JP5012822B2 - 記憶制御装置 - Google Patents

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本発明は、データを記憶する記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に関する。
データを記憶する記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置が知られている。この記憶制御装置は、ホスト装置からの入出力要求に応じて、記憶装置からデータを読み出す処理(読出処理)、及び/又は、記憶装置にデータを書き込む処理(書込処理)である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する。
記憶装置は、記憶制御装置からの入出力指示に応じて入出力処理を実行する。記憶装置は、入出力処理が読出処理である場合、記憶装置からデータを読み出し、読み出したデータを含む処理完了通知を記憶制御装置へ送信する。処理完了通知は、入出力処理が完了した旨を表す情報である。また、記憶装置は、入出力処理が書込処理である場合、入出力指示に含まれるデータを記憶装置に書き込み、処理完了通知を記憶制御装置へ送信する。
この種の記憶制御装置の一つとして特許文献1に記載の記憶制御装置は、入出力指示を記憶装置へ送信してから待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知をホスト装置へ送信する。更に、この場合、記憶制御装置は、入出力指示に基づく入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を記憶装置へ送信する。
これにより、記憶装置による入出力処理が遅延した場合、ホスト装置が実行している処理が過度に遅延することを防止することができる。
特開平8−328759号公報
しかしながら、ホスト装置が実行している処理が過度に遅延することを防止するために設定される待機時間は、比較的短い。従って、入出力処理が頻繁に中止されてしまうという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「ホスト装置の処理が過度に遅延することを防止するとともに、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができないこと」を解決することが可能な記憶制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である記憶制御装置は、データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された装置である。
更に、この記憶制御装置は、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく上記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから、上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から上記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく上記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を上記記憶装置へ送信する処理中止指示送信手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である記憶制御システムは、ホスト装置と接続されたシステムである。
更に、この記憶制御システムは、
データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニットと、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う入出力処理実行手段と、
上記入出力処理を開始してから第1の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
上記入出力処理を開始してから上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、当該入出力処理を中止する処理中止手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である記憶制御方法は、データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に適用される方法である。
更に、この記憶制御方法は、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信工程と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく上記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信工程と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから、上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から上記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく上記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を上記記憶装置へ送信する処理中止指示送信工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく上記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから、上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から上記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく上記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を上記記憶装置へ送信する処理中止指示送信手段と、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、ホスト装置の処理が過度に遅延することを防止しながら、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができる。
本発明の実施形態に係るディスクアレイ装置の概略構成を表す図である。 本発明の実施形態に係るコントローラの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の実施形態に係るディスクアレイ装置の作動のうちの入出力指示送信要求を受信した際の作動を示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係るディスクアレイ装置の作動のうちのタイムアウトが発生した際の作動を示したフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る記憶制御装置の機能の概略を表すブロック図である。
