JP5012327B2 - 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、垂直配向(VA)モードの液晶により構成された液晶表示装置およびそのような液晶表示装置の駆動方法に関する。
近年、液晶テレビやノート型パソコン、カーナビゲーション等の表示モニタとして、例えば、垂直配向型液晶を用いたVA(Vertical Alignment)モードを採用した液晶表示装置が提案されている。このVAモードでは、液晶分子が負の誘電率異方性、すなわち分子の長軸方向の誘電率が短軸方向に比べて小さい性質を有しており、TN(Twisted Nematic)モードに比べて広視野角を実現できる。
ところが、VAモードの液晶を用いた液晶表示装置では、表示画面を正面方向から見た場合と斜め方向から見た場合とで、輝度が変動してしまうという問題がある。図18は、VAモードの液晶を用いた液晶表示装置における、映像信号の階調(0〜255階調)と輝度比(255階調での輝度に対する輝度比)との関係を表したものである。図中の矢印P101で示したように、正面方向から見た場合(Ys(0°))と、45度方向から見た場合(Ys(45°))とでは、輝度特性が大きく異なっている(輝度が高くなる方向に変動している)ことが分かる。このような現象は、「しらっちゃけ」や「Wash out」、「Color Shift」などと呼ばれ、VAモードの液晶を用いた場合の液晶表示装置における最大の欠点とされている。
そこで、このような「しらっちゃけ」現象の改善策として、単位画素を複数のサブ画素に分離すると共に、各々のサブ画素でのしきい値を変えるようにしたもの(マルチ画素構造)が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。これら特許文献1〜3に示されたマルチ画素構造は、容量結合によるHT(ハーフトーン・グレスケール)法と呼ばれており、2つのサブ画素間の電位差が容量の比率で定まるようになっている。
図19は、マルチ画素構造における映像信号の階調と各サブ画素の表示態様との関係の一例を表したものである。0階調(黒表示状態)から255階調(白表示状態)まで階調が上がる(輝度が高くなる)過程において、まず、画素のうちの一部分(一方のサブ画素)の輝度が高くなっていき、その後、画素のうちの他の部分(他方のサブ画素)の輝度が高くなっていくことが分かる。このようなマルチ画素構造によれば、例えば図18中の矢印P102で示したように、マルチ画素構造における45°方向での輝度特性(Ym(45°))では、通常の画素構造における45°方向での輝度特性(Ys(45°))と比べ、「しらっちゃけ」現象が改善されていることが分かる。
なお、このようなマルチ画素構造とは別に、通常の画素構造において、表示駆動の単位フレームを複数(例えば、2つ)のサブフレームに時間的に分割すると共に、所望の輝度を高輝度のサブフレームと低輝度のサブフレームとを用いて分割して表現することによっても、マルチ画素構造の場合と同様にハーフトーンの効果を得ることにより、「しらっちゃけ」現象が改善されることが分かっている。
特開平2−12号公報 米国特許第4,840,460号明細書 特許第号3076938号明細書
ところが、これらのようなハーフトーン技術を用いた場合、表示画面を斜め方向(例えば、45°方向)から見たときに、例えば図20に示したように色度x,yの値が中間調においてともに増加してピークを持つことにより、中間調において黄色く色づいて見えてしまうという問題があった。すなわち、上記したようなハーフトーン技術を用いることにより、輝度の視野角特性は向上するものの、逆に色度の視野角特性は劣化してしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、VAモードの液晶を用いた液晶表示装置において、輝度および色度の視野角特性を向上させることが可能な液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、全体としてマトリクス状に配置されると共に垂直配向(VA)モードの液晶により構成された液晶素子を有する複数の画素と、各画素の液晶素子に対して映像信号に基づく電圧を印加することにより表示駆動を行う駆動手段とを備えたものである。ここで、上記画素は、R(Red:赤),G(Green:緑)またはB(Blue:青)に対応する画素により構成されている。また、上記駆動手段は、映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動を空間的または時間的に複数に分割して分割駆動を行うと共に、各分割駆動の際に液晶素子に印加される電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行うようになっている。
本発明の液晶表示装置の駆動方法は、全体としてマトリクス状に配置されると共に垂直配向(VA)モードの液晶により構成された液晶素子を有する複数の画素を備え、これらの画素がR(Red:赤),G(Green:緑)またはB(Blue:青)に対応する画素により構成された液晶表示装置に適用されるものであって、各画素の液晶素子に対して映像信号に基づく電圧を印加することにより表示駆動を行う際に、上記映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動を空間的または時間的に複数に分割して分割駆動を行うと共に、各分割駆動の際に液晶素子に印加される電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行うようにしたものである。
