JP5012583B2 - 内燃機関及び内燃機関の燃料供給制御装置 - Google Patents

内燃機関及び内燃機関の燃料供給制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関への燃料供給に関する。
内燃機関であるガソリン機関は、機関内部の燃焼空間で燃料を燃焼させる。内燃機関の始動後に失火が発生したり内燃機関が停止したりすると、未燃の炭化水素(HC)が増加することから、内燃機関の始動後においては、失火や停止を極力回避したい要請がある。特許文献1には、内燃機関の始動時制御から始動後制御へ移行する際に、時間の経過に応じて燃料増量を減少させる燃料制御方法において、燃料増量の減少率をエンジンの温度に応じて変化させ、復帰時に空燃比が過度にリーンになるといった不具合を防止し、完爆後に発生しやすいエンジンのストールを抑制する燃料制御方法が開示されている。
実開平7−34926号公報(0004、0005)
ところで、内燃機関の始動時における機関回転速度の変化は、通常は始動の動作とともに上昇し、機関回転速度のピークを迎えた後に、アイドリング時において目標とする回転速度に向けて低下する。そして、この機関回転速度の低下とともに、燃料と空気との混合気が燃焼する燃焼空間内の空気量が増加する。すなわち、燃焼空間内への空気の充填効率が高くなる。
特許文献1に開示された燃料制御方法では、始動時に増量させた燃料の量を内燃機関の温度に応じて減少させるのみで、機関回転速度のピークが現れた後に機関回転速度が低下し、これによって充填効率が高くなることは考慮されていない。その結果、機関回転速度が低下するときに、空燃比が過度にリーンとなり、内燃機関に失火が発生したり内燃機関が停止したりするおそれがある。本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、内燃機関の始動後に空燃比が過度にリーンになることを抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内燃機関は、燃料と空気との混合気が燃焼する燃焼空間へ接続される吸気ポートと、前記吸気ポートに前記燃料を供給するとともに、前記内燃機関の始動時において、前記内燃機関の機関回転速度がピーク値となった後、前記機関回転速度が低下するときに、前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させるポート噴射弁と、を備え、前記基準燃料供給量よりも増加させる量は、前記機関回転速度のピーク値が増加するにしたがって大きくなることを特徴とする。
本発明では、機関回転速度がピーク値となった後、前記機関回転速度が低下して燃焼空間内への空気の充填効率が増加するのに合わせて、吸気ポートへ供給する燃料の量を、内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させる。これによって、燃焼空間内への空気の充填効率が増加することに起因して燃焼空間内へ流入する空気の量が増加することにより、内燃機関の始動後に空燃比が過度にリーンになることを抑制できる。その結果、内燃機関の燃焼状態の悪化や失火を抑制して、安定して内燃機関を始動し、運転できる。
本発明の好ましい態様としては、前記内燃機関おいて、前記機関回転速度のピーク値が、前記内燃機関の始動後から予め定めた所定の期間の間に現れない場合、前記ポート噴射弁は、前記基準燃料供給量で前記吸気ポートへ燃料を供給することが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記内燃機関おいて、前記機関回転速度のピーク値が、予め定めた第1の閾値以下、又は予め定めた第2の閾値以上である場合、前記ポート噴射弁は、前記基準燃料供給量で前記吸気ポートへ燃料を供給することが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内燃機関の燃料供給制御装置は、燃料と空気との混合気が燃焼する燃焼空間へ接続される吸気ポートへ燃料を供給するポート噴射弁を備える内燃機関において、前記内燃機関の始動時において、前記内燃機関の機関回転速度のピーク値を演算するピーク値演算部と、前記ピーク値が現れた後、前記機関回転速度が低下するときに、前記ポート噴射弁が前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させる燃料供給量演算部と、を備え、前記燃料供給量演算部は、前記基準燃料供給量よりも増加させる量を、前記機関回転速度のピーク値が増加するにしたがって大きくすることを特徴とする。