本発明の一形態である記憶制御装置は、データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された装置である。
更に、この記憶制御装置は、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく上記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから、上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から上記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく上記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を上記記憶装置へ送信する処理中止指示送信手段と、
を備える。
これによれば、記憶制御装置は、記憶装置が第1の待機時間内に入出力処理を完了しなかった場合、ホスト装置へタイムアウト通知を送信する。従って、ホスト装置が実行している処理が、過度に遅延することを防止することができる。
また、記憶装置が入出力処理を実行している時間が、第1の待機時間よりも長い第2の待機時間よりも長くならない限り、入出力処理は中止されない。従って、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができる。
このように、上記構成によれば、記憶装置による入出力処理が遅延した場合であっても、ホスト装置の処理が過度に遅延することを防止することができるとともに、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができる。
この場合、上記記憶装置は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格に基づいた装置であることが好適である。
ところで、SATA規格においては、1つの入出力処理のみを中止する処理が定められていない。一方、実行中のすべての入出力処理を中止する処理は定められている。従って、記憶制御装置は、SATA規格に基づいた記憶装置において、1つの入出力処理のみが比較的大きく遅延している場合であっても、実行中のすべての入出力処理を中止する旨を指示する必要がある。このため、無駄に中止される入出力処理が比較的多くなってしまうという問題があった。
これに対し、上記構成によれば、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができるので、特に、記憶装置がSATA規格に基づいた装置である場合、無駄に中止される入出力処理が比較的多くなることを確実に防止することができる。
この場合、上記記憶ユニットは、複数の上記記憶装置を含むことが好適である。
この場合、上記記憶制御装置は、
上記記憶装置が上記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段と、
上記記憶装置に対して取得された上記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止手段と、
を備えることが好適である。
これによれば、例えば、入出力処理が比較的大きく遅延することが頻繁に発生している記憶装置の使用を禁止することができる。これにより、記憶ユニットが入出力指示を受信してから入出力処理を完了するまでの応答時間が過度に長くなることを防止することができる。
この場合、上記使用禁止条件は、予め設定された期間内において、上記取得された処理実行時間が予め設定された閾値時間以上となった回数が、予め設定された閾値回数以上であるという条件であることが好適である。
また、本発明の他の形態である記憶制御システムは、ホスト装置と接続されたシステムである。
更に、この記憶制御システムは、
データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニットと、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う入出力処理実行手段と、
上記入出力処理を開始してから第1の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
上記入出力処理を開始してから上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、当該入出力処理を中止する処理中止手段と、
を備える。
この場合、上記記憶ユニットは、複数の上記記憶装置を含むことが好適である。
この場合、上記記憶制御システムは、
上記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段と、
上記複数の記憶装置の1つに対して取得された上記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止手段と、
を備えることが好適である。
また、本発明の他の形態である記憶制御方法は、データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に適用される方法である。
更に、この記憶制御方法は、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信工程と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく上記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信工程と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから、上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から上記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく上記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を上記記憶装置へ送信する処理中止指示送信工程と、
を含む。
この場合、上記記憶制御方法は、
上記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得工程と、
上記記憶ユニットが複数の上記記憶装置を含む場合において、当該複数の記憶装置のうちの1つに対して取得された上記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定されたとき、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止工程と、
