JP5018517B2 - 熱処理装置 - Google Patents
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Description
このような対象物を解凍する場合、対象物を解凍容器内に入れ容器内を真空状態にした後に、大気圧よりも低圧、一定温度の飽和蒸気を容器内に供給して低温で急速な解凍を行う真空解凍に関する技術が開示されている。(例えば、特許文献1、特許文献2)
請求項1記載の発明は、対象物が収納可能とされた筐体と、前記筐体内部に配置され、前記対象物に熱媒体を噴射するノズルとを備えた熱処理装置であって、前記筐体の下部に配置され前記ノズルから噴射された前記熱媒体を受けるとともに貯留する熱媒体タンクと、前記熱媒体タンク内に貯留された前記熱媒体を前記ノズルに循環させる熱媒体循環回路と、温度調整手段とを備え、前記温度調整手段は、前記熱媒体タンク又は前記熱媒体循環回路に配置され、前記熱媒体を加熱する加熱部と、前記熱媒体タンク又は前記熱媒体循環回路に水を供給する給水装置と、前記ノズルに冷水を供給する冷水供給部と、前記冷水供給部と前記熱媒体循環回路の少なくともいずれか一方を前記ノズルに接続する流路調整手段と、を有し、前記熱媒体の温度に基づいて、前記加熱部による加熱と、前記給水装置による給水と、前記流路調整手段による前記冷水供給部からの冷水の供給及び前記循環回路による熱媒体の循環とを行うことにより前記熱媒体の温度を調整するように構成されていることを特徴とする。
また、熱媒体が熱媒体タンクに貯留されているので、熱媒体の温度の偏りを小さくして所望の温度において安定した解凍をするとともに、解凍に用いる水量を削減することができる。
例えば、対象物と設定温度との温度差が大きい場合には給水装置から多く給水して設定温度に近づいたら冷水供給部からの冷水の供給を多くすることができるので、対象物の温度に適応した温度の熱媒体を供給して対象物を効率的に設定温度に近づけることができる。
図1は、この発明に係る熱処理装置の概略構成の一例を示す図であり、符号1は、熱処理装置を示している。
熱処理装置1は、熱処理装置本体20と、熱媒体循環回路40と、温度調整手段50と、制御部80とを備え、熱処理装置本体20に設けられたノズル30から熱媒体Mを噴射して、例えば、凍結したパック食材(対象物)Wを加温して解凍することができるようになっている。
また、台車24は、台車24を移動自在に支持する車輪24Aによって熱処理装置本体20内部に設けられた台車用テーブル24Bに載置可能とされている。
また、熱媒体タンク25には、レベルセンサLA及びタンク水温センサT2が設けられていて、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位及び温度が検出可能とされている。
加熱部51は、蒸気管51Aと、蒸気供給バルブ51Vと、蒸気供給管51Bとを備え、蒸気管51Aは上流側が蒸気供給源に接続され、蒸気供給管51Bは下流側が熱媒体タンク25内の熱媒体Mに浸漬可能に接続されている。
ノズル分配管32は、図2、図3に示すように、例えば、台車24の両側方に、熱処理装置本体20の上方から下方に延在してそれぞれ2組ずつ設けられており、ノズル30はそれぞれのノズル分配管32の長手方向に沿って等間隔に配置されている。
ている。
なお、冷水供給部60は、熱媒体Mが熱媒体循環回路40(主循環回路41又は冷水循環回路42)を循環する場合と、熱媒体Mが熱媒体循環回路40から排出される場合のいずれにおいても冷水Cの供給が可能とされている。
なお、冷水タンク62には冷水Cの液位を検出するためのレベルセンサLBが設けられるとともに排水回路66が接続されている。
また、管路66Bはバルブ66Vを介して冷水タンク62の底部に接続され、このバルブ66Vを操作することにより冷水タンク62内の液位を任意に調整できるようになっている。
また、冷却装置64の下流側は冷水タンク62の底部に管路63Bを介して接続され、管路63Bには、フロースイッチF5が配置されている。
また、冷却装置64は、水温センサ(図示せず)を備えており、冷水タンク62から冷却装置64に導かれた冷水Cを冷却して温度調整するようになっている。
なお、冷水供給部60における冷水Cの温度調整については、冷却装置64に設けられた水温センサに代えて、例えば、冷水タンク62に設けられた水温センサ(図示せず)を用いて、又は冷却装置64に設けられた水温センサと冷水タンク62に設けられた水温センサとが協働して冷水Cを温度調整する構成としてもよい。
設定スイッチSW2は、手動、自動運転の選択と、解凍工程の具体的な選択が設定可能とされている。
