JP5017469B1 - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アライニング動作中における用紙の搬送動作の安定化を向上する紙葉類搬送装置を提供する。
【解決手段】実施の形態の搬送装置は、供給される紙葉類を読取部に搬送する水平搬送路を備える搬送装置である。この搬送装置は、水平搬送路の一側に、搬送される紙葉類の一側縁が当接可能に配設される側板と、下流側を側板側に近づけて水平搬送路に配設される斜行搬送ベルトと、紙葉類を搬送ベルトに吸着させる吸着ファンと、斜行搬送ベルトを挟んでその両側に配置され、紙葉類の搬送をサポートするガイド板とを具備し、側板より遠い搬送ベルトの幅方向の片側がガイド板より高く、側板に近い搬送ベルトの幅方向の片側がガイド板より低くなる。
【選択図】図3

Description

本発明の実施の形態は、用紙(書類や帳票等)を読取部に搬送する搬送装置に関する。
近年、搬送装置では、多種多様な用紙をホッパテーブルから供給するために、水平搬送路に搬送ベルトを有するアライニング機構(用紙の傾き補正)を設け、ホッパテーブルから搬送された用紙の一端を搬送路の一側に揃えて用紙をアライニングし、この用紙に記録された情報を読み取る読取部へ搬送する装置が知られている。
特開2010−143760号公報
用紙のアライニング動作中に搬送ベルトに用紙が挟まったり、搬送ベルトの下に用紙が入り込んだりする場合がある。この場合には、用紙搬送中にジャムが発生してしまう可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、アライニング動作中における用紙の搬送動作の安定化を向上することのできる搬送装置を提供することにある。
実施の形態の搬送装置は、供給される紙葉類を読取部に搬送する水平搬送路を備える搬送装置である。この搬送装置は、前記水平搬送路の一側に、前記搬送される紙葉類の一側縁が当接可能に配設される側板と、下流側を前記側板側に近づけて前記水平搬送路に配設される斜行搬送ベルトと、前記斜行搬送ベルトに前記搬送される紙葉類を吸着させるための吸着ファンと、前記斜行搬送ベルトを挟んでその両側に配置され、前記搬送ベルトによる前記紙葉類の搬送をサポートするガイド板と、を具備し、前記側板より遠い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より高く、前記側板に近い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より低い。
一実施の形態のイメージスキャナーの構成を示す図。 搬送装置の駆動系の構成を表すブロック図。 図1に示した水平搬送路の一部の概略構成を示す概念図。 図3のB−B断面を示す断面図。 実際の搬送装置に装備された水平搬送路を示し、ガイド板を取り除いた水平搬送路の内部構成の詳細を示す図。 同じく水平搬送路の側面を示す側面図。 水平搬送路の第2の実施の形態における図3のB−B断面を示す断面図。 水平搬送路の第3の実施の形態における図3のB−B断面を示す断面図。 水平搬送路の第4の実施の形態における図3のB−B断面を示す断面図。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、一実施の形態の光学的文字読取装置を構成するイメージスキャナーの構成を示す図である。図2は、搬送装置の駆動系の構成を表すブロック図である。
図1に示すように、このイメージスキャナーは、搬送装置1と、帳票を振り分ける紙葉類振分装置(ソーター)10とを備える。搬送装置1は、帳票のイメージを光学的に読み取る装置本体2と、この装置本体2の一端上部側に設けられ、各種サイズの帳票が載置されるホッパテーブル3を有する。ホッパテーブル3では、複数枚の帳票Aはその上端側が装置本体2から遠い後方に傾くように傾斜した状態で載置されている。
ホッパテーブル3の送出側には、帳票Aを装置本体2内に送り込むためのフィーダ部4が配設されている。このフィーダ部4には、帳票Aを取り込むための各種ローラ40,41等が設けられている。図2に示すように、ローラ40,41は、ドライバ42,44によって回転制御されるモータ43,45の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ42,44は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、装置本体2は、フィーダ部4から帳票Aを取り込むためのローラ46と、内部に設けられた水平搬送路5と、上面部に設けられた読取部6と、帳票Aを搬送するための搬送ローラ7と、制御部8と、制御ホスト100等を有する。
図2に示すように、ローラ46は、ドライバ47によって回転制御されるモータ48の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ47は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、水平搬送路5は、フィーダ部4から送り込まれた帳票Aを装置本体2の水平方向に搬送するためのガイドであり、後述する斜行搬送ベルト51,52を有する。この水平搬送路5の詳細は後述する。図2に示すように、この斜行搬送ベルト51,52は、ドライバ53によって回転制御されるモータ54の回転駆動に伴って、同時に駆動する。このドライバ53は、制御部8によって動作制御される。
なお、斜行搬送ベルト51,52は、後述するように、帳票Aをアライニングするために一方向に幅寄せするための搬送ベルトである。
また、水平搬送路5は、後述する搬送ベルト55を有する。図2に示すように、この搬送ベルト55は、ドライバ56によって回転制御されるモータ63の回転駆動に伴って、それぞれ駆動する。このドライバ56は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、読取部6は、水平搬送路5によって搬送される帳票Aに記録されている情報(画像)を光学的に読み取るためのものである。図2に示すように、この読取部6は、制御部8によって動作制御される。
図1に示すように、搬送ローラ7は、帳票Aを紙葉類振分装置10に搬送するためのものである。図2に示すように、この搬送ローラ7は、ドライバ70によって回転制御されるモータ71の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ70は、制御部8によって動作制御される。
制御部8は、図1に示した制御ホスト100からの指示に基づいて、搬送装置1内の各種ドライバの動作制御を行い、帳票Aの搬送制御を行なう。
制御ホスト100は、帳票Aの一端を搬送路の一側に揃え帳票Aをアライニングさせ、読取部6で画像が読み取られるように、制御部8に指示を与える。この指示に基づいて、制御部8が各種ドライバおよび読取部6の動作制御を行なう。
図1に示すように、紙葉類振分装置10は、水平搬送路11、搬送ベルト12、垂直搬送路13、搬送ローラ14、分岐ゲート15、排出ローラ17、羽根車18、ステージ20、スタッカ部23、吸着搬送部24、図示しない各部の駆動部等を備え、搬送装置1から取り込まれた帳票をスタッカ部23に搬送する。図1に示す紙葉類振分装置10は、スタッカ部23を縦方向に複数段有している。なお、この紙葉類振分装置10は、互いの水平搬送路11が接続され、スタッカ部23を増設することも可能である。
水平搬送路11は、ホッパテーブル3から取り込まれた帳票Aを、紙葉類振分装置10の水平方向に搬送するための案内路である。搬送ベルト12は、水平搬送路11に設けられている。搬送ベルト12は、一方向に駆動し、供給された帳票Aを垂直搬送路13または次の紙葉類搬送装置に搬送する。
垂直搬送路13は、帳票Aを排出目標のスタッカ部23に搬送するための案内路である。
搬送ローラ14は、垂直搬送路13上に複数配置されている。搬送ローラ14は、一方向(図2では時計方向)に回転し、帳票Aを上方へと搬送する。そして、帳票Aを順次指定されたスタッカ部23に搬送する。どのスタッカ部23に排出するかは、読取部6で読み取られた帳票イメージにおける文字の認識結果に基づいて決定される。なお、搬送ローラ14同士の用紙搬送速度と排出ローラ17の用紙搬送速度とは、ほぼ等しくなるように設定する。
分岐ゲート15は、水平搬送路11と垂直搬送路13との分岐位置、垂直搬送路13と各スタッカ部23との分岐位置に設けられている。分岐ゲート15は駆動機構としてロータリーソレノイドを持つ(図示せず)。分岐ゲート15は、図示しないソレノイドに流す電流をドライバで制御することにより、軸を中心にその先端部が2点の位置間で可動する構造になっている。分岐ゲート15は、先端部が移動した位置に応じて搬送されてくる帳票Aの搬送方向を切り替えるためのゲート機能を持つ。
垂直搬送路13上および分岐ゲート15と排出ローラ17との間に例えば光センサ(図示せず)がそれぞれ配置され、帳票Aを検出する。光センサは、発光部から受光部に出力される光が搬送された帳票Aによって遮断されると、帳票Aが搬送路を通過したこと、帳票Aの先端がスタッカ部23への排出位置に到ったことを検出する。
制御ホスト100は、読み取られた帳票イメージを図示しない文字認識装置(例えば、文字認識プログラムをインストールしたコンピュータ)の文字認識処理結果に基づいて、帳票の排出先のスタッカ指定が、読み取り処理された帳票毎に行われるように、図2に示す制御部8に指示を与える。この指示に基づいて、制御部8が各種ドライバの動作制御を行なう。
図3は、図1に示した水平搬送路5の一部の概略構成を示す概念図である。図4は、図3のB−B断面を示す断面図である。図5は、実際の搬送装置に装備された水平搬送路を示し、ガイド板を取り除いた水平搬送路の内部構成の詳細を示す図である。図6は、同じく水平搬送路の側面を示す側面図で、図3で示す右側面を示すものである。
図3および図4に示すように、水平搬送路5は、側板50、斜行搬送ベルト51,52、ガイド板58〜60、スペーサ61,62を備える。側板50、斜行搬送ベルト51,52、ガイド板58〜60、スペーサ61,62は、基板57上に配置され、ホッパテーブル3から搬送された帳票Aの一端A1を水平搬送路5の一側に揃えて帳票Aをアライニングするアライニング機構部を構成する。
側板50は、例えば四角柱の形状からなり、水平搬送路5の一側でかつ基板57上に設けられ、その長手方向が帳票Aの進行方向(図3の矢印参照)に平行に配置されている。この側板50は、帳票Aの一端A1が当接して、水平搬送路5の進行方向における帳票Aの基準位置を示すものである。
斜行搬送ベルト51,52は、側板50の側方に隔てて平行に並んで配置された無端ベルトである。斜行搬送ベルト51,52は、水平搬送路5の下流側(帳票の進行方向)に向うに従って、側板50との距離が短くなるように設けられ、帳票Aを斜行可能に搬送する。この斜行搬送ベルト51,52を帳票Aの進行方向に駆動させることにより、ホッパテーブル3から供給された帳票Aを側板50に当接させるように斜行させて、下流側の読取部6に搬送する。
ガイド板58〜60は、側板50と斜行搬送ベルト51との間、斜行搬送ベルト51,52間、斜行搬送ベルト52と水平搬送路5の他端との間にそれぞれ配置される。このガイド板58〜60は、斜行搬送ベルト51,52によって斜行搬送される帳票Aをサポートするガイド機能を有する。
図3および図4に示すように、スペーサ61,62は、斜行搬送ベルト51,52と基板57の間に配置される。このスペーサ61,62は、基板57に載置され、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の例えば半分より若干短い幅を有し、斜行搬送ベルト51,52の下側ベルトの幅方向の一側縁に当接する。この当接により、スペーサ61,62は、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の側板50より遠い片側(紙面の左側)一側縁を上方に押上げるように、斜行搬送ベルト51,52を幅方向に傾けさせることが可能となる。
なお、通常、スペーサ61,62が配置されてない状態では、斜行搬送ベルト51,52が帳票Aと接触する面とガイド板58〜60の高さは等しいか、斜行搬送ベルト51,52の方が若干低く設定されている。また、図3に示すように、帳票Aの他端A2(紙面の一端A1の反対の端)側の基準点をTとすると、このTは、斜行搬送ベルト51,52に対して相対的に矢印方向(紙面の左方向)に移動し、その反対方向(紙面の右方向)に相対的に移動することはない。
このため、斜行搬送ベルト52に吸着された帳票Aのうち、他端A2側の進行方向の角部が、斜行搬送ベルト52とガイド板59,60との境目に挟まったり、斜行搬送ベルト52の下に入り込んだりすることがある。また、この搬送装置によって搬送される帳票Aは、用紙サイズが大小いろいろ存在するので、図3に図示した帳票Aより用紙サイズの小さい帳票では、他端A2側の進行方向の角部が、斜行搬送ベルト51とガイド板58,59との境目に挟まったり、斜行搬送ベルト52の下に入り込んだりすることがある。
そこで、この実施の形態では、このスペーサ61,62による押上に伴って、斜行搬送ベルト51,52は、幅方向の左側上がりに傾き、幅方向の左側の基板57からの高さh1が、ガイド板59,60の幅方向の側板50に近い片側(紙面の右側)の高さHより高く配置することができる。また、この斜行搬送ベルト51,52の幅方向の左側上がりの傾きにより、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の右側の基板57からの高さh2は、ガイド板58,59の幅方向の左側の高さHより低く配置される。
すなわち、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の左側とガイド板59,60の幅方向の右側との境目には、h1−Hの段差が生じ、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の右側とガイド板58,59の幅方向の左側には、H−h2の段差が生じることとなる。このため、帳票Aの他端A2側の基準点Tが斜行搬送ベルト51,52に対して相対的に矢印方向に移動しても、この段差により、水平搬送路5に搬送された帳票Aの上記角部は、この境目を乗り越えて通過可能となり、斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目に挟まったり、斜行搬送ベルト51,52の下に入り込んだりするのを防げるようになる。なお、この段差の高さは、例えば帳票Aの弾性力と、後述する吸着ファン51cの吸引力との関係から設定してもよいし、予め任意の高さに設定してもよい。
以下、図5と図6とを用いて水平搬送路5の詳細を説明する。図5は、ガイド板を取り除いた水平搬送路5の内部構成を示す図である。図6は、水平搬送路5の側面を示す側面図である。図3に図示した概念図では、2つの斜行搬送ベルトだけを図示して説明したが、図5と図6では水平搬送路5の詳細を図示した。
図5および図6に示すように、水平搬送路5は、斜行搬送ベルト51,52のベルト駆動機構部を構成する回転軸51a、ローラ51b、モータ54と、吸着ファン51cを有する。すなわち、この実施の形態では、斜行搬送ベルト51,52は1つのベルト駆動機構部によって同時に駆動される。この斜行搬送ベルト51,52は、図3に示すように、側板50に向ってそれぞれ斜行して設けられる。
回転軸51aは、帳票Aの搬送方向(図3参照)と直交する方向に対して若干傾きをもたせて軸支されている。たとえば回転軸51aは、搬送方向と直交する方向に対して80°に傾斜して設置されている。回転軸51a間には、それぞれの軸に回動自在に支持された複数のローラ51bが設けられている。これらローラ51bには、それぞれ斜行搬送ベルト51が架けられている。それぞれの斜行搬送ベルト51は、モータ54によって駆動される。この斜行搬送ベルト51の駆動により、吸着された帳票Aは側板50に寄っていくこととなり、傾いた帳票Aの一側面が側板50の側面に揃えられる。
この時、図3、図4に示すように、帳票Aの他端A2(紙面の一端A1の反対の端)は、斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目を通過することとなるが、この境目には上述した段差が生じているので、帳票Aはこの境目を乗り越えて搬送される。
吸着ファン51cは、斜行搬送ベルト51,52の下方に配置され、上方の空気を吸引することで、帳票Aを斜行搬送ベルト51,52の表面に吸い付ける機能を有する。図2に示すように、この吸着ファン51cは、ドライバ65によって回転制御されるモータ66の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ65は、制御部8によって動作制御される。
なお、吸着ファン51cは、例えば斜行搬送ベルト51,52の上方に配置し、下方に空気を吹き付けることで、帳票Aを斜行搬送ベルト51,52に押し付けるように構成してもよい。
また、水平搬送路5は、搬送ベルト55のベルト駆動機構部を構成する回転軸55a、ローラ55b、モータ68と、吸着ファン55cを有する。この搬送ベルト55は、帳票Aを水平搬送路5の下流側に搬送する一般の搬送ベルトで、複数本(実施の形態では3本)のベルトを有する。この搬送ベルト55は、図3に示した側板50と平行に設けられる。
この搬送ベルト55のベルト駆動機構部は、帳票Aの搬送方向(図3参照)と直交する方向に配置される。この搬送ベルト55のベルト駆動機構部と斜行搬送ベルト51,52のベルト駆動機構部とは、帳票Aの搬送方向に2つ並んで配置されている。
回転軸55aは、帳票Aの搬送方向と直交する方向に軸支されている。つまり、回転軸55aは、搬送方向と90°で設置されている。回転軸55a間には、それぞれの軸に回動自在に支持された複数のローラ55bが設けられている。これらローラ55bには、それぞれ搬送ベルト55が架けられている。それぞれの搬送ベルト55は、モータ63によって駆動される(図2参照)。
吸着ファン55cは、搬送ベルト55の下方に配置され、上方の空気を吸引することで、帳票Aを搬送ベルト55の表面に吸い付ける機能を有する。図2に示すように、この吸着ファン55cは、ドライバ67によって回転制御されるモータ68の回転駆動に伴って、駆動する。このドライバ67は、制御部8によって動作制御される。
なお、吸着ファン55cは、例えば搬送ベルト55の上方に配置し、下方に空気を吹き付けることで、帳票Aを搬送ベルト55に押し付けるように構成してもよい。
なお、斜行搬送ベルト51,52と搬送ベルト55の回転速度を変更にすれば、例えば図3に示した帳票Aよりも長辺が短辺より長く、傾きの大きい帳票の傾きを修正させ、帳票の一端A1を側板50の側面に揃えることも可能となる。この場合には、斜行搬送ベルト51,52の回転速度より搬送ベルト55の回転速度を速くすることで、スキュー補正が可能となる。
以下、図1、図3〜図5を参照してこの搬送装置1による帳票Aの搬送動作を説明する。
まず、図1に示した制御部8は、フィーダ部4のローラ40,41,46を駆動制御し、制御ホスト100から入力する用紙搬送制御の実行指示に基づいて帳票Aの搬送を行なう。ホッパテーブルの帳票Aは、これらローラ40,41,46によって取り込まれ、水平搬送路5に供給される。
次に、制御部8は、図5に示した斜行搬送ベルト51,52、搬送ベルト55、吸着ファン51c,55cを駆動制御し、供給された帳票Aを取り込む。ここでは、図4に示すように、斜行搬送ベルト51,52が左肩上がりに傾き、左側面がガイド板59,60より高く、右側面がガイド板58,59より低く配置されている。このため、斜行搬送ベルト51,52に吸い付けられた帳票Aは、上述した段差によって斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目を乗り越えて通過するので、ガイド板58〜60と斜行搬送ベルト51,52の間に挟まったり、斜行搬送ベルト51,52の下に入り込んだりすることなく、ガイド板58〜60上を下流側に搬送される。
この搬送された帳票Aは、斜行搬送ベルト51,52の駆動によって、側板50に寄っていき、当接する。そして、側板50に当接した帳票Aは、一端A1がこの側板50の側面に揃えられてアライニングされる。この時に帳票Aが、図3に示すように傾いていても、斜行搬送ベルト51,52の駆動によって、側板50側に押し付けられて整列され、下流側の読取部6に搬送されることとなる。
次に、制御部8は、読取部6および搬送ローラ7を駆動制御し、帳票Aを読取部6の読み取り位置に搬送して画像を読み取る。この画像の読み取りが終了した帳票Aは、水平搬送路11上の搬送ベルト12、垂直搬送路13上の搬送ローラ14および分岐ゲート15の駆動によって、指定された排出先のスタッカ部23に搬送される。
以上説明した実施の形態によれば、斜行搬送ベルト51,52は、スペーサ61,62による押上に伴って、左側上がりに傾き、幅方向の左側の高さh1がガイド板59,60の高さHより高く、かつ幅方向の右側の高さh2がガイド板58,59の高さHより低く配置される。このため、斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目には段差が生じ、ホッパテーブル3から搬送された帳票Aはこの段差によって境目を乗り越えて通過でき、ガイド板58〜60と斜行搬送ベルト51,52の間に挟まったり、斜行搬送ベルト51,52の下に入り込んだりすることなく、ガイド板58〜60上を下流側に搬送できる。この結果、帳票Aは、一端A1が側板50に当接されてアライニングされ、アライニング動作中における帳票の搬送動作の安定化を向上することができる。
(第2の実施の形態)
図7は、水平搬送路の第2の実施の形態における図3のB−B断面に対応する部分の断面図である。
図7では、第1の実施の形態のスペーサ61,62に代えて、複数のローラ81,82を基板57に回転可能に軸支させるとともに、斜行搬送ベルト51,52の下側ベルトと当接させる。この当接により、ローラ81,82は、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の一側縁(紙面の左側)を上方に押上げるように、斜行搬送ベルト51,52を傾けさせることが可能となる。
この実施の形態では、図4と同様に、斜行搬送ベルト51,52が左側上がりに傾き、幅方向の左側がガイド板59,60より高く、右側がガイド板58,59より低く配置されている。この構成で斜行搬送ベルト51,52が駆動されると、この駆動に伴ってローラ81,82が回転する。斜行搬送ベルト51,52に吸い付けられた帳票Aは、側板50に当接し、一端A1がこの側板50の側面に揃えられてアライニングされる。
このように、この実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、斜行搬送ベルト51,52の駆動に伴って、当接しているローラ81,82が回転するので、斜行搬送ベルト51,52とローラ81,82の摩擦が低減され、斜行搬送ベルト51,52やローラ81,82の摩耗を低減することができる。
(第3の実施の形態)
図8は、水平搬送路の第3の実施の形態における図3のB−B断面に対応する部分の断面図である。
図1では斜行搬送ベルト51,52を左肩上がりに傾けたが、図8では基板57と、ガイド板58〜60を右肩上がりに配置させる。