を含むことが好適である。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に、
上記ホスト装置からの入出力要求に応じて、上記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、上記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく上記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を上記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
上記入出力指示を上記記憶装置へ送信してから、上記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から上記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく上記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を上記記憶装置へ送信する処理中止指示送信手段と、
を実現させるためのプログラムである。
この場合、上記プログラムは、
上記記憶制御装置に、更に、
上記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段と、
上記記憶ユニットが複数の上記記憶装置を含む場合において、当該複数の記憶装置のうちの1つに対して取得された上記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止手段と、
を実現させるためのプログラムであることが好適である。
上述した構成を有する、記憶制御システム、記憶制御方法、又は、プログラム、の発明であっても、上記記憶制御装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、記憶制御装置、記憶制御システム、記憶制御方法、及び、プログラム、の実施形態について図1〜図5を参照しながら説明する。
<実施形態>
図1に示したように、実施形態に係るディスクアレイ装置10は、ホストインタフェース12と、キャッシュメモリ13と、ディスクアレイユニット(記憶ユニット)14と、コントローラ(記憶制御装置)16と、を備える。
ディスクアレイ装置10は、ホスト装置11及び保守装置15のそれぞれと通信可能に接続されている。ディスクアレイ装置10は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する装置である。
ホスト装置11は、所定のプログラムを実行することにより入出力要求を生成する。入出力要求は、ディスクアレイ装置10から(ディスクアレイ装置10に記憶されている)データを読み出す処理(読出処理)、及び/又は、ディスクアレイ装置10にデータを書き込む(ディスクアレイ装置10にデータを記憶させる)処理(書込処理)である入出力処理を行う旨を要求する情報である。
ホスト装置11は、生成した入出力要求をディスクアレイ装置10へ送信する。更に、ホスト装置11は、書込処理としての入出力処理を行う旨を要求する入出力要求を送信する場合、入出力要求とともに書込データをディスクアレイ装置10へ送信する。
保守装置15は、ディスクアレイ装置10を保守するための情報処理装置である。保守装置15は、ディスクアレイ装置10に対する設定を変更するための処理、及び、ディスクアレイ装置10に対して設定されている情報の表示を行う。
ディスクアレイユニット14は、データを記憶する複数の記憶装置としてのハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive)14a,14b,14c,…を含む。各HDD14a,14b,14c,…は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格に基づいた記憶装置である。
ホストインタフェース12は、ホスト装置11から入出力要求を受信する。キャッシュメモリ13は、ホスト装置11から受信した書込データ、又は、ホスト装置11へ送信した読出データを記憶(キャッシュ)する。
ホストインタフェース12は、受信した入出力要求が読出処理を行う旨を要求する情報(リードコマンド)である場合、キャッシュメモリ13にその読出処理の対象となる読出データが記憶されているか否かを判定する。
そして、キャッシュメモリ13に読出処理の対象となる読出データが記憶されている場合、ホストインタフェース12は、その読出データをホスト装置11へ送信する。
一方、キャッシュメモリ13に読出処理の対象となる読出データが記憶されていない場合、ホストインタフェース12は、その旨を表す入出力指示送信要求をコントローラ16へ送信する。これにより、コントローラ16は、読出処理の対象となるHDD14a,14b,14c,…を特定するとともに、読出処理の対象となるデータの記憶位置を特定する。
そして、コントローラ16は、特定したHDD14a,14b,14c,…に記憶されているデータのうちの、特定した記憶位置に記憶されているデータを読み出す処理としての入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を、当該特定したHDD14a,14b,14c,…へ送信する。
HDD14a,14b,14c,…は、その入出力指示に応じて、記憶されているデータを読み出し、読み出したデータ(読出データ)をコントローラ16を介してキャッシュメモリ13へ送信する読出処理を行う。これにより、キャッシュメモリ13は、読出データを記憶する。そして、ホストインタフェース12は、この読出データをキャッシュメモリ13から読み出し、読み出したデータをホスト装置11へ送信する。
なお、コントローラ16がHDD14a,14b,14c,…から読出データを受信することは、コントローラ16がHDD14a,14b,14c,…から入出力指示に基づく入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信することに相当している。
また、ホストインタフェース12は、受信した入出力要求が書込処理を行う旨を要求する情報(ライトコマンド)である場合、入出力要求とともに受信した書込データをキャッシュメモリ13に記憶させ、その旨を表す入出力指示送信要求をコントローラ16へ送信する。
これにより、コントローラ16は、書込処理の対象となるHDD14a,14b,14c,…を特定するとともに、書込処理の対象となるデータの記憶位置を特定する。そして、コントローラ16は、キャッシュメモリ13に記憶されている書込データを、特定したHDD14a,14b,14c,…の、特定した記憶位置に書き込む処理としての入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を、当該特定したHDD14a,14b,14c,…へ送信する。
