JP5018418B2 - 漏液検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば工場施設内の壁面、床面又は装置表面等に付着する水や薬液等の漏液を電気的に検知する漏液検知装置に関する。
従来、このような漏液検知装置としては、相互に絶縁され、ほぼ平行に第1電極線及び第2電極線から成る電極線を有する検知線と、直流定電流電源と、電極線間の漏液位置、すなわち第2電極線側の漏液位置から第2電極線の一端又は他端までの電圧降下を測定する電圧測定手段と、この電圧測定手段の測定結果に基づき漏液発生及び漏液位置を判定する判定手段と、第2電極線の一端又は他端切替用のスイッチ手段と、このスイッチ手段を通じて、直流定電流電源及び電極線を接続する一端側接続線と、スイッチ手段を通じて第2電極線の他端側と電圧測定手段とを接続する他端側接続線とを有し、電圧測定手段は、漏液監視時に、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の一端までの電圧降下を測定すると共に、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の他端までの電圧降下を測定し、判定手段は、これら第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の一端までの電圧降下測定値と、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の他端までの電圧降下測定値とに基づき、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の一端までの距離と、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の他端までの距離との比を算出し、この距離比及び、同第2電極線の一端から他端までの全長距離に基づき、第2電極線上での漏液位置を検知する技術が広く知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の漏液検知装置によれば、漏液検出区間毎に抵抗器を接続することなく、配線長に比例した抵抗線(第2電極線)を採用し、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の一端までの電圧降下測定値と、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の他端までの電圧降下測定値とに基づき、第2電極線側の漏液位置から一端までの距離と、第2電極線側の漏液位置から第2電極線側の他端までの距離との比を算出し、この距離比及び、第2電極線の一端から他端までの全長距離に基づき、第2電極線上での漏液位置を検知するようにしたので、漏液検出区間毎に抵抗器を接続することなく、漏液位置を検知することができる。
また、他の従来の漏液検知装置としては、相互に絶縁され、ほぼ平行に第1電極線及び第2電極線から成る電極線を有する検知線と、所定数の位置検知用絶縁被覆素線とを有し、第2電極線を所定区間毎に切断し、各区間用の位置検知用絶縁被覆素線と交差接続した漏液検知線を用い、検知線の終端側において、電極線間の他方と各位置検知用絶縁被覆素線との間及び電極線相互間に抵抗器を接続し、抵抗器毎に第2電極線との抵抗値を順次監視し、漏液区間や断線区間を検知する方法が広く知られている(例えば特許文献2参照)。
特許文献2の漏液検知装置によれば、抵抗器毎に第2電極線との抵抗値を順次監視し、漏液区間や断線区間を検知するようにしたので、漏液区間は勿論のこと、断線区間をも検知することができる。
特開2007−97235号公報(従来技術の段落番号「0002」から段落番号「0004」及び図18、図19参照) 実公平2−47539号公報(実用新案登録請求の範囲及び第2図参照)
しかしながら、上記特許文献1の漏液検知装置によれば、漏液発生時に第1電極線及び第2電極線間の漏液に直流定電流を流すことで漏液発生及び漏液位置を同時に検知する際、漏液インピーダンスに依存しない漏液位置の検出を実現するために漏液に直流定電流を流すべく定電流電源を使用しているものの、漏液インピーダンスが高い場合、第2電極線には電流が流れず、漏液位置を検知することができない虞がある。
そこで、このような漏液インピーダンスの影響を配慮して、漏液種類に応じて第2電極線の抵抗値を高くして高インピーダンスに対応することも考えられるが、この場合、漏液に直流定電流を流すことで電圧ドロップが発生するため、定電圧電源の電圧値を高く設定する必要があるが、この場合、第2電極線に高電圧が生じてしまうことから、その実現性に難がある。
また、上記特許文献2の漏液検知装置によれば、電極線及び位置検知用絶縁被覆素線相互間、電極線相互間に抵抗器を接続し、電極線及び位置検知用絶縁被覆素線相互間の抵抗値、電極線相互間の抵抗値に基づき、漏液位置の区間や断線位置の区間を検知するにしたが、断線区間を検知することはできるものの、断線した線を特定することはできない。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を検知することができる実現性に優れた漏液検知装置を提供することにある。
