JP5019406B2 - タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物及びその製造方法 - Google Patents

タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、膨張可能な物体を膨張させかつ封鎖するための組成物および方法に関する。一層特に、本発明は、タイヤを封鎖しかつ膨張させる組成物並びに該組成物を用いる方法に関する。
【0002】
発明の背景
サービスステーションまたは他の修繕施設が運転者にとって利用可能でないとき、パンク傷を有する空気入りタイヤを膨張させかつ一時的に封鎖するために、タイヤを封鎖しかつ膨張させる携帯装置が運転者により緊急の際に用いられてきた。典型的には自動車用のかかる装置の使用は、パンクしたまたは空気の抜けたタイヤが点検および修繕され得る好都合な場所まで、運転者が車両を運転することを可能にする。かかる装置が利用可能であることは、損傷タイヤを修繕するためサービスステーションに到着するために、運転者が空気の抜けたタイヤを自動車から取り外しそしてそれをスペアタイヤと取り替える必要性をなくす。一層重要なことに、かかる携帯装置は、運転者が危険な状況に陥っている場合または運転者がスペアタイヤを有していないかもしくは空気の抜けたタイヤをスペアタイヤと取り替えることが物理的にできないかのどちらかである場合、極めて望ましい。
【0003】
一般に、タイヤを封鎖しかつ膨張させる携帯装置は、弁棒を通じて空気の抜けたタイヤのキャビティ(「中空部」)に導入される特定のシーラント組成物を含有する慣用のエアゾール缶を含む。典型的には、ある長さの可撓性チューブが、弁棒への取付けおよび弁棒の作動のために、缶上の弁と、遠方端におけるねじ込みノズルおよびコネクターとを連結する。その代わりに、缶は、可撓性チューブなしに作動のためのおよび内容物の小出しのためのペデスタル弁が与えられる。缶内の噴射剤は、開放弁を通ってタイヤ中にシーラント組成物を押し込む。このようにして、タイヤは、膨張されかつ封鎖される。
【0004】
現時点において、タイヤを封鎖しかつ膨張させる最も利用可能な携帯装置は、シーラント組成物および噴射剤により形成されるエアゾールを基剤とする。様々な炭化水素およびクロロフルオロカーボンが、噴射剤として用いられてきた。しかしながら、炭化水素噴射剤は引火性であり、そしてクロロフルオロカーボン(CFC)噴射剤は地球のオゾン層に有害な影響を及ぼすことが分かっており、そしてその使用は厳しく制限されてきた。
【0005】
その結果、適当なCFC代替品を開発する継続的努力がなされてきた。しかしながら、現在のタイヤ用シーラントおよび膨張剤の組成物において用いられるクロロフルオロカーボンまたは炭化水素噴射剤/膨張剤を非引火性の非オゾン枯渇性噴射剤/膨張剤で置き換えるとき、いくつかの問題が解決されるべきである。これらの問題は、CFC代替品を用いるとき、現在の噴射剤/膨張剤と適当なCFC代替品の蒸気圧の差、CFC代替品の比較的乏しい溶解性、CFC代替品の比較的高い拡散速度、並びにタイヤ用シーラーおよび膨張剤の製品の寿命の全体を通じてのばらつきのない排出速度を得ることの困難性に因る。
【0006】
追加的考慮事項は、安全問題である。タイヤ用シーラント/膨張剤缶はしばしば車両のトランク中に保管され、あるいは一層悪いと直射日光に暴露される。それ故、内圧および缶強度は、タイヤ用シーラント/膨張剤組成物を製造する際に考慮されねばならない非常に重要な安全パラメーターである。噴射剤の蒸気圧が高ければ高いほど、容器が暑い天候において破裂し得る公算は一層高くなる。言うまでもなく、タイヤ用シーラーおよび膨張剤の組成物において用いられるいかなる非引火性の非オゾン枯渇性噴射剤/膨張剤も、安全に輸送され得るキャニスター中に貯蔵されることが可能である、ということが重要である。米国運輸省(「DOT」)は、州間輸送において用いられ得る容器の最小性能特性に関して法規を発布してきた。たとえば、2Qタイプのエアゾール缶について、缶内の蒸気圧は、54.4℃において1.34MPaを越えてはならない。このように、2Qエアゾール缶が用いられる場合、いかなるタイヤ用シーラーおよび膨張剤の製品もこの要件を満たさねばならない。
【0007】
HFC134aとして通常知られている1,1,1,2−テトラフルオロエタンは、クロロフルオロカーボンの代替品として開発された。それは、非引火性で、非腐食性でかつ非毒性である。一層重要なことに、それはゼロのオゾン枯渇潜在能力を有する。従って、CFC噴射剤をHFC134aにより置き換えることにいくらかの興味が存在してきた。しかしながら、慣用のCFC噴射剤/膨張剤に対してHFC134aを代用しようとする試みは、難点なしには達成されていない。これは、HFC134aが54.4℃において1.48MPaの蒸気圧(エアゾール缶において用いるためのDOT要件を満たすには高すぎる)を有する故である。更に、HFC134aは水性溶媒と混和可能でなく、それ故HFC134aでの現在の炭化水素またはCFC噴射剤の置換により作られたタイヤ用シーラント/膨張剤組成物は、シーラントの不均衡な小出しを防ぐために使用前および中に激しくかつ頻繁な掻き混ぜを必要とする。
【0008】
前記の理由のために、安全なタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物およびそれから作られた製品に対するニーズがある。好ましくは、タイヤを封鎖しかつ膨張させる該組成物は、非引火性で、非毒性でかつ環境に優しいべきである。