本発明では、機関回転速度がピーク値となった後、前記機関回転速度が低下して燃焼空間内への空気の充填効率が増加するのに合わせて、吸気ポートへ供給する燃料の量を、内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させる。これによって、燃焼空間内への空気の充填効率が増加することに起因して燃焼空間内へ流入する空気の量が増加することにより、内燃機関の始動後に空燃比が過度にリーンになることを抑制できる。その結果、内燃機関の燃焼状態の悪化や失火を抑制して、安定して内燃機関を始動し、運転できる。
本発明の好ましい態様としては、前記内燃機関の燃料供給制御装置において、前記機関回転速度のピーク値が、前記内燃機関の始動後から予め定めた所定の期間の間に現れない場合、前記燃料供給量演算部は、前記ポート噴射弁が前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記基準燃料供給量とすることが望ましい。
本発明の好ましい態様としては、前記内燃機関の燃料供給制御装置において、前記機関回転速度のピーク値が、予め定めた第1の閾値以下、又は予め定めた第2の閾値以上である場合、前記燃料供給量演算部は、前記ポート噴射弁が前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記基準燃料供給量とすることが望ましい。
本発明は、内燃機関の始動後に空燃比が過度にリーンになることを抑制できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。本発明は、内燃機関の始動時であれば、冷間始動、暖機完了後における始動を問わず適用できる。
図1は、本実施形態に係る内燃機関及び内燃機関の燃料供給制御装置を示す装置構成図である。本実施形態は、吸気ポートへ燃料を供給するポート噴射弁を備える内燃機関において、始動時において、内燃機関の機関回転速度がピーク値となった後、機関回転速度が低下するときに、ポート噴射弁から吸気ポートへ供給する燃料の量を、内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させる点に特徴がある。ここで、ポート噴射弁から内燃機関の吸気ポートへ燃料を供給するということは、内燃機関へ燃料を供給することと同義である。
内燃機関1は、ピストン5がシリンダ3の内部を往復運動する、いわゆるレシプロ式の内燃機関である。内燃機関1は、機関ECU(Electronic Control Unit)50によって制御される。内燃機関1のシリンダ3は、円筒状の構造体であって、一端部がシリンダヘッド2に取り付けられ、他端部がクランクケース4に取り付けられる。シリンダ3の内面と、ピストン5の頂面と、シリンダヘッド2の内面とで囲まれる空間3Bが、内燃機関1へ供給される燃料Fが燃焼する空間となる。この空間3Bを、燃焼空間3Bという。内燃機関1へ供給される燃料Fは、炭化水素を含む燃料であり、例えばガソリンが用いられる。
シリンダ3には、ウォータージャケット3Wが形成される。ウォータージャケット3Wには、内燃機関1を冷却するための水(冷却水)が流れて、内燃機関1を冷却する。冷却水の温度は、冷却水温度センサ40によって検出され、機関ECU50に取り込まれ、内燃機関1の制御に用いられる。
シリンダヘッド2には、燃料Fの燃焼に供する空気(燃焼用空気)Aを燃焼空間3Bへ導入するための吸気通路である吸気ポート8i、及び燃焼空間3Bで燃料Fが燃焼した後の燃焼ガス(排ガス)Exを燃焼空間3Bの外部へ排出する排気通路である排気ポート8eが形成される。
吸気ポート8i及び排気ポート8eは、それぞれ燃焼空間3Bに接続されるとともに、それぞれ燃焼空間3Bに一方の端部が開口して開口部を形成し、シリンダヘッド2には、それぞれの他方の端部が開口する。燃焼空間3Bに開口する吸気ポート8iの開口部には吸気弁9iが配置され、燃焼空間3Bに開口する排気ポート8eの開口部には排気弁9eが配置される。吸気弁9iは燃焼空間3Bに開口する吸気ポート8iの開口部を開閉し、排気弁9eは燃焼空間3Bに開口する排気ポート8eの開口部を開閉する。
