JP5013455B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5013455B2
JP5013455B2 JP2007078583A JP2007078583A JP5013455B2 JP 5013455 B2 JP5013455 B2 JP 5013455B2 JP 2007078583 A JP2007078583 A JP 2007078583A JP 2007078583 A JP2007078583 A JP 2007078583A JP 5013455 B2 JP5013455 B2 JP 5013455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
game
entrances
cover member
detection sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007078583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008237288A (ja
Inventor
健太郎 小菅
孝志 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007078583A priority Critical patent/JP5013455B2/ja
Publication of JP2008237288A publication Critical patent/JP2008237288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013455B2 publication Critical patent/JP5013455B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、雀球遊技機やアレンジ式遊技機等の遊技機に係り、詳しくは、遊技領域に遊技球を打ち出して上がり役を成立させるように遊技する遊技機の遊技球検知構造に関する。
従来、遊技機として、雀球遊技機やアレンジ式遊技機が知られている。例えば、雀球遊技機では、各種遊技部品が配置された遊技盤の下部に、麻雀牌の図柄を付した所定数の入球口を備え、メダル投入口に遊技メダル(以下、単に「メダル」とも言う)が投入された後、例えば1ゲーム当たり14個の遊技球が遊技盤上に打ち出されて各遊技球が何れかの入球口に入球した際、当該入球口に対応する麻雀牌の図柄が、上記遊技盤上に配置された画像表示装置に表示されるように機能(手動配牌機能)するものがある。
そして近年、メダル投入口に投入された遊技メダルを検出スイッチに基づいて検出した後、麻雀牌の図柄を画像表示装置に適宜の組合せで自動的に表示する機能(自動配牌機能)を備えた雀球遊技機も知られている(特許文献1参照)。この雀球遊技機では、画像表示装置に表示される手牌のうちから不要な牌(不要牌)が切り捨てられた際、1個の遊技球を再度打ち出しし得る状態となり、これら切り捨て操作(捨て牌操作)及び再打ち出し操作が所定回数以内にて繰り返し行われ、所定の上がり役が完成した時点で得点が計算され、その得点に応じた数の遊技メダルが払い出される。
このような雀球遊技機では一般に、1ゲーム中に打ち出し可能な遊技球が残っている状態で聴牌(テンパイ)した場合、遊技者がその時点で和了しても良いと判断して立直(リーチ)ボタンを押圧操作したとき、その聴牌状態の手牌図柄が変更不能にされると共に、上がり役として立直役が付加されて、上がり牌(待ち牌)を引いて和了するまで、或いは遊技球を使い果たして流局となるまで、ゲームが続行される。
また、アレンジ式遊技機にあっては、以下のようなものが知られている(特許文献2参照)。すなわち、該特許文献2に記載のアレンジ式遊技機では、入賞口装置の各入賞口の左右を区画している遊技球ガイドがそれぞれ下方に延長されて遊技盤上に位置し、入球を検知するセンサの遊技球検出孔が遊技球ガイドの下方域に配置され、入賞口に進入した遊技球が、遊技盤上を流下して内レール上に落下して排出されるように構成され、更に、LED素子を発光させて、ドット加工されたナンバー及びナンバープレートの上部近傍のみを光らせるように構成される。これら構成により、入賞球の流下経路が明瞭にされる。
特開平7−39620号公報 特開2004−160042号公報
