JP4888904B2 - 雀球遊技機 - Google Patents
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Description
一方、遊技者が所定の個数の遊技球を発射しても上がり役を完成させることができない場合には、制御装置はこのゲームを終了(流局)とする処理を行う。
続いて、メイン制御基板Kaに搭載されているプログラムの構成について説明する。メイン制御基板KaのROM41aには、雀球遊技機1のゲームの進行を統括して制御するための各種のプログラムが記憶されている。これらのプログラムは、例えば、図8に示すように、メイン制御プログラムP1、メダル管理プログラムP2、遊技球管理プログラムP3、自動配牌プログラムP4、特別遊技役抽選プログラムP5、ドラ抽選プログラムP6、入賞判定プログラムP7、メダル排出制御プログラムP8、自摸牌選択支援プログラムP9、ゲーム履歴データ記録プログラムP10、得点増加プログラムP11、等から構成されている。
続いて、図13に基づいて、サブ制御基板KbのROM41bに搭載されているプログラムの構成を説明する。図13に示すように、サブ制御基板Kbには、主として、メイン制御プログラムP21、ランプ制御プログラムP22、アシストプログラムP23から構成されるプログラムが搭載されている。
前述の目標上がり役が「国士無双」のときは、ヤオチュウ牌以外の牌の図柄コードを捨て牌とすべき牌と判定する。次に「刻子」(同一の牌4個も含む)を形成している図柄コードの1個、その次に2組以上形成されている「対子」の何れか1個の図柄コードを捨て牌とすべき牌と判定する。
自摸する前の手牌の目標上がり役から、この上がり役について必要とする「雀頭」、「刻子」、「順子」等を構成する牌の図柄の組合せに対して不足している図柄を判定する。そして、この不足している図柄について自摸すべき優先順位を予め設定しておき、この優先順位に従って自摸すべき図柄を判定する処理をプログラム化することにより可能になる。
続いて、第1の画像制御基板KcのROM41cに搭載されているプログラムの構成を図14に基づいて説明する。これらのプログラムは、主として、第1の表示装置10に各種の画像等を表示するためのプログラムであって、メイン制御プログラムP31、画面表示プログラムP32等から構成される。
続いて、第2の画像制御基板KdのROM41dに搭載されているプログラムの構成を図15に基づいて説明する。これらのプログラムは、メイン制御プログラムP41、画面表示プログラムP42、音声・効果音出力プログラムP43等から構成される。
続いて、遊技者がゲームを実施するときに、雀球遊技機1に搭載されているゲーム動作制御プログラムがゲームの進行を制御する流れについて説明する。図16ないし図21は、ゲームの進行を統括して制御するメイン制御基板Kaに搭載されているメイン制御プログラムP1について、その制御の流れを示すフローチャートである。以下、図16ないし図21に基づいて、1ゲームの制御の流れをステップ順に説明する。
まず、遊技場の管理者等は、当日の営業を開始する前に雀球遊技機1の電源をONする。雀球遊技機1の電源がONされると、メイン制御基板Kaのメイン制御プログラムP1は、メイン制御基板KaのRAM42aの記憶領域を初期化する。このとき、後述する特別遊技フラグに初期値として、通常遊技を示す「0」を記憶する。続いて、メイン制御プログラムP1は、電源ON時の初期化制御コマンドをサブ制御基板Kbに、サブ制御基板Kbはこの初期化制御コマンドを第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdに送信する。
遊技者がゲームを行うためには、1ゲームにつき所定の数の遊技媒体、例えば、3枚のメダルをメダル投入口17に投入する必要がある。メダル投入センサ17aからのメダル投入信号がメイン制御基板Kaに入力されると、メイン制御プログラムP1はメダル管理プログラムP2を作動させる。メダル管理プログラムP2は、投入されたメダルの枚数を記憶する処理を行う。