【0009】
発明の要約
上記のニーズは、次の観点の一つまたはそれ以上における本発明の具体的態様により満たされる。一つの観点において、本発明は、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物に関する。該組成物は、(a)膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラント、(b)ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤、および(c)該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を含む。好ましくは、該組成物は、54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有する。いくつかの具体的態様において、噴射剤は、1,1,1,2−テトラフルオロエタンである。
【0010】
別の観点において、本発明は、膨張可能な物体におけるパンク傷を封鎖する方法に関する。該方法は、(a)54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有するところのタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を缶中に貯蔵し、そして(b)該タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物をパンク傷を有する膨張可能な物体に送達することを含む。該タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は、(a)膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラント、(b)ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤、および(c)該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を含む。
【0011】
更に別の観点において、本発明は、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を作る方法に関する。該方法は、(a)膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラントを得、(b)ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤を得、そして(c)該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を該シーラントおよび該非引火性噴射剤と混合することを含み、しかも該組成物は54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有する。
【0012】
本発明の追加的観点並びに本発明の具体的態様によりもたらされる利点は、以下の記載でもって明らかである。
【0013】
発明の具体的態様の記載 本発明の具体的態様は、タイヤにおけるバンク傷を封鎖しかつ空気の抜けた該タイヤを膨張させるために用いられ得る新規なタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を提供する。該タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は、膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラント、ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤、および該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を含む。生じた組成物は、好ましくは、54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有するべきである。用いられる芳香族蒸気圧降下剤のタイプおよび量に依存して、生じた組成物の蒸気圧は変動し得る。いくつかの具体的態様において、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の蒸気圧は54.4℃において1.27MPa未満であるのに対して、他の具体的態様において、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の蒸気圧は54.4℃において1.20MPa未満である。更に他の具体的態様において、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の蒸気圧は、54.4℃において1.13MPa未満に下がり得る。
【0014】
適当な噴射剤は、環境保護庁(米国)により課せられた環境法規に因り、ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有するべきである。好ましくは、適当な噴射剤は、式Cmnl(ここで、m、n、lは、それぞれ正の整数である)により表されるフルオロカーボンである。更に、m、nおよびlは、次の等式2m+2=n+lを満たす。好ましくは、mは2に等しく、すなわちフッ素置換エタンである。
【0015】