ところで、上述した特許文献2のアレンジ式遊技機では、入賞した遊技球をそれぞれ検知するための球検知センサが、入賞口に対応する個数だけ配置されている。しかし、それら複数の球検知センサは、上方に開口した各入賞口の直下方に配置されているため、該センサに、遊技球通過時の磁界変化を捉えて遊技球を検知するタイプの近接センサが採用される際には、盤面の障害釘に当たって適度に減速されて入賞する場合は良いが、障害釘に当たらずに入賞するような場合には、入賞口に飛び込んだ遊技球の落下速度が速くて、その通過を的確に検知できない虞がある。これは雀球遊技機にあっても同様であり、遊技球の入賞(入球)を的確に検知できない場合には、遊技領域に発射されたこと自体が検出されないこととなり、次なる遊技球が発射可能な状態に装填されず、ゲームが中断するなどの虞がある。
そこで本発明は、入球口(入賞口)に遊技球が進入した際、当該遊技球が球検知センサで検知される前段階においてその速度を有効に減速し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図7参照)、複数種の図柄に対応して一方向に順次配列された複数の入球口(11c、11d、11e、…)を遊技領域(2a)に備え、該遊技領域(2a)に打ち出された遊技球(Ba)の前記入球口(11c、11d、11e、…)への入球で得られた図柄の組合せにより、予め設定された複数の上がり役のうちの少なくとも1つを完成させるように遊技し得る遊技機(1)において、
前記複数の入球口(11c、11d、11e、…)と該複数の入球口の背面側に装着したカバー部材(87)とによって球通路(63)を形成すると共に、前記入球口(11c、11d、11e、…)それぞれの背面側に、遊技球をその通過時に検知するための検知孔(H)を有する球検知センサ(59,60)を配置し、かつ、
前記球通路(63)にて、前記遊技領域(2a)の背面側に遊技球を転動させて前記球検知センサ(59,60)に到達させるように形成された緩斜面状の第1傾斜面(64a)及び該第1傾斜面より傾斜角度の大きい第2傾斜面(64b)と、
前記カバー部材(87)の前記各入球口とそれぞれ対向する部位に、前記第1及び第2傾斜面(64a,64b)を転動してくる遊技球(Ba)を接触させてその転動速度を減速して前記球検知センサ(59,60)に入球させる接触部(99a,100a)と、を設け
前記接触部(99a,100a)は、前記カバー部材(87)の内面に固定された減速部材(99)の前記第1及び第2傾斜面(64a,64b)を臨む側に形成された状態で、前記第1及び第2傾斜面(64a,64b)を転動する遊技球を接触させてその転動速度を減速させつつ前記検知孔(H)に向けて方向を変えるように湾曲する円弧状面として構成される、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における上記「入球」という語句は、賞球を伴わない入球とともに、賞球を伴う入賞をも含む広い概念である。
請求項に係る本発明は(例えば図5(b)参照)、前記円弧状面(100a)が、多数の凹凸を有してなる、
請求項記載の遊技機(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図5参照)、前記カバー部材(87)が、前記各球検知センサ(59,60)と対向する部位に、該球検知センサ(59,60)の端部に係合して該球検知センサ(59,60)をそれぞれ位置決めする位置決め部(87a)を有してなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、複数の入球口と該入球口の背面側に装着したカバー部材とで球通路を形成し、入球口それぞれの背面側に球検知センサを配置し、カバー部材の各入球口とそれぞれ対向する部位に、球通路を転動してくる遊技球を接触させてその転動速度を減速して球検知センサに入球させる接触部を設けたので、入球口に遊技球が進入した場合、当該遊技球が球検知センサで検知される前段階にて接触部に接触させることで転動速度を減速させ、球検知センサに到達させることができる。このため、球検知センサが遊技球通過時の磁界の変化を捉えて検知する近接センサであっても、遊技球の通過を常に的確に検知することができ、従って、発射された遊技球を検出できずにゲームが中断する、などの不具合の発生を確実に回避することができる。そして、接触部を、入球口に着脱可能なカバー部材に設けたので、例えば接触部を球通路内に固定して設ける場合に比して、加工性を向上させると共に、故障時等における部品交換を行い易くしてメンテナンス性を高めることができる。また、円弧状面であるシンプル構造の接触部により、球通路を転動する遊技球を、接触して減速させると同時に検知孔に向けて方向を変えることができる。
請求項に係る本発明によると、円弧状面であるシンプル構造の接触部が多数の凹凸を更に有するので、それら多数の凹凸により、遊技球の減速効果を一層高めることができる。
