JP5017558B2 - 絶縁キャップ体 - Google Patents

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Description

本発明は絶縁キャップ体に係り、特に、部品点数を削減でき、管理費、金型費の削減を可能とする、回転機の絶縁キャップ体に関する。
モータその他の回転機を構成する際に形成される絶縁構造は、従来、二個の絶縁キャップ体を回転軸上に前後から連結して、構成される。かかる絶縁構造の改良等に関しては、後掲特許文献の例を始めとして、従来、複数の技術が開示されている。
従来の絶縁構造を形成するための絶縁キャップ体は、これが二個連結されて一つの絶縁構造をなすために、嵌合等により相互に連結し得る構造をなしていた。つまり、連結のために相補的な構造を有する二種類の絶縁キャップ体をもって、一つの絶縁構造が形成できるようになっていた。
図12、13は、絶縁構造を形成するための従来の絶縁キャップ体の一組のうち、片方91の例を示すものであり、前者は結合用の突起の設けられている側を上にした斜視図、後者は図12に示す状態の上下を逆にした斜視図である。結合用突起92は、図示しないもう一方の絶縁キャップ体に設けられたこれと相補的な構造に対して、ちょうど嵌合するように構成されている。なお、この従来例では、スロットは8個設けられており、したがって結合用突起92、巻き線の施されるT状体95も、8個設けられている。
図14、15は、スロット数=6の回転機における、従来の絶縁キャップ体の一組二体について、いずれもT状体側から示した平面図である。また、
図16は、図14、15に示す相互に嵌合する2種の絶縁キャップ体を連結した場合の連結部分の断面図、
図17は、同じく連結させた場合の全体の軸方向断面図である。これらにも図示されるように、従来の絶縁キャップ体は、図のキャップ体81F、81Rのように、その結合用突起82F、82Rは、相互に嵌合する等して結合し得る相補的な構造を備えたものである。
特開2001−141515「回転検出器の絶縁キャップ構造」 特開2005−124285「レゾルバの絶縁キャップ構造」
しかし、従来はこのように構造の異なる二種類の絶縁キャップ体を製造する必要があるため、モータ等回転機の仕様ごとにそれぞれ二種類の金型を用意し、二種類の製造工程を設けなくてはならず、管理費、金型費等のコストがその分かかるものであった。
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を除き、従来は構造の異なる二種類で一組としなくてはならなかった絶縁キャップ体を、単一の仕様のみで賄うことができ、それによって、部品点数を削減でき、管理費、金型費の削減を可能とする、回転機の絶縁キャップ体を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、一のタイプの絶縁キャップ体における結合用突起の構成パターンを、自身と相補的に結合可能なように設けることによって上記課題の解決が可能であることを見出し、本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下のとおりである。
(1) 複数個の結合用突起を有する単一仕様の絶縁キャップ体を二個用いてそれぞれの該結合用突起同士を結合させることによって該二個の絶縁キャップ体を連結させて回転機の絶縁キャップ構造を形成するために用いる絶縁キャップ体であって、該結合用突起には相互に嵌合する構造である第一突起と第二突起があり、該絶縁キャップ体の該第一突起と第二突起の配列パターンは、単一仕様の該絶縁キャップ体二個によってこれらの突起を結合させて該絶縁キャップ構造を形成できるよう、相補的に形成されており、該結合用突起たる第一突起、第二突起にそれぞれ設けられる嵌合する構造は、該突起双方の形状が略同一であり、該突起の一方が他方を被覆し得る大きさを備えた構造を備えてなり、該キャップ体には配線取り出し用のクランプ部が形成されており、該クランプ部は、単一仕様の該絶縁キャップ体二個によって該絶縁キャップ構造を形成できるよう、肉薄部分を設けて折り取りにより容易に除去できるよう構成されていることを特徴とする、絶縁キャップ体。
(2) 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、線対称に形成されていることを特徴とする、(1)に記載の絶縁キャップ体。
(3) 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、全結合用突起数もしくはスロット数をNとし、Nの約数のうち1とNを除くものをnとすると、n回の回転対称を有するものであることを特徴とする、(1)に記載の絶縁キャップ体。
