(気体)とが対向部7にて正面衝突し、混合される。そして、案内管11を通って混合液配管8内に流入する。
その際、原水と炭酸ガスとは対向部7にて互いに正面衝突し、さらに一方に偏ることなく略直交する方向に得られた気体混合液が案内されるため、衝突エネルギーが最大化し、原水に対して炭酸ガスが充分に混合されるとともに、原水に対する炭酸ガスの溶解度が高められる。温度40℃の水に対する炭酸ガスの飽和濃度は約1000ppmである。これに対して本実施形態の気液混合装置2では、対向部7で正面衝突させた後、案内管11を通って混合液配管8内に流入させることで、この案内管11を通った気体混合液(炭酸水)中の炭酸ガス濃度を、800〜850ppm程度の濃度にすることができた。なお、原水中に溶解していない炭酸ガスは、気泡となって気体混合液中に混合された状態として、存在する。
混合液配管8内に流入した気体混合液(炭酸水)は、ハウジング10の内挿部12内に設けられた渦発生部材17に向けて流れる。その際、気体混合液の一部は、渦発生部材17の上端部と内挿部12の内壁面との間に設けられた溝部20(上流側第1渦流生成機構)に向けて流れることにより、図18中に矢印で示すように微小な渦流を生じる。すなわち、気体混合液は溝部20の底面(テーパ面18a)に衝突してその流れを反転させ、混合液配管8の中心軸に対してその前後方向に流動することにより、微小な渦流を生じる。
このような微小な渦流を生じることにより、気体混合液中の気泡が微細化し、その比表面積が大きくなる。これにより、気泡を形成する炭酸ガスと気体混合液(原水)との接触面積が増加し、気体混合液(原水)に対する炭酸ガスの溶解が促進される。したがって、既に800〜850ppm程度の濃度となっている気体混合液は、その炭酸ガス濃度がさらに高められる。
上流側第1渦流生成機構(溝部20)で炭酸ガス濃度が高められた気体混合液は、図18中に矢印で示すように、渦発生部材17の偏流板19の案内口19aを通過することでこれに案内され、ハウジング本体13の大径部21の内部孔21aの内壁面側を流れる。
これにより、気体混合液の多くが大径部21の内部孔21aの内壁面、すなわちテーパ面21bと、ミキシングパイプ23の上端部との間に設けられた溝部24(下流側第1渦流生成機構)に向けて流れ、図18中に矢印で示すように微小な渦流を生じる。すなわち、気体混合液は溝部24の底面(テーパ面21b)に衝突してその流れを反転させ、混合液配管8の中心軸に対してその前後方向に流動することにより、微小な渦流を生じる。
これにより、気体混合液の多くが大径部21の内部孔21aの内壁面、すなわちテーパ面21bと、ミキシングパイプ23の上端部との間に設けられた溝部24(下流側第1渦流生成機構)に向けて流れ、図18中に矢印で示すように微小な渦流を生じる。すなわち、気体混合液は溝部24の底面(テーパ面21b)に衝突してその流れを反転させ、混合液配管8の中心軸に対してその前後方向に流動することにより、微小な渦流を生じる。
このような微小な渦流を生じることにより、前記溝部20(上流側第1渦流生成機構)のときと同様にして気体混合液(原水)に対する炭酸ガスの溶解が促進され、気体混合液はその炭酸ガス濃度がさらに高められる。
下流側第1渦流生成機構(溝部24)で炭酸ガス濃度が高められた気体混合液は、図18中に矢印で示すように、ミキシングパイプ23内に流入する。
下流側第1渦流生成機構(溝部24)で炭酸ガス濃度が高められた気体混合液は、図18中に矢印で示すように、ミキシングパイプ23内に流入する。
そして、ミキシングパイプ23内に流入した気体混合液は、狭隘部25を流れることで加圧され、これによって該気体混合液中での炭酸ガスの溶解度が高められる。また、第2の邪魔板27bによって流れが反転させられ、混合液配管8の中心軸に対してその前後方向に流動することにより、渦流を生じる。さらに、その後開口27cに向けて流路を変更させられることによっても、渦流を生じる。これにより、気体混合液中の気泡が微細化して、気体混合液(原水)に対する炭酸ガスの溶解が促進される。本実施形態では、気体混合液はその炭酸ガス濃度が飽和濃度である1000ppm程度にまで高められる。
このようにして炭酸ガスが飽和濃度近くまで溶解させられた気液混合液(炭酸水)は、ハウジング本体13の小径部22に接続されたホース、さらにこのホースの先端に設けられたシャワーヘッドを介して噴出させられ、洗髪に供せられる。
以上が本実施形態に係る気液混合装置2の一構成例の説明である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、図19に示されるように、管理装置210が、インターネット等の通信ネットワークを介して、特定のサーバ装置400に接続するようにしてもよい。サーバ装置400として、例えば、複数の管理システム200に備わる各管理装置210から情報管理テーブル222に記録されている情報を取得し、該取得した情報を使用して統計処理等の特定の情報処理を行うことが挙げられる。例えば、複数の理美容店の各々に設けられた管理システム200の管理装置210から情報管理テーブル222に記録されている情報を取得し、該取得した情報を使用して統計処理を行うことにより、該複数の理美容店における原水や炭酸ガスの使用量の統計データを取得することが挙げられる。該統計データとして、例えば、複数の理美容店における原水や炭酸ガスの平均的な使用量や原水や炭酸ガスの使用量のバラツキ、原水や炭酸ガスの使用量の最良値/最悪値などが挙げられる。該統計データは、例えば、系列店の理美容店における炭酸水の効率的な使用のための施策作りなどに活用できる。
