JPH1081804A - 不燃性エアゾール組成物 - Google Patents
不燃性エアゾール組成物Info
- Publication number
- JPH1081804A JPH1081804A JP25399796A JP25399796A JPH1081804A JP H1081804 A JPH1081804 A JP H1081804A JP 25399796 A JP25399796 A JP 25399796A JP 25399796 A JP25399796 A JP 25399796A JP H1081804 A JPH1081804 A JP H1081804A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aerosol
- weight
- propellant
- mixture
- flame retardant
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- Fireproofing Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】オゾン層に全く害を与えず、不燃性で火気に対
して安全性が高く、かつ組成物中に水を使用せず衣類、
家具などに噴射物が付着しても汚染やシミの発生しな
い、しかも乾燥の速い、玩具用又はホビー用エアゾール
製品に使用するための不燃性エアゾール組成物を提供す
ること。 【解決手段】ポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリ
メタクリル酸イソブチルの単独又はその混合物４５〜５
５重量％にトリメチルホスフェート、トリエチルホスフ
ェートなどの有機燐酸エステル系難燃剤２０〜３０重量
％、有機溶剤２０〜３０重量％、滑剤１重量％以下、顔
料２〜３重量％を配合したエアゾール原液３５〜４５重
量％を噴射剤１，１，１，２−テトラフロロエタン（Ｈ
ＦＣ）１３４ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６
重量％までの量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１
３４ａ混合ガス５５〜６５重量％に溶解した不燃性エア
ゾール組成物。
して安全性が高く、かつ組成物中に水を使用せず衣類、
家具などに噴射物が付着しても汚染やシミの発生しな
い、しかも乾燥の速い、玩具用又はホビー用エアゾール
製品に使用するための不燃性エアゾール組成物を提供す
ること。 【解決手段】ポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリ
メタクリル酸イソブチルの単独又はその混合物４５〜５
５重量％にトリメチルホスフェート、トリエチルホスフ
ェートなどの有機燐酸エステル系難燃剤２０〜３０重量
％、有機溶剤２０〜３０重量％、滑剤１重量％以下、顔
料２〜３重量％を配合したエアゾール原液３５〜４５重
量％を噴射剤１，１，１，２−テトラフロロエタン（Ｈ
ＦＣ）１３４ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６
重量％までの量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１
３４ａ混合ガス５５〜６５重量％に溶解した不燃性エア
ゾール組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器の
ノズルから噴射されたときに紐状体を形成することがで
きる玩具用又はホビー用エアゾール製品（以下「玩具用
エアゾール製品」という。）に使用するための不燃性エ
アゾール組成物に関するものである。
ノズルから噴射されたときに紐状体を形成することがで
きる玩具用又はホビー用エアゾール製品（以下「玩具用
エアゾール製品」という。）に使用するための不燃性エ
アゾール組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エアゾール製品に使用される噴射剤は、
特定フロンガスによるオゾン層の破壊作用が科学的にま
だ取り上げられていなかった１９７０年以前においては
クロロフロロカーボン（ＣＦＣ）の１２、１１、１１
３、１１４などが一般的に使用されており、これらのＣ
ＦＣは不燃性、低毒性、低臭性、適当な飽和蒸気圧、優
れた溶解性などエアゾール噴射剤として優れた適性を有
していた。しかし、これらＣＦＣによる地球オゾン層の
破壊が１９７０年代に立証され、アメリカでは１９７８
年にエアゾール製品へのＣＦＣの使用が禁止された。そ
の後１９８７年にオゾン層を破壊する物質に関するモン
トリオール議定書が採択され、国際的にもＣＦＣの使用
が規制される一方、わが国でも１９８９年にエアゾール
の関係法律である高圧ガス取締法が改正され、ＣＦＣの
使用が実質的に禁止されたため、ＣＦＣに代わる噴射剤
としてハイドロ・クロロ・フロロカーボン（ＨＣＦＣ）
の２２、１４２ｂ、１４１ｂ、２２５およびハイドロ・
フロロカーボン（ＨＦＣ）の１３４ａ、１５２ａ、ＬＰ
Ｇ、ジメチルエーテルなどの可燃性ガスが使用されてき
ており、ヘアスプレー、制汗剤などの一般的な人体用エ
アゾール製品では価格面を考慮して安価な可燃性のＬＰ
Ｇ、ジメチルエーテルなどの噴射剤に代替されている。
特定フロンガスによるオゾン層の破壊作用が科学的にま
だ取り上げられていなかった１９７０年以前においては
クロロフロロカーボン（ＣＦＣ）の１２、１１、１１
３、１１４などが一般的に使用されており、これらのＣ
ＦＣは不燃性、低毒性、低臭性、適当な飽和蒸気圧、優