また、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、漏液位置は勿論のこと、断線した線をも特定することができる漏液検知装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の漏液検知装置は、所定レベルの漏液検知用電流を出力する電流出力手段と、この電流出力手段からの漏液検知用電流を伝送する信号線と、配線長に比例した抵抗値を備え、前記信号線と接続して前記漏液検知用電流を伝送する抵抗線と、この抵抗線と絶縁配置し、前記抵抗線との短絡を検知する検知線と、前記抵抗線及び前記検知線間の短絡に応じて、前記抵抗線上での漏液位置を検知する制御手段とを有する漏液検知装置であって、前記信号線及び前記検知線間の導通を遮断し、所定信号に応じて、前記信号線及び前記検知線間を導通する導通手段と、この導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記検知線側の電圧値を測定する電圧値測定手段と、この電圧値測定手段にて前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値が漏液判定閾値を超えたか否かを判定する漏液閾値判定手段とを有し、前記制御手段は、前記漏液閾値判定手段にて前記検知線側の電圧値が前記漏液判定閾値を超えた場合、前記抵抗線及び前記検知線間の漏液発生と判断し、前記電圧値測定手段を通じて前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき電流値を算出し、この電流値、前記検知線側の電圧値及び前記抵抗線側の電圧値に基づき、前記抵抗線上の基準位置から漏液位置までの同抵抗線に関わる抵抗値を算出し、この抵抗値及び同抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、同抵抗線上の漏液位置を算出する漏液位置算出手段を有するようにした。
従って、本発明の漏液検知装置によれば、前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値が漏液判定閾値を超えた場合、前記抵抗線及び前記検知線間の漏液発生と判断し、前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき電流値を算出し、この電流値、前記検知線側の電圧値及び前記抵抗線側の電圧値に基づき、前記抵抗線上の基準点から漏液点までの同抵抗線に関わる抵抗値を算出し、この抵抗値及び同抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、同抵抗線上の漏液位置を算出するようにしたので、漏液発生は勿論のこと、漏液点に電流を流さず、漏液点を通じて電圧測定することで、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を検知することができる、実現性に優れた漏液検知装置を提供することができる。
また、本発明の漏液検知装置は、前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間を導通すると、前記電圧値測定手段を通じて前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値がゼロボルトであるか否かを判定する検知線側判定手段を有し、前記制御手段は、前記検知線側判定手段にて前記検知線側の電圧値がゼロボルトの場合、前記信号線及び前記検知線間の断線と判断するようにした。
従って、本発明の漏液検知装置によれば、前記信号線及び前記検知線間を導通すると、前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値がゼロボルトの場合、前記信号線及び前記検知線間の断線と判断するようにしたので、前記信号線及び前記検知線間の断線を認識することができる。
また、本発明の漏液検知装置は、前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記電圧値測定手段を通じて前記漏液検知用電流に対応した前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値がゼロボルトであるか否かを判定する抵抗線側判定手段を有し、前記制御手段は、前記抵抗線側判定手段にて前記抵抗線側の電圧値がゼロボルトの場合、前記信号線及び前記抵抗線間の断線と判断するようにした。
従って、本発明の漏液検知装置は、前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記漏液検知用電流に対応した前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値がゼロボルトの場合、前記信号線及び前記抵抗線間の断線と判断するようにしたので、前記信号線及び前記抵抗線間の断線を認識することができる。
また、本発明の漏液検知装置は、前記制御手段が、前記検知線側判定手段及び前記抵抗線側判定手段の判定結果に基づき、前記検知線側の電圧値及び、前記抵抗線側の電圧値双方がゼロボルトの場合、前記信号線の断線と判断すると共に、前記検知線側の電圧値のみがゼロボルトの場合、前記検知線の断線と判断すると共に、前記抵抗線側の電圧値のみがゼロボルトの場合、前記抵抗線の断線と判断するようにした。
従って、本発明の漏液検知装置によれば、前記検知線側の電圧値及び、前記抵抗線側の電圧値双方がゼロボルトの場合、前記信号線の断線と判断すると共に、前記検知線側の電圧値のみがゼロボルトの場合、前記検知線の断線と判断すると共に、前記抵抗線側の電圧値のみがゼロボルトの場合、前記抵抗線の断線と判断するようにしたので、前記信号線、前記検知線及び前記抵抗線の断線を特定認識することができる。
また、本発明の漏液検知装置は、前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき、前記抵抗線側の電流値を算出し、前記所定レベルの漏液検知用電流に対応した電圧値から前記抵抗線側の電圧値を減算して前記抵抗線自体の電圧値を算出し、この抵抗線自体の電圧値及び、前記抵抗線側の電流値に基づき、前記抵抗線自体の抵抗値を算出し、この抵抗線自体の抵抗値及び前記抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、この抵抗線自体の配線長を算出する抵抗線配線長算出手段を有するようにした。
従って、本発明の漏液検知装置によれば、前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき、前記抵抗線側の電流値を算出し、前記所定レベルの漏液検知用電流に対応した電圧値から前記抵抗線側の電圧値を減算して前記抵抗線自体の電圧値を算出し、この抵抗線自体の電圧値及び、前記抵抗線側の電流値に基づき、前記抵抗線自体の抵抗値を算出し、この抵抗線自体の抵抗値及び前記抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、この抵抗線自体の配線長を算出するようにしたので、抵抗線自体の配線長を認識することができる。
上記のように構成された本発明の漏液検知装置によれば、信号線及び検知線間の導通遮断中に、前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値が漏液判定閾値を超えた場合、前記抵抗線及び前記検知線間の漏液発生と判断し、前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき電流値を算出し、この電流値、前記検知線側の電圧値及び前記抵抗線側の電圧値に基づき、前記抵抗線上の基準点から漏液点までの同抵抗線に関わる抵抗値を算出し、この抵抗値及び同抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、同抵抗線上の漏液位置を算出するようにしたので、漏液発生は勿論のこと、漏液点に電流を流さず、漏液点を通じて電圧測定することで、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を検知することができる、実現性に優れた漏液検知装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を示す漏液検知装置について説明する。図1は本実施の形態を示す漏液検知装置内部の概略構成を示す説明図である。
図1に示す漏液検知装置1は、電圧値V1に対応した漏液検知用電流及び、電圧値V2に対応した断線検知用電流を出力する電源部2と、電源部2の電圧値V1又は電圧値V2を切替選択、すなわち、漏液検知用電流又は断線検知用電流を切替出力する出力切替部3と、この出力切替部3の切替動作に応じて漏液検知用電流又は断線検知用電流を伝送する信号線4と、配線長に比例した抵抗値を備え、信号線4と接続して漏液検知用電流を伝送する抵抗線5と、この抵抗線5と絶縁配置し、抵抗線5との短絡を検知する検知線6と、出力切替部3を通じて漏液検知用電流に対応した電圧値V1を選択した場合、信号線4及び検知線6間の導通を遮断し、出力切替部3を通じて断線検知用電流に対応した電圧値V2を選択した場合、信号線4及び検知線6間を導通するツェナダイオード7と、抵抗線5側の電圧値を測定する第1電圧測定部8と、検知線6側の電圧値を測定する第2電圧測定部9と、漏液検知装置1全体を制御する制御部10とを有している。
電源部2は、電圧値V1の漏液検知用電流又は電圧値V2の断線検知用電流を出力するものである。尚、電圧値V1<電圧値V2とする。
出力切替部3は、制御部10の切替制御信号に応じて、電源部2の電圧値V1又は電圧値V2を切替選択、すなわち漏液検知用電流又は断線検知用電流を切替出力し、後述する信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理、漏液発生監視処理及び漏液位置測定処理時は漏液検知用電流を信号線4に伝送すると共に、後述する信号線4及び検知線6間の断線監視処理時は断線検知用電流を信号線4に伝送するものである。
ツェナダイオード7は、電圧値V1<ツェナ電圧<電圧値V2であるため、漏液検知用電流の場合、信号線4及び検知線6間は導通遮断中であるが、断線検知用電流の場合、信号線4及び検知線6間は導通するものである。
また、第1電圧測定部8は、制御部10の切替制御信号に応じて、信号線4を通じて抵抗線5への電流流入をON/OFFする第1スイッチ部21と、基準抵抗22とを接続し、抵抗線5側の電圧値Vaを測定するものである。
第2電圧測定部9は、制御部10の切替制御信号に応じて、信号線4を通じて検知線6への電流流入をON/OFFする第2スイッチ部23と、流入電流を制限する制限抵抗24と、漏液検知用の感度調整ボリューム25とを接続し、検知線6側の電圧値を測定するものである。
制御部10は、信号線4及び検知線6間の断線監視処理→信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理(配線長算出処理)→漏液発生監視処理→漏液位置測定処理の順に順次実行するものである。