また、原水や炭酸ガスの使用量の最良値に基づいて、炭酸水の使用についてのお手本データを作成することが挙げられる。例えば、熟練の理美容士が使用した気液混合装置2についての情報のみを収集し、該収集した情報に基づいて、炭酸水の使用についてのお手本データを作成する。該お手本データは、未熟な理美容士や理美容学校の生徒などの技術力向上に利用することができる。また、該お手本データを管理装置210へ送り、管理装置210の表示部215の表示画面上に該お手本データを表示させることで、炭酸水生成装置100から実際に取得された気液混合装置2についての情報と比較できるようにし、理美容店の現場で、お手本データに習って、炭酸水を効率的に使用するための洗髪の実地訓練を行うことができる。
また、管理装置210が、炭酸ガス残量が所定の量まで減った炭酸水生成装置100について、気体供給源4のガスボンベを発注する処理を行うようにしてもよい。ガスボンベを発注する処理として、例えば、電子メールで所定の発注依頼書を発注先へ送信したり、又は、ガスボンベの電子商取引サイトへアクセスして所定の発注手続きの処理を行ったりすることなどが挙げられる。又は、管理装置210が、炭酸ガス残量が少なくなった旨のアラームを出力してもよい。例えば、管理装置210から該アラーム信号を該当する炭酸水生成装置100へ送信し、該炭酸水生成装置100に設けたアラーム報知手段を起動するようにしてもよい。該アラーム報知手段として、例えば、アラームランプやアラーム音発生装置などが挙げられる。
なお、上述した実施形態では、管理装置210が、自己の表示部215の表示画面300上に、原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を画面表示させたが、これに限定されない。管理装置210が自己の外部の表示装置へ表示データ253を出力し、該外部の表示装置で表示データ253に基づいた画面表示を行うようにしてもよい。例えば、理美容店において、大型の表示画面を有する表示装置に対して管理装置210から表示データ253を送り、該表示装置の大型の表示画面上で表示データ253に基づいた画面表示を行うことが挙げられる。これにより、該理美容店の店員同士で、該大型の表示画面上に表示された原水や炭酸ガスなどの使用量についての情報を見ながら、ディスカッション等を行うことができる。
なお、上述した図1に示される炭酸水生成装置100では、原水供給源3からの原水を気液混合装置2に供給するための原水側配管30に第1の圧力スイッチ32を設けたが、この第1の圧力スイッチ32の代わりに流量スイッチを設けてもよい。この流量スイッチは、予め設定された所定の流量以上になるとこれを検知してスイッチがオンになり、所定の流量未満ではスイッチがオフとなる公知の構成のものである。また、その流量スイッチは、第1の圧力スイッチ32と同様に、制御部40に電気的に接続し、検知結果に基づくオン/オフ信号を制御部40に送信する。この流量スイッチからのオン/オフ信号は、第1の圧力スイッチ32からのオン/オフ信号111と同様に、原水供給源3から気液混合装置2への原水の流量についての情報(原液流量情報)となる。
また、上述した管理装置210の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…気液混合システム、2…気液混合装置、3…原水供給源(原液供給源)、4…気体供給源、32…第1の圧力スイッチ、33…電磁弁、34…第2の圧力スイッチ、35…通信部、36…起動スイッチ、40…制御部、100…炭酸水(気体混合液)生成装置、110…情報取得装置、210…管理装置、211…CPU部、212…記憶部、213…通信部、214…操作部、215…表示部、221…情報管理プログラム、222…情報管理テーブル、241…情報管理部、242…表示制御部、300…表示画面
Claims (13)
- 原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置を管理する管理装置であり、
前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置から、原液供給源から一の前記気液混合装置への前記原液の流量についての情報である原液流量情報及び気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の供給の有無についての情報である気体供給有無情報を前記気液混合装置毎に受信する通信部と、
前記受信された原液流量情報及び気体供給有無情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録する情報管理部と、
前記記録された原液流量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記原液の使用量についての情報を画面表示させ、前記記録された気体供給有無情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる表示制御部と、
を備える管理装置。 - 前記原液が水であり、前記気体が炭酸ガスである請求項1に記載の管理装置。
- 原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置と、
