JP5018130B2 - 耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホン - Google Patents

耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホン

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Description

本発明は、スピーカハウジングと、スピーカハウジングを支持するスピーカハウジング支持部及びユーザの耳に掛けられるU字状屈曲部を一体的に形成した耳掛けアームとでイヤホンユニットを構成した際、耳掛けアームに対して柔軟性を有するエラストマー樹脂材を用いて成形しても、少なくともスピーカハウジング支持部の近傍に対して剛性を持たせ、且つ、U字状屈曲部に対してエラストマー樹脂材の弾性性能をそのまま利用することができる構造形態の耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホンに関するものである。
一般的に、ヘッドホンは、携帯型のCD(Conpact Disc)プレーヤ,携帯型のDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ,携帯型のMD(Mini Disc)プレーヤ,携帯型の液晶テレビなどのAV(Audio Video)機器から出力された左右(LR)の音声信号を左右一対のコードを介して左右一対のスピーカハウジングに入力し、これら左右(LR)の音声信号を左右一対のスピーカハウジング内に収納した各小型スピーカによりユーザの左右の耳もとで拡声にするように構成されているものであり、この種のヘッドホンのうちでヘッドバンドを用いない耳掛け式のヘッドホンが最近多用されている。
この耳掛け式のヘッドホンの一例として、軽量で、装着性を向上させることができるものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−143680号公報
図8は従来の耳掛け式のヘッドホンを示した斜視図である。
図8に示した従来の耳掛け式のヘッドホン100は、上記した特許文献1(特開2003−143680号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図8に示した如く、従来の耳掛け式ヘッドホン100では、ユーザの左耳に装着される左ユニット101Lと、ユーザの右耳に装着される右ユニット101Rとが左右対称に構成されている。
また、左右のユニット101L,101Rは、動電型の電気音響変換器(図示せず)をそれぞれ収納した左右一対のハウジング部102L,102Rと、左右一対のハウジング部102L,102Rを支持しながらユーザの左右の耳に掛けられる左右一対のアーム状ガイド部103L,103Rとからなり、左側のハウジング部102Lと左側のアーム状ガイド部103Lとを組として左耳用として一体化され、一方,右側のハウジング部102Rと右側のアーム状ガイド部103Rとを組として右耳用として一体化されている。
この際、左右一対のアーム状ガイド部103L,103Rは、左右一対のハウジング部102L,102Rを支持する各支持部103a,103aが略カップ状に形成され、且つ、各支持部103a,103aに連接して各屈曲部103b,103bがユーザの左右の耳に掛けられるように略U字状に形成され、更に、各屈曲部103b,103bの下方に連接して各押圧部103c,103cがユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧するように略く字状に形成されている。
また、左右一対のハウジング部102L,102Rそれぞれは、各振動板102a,102aを、左右一対のアーム状ガイド部103L,103Rの各屈曲部103b,103bで構成する面に略垂直で、且つ、ヘッドホン100を装着した際のユーザの顔面側に配置されている。
更に、左右のユニット101L,101Rそれぞれは、左右一対のハウジング部102L,102Rの各内部に収納された動電型の電気音響変換器(図示せず)へ電気信号を供給するための左右一対のコード104L,104Rが接続されており、これらのコード104L,104Rの先端に電気信号供給源(図示せず)に着脱するためのプラグ105が取り付けられている。