HDD14a,14b,14c,…は、その入出力指示に応じて、書込データを記憶する(書き込む)書込処理を行う。HDD14a,14b,14c,…は、書込データの書き込みが完了すると、その旨を表す書込完了通知をコントローラ16へ送信する。
なお、コントローラ16がHDD14a,14b,14c,…から書込完了通知を受信することは、コントローラ16がHDD14a,14b,14c,…から入出力指示に基づく入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信することに相当している。
これにより、コントローラ16は、入出力要求に基づく書込処理が完了した旨を表す書込処理完了通知を、ホストインタフェース12を介してホスト装置11へ送信する。
また、コントローラ16は、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信してから、予め設定された第1の待機時間が経過するまでに当該HDD14a,14b,14c,…から当該入出力指示に基づく処理完了通知を受信しなかった(第1のタイムアウトが発生した)場合、その旨を表すタイムアウト通知をホスト装置11へ送信する。
更に、コントローラ16は、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信してから、予め設定された第2の待機時間が経過するまでに、当該HDD14a,14b,14c,…から当該入出力指示に基づく処理完了通知を受信しなかった(第2のタイムアウトが発生した)場合、処理中止指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信する。ここで、処理中止指示は、上記入出力指示に基づく入出力処理を中止する旨を指示する情報である。また、第2の待機時間は、第1の待機時間よりも長い時間である。
HDD14a,14b,14c,…は、処理中止指示を受信すると、実行している入出力処理を中止(アボート又はキャンセル)する。
このように、コントローラ16は、ホスト装置11からの入出力要求に応じて、HDD14a,14b,14c,…からデータを読み出す処理、及び/又は、HDD14a,14b,14c,…にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該HDD14a,14b,14c,…へ送信する入出力指示送信手段を構成している。
また、コントローラ16及びディスクアレイユニット14は、ホスト装置11からの入出力要求に応じて、HDD14a,14b,14c,…からデータを読み出す処理、及び/又は、HDD14a,14b,14c,…にデータを書き込む処理である入出力処理を行う入出力処理実行手段を構成している。
更に、コントローラ16は、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信(入出力処理を開始)してから第1の待機時間が経過するまでに当該HDD14a,14b,14c,…から当該入出力指示に基づく入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信(入出力処理が完了)しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知をホスト装置11へ送信するタイムアウト通知送信手段を構成している。
加えて、コントローラ16は、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信してから、第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該HDD14a,14b,14c,…から処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を当該HDD14a,14b,14c,…へ送信する処理中止指示送信手段を構成している。
また、コントローラ16及びディスクアレイユニット14は、入出力処理を開始してから第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、当該入出力処理を中止する処理中止手段を構成している。
以下、コントローラ16が行う処理についてより具体的に説明する。
コントローラ16は、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信すると、その入出力指示に基づく入出力処理を行うための入出力リソース(IOリソース)を確保する。即ち、コントローラ16は、IOリソースを管理するための管理情報と、IOリソースの状態が「実行中」状態であることを表す状態情報と、を対応付けて記憶する。ここで、IOリソースは、コントローラ16が有するデータ転送チャネル、転送用制御情報、及び、キャッシュメモリ13内の転送データ用領域を含む。
転送用制御情報は、入出力処理の対象となるHDD14a,14b,14c,…を特定するための情報、入出力処理の対象となるデータの記憶位置を特定するための情報、読み出し又は書き込みを表す情報、及び、入出力処理の対象となるデータのサイズを表す情報を含む。
そして、コントローラ16は、第1のタイムアウトが発生した場合、第1のタイムアウトに係る入出力処理を行うためのIOリソースを保持する。即ち、コントローラ16は、そのIOリソースに係る状態情報を、「完了待ち」状態を表す情報に変更する。更に、コントローラ16は、ホストインタフェース12を介してタイムアウト通知をホスト装置11へ送信する。
その後、第2のタイムアウトが発生することなく、コントローラ16が処理完了通知を受信した場合、コントローラ16は、IOリソースを保持したまま、そのIOリソースに係る状態情報を、「完了」状態を表す情報に変更する。
状態情報が「完了」状態を表す情報に設定されたIOリソースは、他の入出力処理によって使用可能となる。ところで、他の入出力処理によって使用されるまでの間にホスト装置11から再び同じ入出力処理が要求された(リトライ処理が行われた)場合には、コントローラ16は、そのIOリソースに保持されているデータを利用することができる。
そして、ホスト装置11から入出力要求を受信した場合、コントローラ16は、リトライ処理が行われたか否かを、保持されているIOリソースに基づいて判定する。具体的には、コントローラ16は、同一のホスト装置から受信した同一の入出力要求に係るIOリソースが保持されている場合、リトライ処理が行われたと判定する。
そして、コントローラ16は、リトライ処理が行われたと判定した場合において、前回の入出力処理を行うためのIOリソースに係る状態情報が「完了」状態を表す情報である場合、そのIOリソースに保持されているデータを利用して、読出データ又は書込処理完了通知をホスト装置11へ送信する。
一方、コントローラ16は、リトライ処理が行われたと判定した場合において、前回の入出力処理を行うためのIOリソースに係る状態情報が「完了待ち」状態を表す情報である場合、そのIOリソースに係る状態情報を、「実行中」状態を表す情報に変更する。