前記気液混合装置に原液を供給する原液供給源と、
前記気液混合装置に気体を供給する気体供給源と、
前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置と、
前記情報取得装置から、前記気液混合装置についての情報を前記気液混合装置毎に受信する請求項1または2に記載の管理装置と、
を備える気液混合システム。 - 前記気液混合装置への前記気体の供給量を調整する電磁弁を備える請求項3に記載の気液混合システム。
- 前記電磁弁が比例電磁弁である請求項4に記載の気液混合システム。
- 動作のオンとオフを切り替えるスイッチを有し、前記スイッチがオンであり、且つ、前記原液が所定の流量以上で流れて前記気液混合装置に供給されており、且つ、前記気体の供給の圧力が所定の圧力以上である場合にのみ、前記気体が前記気液混合装置に供給される請求項3から5のいずれか1項に記載の気液混合システム。
- 前記気液混合装置から供給される気体混合液の温度を25〜50℃に制御する温度制御手段を備える請求項3から6のいずれか1項に記載の気液混合システム。
- 前記通信部が、前記情報取得装置から、前記気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の時間当たり供給量についての情報である気体時間当たり供給量情報を前記気液混合装置毎に受信し、前記情報管理部が、前記受信された気体時間当たり供給量情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録し、前記表示制御部が、前記記録された気体供給有無情報及び気体時間当たり供給量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる請求項7に記載の気液混合システム。
- 前記通信部が、前記情報取得装置から、一の前記気液混合装置へ前記気体を供給する気体供給源における前記気体の残量についての情報である気体残量情報を前記気液混合装置毎に受信し、前記情報管理部が、前記受信された気体残量情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録し、前記表示制御部が、前記記録された気体残量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の残量についての情報を画面表示させる請求項3から8のいずれか1項に記載の気液混合システム。
- 原液中に気体を混合して気体混合液を製造する気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置と、
前記情報取得装置から、前記気液混合装置についての情報を前記気液混合装置毎に受信する請求項1または2に記載の管理装置と、
を備える管理システム。 - 原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置についての管理方法であり、
管理装置が、前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置から、原液供給源から一の前記気液混合装置への前記原液の流量についての情報である原液流量情報及び気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の供給の有無についての情報である気体供給有無情報を前記気液混合装置毎に受信し、
前記管理装置が、前記受信された原液流量情報及び気体供給有無情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録し、
前記管理装置が、前記記録された原液流量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記原液の使用量についての情報を画面表示させ、前記記録された気体供給有無情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる管理方法。 - 前記原液が水であり、前記気体が炭酸ガスである請求項11に記載の管理方法。
- 原液中に気体を混合して気体混合液を製造する少なくとも1つの気液混合装置についての管理処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
前記気液混合装置についての情報を取得する情報取得装置から、原液供給源から一の前記気液混合装置への前記原液の流量についての情報である原液流量情報及び気体供給源から一の前記気液混合装置への前記気体の供給の有無についての情報である気体供給有無情報を前記気液混合装置毎に受信する通信機能と、
前記受信された原液流量情報及び気体供給有無情報を前記気液混合装置の識別情報に関連付けて記録する情報管理機能と、
前記記録された原液流量情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記原液の使用量についての情報を画面表示させ、前記記録された気体供給有無情報に基づいて、前記気液混合装置毎に前記気体の使用量についての情報を画面表示させる表示制御機能と、
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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