遊技者がゲーム開始ボタン18を押圧して、ゲーム開始信号がメイン制御基板Kaに入力されると、メイン制御プログラムP1は、ゲーム開始の制御コマンドを、サブ制御基板Kbを経由して第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdに送信する。第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdのゲーム演出表示プログラムP32a−2、P42a−2は、この制御コマンドに基づいて、ゲーム開始時の演出画像を第1及び第2の表示装置10、16に表示するとともに、音声・効果音出力プログラムP43により音声をスピーカー6から出力する。このようにして、雀球遊技機1の1ゲームが開始する。
続いて、メイン制御プログラムP1は、1ゲームの開始に当たって、RAM42aに設定した各種の記憶領域に初期値を記憶する処理を行う。例えば、1ゲームに遊技者が自摸牌操作のために遊技球を発射することができる個数を記憶する領域(遊技球の残り個数記憶領域)に初期値として、規定個数の「11」を記憶する。
続いて、メイン制御基板Kaのメイン制御プログラムP1は、自動配牌プログラムP4を作動させて、ゲームを開始するために必要な14個の配牌の図柄コードを自動的に決定する処理を行う。自動配牌プログラムP4は、自動配牌した14個の図柄コードをRAM42aの手牌記憶領域に記憶した後、所定の順序、例えば、図柄コードの上昇順、即ち、萬子、筒子、索子、風牌、三元牌の順に並び替えて手牌記憶領域に記憶する処理を行う。
続いて、メイン制御基板Kaのメイン制御プログラムP1は、特別遊技役抽選プログラムP5及びドラ抽選プログラムP6を作動させて、BBゲーム及びCBゲームの権利が獲得できるそれぞれの上がり役と、表ドラと裏ドラの図柄コードを決定し、これらBBゲーム役及びCBゲーム役の上がり役のコード、表ドラと裏ドラの図柄コードをRAM42aに記憶する処理を行う。さらに、メインプログラムP1は、これら当該ゲームの特別遊技の権利を獲得できる上がり役のコードと、表ドラの図柄コードを制御コマンドとともにサブ制御基板Kbを経由して第2の画像制御基板Kdに送信する処理を行う。なお、裏ドラの図柄コードは、遊技者がリーチボタン21を押圧したときに、メイン制御プログラムP1の制御により、サブ制御基板Kbを経由して第2の画像制御基板Kdに送信する。
メイン制御プログラムP1は、RAM42aに設定した特別遊技フラグに記憶されているデータをチェックする処理を行う。特別遊技フラグに「0」が記憶されている場合にはステップS9に、「1」が記憶されている場合には図18に示すステップS50に進む。
なお、この特別遊技フラグには、これから実施されるゲームが通常遊技のときには「0」、後述するBBゲームの権利を獲得したゲームのときには「1」が記憶される。
メイン制御プログラムP1は、入賞判定プログラムP7を作動させて、自動配牌されRAM42aに記憶した14個の手牌データが、既に上がり役を完成させているか否かを判定する。このステップS9の処理において、上がっていると判定された場合には、図17に示すステップS30に進む。一方、上がっていないと判定された場合には、メイン制御プログラムP1は、捨て牌アシストの制御コマンドをサブ制御基板Kbに送信して、ステップS10に進む。
ステップS10においては、メイン制御プログラムP1の制御により、遊技者が捨て牌用ボタンスイッチ19a、19b、・・・、19m、自摸捨て牌用ボタンスイッチ20の何れかをONしたか否かの入力待ち、即ち、捨て牌の操作を行うまで待ちの状態に設定する。
遊技者が捨て牌の操作を行って、捨て牌用ボタンスイッチ19a等の何れかから捨て牌信号が入力されると、メイン制御プログラムP1はその入力信号を解析して、遊技者が捨て牌とした図柄の図柄コードを判定する処理を行う。次に、メイン制御プログラムP1は、RAM42aの手牌記憶領域に記憶している手牌データからこの捨て牌の図柄コードを削除する処理を行う。
ステップS12は、遊技者が自摸牌操作を行うまでの待ちの状態、即ち、メイン制御プログラムP1は、遊技者が遊技球発射レバー4を操作し1個の遊技球を発射して、この遊技球が入球口13a等の何れかに入球し、入球センサから入球信号が入力されるまで待ちの状態に設定する。