本発明の液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法では、VAモードの液晶を用いた各画素の液晶素子に対する表示駆動の際に、映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動が空間的または時間的に複数に分割されて分割駆動がなされるため、そのような分割駆動を行わない場合と比べ、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性(映像信号の階調と輝度との関係を示す特性)の変動(表示画面を正面方向から見た場合からの変動)が分散される。また、各分割駆動の際に液晶素子に印加される電圧の差の最大値が、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なっているため、電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素でそれぞれ等しくなっている従来とは異なり、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性が、R,G,Bに対応する画素ごとに個別に調整可能となる。
本発明の液晶表示装置では、上記駆動手段が、各分割駆動の際に液晶素子印加される電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素間で以下の式を満たすこととなるように分割駆動を行うのが好ましい。このように構成した場合、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性において、R,G,Bに対応する画素での輝度増加の割合がほぼ等しくなるような調整が可能となる。したがって、表示画面を斜め方向から見た場合における中間調での黄色への色づきが低減される。
(Rに対応する画素での最大値)≧(Gに対応する画素での最大値)≧(Bに対応する画素での最大値)
本発明の液晶表示装置または液晶表示装置の駆動方法によれば、VAモードの液晶を用いた各画素の液晶素子に対する表示駆動の際に、各画素に対する表示駆動を空間的または時間的に複数に分割して分割駆動を行うようにしたので、そのような分割駆動を行わない場合と比べ、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性の変動を分散することができ、輝度の視野角特性を向上させることができる。また、各分割駆動の際に液晶素子に印加される電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるようにしたので、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性をR,G,Bに対応する画素ごとに個別に調整することが可能となり、表示画面を斜め方向から見た場合における中間調での色づきを低減することができる。よって、VAモードの液晶を用いた液晶表示装置において、輝度および色度の視野角特性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置(液晶表示装置1)の全体構成を表すものである。この液晶表示装置1は、液晶表示パネル2と、バックライト部3と、画像処理部41と、マルチ画素変換部43と、リファレンス電圧生成部45と、データドライバ51と、ゲートドライバ52と、タイミング制御部61と、バックライト制御部63とを備えている。なお、本実施の形態に係る液晶表示装置の駆動方法は、本実施の形態の液晶表示装置によって具現化されるので、以下併せて説明する。
バックライト部3は、液晶表示パネル2に対して光を照射する光源であり、例えばCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極蛍光ランプ)やLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)などを含んで構成される。
液晶表示パネル2は、後述するゲートドライバ52から供給される駆動信号に従って、データドライバ51から供給される駆動電圧に基づいてバックライト部3から発せられる光を変調することにより、映像信号Dinに基づく映像表示を行うものであり、全体としてマトリクス状に並んで配置された複数の画素20を含んで構成されている。各画素20は、R(Red:赤),G(Green:緑)またはB(Blue:青)に対応する画素(図示しないR,G,B用のカラーフィルタが設けられている画素であり、R,G,Bの色の表示光を射出する画素)により構成されている。また、各画素20内には、2つのサブ画素(後述するサブ画素20A,20B)を含む画素回路が形成されている。なお、この画素回路の詳細構成については、後述する(図2,図3)。
画像処理部41は、外部からの映像信号Dinに対して所定の画像処理を施すことにより、RGB信号である映像信号D1を生成するものである。
マルチ画素変換部43は、後述するルックアップテーブル(LUT)を用いることにより、画像処理部41から供給される映像信号D1を、各サブ画素用の2つの映像信号D2a,D2bに変換する(マルチ画素変換を行う)と共に、これら映像信号D2a,D2bをタイミング制御部61へ供給するものである。このLUTは、映像信号D1の輝度レベルの階調と、各サブ画素に対応する映像信号の輝度レベルの階調とを、R,G,Bに対応する画素の映像信号ごとに対応付けてなるものである。なお、LUTの詳細については、後述する(図4〜図8)。
リファレンス電圧生成部45は、データドライバ51に対し、後述するD/A(デジタル/アナログ)変換を施す際に用いるリファレンス電圧Vrefを供給するものである。具体的には、このリファレンス電圧Vrefは、黒電圧(後述する0階調の輝度レベルの電圧)から白電圧(例えば、後述する255階調の輝度レベルの電圧)までの複数の基準電圧により構成されている。また、本実施の形態では、このリファレンス電圧Vrefは、R,G,Bに対応する画素間で共通のものとなっている。なお、このリファレンス電圧生成部45は、例えば複数の抵抗器が直列接続された抵抗ツリー構造などにより構成される。
ゲートドライバ52は、タイミング制御部61によるタイミング制御に従って、液晶表示パネル2内の各画素20を図示しない走査線(後述するゲート線G)に沿って線順次駆動するものである。
データドライバ51は、液晶表示パネル2の各画素20(より詳細には、各画素20内の各サブ画素)へそれぞれ、タイミング制御部61から供給される映像信号D2a,D2bに基づく駆動電圧を供給するものである。具体的には、このデータドライバ51は、映像信号D2a,D2bに対し、リファレンス電圧生成部45から供給されるリファレンス電圧Vrefを用いてそれぞれD/A変換を施すことにより、アナログ信号である映像信号(上記駆動電圧)を生成し、各画素20へ出力するようになっている。
バックライト駆動部62は、バックライト部3の点灯動作を制御するものである。タイミング制御部61は、ゲートドライバ52およびデータドライバ51の駆動タイミングを制御すると共に、映像信号D2a,D2bをデータドライバ51へ供給するものである。
次に、図2および図3を参照して、各画素20に形成された画素回路の構成について詳細に説明する。図2は、この画素20内の画素回路の回路構成例を表したものである。また、図3は、この画素回路内の液晶素子における画素電極の平面構成例を表したものである。
画素20は、2つのサブ画素20A,20Bにより構成され、マルチ画素構造となっている。サブ画素20Aは、主容量素子である液晶素子22Aと、補助容量素子23Aと、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)素子21Aとを有している。サブ画素20Bも同様に、主容量素子である液晶素子22Bと、補助容量素子23Bと、TFT素子21Bとを有している。また、画素20には、駆動対象の画素を線順次で選択するための1本のゲート線Gと、駆動対象の画素に対してサブ画素20A,20Bごとにそれぞれ駆動電圧(データドライバ51から供給される駆動電圧)を供給する2本のデータDA,DBと、補助容量素子23A,23Bの対向電極側に対して所定の基準電位を供給するためのバスラインである1本の補助容量線Csとが接続されている。
液晶素子22Aは、データ線DAからTFT素子21Aを介して一端に供給される駆動電圧に応じて、表示のための動作を行う(表示光を射出する)表示要素として機能している。また、液晶素子22Bも同様に、データ線DBからTFT素子21Bを介して一端に供給される駆動電圧に応じて、表示のための動作を行う(表示光を射出する)表示要素として機能している。これら液晶素子22A,22Bは、VAモードの液晶により構成された液晶層(図示せず)と、この液晶層を挟む一対の電極(図示せず)とを含んで構成されている。これら一対の電極のうちの一方(一端)側(図2中の符号P1A,P1B側)は、TFT素子21A,21Bのソースおよび補助容量素子23A,23Bの一端に接続され、他方(他端)側は接地されている。また、一対の電極のうちの一方側(図2中の符号P1A,P1B側)の電極は、例えば図3に示したような平面形状の画素電極220となっており、サブ画素20A側の画素電極と、サブ画素20B(20B−1,20B−2からなる)側の画素電極とから構成されている。
補助容量素子23A,23Bは、液晶素子22A,22Bの蓄積電荷を安定化させるための容量素子である。補助容量素子23Aの一端(一方の電極)は、液晶素子22Aの一端およびTFT素子21Aのソースに接続され、他端(対向電極)は補助容量線Csに接続されている。また、補助容量素子23Bの一端(一方の電極)は、液晶素子22Bの一端およびTFT素子21Bのソースに接続され、他端(対向電極)は補助容量線Csに接続されている。
TFT素子21Aは、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)により構成されており、ゲートがゲート線Gに接続され、ソースが液晶素子22Aの一端および補助容量素子23Aの一端に接続され、ドレインがデータ線DAに接続されている。このTFT素子21Aは、液晶素子22Aの一端および補助容量素子23Aの一端に対し、サブ画素20A用の駆動電圧(映像信号D2aに基づく駆動電圧)を供給するためのスイッチング素子として機能している。具体的には、ゲートドライバ52からゲート線Gを介して供給される選択信号に応じて、データ線DAと液晶素子22Aおよび補助容量素子23Aの一端同士との間を選択的に導通させるようになっている。
TFT素子21Bも同様にMOS−FETにより構成されており、ゲートがゲート線Gに接続され、ソースが液晶素子22Bの一端および補助容量素子23Bの一端に接続され、ドレインがデータ線DBに接続されている。このTFT素子21Bは、液晶素子22Bの一端および補助容量素子23Bの一端に対し、サブ画素20B用の駆動電圧(映像信号D2bに基づく駆動電圧)を供給するためのスイッチング素子として機能している。具体的には、ゲートドライバ52からゲート線Gを介して供給される選択信号に応じて、データ線DBと液晶素子22Bおよび補助容量素子23Bの一端同士との間を選択的に導通させるようになっている。
次に、図4〜図8を参照して、マルチ画素変換部43において用いられるLUTについて詳細に説明する。なお、以下説明する特性図においては、一例として、輝度レベルの階調が、0/255階調(黒表示状態)から255/255階調(白表示状態)までに設定されているものとする。
このLUTは、例えば図4に示したように、マルチ画素変換部43に供給される映像信号D1の輝度レベルの階調(図中の直線LOに対応)を、サブ画素20A用の映像信号D2aの輝度レベルの階調(図中の曲線Ra,Ga,Baに対応)と、サブ画素20B用の映像信号D2bの輝度レベルの階調(図中の曲線Rb,Gb,Bbに対応)とに分割するためのものである。すなわち、映像信号D1に基づき、各画素20に対する表示駆動をサブ画素20A,20Bごとに空間的に2つに分割して分割駆動を行うために用いられるものである。なお、図中の曲線Ra,Rbは、Rに対応する画素の映像信号D1に対して用いられるものであり、曲線Ga,Gbは、Gに対応する画素の映像信号D1に対して用いられるものであり、曲線Ba,Bbは、Bに対応する画素の映像信号D1に対して用いられるものである。
また、例えば図5に示したように、このLUTでは、サブ画素20Aの液晶素子22Aに印加される駆動電圧とサブ画素20Bの液晶素子22Bに印加される駆動電圧との差の最大値が、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるようにするため、サブ画素20Aに対応する映像信号の輝度レベルの階調と、サブ画素20Bに対応する映像信号の輝度レベルの階調と差(図中の縦軸の「Aの階調−Bの階調」)の最大値が、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なっている。すなわち、Rに対応する画素での差Ra-bの最大値Rmaxと、Gに対応する画素での差Ga-bの最大値Gmaxと、Bに対応する画素での差Ba-bの最大値Bmaxとが、互いに異なっている。また、具体的には、Rに対応する画素での差Ra-bの最大値Rmaxと、Gに対応する画素での差Ga-bの最大値Gmaxと、Bに対応する画素での差Ba-bの最大値Bmaxとの間で、以下の(1)式を満たすようになっている。
(Rに対応する画素での差Ra-bの最大値Rmax)≧(Gに対応する画素での差Ga-bの最大値Gmax)≧(Bに対応する画素での差Ba-bの最大値Bmax) …(1)
また、このLUTは、以下のようにして作成されたものである。すなわち、まず、例えば図6に示したLUTのように、R,G,Bに対応する画素ごとの曲線Ra0,Ga0,Ba0、および曲線Rb0,Gb0,Bb0が、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なると共に、以下の(2)式および(3)式を満たしているLUTを基にして作成する。具体的には、図6に示したようなLUTを基にして、例えば図7に示したような透過率(I/I0)の波長依存性(Rの波長領域の光(例えば、波長が620nmの光)の透過率IRと、Gの波長領域の光(例えば、波長が550nmの光)の透過率IGと、Bの波長領域の光(例えば、波長が460nmの光)の透過率IBとが、図中の横軸(Δnd;液晶の複屈折(液晶素子への印加電圧に対応))の変化に対し、それぞれ異なる変化を示している。)を考慮して、例えば図8に示したように、液晶表示パネル2の表示画面の正面方向での色度x,yがそれぞれ映像信号D1の輝度レベルの階調の変化に対してフラットとなるように(色度曲線x0,y0がそれぞれ、図中の矢印で示したように、色度曲線x1,y1のようになるように)、曲線Ra0,Ga0,Ba0および曲線Rb0,Gb0,Bb0を調整することにより、図4に示したLUTが作成される。
Ra0≧Ga0≧Ba0 …(2)
Rb0≧Gb0≧Bb0 …(3)
ここで、マルチ画素変換部43、タイミング制御部61、リファレンス電圧生成部45、データドライバ51およびゲートドライバ52が、本発明における「駆動手段」の一具体例に対応する。また、図4に示したLUTが、本発明における「第1のLUT」の一具体例に対応する。
次に、このような構成からなる本実施の形態の液晶表示装置1の動作について、詳細に説明する。
まず、図1〜図4を参照して、液晶表示装置1の基本動作について説明する。
この液晶表示装置1では、図1に示したように、外部から供給された映像信号Dinが画像処理部41により画像処理され、各画素20用の映像信号D1が生成される。この映像信号D1は、マルチ画素変換部43へ供給される。マルチ画素変換部43では、上述したLUTを用いることにより、供給された映像信号D1が、各サブ画素20A,20B用の2つの映像信号D2a,D2bに変換される(マルチ画素変換)。これら2つの映像信号D2a,D2bはそれぞれ、タイミング制御部61を介してデータドライバ51へ供給される。データドライバ51では、リファレンス電圧生成部45から供給されるリファレンス電圧Vrefを用いて映像信号D2a,D2bに対するD/A変換が施され、アナログ信号である2つの映像信号が生成される。そしてこれら2つの映像信号に基づき、ゲートドライバ52およびデータドライバ51から出力される各画素20内のサブ画素20A,20Bへの駆動電圧によって、画素20ごとに線順次表示駆動動作がなされる。具体的には、図2および図3に示したように、ゲートドライバ52からゲート線Gを介して供給される選択信号に応じて、TFT素子21A,21Bのオン・オフが切り替えられ、データ線DA,DBと液晶素子22A,22Bおよび補助容量素子23A,23Bとの間が選択的に導通されることにより、データドライバ51から供給される2つの映像信号に基づく駆動電圧が液晶素子22A,22Bおよび補助容量素子23A,23Bへと供給され、表示駆動動作がなされる。
すると、データ線DA,DBと液晶素子22A,22Bおよび補助容量素子23A,23Bとの間が導通された画素20では、バックライト部30からの照明光が液晶表示パネル2において変調され、表示光として出力される。これにより、映像信号Dinに基づく映像表示が、液晶表示装置1において行われる。
次に、図1〜図4に加えて図2,図6〜図12を参照して、本発明の液晶表示装置の駆動動作の特徴的部分について、比較例と比較しつつ詳細に説明する。ここで、図9〜図11は、比較例に係る従来の液晶表示装置におけるLUTについて説明するためのものである。
まず、本実施の形態の液晶表示装置1では、図4に示したLUTを用いることにより、VAモードの液晶を用いた各画素20の液晶素子22A,22Bに対する表示駆動の際に、映像信号D1に基づき、各画素20に対する表示駆動が空間的に2つに分割されて分割駆動がなされる。具体的には、各画素20が2つのサブ画素20A,20Bにより構成されると共に、映像信号D1に対してマルチ画素変換がなされた映像信号D3a,D3b(図示せず;データドライバ51から供給されるアナログ信号からなる2つの映像信号)に基づき、各画素20に対する表示駆動をサブ画素20A,20Bごとに空間的に2つに分割して分割駆動がなされるようになっている。したがって、そのような分割駆動を行わない場合と比べ、表示画面を斜め方向(例えば、45°方向)から見た場合のガンマ特性(映像信号D1の輝度レベルの階調と、輝度との関係を示す特性)の変動(表示画面を正面方向から見た場合からの変動)が、分散される。これにより、例えば図18中の輝度特性Ym(45°)のように、マルチ画素構造による分割駆動を行っていない場合(例えば、図18中の輝度特性Ys(45°))と比べ、輝度の視野角特性が向上する。
一方、比較例に係る液晶表示装置においても、同様にマルチ画素構造による分割駆動を行っているため、マルチ画素構造による分割駆動を行っていない場合と比べ、輝度の視野角特性が向上している。ただし、この比較例では、図4に示した本実施の形態のLUTの代わりに、例えば図9に示したようなLUT(R,G,Bに対応する画素ごとの曲線Ra100,Ga100,Ba100(サブ画素20A用)、および曲線Rb100,Gb100,Bb100(サブ画素20B用)により構成されている)を用いることにより、マルチ画素構造による分割駆動がなされている。具体的には、このLUTでは、例えば図10に示したように、サブ画素20Aに対応する映像信号D3aの輝度レベルの階調とサブ画素20Bに対応する映像信号D3bの輝度レベルの階調と差の最大値が、R,G,Bに対応する画素でそれぞれ等しくなっている。すなわち、Rに対応する画素での差Ra-b100の最大値Rmax100と、Gに対応する画素での差Ga-b100の最大値Gmax100と、Bに対応する画素での差Ba-b100の最大値Bmax100とが、それぞれ等しくなっている。なお、この比較例に係るLUTは、例えば図11に示したようなLUT(R,G,Bに対応する画素ごとの曲線RGBa0,RGBb0が、R,G,Bに対応する画素において互いに共通となっている)を基にして、それ以降は図4に示した本実施の形態のLUTと同様にして作成されたものである。
ここで、このようなLUTを用いている比較例に係る液晶表示装置では、上記のように、サブ画素20Aに対応する映像信号D3aの輝度レベルの階調とサブ画素20Bに対応する映像信号D3bの輝度レベルの階調と差の最大値が、R,G,Bに対応する画素でそれぞれ等しくなっているため、例えば図12(A)中の符号P2で示したように、表示画面を斜め方向(例えば、45°方向)から見た場合のガンマ特性において、Bに対応する画素での輝度YB100の増加の割合と比べ、R,Gに対応する画素での輝度YR100,YG100の増加の割合が大きくなる。したがって、例えば図20に示したように、表示画面を斜め方向(例えば、45°方向)から見たときに、色度x,yの値が中間調においてともに増加してピークを持つようになり、中間調において黄色く色づいて見えてしまうことになる。
これに対し、本実施の形態の液晶表示装置1では、図4に示したLUTにおいて、図5に示したように、サブ画素20Aに対応する映像信号D3aの輝度レベルの階調とサブ画素20Bに対応する映像信号D3bの輝度レベルの階調と差の最大値が、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なっている。具体的には、Rに対応する画素での差Ra-bの最大値Rmaxと、Gに対応する画素での差Ga-bの最大値Gmaxと、Bに対応する画素での差Ba-bの最大値Bmaxとの間で、前述の(1)式を満たすようになっている。したがって、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性が、R,G,Bに対応する画素ごとに個別に調整可能となる。
これにより、例えば図12(B)中の符号P3で示したように、表示画面を斜め方向(例えば、45°方向)から見た場合のガンマ特性において、図12(A)に示した比較例の場合と比べ、R,G,Bに対応する画素での輝度YR,YG,YBの増加の割合がほぼ等しくなるような(Bに対応する画素での輝度YBの増加の割合がより大きくなるような)調整が可能となる。よって、例えば図13中の矢印および色度曲線x2、y2で示したように、比較例にかかる色度曲線x100,y100と比べ、表示画面を斜め方向から見た場合における中間調での黄色への色づきが低減される。
以上のように本実施の形態では、VAモードの液晶を用いた各画素20の液晶素子22A,22Bに対する表示駆動の際に、各画素20に対する表示駆動を空間的に2つ分割して分割駆動を行うようにしたので、そのような分割駆動を行わない場合と比べ、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性の変動を分散することができ、輝度の視野角特性を向上させることができる。また、各分割駆動の際に液晶素子22A,22Bに印加される駆動電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるようにしたので、表示画面を斜め方向から見た場合のガンマ特性をR,G,Bに対応する画素ごとに個別に調整することが可能となり、表示画面を斜め方向から見た場合における中間調での色づきを低減することができる。よって、VAモードの液晶を用いた液晶表示装置において、輝度および色度の視野角特性を向上させることが可能となる。
具体的には、各画素20を2つのサブ画素20A,20Bにより構成すると共に、映像信号D1に対してマルチ画素変換がなされた映像信号D3a,D3bに基づき、各画素20に対する表示駆動をサブ画素20A,20Bごとに空間的に2つに分割して分割駆動を行うようにしたので、上記効果を得ることが可能となる。
また、映像信号D1と各サブ画素20A,20Bに対応する映像信号D3a,D3bとを対応付けてなるLUTを用いることにより、各サブ画素20A,20Bに対応する映像信号D3a,D3bの輝度レベルの階調の差の最大値(Rmax,Gmax,Bmax)がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるようにしたので、上記のように、各分割駆動の際に液晶素子22A,22Bに印加される駆動電圧の差の最大値を、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なるようにすることが可能となる。
さらに、Rに対応する画素での差Ra-bの最大値Rmaxと、Gに対応する画素での差Ga-bの最大値Gmaxと、Bに対応する画素での差Ba-bの最大値Bmaxとの間で、前述の(1)式を満たすようにしたので、R,G,Bに対応する画素での輝度YR,YG,YBの増加の割合がほぼ等しくなるような調整が可能となり、表示画面を斜め方向から見た場合における中間調での黄色への色づきを低減することが可能となる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、図2に示した画素20およびサブ画素20A,20Bのように、各画素20において、1本のゲート線Gおよび2本のデータ線DA,DBが接続されている場合のマルチ画素構造について説明したが、例えば図14に示した画素20−1およびサブ画素20A−1,20B−1のように、各画素20−1において、2本のゲート線GA,GBおよび1本のデータ線Dが接続されているようなマルチ画素構造においても、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、図1に示したように、リファレンス電圧生成部45からデータドライバ51へ供給されるリファレンス電圧VrefがR,G,Bに対応する画素間で共通のものとなっていると共に、図4に示したような、映像信号D1と各サブ画素20A,20Bに対応する映像信号D3a,D3bとを対応付けてなるLUTを用いることにより、各分割駆動の際に液晶素子22A,22Bに印加される駆動電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なるようにする場合について説明したが、例えば図15に示した液晶表示装置1Aのように、画像処理部41から供給される映像信号D1をデータドライバ51において映像信号D3a,D3b(図示せず)へD/A変換する際に用いるリファレンス電圧が、サブ画素20A,20BごとおよびR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なる(Rに対応する画素用のリファレンス電圧Vrefrと、Gに対応する画素用のリファレンス電圧Vrefgと、Bに対応する画素用のリファレンス電圧Vrefbとがそれぞれ、サブ画素20A,20Bごとに異なっている)ように設定することにより、上記実施の形態と同様に、各サブ画素20A,20Bの液晶素子22A,22Bに印加される駆動電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるようにしてもよい。このように構成した場合も、上記実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。なお、この場合においても、図14に示したようなマルチ画素構造を適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、各画素20を2つのサブ画素20A,20Bにより構成すると共に、各画素20に対する表示駆動をサブ画素20A,20Bごとに空間的に2つに分割して分割駆動を行う場合について説明したが、例えば図16に示したような通常のシングル構造の画素20−2(1つの液晶素子22、1つの補助容量素子23および1つのTFT素子21を有すると共に、1本のゲート線Gおよび1本のデータ線Dが接続されている)において、例えば図17に示したように、表示駆動の単位フレーム(1フレーム期間)を2つのサブフレーム期間SFA,SFBに時間的に分割すると共に、所望の輝度を高輝度のサブフレームSFAと低輝度のサブフレームSFBとを用いて分割して表現することによって、マルチ画素構造の場合と同様にハーフトーンの効果を得るようにしてもよい。具体的には、映像信号D1に基づき、各画素20−2に対する表示駆動をサブフレーム期間SFA,SFBごとに時間的に2つに分割して分割駆動を行うと共に、各サブフレーム期間SFA,SFBにおいて液晶素子22に印加される駆動電圧の差の最大値が、R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるようにする。また、このように各サブフレーム期間SFA,SFBにおける駆動電圧の差の最大値がR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なるようにする手法としては、図4に示したLUTと同様に、映像信号D1と各サブフレーム期間SFA,SFBに対応する映像信号とを対応付けてなるLUT(第2のLUT)を用いるようにしてもよく、また、図15に示した液晶表示装置1Aの場合と同様に、映像信号D1をD/A変換する際に用いるリファレンス電圧がサブフレーム期間SFA,SFBごとおよびR,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なるように設定するようにしてもよい。これらのように構成した場合も、上記実施の形態と同様の効果を得ることが可能である。また、これらの場合においても、前述の(1)式と同様に、各サブフレーム期間SFA,SFBにおいて液晶素子22に印加される駆動電圧の差の最大値が、以下の(4)式を満たすようにするのが好ましい。上記実施の形態と同様に、表示画面を斜め方向から見た場合における中間調での黄色への色づきを低減することが可能となるからである。
(Rに対応する画素での最大値)≧(Gに対応する画素での最大値)≧(Bに対応する画素での最大値) …(4)
また、上記実施の形態では、画素電極220の平面形状を具体的に挙げて説明したが、画素電極の平面形状は、図3に示したものには限られない。
さらに、各画素20内のサブ画素の数および1フレーム期間内のサブフレーム期間の数は、これまで説明したような2つの場合には限られず、3つ以上であってもよい。
本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の全体構成を表すブロック図である。 図1に示した画素の詳細構成を表す回路図である。 図3に示した液晶素子における画素電極の詳細構成を表す平面図である。 図1に示したマルチ画素変換部において用いられるLUT(ルックアップテーブル)の一例を表す特性図である。 図4に示したLUTにおけるサブ画素間の映像信号の階調の差の一例を各色ごとに表す特性図である。 図4に示したLUTを作成する基となる各色ごとのLUTの一例を表す特性図である。 各色光の複屈折(液晶素子への印加電圧)と液晶素子に対する透過率との関係の一例を表す特性図である。 図4に示したLUTを作成する際に考慮される、映像信号の階調と液晶表示パネルの正面方向での色度との関係の一例を表す特性図である。 比較例に係るLUTを表す特性図である。 図9に示した比較例に係るLUTにおけるサブ画素間の映像信号の階調の差を各色ごとに表す特性図である。 図9に示した比較例に係るLUTを作成する基となるLUTの一例を表す特性図である。 実施の形態および比較例に係る映像信号の階調と液晶表示パネルの45°方向での輝度比との関係の一例を表す特性図である。 実施の形態および比較例に係る映像信号の階調と液晶表示パネルの45°方向での色度との関係の一例を表す特性図である。 本発明の変形例に係る画素の詳細構成を表す回路図である。 本発明の他の変形例に係る液晶表示装置の全体構成を表すブロック図である。 本発明の他の変形例に係る画素の詳細構成を表す回路図である。 図16に示した変形例に係る表示駆動の際のサブフレーム期間について説明するためのタイミング図である。 従来の液晶表示装置における映像信号の階調と液晶表示パネルの正面方向および45°方向での輝度比との関係の一例を表す特性図である。 従来のマルチ画素構造における映像信号の階調と各サブ画素の表示態様との関係の一例を表す平面図である。 従来の液晶表示装置における映像信号の階調と液晶表示パネルの45°方向での色度との関係の一例を表す特性図である。
符号の説明