(4) 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、それぞれの突起もしくは複数の同種突起からなる領域が、該第一突起と第二突起とで交互に配置されたものであることを特徴とする、(1)に記載の絶縁キャップ体。
(5) 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、それぞれの突起が交互に配置されたものであることを特徴とする、(1)に記載の絶縁キャップ体。
(6) 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、該第一突起のみが設けられた領域と該第二突起のみが設けられた領域、計二領域からなることを特徴とする、(1)に記載の絶縁キャップ体。
本発明の絶縁キャップ体は上述のように構成されるため、これによれば、絶縁キャップ体を単一の仕様のみで賄うことができ、それによって、部品点数を削減でき、管理費、金型費を削減することができる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。
<実施例1>
図1、2、3、4、5および5−2は、本発明の絶縁キャップ体の実施例(実施例1)について説明する図である。
図1は、結合用突起側を上にした斜視図、
図2は、図1の上下を逆にした斜視図、
図3は、図1の結合用突起の基本構成を示す一部拡大図、
図4は、本実施例絶縁キャップ体二個をその結合用突起を相対させて接近させた状態の側面図、
図5は、図4の状態から、二個の本実施例絶縁キャップ体の結合が完了した状態を示す側面図、そして、
図5−2は、図5に示す二個の絶縁キャップ体の結合部分の断面図である。
これらに図示されるように、本発明の絶縁キャップ体61は、結合用突起として、相互に嵌合する構造である第一突起621と第二突起622が設けられ、該第一突起621と第二突起622の配列パターンは、単一仕様の該絶縁キャップ体61二個によってこれらの突起621、622を結合させて絶縁キャップ構造69(図5)を形成できるよう、相補的に形成されていることを、基本的な構成とする。図中、符号65で示されるのは巻き線用のT状体、符号63で示されるのはスロットである。なお、本実施例ではスロット数=6の回転機に係る例を示しているが、本発明がスロット数すなわち結合用突起数の如何に限定されるものではないことはいうまでもない。
つまり本発明の絶縁キャップ体61においては、該第一突起621と該第二突起622とは、これらを相対させて接近させていくと、それぞれの形状が互いに適合して結合できるような相補的な形状に形成される(図3、図5−2)。しかも、スロット数=6の回転機であれば6個、スロット数=8の回転機であれば8個設けられることとなる該結合用突起における該第一突起621、該第二突起622の配列状態は、これを相対させた場合に、それぞれの配列状態が互いに適合して結合できるような相補的な配列状態に形成される(図1)。
該第一突起621、第二突起622における相補的な構造、およびこれらが配列されてなる結合用突起全体の配列状態における相補的な構造により、単一仕様の絶縁キャップ体61のみを用意するだけで、これを二個相対させて連結させることにより、回転機の絶縁キャップ構造69を構成することができる(図4、図5)。
図3、図5−2に示すように、該第一突起621、第二突起622は、本実施例の如く、これらにそれぞれ設けられる嵌合する構造もしくは適合する構造として、該突起621、622双方の形状が略同一であり、該突起の一方(621)が他方(622)を被覆し得る大きさを備えた構造とすることができる。かかる構造により、簡素な構造によって容易に、かつ充分な強度をもって、両突起621、622を結合させることができる。
図6、6−2は、図1等に示した絶縁キャップ体の実施例を二個連結させる場合の各キャップ体の平面図を示したものであり、前者は前側に用いるキャップ体、後者は後側に用いるキャップ体を示したものである。本発明の絶縁キャップ体は単一仕様であることが特徴であるから、当然ながら各図に示す絶縁キャップ体41F、41Rは同一のものである。つまり、図6中の第一突起421Fと図6−2中の第一突起421R、図6中の第二突起422Fと図6−2中の第二突起422Rとは、それぞれ同一のものであり、さらに該第一突起421Fと第二突起422Fとからなる結合用突起の配列状態(配列パターン)も、図6と図6−2とで同じである。なお、各図中、符号45F、45Rで示されるものはT状体である。