れた溶解性などエアゾール噴射剤として優れた適性を有
していた。しかし、これらＣＦＣによる地球オゾン層の
破壊が１９７０年代に立証され、アメリカでは１９７８
年にエアゾール製品へのＣＦＣの使用が禁止された。そ
の後１９８７年にオゾン層を破壊する物質に関するモン
トリオール議定書が採択され、国際的にもＣＦＣの使用
が規制される一方、わが国でも１９８９年にエアゾール
の関係法律である高圧ガス取締法が改正され、ＣＦＣの
使用が実質的に禁止されたため、ＣＦＣに代わる噴射剤
としてハイドロ・クロロ・フロロカーボン（ＨＣＦＣ）
の２２、１４２ｂ、１４１ｂ、２２５およびハイドロ・
フロロカーボン（ＨＦＣ）の１３４ａ、１５２ａ、ＬＰ
Ｇ、ジメチルエーテルなどの可燃性ガスが使用されてき
ており、ヘアスプレー、制汗剤などの一般的な人体用エ
アゾール製品では価格面を考慮して安価な可燃性のＬＰ
Ｇ、ジメチルエーテルなどの噴射剤に代替されている。
【０００３】本発明が対象とする玩具用エアゾール製品
は、アクリルエステル樹脂などの樹脂に有機溶剤や滑
剤、顔料などを適量添加した原液を噴射剤に溶解したエ
アゾール組成物を耐圧容器に充填したものである。この
ようなエアゾール製品は、エアゾール組成物が耐圧容器
のノズルから大気中に噴射されると同時に紐状体に形成
され、例えばパーティーやステージ用あるいはクリスマ
スツリー用などに使用されている。
は、アクリルエステル樹脂などの樹脂に有機溶剤や滑
剤、顔料などを適量添加した原液を噴射剤に溶解したエ
アゾール組成物を耐圧容器に充填したものである。この
ようなエアゾール製品は、エアゾール組成物が耐圧容器
のノズルから大気中に噴射されると同時に紐状体に形成
され、例えばパーティーやステージ用あるいはクリスマ
スツリー用などに使用されている。
【０００４】ところで、玩具用エアゾール製品には狭い
室内においてエアゾール組成物が大量に噴射されるため
火気に対する危険性が高いという欠点があり、この欠点
を解消した玩具用エアゾール製品として組成物中に水を
含有させ燃焼性を抑制したエアゾール水性組成物が提案
されている（特開平５ー１７９２３４号公報参照）。し
かしながら、このような組成物中に水を含有する玩具用
エアゾール製品には、噴射される紐状組成物が人体、家
具等に付着した場合に水による汚染やシミなどが発生す
るという欠点がある。なお、同公報記載のエアゾール水
性組成物にはＨＣＦＣ２２、１４２ｂなどの噴射剤が使
用されているが、これらＨＣＦＣ類はモントリオール条
約によって２０３０年までの暫定期間の使用が認められ
ていたところ予測よりもオゾン層の破壊が大きく進行し
ているため早期に使用禁止が予定されているものであ
る。
室内においてエアゾール組成物が大量に噴射されるため
火気に対する危険性が高いという欠点があり、この欠点
を解消した玩具用エアゾール製品として組成物中に水を
含有させ燃焼性を抑制したエアゾール水性組成物が提案
されている（特開平５ー１７９２３４号公報参照）。し
かしながら、このような組成物中に水を含有する玩具用
エアゾール製品には、噴射される紐状組成物が人体、家
具等に付着した場合に水による汚染やシミなどが発生す
るという欠点がある。なお、同公報記載のエアゾール水
性組成物にはＨＣＦＣ２２、１４２ｂなどの噴射剤が使
用されているが、これらＨＣＦＣ類はモントリオール条
約によって２０３０年までの暫定期間の使用が認められ
ていたところ予測よりもオゾン層の破壊が大きく進行し
ているため早期に使用禁止が予定されているものであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ような従来技術の欠点を解消し、オゾン層に全く害を与
えず、不燃性で火気に対して安全性が高く、かつ組成物
中に水を使用せず衣類、家具などに噴射物が付着しても
汚染やシミの発生しない、しかも乾燥の速い、玩具用エ
アゾール製品に使用するための不燃性エアゾール組成物
を提供することを目的とするものである。
ような従来技術の欠点を解消し、オゾン層に全く害を与
えず、不燃性で火気に対して安全性が高く、かつ組成物
中に水を使用せず衣類、家具などに噴射物が付着しても
汚染やシミの発生しない、しかも乾燥の速い、玩具用エ
アゾール製品に使用するための不燃性エアゾール組成物
を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために鋭意研究の結果、使用する樹脂および
噴射剤を選択し、かつ組成物中に有機燐酸エステル系難
燃剤を配合することにより所望の不燃性エアゾール組成
物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
を達成するために鋭意研究の結果、使用する樹脂および
噴射剤を選択し、かつ組成物中に有機燐酸エステル系難
燃剤を配合することにより所望の不燃性エアゾール組成
物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【０００７】すなわち、本発明の不燃性エアゾール組成
物はポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリメタクリ
ル酸イソブチルの単独及びその混合物に有機燐酸エステ
ル系難燃剤、有機溶剤、滑剤および顔料を配合した不燃
性樹脂組成物からなるエアゾール原液を噴射剤１，１，
１，２−テトラフロロエタン（ＨＦＣ）１３４ａ単独又
は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重量％までの量で燃焼
範囲を有しない程度に含有する１３４ａ混合ガスに溶解
させたことを特徴とするものである。
物はポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリメタクリ
ル酸イソブチルの単独及びその混合物に有機燐酸エステ
ル系難燃剤、有機溶剤、滑剤および顔料を配合した不燃
性樹脂組成物からなるエアゾール原液を噴射剤１，１，
１，２−テトラフロロエタン（ＨＦＣ）１３４ａ単独又
は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重量％までの量で燃焼
範囲を有しない程度に含有する１３４ａ混合ガスに溶解
させたことを特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明のエアゾール組成物に用い
られる樹脂はポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリ
メタクリル酸イソブチルの単独及びその混合物であり、
その配合量はエアゾール原液基準で通常４５〜５５重量
％である。
られる樹脂はポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリ
メタクリル酸イソブチルの単独及びその混合物であり、
その配合量はエアゾール原液基準で通常４５〜５５重量
％である。
【０００９】本発明のエアゾール組成物には、難燃剤と
して有機燐酸エステル系難燃剤を配合することが必要で
あり、配合量はエアゾール原液基準で通常２０〜３０重
量％である。有機燐酸エステル系難燃剤を選択する理由
は、ポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリメタクリ
ル酸イソブチルの単独及びその混合物への相溶性に優
れ、かつ有機溶剤にも溶解するからである。有機燐酸エ
ステル系難燃剤の具体例としては、例えばトリメチルホ
スフェート、トリエチルホスフェートなどを挙げること
ができる。
して有機燐酸エステル系難燃剤を配合することが必要で
あり、配合量はエアゾール原液基準で通常２０〜３０重
量％である。有機燐酸エステル系難燃剤を選択する理由
は、ポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリメタクリ
ル酸イソブチルの単独及びその混合物への相溶性に優
れ、かつ有機溶剤にも溶解するからである。有機燐酸エ
ステル系難燃剤の具体例としては、例えばトリメチルホ
スフェート、トリエチルホスフェートなどを挙げること
ができる。
【００１０】本発明のエアゾール組成物に使用される噴
射剤は１，１，１，２−テトラフロロエタン（ＨＦＣ）
１３４ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重量％
までの量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１３４ａ
混合ガスである。本発明において前記噴射剤を使用する
理由は、現在エアゾール用に実用化されている液化ガス
噴射剤の中で、不燃性ガスであって、かつ地球オゾン層
に害を与えない噴射剤はＨＦＣ１３４ａ一種しかないか
らである。ここで、噴射剤の配合量は、エアゾール原液
３５〜４５重量％に対して噴射剤５５〜６５重量％とす
ることが好ましい。
射剤は１，１，１，２−テトラフロロエタン（ＨＦＣ）
１３４ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重量％
までの量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１３４ａ
混合ガスである。本発明において前記噴射剤を使用する
理由は、現在エアゾール用に実用化されている液化ガス
噴射剤の中で、不燃性ガスであって、かつ地球オゾン層
に害を与えない噴射剤はＨＦＣ１３４ａ一種しかないか
らである。ここで、噴射剤の配合量は、エアゾール原液
３５〜４５重量％に対して噴射剤５５〜６５重量％とす
ることが好ましい。
【００１１】なお前述した理由により、ＨＦＣ１３４ａ
はＣＦＣ１２の代替噴射剤としての利用が期待されてい
るが、エアゾール噴射剤としての必要な性質の一つであ
る、使用されるエアゾール原液組成物への溶解能は低
い。例えば、一般に有機溶剤の指標としてカウリ・ブタ
ノール値が用いられるが、ＨＣＦＣ１３４ａのカウリ・
ブタノール値は９．２であり、他の液化ガス噴射剤のカ
ウリ・ブタノール値、例えば６０．０（ＣＦＣ１１）、
１８．０（ＣＦＣ１２）、２５．０（ＨＣＦＣ２２）と
比較すると溶解能が低く、ポリマーなどを溶解する力は
弱い。
はＣＦＣ１２の代替噴射剤としての利用が期待されてい
るが、エアゾール噴射剤としての必要な性質の一つであ
る、使用されるエアゾール原液組成物への溶解能は低
い。例えば、一般に有機溶剤の指標としてカウリ・ブタ
ノール値が用いられるが、ＨＣＦＣ１３４ａのカウリ・
ブタノール値は９．２であり、他の液化ガス噴射剤のカ
ウリ・ブタノール値、例えば６０．０（ＣＦＣ１１）、
１８．０（ＣＦＣ１２）、２５．０（ＨＣＦＣ２２）と
比較すると溶解能が低く、ポリマーなどを溶解する力は
弱い。
【００１２】本発明のエアゾール組成物に使用される有
機溶剤としては、ＨＦＣ１３４ａと相溶するとともにポ
リマーにも溶解する溶剤を選択することが不可欠であ
る。ＨＦＣ１３４ａは極性値が高いため、相溶する有機
溶剤の範囲も比較的極性値の高いものに限られ、具体的
には、アルコール系であればジエチレングリコール、グ
リセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルなどと相溶し、ケトン系であればアセ
トン、ジアセトンアルコールなどと相溶するが、ケロセ