すなわち、斜行搬送ベルト51,52を回転させる回転軸51a(図5参照)を基板57に対して、側板50より遠い斜行搬送ベルト51,52の幅方向の片側がガイド板59,60より高く、かつ側板50に近い斜行搬送ベルト51,52の幅方向の片側がガイド板58,59より低くなるように、相対的に傾けるものである。
なお、この実施の形態では、斜行搬送ベルト51,52は、両肩が水平のままで階段状に配置し、基板57と、この基板57に載置されたガイド板58〜60を右肩上がりにした状態で、基板57を側板50に当接させて固定する。そして、基板57からの斜行搬送ベルト51,52の幅方向の左側の高さh1がガイド板59,60の幅方向の右側の高さHより高く配置させる。また、この右側上がりの傾きにより、基板57からの斜行搬送ベルト51,52の幅方向の右側の高さh2は、ガイド板59,60の幅方向の左側の高さHより低く配置させるように、回転軸51aを基板57に対して相対的に傾ける。
すなわち、この実施の形態でも、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の左側とガイド板59,60の幅方向の右側との境目には、h1−Hの段差が生じ、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の右側とガイド板58,59の幅方向の左側には、H−h2の段差が生じることとなる。
この構成で斜行搬送ベルト51,52が駆動されて、帳票Aの他端A2側の基準点T(図3参照)が斜行搬送ベルト51,52に対して相対的に矢印方向に移動しても、この段差により、水平搬送路5に搬送された帳票Aの上記角部は、この境目を乗り越えて通過し、斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目に挟まったり、斜行搬送ベルト51,52の下に入り込んだりするのを防げるようになる。この結果、斜行搬送ベルト51,52に吸い付けられた帳票Aは、斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目を乗り越えて通過し、かつガイド板58〜60の表面(斜面)を斜行しながら上昇して側板50に当接し、一端A1がこの側板50の側面に揃えられてアライニングされる。
このように、この実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、ガイド板58〜60を傾け、水平な斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目に段差を生じさせるので、スペーサ等の部品点数を削減することができる。
なお、この実施の形態の他に、例えばガイド板58〜60を水平のままで、回転軸51aを軸方向の左側上がりに傾斜させて、図4と同様にガイド板58〜60に対して斜行搬送ベルト51,52を相対的に傾けて同様の段差を生じるようにしてもよい。この場合も、第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(第4の実施の形態)
図9は、水平搬送路の第4の実施の形態における図3のB−B断面に対応する部分の断面図である。
図9では、斜行搬送ベルト51,52は、傾けずに両肩が水平のままで並んで配置する。ガイド板58〜60は、側板50に近い幅方向の一側縁を削り、搬送される帳票A側の表面を右側面方向に傾斜させた傾斜面58a〜60aをそれぞれ有する。すなわち、ガイド板58〜60は、側板50に近い幅方向の片側の高さが、斜行搬送ベルト51,52の帳票Aと接触する面より低くなるように、傾斜面58a〜60aをそれぞれ設け、幅方向の左側の高さより右側の高さを低く形成する。
さらに、斜行搬送ベルト51,52が帳票Aと接触する面の左側の基板57からの高さh1が、ガイド板59,60の右側面の高さH2より高く配置するとともに、斜行搬送ベルト51,52が帳票Aと接触する面の右側の基板57からの高さh2が、ガイド板59,60の左側面の高さH1より低くなるように、斜行搬送ベルト51,52を配置させる。
すなわち、この実施の形態でも、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の左側とガイド板59,60の幅方向の右側との境目には、h1−H2の段差が生じ、斜行搬送ベルト51,52の幅方向の右側とガイド板58,59の幅方向の左側には、H1−h2の段差が生じることとなる。なお、この実施の形態では、斜行搬送ベルト51,52は両肩が互いに水平で同じ高さなので、h1=h2となる。
この構成で斜行搬送ベルト51,52が駆動されると、斜行搬送ベルト51,52に吸い付けられた帳票Aは、ガイド板58〜60の表面を斜行しながら斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目を乗り越えて通過し、かつ側板50に当接し、一端A1がこの側板50の側面に揃えられてアライニングされる。