各図に示されるように、本発明の絶縁キャップ体41F(41Rも同様)は、該第一突起421Fと第二突起422Fの配列パターンを、それぞれの突起421F、422Fが、第一突起421F−第二突起422F−第一突起421F−第二突起422F−・・・というように、交互に配置された構成とすることができる。かかるパターンは、前述の相補的な配列パターンの一例であるが、構成方法として単純かつ容易であり、また、二個の絶縁キャップ体41F、41Rを相対させて連結する際、1スロット分の範囲内において連結させることができるため、取扱いにも便利である。
図7は、図6−2中のスロット43Aにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。また、
図7−2は、図6−2中のスロット43Bにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。いずれも、図の左側が前側、右側が後側のキャップ体を示す。これらに図示されるように本発明の絶縁キャップ体41F(41R)においては、図16、17で示した従来技術とは異なり、スロット43Aとスロット43Bとでは、前後の各キャップ体41F、41Rにおける結合用突起の重なり方が異なる。
つまりスロット43Aでは、絶縁キャップ体41Fの第一突起421Fが絶縁キャップ体41Rの第二突起422Rを被覆する状態で結合し、一方スロット43Bでは、絶縁キャップ体41Rの第一突起421Rが絶縁キャップ体41Fの第二突起422Fを被覆する状態で結合する。このように本発明の絶縁キャップ体においては、スロットによって結合の仕方が一様ではない箇所があるという特徴を有する。
<実施例2>
図8、8−2は、本発明絶縁キャップ体の他の実施例(実施例2)について、これを二個連結させる場合の各キャップ体の平面図を示したものであり、前者は前側に用いるキャップ体、後者は後側に用いるキャップ体を示したものである。本発明の絶縁キャップ体は単一仕様であることが特徴であるから、当然ながら各図に示す絶縁キャップ体51F、51Rは同一のものである。つまり、図8中の第一突起521Fと図8−2中の第一突起521R、図8中の第二突起522Fと図8−2中の第二突起522Rとは、それぞれ同一のものであり、さらに該第一突起521Fと第二突起522Fとからなる結合用突起の配列状態(配列パターン)も、図8と図8−2とで同じである。なお、各図中、符号55F、55Rで示されるものはT状体である。
各図に示されるように、本発明の絶縁キャップ体51F(51Rも同様)は、該第一突起521Fと第二突起522Fの配列パターンを、それぞれの突起521F、522Fが、第一突起521F−第一突起521F−第一突起521F−第二突起522F−第二突起522F−・・・というように、該第一突起521Fのみが設けられた領域と該第二突起522Fのみが設けられた領域、計二領域からなる構成とすることができる。かかるパターンもまた、前述の相補的な配列パターンの一例であるが、構成方法として先述した第一突起、第二突起を交互に設けるパターンよりもさらに単純かつ容易であり、また、二個の絶縁キャップ体51F、51Rを相対させて連結する際にも、比較的取扱いに便利である。
図9は、図8−2中のスロット53Aにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。また、
図9−2は、図8−2中のスロット53Bにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。いずれも、図の左側が前側、右側が後側のキャップ体を示す。これらに図示されるように本発明の絶縁キャップ体51F(51R)においても、従来技術とは異なり、スロット53Aとスロット53Bとでは、前後の各キャップ体51F、51Rにおける結合用突起の重なり方が異なる。
つまりスロット53Aでは、絶縁キャップ体51Fの第一突起521Fが絶縁キャップ体51Rの第二突起522Rを被覆する状態で結合し、一方スロット53Bでは、絶縁キャップ体51Rの第一突起521Rが絶縁キャップ体51Fの第二突起522Fを被覆する状態で結合する。
図10、10−2は、図8等により説明した実施例2の絶縁キャップ体を二個用いて構成される絶縁キャップ構造を示す側面図であり、前者は一方側面から、後者は反対側面からの図である。これらに図示されるように、一方の絶縁キャップ体71における第一突起721のみが設けられた領域と、他方の絶縁キャップ体71における該第二突起722のみが設けられた領域とが、相対して結合し、絶縁キャップ構造79をなす。
<結合用突起の配列パターン>
さて、実施例1、実施例2を用いて本発明を説明したが、本発明の絶縁キャップ体はかかる実施例に限定されるものではない。つまり、本発明の特徴である第一突起と第二突起からなる相補的な配列の構成を満たすパターンには、種々のものがある。