また、コントローラ16は、リトライ処理が行われたと判定しなかった場合、新規にIOリソースを確保するとともに、新規に入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信する。
また、コントローラ16は、各HDD14a,14b,14c,…が入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する。そして、コントローラ16は、各HDD14a,14b,14c,…に対して取得された処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定する。次いで、コントローラ16は、使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、そのHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止する。
ここで、使用禁止条件は、予め設定された期間内において、取得された処理実行時間が予め設定された閾値時間以上となった回数が、予め設定された閾値回数以上であるという条件である。
このように、コントローラ16は、HDD14a,14b,14c,…が入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段を構成している。
更に、コントローラ16は、HDD14a,14b,14c,…に対して取得された処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、そのHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止する使用禁止手段を構成している。
図2は、上記のように構成されたコントローラ16の機能を表すブロック図である。コントローラ16の機能は、IOリソース管理部20と、IO発行判定部21と、IO発行部22と、IOリソース検索部23と、IOリソース状態判定部24と、IOリソース状態遷移部25と、HDD使用禁止部26と、を含む。
本例では、コントローラ16の機能は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)が、図示しない記憶装置(メモリ)に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。なお、コントローラ16の各機能は、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
IOリソース管理部20は、IOリソースを管理するための管理情報と、IOリソースの状態を表す状態情報と、を対応付けて記憶する機能を含む。管理情報は、コントローラ16が有するデータ転送チャネル(コントローラ16がHDD14a,14b,14c,…との間でデータを授受するためのチャネル)を特定するための情報、転送用制御情報、及び、キャッシュメモリ13内の転送データ用の記憶領域を特定するための情報を含む。また、状態情報は、「リトライ実行中」、「実行中」、「完了待ち」、「完了」又は「未使用」を表す情報である。
IO発行判定部21は、受信した入出力要求に基づいて、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信(発行)するか否かを判定する機能を含む。
IO発行部22は、IO発行判定部21により、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信すると判定された場合、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信する機能を含む。また、IO発行部22は、第1のタイムアウト又は第2のタイムアウトの発生を監視する機能を含む。更に、IO発行部22は、各HDD14a,14b,14c,…に対して処理実行時間を取得し、取得した処理実行時間を記憶する機能を含む。
IOリソース検索部23は、IO発行判定部21により指定されたIOリソースをIOリソース管理部20に記憶されている情報から検索する機能を含む。
IOリソース状態判定部24は、IOリソースの状態を判定する機能を含む。IOリソース状態判定部24は、IO発行判定部21による要求に応じてIOリソースの状態を応答する機能を含む。IOリソース状態遷移部25は、IOリソースの状態を変更する(遷移させる)機能を含む。
HDD使用禁止部26は、HDD14a,14b,14c,…の使用を禁止する機能を有する機能を含む。本例では、HDD使用禁止部26は、HDD14a,14b,14c,…へ供給される電力を遮断することにより、HDD14a,14b,14c,…の使用を禁止する。なお、HDD使用禁止部26は、HDD14a,14b,14c,…とコントローラ16との間の通信経路を遮断することによりHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止するように構成されていてもよい。
次に、上記のように構成されたディスクアレイ装置10の作動について図3及び図4を参照しながら説明する。
IO発行判定部21は、入出力指示送信要求を受信する(図3のステップA10)と、キャッシュメモリ13に記憶されている書込データを書き込む対象となるHDD14a,14b,14c,…及び記憶位置、若しくは、データを読み出す対象となるHDD14a,14b,14c,…及び記憶位置を特定する(図3のステップA11)。
そして、IO発行判定部21は、書込データ、特定したHDD14a,14b,14c,…及び記憶位置に基づいて、IOリソース検索部23に同一領域へのアクセスを行っているIOリソースを検索させる(図3のステップA12)。即ち、IO発行判定部21は、同一領域へのアクセスを行っているIOリソースが存在するか否かを判定する。
ここで、「同一領域へのアクセスを行っているIOリソース」は、コントローラ16が受信した入出力要求と同一の入出力要求であって、受信された入出力要求を送信してきたホスト装置と同一のホスト装置から送信された入出力要求に基づく入出力処理を行うために確保されたIOリソースを意味している。
コントローラ16は、IOリソースの転送用制御情報及びキャッシュメモリ13にある転送データバッファを比較することにより、IOリソースが同一領域へのアクセスを行っているか否かを判定する。コントローラ16は、IOリソースの転送用制御情報及びキャッシュメモリ13にある転送データバッファのいずれもが一致している場合、IOリソースが同一領域へのアクセスを行っていると判定する。
先ず、同一領域へのアクセスを行っているIOリソースが存在しない場合から説明する。
この場合、IO発行判定部21は、新規にIOリソースを確保する。即ち、IO発行判定部21は、IOリソース検索部23に、使用可能なIOリソースを検索させる。IO発行判定部21は、検索結果として取得されたIOリソースに係る状態情報を、IOリソース状態遷移部25を用いて、「実行中」状態を表す情報に変更する(図3のステップA13)。
