JP5017129B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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本発明は、プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:以下、PDPとも称する)に関し、特に、高精細PDPに適用して有効な技術に関する。
近年、大型かつ厚みに薄いカラー表示装置として、プラズマディスプレイ装置が期待されている。PDPには、その構造と駆動方法の違いからDC(直流)型とAC(交流)型に分類される。特に、交流(AC)面内放電型PDPは、構造の単純さと高信頼性のため、もっとも実用化の進んでいる方式であり、前面板の上に表示放電を生じさせるためのサステイン放電電極対(X電極とY電極)を平行に配列し、これと交差するようにアドレス電極(A電極)を背面板の上に配列し、複数の放電セルをマトリクス状に配列した構造である。
PDPにおける一般的な画像の階調表示方式としてADS(Address Display-Period Separation)がある。ADS方式では、1フィールド(16.67ms)を所定の輝度比を有する複数のサブフィールドに分割し、それらのサブフィールドを画像に応じて選択的に発光させ、輝度の違いにより階調を表現している。さらにサブフィールドは、リセット期間、アドレス期間、サステイン期間で構成される。リセット期間では、マトリクス配列された全ての放電セル内の壁電圧をほぼ均一に揃えるため、サステイン放電電極対間に放電開始電圧以上の電圧を印加し、全ての放電セルでリセット放電を行う。アドレス期間では、全ての放電セルのうちの点灯すべき放電セルのみに、適量の壁電荷を生成するアドレス放電を行う。サステイン期間では、その壁電荷を利用して表示データの階調値に応じたサステイン放電を行う。
ここで、アドレス放電の発生に起因するのが、イオンや電子等の荷電粒子からなるプライミング粒子である。このプライミング粒子の生成する時間や量が、アドレス放電が発生するまでの時間に影響を及ぼすことが知られている。例えば、プライミング粒子量が少ないとアドレス放電までの時間に遅れ(アドレス放電遅れ)が生じた場合、表示すべき放電セルでは、アドレスを行う前にアドレス期間が経過して、その後のサステイン放電がされないこととなり、画面にチラツキが生じてしまう。
特開2001−345053号公報(特許文献1)、特開2002−56779号公報(特許文献2)では、プライミング粒子量を増加させるため、放電セル内に残光蛍光体層を形成し、保護膜や誘電体層を残光による励起光で励起して電子を放出させる技術が開示されている。これら特許文献1、2に記載の従来技術では、サステイン放電やリセット放電により発生した真空紫外線により励起された残光蛍光体層は、残光特性によって紫外線、または可視光線といった励起光を放電終了後も放電セル内に放射し続ける。その放射された励起光は保護膜や誘電体層を励起して放電空間に電子を放出させる。これにより、アドレス期間中において、プライミング粒子量が再生成するため、プライミング粒子量の減少を抑制し、アドレス放電の放電遅れの低減と放電の安定性が得られる。
特開2001−345053号公報 特開2002−56779号公報
しかしながら、前記従来技術では、残光蛍光体層から放射される残光が、高コントラスト化や表示色に問題を与える可能性がある。前記従来技術では、残光蛍光体層からの残光が紫外線、または可視光線としている。残光が可視光線であれば、当然のことながら背景輝度が上がるためコントラストを下げることになり、更に表示色の色度に影響することになる。また、残光が紫外線であれば、放電セル内の蛍光体層を励起して可視光線を発光し、背景輝度を上げてコントラストを下げる可能性がある。
また、残光蛍光体層の残光特性が放電及び表示画像に大きく依存するものと考えられる。例えば、残光蛍光体層は、直前のサブフィールド及びフィールドの表示が黒であると直前のサステイン期間においては励起されず、リセット放電による励起のみとなる。このため残光蛍光体層の励起が不十分であると、放電空間へ放射される励起光の強度が弱くなり、残光時間も短くなる。これにより、保護膜や誘電体層を励起して放電空間に放出される電子の量は減少し、アドレス期間中のプライミング粒子量も減少を抑制する十分な効果は得られないものと考えられる。また、直前の表示が黒であれば、サステイン放電によるプライミング粒子の生成と残光蛍光体層への励起が行われないため、リセット放電終了直後からプライミング粒子の量は黒でないときと比較して少なく、アドレス期間中のプライミング粒子量も大きく減少して、アドレス放電の放電遅れの低減と放電の安定性が得られないことが考えられる。
したがって、残光蛍光体層を放電セル内に設ける技術の他にも、アドレス放電遅れを低減する技術を検討する必要がある。
本発明の目的は、アドレス放電遅れを低減することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施の形態は、前面板とそれに対向する背面板との間の空間が背面板に設けられた隔壁によって区画されてなる第1空間および第2空間を有するプラズマディスプレイパネルと、前記背面板側で前記プラズマディスプレイパネルを支持するシャーシと、前記シャーシを挟んで前記背面板側に設けられた紫外線光源とを備えている。前記前面板と前記隔壁との間の隙間を通じて前記第1空間および前記第2空間には、放電ガスが充填されている。前記前面板は、第1基板と、前記第1基板上に設けられた表示電極対と、前記表示電極対を覆う第1誘電体層と、前記第1誘電体層上に設けられ、紫外線照射によりプライミング粒子を放出する保護膜とを有している。また、前記背面板は、第2基板と、前記第2基板上に設けられたアドレス電極と、前記アドレス電極を覆う第2誘電体層と、前記第2誘電体層上に設けられた前記隔壁と、前記第1空間に接し、前記第2誘電体層上に設けられた蛍光体層とを有している。前記シャーシには、第3空間が設けられており、前記紫外線光源から前記保護膜への紫外線導光路が、前記第3空間、前記第3空間と前記第2空間との間の前記背面板、および前記第2空間から構成されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
この一実施の形態によれば、アドレス放電遅れを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
(基本形態)
まず、本発明の理解を容易にするために、本発明者らが検討したPDPの一例としてAC面放電型PDPの基本構造などについて説明する。なお、本願においてPDPを構成する2つの基板の「前面板」と「背面板」は、両者を組み立ててパネル化した際に、蛍光体による発光が通過して表示面となる方を前面板、表示面とならない方を背面板として説明する。また、本願では、「前面板」および「背面板」はそれぞれガラス基板から構成される前面基板および背面基板をベースとして説明する。