請求項に係る本発明によると、カバー部材が、各球検知センサと対向する部位に、該球検知センサの端部に係合して該球検知センサをそれぞれ位置決めする位置決め部を有するので、球検知センサと球通路との位置関係の精度を向上させることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置される雀球遊技機について図1ないし図7を参照して説明するが、本発明は、これに限らず、アレンジ式遊技機に適用しても良いことは言うまでもない。
本実施の形態では、27種の牌の図柄を各4個、計108個の牌を使用して遊技を行う雀球遊技機1を例に挙げて説明する。この27種の牌の図柄は、例えば、萬子が「一萬」〜「九萬」の9種、筒子が「一筒」〜「九筒」の9種、索子が「一索」と「九索」の2種、字牌が「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」の7種である。従って、萬子と筒子が数牌となり、索子の「一索」と「九索」は、順子を形成することができないので字牌に含めている。これにより、本実施形態における牌種とは、上記の「萬子」、「筒子」、「字牌」の3種を示すことになる。
なお、上記した2種の数牌は、例えば、萬子を「一萬」〜「九萬」の9種類の図柄、索子を「一索」〜「九索」の9種類の図柄から構成し、字牌は筒子の「一筒」と「九筒」、及び「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」から構成される麻雀牌の図柄を有する雀球遊技機にすることも可能である。また例えば、索子を「一索」〜「九索」の9種類の図柄、筒子を「一筒」〜「九筒」の9種類の図柄から構成し、字牌は筒子の「一萬」と「九萬」、及び「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」から構成される麻雀牌の図柄を有する雀球遊技機にすることも可能である。
図1は、本実施形態における雀球遊技機1の全体を示す斜視図である。同図に示すように、本雀球遊技機1は遊技機本体1aを備えてなり、該遊技機本体1aの前面部は、基本的には遊技盤面部(遊技領域)2a、操作パネル3、操作パネル3の下方に設けられた遊技球発射レバー4、メダル受け皿5、音声や効果音(以下、一括して音声という)を出力する音声出力装置であるスピーカー6、ランプ装置7等から構成される。なお、符号1bは、遊技機本体1aに対して開閉可能に支持された前扉を示す。
図1及び図2に示すように、遊技盤面部2aの略中央部には、所要の演出表示を行うための液晶表示装置等の画像表示装置38を開口部13から露出した状態のセンター飾り12が配置され、該センター飾り12の上方には表示部37が配置され、センター飾り12の左右下方には入球口11a,11bが配置されている。センター飾り12の右方には、遊技球が通過可能な可変入球口作動口としてのアタッカー作動通過口10が配置され、該アタッカー作動通過口10の下方には、可変入球口としてのアタッカー9が配置されている。
また、遊技盤面部2aにおける入球口11c〜11e、…とステージSとの間には、入球口11c〜11e、…の直ぐ上方にて各入球口の入球幅を規制するための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。センター飾り12は、開口部13の上部に演出装置40を有し、該開口部13の下部にステージSを有している。ステージSには、これら放出口から放出された遊技球を転動させるようにステージ前方(図2の手前側)に向かって緩く下降するように傾斜した緩斜面39が設けられている。なお、遊技盤面部2aには、風車(図示せず)や上記とは別の障害釘(図示せず)が設けられている。
ステージSの下方に複数個(本実施形態では25個)配列された上記11c、11d、11e、…は、一索及び九索を除いた牌の図柄25種(図柄は図示せず)に対応して、25個が設けられている。また、入球口11a,11bにはそれぞれ「一索」と「九索」が表示されており、また入球口11cには「一萬」、入球口11dには「二萬」、入球口11eには「三萬」というように、所要の麻雀牌図柄が順次表示されている。
一方、操作パネル3には、図6に示すように、液晶表示装置等からなる画像表示部14、メダル投入口15、及び各種の操作ボタンが設けられている。この各種の操作ボタンとして、13個のボタンが横方向に並設された捨て牌ボタン16a、16b、…、16m、自摸牌捨てボタン17、リーチボタン18、牌選択右シフトボタン19、牌選択左シフトボタン20、自摸牌決定ボタン21、払い出しボタン22、遊技終了ボタン23、遊技開始ボタン24、及びリジェクト(REJECT)ボタン25が配置されている。なお、遊技者がこれらの各ボタン、例えば自摸牌決定ボタン21を操作すると、自摸牌決定信号が発生し、この信号がマイクロコンピュータから構成される制御部に入力される。そして、制御部に搭載されているソフトウエア(プログラム)は、入力された信号ごとに、ゲームを進行させるために予め設定された処理を実行するようになっている。