メイン制御プログラムP1は、遊技球が入球した入球口13a等の入球センサから入球信号が入力されると、遊技球残り個数カウントプログラムP1cを作動させて、RAM42aの記憶領域に記憶している遊技球の残り個数を1個減算する処理を行う。
続いて、メイン制御プログラムP1は、上記した遊技球の入球信号を解析して遊技球が入球した入球口13a等の牌の図柄コードを求める処理を行う。そして、この図柄コードを、遊技者が自摸した牌の図柄コードとしてサブ制御基板Kbを経由して第2の画像制御基板Kdに送信する。次に、メイン制御プログラムP1は、RAM42aの手牌記憶領域に記憶している13個の手牌データに、この遊技者が自摸牌操作した図柄コードを追加する処理を行う。なお、第2の画像制御基板Kdは、遊技者が自摸した牌の図柄コードを受信すると、ゲーム演出表示プログラムP42a−2は、この自摸した牌の図柄コードに対応する図柄を自摸牌表示部35に表示する処理を行う。
このステップS15においては、前記したステップS9と同様に、入賞判定プログラムP7により、14個になった手牌データが上がり役を完成しているか否かを判定する処理を行う。そして、上がり役を完成していると判定された場合には、図17に示すステップS30に進む。一方、上がり役を完成していないと判定された場合には、次のステップS16に進む。
メイン制御プログラムP1は、遊技者はさらに自摸牌操作を行うことが可能か、即ち、RAM42aに記憶している発射可能な遊技球が1個以上残っているか否かを判定する処理を行う。そして、この判定の結果、遊技球が1個以上残っている場合には、ステップS10に戻る。一方、発射可能な遊技球が0個の場合には、当該ゲームは流局となって終了するので、次のステップS17に進む。
ゲーム履歴データ記録プログラムP10により、遊技者が今回実施したゲームの履歴データを、RAM42aの履歴データ領域に追加して記録する処理と、履歴データを更新する処理を行う。このRAM42aに記憶するゲーム結果の履歴データは、前記したゲーム履歴データ記録プログラムP10の処理内容で説明したデータ項目である。
ステップS18においては、1ゲームの終了、即ち、遊技球の規定個数に相当する自摸牌操作を行っても上がることができなかったので流局に対する処理を行う。この処理としては、例えば、RAM42aに設定しているリーチ後自摸回数、残り遊技球の個数、リーチフラグ、等のデータ領域に初期データを記憶する初期化処理を行う。さらに、ゲーム終了の制御コマンドを、サブ制御基板Kbを経由して第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdに送信する処理を行う。第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdは、ゲーム終了の制御コマンドを受信すると、その旨を第1及び第2の表示装置10、16に表示する処理を行う。
メイン制御プログラムP1は、入賞判定プログラムP7を作動させて、手牌データが如何なる上がり役を完成させているかを判定し、その上がり役のコードをRAM42aに記憶する。
メイン制御プログラムP1は、遊技者が完成させた上がり役のコードが、当該ゲームの開始時に特別遊技役抽選プログラムP5が決定した特別遊技役であるBBゲーム役又はCBゲーム役の対象となる上がり役のコードに一致するか否かを判定する処理を行う。この判定の結果、BBゲーム役又はCBゲーム役の対象となる上がり役のコードと一致する場合には、ステップS40に進む。一方、上がり役がBBゲーム又はCBゲームの権利を獲得できる上がり役でない場合には、ステップS32に進む。
ステップS40においては、遊技者が完成させた特別遊技役がCBゲーム役であるか否かを判定する処理を行う。この判定の結果、CBゲームの権利を獲得できる上がり役のコードと一致する場合には、図20のステップS90に進む。一方、上がり役がCBゲームの権利を獲得できる上がり役でない場合には、ステップS41に進む。
ステップS41においては、遊技者が完成させた上がり役がBBゲームの権利を獲得できる上がり役であるので、RAM42aに設定した特別遊技フラグに「1」を記憶して、ステップS42に進む。このステップS41の処理は、次回のゲーム進行の制御をBBゲームのモードで進行させるための前処理である。