信号線4及び検知線6間の断線監視処理は、信号線4及び検知線6間の断線有無を判定する処理である。また、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理は、信号線4及び検知線6間の断線監視処理後、信号線4及び抵抗線5間の断線有無を判定する処理である。さらに、配線長算出処理は、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理と同時に行われる処理であって、抵抗線5自体の配線長を算出する処理である。また、漏液発生監視処理は、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理後、漏液発生の有無を判定する処理である。さらに、漏液位置測定処理は、漏液発生監視処理にて漏液発生を検知すると、抵抗線5上の漏液位置を算出する処理である。
図2は制御部10内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す制御部10は、出力切替部3、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部23を切替制御する切替制御部11と、信号線4及び検知線6間の断線監視処理、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理に基づき、信号線4、抵抗線5及び検知線6の断線を判定する断線判定部12と、配線長算出処理に基づき、抵抗線5の配線長を算出する配線長算出部13と、漏液発生監視処理に基づき、漏液発生有無を判定する漏液発生判定部14と、漏液位置測定処理に基づき、漏液位置を算出する漏液位置算出部15とを有している。
切替制御部11は、図3に示すように、出力切替部3、第1スイッチ部21及び第2スイッチ部23を切替制御すべく、切替制御信号を出力し、信号線4及び検知線6間の断線監視処理時は、出力切替部3を断線検知用電流の電圧値V2側、第1スイッチ部21をOFF、第2スイッチ部23をONに設定、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理(配線長算出処理)時は出力切替部3を漏液検知用電流の電圧値V1側、第1スイッチ部21をON、第2スイッチ部23をOFFに設定、漏液発生監視処理時は出力切替部3を漏液検知用電流の電圧値V1側、第1スイッチ部21をOFF、第2スイッチ部23をONに設定、漏液位置測定処理時は出力切替部3を漏液検知用電流の電圧値V1側、第1スイッチ部21をON、第2スイッチ部23をOFFに設定するものである。
断線判定部12は、信号線4及び検知線6間の断線監視処理にて、第2電圧測定部9を通じて断線検知用電流に対応した検知線6側の電圧値Vbを測定し、同電圧値Vbがゼロボルトであるか否かを判定し、同電圧値Vbがゼロボルトの場合、信号線4及び検知線6間の断線と仮判断し、同電圧値Vbがゼロボルトでない場合、信号線4及び検知線6間の接続が正常と判断するものである。
また、断線判定部12は、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理にて、第1電圧測定部8を通じて漏液検知用電流に対応した抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、同電圧値Vaがゼロボルトであるか否かを判定し、同電圧値Vaがゼロボルトの場合、信号線4及び抵抗線5間の断線と仮判断し、同電圧値Vaがゼロボルトでない場合、信号線4及び抵抗線5間の接続が正常と判断するものである。
また、断線判定部12は、信号線4及び検知線6間の断線監視処理、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理の処理結果に基づき、検知線6側の電圧値Vb及び、抵抗線5側の電圧値Va双方がゼロボルトの場合、信号線4の断線と判断し、検知線6側の電圧値Vbのみがゼロボルトの場合、検知線6の断線と判断し、抵抗線5側の電圧値Vaのみがゼロボルトの場合、抵抗線5の断線と判断するものである。
また、配線長算出部13は、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理時に、第1電圧測定部8を通じて漏液検知用電流に対応した抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、この電圧値Va及び基準抵抗22の抵抗値R1に基づき抵抗線5上の電流値Iを算出し、抵抗線5上の抵抗値をRz、同抵抗線5にかかる電圧値をVzとした場合、Vz=V1−Va、Rz=(V1−Va)/Iとなるため、抵抗線5材質の抵抗値を1メートル単位でXΩとした場合、Rz/Xで抵抗線5の配線長を算出するものである。
また、漏液発生判定部14は、漏液発生監視処理にて、第2電圧測定部9を通じて漏液検知用電流に対応した検知線6側の電圧値Vbを測定し、ツェナダイオード7を通じて信号線4及び検知線6間が導通遮断中であるにも関わらず、同電圧値Vbが漏液判定閾値を超えたか否かを判定し、図4(a)に示すように、電圧値Vbが漏液判定閾値を超えた場合、抵抗線5及び検知線6間に漏液が発生したものと判断し、漏液位置測定処理に移行するものである。尚、第2電圧測定部9は、第2スイッチ部23及び制限抵抗24の後段に漏液検知用の感度調整ボリューム25を接続し、感度調整ボリューム25のボリューム調整に応じて、図4(b)に示すように電圧値Vbを調整することで、漏液発生と判定するための感度を任意に調整することが可能である。