この実施の形態における連続解凍工程(S300)は、設定スイッチSW2により自動運転、及び連続解凍工程(S300)を選択して起動することにより、常温水解凍工程(S100)を行なった後に冷水解凍工程(S200)が行われるように構成されている。
以下、第1の常温水排出解凍工程(S111)、第2の常温水排出解凍工程(S112)、常温水循環解凍工程(S120)に係る構成及び作用を説明する。
第1の常温水排出解凍工程(S111)は、給水装置52からの給水又は補充されノズル30から噴射した熱媒体Mをオーバーフロー配管25A経由で排出可能な場合に用いられ、モータバルブV1が「開」、モータバルブV2、モータバルブV3、排出バルブ49Vが「閉」とされるとともに、モータバルブV4が開閉されることにより給水回路52Aを経由して常温水Jが給水されるようになっている。
この実施形態において、自動運転による第1の常温水排出解凍工程(S111)は、例えば、品温センサT1によって検出されるパック食材Wの品温(例えば、芯温、以下同じ)が予め設定した第1の常温水排出解凍工程(S111)における設定温度(第1の設定温度)に到達することにより終了するようになっている。
第2の常温水排出解凍工程(S112)は、給水装置52からの給水又は補充量が所定量よりも大きくノズル30から噴射した熱媒体Mを排出手段49経由で排出する必要がある場合に用いられ、モータバルブV1、モータバルブV2、モータバルブV3が「閉」、排出バルブ49Vが「開」に設定され、モータバルブV6が開閉されることにより給水回路52Cを経由して常温水Jが給水されるようになっている。
この実施形態において、自動運転による第2の常温水排出解凍工程(S112)は、例えば、品温センサT1によって検出されるパック食材Wの品温(芯温)が予め設定した第2の常温水排出解凍工程(S112)における設定温度(第2の設定温度)に到達することにより終了するようになっている。
(1)まず、パック食材Wが収納された台車24を筐体21内の所定の位置に配置する。
(2)起動スイッチSW1をONにする。
(3)給水ポンプ52Pが駆動されて給水装置52から常温水Jが給水されるとともに循環ポンプ41Pが駆動される。
(4)給水された常温水Jは、主循環回路41を経由してノズル分配管32に送られノズル30から噴射される。
(5)ノズル30から噴射された常温水Jは、一旦熱媒体タンク25に受けられ、その後、熱処理装置1の外に排出される。
(6)パック食材Wの品温が所定の設定温度に到達したら、常温水排出解凍工程(110)を終了する。
第1の常温水循環解凍工程(S120)は、ノズル30から噴射した熱媒体Mを熱媒体タンク25で受けて主循環回路41を循環させながら解凍するようになっており、モータバルブV1が「開」、モータバルブV2、モータバルブV3、モータバルブV4、排出バルブ49Vが「閉」とされるとともに、モータバルブV5が開度制御されることにより給水回路52Bを経由して常温水Jが熱媒体タンク25に供給、補充されるようになっている。
なお、例えば、噴射温度測定センサT3に代えてタンク水温センサT2により熱媒体Mの温度を測定し、その結果に基づいて熱媒体Mを温度調整する構成としてもよい。
(1)まず、パック食材Wが収納された台車24を筐体21内の所定の位置に配置する。
(2)起動スイッチSW1をONにする。
(3)モータバルブV4が「開」とされるとともに給水ポンプ52Pが駆動されて、給水回路52Bを経由して給水装置52から常温水Jが給水される。
なお、給水装置52からの給水中に、常温水Jを加熱部51により加温、温度調整してもよい。
(4)レベルセンサLAにより検出される熱媒体タンク25内の熱媒体Mが所定の水位に到達したら、モータバルブV4を閉じるとともに給水装置52による給水を停止する。
(5)次に、循環ポンプ41Pが駆動されて主循環回路41を経由してノズル分配管32に送られた熱媒体Mがノズル30から噴射される。
(6)ノズル30から噴射された熱媒体Mはパック食材Wと接触してパック食材Wを加温した後熱媒体タンク25に受けられ、主循環回路41を循環する。
(7)噴射温度測定センサT3により検出される熱媒体Mの設定温度が低い場合には、モータバルブV5の開度制御による給水回路52Bを経由した熱媒体タンク25への常温水Jの供給と、蒸気供給バルブ51Vの開度制御による熱媒体タンク25内への蒸気の注入の少なくともいずれかを行なうことにより加温する。
常温水循環解凍工程(S120)において注入した蒸気の凝縮、及び給水装置52からの給水による熱媒体Mの容積増加はオーバーフロー配管25Aを経由して排出され、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位が維持される。
(8)パック食材Wの芯温が所定の設定温度に到達したら、常温水循環解凍工程(S120)を終了する。
以下、第1の冷水排出解凍工程(S211)、第2の冷水排出解凍工程(S212)、第1の冷水循環解凍工程(S221)、第2の冷水循環解凍工程(S222)に係る構成、作用について説明する。
第1の冷水排出解凍工程(S211)は、ノズル30から噴射した熱媒体Mをオーバーフロー配管25A経由で排出可能な場合に用いられ、モータバルブV1、モータバルブV2、排出バルブ49Vが「閉」とされるとともに、モータバルブV3、モータバルブV4が開度制御されて冷水Cと常温水Jとが混合されて温度調整された熱媒体Mがノズル30より噴射されるようになっている。
この実施形態において、自動運転による第1の冷水排出解凍工程(S211)は、例えば、品温センサT1によって検出されるパック食材Wの品温(芯温)が予め設定した第1の冷水排出解凍工程(S211)における設定温度(第4の設定温度)に到達することにより終了するようになっている。
第2の冷水排出解凍工程(S212)は、熱媒体Mの供給量が所定量よりも大きく、ノズル30から噴射した熱媒体Mを排出手段49経由で排出する必要がある場合に用いられ、モータバルブV1、モータバルブV2が「閉」、排出バルブ49Vが「開」に設定され、モータバルブV3、モータバルブV6が開度制御されて冷水Cと常温水Jとが混合されて温度調整された熱媒体Mがノズル30より噴射されるようになっている。
この実施形態において、自動運転による第2の冷水排出解凍工程(S212)は、例えば、品温センサT1によって検出されるパック食材Wの品温(芯温)が予め設定した第2の冷水排出解凍工程(S212)における設定温度(第5の設定温度)に到達することにより終了するようになっている。
(1)まず、パック食材Wが収納された台車24を筐体21内の所定の位置に配置する。
(2)起動スイッチSW1をONにする。
(3)循環ポンプ42Pが駆動されて冷水供給部60からノズル分配管32に冷水Cが送られノズル30から噴射される。
(4)ノズル30から噴射された常温水Jは、一旦熱媒体タンク25に受けられ、その後、熱処理装置1の外に排出される。
(5)パック食材Wの品温が所定の温度に到達したら、冷水排出解凍工程(210)を終了する。
第1の冷水循環解凍工程(S221)は、ノズル30から噴射した熱媒体Mを熱媒体タンク25で受けて主循環回路41を循環させながら解凍するようになっており、モータバルブV1が「開」、モータバルブV2、排出バルブ49Vが「閉」とされるとともに、モータバルブV3、モータバルブV4が開度制御されて冷水C又は冷水Cと常温水Jとが混合されて温度調整された熱媒体Mが熱媒体循環回路40に供給されるようになっている。
なお、例えば、噴射温度測定センサT3に代えてタンク水温センサT2により熱媒体Mの温度を測定し、その結果に基づいて熱媒体Mを温度調整する構成としてもよい。
第2の冷水循環解凍工程(S222)は、ノズル30から噴射した熱媒体Mを熱媒体タンク25で受けて冷水循環回路42を循環させながら解凍するようになっており、モータバルブV1、排出バルブ49Vが「閉」とされるとともに、モータバルブV2、モータバルブV3、モータバルブV6が開度制御されて冷水C又は冷水Cと常温水Jとが混合されて温度調整された熱媒体Mがノズル30より噴射されるようになっている。
(1)まず、パック食材Wが収納された台車24を筐体21内の所定の位置に配置する。
(2)起動スイッチSW1をONにする。
(3)モータバルブV3が「開」とされるとともに循環ポンプ42Pが駆動されて、冷水供給部60からノズル分配管32に冷水Cが送られノズル30から噴射される。
(4)レベルセンサLAにより検出される熱媒体タンク25内の熱媒体Mが所定の水位に到達したら、モータバルブV3を閉じるとともに冷水供給部60による給水を停止する。なお、冷水供給部60から給水装置52からの給水中に、常温水Jを加熱部51により加温、温度調整してもよい。
(5)次に、循環ポンプ41Pが駆動されて熱媒体循環回路40を経由してノズル分配管32に送られた熱媒体Mがノズル30から噴射される。
(6)ノズル30から噴射された熱媒体Mはパック食材Wと接触してパック食材Wを加温した後熱媒体タンク25に受けられ、熱媒体循環回路40を循環する。
熱媒体Mを循環させる熱媒体循環回路40として、第1の冷水循環解凍工程(S221)の場合には主循環回路41が用いられ、第2の冷水循環解凍工程(S222)の場合には、熱媒体循環回路40として主循環回路41が用いられる。
(7)噴射温度測定センサT3により検出される熱媒体Mが設定温度よりも低い場合には、モータバルブV3、モータバルブV5を開度制御して主循環回路41に供給する冷水Cの流量及び熱媒体タンク25に供給する常温水Jの流量を調整し、又は蒸気供給バルブ51Vを開度調整して熱媒体タンク25内に蒸気を注入することにより加温する。
冷水循環解凍工程(S220)において注入した蒸気の凝縮、及び冷水供給部60、給水装置52から給水することによる熱媒体Mの容積増加はオーバーフロー配管25Aを経由して排出され、熱媒体タンク25内の熱媒体Mの液位が維持される。
(8)パック食材Wの芯温が所定の設定温度に到達したら、常温水循環解凍工程(S220)を終了する。
また、連続解凍工程(S300)において、常温水解凍工程(S100)で用いた熱媒体Mが熱媒体タンク25内に残っている場合には、熱媒体Mを熱媒体循環回路40外に排出バルブ49V経由で加圧排出させる構成としてもよい。
また、熱媒体Mを所定の温度に温度調整することができるようになっているので、パック食材Wを正確に設定温度(例えば、目標解凍温度)に解凍することができる。
また、冷水解凍工程(S200)が設けられ、冷水Cを用いた解凍を行うことができるので、パック食材Wの品温が目標解凍温度に接近し温度差が小さくなった場合に、目標解凍温度よりわずかに高い温度の熱媒体Mを供給してパック食材Wを効率的かつ安定的に目標解凍温度に解凍することができる。
また、熱媒体が熱媒体タンクに貯留可能であるので、安定した温度調整が可能であり、また、解凍に用いる水を削減することができる。
また、熱媒体タンク25及び熱媒体循環回路40内への細菌等の付着、繁殖を抑制することができる。
例えば、上記実施の形態においては、熱処理装置1が、冷水供給部60を備える場合について説明したが、常温水Jによる解凍のみを行う冷水供給部60を備えない構成としてもよい。
また、殺菌剤供給部55が熱媒体タンク25内に殺菌剤を注入するように構成されている場合について説明したが、殺菌剤供給部55が設けられていない構成としてもよい。
また、冷水循環工程(S200)において、冷水Cと常温水Jとを混合して熱媒体Mの温度調整を行なう場合について説明したが、冷水Cのみを供給可能な構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、給水装置52が軟水装置53を備えていて軟水化された軟水を常温水Jとして給水する場合について説明したが、軟水装置53を備えない構成の給水装置52を用いることも可能である。
J 常温水(熱媒体)
M 熱媒体
W パック食材(対象物)
T2 タンク水温センサ
T3 噴射温度測定センサ
1 熱処理装置
21 筐体
25 熱媒体タンク
30 ノズル
40 熱媒体循環回路
50 温度調整手段
51 加熱部
52 給水装置
60 冷水供給部
62 冷水タンク
65 冷水用給水器
64 冷却装置
70 流路調整手段
Claims (3)
- 対象物が収納可能とされた筐体と、
前記筐体内部に配置され、前記対象物に熱媒体を噴射するノズルとを備えた熱処理装置であって、
前記筐体の下部に配置され前記ノズルから噴射された前記熱媒体を受けるとともに貯留する熱媒体タンクと、
前記熱媒体タンク内に貯留された前記熱媒体を前記ノズルに循環させる熱媒体循環回路と、
温度調整手段とを備え、
前記温度調整手段は、
前記熱媒体タンク又は前記熱媒体循環回路に配置され、前記熱媒体を加熱する加熱部と、
前記熱媒体タンク又は前記熱媒体循環回路に水を供給する給水装置と、
前記ノズルに冷水を供給する冷水供給部と、
前記冷水供給部と前記熱媒体循環回路の少なくともいずれか一方を前記ノズルに接続する流路調整手段と、を有し、
前記熱媒体の温度に基づいて、前記加熱部による加熱と、前記給水装置による給水と、前記流路調整手段による前記冷水供給部からの冷水の供給及び前記循環回路による熱媒体の循環と、を行うことにより前記熱媒体の温度を調整するように構成されていることを特徴とする熱処理装置。 - 前記温度調整手段は、
前記熱媒体タンク内の熱媒体の温度を検出するタンク水温センサと、前記ノズルから噴射される熱媒体の温度を測定する噴射温度測定センサの少なくともいずれか一方を有し、
前記センサにより前記熱媒体の温度を測定することを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。 - 前記冷水供給部は、
前記冷水が貯留可能とされた冷水タンクと、
前記冷水タンクに冷水を供給する冷水用給水器と、
前記冷水タンク内に貯留された冷水を冷却する冷却装置とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱処理装置。
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