画像表示部14には、その表示面に種々の表示部が設定され、遊技者に対してゲームの進行に応じて必要な情報や画像及び演出用画像をこの表示部に表示するようにしている。例えば、図7に示すように、表示面の上部横方向には、遊技メダル貯留枚数表示部26、残り遊技球数表示部27、風牌表示部28、表ドラ表示部29、裏ドラ表示部30、上がり牌表示部31、特別遊技のうち、ビッグゲームの権利を得ることができる上がり役を示すビッグゲーム上がり役表示部32、更に、チャンスゲームの権利を得ることができる上がり役を示すチャンスゲーム上がり役表示部33、捨て牌の図柄を表示する捨て牌表示部34が設けられ、ゲームの進行に応じて牌の図柄、演出画像、数値等が表示される。なお、上述した、ビッグゲームの権利を得ることができる上がり役及びチャンスゲームの権利を得ることができる上がり役を、以下「特別役」と称すると共に、該特別役以外の上がり役を「通常役」と称する。
更に、画像表示部14の表示面の下部横方向には、13個の手牌の図柄を表示する手牌表示部35、及び自摸した牌の図柄を表示する自摸牌表示部36が設けられている。なお、手牌表示部35及び自摸牌表示部36に表示している各図柄の下部には、捨て牌ボタン16a、16b、…、に対応するボタン名(A、B、C、D、E、・・・)が表示されている。また、表示される麻雀牌の図柄はカラーで表示される。
次いで、入球口11c、11d、11e、…の背面側で遊技球の入球を検知するための構成について図3ないし図5を参照して説明する。なお、図3は、入球ユニットを遊技盤面部から取り外した状態で示す斜視図、図4は、図3の入球ユニットを背面側から見た状態で示す斜視図である。図5は、本発明の特徴である球通路の詳細を示す側面断面図であり、同図(a)は、接触部99aが円弧状面からなる構成例を示し、同図(b)は、接触部100aが凹凸を有する略々円弧状面からなる変形例を示している。
すなわち、図3に示すように、前カバー53a(図2参照)を取り外した状態の入球ユニット53は、左右幅方向に長いブラケット部材55を有し、かつ該ブラケット部材55に、各入球口11c、11d、11e、…を形成する、遊技盤面部2aの前側に開口する開口部61c、61d、61e、…を有している。これら開口部61c、61d、61e、…は、壁部96によって相互に仕切られている。また、入球ユニット53は、開口部61c、61d、61e、…の下方に、入球口11c、11d、11e、…に入球して近接センサ(球検知センサ)59,60(図4参照)でチェックした後の遊技球Baを転動させて排出するための排出プレート66が設けられている。該排出プレート66により、排出通路67,68等が形成されている。
図4に示すように、入球ユニット53は、背面側に、開口部61c、61d、61e、…をそれぞれ有する入球口11c、11d、11e、…に入球した遊技球Baを検知孔Hに通過させて検知する近接センサ59,60…を有している。入球ユニット53の背面側において、上段に近接センサ59が、下段に近接センサ60がそれぞれ配列されている。これら近接センサ59,60は、それぞれの検知孔Hを遊技球Baが通過する際の磁界変化を捉え、当該変化を検知信号として制御部(図示せず)に送信する。
また、入球ユニット53の背面には、入球口11c、11d、11e、…の後方を閉塞する横長の内カバー部材87が固定されている。この内カバー部材87は、背面にコネクタ62が取り付けられている。なお、図4における内カバー部材87は、近接センサ59,60の配置構造を視認し易くするために便宜上、上下方向を短くして描いているが、実際には、図5に示すように、内カバー部材87は、近接センサ59,60の各後端部を覆って下方に延在する上下寸法を有すると共に、内面側(近接センサ59,60に対向する側)に突出して、近接センサ59,60の後端部に係合して該近接センサ59,60をそれぞれ位置決めする位置決め凹部(位置決め部)87aを有している。この位置決め凹部87aの存在により、近接センサ59,60と球通路63との位置関係の精度を向上させることができる。
ここで、図5を参照して、入球口11c、11d、11e、…における球通路63の構造を説明するが、入球口11c、11d、11e、…はいずれも同様の構成を有しているため、ここでは入球口11cについてのみ図示している。