また、漏液位置算出部15は、漏液位置測定処理にて、第1電圧測定部8を通じて漏液検知用電流に対応した抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、同電圧値Va及び基準抵抗22の抵抗値R1に基づき抵抗線5上の電流値Iを算出し、抵抗線5上の基準点αから漏液点βまでの抵抗値Rxとした場合、Rx=(Vb−Va)/Iで抵抗値Rxを算出することができ、さらに、抵抗線5の材質上の1メートル単位の抵抗値をX(Ω)とした場合、Rx/X=R1(Vb−Va)/XVaで基準点αから漏液点βまでの距離を算出し、同距離に応じて漏液位置を算出するものである。
尚、本願請求項記載の漏液検知装置は漏液検知装置1、電流出力手段は電源部2、信号線は信号線4、抵抗線は抵抗線5、検知線は検知線6、制御手段は制御部10、導通手段はツェナダイオード7、電圧値測定手段は第1電圧測定部8及び第2電圧測定部9、漏液閾値判定手段は漏液発生判定部14、漏液位置算出手段は漏液位置算出部15、検知線側判定手段は断線判定部12、抵抗線側判定手段は断線判定部12、抵抗線配線長算出手段は配線長算出部13に相当するものである。
次に本実施の形態を示す漏液検知装置1の動作について説明する。
図5は信号線4及び検知線6間の断線監視処理に関わる漏液検知装置1の動作を端的に示す説明図である。
まず、制御部10内の切替制御部11は、図5に示すように、信号線4及び検知線6間の断線監視処理を開始する場合、出力切替部3を断線検知用電流の電圧値V2側、第1スイッチ部21をOFF、第2スイッチ部23をONに設定する。
制御部10は、出力切替部3を通じて断線検知用電流を信号線4に流入し、同断線検知用電流がツェナダイオード7に流入することで、同ツェナダイオード7を通じて信号線4及び検知線6間を導通し、第2電圧測定部9を通じて検知線6側の電圧値Vbを測定する。
制御部10内の断線判定部12は、第2電圧測定部9にて測定した検知線6側の電圧値Vbがゼロボルトであるか否かを判定し、同電圧値Vbがゼロボルトの場合、信号線4及び検知線6間に断線が発生したものと仮判断し、同電圧値Vbがゼロボルトでない場合、信号線4及び検知線6間の接続が正常と判断するものである。
図6は信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理に関わる漏液検知装置1の動作を端的に示す説明図である。
制御部10は、図6に示すように、信号線4及び検知線6間の断線監視処理を実行した後、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理を開始する。
制御部10内の切替制御部11は、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理を開始する場合、出力切替部3を漏液検知用電流の電圧値V1側に、第1スイッチ部21をON、第2スイッチ部23をOFFに設定する。
制御部10は、出力切替部3を通じて漏液検知用電流を信号線4に流入し、ツェナダイオード7を通じて信号線4及び検知線6間の導通遮断中に、第1電圧測定部8を通じて抵抗線5側の電圧値Vaを測定する。
制御部10内の断線判定部12は、第1電圧測定部8にて測定した抵抗線5側の電圧値Vaがゼロボルトであるか否かを判定し、同電圧値Vaがゼロボルトの場合、信号線4及び抵抗線5間に断線が発生したものと仮判断し、同電圧値Vaがゼロボルトでない場合、信号線4及び抵抗線5間の接続が正常と判断するものである。
断線判定部12は、信号線4及び検知線6間の断線監視処理の判断結果、信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理の判断結果に基づき、検知線6側の電圧値Vb及び抵抗線5側の電圧値Va双方がゼロボルトの場合、信号線4の断線と判断、また、検知線6側の電圧値Vbのみがゼロボルトの場合、検知線6の断線と判断、また、抵抗線5側の電圧値Vaのみがゼロボルトの場合、抵抗線5の断線と判断し、その判断結果を、図示せぬLED、LCDやスピーカ等で報知出力するものである。尚、漏液検知装置1のユーザは、同報知内容に基づき、信号線4、抵抗線5及び検知線6の断線を認識することができる。
図5に示す信号線4及び検知線6間の断線監視処理によれば、断線検知用電流に応じて信号線4及び検知線6間を導通し、第2電圧測定部9を通じて検知線6側の電圧値Vbを測定し、同電圧値Vbがゼロボルトの場合、信号線4及び検知線6間の断線と仮判断するようにしたので、信号線4及び検知線6間の断線を認識することができる。
また、図6に示す信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理によれば、漏液検知用電流に応じて信号線4及び検知線6間の導通を遮断しながら、第1電圧測定部8を通じて抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、同電圧値Vaがゼロボルトの場合、信号線4及び抵抗線5間の断線と仮判断するようにしたので、信号線4及び抵抗線5間の断線を認識することができる。
さらに、これら図5及び図6に示す断線監視処理によれば、検知線6側の電圧値Vb及び抵抗線5側の電圧値Va双方がゼロボルトの場合、信号線4の断線と判断、また、検知線6側の電圧値Vbのみがゼロボルトの場合、検知線6の断線と判断、また、抵抗線5側の電圧値Vaのみがゼロボルトの場合、抵抗線5の断線と判断するようにしたので、信号線4、抵抗線5及び検知線6の断線を特定認識することができる。
