JP5018705B2 - 絶縁形スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁形スイッチング電源装置に関するものである。
特許文献1には、負荷に印加する出力電圧を検出して誤差増幅器において第1の基準電圧と比較して当該誤差増幅器の出力信号に対応してスイッチング素子のオン・オフ期間を制御する際に、比較器において前記誤差増幅器の出力信号と第2の基準電圧とを比較して誤差増幅器の出力信号が第2の基準電圧を超えた時の比較出力信号を前記誤差増幅器の電圧検出信号の入力端子に加えることにより、負荷の急変に伴う出力電圧のオーバーシュートを低減している。
トランスの一次側回路に流れる一次側電流と二次側回路に流れる二次側電流との関係において、一次側電流が大きくなれば二次側電流も大きくなり、一次側電流が小さくなれば二次側電流も小さくなる。このように一次側電流と二次側電流とは一対一の関係がある。
一方、絶縁形スイッチング電源装置において、例えば、図4に示すような回路構成とする場合がある。トランスTの二次側の出力電圧V2を一定に保持するための定電圧回路(電圧フィードバック回路)100が設けられている。定電圧回路100では、差動増幅回路101で出力電圧V2と基準電圧Vr1との差を増幅し、コンパレータ102で三角波信号と比較し、その比較結果に基づいてドライブ回路120を介してスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御している。さらに、トランスTの一次側において電圧垂下回路(電流フィードバック回路)110が設けられている。電圧垂下回路110は、一次側電流I1に応じて出力を低下させていく回路であって、電流検出回路111により一次側電流I1を検出して差動増幅回路112で基準電圧Vr2との差を増幅し、コンパレータ113で三角波信号と比較し、その比較結果に基づいてドライブ回路120を介してスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御している。これにより、図5に示すように、二次側電流I2が予め設定された閾値以上になるとオンデューティを小さくして二次側の出力電圧V2を低下させる。
特開2006−166613号公報
ところが、特許文献1においては比較器から出力される比較出力信号を加算しているため、加算される値が常に一定になってしまう問題がある。また、図4の絶縁形スイッチング電源装置においては、二次側電流I2が大きくなったときに急峻に二次側の出力電圧V2を低下させることができない。また、一次側の入力電圧Vinが大きく変化したときには大きく二次側の出力電圧V2を変化させることができない。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、一次側電流が大きくなったときに急峻に二次側の出力電圧を低下させることができる絶縁形スイッチング電源装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、前記トランスの一次巻線に接続され、直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング素子と、前記トランスの二次巻線にかかる電圧を整流する整流回路と、前記整流回路から出力される電圧を平滑する平滑回路と、前記平滑回路により平滑した後の出力電圧を検出して当該出力電圧が一定となるように前記スイッチング素子を制御する信号を出力する定電圧回路と、前記トランスの一次側回路に流れる一次側電流を検出して当該一次側電流が大きくなると前記出力電圧を低下させるように前記スイッチング素子を制御する信号を出力する電圧垂下回路と、を備えた絶縁形スイッチング電源装置において、前記電圧垂下回路は、前記一次側電流の検出信号と第1の基準電圧とが入力される誤差アンプ回路と、前記誤差アンプ回路の出力と第2の基準電圧とが入力され、前記誤差アンプ回路の出力と前記第2の基準電圧との差を増幅して出力する加算用アンプ回路とを有し、前記加算用アンプ回路の出力は、前記一次側電流の検出信号に加算され、前記誤差アンプ回路は、前記一次側電流の検出信号に前記加算用アンプ回路の出力を加算した値と前記第1の基準電圧との差を増幅して出力することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、定電圧回路によって、平滑回路により平滑した後の出力電圧が検出されて当該出力電圧が一定となるようにスイッチング素子が制御される。また、電圧垂下回路により、トランスの一次側回路に流れる一次側電流が検出されて当該一次側電流が大きくなると出力電圧が低下される。