続いて、メイン制御プログラムP1は、図10に示すBBゲーム役抽選テーブルを参照して、完成したBBゲーム役に設定されているBBゲーム継続回数の上限値をRAM42aの所定の領域に記憶する処理を行い、ステップS43に進む。
BBゲーム役の権利を獲得したゲームを実施して上がり続けると、上記ステップS42又は後述する図19のステップS72で設定した上限回数までBBゲームの権利を獲得したゲームを継続して行うことができる。ステップS43では、RAM42aに設定したBBゲーム継続回数をカウントする領域に「1」を加算する。なお、本実施形態においては、BBゲーム役を成立したゲームはそのまま終了するように構成しているが、BBゲーム役の成立後も捨て牌操作及び自摸牌操作を行って他の上がり役を狙うこともできるように構成しても良い。また、BBゲーム役成立後アタッカー作動口12を有効化して、アタッカー11を利用した自摸牌操作を行うことができるように構成しても良い。
メイン制御プログラムP1は、まず、上がり役完成の演出表示を行うための制御コマンドを第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdに送信する。この制御コマンドを受信すると、第1の画像制御基板Kcは、ゲーム演出表示プログラムP32a−2又は権利獲得演出表示プログラムP32b−1により、第1の表示装置10に上がり役完成の演出表示を行う。同様に、第2の画像制御基板Kdはゲーム演出表示プログラムP42a−2により、第2の表示装置16に上がり役完成の演出表示を行う。
ステップS33においては、上がり役を完成させたときの上がり条件として、特別遊技による得点増加手段、即ち、上がり役がアタッカー作動口12を有効化した後の特別遊技により完成されていると、特別遊技による得点増加プログラムP11aにより上がり役のコードに応じた増加メダル数(a)を求め、この増加メダル数(a)をRAM42aに記憶する処理を行う。
ステップS34においては、上がり役を完成させたときの上がり条件として、ドラ牌による得点増加手段、即ち、上がり役を完成させた手牌に表ドラと、遊技者がリーチをかけているときに手牌に裏ドラが含まれていると、この表ドラと裏ドラの個数に応じた増加メダル枚数(b)を求め、この増加メダル枚数(b)をRAM42aに記憶する処理を行う。
メイン制御プログラムP1は、遊技者が上がり役を完成することにより獲得できるメダルの合計枚数(S)を求める処理を行う。このメダル合計枚数(S)は、(入賞に伴う獲得メダル枚数(M)+特別遊技による増加メダル枚数(a)+ドラ牌による増加メダル枚数(b))になる。求めたメダルの合計枚数(S)はRAM42aに記憶する。
メイン制御基板Kaのメイン制御プログラムP1は、上がり役完成の制御コマンドとともに、上がり役のコード、遊技者が獲得したメダル合計枚数(S)及び入賞獲得メダル枚数(M)と増加メダル枚数の内訳等に関するデータを、サブ制御基板Kbを経由して第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdに送信する処理を行う。第1及び第2の画像制御基板Kc、Kdのゲーム演出表示プログラムP32a−2、P42a−2は、これらの情報を受信すると、第1及び第2の表示装置10、16に上がり役完成の演出表示を行う。
メイン制御プログラムP1は、メダル排出制御プログラムP8を作動させて、メダル払出装置から前記したメダル合計枚数(S)を、遊技者に払い出す処理を行う。
メイン制御プログラムP1は、ゲーム履歴データ記録プログラムP10を作動させて、遊技者が今回実施したゲームの履歴データを、RAM42aの履歴データ記憶領域に追加、更新して記録する処理を行う(ステップS38)。続いて、前記ステップS18と同様にゲーム終了の処理(ステップS39)を行って、ステップS2に戻るように制御する。