内燃機関1は、吸気ポート8i内へ燃料Fを噴射して供給する燃料供給手段として、ポート噴射弁32を備える。本実施形態において、ポート噴射弁32は、シリンダヘッド2へ取り付けられる。また、内燃機関1のシリンダヘッド2には、燃焼空間3B内に形成される、燃料Fと空気Aとの混合気に点火する点火手段として、点火プラグ30が取り付けられる。燃焼空間3B内の前記混合気は、点火プラグ30からの放電によって点火され、燃焼する。このように、内燃機関1は、いわゆる火花点火式の内燃機関である。
内燃機関1が備えるポート噴射弁32は、ポート噴射弁用燃料分配管63に取り付けられており、機関ECU50の機関制御部52によって動作が制御される。そして、ポート噴射弁32は、ポート噴射弁用燃料分配管63から燃料が供給されて、内燃機関1の吸気ポート8i内の空気Aへ燃料Fを噴射する。これによって、燃料Fと空気Aとを十分に混合させた混合気を形成する。
吸気ポート8iとつながる吸気通路には、スロットル弁10が取り付けられる。スロットル弁10は、弁体10Vと、弁体10Vに取り付けられてこれを動作させるスロットル弁用アクチュエータ10Aとで構成される。弁体10Vの開度を調整することにより、吸気通路の通路断面積が変化して、燃焼空間3Bへ導入される空気Aの量が調整される。スロットル弁の弁体10Vよりも空気Aの流れ方向の上流側には、エアフローメータ43が配置されており、吸気通路を流れる空気Aの流量(質量流量)、すなわち、燃焼空間3Bへ流入する空気Aの流量が計測される。エアフローメータ43が計測した空気Aの流量は、機関ECU50に取り込まれ、内燃機関1の制御に用いられる。
ポート噴射弁32から吸気ポート8i内へ供給される燃料Fは、燃料タンク13内へ貯留される。燃料タンク13の内部にはフィードポンプ14が配置されている。フィードポンプ14とポート噴射弁用燃料分配管63とは、燃料配管23で接続されており、フィードポンプ14が吐出する燃料タンク13内の燃料Fは、燃料配管23を通ってポート噴射弁用燃料分配管63へ送られる。フィードポンプ14の動作は、機関ECU50の機関制御部52によって制御される。
吸気弁9iが開き、ピストン5が下死点へ向かうと、吸気ポート8iの開口部から燃焼空間3Bへ向かって、空気Aとポート噴射弁32から吸気ポート8iへ供給された燃料Fとの混合気が流入する(吸気行程)。なお、吸気行程の前に、ポート噴射弁32から吸気ポート8iへ燃料Fが供給される。ピストン5が下死点を通過し、吸気弁9i及び排気弁9eが閉じた状態でピストン5が上死点(すなわちシリンダヘッド2の方向)へ向かうと、燃焼空間3B内に形成される燃料Fと空気Aとの混合気が圧縮される(圧縮行程)。
ピストン5が上死点に到達する前に、点火プラグ30が放電して圧縮された前記混合気へ点火する。これによって、燃焼空間3B内の前記混合気が燃焼する。ここで、点火プラグ30の点火タイミングは、機関ECU50の機関制御部52によって制御される。
前記混合気が燃焼したときの燃焼圧力によりピストン5が下死点へ向かって移動する(膨張行程)。下死点を通過したピストン5は、再び上死点へ向かって移動するが、このとき排気弁9eが開いて燃焼空間3B内の燃焼ガス(排ガスEx)が排気ポート8eへ排出される(排気行程)。これによって、内燃機関1の1サイクルが終了する。なお、例えば、排気行程中にポート噴射弁32から吸気ポート8i内へ、次のサイクルの燃料Fが供給される。
ピストン5が上死点の近傍にくると、吸気弁9iが開き、排気弁9eは閉じて、内燃機関1の次のサイクルが開始する。このように、内燃機関1は、ピストン5がシリンダ3内を2往復する間に1サイクルが終了する、4ストローク1サイクルの内燃機関である。ピストン5の往復運動は、コネクティングロッド6を介してクランクケース4内のクランクシャフト7へ伝達され、回転運動へ変換される。クランクシャフト7の回転角度は、クランク角センサ41によって検出される。機関ECU50の機関制御部52は、クランク角センサ41が検出したクランクシャフト7の回転角度を取り込み、これに基づいてクランクシャフト7の回転速度(機関回転速度)を演算する。本実施形態では、機関回転速度として単位時間あたりにおけるクランクシャフト7の回転数(機関回転数)を用いるが、例えば、クランクシャフト7の回転角速度を用いてもよい。
燃料供給制御装置51を備える機関ECU50は、入出力部54と、処理部50Pと、内燃機関1の制御に用いる各種マップ等を格納する記憶部53とを有する。入出力部54には、冷却水温度センサ40、クランク角センサ41、イグニッションキー42、エアフローメータ43、スロットル弁用アクチュエータ10A、ポート噴射弁32、点火プラグ30、フィードポンプ14が接続される。そして、入出力部54は、冷却水温度センサ40やクランク角センサ41等からの入力信号や、ポート噴射弁32や点火プラグ30等への出力信号の入出力を行う。
処理部50Pは、例えば、メモリ及びCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)により構成されている。処理部50Pは、本実施形態に係る燃料供給制御を実行する内燃機関の燃料供給制御装置(以下、燃料供給制御装置という)51及び内燃機関1を制御する機関制御部52を備える。このように、本実施形態において、燃料供給制御装置51は、処理部50Pの一機能として実現される。
燃料供給制御装置51は、制御条件判定部51Aと、ピーク値演算部51Bと、燃料供給量演算部51Cとを有している。これらのうち、少なくともピーク値演算部51Bと、燃料供給量演算部51Cとで本実施形態に係る燃料供給制御が実現される。すなわち、燃料供給制御装置51の機能は、少なくともピーク値演算部51Bと、燃料供給量演算部51Cとで実現される。
記憶部53は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、ROM(Read Only Memory)のような読み出しのみが可能なメモリ、あるいはRAM(Random Access Memory)のような読み書きが可能なメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成できる。記憶部53には、内燃機関1を制御する際に用いる制御プログラムやデータマップ、本実施形態に係る燃料供給制御を実行する際に用いる制御プログラムやデータマップ等が格納してある。
図2は、始動時における内燃機関の状態を示す説明図である。図2は、機関回転速度Ne、空燃比A/F、吸気管圧力Pi及び燃料供給量Qfの時間変化を示している。内燃機関1の始動時は、時間t=tsである。内燃機関1が始動すると、クランクシャフト7が回転を始め、機関回転速度Neが上昇する。そして、t=tpで機関回転速度のピーク値Ne_pをとる。その後、機関回転速度は徐々に低下し、アイドリング目標機関回転速度Ne_tとなる。アイドリング目標機関回転速度Ne_tは、内燃機関1の暖機後において目標とするアイドリング時の機関回転速度である。
機関回転速度Neの上昇とともに、吸気管圧力(吸気ポート8i内の圧力)Piは低下し、機関回転速度のピーク値Ne_pがt=tpで現れた後、吸気管圧力Piは上昇に転ずる。これにより、燃焼空間3Bへの空気Aの充填効率が増加するので、図1に示す内燃機関1の燃焼空間3B内へ流入する空気Aの量が増加する。また、吸気管圧力Piが大気圧よりも低い圧力に低下することにより、吸気ポート8iの壁面に付着した燃料が蒸発して燃焼空間3B内へ流入する。このため、ポート噴射弁32から供給された燃料Fが吸気ポート8iの壁面へ付着する量が多くなり、ポート噴射弁32から噴射されたすべての燃料Fが燃焼空間3B内へ導入されないことがある。充填効率の増加、及び燃焼空間3B内へ導入される燃料Fの量が低下することにより、空燃比A/Fが大きくなり、内燃機関1はリーン(酸素過多)の状態で運転されることになる。
また、前記充填効率の増加の程度は、機関回転速度のピーク値Ne_pとアイドリング目標機関回転速度Ne_tとの差(ピーク機関回転速度差)ΔNeによって変化し、ピーク機関回転速度差ΔNeが増加するにしたがって大きくなる。このため、空燃比A/Fのリーンの程度もピーク機関回転速度差ΔNeの増加とともに変化する。
これまでの燃料供給制御においては、燃料供給量Qfを内燃機関1の始動時(t=ts)から、図2の一点鎖線のように漸減させていたので、ピーク機関回転速度差ΔNe、すなわち充填効率に対応した適切な値とならないことがあった。また、これまでの燃料供給制御においては、吸気管圧力Piの低下により吸気ポート8iの壁面へ付着した燃料Fが蒸発することにより燃焼空間3B内へ導入される燃料Fの量が低下することも考慮されていなかった。その結果、図2の一点鎖線で示す空燃比A/Fように、機関回転速度Neの低下にともなって空燃比A/Fが大きくなり、内燃機関1はリーンの状態で運転されることがある。そして、リーンの状態が過度になると、燃焼状態が悪化して、内燃機関1に失火や停止が発生して未燃のHCの排出量が増加したり、内燃機関の振動が大きくなったりすることがあった。
本実施形態に係る燃料供給制御では、機関回転速度のピーク値Ne_pが現れた後、機関回転速度Ne低下して燃焼空間3Bの内部の充填効率が増加することに対応して、吸気ポート8iへ供給する燃料Fの量(燃料供給量)Qfを、内燃機関1の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量Qf_bよりも増加させる。すなわち、時間t=tiで、燃料増量分ΔQf1を基準燃料供給量Qf_bに加算した空燃比補正燃料供給量Qf_iで、ポート噴射弁32から燃料Fを供給する。
これによって、図2の実線で示すように、空燃比A/Fの上昇が抑制されるので、内燃機関1が過度にリーンな状態で運転されることを回避して、燃焼状態の悪化が抑制される。その結果、内燃機関1に発生する失火や停止のおそれを低減できるので、未燃のHCの排出量が増加するおそれを低減でき、また、内燃機関1の振動を抑制できる。図2に示すように、空燃比補正燃料供給量Qf_iでポート噴射弁32から燃料Fの供給を開始する時期(t=ti)は、機関回転速度のピーク値Ne_pが現れた後、機関回転速度Neが低下している間である。次に、本実施形態に係る燃料供給制御の手順を説明する。
図3は、本実施形態に係る燃料供給制御の手順を示すフローチャートである。図4〜図6は、本実施形態に係る燃料供給制御の制御条件の判定を説明する図である。図7は、本実施形態に係る燃料供給制御における燃料増量分を記述した燃料増量分決定マップである。本実施形態に係る燃料供給制御は、図1に示す燃料供給制御装置51によって実現できる。
本実施形態に係る燃料供給制御を実行するにあたり、ステップS101において、燃料供給制御装置51の制御条件判定部51Aは、内燃機関1が始動時であるか否かを判定する。例えば、制御条件判定部51Aがイグニッションキー42から内燃機関1を始動させるためのスタータモータの回転指令値を取得したとき、すなわち、前記スタータモータが回転を開始したときに、制御条件判定部51Aは内燃機関1が始動時であると判定する。
ステップS101でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51Aが、内燃機関1は始動時ではないと判定した場合、本実施形態の燃料供給制御は終了する。ステップS101でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51Aが、内燃機関1は始動時であると判定した場合、ステップS102へ進む。ここで、図2、図4〜図6において、時間t=tsが、内燃機関1の始動時に相当する。
ステップS102において、制御条件判定部51Aは、内燃機関1の始動時(t=ts)から、図4に示す、予め定めた所定の期間t1が経過したか否かを判定する。例えば、制御条件判定部51Aは、機関ECU50の処理部50Pが備えるタイマー機能を用いて、内燃機関1の始動時からの経過時間tを求め、所定の期間t1と比較する。内燃機関1の始動時から所定の期間t1までに、内燃機関1の始動時における機関回転速度のピーク値Ne_pが現れない場合には、内燃機関1の燃焼が正常でないと考えられる。このような場合、本実施形態に係る燃料供給制御を終了する。所定の期間t1は、始動時における内燃機関1の立ち上がりの状態を判定するための閾値であり、例えば、内燃機関1の仕様や許容される燃焼状態等に基づいて、実験やシミュレーション等によって決定する。
ステップS102でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51Aが、t≧t1であると判定した場合、本実施形態に係る燃料供給制御を終了する。この場合、機関回転速度Neの時間変化は、例えば、図4の一点鎖線Bで示すようになる。なお、t≧t1である場合、燃料供給制御装置51の燃料供給量演算部51Cは、ポート噴射弁32が吸気ポート8iへ供給する燃料Fの量を、内燃機関1の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量Qf_bとする。
基準燃料供給量Qf_bは、内燃機関1の始動からアイドリングにかけて内燃機関1へ供給する燃料Fの量である。例えば、基準燃料供給量Qf_bは、内燃機関1の暖機終了後において内燃機関1が目標とする燃料供給量である目標燃料供給量Qf_tに、内燃機関1の冷却水温度θwの増加(内燃機関1を運転した時間tの増加)とともに小さくなる所定の基準燃料増量分ΔQf_bを加算して得られる。基準燃料増量分ΔQf_bは、暖機が完了すると0になる。また、目標燃料供給量Qf_tは、例えば、エアフローメータ43によって計測される内燃機関1の吸入空気量と、内燃機関1へ供給される燃料Fの量との比である空燃比A/Fが、理論空燃比となるように設定される。内燃機関1の吸入空気量は、内燃機関1の運転条件(機関回転速度や吸気温度等)によって変化するので、目標燃料供給量Qf_t及び目標燃料供給量Qf_tから得られる基準燃料供給量Qf_bは、内燃機関1の運転条件に基づいて設定される。
ステップS102でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51Aが、t<t1であると判定した場合、ステップS103へ進む。ステップS103では、燃料供給制御装置51のピーク値演算部51Bが、内燃機関1の機関回転速度のピーク値Ne_pを演算し、制御条件判定部51Aは、ピーク値Ne_pが現れたか否かを判定する。例えば、現時点の機関回転速度Ne_nから現時点よりも前の機関回転速度Ne_n−1を減算した値が負の値になった場合における現時点よりも前の機関回転速度Ne_n−1が、ピーク値Ne_pである。ここで、nは整数である。
ステップS103においてNoと判定された場合、すなわち、ピーク値演算部51Bの演算結果から、制御条件判定部51Aがピーク値Ne_pは現れていないと判定した場合、ステップS102へ戻る。すなわち、t≧t1となるまで、ピーク値Ne_pが現れたか否かが判定される。ステップS103においてYesと判定された場合、すなわち、ピーク値演算部51Bの演算結果から、制御条件判定部51Aがピーク値Ne_pは現れたと判定した場合、ステップS104へ進む。この場合、機関回転速度Neの時間変化は、例えば、図4の実線Aで示すようになる。
ステップS104において、制御条件判定部51Aは、ピーク値Ne_pが予め定めた第1の閾値Ne_minよりも大きく、かつ予め定めた第2の閾値Ne_maxよりも小さいか否かを判定する。例えば、図5の実線Cで示すように、ピーク値Ne_pが予め定めた第1の閾値Ne_minを超えない場合、内燃機関1は、意図しない始動時の挙動をしているため、本実施形態に係る燃料供給制御は終了する。本実施形態において、第1の閾値Ne_minは、図5に示すように、アイドリング目標機関回転速度Ne_tよりも小さい値としてあるが、アイドリング目標機関回転速度Ne_tとしてもよい。第1の閾値Ne_minは、内燃機関1の仕様等により適宜設定される。
図6の実線Dで示すように、ピーク値Ne_pが予め定めた第2の閾値Ne_max以上となる場合、内燃機関1には十分な空気A及び燃料Fが供給されている。この場合にさらに燃料Fを増量すると、図6の一点鎖線Eに示すように、機関回転速度Neはピーク値Ne_pよりもさらに大きくなってしまい、運転者に違和感を与えたり排ガスExが増加したりする。したがって、Ne_p≧Ne_maxである場合、本実施形態に係る燃料供給制御は終了する。本実施形態において、第2の閾値Ne_maxは、図6に示すように、アイドリング目標機関回転速度Ne_tよりも大きい値に設定される。第2の閾値Ne_maxは、内燃機関1の仕様等により適宜設定される。
ステップS104でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51Aが、ピーク値Ne_pは第1の閾値Ne_min以下、又は予め定めた第2の閾値Ne_max以上であると判定した場合、本実施形態に係る燃料供給制御は終了する。この場合、燃料供給量演算部51Cは、ポート噴射弁32が吸気ポート8iへ供給する燃料Fの量を、内燃機関1の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量Qf_bとする。ステップS104でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51Aが、ピーク値Ne_pは第1の閾値Ne_minよりも大きく、かつ第2の閾値Ne_maxよりも小さいと判定した場合、ステップS105へ進む。
ステップS105において、燃料供給制御装置51の燃料供給量演算部51Cは、図2に示す、内燃機関1の燃料増量分ΔQf1を求める。燃料増量分ΔQf1は、図2に示す基準燃料供給量Qf_bよりも内燃機関1へ供給する燃料Fの量を増加させる分である。したがって、空燃比補正燃料供給量Qf_iは、図2に示す基準燃料供給量Qf_bに燃料増量分ΔQf1が加算された、Qf_b+ΔQf1となる。
図7の燃料増量分決定マップ60は、燃料増量分ΔQf1の初期値、すなわち、t=tiにおける値(ピーク値が現れた後における燃料増量の開始時の値)を示す。このように、本実施形態において、燃料増量分ΔQf1は、ピーク値Ne_pとアイドリング目標機関回転速度Ne_tとの差(ピーク機関回転速度差)ΔNeが増加するにしたがって大きくする。ここで、アイドリング目標機関回転速度Ne_tは一定値なので、燃料増量分ΔQf1は、機関回転速度のピーク値Ne_pが増加するにしたがって大きくなる。燃焼空間3B内への空気の充填効率は、ピーク機関回転速度差ΔNeの増加とともに増加するので、このようにすることで、充填効率の変化を燃料増量分ΔQf1へ反映させることができる。その結果、空燃比のリーン化をより確実に抑制できる。燃料増量分決定マップ60は、実験や経験値により予め作成され、図1に示す機関ECU50の記憶部53へ格納される。
図2に示すように、燃料増量分ΔQf1は、時間tの経過とともに小さくなり、内燃機関1の暖機が終了すると目標燃料供給量Qf_tになる。本実施形態では、例えば、ΔQf1×kによって燃料増量分ΔQf1を時間tの経過とともに小さくする。ここで、kは減衰係数であり0<k<1の範囲で任意に設定する。また、ΔQf1×kによって燃料増量分ΔQf1を減少させる場合、燃料増量分ΔQf1を基準燃料供給量Qf_bに加算した空燃比補正燃料供給量Qf_iでポート噴射弁32から燃料Fの供給を開始する時間であるt=tiの時点を0(=t)とする。すなわち、t=tiにおいてはt=0となるので、燃料増量分ΔQf1は、ΔQf1×k=ΔQf1×1=ΔQf1となる。なお、このΔQf1は、燃料増量分ΔQf1の初期値であり燃料増量分決定マップ60で決定される。なお、燃料増量分ΔQf1の減少のさせ方はこれに限られるものではない。
燃料供給量演算部51Cが燃料増量分ΔQf1を求めたら、ステップS106へ進む。ステップS106において、燃料供給量演算部51Cは、空燃比補正燃料供給量Qf_iを求める。上述したように、空燃比補正燃料供給量Qf_iは、Qf_b+ΔQf1である。空燃比補正燃料供給量Qf_iが得られたら、ステップS107へ進み、機関ECU50の機関制御部52は、ポート噴射弁32を動作させ、ステップS106で求められた空燃比補正燃料供給量Qf_iの燃料Fをポート噴射弁32から吸気ポート8iに供給する。
以上、本実施形態では、吸気ポートへ燃料を供給するポート噴射弁を備える内燃機関において、始動時において、内燃機関の機関回転速度のピーク値が現れた後、機関回転速度が低下して充填効率が増加するときに、ポート噴射弁から吸気ポートへ噴射されて供給される燃料の量を、内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させる。これによって、充填効率が増加することに起因して燃焼空間内へ流入する空気の量が増加することにより、内燃機関の始動後に空燃比が過度にリーンになることを抑制できる。その結果、内燃機関の燃焼状態の悪化や失火を抑制して、安定して内燃機関を始動し、運転できる。また、吸気管圧力を検出できる手段を持っている内燃機関でも、前記手段が故障した場合には本実施形態に係る燃料供給制御を適用することにより、内燃機関の始動後に空燃比が過度にリーンになることを抑制して、内燃機関の燃焼状態の悪化や失火を抑制できる。
以上のように、本発明に係る内燃機関及び内燃機関の燃料供給制御装置は、吸気ポートへ燃料を供給するポート噴射弁を備える内燃機関に有用であり、特に、始動時において空燃比が過度にリーンになることを抑制して、内燃機関の始動後における失火や停止を抑制することに適している。
本実施形態に係る内燃機関及び内燃機関の燃料供給制御装置を示す装置構成図である。 始動時における内燃機関の状態を示す説明図である。 本実施形態に係る燃料供給制御の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る燃料供給制御の制御条件の判定を説明する図である。 本実施形態に係る燃料供給制御の制御条件の判定を説明する図である。 本実施形態に係る燃料供給制御の制御条件の判定を説明する図である。 本実施形態に係る燃料供給制御における燃料増量分を記述した燃料増量分決定マップである。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3 シリンダ
3B 燃焼空間(空間)
3W ウォータージャケット
4 クランクケース
5 ピストン
6 コネクティングロッド
7 クランクシャフト
8i 吸気ポート
8e 排気ポート
10 スロットル弁
13 燃料タンク
14 フィードポンプ
23 燃料配管
30 点火プラグ
32 ポート噴射弁
40 冷却水温度センサ
41 クランク角センサ
42 イグニッションキー
43 エアフローメータ
50 機関ECU
50P 処理部
51 燃料供給制御装置
51A 制御条件判定部
51B ピーク値演算部
51C 燃料供給量演算部
52 機関制御部
53 記憶部
54 入出力部
60 燃料増量分決定マップ

Claims (6)

  1. 内燃機関において、
    燃料と空気との混合気が燃焼する燃焼空間へ接続される吸気ポートと、
    前記吸気ポートに前記燃料を供給するとともに、前記内燃機関の始動時において、前記内燃機関の機関回転速度がピーク値となった後、前記機関回転速度が低下するときに、前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させるポート噴射弁と、
    を備え、
    前記基準燃料供給量よりも増加させる量は、前記機関回転速度のピーク値が増加するにしたがって大きくなることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記機関回転速度のピーク値が、前記内燃機関の始動後から予め定めた所定の期間の間に現れない場合、前記ポート噴射弁は、前記基準燃料供給量で前記吸気ポートへ燃料を供給することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記機関回転速度のピーク値が、予め定めた第1の閾値以下、又は予め定めた第2の閾値以上である場合、前記ポート噴射弁は、前記基準燃料供給量で前記吸気ポートへ燃料を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 燃料と空気との混合気が燃焼する燃焼空間へ接続される吸気ポートへ燃料を供給するポート噴射弁を備える内燃機関において、
    前記内燃機関の始動時において、前記内燃機関の機関回転速度のピーク値を演算するピーク値演算部と、
    前記ピーク値が現れた後、前記機関回転速度が低下するときに、前記ポート噴射弁が前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記内燃機関の運転条件に基づいて設定される基準燃料供給量よりも増加させる燃料供給量演算部と、
    を備え
    前記燃料供給量演算部は、前記基準燃料供給量よりも増加させる量を、前記機関回転速度のピーク値が増加するにしたがって大きくすることを特徴とする内燃機関の燃料供給制御装置。
  5. 前記機関回転速度のピーク値が、前記内燃機関の始動後から予め定めた所定の期間の間に現れない場合、前記燃料供給量演算部は、前記ポート噴射弁が前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記基準燃料供給量とすることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の燃料供給制御装置。
  6. 前記機関回転速度のピーク値が、予め定めた第1の閾値以下、又は予め定めた第2の閾値以上である場合、前記燃料供給量演算部は、前記ポート噴射弁が前記吸気ポートへ供給する燃料の量を、前記基準燃料供給量とすることを特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の燃料供給制御装置。
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