IOリソース検索部23は、使用可能なIOリソースとして、先ず、状態情報が「未使用」状態を表す情報であるIOリソースを検索する。状態情報が「未使用」状態を表す情報であるIOリソースが存在しない場合、IOリソース検索部23は、状態情報が「完了」状態を表す情報であるIOリソースを検索する。
状態情報が「未使用」状態を表す情報であるIOリソース、及び、状態情報が「完了」状態を表す情報であるIOリソース、のいずれもが存在しない(即ち、IOリソースが確保できなかった)場合(図3のステップA14にて「No」)、コントローラ16は、ホスト装置11に、同一の入出力要求を再度送信する(リトライ処理を行う)ように要求する情報(リトライ応答)を送信する(図3のステップA15)。
一方、状態情報が「未使用」状態を表す情報であるIOリソース、又は、状態情報が「完了」状態を表す情報であるIOリソースが存在している(即ち、IOリソースが確保できた)場合(図3のステップA14にて「Yes」)、確保したIOリソースを管理するための管理情報をIO発行部22に渡す。
IO発行部22は、受け取った管理情報に基づいて、入出力指示をHDD14a,14b,14c,…へ送信(発行)する(図3のステップA16、入出力指示送信工程)。
HDD14a,14b,14c,…は、その入出力指示に応じて、入出力処理(書込処理又は読出処理)を行う。
いま、入出力処理が第1の待機時間内に完了した場合を想定して説明を続ける。
この場合、HDD14a,14b,14c,…による入出力処理が完了すると、IO発行部22は、IO発行判定部21へ正常終了応答を送る。
IO発行判定部21は、正常終了応答を受け取ると、その正常終了応答に係るIOリソースの状態情報を「完了」状態を表す情報に、IOリソース状態遷移部25を用いて変更する。なお、状態情報が「完了」状態を表す情報であるIOリソースに係る、キャッシュメモリ13内の転送データバッファ及び転送用制御情報は、保持される。また、このIOリソースは、新規にIOリソースが確保される際に、使用可能なIOリソースとなる。
次に、入出力処理が完了する前に、入出力処理が開始してから第1の待機時間が経過した場合を想定して説明を続ける。
この場合、IO発行部22は、入出力処理が開始してから第1の待機時間が経過したことを検出する(図4のステップB10にて「Yes」)。そして、IO発行部22は、IO発行判定部21にタイムアウト応答を送る。次いで、IO発行判定部21は、タイムアウト応答を受け取ると、タイムアウト通知をホスト装置11へ送信する(図4のステップB11、タイムアウト通知送信工程)。
IO発行判定部21は、タイムアウト応答を受け取ると、そのタイムアウト応答に係るIOリソースの状態情報を「実行中」状態を表す情報から「完了待ち」状態を表す情報にIOリソース状態遷移部25を用いて変更する(図4のステップB12)。これにより、このIOリソースは、新規にIOリソースが確保される際に、使用不能なIOリソースとなる。
このとき、コントローラ16は、入出力処理が開始してから第1の待機時間が経過した場合であっても、その入出力処理を中止させることなく、入出力処理が完了するまで待機する(図4のステップB14)。
そして、コントローラ16は、入出力処理が開始してから第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過する前にHDD14a,14b,14c,…から処理完了通知を受信すると(図4のステップB15にて「Yes」)、その処理完了通知に係るIOリソースの状態情報を、IOリソース状態遷移部25を用いて、「完了」状態を表す情報に変更する(図4のステップB16)。
次に、同一領域へのアクセスを行っているIOリソースが存在する場合について説明する。
この場合(図3のステップA12にて「Yes」)、IO発行判定部21は、同一領域へのアクセスを行っているIOリソースを利用する。IO発行判定部21は、IOリソース状態判定部24を用いて、このIOリソースの状態情報を取得する。
先ず、取得された状態情報が「完了待ち」状態を表す情報であった場合から説明する。
この場合(図3のステップA17にて「Yes」)、IO発行判定部21は、新規に入出力指示を送信することなく、その状態情報を「リトライ実行中」を表す情報に、IOリソース状態遷移部25を用いて変更する。即ち、IO発行判定部21は、入出力処理の完了を待機する(図3のステップA18)。そして、IO発行判定部21は、そのIOリソースの管理情報をIO発行部22に渡す。
この場合において、IO発行部22は、入出力処理が開始してから第1の待機時間が経過する前にHDD14a,14b,14c,…による入出力処理が完了した場合、IO発行判定部21へ正常終了応答を送る。
一方、入出力処理が開始してから第1の待機時間が経過しても、HDD14a,14b,14c,…による入出力処理が完了しなかった場合、IO発行部22がIO発行判定部21にタイムアウト応答を送る(図4のステップB11)ことにより、コントローラ16は、ホスト装置11へタイムアウト通知を送信し、入出力処理が完了するまで待機する(図4のステップB14)。
次に、取得された状態情報が「完了」状態を表す情報であった場合について説明する。
この場合(図3のステップA19にて「Yes」)、既に入出力処理が完了している。従って、IO発行判定部21は、入出力処理が正常に終了した旨を表す情報としての、読出データ又は書込処理完了通知をホスト装置11へ送信する。そして、IO発行判定部21は、IOリソースの状態情報を、「未使用」状態を表す情報に、IOリソース状態遷移部25を用いて変更する。
次に、入出力処理が開始してから第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過しても、HDD14a,14b,14c,…による入出力処理が完了しなかった場合について説明する。なお、ディスクアレイ装置10は、第2の待機時間がユーザにより設定可能に構成されていてもよい。
この場合(図4のステップB15にて「No」)、IO発行部22は、その入出力処理を実行しているHDD14a,14b,14c,…へ、処理中止指示を送信する(図4のステップB17、処理中止指示送信工程)。これにより、処理中止指示を受信したHDD14a,14b,14c,…は、実行しているすべての入出力処理を中止(アボート又はキャンセル)する。
即ち、処理中止指示を受信したHDD14a,14b,14c,…が実行していたすべての入出力処理は、エラーとなる。そして、HDD14a,14b,14c,…は、エラー終了応答をコントローラ16へ送信する。
IO発行部22は、エラー終了応答を受信すると、IO発行判定部21にIOエラー応答を送る。IO発行判定部21は、IOエラー応答を受け取ると、そのIOエラー応答に係るキャッシュメモリ13内の転送データバッファを開放し、そのIOエラー応答に係るIOリソースの状態情報をIOリソース状態遷移部25を用いて「未使用」状態を表す情報に変更する。(図4のステップB18)。
次に、使用禁止条件が満足される場合に、HDD14a,14b,14c,…の使用を禁止する処理に係るディスクアレイ装置10の作動について説明する。
IO発行部22は、入出力処理が開始してから第1の待機時間が経過してもその入出力処理が完了しなかった(第1のタイムアウトが発生した)場合、その入出力処理が完了した時点にて、その入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得し、取得した処理実行時間をHDD14a,14b,14c,…毎に記憶する(図4のステップB13、処理実行時間取得工程)。
一方、コントローラ16は、各HDD14a,14b,14c,…に対して、IO発行部22に記憶されている処理実行時間に基づいて、使用禁止条件が満足されるか否かを、予め設定された判定周期が経過する毎に判定する。そして、あるHDD14a,14b,14c,…に対して、コントローラ16が使用禁止条件が満足されると判定した場合、IO発行部22は、HDD使用禁止部26に、以降において、そのHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止させる(使用禁止工程)。
これによれば、入出力処理が比較的大きく遅延することが頻繁に発生しているHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止することができる。これにより、ディスクアレイユニット14が入出力指示を受信してから入出力処理を完了するまでの応答時間が過度に長くなることを防止することができる。
なお、コントローラ16は、あるHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止する際、そのHDD14a,14b,14c,…の代わりに使用可能なHDD14a,14b,14c,…が存在している場合(即ち、冗長性が確保されている場合)に限り、そのHDD14a,14b,14c,…の使用を禁止するように構成されていることが好適である。
以上、説明したように、本発明による記憶制御装置の実施形態によれば、コントローラ16は、HDD14a,14b,14c,…が第1の待機時間内に入出力処理を完了しなかった場合、ホスト装置11へタイムアウト通知を送信する。従って、ホスト装置11が実行している処理が、過度に遅延することを防止することができる。
また、HDD14a,14b,14c,…が入出力処理を実行している時間が、第1の待機時間よりも長い第2の待機時間よりも長くならない限り、入出力処理は中止されない。従って、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができる。
このように、コントローラ16によれば、HDD14a,14b,14c,…による入出力処理が遅延した場合であっても、ホスト装置11の処理が過度に遅延することを防止することができるとともに、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができる。
更に、コントローラ16によれば、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができるので、特に、HDD14a,14b,14c,…がSATA規格に基づいた装置である場合、無駄に中止される入出力処理が比較的多くなることを確実に防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態においては、記憶装置は、SATA規格に基づいた装置であったが、他の規格又は方式(例えば、SCSI(Small Computer System Interface)、SAS(Serial Attached SCSI)、及び、Fibre Channel等)に基づいた装置であってもよい。
また、上記実施形態においては、記憶装置は、ハードディスク駆動装置であったが、磁気テープ装置、光ディスク装置、又は、半導体ディスク装置等の他の記憶装置であってもよい。
また、図5に示したように、上記実施形態の変形例に係る記憶制御装置110は、データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット120及びホスト装置130のそれぞれと接続されている。
記憶制御装置110の機能は、入出力指示送信部(入出力指示送信手段)111と、タイムアウト通知送信部(タイムアウト通知送信手段)112と、処理中止指示送信部(処理中止指示送信手段)113と、を含む。
入出力指示送信部111は、ホスト装置130からの入出力要求に応じて、記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する。
タイムアウト通知送信部112は、入出力指示を記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知をホスト装置130へ送信する。
処理中止指示送信部113は、入出力指示を記憶装置へ送信してから、第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を当該記憶装置へ送信する。
この変形例によっても、上記実施形態と同様に、記憶装置による入出力処理が遅延した場合であっても、ホスト装置130の処理が過度に遅延することを防止することができるとともに、入出力処理の中止が頻繁に発生することを防止することができる。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
本発明は、複数のHDDを備えるディスクアレイ装置等に適用可能である。
10 ディスクアレイ装置
11 ホスト装置
12 ホストインタフェース
13 キャッシュメモリ
14 ディスクアレイユニット
14a,14b,14c,… HDD
15 保守装置
16 コントローラ
20 IOリソース管理部
21 IO発行判定部
22 IO発行部
23 IOリソース検索部
24 IOリソース状態判定部
25 IOリソース状態遷移部
26 HDD使用禁止部

Claims (12)

  1. データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置であって、
    前記ホスト装置からの入出力要求に応じて、前記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、前記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信手段と、
    前記入出力指示を前記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく前記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を前記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
    前記入出力指示を前記記憶装置へ送信してから、前記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から前記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく前記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を前記記憶装置へ送信する処理中止指示送信手段と、
    を備える記憶制御装置。
  2. 請求項1に記載の記憶制御装置であって、
    前記記憶装置は、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格に基づいた装置である記憶制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の記憶制御装置であって、
    前記記憶ユニットは、複数の前記記憶装置を含む記憶制御装置。
  4. 請求項3に記載の記憶制御装置であって、
    前記記憶装置が前記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段と、
    前記記憶装置に対して取得された前記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止手段と、
    を備える記憶制御装置。
  5. 請求項4に記載の記憶制御装置であって、
    前記使用禁止条件は、予め設定された期間内において、前記取得された処理実行時間が予め設定された閾値時間以上となった回数が、予め設定された閾値回数以上であるという条件である記憶制御装置。
  6. ホスト装置と接続された記憶制御システムであって、
    データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニットと、
    前記ホスト装置からの入出力要求に応じて、前記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、前記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う入出力処理実行手段と、
    前記入出力処理を開始してから第1の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を前記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
    前記入出力処理を開始してから前記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに当該入出力処理が完了しなかった場合、当該入出力処理を中止する処理中止手段と、
    を備える記憶制御システム。
  7. 請求項6に記載の記憶制御システムであって、
    前記記憶ユニットは、複数の前記記憶装置を含む記憶制御システム。
  8. 請求項7に記載の記憶制御システムであって、
    前記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段と、
    前記複数の記憶装置の1つに対して取得された前記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止手段と、
    を備える記憶制御システム。
  9. データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に適用される記憶制御方法であって、
    前記ホスト装置からの入出力要求に応じて、前記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、前記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信工程と、
    前記入出力指示を前記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく前記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を前記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信工程と、
    前記入出力指示を前記記憶装置へ送信してから、前記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から前記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく前記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を前記記憶装置へ送信する処理中止指示送信工程と、
    を含む記憶制御方法。
  10. 請求項9に記載の記憶制御方法であって、
    前記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得工程と、
    前記記憶ユニットが複数の前記記憶装置を含む場合において、当該複数の記憶装置のうちの1つに対して取得された前記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定されたとき、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止工程と、
    を含む記憶制御方法。
  11. データを記憶する少なくとも1つの記憶装置を含む記憶ユニット及びホスト装置のそれぞれと接続された記憶制御装置に、
    前記ホスト装置からの入出力要求に応じて、前記記憶装置からデータを読み出す処理、及び/又は、前記記憶装置にデータを書き込む処理である入出力処理を行う旨を指示する入出力指示を当該記憶装置へ送信する入出力指示送信手段と、
    前記入出力指示を前記記憶装置へ送信してから第1の待機時間が経過するまでに当該記憶装置から当該入出力指示に基づく前記入出力処理が完了した旨を表す処理完了通知を受信しなかった場合、その旨を表すタイムアウト通知を前記ホスト装置へ送信するタイムアウト通知送信手段と、
    前記入出力指示を前記記憶装置へ送信してから、前記第1の待機時間よりも長い第2の待機時間が経過するまでに、当該記憶装置から前記処理完了通知を受信しなかった場合、当該入出力指示に基づく前記入出力処理を中止する旨を指示する処理中止指示を前記記憶装置へ送信する処理中止指示送信手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記記憶制御装置に、更に、
    前記入出力処理を完了するために要した時間である処理実行時間を取得する処理実行時間取得手段と、
    前記記憶ユニットが複数の前記記憶装置を含む場合において、当該複数の記憶装置のうちの1つに対して取得された前記処理実行時間に基づいて、所定の使用禁止条件が満足されるか否かを判定し、当該使用禁止条件が満足されると判定された場合、以降において、その記憶装置の使用を禁止する使用禁止手段と、
    を実現させるためのプログラム。
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