図18及び図19は、BBゲームの権利を獲得したゲームの進行処理を示すフローチャートである。遊技者は、BBゲームの権利を獲得したゲームを実行しているので、メイン制御プログラムP1は、RAM42aに設定した特別遊技フラグの記憶内容を判定する。そして、特別遊技フラグに「1」が記憶されていると、当該ゲームはBBゲームの権利を獲得したゲームであるのでステップS51に進む。
ステップS51ないしステップS54の処理内容は、図16のステップS2ないしステップS5の処理と同じ処理を行う。
メイン制御基板Kaのメイン制御プログラムP1は、特別遊技役抽選プログラムP5及びドラ抽選プログラムP6を作動させて、BBゲームの権利が獲得できる上がり役と、表ドラと裏ドラの図柄コードを決定し、これらBBゲーム役の上がり役のコード及び継続回数の上限値、表ドラと裏ドラの図柄コードをRAM42aに記憶する処理を行う。さらに、メインプログラムP1は、これら当該ゲームのBBゲームの権利を獲得できる上がり役のコード及び継続回数の上限値と、表ドラの図柄コードを制御コマンドとともにサブ制御基板Kbを経由して第2の画像制御基板Kdに送信する処理を行う。なお、裏ドラの図柄コードは、遊技者がリーチボタン21を押圧したときに、メイン制御プログラムP1の制御により、サブ制御基板Kbを経由して第2の画像制御基板Kdに送信する。
メイン制御プログラムP1は、入賞判定プログラムP7を作動させて、自動配牌されRAM42aに記憶した14個の手牌データが、既に上がり役を完成させているか否かを判定する。このステップS56の処理において、上がっていると判定された場合には、図19に示すステップS70に進む。一方、上がっていないと判定された場合には、メイン制御プログラムP1は、捨て牌アシストの制御コマンドをサブ制御基板Kbに送信して、ステップS57に進む。
ステップS57においては、メイン制御プログラムP1の制御により、遊技者が捨て牌用ボタンスイッチ19a、19b、・・・、19m、自摸捨て牌用ボタンスイッチ20の何れかをONしたか否かの入力待ち、即ち、捨て牌の操作を行うまで待ちの状態に設定する。
遊技者が捨て牌の操作を行って、捨て牌用ボタンスイッチ19a等の何れかから捨て牌信号が入力されると、メイン制御プログラムP1は、アタッカー作動口12を有効化する処理を行う。
ステップS59においては、図16のステップS11と同じ処理を行う。
このステップS60の自摸牌操作は、次のように遊技者にとって有利な操作になる。即ち、遊技者がBBゲーム役の権利を獲得した次のゲームは、14個の手牌が決定し捨て牌操作をした後、遊技盤2のアタッカー作動口12が有効になる(ステップS58)。そして、遊技者が発射した遊技球がこのアタッカー作動口12を通過すると、アタッカー11が開口する。続いて、発射した遊技球がこのアタッカー11に入球するごとに、第1の表示装置10に表示された27種の牌の図柄から牌選択右シフトボタン22a、牌選択左シフトボタン22bと選択決定ボタン23の操作により所望する牌を自摸牌として選択できるようになる。
メイン制御プログラムP1は、遊技球が入球した入球口13a等の入球センサから入球信号が入力されると、遊技球残り個数カウントプログラムP1cを作動させて、RAM42aの記憶領域に記憶している遊技球の残り個数を1個減算する処理を行う。
続いて、メイン制御プログラムP1は、上記した遊技球の入球信号を解析して遊技球が入球した入球口13a等の牌の図柄コードを求める処理を行う。また、遊技者がアタッカー11を利用して自摸牌操作を行ったときは、遊技者が選択した牌の図柄コードを求める処理を行う。そして、この図柄コードを、遊技者が自摸した牌の図柄コードとしてサブ制御基板Kbを経由して第2の画像制御基板Kdに送信する。次に、メイン制御プログラムP1は、RAM42aの手牌記憶領域に記憶している13個の手牌データに、この遊技者が自摸牌操作した図柄コードを追加する処理を行う。なお、第2の画像制御基板Kdは、遊技者が自摸した牌の図柄コードを受信すると、ゲーム演出表示プログラムP42a−2は、この自摸した牌の図柄コードに対応する図柄を自摸牌表示部35に表示する処理を行う。
このステップS63においては、前記したステップS56と同様に、入賞判定プログラムP7により、14個になった手牌データが上がり役を完成しているか否かを判定する処理を行う。そして、上がり役を完成していると判定された場合には、図19に示すステップS70に進む。一方、上がり役を完成していないと判定された場合には、次のステップS64に進む。