ここで、誤差アンプ回路において一次側電流の検出信号と第1の基準電圧とが入力される。さらに、加算用アンプ回路において誤差アンプ回路の出力と第2の基準電圧とが入力され、誤差アンプ回路の出力と第2の基準電圧との差が増幅して出力される。加算用アンプ回路の出力が一次側電流の検出信号に加算される。誤差アンプ回路により、一次側電流の検出信号に加算用アンプ回路の出力を加算した値と第1の基準電圧との差が増幅され出力される。よって、誤差アンプ回路の出力に応じて変化する加算用アンプ回路の出力を一次側電流の検出信号に加算することにより、一次側電流が大きくなったときに急峻に二次側の出力電圧を低下させることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の絶縁形スイッチング電源装置において前記電圧垂下回路は、前記誤差アンプ回路の出力と三角波信号とを入力してPWM信号を出力するPWMコンパレータを備えるものであるとよい。
本発明によれば、一次側電流が大きくなったときに急峻に二次側の出力電圧を低下させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1には、本実施形態の絶縁形スイッチング電源装置(DC−DCコンバータ)における回路構成を示す。
図1において絶縁形スイッチング電源装置として2石式プッシュプル形スイッチング電源装置10を用いている。2石式プッシュプル形スイッチング電源装置10はトランス20を備えており、トランス20は一次巻線21と二次巻線22とを有している。トランス20の一次巻線21に入力部30が、また、二次巻線22に出力部31が接続されている。入力部30から入力電圧Vinが供給されてスイッチング電源装置10を通して出力部31に二次側出力電圧V2が送出される。
このスイッチング電源装置10は、トランス20の二次側の出力電圧V2が一定となるように後述するスイッチング素子Q1,Q2を制御する信号を出力する定電圧回路(電圧フィードバック回路)40と、トランス20の一次側回路に流れる一次側電流I1が大きくなると出力電圧V2を低下させるようにスイッチング素子Q1,Q2を制御する信号を出力する電圧垂下回路(電流フィードバック回路)50を備えている。
トランス20の一次巻線21のセンタータップ21cは入力部30のプラス端子と接続されている。一次巻線21の第1端子21aはスイッチング素子Q1を介して入力部30のマイナス端子と接続されている。一次巻線21の第2端子21bはスイッチング素子Q2を介して入力部30のマイナス端子と接続されている。スイッチング素子Q1,Q2として、IGBTまたはパワーMOSFETが用いられる。スイッチング素子Q1,Q2のゲートにはドライブ回路23が接続され、ドライブ回路23からの駆動信号によりスイッチング素子Q1,Q2がPWM制御される。また、コンデンサ24が入力部30のプラス端子とマイナス端子間に接続されている。トランス20の一次巻線21に接続されたスイッチング素子Q1,Q2により直流電圧が交流電圧に変換される。
一方、トランス20の二次巻線22のセンタータップ22cは出力部31のマイナス端子と接続されている。二次巻線22の第1端子22aはダイオードD1とコイル25とヒューズ26を介して出力部31のプラス端子と接続されている。ダイオードD1は、アノードが二次巻線22の第1端子22a側、カソードがコイル25側となっている。トランス20の二次巻線22の第2端子22bはダイオードD2を介してダイオードD1のカソードと接続されている。ダイオードD2は、アノードが二次巻線22の第2端子22b側、カソードがダイオードD1のカソード側となっている。2つのダイオードD1,D2により整流回路27が構成され、整流回路27によりトランス20の二次巻線22にかかる電圧が整流される。
コンデンサ28は、その一端がコイル25におけるヒューズ26側に接続されるとともに、他端が二次巻線22のセンタータップ22c側(出力部31のマイナス端子側)に接続されている。コイル25とコンデンサ28により平滑回路29が構成され、平滑回路29により整流回路27から出力される電圧が平滑される。また、ヒューズ26により最大出力電流、即ち、二次側電流I2として流れる最大電流が150アンペアに設定されている。
出力部31のプラス端子とマイナス端子の間には、二次側出力電圧V2を検出する電圧検出器41が設けられている。電圧検出器41には、オペアンプ42の反転入力端子が接続されている。オペアンプ42の非反転入力端子には基準電源43による基準電圧Vr1が入力される。オペアンプ42は抵抗44を介して負帰還がかけられている。オペアンプ42と抵抗44よりなる差動増幅回路によって電圧検出器41による二次側出力電圧V2と基準電圧Vr1の差が増幅されてオペアンプ42の出力端子から出力される。オペアンプ42と抵抗44と基準電源43により誤差アンプ回路45が構成されている。