また、制御部10内の配線長算出部13は、図6に示す信号線4及び抵抗線5間の断線監視処理を実行する場合、同時に配線長算出処理を実行し、第1電圧測定部8にて測定した漏液検知用電流に対応した抵抗線5側の電圧値Va及び、基準抵抗22の抵抗値R1を、I=Va/R1の数式に代入し、信号線4及び抵抗線5間の漏液検知用電流の電流値Iを算出する。
さらに、配線長算出部13は、抵抗線5にかかる電圧値をVzとした場合、Vz=V1−Vaとなるため、抵抗線5の抵抗値RzはRz=(V1−Va)/Iとなる。この際、抵抗線5の材質の抵抗値は固定であることから1メートル(m)単位でX(Ω)とした場合、Rz/Xの数式で抵抗線5の配線長を算出し、この抵抗線5の配線長を記憶保持することになる。
この配線長算出処理によれば、信号線4及び抵抗線5間の漏液検知用電流の電流値I、及び抵抗線5にかかる電圧値Vzに基づき抵抗線5の抵抗値Rzを算出し、この抵抗値Rz及び、抵抗線5の材質に関わる1メートル単位の抵抗値Xに基づき、抵抗線5の配線長を算出するようにしたので、この算出結果に基づき、抵抗線5の配線長を認識することができる。
次に制御部10は、抵抗線5の配線長を記憶すると、漏液発生監視処理を開始することになる。図7は漏液発生監視処理に関わる漏液検知装置1内部の動作を端的に示す説明図である。
制御部10内の切替制御部11は、漏液発生監視処理を開始する場合、図7に示すように、出力切替部3を漏液検知用電流の電圧値V1側、第1スイッチ部21をOFF、第2スイッチ部23をONに設定する。尚、出力切替部3を通じて漏液検知用電流が信号線4に流入しているため、信号線4及び検知線6間は、ツェナダイオード7で導通遮断中である。
制御部10内の漏液発生判定部14は、信号線4及び検知線6間の導通遮断中に、第2電圧測定部9を通じて検知線6側の電圧値Vbを順次測定し、同電圧値Vbが漏液判定閾値(図4参照)を超えたか否かを判定する。
漏液発生判定部14は、検知線6側の電圧値Vbが漏液判定閾値を超えた場合、抵抗線5上で漏液が発生したものと判断する。また、漏液発生判定部14は、検知線6側の電圧値Vbが漏液判定閾値を超えなかった場合、抵抗線5上で漏液が発生していないものと判断する。
図7に示す漏液発生監視処理によれば、信号線4及び検知線6間が導通遮断中であるにも関わらず、第2電圧測定部9を通じて検知線6側の電圧値Vbを測定し、この電圧値Vbが漏液判定閾値を超えた場合、抵抗線5上で漏液が発生したものと判断するようにしたので、漏液の発生を認識することができる。
さらに、制御部10は、漏液発生監視処理にて漏液発生を検知すると、漏液位置測定処理を開始することになる。図8は漏液位置測定処理に関わる漏液検知装置1内部の動作を端的に示す説明図である。
制御部10内の切替制御部11は、漏液位置測定処理を開始する場合、図8に示すように、出力切替部3を漏液検知用電流の電圧値V1側、第1スイッチ部21をON、第2スイッチ部23をOFFに設定する。
制御部10内の漏液位置算出部15は、第1電圧測定部8を通じて抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、この電圧値Va及び基準抵抗22の抵抗値R1をVa/R1の数式に代入することで、信号線4及び抵抗線5間の電流値Iを算出することになる。
さらに、漏液位置算出部15は、抵抗線5上の基準点αから漏液点βまでの抵抗値をRxとした場合、Rx=(Vb−Va)/Iの数式で基準点αから漏液点βまでの抵抗値Rxを算出し、抵抗線5の材質の1メートル単位の抵抗値をX(Ω)とした場合、抵抗線5上の基準点αから漏液点βまでの距離をRx/X=R1(Vb−Va)/XVaで算出することで、漏液位置を算出することができる。
制御部10は、漏液位置算出部15の漏液位置算出結果に基づき、同漏液位置をLCD、LEDやスピーカ等で報知出力することになる。この結果、漏液検知装置1のユーザは、同報知内容に基づき、漏液位置を認識することができる。
図8に示す漏液位置測定処理によれば、漏液発生監視処理にて漏液発生を検知すると、第1電圧測定部7を通じて抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、この電圧値Va及び基準抵抗22の抵抗値R1に基づき信号線4及び抵抗線5間の電流値Iを算出し、この電流値I、抵抗線5側の電圧値Va、検知線6側の電圧値Vbに基づき、抵抗線5上の基準点αから漏液点βまでの抵抗値Rxを算出し、この抵抗値Rx及び、抵抗線5の材質の1メートル単位の抵抗値Xに基づき、抵抗線5上の基準点αから漏液点βまでの距離を算出し、この距離に基づき漏液位置を算出するようにしたので、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を算出することができる。
本実施の形態によれば、ツェナダイオード7を通じて信号線4及び検知線6間の導通遮断中に、漏液検知用電流に対応した検知線6側の電圧値Vbを測定し、この検知線6側の電圧値Vbが漏液判定閾値を超えた場合、抵抗線5及び検知線6間の漏液発生と判断し、さらに抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、抵抗線5側の電圧値Va及び基準抵抗値R1に基づき電流値Iを算出し、この電流値I及び、抵抗線5の抵抗値Rzに基づき、基準点αから漏液点βまでの同抵抗線5に関わる抵抗値Rxを算出し、この抵抗値Rx及び同抵抗線材質の1メートル単位の抵抗値Xに基づき、抵抗線5上の基準点αから漏液点βまでの距離を算出し、この距離に基づき、同抵抗線5上の漏液位置を算出するようにしたので、漏液発生は勿論のこと、漏液点αに電流を流さず、漏液点αを通じて電圧測定することで、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を検知することができる、実現性に優れた漏液検知装置1を提供することができる。