メイン制御プログラムP1は、遊技者はさらに自摸牌操作を行うことが可能か、即ち、RAM42aに記憶している発射可能な遊技球が1個以上残っているか否かを判定する処理を行う。そして、この判定の結果、遊技球が1個以上残っている場合には、ステップS57に戻る。一方、発射可能な遊技球が0個の場合には、当該ゲームは流局となって終了するので、次のステップS65に進む。
ステップS65では、BBゲーム終了の処理として、特別遊技フラグに「0」を記憶する処理を行い、ステップS66に進んで、遊技者が今回実施したゲームの履歴データを、RAM42aの履歴データ記憶領域に追加して記録する処理と、履歴データを更新する処理を行い、図16のステップS2に戻るように制御する。
図19は、BBゲーム中に上がり役を完成させたときのフローチャートである。遊技者がBBゲームにおいて上がり役を完成させると、メイン制御プログラムP1は、完成した上がり役の手牌の中にアタッカー11に遊技球を入球させて選択した牌が使用されているか否かを判定する処理を行う。上がり役を完成させた手牌の中にアタッカー11を利用して選択された牌が使用されていると判定された場合はS73に進み、使用されていないと判定された場合はステップS71に進む。
このステップS71においては、完成した上がり役がBBゲーム役であるか否かを判定する処理が行われ、BBゲーム役であると判定された場合はステップS72に進み、BBゲーム役ではないと判定された場合はステップS73に進む。
ステップS72においては、BBゲーム中にBBゲーム役を完成させているので、メイン制御基板Kaのメイン制御プログラムP1は、BBゲームの継続回数の上限値を更新する処理を行う。即ち、このステップS71の処理により、BBゲーム中にBBゲーム役が成立した場合、遊技者にとってより有利なBBゲームの継続回数を延長させることができる。
BBゲーム役の権利を獲得したゲームを実施して上がり続けると、図17のステップS42又は上記ステップS72で設定した上限回数までBBゲームの権利を獲得したゲームを継続して行うことができる。ステップS73では、RAM42aに設定したBBゲーム継続回数をカウントする領域に「1」を加算する。
ステップS74ないしステップS77の処理内容は、前記した図17のステップS31を除いたステップS30ないしステップS37の処理と同じ処理を行う。
遊技者のBBゲームの継続回数が、設定された上限回数と等しいか否かを判定する(ステップS78)。この判定は、ステップS73でカウントしてRAM42aに記憶したBBゲーム継続回数と、RAM42aに記憶している上限回数とを比較する処理を行う。そして、BBゲームの継続回数がこの上限回数と等しい場合には、ステップS79に進む。ステップS79では、BBゲーム終了の処理として、特別遊技フラグに「0」を記憶する処理を行い、ステップS80に進む。一方、上限回数と等しくない場合にはステップS80に進んで、遊技者が今回実施したゲームの履歴データを、RAM42aの履歴データ記憶領域に追加して記録する処理と、履歴データを更新する処理を行う。
図20はCBゲームの権利を獲得したゲームの進行処理を示すフローチャートである。遊技者がCBゲーム役の上がり役を完成させると、ステップS90においてメイン制御基板Kaの遊技球残り個数カウントプログラムP1cが作動して遊技球の残り個数が0であるか否かを判定する処理を行う。この判定の結果、遊技球の残り個数が0であると判定された場合は、ステップS32に進む。このとき、特別遊技による得点増加プログラムP11aの作動条件が「CBゲーム役が成立すること」に設定されている場合は特別遊技による得点増加プログラムP11aが作動して、特別遊技による増加メダル数(a)を求める処理(図17のステップS33)が行われるが、特別遊技による得点増加プログラムP11aの作動条件が「CBゲーム役の成立後、遊技球をアタッカー作動口12に通過させ、アタッカー11を開口すること」又は「アタッカー11を開口させ、遊技球をアタッカー11に入球させること」に設定されている場合は当該ゲームのCBゲームの権利は失効する。遊技球の残り個数が0でないと判定された場合は、ステップS91に進む。