オペアンプ42の出力端子には、PWMコンパレータ46のマイナス端子が接続されている。PWMコンパレータ46のプラス端子には三角波信号が入力される。PWMコンパレータ46においてオペアンプ42の出力信号と三角波信号が比較され、その比較結果がパルス信号としてPWMコンパレータ46から出力される。
誤差アンプ回路45とPWMコンパレータ46により定電圧回路(電圧フィードバック回路)40が構成されている。
定電圧回路40は、平滑回路29により平滑した後の出力電圧V2を検出して当該出力電圧V2が一定となるようにスイッチング素子Q1,Q2を制御する信号を出力する。
入力部30のプラス端子とトランス20の一次巻線21のセンタータップ21c間には、一次側電流I1を検出するための電流検出用抵抗51が挿入されている。電流検出用抵抗51の両端子間に一次側電流I1に応じた電圧が発生する。この電流検出用抵抗51の両端は、オペアンプ52の2つの入力端子、即ち、反転入力端子および非反転入力端子と接続されている。オペアンプ52は抵抗53を介して負帰還がかけられている。オペアンプ52と抵抗53よりなる差動増幅回路によって、電流検出用抵抗51により発生した電圧が増幅されてオペアンプ52の出力端子から出力される。電流検出用抵抗51とオペアンプ52と抵抗53により電流検出回路54が構成され、電流検出回路54によりトランス20の一次側回路に流れる一次側電流I1が検出される。
オペアンプ52の出力端子には誤差アンプ(オペアンプ)55の反転出力端子が接続されている。誤差アンプ55の非反転入力端子には基準電源56による基準電圧Vr2が入力される。誤差アンプ55は抵抗57を介して負帰還がかけられている。誤差アンプ55と抵抗57よりなる差動増幅回路によって、一次側電流I1の検出信号と基準電圧Vr2の差が増幅されて誤差アンプ55の出力端子から出力される。誤差アンプ55と抵抗57と基準電源56により誤差アンプ回路58が構成される。
誤差アンプ55の出力端子には、PWMコンパレータ59のマイナス端子が接続されている。PWMコンパレータ59のプラス端子には三角波信号が入力される。PWMコンパレータ59において誤差アンプ55の出力信号と三角波信号が比較され、その比較結果がパルス信号としてPWMコンパレータ59から出力される。即ち、PWMコンパレータ59は、誤差アンプ回路58の出力と三角波信号とを入力してPWM信号を出力する。
誤差アンプ55の出力端子には(図1のα点には)、抵抗60を介してオペアンプ61の反転入力端子が接続されている。オペアンプ61の非反転入力端子には基準電源56による基準電圧Vr2が入力される。オペアンプ61は抵抗62を介して負帰還がかけられている。オペアンプ61の出力端子は抵抗63を介して誤差アンプ55の反転入力端子(図1のβ点)と接続されている。オペアンプ61と抵抗60,62,63により加算用アンプ回路(差動増幅回路)64が構成され、加算用アンプ回路64により誤差アンプ回路58の出力と基準電圧Vr2との差が増幅されて出力される。よって、誤差アンプ回路58の出力に応じて加算用アンプ回路64の出力も変化して、この出力が一次側電流I1の検出信号に加算されて誤差アンプ回路58に入力されることになる。
電流検出回路54と誤差アンプ回路58と加算用アンプ回路64とPWMコンパレータ59により電圧垂下回路(電流フィードバック回路)50が構成されている。
PWMコンパレータ46の出力端子およびPWMコンパレータ59の出力端子にはドライブ回路23が接続されている。ドライブ回路23は、PWMコンパレータ46の出力信号およびPWMコンパレータ59の出力信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御する。
本実施形態のドライブ回路23は、一次側電流I1が設定された閾値より低い場合、PWMコンパレータ46の出力信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御し、一次側電流I1が設定された閾値より高い場合、PWMコンパレータ59の出力信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御する。
次に、2石式プッシュプル形スイッチング電源装置10の作用を説明する。
トランス20の一次側回路において2つのスイッチング素子Q1,Q2が交互にオンして、トランス20の一次巻線21において電流I1が流れる。これに伴いトランス20の二次巻線22に起電力が発生して整流回路27により整流されるとともに平滑回路29により平滑される。そして、ヒューズ26を介して出力部31に対し電流I2および電圧V2が送出される。