好ましい噴射剤の例は、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、ジフルオロメタン、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリフルオロエタン、1,1,2,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、等を包含するが、しかしそれらに限定されない。1,1,1,2−テトラフルオロエタンは、それがエアゾール処方物における使用について環境保護庁(米国)により認可されている故一層好ましい噴射剤である、ということが留意される。しかしながら、このことは、1,1,1,2−テトラフルオロエタンが唯一の適当な噴射剤であることを意味するように解釈されるべきでない。環境保護庁(米国)により認可されていないけれども、他のフルオロカーボン噴射剤もまた、本発明の具体的態様において用いられ得る。実際、引火性が主要な関心事でない状況において、炭化水素噴射剤もまた、本発明の具体的態様においてフルオロカーボン噴射剤に加えてまたは代わりに用いられ得る。
【0016】
選定噴射剤の蒸気圧が54.4℃において1.34MPaより大きいとき、該蒸気圧を54.4℃において1.34MPa未満に下げるために、蒸気圧降下剤を用いることが時には必要である。選定噴射剤の蒸気圧を54.4℃において1.34MPa未満に下げることが可能であるいかなる化合物も、本発明の具体的態様において用いられ得る。好ましくは、1種またはそれ以上の芳香族炭化水素が、1,1,1,2−テトラフルオロエタンのような選定噴射剤用の蒸気圧降下剤として用いられる。これらの組成物は、以後「芳香族蒸気圧降下剤」と称される。
【0017】
適当な芳香族蒸気圧降下剤は、置換および未置換のベンゼンおよび多核芳香族化合物(ナフタレン、アントラセンおよびフェナントラセンのような)並びにそれらの混合物のような芳香族炭化水素を包含するが、しかしそれらに限定されない。芳香族環上の置換は1個または多数であり得る、ということが留意される。適当な置換基は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヒドロキシル、フェニル、カルボキシレート、ハロゲン、ペルフルオロアルキル、等を包含するが、しかしそれらに限定されない。いくつかの具体的態様において、芳香族化合物は、次の式
【化1】
Figure 0005019406
〔ここで、nは、未置換および置換芳香族化合物を指すために0から6にて変動し得、そしてRは、いかなる有機基でもあり得る〕
により表され得る。好ましくはRは1ないし20個の炭素原子を有するアルキル基であるけれども、20個の炭素原子またはそれ以上を有するアルキルもまた用いられ得る。一層好ましくは、アルキル基は、1ないし10個の炭素原子を有するべきである。アルキル基は、置換のあるまたは置換のない直鎖、分岐鎖またはフェニル基であり得る。
【0018】
本発明の具体的態様において用いられ得る芳香族化合物の例は、ベンゼン、トルエン、o、m、p−キシレン、プソイドクメン、エチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、クメン、n−ブチルベンゼン、イソブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、ジメチルベンゼン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、ビフェニル、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、1,2−ジフェニルエタン、並びに同様にアルキル置換されたナフタレンおよびアントラセンを包含するが、しかしそれらに限定されない。追加的芳香族化合物はまた、フェノール、カテコール、アシルフェノール(アセチルフェノールのような)、カーボネートエステル(フェニルメチルまたはエチルカーボネートおよびジフェニルカーボネートのような)、アルキルフェノール(アニソールのような)、クロロおよびブロモベンゼン、アニリン、アシルアニリン(アセトアニリドのような)、メチルおよびエチルベンゾエート、チオフェノールおよびアシル化チオフェノール、ニトロベンゼン、ジフェニルエーテル、ジフェニルスルフィド、並びに同様に置換されたナフタレンおよびアントラセン特にナフトール(モノおよびジヒドロキシナフタレンのような)を包含する。上記の芳香族化合物は、単独にてまたは他の芳香族化合物との混合物にて用いられ得る。
【0019】
適当な芳香族炭化水素の例は、Exxon ChemicalからのAROMATIC 150 Fluidとして知られた製品である。AROMATIC 150 Fluidは、主として芳香族化合物(すなわち、少なくとも約98.0容量%)で構成されている。それは、少なくとも約63℃の引火点を有する。沸点範囲は、約179℃と約213℃の間にある。AROMATIC 150は、典型的には、約23wt%のテトラメチルベンゼン、約22wt%のエチルジメチルベンゼン、約15wt%のモノ、ジおよびトリメチルインダン、約8wt%のジエチルベンゼン、約8wt%のナフタレン、約5wt%のトリメチルベンゼン、約2wt%のインダン、並びに約1wt%またはそれ以下のメチルエチルベンゼン、プロピルベンゼン、メチルプロピルベンゼン、ブチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、インデン、メチルナフタレンおよびキシレンを含有する狭カット芳香族溶媒で構成されている。