図1は本発明者らが検討したいわゆるボックス型のAC面放電型のPDP16の要部を模式的に示す分解斜視図である。図2は組み立て後の図1の放電セルCLのx−z平面の断面図である。図3は組み立て後の図1の放電セルCLのy−z平面の断面図である。
空間(放電空間14および非放電空間15)を挟んで前面板12と背面板13が対向配置され、放電空間14には放電ガスが封入されている。放電ガスとして、He−Xe、Ne−Xe、He−Ne−Xe等の混合ガスが用いられる。
背面板13は背面基板11上に形成されたストライプ状のアドレス電極(A)10と、アドレス電極10(A)を覆う誘電体層9と、誘電体層9上に形成されて放電距離維持と隣接セル間のクロストークを防止し放電セルを形成する隔壁7と、各隔壁7間に形成された赤色、緑色と青色の各色に発光する蛍光体層8とでなる。蛍光体層8は放電により発生した紫外線で励起し、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に発光する蛍光体からなる。
前面板12は前面基板1上にアドレス電極10(A)と直交したストライプ状のサステイン電極(X)4とスキャン電極(Y)5の対からなる表示電極6が複数形成される。表示電極6は透明電極4a、5aとバス電極4b、5bとで構成される。表示電極6は誘電体層2で覆われ、誘電体層2の表面上には保護膜3が形成される。
このPDP16に画像の階調表示方式としてADS(Address Display-Period Separation)を適用した場合について説明する。図4は階調表示方式であるADSにおける1フィールドとサブフィールドの構成を説明するための図である。図5は図4中のアドレス期間において、放電セルを選択してアドレス放電させる駆動方法を説明するための図である。なお、図5中のGNDは基準電圧(基準電位)である。
図4(I)で示されるように1フィールド(16.67ms)を所定の輝度比を有する複数のサブフィールドに分割している。それらのサブフィールドを画像に応じて選択的に発光させ、輝度の違いにより階調を表現している。各サブフィールドは、図4(II)で示されるリセット期間、アドレス期間、サステイン期間で構成される。
リセット期間では、表示電極間に放電開始電圧以上の電圧を印加され、全ての放電セルでリセット放電が起こる。これにより、全ての放電セル内の壁電圧をほぼ均一に揃えることができる。
アドレス期間では、画像データに基づき選択された放電セルに電圧アドレス電極(A)とスキャン電極(Y)に電圧が印加される。図5は、3つの連続したスキャン電極(Y)であり、(Y)と(Yi+2)が選択され、(Yi+1)が選択されない時の、各電極に印加される電圧波形である。選択された放電セルの(Y)と(Yi+2)には、−Vyのスキャンパルスが印加されるのと同期してアドレス電極(A)に電圧Vaのアドレス電圧が印加されてアドレス放電(選択放電)が起こる。選択されアドレス放電が起こった放電セルでは、サステイン期間で行われる表示放電を行う時に放電可能な壁電荷がされる。一方、選択されない放電セルの(Yi+1)には−Vyのスキャンパルスが印加される時にアドレス電極(A)にアドレス電圧が印加されず、アドレス放電が起こらない。このため壁電荷が形成されず、サステイン期間で表示放電が起こらない。
サステイン期間では、サステイン電極(X)とスキャン電極(Y)にサステインパルスが交互に印加され、選択された放電セルにおいて表示放電であるサステイン放電が起こる。例えば、2進法に基づく輝度の重みを持った8個のサブフィールドを設けると、赤(R)、緑(G)、青(B)の放電セルはそれぞれ2(=256)階調の輝度表示が得られ、約1678万色の色表示が可能となる。
図6は、PDP16を備えたプラズマディスプレイ装置100の構成を示す説明図である。プラズマディスプレイ装置100は、アドレス電極(A)10、スキャン電極(Y)5、サステイン電極(X)4を有するPDP16と、アドレス電極(A)10を駆動するためのアドレス駆動回路101と、スキャン電極(Y)5を駆動するためのスキャンパルス出力回路102と、サステイン電極(X)4を駆動するためのサステインパルス出力回路103と、これらの出力回路を制御する駆動制御回路104と、入力信号の処理を行う信号処理回路105とを備えている。また、プラズマディスプレイ装置100は、PDP16などに電圧を印加する駆動電源106と映像信号を生成する映像源107を備えている。
プラズマディスプレイ装置100は、PDP16が完成した後、PDP16の電極とフレキシブル基板とを異方性導電フィルムによって接合する。その後、PDP16の変形を防ぎ、放熱性を良くするために例えばアルミニウムなどの板が取り付けられ、この板の上に、駆動電源106やアドレス駆動回路101などの駆動回路が組み込まれ、プラズマディスプレイモジュールが完成する。その後、さらに検査などを行い、外装ケースを取り付けることによって、プラズマディスプレイ装置100が完成する。
プラズマディスプレイ装置は、デジタル放送等の高品位な画質に対応した画像表示装置としての期待が高まっており、CRTを凌ぐ高画質化が要求されている。高画質化には、高精細化、高輝度化、高コントラスト化等がある。また、黒ノイズの発生率低減といった表示画像の信頼性も要求される。以下に、本発明者らがこれらの要求に対して検討した事項について説明する。
PDPの高精細化は画素ピッチ及び放電セルサイズを小さくすることにより達成される。高輝度化は発光効率の増加やサステイン放電の回数を多くすることにより達成される。高コントラスト化のためには、表示放電回数が異なるサブフィールド数を増加させることと、表示が黒である背景輝度を低下させるために、リセット放電等の表示放電に寄与しないを低減することにより達成される。
各サブフィールドのアドレス期間は、PDPのスキャンライン数とスキャンパルス幅であるスキャン時間で決定される。スキャン時間は、スキャンパルスを印加してからアドレス放電が起こるまでの時間である放電遅れを考慮して設定される。スキャン時間が不十分であると、スキャンパルスを印加している間にアドレス放電が起きず、その後のサステイン放電が起きないといった誤放電を引き起こし、黒ノイズを生じさせる。更に高精細化では画素数の増加に伴いスキャンするライン数が増加する。これらにより、各サブフィールドにおけるアドレス期間の割合が大きくなり、高輝度化、高コントラスト化において重要であるサステイン期間の割合が減少する。
アドレス期間を短くするには、大きく2つの方法がある。1つはデータドライバICを増加させる方法である。例えばデータドライバICを2倍にし、パネルの上下でスキャンラインを2分割して同時にスキャンをするデュアルスキャン方式に変えると、見かけ上のアドレス期間が半減する。しかし、デュアルスキャン方式ではデータドライバIC等の駆動に関係する回路数の増加や配線が複雑となり、生産性やコストの点で問題がある。