一次側電流I1が設定された閾値より低い場合、定電圧回路(電圧フィードバック回路)40において、電圧検出器41により出力電圧V2が検出され、誤差アンプ回路45において、検出した出力電圧V2と基準電圧Vr1の差が増幅されて出力される。PWMコンパレータ46において誤差アンプ回路45の出力信号と三角波信号が比較されてその比較結果がパルス信号としてドライブ回路23に送られて、当該信号に基づいてドライブ回路23によりスイッチング素子Q1,Q2がPWM制御される。その結果、出力電圧V2が一定に保持される。具体的には、二次側の出力電圧V2が15.5ボルトに保持される。
次に、一次側電流I1が設定された閾値より高くなった場合、電圧垂下回路(電流フィードバック回路)50が機能する。電流検出回路54においてトランス20の一次側回路に流れる一次側電流I1が検出され、誤差アンプ回路58において電流検出回路54による一次側電流I1の検出信号と基準電圧Vr2との差が増幅されて出力される。PWMコンパレータ59において誤差アンプ回路58の出力信号と三角波信号が比較されてその比較結果がパルス信号としてドライブ回路23に送られて、当該信号に基づいてドライブ回路23によりスイッチング素子Q1,Q2がPWM制御される。具体的には、一次側電流I1が増えるほどオンデューティを小さくして(オン期間を短くして)、二次側の出力電圧V2を低下(垂下)させる。
ここで、加算用アンプ回路64の出力信号は誤差アンプ回路58の出力と基準電圧Vr2との差が増幅されたものであり、この出力信号が図1のβ点に送られる。β点において一次側電流I1の検出信号に加算される。この加算された信号が誤差アンプ55の反転入力端子に入力される。誤差アンプ回路58においては加算後の信号(一次側電流の検出信号に加算用アンプ回路64の出力を加算した値)と基準電圧Vr2との差が増幅されて出力される。そして、PWMコンパレータ59を介してドライブ回路23に送られてスイッチング素子Q1,Q2がPWM制御される。
以上のように、本実施形態の絶縁形スイッチング電源装置は、図1の加算用アンプ回路64を設けて、誤差アンプ回路58の出力に応じて変化する加算用アンプ回路64の出力を一次側電流I1の検出信号に加算することにより、一次側電流I1が大きくなったときに急峻に二次側の出力電圧V2を低下させることができる。つまり、一次側電流I1が増えるほどオンデューティを小さくして二次側の出力電圧V2を低下(垂下)させるが、その垂下を速くすることができる。具体的には、図2において入力電圧Vinとして、140ボルトの時、201ボルトの時、281ボルトの時の垂下特性を示すが、各電圧値における横軸と垂下線とでなす角度θを大きくできる。より具体的には、図5においても、入力電圧Vinとして、140ボルトの時、201ボルトの時、281ボルトの時の垂下特性を示す。この図5における各電圧値における横軸と垂下線とでなす角度θと、図2におけるθ値を比較するために、図3においては図2の特性線と図5の特性線を併記した。この図3から、図2の本実施形態における各電圧に対応するθ値の方が、図5における各電圧に対応するθ値よりも、大きいことが分かる。
つまり、垂下領域に入った時にできるだけ急峻に垂下させることで電圧が下がりきるまでの電流の範囲を狭くすることができる。
図1の誤差アンプ回路58の出力に応じて変化する加算用アンプ回路64の出力電圧を検出電流に加算するため、垂下をしていく電流値の範囲を短くできる。これによって、出力の最大電流がヒューズ26等により規制されている場合に垂下をさせる範囲を狭めることができるので、より多くの電力を供給しつづけることが可能になる。詳しく説明する。例えば、ヒューズ26により最大出力電流が150アンペアに設定されている場合、二次側電流(出力電流)I2が150アンペアのときにオフできる電圧値まで下がっていないとオフすることができず、ヒューズ26が溶断してしまう。このため、従来のように垂下の傾きが緩やかである場合(図2のθ値が小さい場合)、二次側電流I2が150アンペアのときにオフできる電圧値まで下げるため速めに定電流制御に切り換える必要がある。本実施形態においては、垂下を速くできるため、定電流制御に切り換えるタイミングを従来に比べて遅くすることができる。これにより、より多くの電力を供給し続けることができる。
また、垂下をする範囲に定めがある場合も同様である。つまり、定電流制御を行う範囲が決まっている場合、例えば、100アンペア〜150アンペアの間で定電流制御を行うと決まっている場合においても同様である。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