そして、上記のように従来の耳掛け式のヘッドホン100を構成することにより、ユーザは、左右の耳の付け根に左右一対のアーム状ガイド部103L,103Rを沿わせながら、容易に、左右一対のハウジング部102L,102Rをユーザの左右の耳の耳穴に収納させることができ、このとき、各押圧部103c,103cを耳介背面から弾性的に押圧することにより、装着を確実にすることができ、さらに、各振動板102a,102aの垂直配置により各振動板102a,102aからの音の大部分が直接鼓膜に伝わり、人により異なる外耳道やこの外耳道入口周辺の形状に影響されることが比較的少なく、良好な音質を得ることができると共に、耳介の大きさに影響されず良好に装着することができ、その結果、ヘッドホン100の装着感を向上させることができ、聴取音質を向上させることができるという効果を奏する旨が開示されている。
ところで、上記した従来の耳掛け式のヘッドホン100では、左右のユニット101L,101Rをヘッドバンドを用いることなくユーザの左右の耳に掛けることにより軽量化ができるものの、左右のユニット101L,101Rの一部を構成する左右一対のアーム状ガイド部103L,103Rは、一般的に弾性を有する樹脂材を用いて各支持部103a,103aと各屈曲部103b,103bと各押圧部103c,103cとが一体的に成形加工により製作されるものであるが、左右一対のハウジング部102L,102Rを支持する各支持部103a,103aの近傍は剛性を高める必要があり、一方、ユーザの左右の耳に掛けられる各屈曲部103b,103bとユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧する各押圧部103c,103cは柔軟性を持たせる必要があり、これらの条件を満たした上で同一の樹脂材のみを用いて一体的に成形加工するには無理が生じ易い。
言い換えると、左右一対のアーム状ガイド部103L,103Rを同一の樹脂材のみを用いて一体的に成形加工する場合に、各支持部103a,103aに対して剛性を高めるには厚みとか幅を大きく設定し、一方、各屈曲部103b,103b及び各押圧部103c,103cを柔軟性を持たせるには直径を細く設定しなければならないので、成形加工に無理が生じ易いと共に、各屈曲部103b,103b及び各押圧部103c,103cが破損し易いなどの問題点も発生する。
そこで、スピーカハウジングと、スピーカハウジングを支持するスピーカハウジング支持部及びユーザの耳に掛けられるU字状屈曲部を一体的に形成した耳掛けアームとでイヤホンユニットを構成した際、耳掛けアームに対して柔軟性を有するエラストマー樹脂材を用いて成形しても、少なくともスピーカハウジング支持部の近傍に対して剛性を持たせ、且つ、U字状屈曲部に対してエラストマー樹脂材の弾性を利用することができる構造形態の耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホンが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、ユーザの左右の耳に対して音声を拡声する左右一対のスピーカハウジングと、
前記左右一対のスピーカハウジングを支持する各スピーカハウジング支持部及び前記ユーザの左右の耳に掛けられる各U字状屈曲部、並びに、前記ユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧する各押圧部を一体的に左右対称に形成した左右一対の耳掛けアームと、
からなる左右一対のイヤホンユニットを備えた耳掛け式ヘッドホンにおいて、
前記左右一対の耳掛けアームは、記各スピーカハウジング支持部の近傍にエラストマー樹脂材中にインサート成形した左右一対の金属製補強板を有し、且つ、インサート成形した各部位上に左右一対の化粧板を固着させたことを特徴とする耳掛け式ヘッドホンである。
また、請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の耳掛け式ヘッドホンにおいて、
前記各押圧部は、前記エラストマー樹脂材のみで構成されていることを特徴とする耳掛け式ヘッドホンである。
また、請求項3に記載の発明は、ユーザの左右の耳のいずれか一方の耳に対して音声を拡声するスピーカハウジングと、
前記スピーカハウジングを支持するスピーカハウジング支持部及び前記ユーザの一方の耳に掛けられるU字状屈曲部、並びに、前記ユーザの一方の耳介背面を弾性的に押圧する押圧部を一体的に形成した耳掛けアームと、
を備えた耳掛け式イヤホンにおいて、