ステップS91においては、遊技者が当該ゲームを終了させる操作(ゲーム終了ボタン24、メダル払出ボタン25、ゲーム開始ボタン18の押圧操作等)を行ったか否かを判定する処理を行う。この判定の結果、遊技者が何らかの当該ゲームを終了させる操作を行ったと判定された場合は、ステップS32に進む。このステップS91においても、上記ステップS90と同様に、特別遊技による得点増加プログラムP11aの作動条件が「CBゲーム役が成立すること」に設定されている場合は特別遊技による得点増加プログラムP11aが作動して、特別遊技による増加メダル数(a)を求める処理(図17のステップS33)が行われるが、特別遊技による得点増加プログラムP11aの作動条件が「CBゲーム役の成立後、遊技球をアタッカー作動口12に通過させ、アタッカー11を開口すること」又は「アタッカー11を開口させ、遊技球をアタッカー11に入球させること」に設定されている場合は当該ゲームのCBゲーム役の権利は失効する。遊技者が当該ゲームを終了させる操作を行っていないと判定された場合は、ステップS92に進む。
このステップS92においては、上記した図16のステップS10と同様の処理を行う。
遊技者が捨て牌の操作を行って、捨て牌用ボタンスイッチ19a等の何れかから捨て牌信号が入力されると、アタッカー作動口12が有効化され、ステップS94へ進む。
ステップS94ないしステップS98においては、図16のステップS11ないしステップS15と同様の処理を行い、ステップS98において14個の手牌が上がり役を完成させていると判定された場合は、ステップS99に進む。ステップS98において14個の手牌が上がり役を完成させていないと判定された場合は、ステップS100に進む。
このステップS99においては、遊技者が完成させた上がり役を判定する処理を行い図21のステップS110に進む。
このステップS100においては、遊技球の残り個数が0であるか否かを判定する処理を行い、遊技球の残り個数が0である場合はステップS101に進み、遊技球の残り個数が0でない場合はステップS92に戻る。
メイン制御プログラムP1は、ゲーム履歴データ記録プログラムP10を作動させて、遊技者が今回実施したゲームの履歴データを、RAM42aの履歴データ記憶領域に追加、更新して記録する処理を行う(ステップS101)。続いて、前記ステップS18と同様にゲーム終了の処理(ステップS102)を行って、ステップS2に戻るように制御する。
図21は、CBゲーム中に上がり役を完成させた後の処理を示すフローチャートである。遊技者がCBゲーム役の上がり役を完成させ、アタッカー作動口12が有効化された後に、1回以上の捨て牌操作及び自摸牌操作を行って再び上がり役を完成すると、メイン制御プログラムP1は、完成した上がり役の手牌の中にアタッカー11に遊技球を入球させて選択した牌が使用されているか否かを判定する処理を行う。上がり役を完成させた手牌の中にアタッカー11を利用して選択された牌が使用されていると判定された場合は図20のステップS90に戻り、使用されていないと判定された場合はステップS111に進む。なお、このステップS110の判定条件としては、図19のステップS70で説明した他の判定条件を採用しても良い。
このステップS111においては、完成した上がり役がBBゲーム役であるか否かを判定する処理が行われ、BBゲーム役であると判定された場合はステップS112に進み、BBゲーム役ではないと判定された場合は図20のステップS90に戻る。即ち、このステップS111の処理により、CBゲーム役が成立したゲームであっても、遊技者にとってより有利なBBゲーム役を狙ってゲームを続けることができる。
このステップS112ないしステップS114においては、図17のステップS41ないしステップS43と同様に、RAM42aに設定した特別遊技フラグに「1」を記憶する処理を行い、完成したBBゲーム役に設定されているBBゲーム継続回数の上限値をRAM42aの所定の領域に記憶する処理を行い、RAM42aに設定したBBゲーム継続回数をカウントする領域に「1」を加算する処理を行って、図17のステップS32に進む。