もう1つは放電遅れを減少させ、スキャン時間を短くする方法である。放電遅れは、リセット放電と直前のサブフィールドにおけるサステイン放電により発生した紫外線による保護膜であるMgOの励起と、放電空間内に存在するプライミング粒子が強く関係している。紫外線によるMgOの励起が不十分な時や、プライミング粒子量が少ないと放電遅れが増大し、更には放電のバラつきにも影響を与える。このため、スキャン時間が不十分であると、アドレス放電が不安定となり黒ノイズが現れる。
また、プライミング粒子の数は放電終了後に減少していくため、高精細なPDPでは後半のスキャンラインでは最初のスキャンラインに比べて少なくなり、スキャン時間に十分な幅を持つ必要がある。すなわち、放電及び表示画像によるプライミング粒子の量のバラつきに対応して、スキャン時間に十分な幅を持つ必要がある。
以下に、励起光を外部光源から導入し、励起光の波長域を選択することによって、コントラストを下げず、表示色の色度に影響しないようにし、且つ、放電及び表示画像による影響を受けることなく安定した放電セルへの励起光照射によって、プライミング粒子の再生成を促進して、プライミング粒子量の減少を抑制し、アドレス放電の放電遅れの低減と放電の安定性が得られるPDPおよびプラズマディスプレイ装置について説明する。
(実施の形態1)
図7は本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の要部を模式的に示す断面図である。なお、図7に示すPDP16は前述の基本構造と同様である。
まず、前面板12およびその形成方法について説明する。前面基板上1にストライプ状の透明電極4a、5aとバス電極4b、5bとで構成される表示電極6が配設され、表示電極6はサステイン電極(X)4とスキャン電極(Y)5の対からなる。透明電極4a、5aは透明導電体である酸化インジウムスズ(ITO)からなる膜で形成され、その上に銀の単層膜からなるバス電極4b、5bが透明電極4a、5aより狭い幅で付設されている。なお、透明電極4a、5aとして酸化スズや酸化亜鉛等、バス電極4b、5bとしてアルミニウムの単層膜、またはクロム/銅/クロムの積層膜で形成しても構わない。
表示電極6を構成する透明電極4a、5aとバス電極4b、5bは誘電体層2により覆われる。誘電体層2は可視光透過性と紫外線透過性がある誘電体ガラス膜で形成される。そして誘電体層2の表面上に保護膜3が形成される。この保護膜3はプラズマ損傷の耐性が強いMgO(酸化マグネシウム)を含む金属酸化物材料により形成される。また、保護膜3は紫外線照射によりプライミング粒子となる電子を放出するため、不純物や欠陥に起因した準位をバンドギャップに持つことが好ましい。
次に、背面板13およびその形成方法について説明する。背面基板11上に表示電極6と直交したストライプ状のアドレス電極(A)10が配設される。背面基板は所定の透過率を有するガラス基板であり、アドレス電極(A)10はアルミニウムの単層膜、またはクロム/銅/クロムの積層膜で形成される。
アドレス電極10は誘電体層9によって覆われ、その上には放電距離維持と隣接セル間のクロストークを防止する隔壁7が形成される。誘電体層9は紫外線透過性の高い誘電体ガラス膜で形成され、隔壁7は紫外線を透過しない材料で形成される。隔壁7は前面板12の表示電極6とアドレス電極(A)10と平行に配設されており、アドレス電極(A)10は隔壁7間に位置する。表示電極と対向する各隔壁7で囲まれた領域(空間)は放電空間14であり、それ以外の隔壁7で囲まれた領域(空間)は非放電空間15である。
この放電空間14に接するように蛍光体層8が形成される。蛍光体層8は赤色が(Y,Gd)BO:Eu2+、青色がBaMgAl1017:Eu2+、緑色がZnSiO:Mn2+で形成される。
表示電極6とアドレス電極(A)10を直交するように前面板12と背面板13を対向配置させ、両板の非表示領域を封着剤により封着する。これにより外気と隔離された放電空間が形成される。放電空間14には、放電ガスとしてネオン(Ne)−キセノン(Xe)をガス基体とした混合ガスを所定の圧力及び分圧で封入される。
これにより、放電空間14(表示領域)で発光が行われる発光セル(放電セル)が構成され、また非放電空間15(非表示領域)で発光が行われない非発光セルが構成される。すなわち、PDP16の表示領域に放電空間14を有する発光セルが設けられており、また、PDP16の非表示領域に非放電空間15を有する非発光セルが設けられている。このように非発光セルを設けることにより、発光セル同士による発光の干渉の影響を抑えることができる。また、後述するが非発光セルを設けることによって紫外線光源20から保護膜3への紫外線導光路を確保することができる。
前面板12と背面板13からなるPDP16は、背面板13と空孔を有するシャーシ板17間の接着剤18によりシャーシ19に固定される。このシャーシ19には導光空間21が設けられており、非発光セル下にこの導光空間21が配置されるようになっている。すなわち、PDP16は発光セルの下部でシャーシ19が固定されている。なお、PDP16が接着剤18を用いずに端部を固定部材により、アルミニウムからなるシャーシ19に固定されていても構わない。
本実施の形態では、紫外線光源20は、発光波長が365nmのUV−LED(Light Emitting Diode)であり、照射方向がシャーシ19を挟んで背面板13となるように設置される。後述するが保護膜3へ紫外線を照射するために、LEDを用いることにより、軽量、省電力で構成することができる。紫外線光源20の発光波長は青色蛍光体であるBaMgAl1017:Eu2+の吸収及び発光を考慮して365nmとしたが、保護膜3の材料と蛍光体層8の材料に合わせて異なる波長の紫外線を用いても構わない。また、紫外線光源20が蛍光体を用いない冷陰極管、熱陰極管、外部電極管といった水銀ランプであっても構わない。
また、紫外線光源20の設置箇所は、スキャンされる順番が最後となるスキャンラインに近い側面や、放電遅れの大きい蛍光体層8からなる発光セル14の近傍にのみであっても構わない。また、発光セル下部(すなわち放電空間14下部)に紫外線光源20を配置せずに、非発光セル下部(すなわち非放電空間15下部)のみに紫外線光源20を配置しても良い。
この紫外線光源20を用いたPDP16への紫外線照射方法について説明する。紫外線光源20はシャーシ19の導光空間21を介して背面板13の背面基板11に入射する。背面基板11に入射した紫外線は、背面基板11と誘電体層9を透過し、前面板12の保護膜3に到達する。本実施の形態では、保護膜3への紫外線照射は図4で示したアドレス期間中に行う。すなわち、紫外線光源20は、後述するがプライミング粒子を多量に生成し、アドレス放電遅れを低減するために、スキャン電極(Y)5とアドレス電極(A)10との間に電圧が印加されている状態で紫外線を発光する。また、本実施の形態では、表示電極6間(サステイン電極(X)4とスキャン電極(Y)5との間)に電圧が印加されている状態(図4中で示したサステイン期間)では、紫外線を発光しなくても良い。サステイン期間中では、放電が維持されている状態であり放電にかかるプライミング粒子が多量に存在しているからである。
本実施の形態におけるPDP16の放電遅れについて説明する。図8は本実施の形態における紫外線の導光及び照射手段により、紫外線を照射したプラズマディスプレイパネルの放電特性評価に用いる駆動波形である。図9は本実施の形態における紫外線の導光及び照射手段により、紫外線を照射したPDP16の紫外線照射の有無と放電遅れの関係を表すグラフである。
評価は、前面板12のスキャン電極(Y)5と背面板13のアドレス電極(A)10間における放電遅れ測定を行う。駆動方法は、一対の表示電極6とアドレス電極(A)10を駆動装置に接続し、図8で示される駆動波形の電圧を印加する。最初にサステイン電極(X)5とスキャン電極(Y)4間で面放電(サステイン放電)を行い、一定の休止時間の後にスキャン電極(Y)5とアドレス電極(A)10で対向放電(アドレス放電)を行う。評価する放電セルは駆動装置に接続した表示電極6とアドレス電極(A)10が直交する発光セルである。
図9に示すように、紫外線光源20から紫外線を照射することにより、放電遅れが減少することがわかる。背面板13とシャーシ19間の多重散乱や、各種部材の吸収による紫外線の損失を考慮して十分な照射強度の紫外線背面板側より照射すると、休止時間40msでの放電遅れは照射しないときと比較して1/10となり、更に、放電遅れは休止時間に依存せず一定となる。このように、放電遅れが非常に小さく、放電遅れが一定となるのは、保護膜3から発光セルの放電空間14への電子の供給が促進され、放電空間14にプライミング粒子が多量に、且つ、休止時間中も所定量以上存在していることを表す。また、放電遅れに休止時間依存性がないことは、プライミング粒子の量が表示画像に影響せず一定以上放電空間14に存在していることを表す。
これは例えばスキャンパルス幅を0.8μsとして、1フレーム以上表示が黒であると紫外線を照射しない場合においては、アドレス期間中にアドレス放電が起こらないために、表示放電が行われずに黒ノイズが生じる。一方、紫外線を照射した場合には、特に休止時間40ms(約2.4フレーム)間の表示が黒であっても、安定したアドレス放電が起こる。このことから、レーダーのような黒の表示期間が長い表示装置でも使用できる。
以上から、表示画像に影響せずにスキャン時間の短い駆動が可能となり、高画質のPDP16が得られ、シングルスキャン方式によるPDP16の駆動を可能とする。
また、実際の駆動への適用においては紫外線強度が一定である必要はない。図9には、放電遅れが一定となる紫外線強度を100%に対し、紫外線強度を50%とした場合が示されている。アドレス期間中のプライミング粒子の量は、前のフィールド及びサブフィールドの表示画像により決定される。このため、スキャンパルス幅内で確実に放電するような紫外線強度に調整すれば、紫外線光源20によるエネルギー効率を高めることができる。
具体的には、直前のサブフィールドが選択され、サステイン期間で表示放電が行われた状態と、直前のサブフィールドが選択されず、サステイン期間で表示放電が行われない状態とでは、紫外線の照射強度を異ならせることにより、紫外線光源20によるエネルギー効率を高めることができる。
また、図4で示されるサステイン期間中は、表示放電を行っている放電セルの放電空間14内にはプライミング粒子が多量に存在しており、紫外線光源20による照射を必要としない。このことから、サステイン期間中に紫外線の照射を止めることによりエネルギー効率を高めることも可能である。
一方、リセット期間中においても紫外線を照射すると、保護膜3から放電空間14へ電子が供給され、放電遅れが小さくなり、更にリセット放電が生じる電圧も低下する。これにより、リセット期間の短縮やリセット放電による背景輝度が低下する。
本実施の形態では、PDP16の背面板13側のシャーシ19に紫外線光源20を配置し、背面板13と非放電空間15を介して前面板12の保護膜3を紫外線で照射する。その紫外線光源20から保護膜3への紫外線導光路は、主に、シャーシ19の導光空間21、導光空間21と非放電空間15との間の背面板13、および非放電空間15から構成されることとなる。
ここで、前面板12と背面板13のベースを構成するガラス基板、誘電体層2、9は紫外線の透過率が高い材料である。前面板12には、表示面方向へ紫外線が透過しないように、紫外線を吸収、または放電セル内へ反射する部材が配設される。背面板13とシャーシ19間には紫外線を反射と散乱させる部材が配設される。また、保護膜3にはバンドギャップ間に不純物や欠陥等に起因したトラップ準位が存在する。使用する紫外線は、保護膜3のトラップ準位から電子を励起することのできる波長であり、更に高コントラスト化において背面板の蛍光体を励起して発光させないか、蛍光体からの発光が弱くなる波長である。
このように、本実施の形態におけるPDP16の外部に配置した紫外線光源20を導光して非放電空間15内を紫外線で照射することにより、保護膜3のバンドギャップ間に存在するトラップ準位から電子の励起を促進させることができ、発光セル(放電セル)内へ電子の放出が容易となる。アドレス期間中に発光セル内へ放出された電子はプライミング粒子となるので、プライミング粒子の再生とそれによる減少量の抑制からアドレス放電の放電遅れを減少させ、放電のバラつきを低減することができる。
これにより、スキャン時間が短くなり、高精細化の課題であるアドレス期間の割合を減らすことができ、更に安定なアドレス放電により黒ノイズを低減することができる。即ち、本発明では高精細化による問題点を解決し、高画質のPDPを得ることができ、シングルスキャン方式によるPDPの駆動を可能とする。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、紫外線光源(例えばUV−LED)単体を、シャーシを挟むように背面板側に設けた場合について説明したが、本実施の形態では、複数の部材からなるエッジライト方式の紫外線光源ユニットを、シャーシを挟むように背面板側に設けた場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1と同様の場合、その説明は省略する。
図10は本実施の形態におけるエッジライト方式の紫外線光源ユニットの構成を説明する断面構成図である。紫外線光源ユニット22は、導光空間21を有するシャーシ19を挟んで背面板13と対向に導光板23を配置し、出射方向が導光板23の端面となるように紫外線光源24を配置する。導光板23のシャーシ19側には拡散フィルム25を配置し、シャーシ19と逆側には反射板26を配置する。紫外線光源24は一次光源27とランプリフレクタ28からなる。一次光源27は、蛍光体を用いない冷陰極管であり、導光板23の端面方向を除いてランプリフレクタ28で覆われている。なお、一次光源27としてUV−LEDを用いても構わない。
導光板23は図10に示されるように紫外線光源24から離れるにつれて厚みが徐々に変化する楔型の導光板23であり、シャーシ19と対向する面は不規則な凹凸形状(図示しない)となっている。なお、シャーシ19と対向する面が所望の形状のレンズを多数配列されていても構わない。
本実施の形態では、例えば図1〜図3で示したPDP16の背面板13側にシャーシ19を挟むように紫外線光源ユニット22を配置し、背面板13と非放電空間15を介して前面板12の保護膜3を紫外線で照射する。その紫外線光源24から保護膜3への紫外線導光路は、主に、導光板23、シャーシ19の導光空間21、導光空間21と非放電空間15との間の背面板13、および非放電空間15から構成されることとなる。
このように紫外線光源24より出射される紫外線は導光板23の端面に入射する。導光板23に入射した紫外線は、導光板23の楔斜面、反射板26とシャーシ19と対向する面の凹凸形状と反射を繰り返すことにより、全反射せずに拡散フィルム25の方向へ出射させる。拡散フィルム25に入射した紫外線は、シャーシ19をほぼ均一に照射してパネル内での紫外線強度のバラつきを抑制し、これによりパネル内における放電遅れの改善量のバラつきも抑制できる。
(実施の形態3)
前記実施の形態1では、紫外線光源(例えばUV−LED)単体を、シャーシを挟むように背面板側に設けた場合について説明したが、本実施の形態では、エリアライト方式の紫外線光源を、シャーシを挟むように背面板側に設けた場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1と同様の場合、その説明は省略する。
図11は本実施の形態におけるエリアライト方式の紫外線光源の構成を説明する断面構成図である。エリアライト方式の紫外線光源24は、シャーシ19を挟んで背面板13と対向にシャーシ19と近い位置から拡散板29、蛍光体を用いない冷陰極管である一次光源30、反射板31の順で配置する。なお、一次光源30がUV−LEDであって、このときに反射板31を用いない構造であっても構わない。
本実施の形態では、図1〜図3で示したPDP16の背面板13側にシャーシ19を挟むように紫外線光源24を配置し、背面板13と非放電空間15を介して前面板12の保護膜3を紫外線で照射する。その紫外線光源24から保護膜3への紫外線導光路は、主に、シャーシ19の導光空間21、導光空間21と非放電空間15との間の背面板13、および非放電空間15から構成されることとなる。
紫外線光源24からの保護膜3への紫外線照射に対して、図11に示したように、シャーシ19の導光空間21の近傍に一次光源30を設けることが部品点数を抑え、効率良く保護膜3からプライミング粒子を生成することができる。
また、一次光源30と、反射板31から反射による紫外線は拡散板29に入射して拡散されることにより、シャーシ19をほぼ均一に照射してパネル内の紫外線強度のバラつきを抑制し、これにより放電遅れの改善量のバラつきも抑制できる。
(実施の形態4)
前記実施の形態1では、紫外線光源(例えばUV−LED)単体を、シャーシを挟むように背面板側に設けた場合について説明したが、本実施の形態では、紫外線光源をシャーシの側部に設けた場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1と同様の場合、その説明は省略する。
図12は本実施の形態における背面板とシャーシの要部を模式的に示す分解斜視図である。図1〜図3で示した前面板12と背面板13からなるPDP16は端部を固定部材によりシャーシ19に固定される。すなわちシャーシ19はPDP16を支持する。
シャーシ19のベースとなるシャーシ板17はステンレス等の鋼板からなり、背面板13と対向するシャーシ板17上にはアルミニウムやアルミナといった酸化物からなる反射膜32で形成されている。なお、シャーシ板17がアルミニウムであって、背面板13と対向するシャーシ板17上に反射膜32が形成されていなくても構わない。
また、シャーシ板17と背面板13との間には隙間が設けられており、その隙間側のシャーシ板17(反射膜32)上には紫外線導光体が設けられており、本実施の形態ではシリカビーズからなる紫外線散乱体33が散布されてなる。
本実施の形態では、図1〜図3で示したPDP16を支持するシャーシ19の側部に紫外線光源24を配置し、背面板13と非放電空間15を介して前面板12の保護膜3を紫外線で照射する。すなわち、紫外線光源24から保護膜3への紫外線導光路は、主に、シャーシ19の紫外線導光体(紫外線散乱体33)、導光空間21、導光空間21と非放電空間15との間の背面板13、および非放電空間15から構成されることとなる。
PDP16の側面(シャーシ19の側部)に設置された紫外線光源24より照射された紫外線は、シャーシ19上に散布された紫外線散乱体33とシャーシ19により多重散乱し、背面板13の背面基板11に入射する。背面基板11に入射した紫外線は、前記実施の形態1と同様に背面板13を透過し、前面板12の保護膜3に到達することができ、保護膜3を励起して電子の放出を促進される。これにより、放電遅れを改善することができる。
(実施の形態5)
前記実施の形態1では、PDPを支持するシャーシに導光空間を設けた場合について説明したが、本実施の形態では、PDPを支持するシャーシに紫外線導光体を設ける場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1と同様の場合、その説明は省略する。
図13は本実施の形態におけるPDP16とそれを支持するシャーシ19の要部を模式的に示す断面図である。PDP16の外周に設置された紫外線光源より照射された紫外線(UV)が、シャーシ19に対向する背面基板11の面上に形成された紫外線導光体34を介して背面板13に入射する。背面板13及び紫外線導光体34とシャーシ19間は接着剤18で固定されている。紫外線導光体34は、紫外線透過性があり、更に、フィラーが添加されている。フィラーは、紫外線導光体34を透過する紫外線を散乱して紫外線を背面板13に入射させるのと、熱伝導性を向上させて、駆動中にPDP16より発生した熱をシャーシ19に伝導させる効果が得られる。紫外線導光体34は、非放電空間15に沿って背面基板11の面と接するか、背面基板11との間に空間を持ち、対向する表面が平滑でなく透過光を散乱させる構造を有することが好ましい。