前記耳掛けアームは、記スピーカハウジング支持部の近傍にエラストマー樹脂材中にインサート成形した金属製補強板を有し、且つ、インサート成形した部位上に化粧板を固着させたことを特徴とする耳掛け式イヤホンである。
また、請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の耳掛け式イヤホンにおいて、
前記押圧部は、前記エラストマー樹脂材のみで構成されていることを特徴とする耳掛け式イヤホンである。
請求項1記載の耳掛け式ヘッドホンによると、ユーザの左右の耳に対して音声を拡声する左右一対のスピーカハウジングと、左右一対のスピーカハウジングを支持する各スピーカハウジング支持部及びユーザの左右の耳に掛けられる各U字状屈曲部、並びに、ユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧する各押圧部を一体的に左右対称に形成した左右一対の耳掛けアームと、からなる左右一対のイヤホンユニットを備えた耳掛け式ヘッドホンにおいて、とくに、ユーザの左右の耳に掛けられる左右一対の耳掛けアームに対して柔軟性を有するエラストマー樹脂材を用いて成形した際に、左右一対の耳掛けアームは、各スピーカハウジング支持部の近傍にエラストマー樹脂材中にインサート成形した左右一対の金属製補強板を有し、且つ、インサート成形した各部位上に左右一対の化粧板を固着させているので、左右一対のスピーカハウジングを左右一対の耳掛けアームの各スピーカハウジング支持部でしっかりと支持することができると共に、左右一対の化粧板によりインサート成形した各部位の剛性を一層高めることができ、且つ、左右一対の化粧板により外観上でのデザイン性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の耳掛け式ヘッドホンによれば、ユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧する押圧部はエラストマー樹脂材の弾性性能をそのまま利用できるので、ユーザの左右の耳介背面に対して装着感良く掛けることができる。
また、請求項3に記載の耳掛け式イヤホンによると、ユーザの左右の耳のいずれか一方の耳に対して音声を拡声するスピーカハウジングと、スピーカハウジングを支持するスピーカハウジング支持部及びユーザの一方の耳に掛けられるU字状屈曲部、並びに、ユーザの一方の耳介背面を弾性的に押圧する押圧部を一体的に形成した耳掛けアームと、を備えた耳掛け式イヤホンにおいて、とくに、ユーザの一方の耳に掛けられる耳掛けアームに対して柔軟性を有するエラストマー樹脂材を用いて成形した際に、耳掛けアームは、スピーカハウジング支持部の近傍にエラストマー樹脂材中にインサート成形した金属製補強板を有し、且つ、インサート成形した部位上に化粧板を固着させているので、スピーカハウジングを耳掛けアームのスピーカハウジング支持部でしっかりと支持することができると共に、化粧板によりインサート成形した部位の剛性を一層高めることができ、且つ、化粧板により外観上でのデザイン性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の耳掛け式ヘッドホンによれば、ユーザの一方の耳介背面を弾性的に押圧する押圧部はエラストマー樹脂材の弾性性能をそのまま利用できるので、ユーザの一方の耳介背面に対して装着感良く掛けることができる。
以下に本発明に係る耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホンの一実施例について図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1(a)〜(c)は本発明に係る耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホンを説明するための斜視図、
図2(a)〜(d)は図1に示した左側の耳掛けアームを説明するための図、
図3(a)〜(d)は図1に示した右側の耳掛けアームを説明するための図、
図4(a),(b)は図1に示した左右の耳掛けアームの各スピーカハウジング支持部の近傍に対して補強するための左右一対の金属性補強板を示した斜視図、
図5(a),(b)は図1に示した左側の化粧板を示した斜視図、
図6(a),(b)は図1に示した右側の化粧板を示した斜視図、
図7は図1に示した右側のイヤホンユニットのみを分解して示した分解斜視図である。