さらに、本実施の形態によれば、漏液発生を監視する漏液発生監視処理と、漏液位置を検知する漏液位置測定処理とを分別し、漏液発生監視処理では感度調整ボリューム25を使用した分圧原理を利用することで、漏液インピーダンスが高くても、漏液発生を検知することができ、さらに、漏液位置測定処理では漏液点αに電流を流さず、漏液点αを通じて電圧測定することで、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を検知することができる。
また、本実施の形態によれば、ツェナダイオード7に電圧値V2に対応した断線検知用電流を流入することで、信号線4及び検知線6間を導通し、断線検知用電流に対応した検知線6側の電圧値Vbを測定し、同電圧値Vbがゼロボルトの場合、信号線4及び検知線6間の断線と判断するようにしたので、信号線4及び検知線6間の断線を認識することができる。
また、本実施の形態によれば、ツェナダイオード7を通じて信号線4及び検知線6間の導通遮断中に、漏液検知用電流に対応した抵抗線5側の電圧値Vaを測定し、同電圧値Vaがゼロボルトの場合、信号線4及び抵抗線5間の断線と判断するようにしたので、信号線4及び抵抗線5間の断線を認識することができる。
また、本実施の形態によれば、検知線6側の電圧値Vb及び抵抗線5側の電圧値Va双方がゼロボルトの場合、信号線4の断線と判断すると共に、検知線6側の電圧値Vbのみがゼロボルトの場合、検知線6の断線と判断すると共に、抵抗線5側の電圧値Vaのみがゼロボルトの場合、抵抗線5の断線と判断するようにしたので、信号線4、検知線6及び抵抗線5の断線を特定認識することができる。
また、本実施の形態によれば、ツェナダイオード7を通じて信号線4及び検知線6間の導通遮断中に、抵抗線5側の電圧値Va及び基準抵抗22の抵抗値R1に基づき、信号線4及び抵抗線5間の電流値Iを算出し、漏液検知用電流に対応した電圧値V1から抵抗線5側の電圧値Vaを減算して抵抗線5自体の電圧値Vzを算出し、この抵抗線5自体の電圧値Vz及び、信号線4及び抵抗線5間の電流値Iに基づき、抵抗線5自体の抵抗値Rzを算出し、この抵抗線5自体の抵抗値Rz及び抵抗線5の材質の1メートル単位の抵抗値Xに基づき、この抵抗線5自体の配線長を算出するようにしたので、抵抗線5自体の配線長を認識することができる。
尚、上記実施の形態においては、第2スイッチ部23及び制限抵抗24の後段に感度調整ボリューム25を配置し、感度調整ボリューム25の調整操作に応じて、第2電圧測定部9を通じて測定する検知線6側の電圧値Vbを調整し、漏液発生の感度を調整するようにしたが、感度調整ボリューム25ではなく、図9に示すように、任意の固定抵抗値R3,R4,R5を備えた固定抵抗25Bを切替接続可能にしたバイナリSW25Aを配置するようにしても良く、このバイナリSW25Aのスイッチング操作に応じて、第2電圧測定部9を通じて測定する検知線6側の電圧値Vbを調整し、漏液発生の感度を調整するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明の漏液検知装置によれば、信号線及び検知線間の導通遮断中に、前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値が漏液判定閾値を超えた場合、前記抵抗線及び前記検知線間の漏液発生と判断し、前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき電流値を算出し、この電流値、前記検知線側の電圧値及び前記抵抗線側の電圧値に基づき、前記抵抗線上の基準点から漏液点までの同抵抗線に関わる抵抗値を算出し、この抵抗値及び同抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、同抵抗線上の漏液位置を算出するようにしたので、漏液発生は勿論のこと、漏液点に電流を流さず、漏液点を通じて電圧測定することで、漏液インピーダンスに依存することなく、短時間で漏液位置を検知することができる、実現性に優れた漏液検知装置を提供することができるため、例えば工場施設内の壁面、床面又は装置表面等に付着する水や薬液等の漏液を検知する漏液検知装置に有用である。
本発明の実施の形態を示す漏液検知装置内部の概略構成を示す説明図である。 本実施の形態を示す漏液検知装置の要部である制御部内部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に関わる信号線及び検知線間の断線監視処理、信号線及び抵抗線間の断線監視処理(配線長算出処理)、漏液発生監視処理及び漏液位置測定処理に関わる出力切替部、第1スイッチ及び第2スイッチのスイッチング状況を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる漏液発生判定部の漏液判定閾値を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる信号線及び検知線間の断線監視処理の動作を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる信号線及び抵抗線間の断線監視処理(配線長測定処理)の動作を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる漏液発生監視処理の動作を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる漏液位置測定処理の動作を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる感度調整ボリュームの代用例を示す説明図である。
