JP5013664B2 - 通い箱回収管理システム - Google Patents

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この発明は、軸受や等速ジョイント等の重量物でかつ精密部品となる荷物等の運搬に用いる通い箱の回収を管理する通い箱回収管理システムに関する。
鉄道車両用軸受等の大重量の軸受やトラック用の等速ジョイント等は、その運搬に梱包箱として木箱が用いられていた。しかし、木箱は梱包に手間がかかるうえ、一度使用すると再利用が困難で、産業廃棄物となる。そこで、このような重量物の運搬のための梱包容器として、台座上にその底面および四側面を金網で構成した箱型収容部を設けたボックスパレット型の通い箱を用いることが提案され、使用されている(特許文献1)。
このような重量物運搬用ボックスパレット型の通い箱は、高価なものとなるため、回収されずに放置されたり、運搬業者等により誤って他社物品の運搬に流用されたりすると、多大な損失を被る。そのため従来は、出荷時に、通い箱に付された箱ナンバーを伝票などに記録し、管理を行っている。
電子化された管理システムとして、農産物や水産物を運搬する一般的な通い箱においては、その運搬物の管理のために、通い箱に設けられたポケットにICカードを入れ、そのICカードに商品情報や出荷情報等の各種の情報を記録し、物流管理に利用することが提案されている(例えば特許文献2)。
特開2003−020039号公報 特開2001−341845号公報
従来の重量物用ボックスパレット型通い箱に用いられている伝票による回収管理では、一応の記録はしているものの、記録内容の確認に手間がかかるため、その回収が徹底できず、回収管理が実際上は行えないという問題点がある。伝票の内容をコンピュータに入力すると、管理は可能になるが、入力作業に手間がかかり、物流コストが増加する。通い箱にバーコードを貼付けることも考えたが、バーコードでは汚れがあると読み取れない。また、リーダを近接させなくてはならないため、読み取りのために作業者等がリーダを近づけるなどの操作が必要となり、これも物流コストの増加につながる。物流系では内容物の管理が重要で、またこれに手間がかかるため、通い箱の回収管理に余分なコストを掛けることはできない。
また、重量物運搬用の通い箱は、一般的に耐久性が低く、繰り返し使用が数回程度しかできないものが多い。寿命に達した通い箱を使用することは、運搬の安全性から好ましくない。特に、収容される荷物が軸受等の精密機械部品や精密機械である場合、運搬時の通い箱の損傷は、荷物の損傷や、組み立て状態の狂いによる再調整の手間等が必要になる場合がある。
なお、上記特許文献2に示されるICカードによる管理は、内容物となる荷物の管理であり、上記ICカードは、通い箱のポケットに抜き差しし、またデータを更新して使用されるものであるため、通い箱の回収管理には不向きである。
この発明の目的は、通い箱の回収の管理が、入力操作等に手間を掛けずに簡単に行え、汚れ等に対しても影響の少ない通い箱回収管理システムを提供することである。
この発明の他の目的は、通い箱の寿命管理が行えるようにすることである。
この発明の通い箱回収管理システムは、一人の人手で運べない重量物でかつ精密品の荷物を入れて搬送する各通い箱に、前記通い箱の形状やサイズ等の種類を示す箱コードと、同じ箱コードの通し番号の組み合わせとからなる個々の通い箱の識別情報が記録され非接触で情報の読み取りが可能なICタグを取付けておき、各通い箱の回収を管理するシステムであって、出荷側端末と、回収側端末と、通い箱管理データベースとを備える
前記ICタグは、読み取り専用であるか、または読み書きの両方が可能で前記識別情報が書き換え不能な識別情報領域に記録され、
前記出荷側端末は、出荷部署に設置され、通い箱に取付けられたICタグを読み取るものであって、ゲート位置に設置されたタグリーダと、このタグリーダで読み取った情報を前記通い箱管理データベースへ送信する端末本体とを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものであリ、かつ通い箱の行先と出荷日付を関連付けて前記通い箱管理データベースに送信し記録する関連情報記録手段を有し、
前記回収側端末は、回収部署に設置され回収された通い箱のICタグを読み取るものであって、ゲート位置に設置されたタグリーダと、このタグリーダで読み取った情報を前記通い箱管理データベースへ送信する端末本体とを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものであり、
前記通い箱管理データベースは、前記出荷側端末の読み取り情報を記憶し回収側端末の読み取り情報と比較して通い箱の回収を確認するものであって、行先別に通い箱の現在個数を抽出する行先別個数抽出手段と、出荷・回収の繰り返し回数である使用回数の許容値を設定した許容使用回数設定手段と、出荷側端末および回収側端末の読み取り情報から使用回数を積算する使用回数積算手段と、その積算回数を許容使用回数と比較して通い箱の寿命判定を行う寿命管理手段とを有するものとする。
この構成の通い箱回収管理システムによると、非接触で情報の読み取りが可能なICタグを用いるため、出荷時および回収時に通い箱の識別情報の入力が、タグリーダの付近を通るだけで、あるいはタグリーダを近づけるだけで行える。そのため、出荷時および回収時とも入力操作等に手間を掛けずに、通い箱の回収の管理を簡単に行うことができる。上記通い箱管理データベースによる通い箱の回収の確認は、例えば回収有無のフラグの操作によっても良い。
記出荷側端末および回収側端末は、ゲート位置に設置されたタグリーダを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものである。
この構成の場合、ゲートを通い箱が通過するだけでICタグの読み取りが行えるので、読み取りのためにタグリーダを近づけるなどの作業者の手間が不要で、より効率的に読み取りが行える。
記出荷側端末は、通い箱の行先と出荷日付を前記通い箱管理データベースに記録する関連情報記録手段を有し、前記通い箱管理データベースは、行先別に通い箱の現在個数を抽出する行先別個数抽出手段を有するものとしている。
この構成の場合、行先別に通い箱の現在個数がわかるため、管理者において、通い箱の回収状況がより一層的確に把握でき、回収の徹底が図り易くなる。
前記通い箱は、一人の人手で運べない重量物でかつ精密品の荷物を入れて搬送するものである。前記通い箱管理データベースは、出荷・回収の繰り返し回数である使用回数の許容値を設定した許容使用回数設定手段と、出荷側端末および回収側端末の読み取り情報から使用回数を積算する使用回数積算手段と、その積算回数を許容使用回数と比較して通い箱の寿命判定を行う寿命管理手段とを有するものとしている。
この構成の場合、通い箱が耐久性の低いものであっても、寿命判定が行えるため、安心して通い箱を繰り返し使用でき、寿命に達した通い箱が誤って使用されて、通い箱の損傷による運搬物の損傷等が未然に防止できる。
記ICタグは、読み取り専用のものを用いても、また読み書きの両方が可能なものを用いている。読み取り専用のものを用いた場合は、データの改ざんの恐れがなく、信頼性の高い管理が行える。
読み書きの両方が可能なものを用いた場合は、上記通い箱の識別情報を記録した領域を除く残りの記録領域に任意情報の読み書きが可能なものであっても良い。残りの記録領域に、例えば出荷情報や商品情報等を記録し、ICタグを通い箱の回収管理の他に、運搬物の物流管理に利用することができる。
この発明の通い箱回収管理システムは、一人の人手で運べない重量物でかつ精密品の荷物を入れて搬送する各通い箱に、前記通い箱の形状やサイズ等の種類を示す箱コードと、同じ箱コードの通し番号の組み合わせとからなる個々の通い箱の識別情報が記録され非接触で情報の読み取りが可能なICタグを取付けておき、各通い箱の回収を管理するシステムであって、出荷側端末と、回収側端末と、通い箱管理データベースとを備え、前記ICタグは、読み取り専用であるか、または読み書きの両方が可能で前記識別情報が書き換え不能な識別情報領域に記録され、前記出荷側端末は、出荷部署に設置され、通い箱に取付けられたICタグを読み取るものであって、ゲート位置に設置されたタグリーダと、このタグリーダで読み取った情報を前記通い箱管理データベースへ送信する端末本体とを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものであリ、かつ通い箱の行先と出荷日付を関連付けて前記通い箱管理データベースに送信し記録する関連情報記録手段を有し、前記回収側端末は、回収部署に設置され回収された通い箱のICタグを読み取るものであって、ゲート位置に設置されたタグリーダと、このタグリーダで読み取った情報を前記通い箱管理データベースへ送信する端末本体とを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものであり、前記通い箱管理データベースは、前記出荷側端末の読み取り情報を記憶し回収側端末の読み取り情報と比較して通い箱の回収を確認するものであって、行先別に通い箱の現在個数を抽出する行先別個数抽出手段と、出荷・回収の繰り返し回数である使用回数の許容値を設定した許容使用回数設定手段と、出荷側端末および回収側端末の読み取り情報から使用回数を積算する使用回数積算手段と、その積算回数を許容使用回数と比較して通い箱の寿命判定を行う寿命管理手段とを有するものとしたものであるため、通い箱の回収の管理が、入力操作等に手間を掛けずに簡単に行え、汚れに対しても影響が生じ難く、また離れた位置や介在物がある場合にも適用できるという効果が得られる。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この通い箱回収管理システムは、各通い箱1に、個々の通い箱1の識別情報IDが記録され非接触で情報の読み取りが可能なICタグ2を取付けておき、各通い箱1の回収を管理するシステムである。通い箱1は、後に説明するように、重量物用のボックスパレット型のものである。通い箱1は、出荷部署3で荷物が入れられた後、トラック積みして客先となる各社に運搬され、客先から空の状態でトラックにより送り返される。上記出荷部署3および回収部署4は、同じ工場または配送センター内の部署である。
通い箱1に取付けられるICタグ2は、ここでは読み取り専用のものを用いている。ICタグ2に記録する識別情報IDは、箱コードと箱ナンバー組合せ等とされる。箱コードは、通い箱1の形状やサイズ等の種類を示す情報であり、箱ナンバーは同じ箱コードの通い箱1について付される通し番号である。箱コードおよび箱ナンバーは、例えば複数桁の文字列またはビット列における上位数桁を箱コード、下位数桁を箱ナンバーとすること等で表現される。
この通い箱回収管理システムは、出荷部署3に設置されて、通い箱に取付けられたICタグ1を読み取る出荷側端末5と、回収部署4に設置され回収された通い箱1のICタグ2を読み取る回収側端末6と、箱管理データベース11とを備える。箱管理データベース11は、出荷側端末5の読み取り情報を記憶しておき、回収側端末6の読み取り情報と比較して通い箱1の回収を確認するデータベースである。ここで言うデータベースは、記憶手段とデータベースマネジメントシステムとを含むものである。各端末5,6と通い箱管理データベース11とは、ローカルエリアネットワーク等により接続される。
出荷側端末5および回収側端末6は、それぞれタグリーダ7と、このタグリーダ7で読み取った情報を通い箱管理データベース11へ送信する端末本体10,11とで構成される。端末本体10,11は、情報処理手段であれば良く、例えばパーソナルコンピュータが用いられる。各タグリーダ7は、それぞれ出荷部署3および回収部署4において、出荷または回収する通い箱1の運搬経路のゲート位置Pに立設されたポール等の支持フレーム12に設置される。上記ゲート位置Pは、ICタグ2を読み取る位置のことである。
通い箱1の工場または配送センター内での運搬は、例えば図2に示すようにフォークリフト14等で行われる。上記支持フレーム12は、上記運搬経路の脇等に設置される。
図1において、出荷側端末5は、通い箱1の行先と出荷日付を前記通い箱管理データベース11に記録する関連情報記録手段5aを有している。関連情報記録手段5aは、予め記録されたリストから手入力で選択することなどで行先データを生成し、日付は自動入力することなどで、ICタグ2の読み取りデータに行先と出荷日付を関連付けて通い箱管理データベース11に送信する。
図3に示すように、通い箱管理データベース11は、出荷・回収管理手段15と、行先別個数抽出手段16とを有し、この他に、寿命管理のための手段として、許容使用回数設定手段17、使用回数積算手段18、および寿命管理手段19を有している。
出荷・回収管理手段15は、通い箱管理データベース11の基本となる処理を行う手段であり、出荷側端末5および回収側端末6の送信情報を整理して記憶する処理を行う。
行先別個数抽出手段16は、通い箱管理データベース11の記憶内容から、行先別に通い箱1の現在個数を抽出する手段である。
許容使用回数設定手段17は、通い箱1の出荷・回収の繰り返し回数である使用回数の許容値を設定した手段である。この許容値は、通い箱1の耐久性に応じて、例えは「5回」等のように適宜設定される。
使用回数積算手段18は、出荷側端末5および回収側端末6の読み取り情報から使用回数を積算する手段である。
寿命管理手段19は、上記積算回数を上記許容使用回数と比較して通い箱の寿命判定を行う手段である。寿命判定の結果の表示は、寿命に達したことを示すようにしても良く、残使用可能回数を表示するようにしても良い。
通い箱管理データベース11へのアクセスは、例えば図1のように通い箱管理データベース11に接続された適宜の端末13となる情報処理手段から行うようにする。
この構成の通い箱回収管理システムによると、各通い箱1の出荷時にICタグ2を読み取り、その読み取った情報を情報処理手段である通い箱管理データベース11に記録しておき、各通い箱1の回収時に上記ICタグ2を読み取り、出荷時の記録情報と比較して通い箱1の回収を確認することができる。しかも、ゲート位置を通い箱1が通過するだけでICタグ2の読み取りが行えるので、手入力を行ったり、あるいは読み取りのためにタグリーダを近づけるなどの作業者の手間が不要で、効率的に読み取りが行える。
また、出荷時におけるICタグ2の読み取り時に、行先および日付を入力することで、例えば図1の端末13の画面(図示せず)に表示される表示情報Dの例を示すように、行先別に出荷日と通い箱1の識別情報と、未回収日数等を、通い箱管理データベース11の記憶内容から表示することができる。未回収日数は、例えば2カ月,6カ月等のように月数で表現するようにしても良い。
これにより、通い箱1が今何処の行先に何台あるかが分かり、その通い箱1の箱ナンバーや箱コードもわかる。また、行先別の残り台数の表示Daを行うようにしても良い。これらにより、通い箱1の回収を徹底させることが容易となる。
また、使用回数積算手段18や寿命回数積算手段19を設けた場合は、通い箱1の寿命判定が行えるため、通い箱1が数回程度の使用しか行えないものであっても、安心して通い箱1を繰り返し使用でき、寿命に達した通い箱1が誤って使用されて、通い箱の損傷による荷物の損傷等が未然に防止できる。
なお、上記実施形態は、ICタグ2に読み出し専用のものを使用した場合につき説明したが、ICタグ2は、読み書きの両方が可能なものであっても良い。その場合、上記出荷側および回収側の端末5,6のタグリーダ7を、読み書きの双方が自在なタグリーダ/ライタとする。
また、図4に概念的に示すように、ICタグ2のメモリ28におけるユーザ領域28bが、識別情報領域28baと任意使用領域28bbとに区別されるようにフォーマットしておくことが好ましい。識別情報領域28baは、書換え不可領域としても良い。メモリ28のタグ管理領域28aは、ICタグ2の動作や管理のための情報を記憶する領域である。
図5,図6と共に、上記通い箱回収管理システムで用いられるICタグ2につき、具体的に説明する。ICタグ2に対する情報の記録は、タグリーダ7によって行われる。ICタグ2が読み書きの両方が可能なタイプのものである場合は、タグリーダ7は、タグリーダ/ライタとされる。タグリーダ7は、ICタグ2に対向させるアンテナ21を有している。ICタグ2は、非接触で情報の記録および読取りが可能なもの、または読取りのみが可能なものであり、ICチップ(集積回路のチップ)25と、アンテナ26とで構成される。これらICチップ25とアンテナ26は、例えば樹脂(図示せず)で一体に包囲される。ICタグは種々の形式,形状,大きさのものがあり、短冊状や板状の物の他、例えば1mm未満の大きさの角状や球状の物などがある。また、対象物に直接に印刷等で形成されるICタグもある。記憶容量も種々異なるものがあるが、用途や取付対象の大きさ,種類等に応じて適宜選択すればよい。通い箱1が重量物用のボックスパレット型のものである場合は、比較的大きなもので良く、例えば短冊状のものを用いる。また、裏面に粘着剤の塗布された粘着式のものが好ましい。
ICタグ2としては、例えばRFID(無線周波数認識:Radio Frequency Identification)技術を応用したRFIDタグが利用できる。RFID形式のICタグは、伝送方式として静電結合、電磁結合、電磁誘導、マイクロ波、光などを用いる形式のものがあり、このうちいずれの形式のものを用いても良い。例えば電磁誘導形式のもの、またはマイクロ波のものが用いられる。
図6はICタグ2の具体的回路例を示す。このICタグ22のICチップ25は、中央処理装置(CPU)27、メモリ28、送受信回路29、および電源回路30を有しており、電源回路30はアンテナ26から電源を得るものとされている。メモリ28は、情報の記憶に電源が不要なものが用いられる。