図1(a)〜(c)に示した如く、本発明に係る耳掛け式ヘッドホン10では、ユーザの左耳に装着される左側のイヤホンユニット11Lと、ユーザの右耳に装着される右側のイヤホンユニット11Rとが左右対称に構成されている。
また、左右のイヤホンユニット11L,11Rは、ユーザの左右の耳に対して音声を拡声する左右一対のスピーカハウジング12L,12Rと、左右一対のスピーカハウジング12L,12Rを嵌合するために略カップ状に形成された左右一対のカップ15L,15Rと、左右一対のスピーカハウジング12L,12Rを嵌合した左右一対のカップ15L,15Rを支持しながらユーザの左右の耳に掛けられる左右一対の耳掛けアーム16L,16Rとからなり、左側のスピーカハウジング12Lと左側のカップ15Lと左側の耳掛けアーム16Lとを組として左耳用として一体化され、一方、右側のスピーカハウジング12Rと右側のカップ15Rと右側の耳掛けアーム16Rとを組として右耳用として一体化されている。
まず、上記した左右一対のスピーカハウジング12L,12Rそれぞれは、複数の放音孔13aを形成した各前面キャップ13,13の裏面側に各小型スピーカ14,14が取り付けられており、且つ、各前面キャップ13,13の裏面に不図示のナイロン布を貼り付けることで各小型スピーカ14,14に対して防滴対策が施されている。
そして、左右一対のスピーカハウジング12L,12Rそれぞれは、後述する左右一対の耳掛けアーム16L,16Rの各スピーカハウジング支持部16a,16a内に嵌合された左右一対のカップ15L,15R内に着脱自在に取り付けられている。
尚、左右一対のスピーカハウジング12L,12Rと左右一対のカップ15L,15Rとで左右一対のスピーカハウジングとみなして構成しても良いものである。
次に、上記した左右一対の耳掛けアーム16L,16Rそれぞれは、図2及び図3にも示した如く、柔軟性を有するエラストマー樹脂材を用いて、各スピーカハウジング支持部16a,16aと、各U字状屈曲部16b,16bと、各押圧部16c,16cと、各コード挿通部16d,16dと、各段差部16e,16eとが左右対称に一体的に成形されている。
ここで、本発明の要部となる左右一対の耳掛けアーム16L,16Rの各部をより具体的に説明すると、各スピーカハウジング支持部16a,16aは、左右一対のスピーカハウジング12L,12R(図1,図7)を嵌合した左右一対のカップ15L,15R(図1,図7)を係合するための各孔16a1,16a1を穿設した状態でユーザの左右の耳側に向かって略円筒状に短尺に形成されており、且つ、各孔16a1,16a1は各段差部16e,16eに形成した各孔16e1,16e1に通じている。
また、各U字状屈曲部16b,16bは、各スピーカハウジング支持部16a,16aの一方側に連接しており、ユーザの左右の耳に掛けられるように略U字状に形成されている。
また、押圧部16c,16cは、各U字状屈曲部16b,16bの下方に連接しており、ユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧するように各U字状屈曲部16b,16bよりも肉厚を厚くし且つ幅を広めて形成されている。
また、各コード挿通部16d,16dは、各スピーカハウジング支持部16a,16aの他方側に連接しており、後述する左右一対のコード21L,21R(図1、図7)を挿通させるための各孔16d1,16d1が各スピーカハウジング支持部16a,16aに穿設した各孔16a1,16a1に通じるように穿設されている。
また、各段差部16e,16eは、各スピーカハウジング支持部16a,16aの各裏面側の近傍に一段引っ込んで弓形状に形成されており、各段差部16e,16eに後述する左右一対の化粧板18L,18R(図1,図5〜図7)が嵌め込まれるようになっている。
この際、左右一対の耳掛けアーム16L,16Rに用いられるエラストマー樹脂材は、Hs硬度が略85度程度に設定されているために、ユーザの左右の耳に装着される各U字状屈曲部16b,16b及び各押圧部16c,16cはエラストマー樹脂材の弾性性能をそのまま利用できるので、ユーザの左右の耳に対して装着感良く掛けることができるものの、左右一対のスピーカハウジング12L,12Rを左右一対のカップ15L,15Rを介して支持する各スピーカハウジング支持部16a,16aの近傍は剛性を高める必要がある。
そこで、本発明では、左右一対の耳掛けアーム16L,16R中で各スピーカハウジング支持部16a,16aの近傍と、各U字状屈曲部16b,16b中で各スピーカハウジング支持部16a,16a側の各部位とに、板厚Tが0.5mm程度に設定された左右一対の金属性補強板17L,17Rをエラストマー樹脂材中にインサート成形して補強対策を施している。
これにより、左右一対の耳掛けアーム16L,16Rは、各スピーカハウジング支持部16a,16aの近傍と、各U字状屈曲部16b,16b中で各スピーカハウジング支持部16a,16a側の各部位とが左右一対の金属性補強板17L,17Rを介して剛性を持つので、左右一対のスピーカハウジング12L,12Rを左右一対のカップ15L,15Rを介して左右一対の耳掛けアーム16L,16Rの各スピーカハウジング支持部16a,16aでしっかりと支持することができると共に、各U字状屈曲部16b,16b及び各押圧部16c,16cは上述したようにエラストマー樹脂材の弾性性能をそのまま利用できるので、ユーザの左右の耳に対して装着感良く掛けることができる。
この際、上記した左右一対の金属性補強板17L,17Rは、図4(a),(b)に示した如く、例えば板厚Tが0.5mm程度に設定されたステンレス板を用いて左右対称に略く字状に形成されており、左右一対の耳掛けアーム16L,16R中で各スピーカハウジング支持部16a,16aに穿設した各孔16a1,16a1及び各段差部16e,16eに形成した各孔16e1,16e1と対応した各孔17a,17aが大径に穿設されていると共に、各段差部16e,16eに形成した各孔16e2,16e2と対応した各孔17b,17bが小径に穿設されており、更に、インサート成形時に位置決めするための複数の位置決め孔17cが小径に穿設されている。
尚、この実施例では、左右一対の耳掛けアーム16L,16Rに対して、各スピーカハウジング支持部16a,16aの近傍と、各U字状屈曲部16b,16b中で各スピーカハウジング支持部16a,16a側の各部位とを左右一対の金属性補強板17L,17Rにより補強しているが、少なくとも各スピーカハウジング支持部16a,16aの近傍に対して左右一対の金属性補強板により補強すれば良いものである。
更に、左右一対の耳掛けアーム16L,16Rの各段差部16e,16eに嵌め込まれる左右一対の化粧板18L,18Rは、左右一対のイヤホンユニット11L,11Rに対して外観上でのデザイン性を向上させるものである。
上記した左右一対の化粧板18L,18Rは、図5及び図6に示した如く、ABS樹脂を用いて成形した各表面18a,18aに光沢メッキが施されていると共に、各裏面18b,18bに第1,第2ネジ孔用ボス18b1,18b2が形成されている。
尚、左右一対の化粧板18L,18Rを必要としない場合には、左右一対の耳掛けアーム16L,16Rの各スピーカハウジング支持部16a,16aの各裏面側の近傍に各段差部16e,16eを設けずに、この部分をエラストマー樹脂材で埋めれば良いものである。
そして、左右一対のイヤホンユニット11L,11Rのうちで例えば右側のイヤホンユニット11Rを組み立てる場合に、図7に分解して示した如く、右側のカップ15Rはカップ部15aの一端に係合部15bが弾性変位可能に突出形成されているので、この係合部15bを右側の耳掛けアーム16Rのスピーカハウジング支持部16aに形成した孔16a1内に嵌合させた後、長いネジ19を右側のカップ15Rのカップ部15aに形成した孔15a1から挿入し、更に、スピーカハウジング支持部16aに形成した孔16a1内と段差部16eに形成した孔16e1内とを順に通過させた後に右側の化粧板18Rの裏面18bに形成した第1ネジ孔用ボス18b1に螺合させると共に、短いネジ20を段差部16eに形成した孔16e2内を通過させた後に右側の化粧板18Rの裏面18bに形成した第2ネジ孔用ボス18b2に螺合させることで、右側の耳掛けアーム16Rの段差部16eを覆うように右側の化粧板18Rが取り付けられる。
この後、右側の耳掛けアーム16Rのコード挿通部16dに形成した孔16d1内に挿入した右側のコード21Rを、スピーカハウジング支持部16aに形成した孔16a1と、右側のカップ15Rのカップ部15aに形成した孔15a1とを順に通過させて前面キャップ13の裏面側に取り付けた小型スピーカ14の裏面に半田付けした後、右側のスピーカハウジング12Rを右側のカップ15Rのカップ部15aに形成した孔15a1内に嵌合させている。
そして、右側に対して対称な左側のイヤホンユニット11Lも右側のイヤホンユニット11Rと同様に組み立てて、図1に示したように左右一対の耳掛けアーム16L,16Rから延出された左右一対のコード21L,21Rをストッパ22で束ねた後に各コード21L,21Rの先端に電気信号供給源(図示せず)に着脱するためのプラグ23を取り付けている。
尚、本発明に係る耳掛け式イヤホンは、ユーザの左耳又は右耳のいずれか一方の耳に装着するように予め装着する耳側を指定して、左側のイヤホンユニット11Lのみ、又は、右側のイヤホンユニット11Rのみとして構成すれば良いものである。
この場合でも、耳掛け式イヤホン中の耳掛けアームは、柔軟性を有するエラストマー樹脂材を用いて成形され、且つ、少なくともスピーカハウジング支持部の近傍に金属製補強板をインサート成形したものである。
従って、本発明に係る耳掛け式イヤホンでも、耳掛けアーム中で少なくともスピーカハウジング支持部の近傍は金属性補強板を介して剛性を持つので、スピーカハウジングを耳掛けアームのスピーカハウジング支持部でしっかりと支持することができると共に、U字状屈曲部はエラストマー樹脂材の弾性性能をそのまま利用できるので、ユーザの一方の耳に対して装着感良く掛けることができる。
(a)〜(c)は本発明に係る耳掛け式ヘッドホン及び耳掛け式イヤホンを説明するための斜視図である。 (a)〜(d)は図1に示した左側の耳掛けアームを説明するための図である。 (a)〜(d)は図1に示した右側の耳掛けアームを説明するための図である。 (a),(b)は図1に示した左右の耳掛けアームの各スピーカハウジング支持部の近傍に対して補強するための左右一対の金属性補強板を示した斜視図である。 (a),(b)は図1に示した左側の化粧板を示した斜視図である。 (a),(b)は図1に示した右側の化粧板を示した斜視図である。 図1に示した右側のイヤホンユニットのみを分解して示した分解斜視図である。 従来の耳掛け式のヘッドホンを示した斜視図である。
符号の説明
10…耳掛け式ヘッドホン、
11L,11R…左右一対のイヤホンユニット、
12L,12R…左右一対のスピーカハウジング、
13…前面キャップ、14…小型スピーカ、
15L,15R…左右一対のカップ、
16L,16R…左右一対の耳掛けアーム、
16a…スピーカハウジング支持部、16b…U字状屈曲部、16c…押圧部、
16d…コード挿通部、16e…段差部、
17L,17R…左右一対の金属性補強板、
18L,18R…左右一対の化粧板、19,20…ネジ、
21L,21R…左右一対のコード、22…ストッパ、23…プラグ。

Claims (4)

  1. ユーザの左右の耳に対して音声を拡声する左右一対のスピーカハウジングと、
    前記左右一対のスピーカハウジングを支持する各スピーカハウジング支持部及び前記ユーザの左右の耳に掛けられる各U字状屈曲部、並びに、前記ユーザの左右の耳介背面を弾性的に押圧する各押圧部を一体的に左右対称に形成した左右一対の耳掛けアームと、
    からなる左右一対のイヤホンユニットを備えた耳掛け式ヘッドホンにおいて、
    前記左右一対の耳掛けアームは、記各スピーカハウジング支持部の近傍にエラストマー樹脂材中にインサート成形した左右一対の金属製補強板を有し、且つ、インサート成形した各部位上に左右一対の化粧板を固着させたことを特徴とする耳掛け式ヘッドホン。
  2. 前記各押圧部は、前記エラストマー樹脂材のみで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の耳掛け式ヘッドホン
  3. ユーザの左右の耳のいずれか一方の耳に対して音声を拡声するスピーカハウジングと、
    前記スピーカハウジングを支持するスピーカハウジング支持部、及び、前記ユーザの一方の耳に掛けられるU字状屈曲部、並びに、前記ユーザの一方の耳介背面を弾性的に押圧する押圧部を一体的に形成した耳掛けアームと、
    を備えた耳掛け式イヤホンにおいて、
    前記耳掛けアームは、前記スピーカハウジング支持部の近傍にエラストマー樹脂材中にインサート成形した金属製補強板を有し、且つ、インサート成形した部位上に化粧板を固着させたことを特徴とする耳掛け式イヤホン。
  4. 前記押圧部は、前記エラストマー樹脂材のみで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の耳掛け式イヤホン。
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