符号の説明
1 漏液検知装置
2 電源部(電流出力手段)
4 信号線
5 抵抗線
6 検知線
7 ツェナダイオード
8 第1電圧測定部(電圧値測定手段)
9 第2電圧測定部(電圧値測定手段)
10 制御部(制御手段)
12 断線判定部(検知線側判定手段及び抵抗線側判定手段)
13 配線長算出部(抵抗線配線長算出手段)
14 漏液発生判定部(漏液閾値判定手段)
15 漏液位置算出部(漏液位置算出手段)

Claims (5)

  1. 所定レベルの漏液検知用電流を出力する電流出力手段と、この電流出力手段からの漏液検知用電流を伝送する信号線と、配線長に比例した抵抗値を備え、前記信号線と接続して前記漏液検知用電流を伝送する抵抗線と、この抵抗線と絶縁配置し、前記抵抗線との短絡を検知する検知線と、前記抵抗線及び前記検知線間の短絡に応じて、前記抵抗線上での漏液位置を検知する制御手段とを有する漏液検知装置であって、
    前記信号線及び前記検知線間の導通を遮断し、所定信号に応じて、前記信号線及び前記検知線間を導通する導通手段と、
    この導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記検知線側の電圧値を測定する電圧値測定手段と、
    この電圧値測定手段にて前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値が漏液判定閾値を超えたか否かを判定する漏液閾値判定手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記漏液閾値判定手段にて前記検知線側の電圧値が前記漏液判定閾値を超えた場合、前記抵抗線及び前記検知線間の漏液発生と判断し、前記電圧値測定手段を通じて前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき電流値を算出し、この電流値、前記検知線側の電圧値及び前記抵抗線側の電圧値に基づき、前記抵抗線上の基準位置から漏液位置までの同抵抗線に関わる抵抗値を算出し、この抵抗値及び同抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、同抵抗線上の漏液位置を算出する漏液位置算出手段を有することを特徴とする漏液検知装置。
  2. 前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間を導通すると、前記電圧値測定手段を通じて前記検知線側の電圧値を測定し、この検知線側の電圧値がゼロボルトであるか否かを判定する検知線側判定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検知線側判定手段にて前記検知線側の電圧値がゼロボルトの場合、前記信号線及び前記検知線間の断線と判断することを特徴とする請求項1記載の漏液検知装置。
  3. 前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記電圧値測定手段を通じて前記漏液検知用電流に対応した前記抵抗線側の電圧値を測定し、この抵抗線側の電圧値がゼロボルトであるか否かを判定する抵抗線側判定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記抵抗線側判定手段にて前記抵抗線側の電圧値がゼロボルトの場合、前記信号線及び前記抵抗線間の断線と判断することを特徴とする請求項2記載の漏液検知装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記検知線側判定手段及び前記抵抗線側判定手段の判定結果に基づき、前記検知線側の電圧値及び、前記抵抗線側の電圧値双方がゼロボルトの場合、前記信号線の断線と判断すると共に、
    前記検知線側の電圧値のみがゼロボルトの場合、前記検知線の断線と判断すると共に、
    前記抵抗線側の電圧値のみがゼロボルトの場合、前記抵抗線の断線と判断することを特徴とする請求項3記載の漏液検知装置。
  5. 前記導通手段にて前記信号線及び前記検知線間の導通遮断中に、前記抵抗線側の電圧値及び基準抵抗値に基づき、前記抵抗線側の電流値を算出し、前記所定レベルの漏液検知用電流に対応した電圧値から前記抵抗線側の電圧値を減算して前記抵抗線自体の電圧値を算出し、この抵抗線自体の電圧値及び、前記抵抗線側の電流値に基づき、前記抵抗線自体の抵抗値を算出し、この抵抗線自体の抵抗値及び前記抵抗線材質の所定長単位の抵抗値に基づき、この抵抗線自体の配線長を算出する抵抗線配線長算出手段を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の漏液検知装置。

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