ン、トルエン、キシレンなどの炭化水素との相溶は悪
い。さらに、本発明に使用される有機溶剤は難撚剤のト
リメチルホスフェートやトリエチルホスフェートととも
に可塑剤としての役割が必要であり、一般に１８０℃以
上の沸点を有する比較的高沸点の溶剤が適当である。こ
れらの理由により、特に好ましい有機溶剤としてアセト
ン、エチレングリコール、エチレングリコールモノブチ
ルエーテルなどを挙げることができる。有機溶剤の配合
量はエアゾール原液基準で通常２０〜３０重量％であ
る。
機溶剤としては、ＨＦＣ１３４ａと相溶するとともにポ
リマーにも溶解する溶剤を選択することが不可欠であ
る。ＨＦＣ１３４ａは極性値が高いため、相溶する有機
溶剤の範囲も比較的極性値の高いものに限られ、具体的
には、アルコール系であればジエチレングリコール、グ
リセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルなどと相溶し、ケトン系であればアセ
トン、ジアセトンアルコールなどと相溶するが、ケロセ
ン、トルエン、キシレンなどの炭化水素との相溶は悪
い。さらに、本発明に使用される有機溶剤は難撚剤のト
リメチルホスフェートやトリエチルホスフェートととも
に可塑剤としての役割が必要であり、一般に１８０℃以
上の沸点を有する比較的高沸点の溶剤が適当である。こ
れらの理由により、特に好ましい有機溶剤としてアセト
ン、エチレングリコール、エチレングリコールモノブチ
ルエーテルなどを挙げることができる。有機溶剤の配合
量はエアゾール原液基準で通常２０〜３０重量％であ
る。
【００１３】本発明のエアゾール組成物には、その他の
成分として滑剤および顔料が適量添加される。滑剤とし
ては通常シリコーンが使用され、具体例としてＫＦ３５
１Ａ（信越化学工業株式会社製）が挙げられる。顔料と
しては種々の有機顔料が好ましく、具体例としてＦＺ６
０３７（シンロイヒ株式会社製）が挙げられる。滑剤の
添加量はエアゾール原液基準で通常１重量％以下、顔料
の添加量はエアゾール原液基準で通常２〜３重量％程度
である。
成分として滑剤および顔料が適量添加される。滑剤とし
ては通常シリコーンが使用され、具体例としてＫＦ３５
１Ａ（信越化学工業株式会社製）が挙げられる。顔料と
しては種々の有機顔料が好ましく、具体例としてＦＺ６
０３７（シンロイヒ株式会社製）が挙げられる。滑剤の
添加量はエアゾール原液基準で通常１重量％以下、顔料
の添加量はエアゾール原液基準で通常２〜３重量％程度
である。
【００１４】
【実施例】以下、本発明をさらに具体的に説明するた
め、実施例を表１に示す。
め、実施例を表１に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアゾー
ル組成物は、噴射されるエアゾール原液および噴射剤Ｈ
ＦＣ１３４ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重
量％までの量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１３
４ａ混合ガスが不燃性であるため火気に対して全く安全
であり、また噴射剤ＨＦＣ１３４ａは地球オゾン層に無
害であるため環境に対しても優れており、さらに組成物
中に水を使用していないため衣類、家具などに噴射物が
付着しても汚染やシミが発生せず、しかも乾燥が速いと
いう優れた性能を有する。
ル組成物は、噴射されるエアゾール原液および噴射剤Ｈ
ＦＣ１３４ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重
量％までの量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１３
４ａ混合ガスが不燃性であるため火気に対して全く安全
であり、また噴射剤ＨＦＣ１３４ａは地球オゾン層に無
害であるため環境に対しても優れており、さらに組成物
中に水を使用していないため衣類、家具などに噴射物が
付着しても汚染やシミが発生せず、しかも乾燥が速いと
いう優れた性能を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０９Ｋ 3/30 Ｃ０９Ｋ 3/30 Ｇ 21/12 21/12
Claims (4)
- 【請求項１】ポリメタクリル酸ノルマルブチル又はポリ
メタクリル酸イソブチルの単独及びその混合物に有機燐
酸エステル系難燃剤、有機溶剤、滑剤および顔料を配合
した不燃性樹脂組成物からなるエアゾール原液を噴射剤
１，１，１，２−テトラフロロエタン（ＨＦＣ）１３４
ａ単独又は可燃性ガスＤＭＥ，ＬＰＧを６重量％までの
量で燃焼範囲を有しない程度に含有する１３４ａ混合ガ
スに溶解させたことを特徴とする不燃性エアゾール組成
物。 - 【請求項２】有機燐酸エステル系難燃剤がトリメチルホ
スフェートおよび／またはトリエチルホスフェートであ
ることを特徴とする請求項１記載の不燃性エアゾール組
成物。 - 【請求項３】エアゾール原液がポリメタクリル酸ノルマ
ルブチル又はポリメタクリル酸イソブチルの単独及びそ
の混合物４５〜５５重量％、有機燐酸エステル系難燃剤
２０〜３０重量％、有機溶剤２０〜３０重量％、滑剤１
重量％以下、顔料２〜３重量％を配合した不燃性樹脂組
成物であることを特徴とする請求項１記載の不燃性エア
ゾール組成物。 - 【請求項４】エアゾール原液３５〜４５重量％を噴射剤
５５〜６５重量％に溶解させたことを特徴とする請求項