2…遊技盤
3…操作パネル
4…遊技球発射レバー
10…第1の表示装置
11…アタッカー
12…アタッカー作動口
13a、13b、13c、・・・…入球口
16…第2の表示装置
18…ゲーム開始ボタン
19a、19b、19c、・・・、19m…捨て牌用ボタンスイッチ
21…リーチボタン
31a…BBゲーム役表示部
31b…CBゲーム役表示部
34…手牌表示部
35…自摸牌表示部
40a、40b、40c、40d…CPU
41a、41b、41c、41d…ROM
42a、42b、42c、42d…RAM
Claims (7)
- 複数種の牌の図柄に対応する入球口が配置された遊技盤と、該遊技盤に発射した遊技球が入球した前記入球口に対応する牌の図柄を自摸牌操作による自摸牌として表示装置の手牌表示部に表示する自摸牌操作手段と、前記手牌表示部に表示された手牌の図柄から不要な図柄を捨て牌操作するための捨て牌操作手段と、通常遊技の開始時に該通常遊技に比べて遊技者に有利な特別遊技の権利を付与する特別遊技役を決定する特別遊技役決定手段と、を備えた雀球遊技機であって、
前記特別遊技は、前記特別遊技役決定手段により決定される特別遊技役の成立後の遊技において特別入球口の開放作動口が有効化され、該開放作動口を前記自摸牌操作手段により発射された遊技球が通過することにより開放する前記特別入球口に遊技球が入球する毎に任意の牌を自摸牌として選択可能となり、当該特別遊技において上がり役を完成させると該特別遊技の権利を付与する前記特別遊技役毎に設定された継続回数を限度に次遊技以降も前記特別遊技を継続可能に構成され、
前記特別遊技役決定手段は、前記特別遊技の開始時にも前記特別遊技役の決定を行い、
前記雀球遊技機の制御手段は、前記特別遊技の遊技時に所定の条件を満たして当該遊技における特別遊技役を成立した場合に当該特別遊技の権利を遊技者に付与するように制御してなることを特徴とする雀球遊技機。 - 前記特別遊技の遊技時に所定の条件を満たして前記特別遊技役決定手段により決定された特別遊技役を成立させたとき、当該遊技で成立させた特別遊技役の継続回数を現在遊技中の特別遊技役に設定されている継続回数に加算してなることを特徴とする請求項1に記載の雀球遊技機。
- 前記特別遊技の遊技時に所定の条件を満たして前記特別遊技役決定手段により決定された特別遊技役を成立させたとき、当該遊技で成立させた特別遊技役の継続回数を次回遊技以降の継続回数として設定してなることを特徴とする請求項1に記載の雀球遊技機。
- 前記特別遊技の遊技時に所定の条件を満たして前記特別遊技役決定手段により決定された特別遊技役を成立させたとき、当該遊技で成立させた特別遊技役の継続回数が現在遊技中の特別遊技に設定されている継続回数の残り回数より少ない場合、当該遊技で完成させた特別遊技の権利を無効化してなることを特徴とする請求項3に記載の雀球遊技機。
- 前記雀球遊技機の前記制御手段は、前記特別遊技の遊技時に前記開放作動口に前記遊技球を通過させずに当該遊技における特別遊技役を成立させることを条件に、当該特別遊技の権利を遊技者に付与するように制御してなることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の雀球遊技機。
- 前記雀球遊技機の前記制御手段は、前記特別遊技の遊技時に前記特別入球口に前記遊技球を入球させずに当該遊技における特別遊技役を成立させることを条件に、当該特別遊技の権利を遊技者に付与するように制御してなることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の雀球遊技機。
- 前記雀球遊技機の前記制御手段は、前記特別遊技の遊技時に前記特別入球口に遊技球を入球させて選択した牌を使用せずに前記当該遊技における特別遊技役を成立させることを条件に、当該特別遊技の権利を遊技者に付与するように制御してなることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の雀球遊技機。
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