本実施の形態では、図1〜図3で示したPDP16を支持するシャーシ19の側部に紫外線光源24を配置し、背面板13と非放電空間15を介して前面板12の保護膜3を紫外線で照射する。すなわち、紫外線光源24から保護膜3への紫外線導光路は、主に、シャーシ19の紫外線導光体34、紫外線導光体34と非放電空間15との間の背面板13、および非放電空間15から構成されることとなる。
紫外線光源24からの保護膜3への紫外線照射に対して、図13に示したように、背面板13の非放電空間15の近傍に紫外線導光体34を設けることで、紫外線導光路を確保することができ、効率良く保護膜3からプライミング粒子を生成することができる。
また、背面基板11に入射した紫外線は、背面板13を透過し、前面板12の保護膜3に到達することができ、保護膜3を励起してプライミング電子(e)の放出を促進する。これにより、放電遅れを改善することができる。
(実施の形態6)
前記実施の形態1では、非発光セルが非放電空間を有する場合について説明したが、本実施の形態では、非発光セルの非放電空間に紫外線導光体を設ける場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1と同様の場合、その説明は省略する。
図14は本実施の形態におけるPDP16aの要部を模式的に示す断面図である。PDP16aは前面板12とそれに対向する背面板13との間の空間が背面板13に設けられた隔壁7によって区画されてなる放電空間14および非放電空間15を有している。前面板12および/または背面板13の側部には紫外線光源(図示しない)が設けられており、その紫外線光源から紫外線(UV)が照射される。ここで、前面板12と隔壁7との間の隙間を通じて放電空間14および非放電空間15には、放電ガスが充填されている。表示領域を構成する発光セルおよび非表示領域を構成する非発光セルは、それぞれ放電空間14および非放電空間15を有することとなる。
前面板12は、前面基板1と、前面基板1上に設けられた表示電極6対と、表示電極6対を覆う誘電体層2と、誘電体層2上に設けられ、紫外線照射によりプライミング粒子を放出する保護膜3とを有している。背面板13は、背面基板11と、背面基板11上に設けられたアドレス電極(A)10と、アドレス電極(A)10を覆う誘電体層9と、誘電体層9上に設けられた隔壁7と、放電空間14に接し、誘電体層9上に設けられた蛍光体層8とを有している。
非放電空間15に接し、誘電体層9上には、紫外線導光体34が設けられており、前面板12および/または背面板13の側部、すなわちPDP16aの側部に設けられた紫外線光源から保護膜3への紫外線導光路が、紫外線導光体34、および非放電空間15から構成されている。この紫外線導光体34は、背面板13の端部から非発光セルにかけて連続してフィラーを含むように配設されている。また、紫外線導光体34の前面板12と対向する面が平滑でなく、透過光を散乱させる構造であっても構わない。
本実施の形態では、前面板12および/または背面板13の側部(PDP16aの側部)に紫外線光源を配置している。すなわち、紫外線光源から保護膜3への紫外線導光路は、主に、非発光セルの紫外線導光体34、および非放電空間15から構成されることとなる。
このようにPDP16aの端部に設置された紫外線光源により背面板13の端部の紫外線導光体34を照射し、紫外線導光体34を透過する紫外線は散乱して前面板12方向に出射し保護膜3を照射することができる。このため、本実施の形態におけるPDP16aおよびそれを用いたプラズマディスプレイ装置では、保護膜3を励起してプライミング粒子となる電子の放出を促進し、放電遅れを改善することができる。
(実施の形態7)
前記実施の形態1では、蛍光体層が発光セルを構成する背面板の誘電体層上に設けられた場合について説明したが、本実施の形態では、発光セルを構成する蛍光体層と誘電体層との間に紫外線遮光層を設けた場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1と同様の場合、その説明は省略する。
図15は本実施の形態におけるPDP16bの要部を模式的に示す断面図である。PDP16bに設けられる発光セルの構成について説明する。放電距離維持と隣接セル間のクロストークを防止する隔壁7で囲まれた放電空間14において、誘電体層9上に例えばスパッタ法を用いて酸化チタンからなる紫外線遮光層35が形成され、その上に蛍光体層8が形成される。なお、使用する紫外線光源の発光波長に応じて、紫外線遮光層35を形成する材料として、アルミナ、酸化タンタルで形成されていても構わない。
背面基板11に入射した紫外線は、発光セルに形成された紫外線遮光層35により、蛍光体層8には到達せず発光しない。そのため、背景輝度を下げることができる。また、紫外線遮光層35を形成する酸化チタンはアルミナとすると、蛍光体層8の背面板13方向への発光を前面板12方向に反射し、輝度を上げることができる。
このように本実施の形態におけるPDP16bおよびそれを用いたプラズマディスプレイ装置では、高輝度化と高コントラスト化を実現することが可能となる。
(実施の形態8)
本実施の形態では、前記実施の形態1、7で示した非発光セルを構成する前面基板上に積層部材を設ける場合について説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1、7と同様の場合、その説明は省略する。
図16は本実施の形態におけるPDP16cの要部を模式的に示す断面図である。PDP16cに設けられる非発光セルの構成について説明する。前面基板上1には、光吸収層36と紫外線反射層37からなる積層部材38が表示電極6間に平行に配設される。積層部材38を構成する光吸収層36はクロムで形成され、紫外線反射層37はアルミニウムで形成される。なお、使用する紫外線光源の発光波長に応じて、光吸収層36が鉄等の金属や、酸化クロム、二酸化マンガン、酸化銅等の金属酸化物で、紫外線反射層37が銀等の金属材料や、二酸化珪素、アルミナ、酸化タンタル等の金属酸化物で形成されても構わない。
前面板12では、表示電極6と積層部材38は誘電体層2により覆われる。誘電体層2は可視光透過性と紫外線透過性がある誘電体ガラス膜で形成される。そして誘電体層2の表面上に保護膜3が形成される。この保護膜3は金属酸化物のMgOにより形成され、不純物や欠陥に起因した準位をバンドギャップに持つことが好ましい。
積層部材37を構成する光吸収層36は、表示面より前面板12に入射する可視光線と、背面板13から入射し非発光セル、または、背面板13の構成における隔壁7を介して、前面板12の保護膜3と誘電体層2を透過した紫外線を吸収する。可視光線の吸収は、前面板12より入射した外光の非発光セルにおける反射を防ぎ、コントラストを向上させることができる。紫外線の吸収は、特に、背面板13より入射した紫外線の強度が強いときに、前面板12を透過して表示空間に到達することを防ぐことができる。