すなわち、図5(a)に示すように、入球口11c、11d、11e、…と該入球口11c、11d、11e、…の背面側に装着した内カバー部材(カバー部材)87とによって球通路63が形成されており、入球口11c、11d、11e、…それぞれの背面側に近接センサ59,60が配置されている。そして、内カバー部材87の入球口11c、11d、11e、…とそれぞれ対向する部位には、球通路63を転動してくる遊技球Baを接触させてその転動速度を減速して近接センサ59,60に入球させる接触部99a,100aが形成されている。
つまり、図5(a)に示すように、入球口11c、11d、11e、…は、遊技盤面部2a(図1参照)を臨むように開口する上記開口部61cと、入球口11c、11d、11e、…における遊技盤面部2aの背面側に配置された上記近接センサ59,60と、これら入球口11c、11d、11e、…と近接センサ59,60との間に設けられた球通路63と、を有している。
球通路63は、開口部61cから進入した遊技球Baを受け止め、遊技盤面部2aの背面側に転動させて球検知センサ59(入球口11d等では近接センサ60)に到達させる傾斜面64a,64bを有している。傾斜面64aは緩斜面であり、傾斜面64bは傾斜面64aより傾斜角度を大きく形成されている。
球通路63には、開口部61cから進入して近接センサ59に向けて傾斜面64a,64bを転動してくる遊技球Baを、接触させてその転動速度を減速して近接センサ59に入球させる接触部99aが設けられている。該接触部99aは、球通路63を転動する遊技球Baを上記検知孔Hに向けて方向を変えるように湾曲する円弧状面であり、入球ユニット53の背面に装着される内カバー部材87の内面に固定された減速部材99の、傾斜面64a,64bを臨む側に形成されている。この場合、円弧状面であるシンプル構造の接触部99aにより、球通路63を転動する遊技球Baを、接触して減速させると同時に検知孔Hに向けて方向を変えることができる。
一方、図5(b)に示す変形例では、球通路63に、遊技球Baを接触させてその転動速度を減速して近接センサ59に入球させる接触部100aが設けられている。該接触部100aは、球通路63を転動する遊技球Baを検知孔Hに向けて方向を変えるように湾曲すると共に多数の凹凸を有する略々円弧状面として形成されている。接触部100aは、上記減速部材99と同様に内カバー部材87の内面に固定された減速部材100の、傾斜面64a,64bを臨む側に形成されている。この場合、円弧状面であるシンプル構造の接触部100aにより、球通路63を転動する遊技球Baを、接触して減速させると同時に検知孔Hに向けて方向を変えることができ、更には、接触部100aに備えた多数の凹凸により、遊技球の減速効果を一層高めることができる。
なお、本実施形態では、近接センサ59,60をいずれも水平方向に向けて配置したが、これに限らず、鉛直方向(縦方向)に向けて配置することも可能であり、その場合は、入球ユニット53の奥方向の寸法を削減し、更なるコンパクト化を図り得るという利点がある。また、接触部99aを有する減速部材99及び接触部100aを有する減速部材100は、いずれも、図5の手前−奥方向に厚みを有していることが減速効果を高める意味において好ましく、最大で球通路63の横幅サイズと同じになる。
本実施形態では、開口部61c、61d、61e、…に落下した遊技球Baを、傾斜面64aで一旦受けて傾斜面64b側に転動させて接触部99a,100aに接触させる構成としたが、これに限らず、例えば、接触部99a,100aをブラケット部材55の直後方に位置させ、落下してきた遊技球Baを接触部99a,100aに直接的に導き入れるように構成することもできる。その場合は、傾斜面64aを省略できる分、入球ユニット53の奥方向の寸法を削減し、更なるコンパクト化を図り得るという利点が生じる。
続いて、上述した雀球遊技機1の遊技手順とこの手順に伴う各プログラムの処理の概要について説明する。
1ゲームは、遊技者がメダル投入口15へメダルを投入して、遊技開始ボタン24を押圧し、14個の手牌が配牌されることによりスタートする。そして、遊技者が捨て牌ボタン16a、16b、…、等の各種の操作ボタンやセンサから発生する入力信号及び制御信号に基づいて、1ゲームが進行して行くことになる。
つまり、遊技者がメダル投入口15にメダルを投入し、遊技開始ボタン24を押圧すると、1ゲームの遊技が開始できる状態になり、引き続き、ゲームを開始するために必要な14個の配牌の図柄が自動的に決められ、図7に示すような牌の図柄の画像が、画像表示部14の手牌表示部35と自摸牌表示部36に表示される。更に、図7に示すような表ドラ及び裏ドラの牌の図柄の画像が、画像表示部14の表ドラ表示部29と裏ドラ表示部30に表示され、ビッグ役及びチャンス役がビッグゲーム上がり役表示部32と、チャンス上がり役表示部33とにそれぞれ表示される。そして、遊技の開始条件が整ったことが画面表示又は音声で遊技者に報知される。