【0020】
芳香族炭化水素の別の例は、Exxon ChemicalからのAROMATIC 100 Fluidとして知られた製品である。AROMATIC 100 Fluidは、主として芳香族化合物(すなわち、少なくとも約98.0容量%)で構成されている。沸点範囲は、約154℃と約174℃の間にある。AROMATIC 100溶媒は、典型的には、約40wt%のトリメチルベンゼン、約35wt%のメチルエチルベンゼン、約10wt%のプロピルおよびイソプロピルベンゼン、約3wt%のエチルジメチルベンゼン、約2wt%のメチル(n−およびイソ)プロピルベンゼン、約2wt%のジエチルベンゼン、各々約1wt%未満のモノブチルベンゼンおよびテトラメチルベンゼン、約6wt%のキシレン、並びに小量のエチルベンゼンおよびC10〜C11飽和化合物を含有する狭カット芳香族溶媒で構成されている。
【0021】
芳香族炭化水素組成物の更に別の例は、Exxon ChemicalからのAROMATIC 200として知られた製品である。AROMATIC 200は、主としてC9〜C13芳香族炭化水素(主としてC10〜C12)で構成されている。それは、約230℃〜275℃の沸点範囲を有する。AROMATIC 200の平均分子量は、約161である。AROMATIC 200は、おおよそ14wt%のナフタレンを含む。AROMATIC 200は95℃の最小引火点を有する故、それはタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物に、その全組成物の引火点を増大するために添加され得る。
【0022】
追加的な適当な蒸気圧降下剤は、ハロゲン置換芳香族化合物を包含するが、しかしそれらに限定されない。たとえば、次の芳香族炭化水素は、本発明の具体的態様において蒸気圧降下剤として用いられ得る。すなわち、モノクロロトルエン(たとえば、1−クロロ−2−メチルベンゼン、1−クロロ−4−メチルベンゼンまたはそれらの混合物)、パラ−クロロ−トリフルオロメチルベンゼン、および1,2−ジクロロ−4−トリフルオロメチルベンゼン。他の置換ベンゾトリフルオライドもまた用いられ得る。これらの芳香族化合物は、テキサス州ダラスのOccidental Chemical Corporationから、Oxsol(登録商標)10、Oxsol(登録商標)100、Oxsol(登録商標)1000およびOxsol(登録商標)2000の商品名下で得られ得る。
【0023】
芳香族蒸気圧降下剤に加えて、非芳香族蒸気圧降下剤が、芳香族蒸気圧降下剤に加えてまたは代わりに用いられ得る。非芳香族蒸気圧降下剤の例は、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、トリブチルホスフェート、2−ブトキシエタノール、ブチルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、セロソルブアセテート、ジメトキシメタン、2−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノンを包含するが、しかしそれらに限定されない。他のケトン、ジエーテル、ヒドロキシケトン、アセテートもまた蒸気圧降下剤として用いられ得る、ということが留意される。
【0024】
タイヤのような膨張可能な物体におけるパンクまたは穴を封鎖することが可能であるいかなるシーラントまたは封鎖用組成物も、本発明の具体的態様において用いられ得る。適当な樹脂の一つの例は石油残留樹脂であり、しかして石油残留樹脂は石油樹脂、真空残留物およびアスファルトを包含する。石油樹脂は、主として多環式炭化水素で構成された石油蒸留残留物である。真空残留物は、真空蒸留の主生成物の一つである。アスファルトは、高アスファルト分を有する原油の蒸留から生じる炭化水素残留物である。石油残留樹脂に加えて、ポリマー樹脂が、石油残留樹脂に加えてまたは代わりに用いられ得る。当該技術において知られたいかなるポリマー樹脂も用いられ得る。ポリマー樹脂の一つの例は、ポリオレフィンである。たとえば、テネシー州キングスポートのEastman Chemical Companyから入手できるEASTOFLEX Amorphous Polyolefin E 1003の商品名下で販売されているプロピレン−エチレンコポリマー樹脂は、本発明の具体的態様においてシーラントとして用いられ得る。別の適当なポリマー樹脂は、American Modifiers, Inc.から入手できるPM−1の名称下で販売されている芳香族樹脂(すなわち、芳香族環を有する石油炭化水素樹脂)である。他の適当なシーラントは、Air Products & Chemicals, Inc.から入手できる商品名FLEXBOND 150 Emulsion(登録商標)下で販売されているポリビニルアセテート乳濁液、フェノール樹脂(フェノール−ホルムアルデヒド樹脂およびハロゲン化アルキルフェノール樹脂のような)、水素化ウッドロジンのグリセロールエステル、ラテックスシーラント組成物、アクリル樹脂、等を包含するが、しかしそれらに限定されない。
【0025】
噴射剤、蒸気圧降下剤およびシーラントに加えて、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は更に、次の成分の一つまたはそれ以上を含み得る。すなわち、担体、腐食抑制剤、凝固点降下剤、乳化剤、繊維、並びに分散剤、錆止め剤、発泡剤、酸化防止剤、等のような他の成分。タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は水性または非水性のどちらかであり得る、ということも留意される。水性のタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物が所望されるとき、水が担体として添加される。他方、非水性のタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物が所望されるとき、水以外の溶媒が担体として添加される。いかなる公知溶媒も用いられ得る。たとえば、米国特許第3,483,053号明細書は、非水性のタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を処方するために本発明の具体的態様において用いられ得る多数の溶媒を開示する。この特許の開示は、参照することによりそっくりそのまま本明細書に組み込まれる。
【0026】
適当な腐食抑制剤はアンモニア、トリエタノールアミンおよびカプリロアンホプリオネートを包含する(しかしそれらに限定されない)けれども、いかなる他の公知腐食抑制剤も用いられ得る。これらの腐食抑制剤は、単独にてまたは変動割合の組合わせにてのどちらかにて用いられる。腐食抑制剤は、一般に、約0.1から20wt%の量にてタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物中に存在する。好ましい具体的態様において、腐食抑制剤は、約0.15から10wt%最も好ましくは約0.2から7wt%の量にて存在する。
【0027】
水が担体として用いられるとき、界面活性剤または乳化剤を用いることが時には必要である。乳化剤は、イオン性または非イオン性のどちらかであり得る。非イオン性配合物は、通常、2種またはそれ以上の化合物で構成され、しかもそれらの化合物の一つは油相を好みそしてその他のものは水相を好む。それらは、エトキシレート、アルコール、フェノール、糖、エステル、アミン、アミド、アルカノールアミド、等であり得る。好ましい乳化剤は、トール油脂肪酸、モルホリンまたはそれらの混合物である。追加的乳化剤は、エトキシル化アルキルフェノール、硫酸化またはスルホン化エトキシル化アルキルフェノールのアンモニウムまたは金属塩、ポリエトキシル化アルコールおよびポリエトキシル化エステルを包含するが、しかしそれらに限定されない。これらの界面活性剤または乳化剤は、、単独にてまたは変動割合の組合わせにてのどちらかにて用いられ得る。一般に、乳化剤は、約0.1から30wt%の量にてタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物中に存在する。好ましい具体的態様において、乳化剤は、約0.2から25wt%最も好ましくは約0.5から20wt%の量にて存在する。
【0028】
いくつかの具体的態様において、凝固点降下剤が、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の凝固点を下げるために添加される。好ましい凝固点降下剤はエチレングリコールであるけれども、他の凝固点降下剤もまた用いられ得る。凝固点降下剤は、単独にてまたは変動割合の組合わせにて用いられ得る。一般に、凝固点降下剤は、約0.1から15wt%の量にてタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物中に存在する。好ましい具体的態様において、凝固点降下剤は、約0.5から12wt%最も好ましくは約1.5から10wt%の量にて存在する。
【0029】
いくつかの他の具体的態様において、繊維がタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物に、該組成物がタイヤのような膨張可能な物体におけるパンク穴に施用されるとき凝固を促進するために添加される。適当な繊維は、アスベストおよびガラス繊維のような無機繊維並びにセルロース、ポリプロピレンおよび同様な天然または合成ポリマー繊維のような有機繊維を包含するが、しかしそれらに限定されない。加えて、木繊維もまた用いられ得る。好ましくは、木繊維、セルロース繊維またはそれらの混合物が、本発明の具体的態様において用いられる。随意的繊維は、一般に、約0.1から20wt%の量にてタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物中に存在する。好ましい具体的態様において、繊維は、約0.2から15wt%最も好ましくは約0.3から10wt%の量にて存在する。
【0030】
上記に記載されたように、多数の成分が、本発明の具体的態様に従ってタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物中に存在し得る。次の表は、各成分についての好ましい範囲を示す。これらの範囲は単に好ましいものにすぎないこと並びにすべての列挙された成分がタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物中に存在することが必要であるとは限らないことが、認識されるべきである。好ましい範囲外になる組成物は、本明細書に記載されそして請求項に記載された発明の範囲内に依然ある。重量百分率は、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の総重量を基準としている。
【0031】
【表1】
Figure 0005019406
【0032】
本発明の具体的態様において用いられ得る適当な成分はある程度の詳細にて記載されているけれども、追加的な適当な樹脂、蒸気圧降下剤、噴射剤、乳化剤、腐食抑制剤、凝固点降下剤および繊維は、次の米国特許明細書に開示されている。すなわち、3,483,053、4,501,825、4,970,242、5,124,395、5,284,895、5,439,947、5,500,456、5,618,912、5,648,406、5,705,604、5,765,601、5,834,534、5,916,931および5,977,196。前記の特許のすべての開示は、参照することによりそっくりそのまま本明細書に組み込まれる。
【0033】
タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は、適当なシーラント、適当な噴射剤および適当な蒸気圧降下剤を混合して所望組成物を形成させることにより製造され得る。2Qエアゾール缶が容器として用いられることになっている場合、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の蒸気圧は、54.4℃において1.34MPa未満であるべきである。いかなる混合方法も用いられ得、そして必要とされる成分はいかなる順序または態様にても混合され得る。随意に、担体、乳化剤、腐食抑制剤、凝固点降下剤および他の添加剤は、個々にまたは一緒にして、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物と混合され得る。組成物が得られた後、タイヤ用シーラーかつ膨張用携帯製品が、該組成物を慣用のエアゾール缶内に入れることにより作られ得る。
【0034】
一般に、慣用のエアゾール缶は、該缶内のタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を放出するためのアクチュエーターを含む。使用中、缶上のアクチュエーターは、適切な長さを有する可撓性チューブにより、空気の抜けたタイヤの弁機構に連結される。アクチュエーターを開放した後、缶内の噴射剤は、シーラント組成物をアクチュエーターおよび弁機構を通ってタイヤ中に押し込む。このようにして、空気の抜けたタイヤは膨張され、そしてパンク傷は封鎖される。タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を貯蔵するためにいかなる容器も用いられ得る、ということが留意される。たとえば、米国特許第5,765,601号明細書は、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を貯蔵するための様々な容器を開示する。これらの開示された容器はまた、タイヤ用シーラーかつ膨張用携帯装置を製造するために、本発明の具体的態様において用いられ得る。従って、米国特許第5,765,601号明細書の開示は、参照することによりそっくりそのまま本明細書に組み込まれる。
【0035】
次の例は、本発明の様々な具体的態様を例示するために呈される。すべての数値は、近似数字である。各例における特定の詳細は、本明細書に別の具合に記載されそして請求項に記載されているように、本発明を限定するよう解釈されるべきでない。次の表は、本発明の具体的態様に従って作られた様々なタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を示す。各成分の量は、グラムにて表されている。以下の例の各々において、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の約25wt%が1,1,1,2−テトラフルオロエタンであったけれども、より高いまたはより低い量は用いられ得る。各組成物は2Qエアゾール缶中に入れられ、そして54.4℃における組成物の蒸気圧が測定された。タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物のいくつかは、空気の抜けたタイヤを膨張させるために用いられた。それらは空気の抜けたタイヤを189.6kPaまでの圧力に膨張させかつパンク傷を封鎖することができた、ということが分かった。修繕されたタイヤは、良好な操縦性を有していた。
【0036】
【表2】
Figure 0005019406
【0037】
【表3】
Figure 0005019406
【0038】
【表4】
Figure 0005019406
【0039】
上記に実証されているように、本発明の具体的態様によるタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は、パンクしたタイヤおよび他の膨張可能な物体を膨張させかつ封鎖するために用いられ得る。該組成物は、氷点未満から極めて暑いにわたるたいていの天候状況において用いられ得る。タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の蒸気圧は54.4℃において1.34MPa未満に下げられ得る故、典型的2Qエアゾール缶は、かかる組成物を貯蔵するために用いられ得る。それ故、それは、特殊缶または免除缶(慣用の2Qエアゾール缶より高価である)の必要性を除去する。いくつかの具体的態様において、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物は98.9℃を越える引火点を有し、それにより改善された火災安全性を与える。更に、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物のいくつかの具体的態様は、ゼロの火炎伸びを有する。タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物の処方の相対的単純性に因り、現在の製品のいくつかよりコスト効率的である。更に、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物のいくつかは、非毒性で、非引火性でかつ環境に優しい。追加的利益は、改善された安定性およびより良好な封鎖性能(短期および長期の両方共)を含み得る。本発明の具体的態様により与えられる他の利点は、当業者にとって明らかである。
【0040】
本発明は多数の限られた具体的態様に関して記載されてきたけれども、変型および改変が存在する。たとえば、非引火性で、非毒性でかつ環境に優しい噴射剤が好ましいけれども、3つの要件のすべてを満たすものではない他の噴射剤は、本発明のいくつかの具体的態様において依然用いられ得る。本発明は空気の抜けたタイヤに関して記載されているけれども、本発明の適用は空気の抜けたタイヤのみに限定されない。むしろ、本発明は、いかなる膨張可能な物体にも適用可能である。かかる物体は、気球、膨張可能な玩具、救命具、ビーチボール、等を包含するが、しかしそれらに限定されない。タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物のすべての成分は予備混合されることが好ましいけれども、それらの成分の各々またはいくつかを別々の容器中に別々に貯蔵しそしてそれらを膨張可能な物体内で混合することも可能である。蒸気圧降下剤は、噴射剤の蒸気圧が54.4℃において1.34MPaを越えるときのみ必要とされる、ということが留意されるべきである。かくして、非毒性で、非引火性で、環境に優しい噴射剤が54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有する場合、タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を処方するとき蒸気圧降下剤を用いることは必要でない。最後に、特殊缶または免除缶が用いられる場合、蒸気圧降下剤を用いることはやはり不必要である。請求項はすべてのかかる変型および改変をカバーするよう意図されており、何故なら本明細書に記載された本発明の範囲内に入るからである。

Claims (6)

  1. タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物であって、膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラント、ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤、および該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を含み、しかも該組成物が54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有する組成物。
  2. タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物であって、膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラント、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、アルキル化ベンゼンの混合物、水、および乳化剤を含み、しかも該組成物が54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有する組成物。
  3. 膨張可能な物体におけるパンク傷を封鎖する方法であって、54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有し、しかも 膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラント、ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤、および 該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を含むタイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を缶中に貯蔵し、そして該タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物をパンク傷を有する膨張可能な物体に送達することを含む方法。
  4. タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物を作る方法であって、膨張可能な物体における穴を封鎖することの可能なシーラントを得、ゼロのまたはゼロに実質的に近いオゾン枯渇潜在能力を有する非引火性噴射剤を得、そして該非引火性噴射剤の蒸気圧を下げることの可能な1種またはそれ以上の芳香族炭化水素を該シーラントおよび該非引火性噴射剤と混合することを含み、しかも該組成物が54.4℃において1.34MPa未満の蒸気圧を有する方法。
  5. アルキル化ベンゼンの混合物が更にナフタレンを含む、請求項2記載の組成物。
  6. 膨張可能な物体がタイヤである、請求項3または4に記載の方法。
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