一方で紫外線反射層37は、背面板13より入射し非放電空間15、または、隔壁7を透過した紫外線を拡散反射し、前面板12の保護膜3を照射することができ、プライミング粒子の生成効率を向上させる。これにより、放電遅れの改善効果も向上することができる。また、光吸収層36と同様に表示空間へ紫外線が到達することを防ぐことができる。
(実施の形態9)
本実施の形態では、前記実施の形態1、8で示したPDPを構成する部材を限定することによる効果について図16を用いて説明する。なお、他の構成などについては前記実施の形態1、8と同様の場合、その説明は省略する。
背面板13に形成される隔壁7はアドレス電極(A)10と平行に配設されており、アドレス電極(A)10は隔壁7間に位置する。アドレス電極(A)10が紫外線反射率の高いアルミニウムの単層膜で形成される。隔壁7は紫外線透過性の高い材料で形成される。隔壁7間の誘電体層9上には、酸化チタンからなる紫外線遮光層35が形成され、その上に蛍光体層8が形成される。
背面基板11に入射した紫外線は、隔壁7を介して前面板12の保護膜3に到達する。これにより、保護膜3を励起して電子の放出を促進し、放電遅れを改善することができる。一方、隔壁7間はアドレス電極(A)10により反射され、更に、紫外線遮光層35により蛍光体層8には到達せず発光しない。
また、実施例紫外線反射層37は、背面板13より入射し非発光セル、または、隔壁7を透過した紫外線を拡散反射し、前面板12の保護膜3を照射することができ、プライミング粒子の生成効率を向上させる。これにより、放電遅れの改善効果も向上することができる。また、光吸収層36と同様に表示空間へ紫外線が到達することを防ぐことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態ではボックス型のAC面放電型PDPに適用した場合について説明したが、ストレート(ストライプ)型にも適用することができる。すなわち、ストレート型の場合でも、非表示領域を介して保護膜に紫外線照射する紫外線光源を備えた構造とすることができる。
本発明は、プラズマディスプレイ装置、特に、AC面内放電型PDPに有効で、とりわけ紫外線光源を有するプラズマディスプレイ装置の製造業に幅広く利用されるものである。
本発明者らが検討したPDPの要部を模式的に示す分解斜視図である。 組み立て後の図1の放電セルCLのx−z平面の断面図である。 組み立て後の図1の放電セルCLのy−z平面の断面図である。 階調表示方式であるADSにおける1フィールドとサブフィールドの構成を説明するための図である。 図4中のアドレス期間において、放電セルを選択してアドレス放電させる駆動方法を説明するための図である。 図1のPDPを用いたプラズマディスプレイ装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の要部を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における紫外線の導光及び照射手段により、紫外線を照射したPDPの放電特性評価に用いる駆動波形である。 本発明の一実施の形態における紫外線の導光及び照射手段により、紫外線を照射したPDPの紫外線照射の有無と放電遅れの関係を表すグラフである。 本発明の他の実施の形態におけるエッジライト方式の紫外線光源ユニットの構成を説明する断面構成図である。 本発明の他の実施の形態におけるエリアライト方式の紫外線光源の構成を説明する断面構成図である。 本発明の他の実施の形態における背面板とシャーシの要部を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態におけるPDPとそれを支持するシャーシの要部を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態におけるPDPの要部を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態におけるPDPの要部を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施の形態におけるPDPの要部を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 前面基板
2 誘電体層
3 保護膜
4 サステイン電極(X)
4a 透明電極
4b バス電極
5 スキャン電極(Y)
5a 透明電極
5b バス電極
6 表示電極
7 隔壁
8 蛍光体層
9 誘電体層
10 アドレス電極(A)
11 背面基板
12 前面板
13 背面板
14 放電空間
15 非放電空間
16、16a、16b、16c PDP
17 シャーシ板
18 接着剤
19 シャーシ
20 紫外線光源
21 導光空間
22 紫外線光源ユニット
23 導光板
24 紫外線光源
25 拡散フィルム
26 反射板
27 一次光源
28 ランプリフレクタ
29 拡散板
30 一次光源
31 反射板
32 反射膜
33 紫外線散乱体
34 紫外線導光体
35 紫外線遮光層
36 光吸収層
37 紫外線反射層
38 積層部材
100 プラズマディスプレイ装置
101 アドレス駆動回路
102 スキャンパルス出力回路
103 サステインパルス出力回路
104 駆動制御回路
105 信号処理回路
106 駆動電源
107 映像源
CL 放電セル

Claims (14)

  1. 前面板とそれに対向する背面板との間の空間が前記背面板に設けられた隔壁によって区画されてなる第1空間および第2空間を有するプラズマディスプレイパネルと、前記背面板側で前記プラズマディスプレイパネルを支持するシャーシと、前記シャーシを挟むように前記背面板側に設けられた紫外線光源とを備え、
    前記前面板と前記隔壁との間の隙間を通じて前記第1空間および前記第2空間には、放電ガスが充填されており、
    前記前面板は、第1基板と、前記第1基板上に設けられた表示電極対と、前記表示電極対を覆う第1誘電体層と、前記第1誘電体層上に設けられ、紫外線照射によりプライミング粒子を放出する保護膜とを有しており、
    前記背面板は、第2基板と、前記第2基板上に設けられたアドレス電極と、前記アドレス電極を覆う第2誘電体層と、前記第2誘電体層上に設けられた前記隔壁と、前記第1空間に接し、前記第2誘電体層上に設けられた蛍光体層とを有しており、
    前記シャーシには、前記背面板を前記第2空間と挟むように第3空間が設けられており、
    前記紫外線光源は、前記表示電極対間に電圧が印加されて表示放電が行われている状態では、紫外線を発光しないことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前面板とそれに対向する背面板との間の空間が前記背面板に設けられた隔壁によって区画されてなる第1空間および第2空間を有するプラズマディスプレイパネルと、前記背面板側で前記プラズマディスプレイパネルを支持するシャーシと、前記シャーシを挟むように前記背面板側に設けられた紫外線光源とを備え、