加算用アンプ回路64を用いて、誤差アンプ回路58の出力と基準電圧Vr2との差を増幅して出力し、その出力を一次側電流I1の検出信号に加算して誤差アンプ回路58に入力した。よって、一次側電流I1が大きくなったときに急峻に二次側の出力電圧V2を低下させることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・PWM方式にてスイッチング素子Q1,Q2を制御したが、これに限るものではない。
・2石式プッシュプル形としたが、他の方式、例えば1石式フライバック形、1石式フォワード形、2石式ハーフブリッジ形、4石式フルブリッジ形等であってもよい。
・図1の絶縁形スイッチング電源装置は、ヒューズを有しているが無くてもよい。
・図1の絶縁形スイッチング電源装置は、一次側電流を検出するために電流検出用抵抗を用いているが、これに限られず、例えばトランスで一次側電流を検出してもよい。
・本実施形態のドライブ回路23では、一次側電流が閾値よりも低い場合には定電圧回路40のPWMコンパレータ46の出力信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御し、一次側電流が閾値よりも高くなった場合には電圧垂下回路50のPWMコンパレータ59の出力信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2をPWM制御した。これに代わり、PWMコンパレータ46の出力信号とPWMコンパレータ59の出力信号とをアンド回路を介してドライブ回路23に送る構成としてもよい。つまり、PWMコンパレータ46の出力端子をアンド回路の一方の入力端子に、PWMコンパレータ59の出力端子をアンド回路の他方の入力端子に、アンド回路の出力端子をドライブ回路23に接続する。
・本実施形態では、誤差アンプ回路58の誤差アンプ55における基準電圧(第1の基準電圧)と加算用アンプ回路64のオペアンプ61における基準電圧(第2の基準電圧)とは同じ電圧値(Vr2)であったが、異なる電圧値であってもよい。
本実施形態の絶縁形スイッチング電源装置における回路構成図。 二次側電流と二次側の出力電圧の関係における垂下特性図。 二次側電流と二次側の出力電圧の関係における垂下特性図。 従来技術を説明するための絶縁形スイッチング電源装置における回路構成図。 二次側電流と二次側の出力電圧の関係における垂下特性図。
符号の説明
20…トランス、21…一次巻線、22…二次巻線、27…整流回路、29…平滑回路、40…定電圧回路、50…電圧垂下回路、58…誤差アンプ回路、59…PWMコンパレータ、64…加算用アンプ回路、Q1,Q2…スイッチング素子。

Claims (2)

  1. 一次巻線と二次巻線とを有するトランスと、
    前記トランスの一次巻線に接続され、直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング素子と、
    前記トランスの二次巻線にかかる電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路から出力される電圧を平滑する平滑回路と、
    前記平滑回路により平滑した後の出力電圧を検出して当該出力電圧が一定となるように前記スイッチング素子を制御する信号を出力する定電圧回路と、
    前記トランスの一次側回路に流れる一次側電流を検出して当該一次側電流が大きくなると前記出力電圧を低下させるように前記スイッチング素子を制御する信号を出力する電圧垂下回路と、
    を備えた絶縁形スイッチング電源装置において、
    前記電圧垂下回路は、
    前記一次側電流の検出信号と第1の基準電圧とが入力される誤差アンプ回路と、
    前記誤差アンプ回路の出力と第2の基準電圧とが入力され、前記誤差アンプ回路の出力と前記第2の基準電圧との差を増幅して出力する加算用アンプ回路とを有し、
    前記加算用アンプ回路の出力は、前記一次側電流の検出信号に加算され、
    前記誤差アンプ回路は、前記一次側電流の検出信号に前記加算用アンプ回路の出力を加算した値と前記第1の基準電圧との差を増幅して出力する
    ことを特徴とする絶縁形スイッチング電源装置。
  2. 前記電圧垂下回路は、前記誤差アンプ回路の出力と三角波信号とを入力してPWM信号を出力するPWMコンパレータを備えることを特徴とする請求項1に記載の絶縁形スイッチング電源装置。
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