このように、この実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、側板50より遠い斜行搬送ベルト51,52の幅方向の片側がガイド板58〜60より高く、かつ側板50に近い斜行搬送ベルト51,52の幅方向の片側がガイド板58〜60より低くなるように、ガイド板58〜60の表面に傾斜を設け、斜行搬送ベルト51,52とガイド板58〜60との境目に段差を生じさせる。この結果、幅方向の左側上がりに斜行搬送ベルト51,52を傾けずに、ガイド板58〜60との境目に上記段差を生じさせることができるので、スペーサ等の部品点数を削減することができる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…搬送装置、2…装置本体、3…ホッパテーブル、4…フィーダ部、5…水平搬送路、6…読取部、7…搬送ローラ、8…制御部、10…紙葉類振分装置、11…水平搬送路、12,55…搬送ベルト、13…垂直搬送路、14…搬送ローラ、15…分岐ゲート、17…排出ローラ、18…羽根車、20…ステージ、23…スタッカ部、24…吸着搬送部、40,41,46…ローラ、42,44,47,53,56,65,67,70…ドライバ、43,45,48,54,63,66,68,71…モータ、50…側板、51,52…斜行搬送ベルト、51a,55a…回転軸、51b,55b…ローラ、51c,55c…吸着ファン、57…基板、58〜60…ガイド板、58a-60a…傾斜面、61,62…スペーサ、81,82…ローラ、100…制御ホスト、A…帳票。

Claims (5)

  1. 供給される紙葉類を読取部に搬送する水平搬送路を備える搬送装置において、
    前記水平搬送路の一側に、前記搬送される紙葉類の一側縁が当接可能に配設される側板と、
    下流側を前記側板側に近づけて前記水平搬送路に配設される斜行搬送ベルトと、
    前記斜行搬送ベルトに前記搬送される紙葉類を吸着させるための吸着ファンと、
    前記斜行搬送ベルトを挟んでその両側に配置され、前記搬送ベルトによる前記紙葉類の搬送をサポートするガイド板と、
    を具備し、前記側板より遠い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より高く、前記側板に近い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より低いことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記側板より遠い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より高く、かつ前記側板に近い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より低くなるように、前記搬送ベルトを傾けることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記搬送ベルトの下方で、この搬送ベルトの下側ベルトと当接し、前記側板より遠い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より高く、かつ前記側板に近い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より低くなるように、前記搬送ベルトを傾ける押上部材を
    さらに具備する請求項2記載の搬送装置。
  4. 前記ガイド板が載置される基板を設け、
    前記搬送ベルトを回転させる回転軸を前記基板に対して、前記側板より遠い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より高く、前記側板に近い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より低くなるように、相対的に傾けることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  5. 前記ガイド板は、前記側板より遠い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より高く、前記側板に近い前記搬送ベルトの幅方向の片側が前記ガイド板より低くなるように、前記搬送される紙葉類側の表面を傾斜させた傾斜面を有する請求項1記載の搬送装置。
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