図11は、第一突起と第二突起からなる相補的な配列パターンの例を示す概念図であり、スロット数=8の回転機におけるパターン例である。図中、第一突起が設けられる位置を21a、21b、21c、21d、21e、21fで、また第二突起が設けられる位置を22a、22b、22c、22d、22e、22fで示す。
本発明の特徴である第一突起と第二突起からなる相補的な配列の構成を満たすパターンとして、まず、該第一突起と第二突起の配列が、線対称に形成されているパターンがある。図中、(a)、(b)、(c)がこのパターンに該当する。上述の実施例1、実施例2もこのパターンに属する。つまり実施例1は(a)、実施例2は(b)のパターンに属するといえる。
また、別のパターンとして、全結合用突起数もしくはスロット数をNとし、Nの約数のうち1とNを除くものをnとした場合に、n回の回転対称を有するように第一突起と第二突起が配列されたものというパターンがある。たとえば図示するようなスロット数=8の回転機の場合、N=8であり、その約数は1、2、4、8である。このうち1とN(=8)を除くnは、n=2、4 である。したがって、2回または4回の回転対称を有するように第一突起と第二突起が配列されたパターンが、本発明の第一突起と第二突起からなる相補的な配列の構成を満たすパターンの一つとなる。図では、(a)、(c)がこのパターンに該当する。実施例1は(a)のパターンに属するといえる。
図示するスロット数=8の回転機の例以外で本パターンに該当するのは、スロット数=6の回転機の場合であれば、2回または3回の回転対称を有するように第一突起と第二突起が配列されたもの、である。また、スロット数=12の回転機の場合は、2回、3回、4回または6回の回転対称を有するように第一突起と第二突起が配列されたもの、スロット数=24の回転機の場合は、2回、3回、4回、6回、8回、12回の回転対称を有するように第一突起と第二突起が配列されたものが、本パターンに該当する。
また、別のパターンとして、第一突起と第二突起の配列パターンが、それぞれの突起、もしくは複数の同種突起からなる領域が、該第一突起と第二突起とで交互に配置されたものというパターンがある。つまり、第一突起−第二突起−第一突起−第二突起−・・・、という配列や、第一突起−第一突起−第二突起−第二突起−第一突起−第一突起−・・・、あるいは、第一突起−第二突起−第一突起−第一突起−第二突起−第二突起−・・・、という配列である。
たとえば図示するようなスロット数=8の回転機の場合、(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)の全パターンがこれに該当する。実施例1、実施例2も、本パターンに属するといえる。
<クランプ部の構造>
前出図6、8等に示されるように、本発明絶縁キャップ体は、これに配線取り出し用のクランプ部44F等が形成されており、該クランプ部44F等は、単一仕様の該絶縁キャップ体二個によって前記絶縁キャップ構造を形成できるよう、容易に除去できるよう構成されるものとすることができる。除去容易な構造は、たとえば折り取りやすいように肉薄部分を設ける等、適宜の方法で構成できる。
かかる構成により、該クランプ部を備えたもの、備えないものの二種のキャップ体を製造する必要がなく、上述した、結合用突起の相補的な配列パターン構成とも相俟って、絶縁キャップ体を単一仕様にて製造することができる。
本発明の絶縁キャップ体によれば、部品点数を削減でき、管理費、金型費を削減することができる。したがって、モータを始めとする各種回転機製造の分野において、利用価値が高い発明である。
本発明の絶縁キャップ体の実施例1について説明する図であり、結合用突起側を上にした斜視図である。 図1の上下を逆にした斜視図である。 図1の結合用突起の基本構成を示す一部拡大図である。 本実施例1絶縁キャップ体二個をその結合用突起を相対させて接近させた状態の側面図である。 図4の状態から、二個の本実施例絶縁キャップ体の結合が完了した状態を示す側面図である。 図5に示す二個の絶縁キャップ体の結合部分の断面図である。 実施例1を二個連結させる場合の各キャップ体の平面図を示したものであり、前側に用いるキャップ体である。 実施例1を二個連結させる場合の各キャップ体の平面図を示したものであり、後側に用いるキャップ体を示したものである。 図6−2中のスロット43Aにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。 図6−2中のスロット43Bにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。 本発明絶縁キャップ体の実施例2について、これを二個連結させる場合の各キャップ体の平面図を示したものであり、前側に用いるキャップ体である。 実施例2について、これを二個連結させる場合の各キャップ体の平面図を示したものであり、後側に用いるキャップ体を示したものである。 図8−2中のスロット53Aにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。 図8−2中のスロット53Bにおける両絶縁キャップ体の結合部分の横断面図である。 実施例2の絶縁キャップ体を二個用いて構成される絶縁キャップ構造を示す側面図であり、一方側面からの図である。 図10の反対側面からの図である。
第一突起と第二突起からなる相補的な配列パターンの例を示す概念図であり、スロット数=8の回転機におけるパターン例である。 絶縁構造を形成するための従来の絶縁キャップ体の一組のうち、片方91の例を示すものであり、結合用の突起の設けられている側を上にした斜視図である。 図12の上下を逆にした斜視図である。 スロット数=6の回転機における、従来の絶縁キャップ体の一組二体の一方について、T状体側から示した平面図である。 スロット数=6の回転機における、従来の絶縁キャップ体の一組二体の他方について、T状体側から示した平面図である。 図14、15に示す相互に嵌合する2種の絶縁キャップ体を連結した場合の連結部分の断面図である。 同じく連結させた場合の全体の横断面図である。
符号の説明
11a、11b、11c、11d、11e、11f…絶縁キャップ体
21a、21b、21c、21d、21e、21f…第一突起
22a、22b、22c、22d、22e、22f…第二突起
41F、41R、51F、51R、61、71…絶縁キャップ体
421F、421R、521F、521R、621、721…第一突起
422F、422R、522F、522R、622、722…第二突起
43A、43B、53A、53B、63…スロット
44F、44R、54F、54R…クランプ部
45F、45R、55F、55R、65、75…T状体
69、79…絶縁キャップ構造
81F、81R、91…絶縁キャップ体
82F、82R…結合用突起
92…結合用突起
84、94…クランプ部
85、95…T状体

Claims (6)

  1. 複数個の結合用突起を有する単一仕様の絶縁キャップ体を二個用いてそれぞれの該結合用突起同士を結合させることによって該二個の絶縁キャップ体を連結させて回転機の絶縁キャップ構造を形成するために用いる絶縁キャップ体であって、該結合用突起には相互に嵌合する構造である第一突起と第二突起があり、該絶縁キャップ体の該第一突起と第二突起の配列パターンは、単一仕様の該絶縁キャップ体二個によってこれらの突起を結合させて該絶縁キャップ構造を形成できるよう、相補的に形成されており、該結合用突起たる第一突起、第二突起にそれぞれ設けられる嵌合する構造は、該突起双方の形状が略同一であり、該突起の一方が他方を被覆し得る大きさを備えた構造を備えてなり、該キャップ体には配線取り出し用のクランプ部が形成されており、該クランプ部は、単一仕様の該絶縁キャップ体二個によって該絶縁キャップ構造を形成できるよう、肉薄部分を設けて折り取りにより容易に除去できるよう構成されていることを特徴とする、絶縁キャップ体。
  2. 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、線対称に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の絶縁キャップ体。
  3. 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、全結合用突起数もしくはスロット数をNとし、Nの約数のうち1とNを除くものをnとすると、n回の回転対称を有するものであることを特徴とする、請求項1に記載の絶縁キャップ体。
  4. 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、それぞれの突起もしくは複数の同種突起からなる領域が、該第一突起と第二突起とで交互に配置されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の絶縁キャップ体。
  5. 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、それぞれの突起が交互に配置されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の絶縁キャップ体。
  6. 前記第一突起と第二突起の配列パターンは、該第一突起のみが設けられた領域と該第二突起のみが設けられた領域、計二領域からなることを特徴とする、請求項1に記載の絶縁キャップ体。
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