この状態において、遊技者は、手牌表示部35と自摸牌表示部36に表示されている牌の図柄から、捨て牌を選択する操作を行う。遊技者は、捨てる牌の図柄を決定すると、この捨て牌の図柄に対応する捨て牌ボタン16a、16b、16c、…、或いは自摸牌捨てボタン17のいずれか1つを選択(オン)してこの牌を捨てる。すると、遊技球が遊技球発射位置に1球送られ、遊技球発射レバー4の操作で遊技盤面2内に遊技球を発射できる状態になる。
遊技者が遊技球を発射し、この遊技球が入球口11a、11b、11c、…の何れかに入球すると、該入球に対応する牌(自摸牌)の図柄が自摸牌表示部36に表示される。この牌を自摸ったことで和了(アガリ)しない場合、遊技者は、14個の手牌の中から不要と思われる1個の牌を捨てる捨て牌操作を行う。そして、遊技者は、このような操作を順次実行していき、所望の上がり役が聴牌(テンパイ)したと判断した時点で、リーチボタン18を操作してリーチをかけ、或いはリーチをかけずに、1ゲーム中で発射可能な遊技球数が尽きるまで上がり牌を自摸る操作を続ける。
以上説明した本雀球遊技機1では、入球口11c、11d、11e、…と該入球口11c、11d、11e、…の背面側に装着した内カバー部材87とで球通路64を形成し、入球口11c、11d、11e、…それぞれの背面側に近接センサ59,60を配置し、内カバー部材87の各入球口とそれぞれ対向する部位に、球通路63を転動してくる遊技球Baを接触させてその転動速度を減速して近接センサ59,60に入球させる接触部99a,100aを設けている。
このため、入球口11c、11d、11e、…に遊技球Baが進入した場合、当該遊技球Baが近接センサ59,60で検知される前段階にて接触部99a又は100aに接触させることで転動速度を有効に減速させ、近接センサ59,60に到達させることができる。上記接触部99a,100aに遊技球Baが接触する場合、該遊技球Baは、図5(a),(b)の矢印Aで示すように回転しながら接触部99a,100aに摺接するため、これが有効なブレーキ作用となって、上記減速効果が一層高められる。このため、本実施形態のように近接センサ59,60を用いた場合であっても、遊技球の通過を常に的確に検知することができ、従って、発射された遊技球を検出できずにゲームが中断する、などの不具合の発生を確実に回避できる。そして、接触部99a,100aを、入球口11c、11d、11e、…に着脱可能な内カバー部材87に設けたことで、例えば接触部99a,100aを球通路63内に固定して設ける場合に比して、加工性を向上させると共に、故障時等における部品交換を行い易くしてメンテナンス性を高めることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態及び変形例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態及び変形例の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態における雀球遊技機を示す斜視図である。 図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図である。 入球ユニットを遊技盤面部から取り外した状態で示す斜視図である。 図3の入球ユニットを背面側から見た状態で示す斜視図である。 球通路の詳細を示す側面断面図であり、同図(a)は、接触部が円弧状面からなる構成例を示し、同図(b)は、接触部が凹凸を有する略々円弧状面からなる変形例を示す。 操作パネルの構成を示す正面図である。 図1における画像表示装置に表示する画面例を説明するための図である。
符号の説明
1 遊技機(雀球遊技機)
2a 遊技領域(遊技盤面部)
11c、11d、11e、… 入球口
59,60 球検知センサ(近接センサ)
61c、61d、61e、… 開口部
63 球通路
87 内カバー部材(カバー部材)
87a 位置決め凹部(位置決め部)
99a,100a 接触部
Ba 遊技球
H 検知孔

Claims (3)

  1. 複数種の図柄に対応して一方向に順次配列された複数の入球口を遊技領域に備え、該遊技領域に打ち出された遊技球の前記入球口への入球で得られた図柄の組合せにより、予め設定された複数の上がり役のうちの少なくとも1つを完成させるように遊技し得る遊技機において、
    前記複数の入球口と該複数の入球口の背面側に装着したカバー部材とによって球通路を形成すると共に、前記入球口それぞれの背面側に、遊技球をその通過時に検知するための検知孔を有する球検知センサを配置し、かつ、
    前記球通路にて、前記遊技領域の背面側に遊技球を転動させて前記球検知センサに到達させるように形成された緩斜面状の第1傾斜面及び該第1傾斜面より傾斜角度の大きい第2傾斜面と、