１記載の不燃性エアゾール組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25399796A JPH1081804A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 不燃性エアゾール組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25399796A JPH1081804A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 不燃性エアゾール組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081804A true JPH1081804A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17258836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25399796A Pending JPH1081804A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 不燃性エアゾール組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1081804A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003535730A (ja) * | 2000-06-20 | 2003-12-02 | ペンゾイル−クエーカー ステイト カンパニー | タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物並びに使用方法 |
| JP2004196764A (ja) * | 2002-10-24 | 2004-07-15 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | 虫類捕獲用組成物・虫類捕獲用エアゾール剤 |
| JP2011220044A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | セメント系エアゾール製品 |
| WO2017015585A1 (en) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | Miraculum Applications, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product |
| US9586070B2 (en) | 2013-01-22 | 2017-03-07 | Miraculum, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product for fires in solid materials |
| US9597538B2 (en) | 2013-01-22 | 2017-03-21 | Miraculum, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product for fires in liquids |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP25399796A patent/JPH1081804A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003535730A (ja) * | 2000-06-20 | 2003-12-02 | ペンゾイル−クエーカー ステイト カンパニー | タイヤ用シーラーかつ膨張用組成物並びに使用方法 |
| JP2004196764A (ja) * | 2002-10-24 | 2004-07-15 | Chugai Pharmaceut Co Ltd | 虫類捕獲用組成物・虫類捕獲用エアゾール剤 |
| JP4551495B2 (ja) * | 2002-10-24 | 2010-09-29 | ライオン株式会社 | 虫類捕獲用組成物・虫類捕獲用エアゾール剤 |
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| US9586070B2 (en) | 2013-01-22 | 2017-03-07 | Miraculum, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product for fires in solid materials |
| US9597538B2 (en) | 2013-01-22 | 2017-03-21 | Miraculum, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product for fires in liquids |
| US9878190B2 (en) | 2013-01-22 | 2018-01-30 | Miraculum, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product for fires in solid materials |
| WO2017015585A1 (en) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | Miraculum Applications, Inc. | Flame retardant and fire extinguishing product |
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