1,1A…液晶表示装置、2…液晶表示パネル、20,20−1,20−2…画素、20A,20A−1,20B,20B−1…サブ画素、21,21A,21B…TFT素子、22,22A,22B…液晶素子、220…画素電極、23,23A,23B…補助容量素子、3…バックライト部、41…画像処理部、43…マルチ画素変換部、45,45A…リファレンス電圧生成部、51…データドライバ、52…ゲートドライバ、61…タイミング制御部、62…バックライト駆動部、Din…映像信号、D1,D2a,D2b…映像信号、Vref,Vrefr,Vrefg,Vrefb…リファレンス電圧、G,GA,GB…ゲート線、D,DA,DB…データ線、Cs…補助容量線、SFA,SFB…サブフレーム期間。

Claims (9)

  1. 全体としてマトリクス状に配置されると共に、垂直配向(VA)モードの液晶により構成された液晶素子を有する複数の画素と、
    各画素の液晶素子に対して映像信号に基づく電圧を印加することにより表示駆動を行う駆動手段と
    を備え、
    前記画素は、R(Red:赤),G(Green:緑)またはB(Blue:青)に対応する画素により構成され、
    前記駆動手段は、前記映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動を空間的または時間的に複数に分割して分割駆動を行うと共に、各分割駆動の際に前記液晶素子に印加される電圧の差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記駆動手段は、各分割駆動の際に前記液晶素子印加される電圧の差の最大値が、前記R,G,Bに対応する画素間で以下の式を満たすこととなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
    (前記Rに対応する画素での最大値)≧(前記Gに対応する画素での最大値)≧(前記Bに対応する画素での最大値)
  3. 前記画素は、各々が前記液晶素子を有する複数のサブ画素により構成され、
    前記駆動手段は、前記映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動を前記サブ画素ごとに空間的に複数に分割して分割駆動を行うと共に、各サブ画素の液晶素子に印加される電圧の差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記駆動手段は、前記映像信号と各サブ画素に対応する映像信号とを対応付けてなる第1のLUT(ルックアップテーブル)を用いることにより、各サブ画素に対応する映像信号の輝度レベルの差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記駆動手段は、前記映像信号を前記液晶素子に印加される電圧にD/A(デジタル/アナログ)変換する際に用いるリファレンス電圧が、前記サブ画素ごとおよび前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なるように設定することにより、各サブ画素の液晶素子に印加される電圧の差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  6. 各画素に対する表示駆動の単位フレーム期間が、複数のサブフレーム期間により構成され、
    前記駆動手段は、前記映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動を前記サブフレーム期間ごとに時間的に複数に分割して分割駆動を行うと共に、各サブフレーム期間において液晶素子に印加される電圧の差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 前記駆動手段は、前記映像信号と各サブフレーム期間に対応する映像信号とを対応付けてなる第2のLUT(ルックアップテーブル)を用いることにより、各サブフレーム期間における映像信号の輝度レベルの差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記駆動手段は、前記映像信号を前記液晶素子に印加される電圧にD/A(デジタル/アナログ)変換する際に用いるリファレンス電圧が、前記サブフレーム期間ごとおよび前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なるように設定することにより、各サブフレーム期間において液晶素子に印加される電圧の差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  9. 全体としてマトリクス状に配置されると共に垂直配向(VA)モードの液晶により構成された液晶素子を有する複数の画素を備え、これらの画素がR(Red:赤),G(Green:緑)またはB(Blue:青)に対応する画素により構成された液晶表示装置に適用される駆動方法であって、
    各画素の液晶素子に対して映像信号に基づく電圧を印加することにより表示駆動を行う際に、前記映像信号に基づき、各画素に対する表示駆動を空間的または時間的に複数に分割して分割駆動を行うと共に、各分割駆動の際に前記液晶素子に印加される電圧の差の最大値が前記R,G,Bに対応する画素ごとに互いに異なることとなるように分割駆動を行う
    ことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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