    前記前面板と前記隔壁との間の隙間を通じて前記第1空間および前記第2空間には、放電ガスが充填されており、
    前記前面板は、第1基板と、前記第1基板上に設けられた表示電極対と、前記表示電極対を覆う第1誘電体層と、前記第1誘電体層上に設けられ、紫外線照射によりプライミング粒子を放出する保護膜とを有しており、
    前記背面板は、第2基板と、前記第2基板上に設けられたアドレス電極と、前記アドレス電極を覆う第2誘電体層と、前記第2誘電体層上に設けられた前記隔壁と、前記第1空間に接し、前記第2誘電体層上に設けられた蛍光体層とを有しており、
    前記シャーシには、前記背面板を前記第2空間と挟むように第3空間が設けられており、
    前記表示電極対間に電圧を印加して選択的に表示放電を行う第1期間と、
    前記第1期間以降に、前記表示電極対の一方と前記アドレス電極との間に電圧が印加される第2期間とを有し、
    前記第1期間で選択されて表示放電が行われる第1状態と、前記第1期間で選択されずに表示放電が行われない第2状態とでは、紫外線の照射強度を異ならせることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記プラズマディスプレイパネルの表示領域に前記第1空間を有する第1セル、非表示領域に前記第2空間を有する第2セルが設けられていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  4. 請求項1または請求項2記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記蛍光体層と前記第2誘電体層との間に、紫外線遮光層が設けられていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  5. 請求項1または請求項2記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記第2空間側の前記第1基板上に光吸収層が設けられており、
    前記光吸収層上に紫外線反射層が設けられており、
    前記光吸収層および前記紫外線反射層は前記第1誘電体層で覆われていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  6. 請求項1または請求項2記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記紫外線光源が、LEDであることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  7. 請求項1または請求項2記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記保護膜は、酸化マグネシウムを含む金属酸化物材料から構成されていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  8. 前面板とそれに対向する背面板との間の空間が前記背面板に設けられた隔壁によって区画されてなる第1空間および第2空間を有するプラズマディスプレイパネルと、前記背面板側で前記プラズマディスプレイパネルを支持するシャーシと、前記シャーシを挟むように前記背面板側に設けられた励起光源とを備え、
    前記前面板と前記隔壁との間の隙間を通じて前記第1空間および前記第2空間には、放電ガスが充填されており、
    前記前面板は、第1基板と、前記第1基板上に設けられた表示電極対と、前記表示電極対を覆う第1誘電体層と、前記第1誘電体層上に設けられ、励起光照射によりプライミング粒子を放出する保護膜とを有しており、
    前記背面板は、第2基板と、前記第2基板上に設けられたアドレス電極と、前記アドレス電極を覆う第2誘電体層と、前記第2誘電体層上に設けられた前記隔壁と、前記第1空間に接し、前記第2誘電体層上に設けられた蛍光体層とを有しており、
    前記シャーシには、前記背面板を前記第2空間と挟むように第3空間が設けられており、
    前記励起光源から照射される前記励起光の照射強度は、前記表示電極対の一方と前記アドレス電極との間に電圧が印加される期間中の前記第1空間および前記第2空間内のプライミング粒子の量に応じて変調されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  9. 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記励起光は、前記表示電極対の一方と前記アドレス電極との間に電圧が印加される期間に照射されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  10. 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記励起光は放電セル内の壁電圧を揃える期間に照射されることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  11. 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記紫外線光源は、前記表示電極対間に電圧が印加されて表示放電が行われている状態では、前記励起光を発光しないことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  12. 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記表示電極対間に電圧を印加して選択的に表示放電を行う第1期間と、
    前記第1期間以降に、前記表示電極対の一方と前記アドレス電極との間に電圧が印加される第2期間とを有し、
    前記第1期間で選択されて表示放電が行われる第1状態と、前記第1期間で選択されずに表示放電が行われない第2状態とでは、前記励起光の照射強度を異ならせることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  13. 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記励起光は、紫外線であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  14. 請求項8記載のプラズマディスプレイ装置において、
    前記保護膜は、酸化マグネシウムを含む金属酸化物材料から構成されていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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