図7,図8は、重量物用ボックスパレット型の通い箱1の具体例を示す。この通い箱1は、台座部31と、この台座部31の四隅下方の脚部32と、台座部31上に取付けられた底面部および四側面部の金網で構成された箱型収容部33とを有する。前記四側面の金網のうち、前面部33eが全開可能に構成され、前面部33eと後面部33bの金網とに跨がって、箱型収容部33内に収容された荷物を固定するベルト40が設けられている。また、把手36が設けられている。前面部3eには出荷元等の表示を行う表示プレート35が取付けられる。ICタグ2は、例えばこの表示プレート35に貼り付けられる。
通い箱1内には、例えば図8に示すように、荷物39が並べて収容される。荷物39の相互間、および荷物39と通い箱1の内面との間には、それぞれクッション材38が配置される。
通い箱1の大まかな寸法例を示すと、幅1000mm、奥行500mm、高さ450mm程度で、重量が25kg、耐荷重が250kg程度のものである。荷物39は、例えば鉄道車両用軸受(外径200mm、高さ300mm、重量30kg程度)であり、8個が並べて一つの通い箱1内に収容される。
なお、上記各実施形態において、出荷情報や荷物についての情報を記憶したICタグ(図示せず)を、上記ICタグ2とは別に通い箱1に別に取付け、あるいは荷物に取付け、ゲート位置Pを通い箱1が通過するときに、各ICタグの記憶内容を同時に読み取るようにしても良い。
この発明の一実施形態にかかる通い箱回収管理システムの概念構成を示すブロック図である。 通い箱の運搬とリーダとの関係を示す説明図である。 通い箱管理データベースの概念構成を示すブロック図である。 読み書き両用タイプのICタグのメモリ領域例の説明図である。 ICタグとリーダとの関係を示す説明図である。 ICタグの回路図である。 通い箱の具体例の斜視図デアル。 同通い箱の荷物収納状態の斜視図である。
符号の説明
1…通い箱
2…ICタグ
3…出荷部署
4…回収部署
5…出荷側端末
6…回収側端末
7…タグリーダ
11…通い箱管理データベース
12…支持フレーム
16…行先別個数抽出手段
17…許容使用回数設定手段
18…使用回数積算手段
19…寿命管理手段
39…荷物
P…ゲート位置

Claims (2)

  1. 一人の人手で運べない重量物でかつ精密品の荷物を入れて搬送する各通い箱に、前記通い箱の形状やサイズ等の種類を示す箱コードと、同じ箱コードの通し番号の組み合わせとからなる個々の通い箱の識別情報が記録され非接触で情報の読み取りが可能なICタグを取付けておき、各通い箱の回収を管理するシステムであって、
    出荷側端末と、回収側端末と、通い箱管理データベースとを備え、
    前記ICタグは、読み取り専用であるか、または読み書きの両方が可能で前記識別情報が書き換え不能な識別情報領域に記録され、
    前記出荷側端末は、出荷部署に設置され、通い箱に取付けられたICタグを読み取るものであって、ゲート位置に設置されたタグリーダと、このタグリーダで読み取った情報を前記通い箱管理データベースへ送信する端末本体とを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものであリ、かつ通い箱の行先と出荷日付を関連付けて前記通い箱管理データベースに送信し記録する関連情報記録手段を有し、
    前記回収側端末は、回収部署に設置され回収された通い箱のICタグを読み取るものであって、ゲート位置に設置されたタグリーダと、このタグリーダで読み取った情報を前記通い箱管理データベースへ送信する端末本体とを有し、上記ゲート位置を通過する通い箱のICタグを読み取り可能なものであり、
    前記通い箱管理データベースは、前記出荷側端末の読み取り情報を記憶し回収側端末の読み取り情報と比較して通い箱の回収を確認するものであって、
    行先別に通い箱の現在個数を抽出する行先別個数抽出手段と、
    出荷・回収の繰り返し回数である使用回数の許容値を設定した許容使用回数設定手段と、
    出荷側端末および回収側端末の読み取り情報から使用回数を積算する使用回数積算手段と、
    その積算回数を許容使用回数と比較して通い箱の寿命判定を行う寿命管理手段とを有するものとした
    通い箱回収管理システム。
  2. 請求項1において、前記ICタグは、読み書きの両方が可能なものであって、上記通い箱の識別情報を記録した領域を除く残りの記録領域に任意情報の読み書きが可能なものである通い箱回収管理システム。
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