    前記カバー部材の前記各入球口とそれぞれ対向する部位に、前記第1及び第2傾斜面を転動してくる遊技球を接触させてその転動速度を減速して前記球検知センサに入球させる接触部と、を設け
    前記接触部は、前記カバー部材の内面に固定された減速部材の前記第1及び第2傾斜面を臨む側に形成された状態で、前記第1及び第2傾斜面を転動する遊技球を接触させてその転動速度を減速させつつ前記検知孔に向けて方向を変えるように湾曲する円弧状面として構成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記円弧状面は、多数の凹凸を有してなる、
    請求項記載の遊技機。
  3. 前記カバー部材は、前記各球検知センサと対向する部位に、該球検知センサの端部に係合して該球検知センサをそれぞれ位置決めする位置決め部を有してなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
JP2007078583A 2007-03-26 2007-03-26 遊技機 Expired - Fee Related JP5013455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078583A JP5013455B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078583A JP5013455B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008237288A JP2008237288A (ja) 2008-10-09
JP5013455B2 true JP5013455B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=39909351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007078583A Expired - Fee Related JP5013455B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013455B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5898667B2 (ja) * 2013-11-11 2016-04-06 京楽産業.株式会社 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239104A (ja) * 2001-02-20 2002-08-27 Kyoraku Sangyo パチンコ機における役物
JP4203884B2 (ja) * 2002-12-26 2009-01-07 タイヨーエレック株式会社 組合せ式遊技機
JP4649656B2 (ja) * 2005-05-25 2011-03-16 株式会社Mrd 遊技機の球供給構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008237288A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4888904B2 (ja) 雀球遊技機
JP2007244508A (ja) 雀球遊技機
JP5013455B2 (ja) 遊技機
JP2009022586A (ja) 雀球遊技機
JP2008237286A (ja) 遊技機
JP2008119328A (ja) 遊技機
JP2005253744A (ja) 雀球遊技機
JP4827063B2 (ja) 雀球遊技機
JP2008229191A (ja) 雀球遊技機
JP4915782B2 (ja) 雀球遊技機
JP4888900B2 (ja) 雀球遊技機
JP4854026B2 (ja) 雀球遊技機
JP2010200850A (ja) 雀球遊技機
JP5062672B2 (ja) 雀球遊技機
JP4915799B2 (ja) 雀球遊技機
JP5062673B2 (ja) 雀球遊技機
JP5397987B2 (ja) 雀球遊技機
JP4803574B2 (ja) 雀球遊技機
JP5051890B2 (ja) 雀球遊技機
JP2008237287A (ja) 雀球遊技機
JP2007244758A (ja) 雀球遊技機
JP2009022528A (ja) 雀球遊技機
JP2008125993A (ja) 遊技機
JP2008237409A (ja) 雀球遊技機
JP2006087799A (ja) パチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees