JP5012126B2 - チューニングシステム及びチューナ装置 - Google Patents
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Description
例えば、ある提案の調律器では、セント偏差値の移動平均データ数を、被調律信号の変化が大きい時は少なくして反応性を高め、被調律信号の変化が小さい時は多くして安定性を高めるようにしている。(特許文献1参照)
また、ある提案の調律器では、移調を希望する調の主音を入力している状態で、移調スイッチを瞬時だけ操作することにより、その希望する調を調律する状態に移調するようになっている。(特許文献2参照)
また、ある提案の調律器及び調律方法では、波形成形部によってパルス信号に変換された信号は、抽出部によって音名、オクターブ、セント偏差を抽出判定され、制御部は、抽出した音名、オクターブが設定手段により設定されている音名、オクターブから±50セント以内であったら、非調律信号が安定調律範囲に入っていることを示すために安定フラグを1にセットするようになっている。(特許文献3参照)
また、ある提案の調律器及び調律方法では、スイッチが発音するモードに設定されると、マイコンから基準音が発せられてスピーカで発音され、同時にマイコンからはマイクON/OFF信号がLoの状態で送られ、マイクをOFFにし、スピーカから発せられた基準音をマイクが被調律信号として拾わないようにしている。(特許文献4参照)
また、ある提案の調律器では、調律器の音名判定結果とピッチ誤差算出手段の算出結果を光透過型表示器に表示させ、光透過型表示器に表示された音名とピッチ誤差を投写レンズを通じて拡大投影し、任意の表示面に表示させるか、又は多色発光素子と発光色制御手段を設け、ピッチ誤差の数値に応じて多色発光素子の発光色を切替え、多色発光素子の発光を任意の表示面に輝点として投影し、輝点の色でピッチ誤差を表示するようになっている。(特許文献5参照)
また、ある提案の調律器のキーシフト設定方法では、「ド」入力指示スイッチを押すと、「ド」入力状態になり、調律対象の楽器から「ド」の音を調律器に入力すると、調律器は入力された「ド」の音程を自動判別し、キーシフト量を自動で設定するようになっている。(特許文献6参照)
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、多数の楽器で合奏を行うオーケストラやビッグバンドのような場合、あるいは比較的少人数の楽器で合奏を行うアンサンブルのような場合に、演奏前だけでなく演奏中においてもチューニングを行うことができるようにすることを目的とする。
図1は、本発明のチューナシステム及びチューナ装置の実施形態であり、8人編成のアンサンブルのシステムの構成を示すブロック図である。図1において、マスタチューナ100は、指揮台の上に置かれた指揮者用の装置である。8個のプレーヤチューナ200は、オーケストラの各楽器の演奏者用のチューナ装置である。
また、基準ピッチがA4=440Hzであるときの「G4#」のピッチは415.3Hzであり、「G4」のピッチは392.0Hzである。
ここで、受信した比較ピッチ(413.0Hz)に最も近い音名は「G4#」であり、その差分値は2.3Hz(415.3Hz−413.0Hz)となるが、この差分値をセント単位で表現すると、約10セントとなり、この値をステップSA11でレジスタCENT1にストアする。
同様に、抽出ピッチ(423.0Hz)に最も近い方の音名は「G4#」となり、その差分値は7.7Hz(423.0Hz−415.3Hz)となり、これをセント単位で表現すると約30セントとなり、この値をステップSA12でレジスタCENT2にストアする。そしてこの両方のセント単位の差分値をアナログ指針表示する。(ステップSA14)図3のアナログ指針はこの例を表示したものであり、中央の基準ピッチに対して、抽出ピッチを示す実線の指針は右側(高音側)に「30セント」だけ偏倚し、比較ピッチを示す点線の指針は左側(低音側)に「18セント」だけ偏倚している。
本実施形態においては、基準ピッチとの差分値をセント単位に変換して表示しているが、本願発明はもちろん、PITCH1及びPITCH2にストアされたピッチそのものをアナログ指針表示してもかまわない。
本実施形態にてセント単位に変換する理由は、各音名のピッチが等差数列ではなく、等比数列で変化することに起因する。つまり隣接する音名間の周波数差は、例えばA4=440Hzとした場合、「G4#」はA3(220Hz)×211/12=415.3Hzであり、「G4」は、A3(220Hz)×210/12=392.0Hzと計算される。このように隣接する音名間の周波数差は一定でなく、仮にこれら差分値をピッチのままで表示しようとすると、基準となる音名が何かによってアナログ指針表示のレンジを大きく変えないといけなくなる。
この差分値をセント単位で表現すれば、隣接する音名間の差、つまり半音は全て100セントとなり、基準となる音名が変化しても、セント単位で表現した差分値は0〜100セントという一定の範囲内で表示することが可能となる。
図6はメインルーチンのフローチャートであり、所定のイニシャライズ(ステップSB1)の後、データ取り込み処理(ステップSB2)、スイッチ処理(ステップSB3)、出力処理(ステップSB4)、その他の処理(ステップSB5)を繰り返し実行する。
なお、増加する数値は5dBに限定されず適宜に決定される。また、増加対象の楽器は管楽器に限定されず、曲の内容、演奏内容、指揮者の判断に応じて適宜に決定される。
したがって、多数の楽器で合奏を行うオーケストラやビッグバンドのような場合、あるいは比較的少人数の楽器で合奏を行うアンサンブルのような場合に、演奏前だけでなく演奏中においてもチューニングを行うことができる。
したがって、演奏中においては、音量が最大で影響力の強い楽器を中心とすることで全体的な演奏中のチューニングが可能となる。
したがって、例えば、音量が比較的小さくても、管楽器のように影響力の強い楽器を中心とすることで全体的な演奏中のチューニングが可能となる。あるいは、曲の内容、演奏中の内容、又は指揮者の判断によって特定の楽器を指定して、その特定の楽器を中心とすることで全体的な演奏中のチューニングが可能となる。
したがって、演奏する曲に基づいて全体的な演奏中のチューニングが可能となる。
したがって、類似する音色を持つ複数の楽音による演奏中のチューニングによって美しいハーモニーを実現することができる。
したがって、類似する音域及び音色を持つ複数の楽音による演奏中のチューニングによって美しいハーモニーを実現することができる。
したがって、演奏中の指揮者の指示によって適切なチューニングを実現できる。
したがって、多数の楽器で合奏を行うオーケストラやビッグバンドのような場合、あるいは比較的少人数の楽器で合奏を行うアンサンブルのような場合に、演奏前だけでなく演奏中においてもチューニングを行うことができる。
したがって、演奏者は、自分の楽器から発音されているピッチ、チューニングすべき他の楽器のピッチ、及び本来の基準のピッチとの関係を把握しながら演奏することができる。
11 CPU
12 タッチスイッチ
13 表示部
14 ROM
15 RAM
200 プレーヤチューナ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 スイッチ
25 マイク
26 表示部
Claims (8)
- 複数種類の楽器の各々に対応して設けられ、演奏中の楽器から発せられる楽音の音高に係る情報を含むパラメータを抽出するパラメータ抽出手段と、当該抽出されたパラメータを送信する送信手段と、外部より送信された楽音の音高に係る情報を受信する第1の受信手段と、当該受信手段により受信された音高に係る情報及び抽出されたパラメータに含まれる音高に係る情報の両方を表示する表示手段を有する複数のチューナ部と、
前記複数のチューナ部から送信されるパラメータを受信する第2の受信手段と、
この第2の受信手段により受信されたパラメータを夫々記憶する記憶手段と、
前記複数種類の楽器の中からチューニング対象となる演奏中の楽器の楽音を選択する対象楽器選択手段と、
前記複数種類の楽器の中から所定の条件を満足する楽器を検出する比較楽器検出手段と、
前記比較楽器検出手段によって検出された楽器に対応するパラメータに含まれる音高に係る情報を前記記憶手段から読み出し、当該読み出されたピッチを前記チューニング対象の楽器に対応するチューナ部に対して送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とするチューナシステム。 - 前記各チューナ部のパラメータ抽出手段により抽出されるパラメータは、前記演奏中の楽器から発せられる楽音の音量を含み、
前記比較楽器検出手段は、前記記憶手段に夫々記憶された音量に基づいて、前記複数種類の楽器の楽音の中から最も大きい音量の楽器を比較楽器として検出することを特徴とする請求項1に記載のチューナシステム。 - 前記比較楽器検出手段は、前記記憶手段に記憶された音量のうち、特定の種類の楽器に対応する音量のみを一定値増加させることを特徴とする請求項2に記載のチューナシステム。
- 前記比較楽器検出手段は、前記記憶手段に記憶された音高のうち、前記チューニング対象の楽器に対応する音名と協和する音名に対応する楽器を比較楽器として検出することを特徴とする請求項1に記載のチューナシステム。
- 前記比較楽器検出手段は、前記複数種類の楽器から夫々発する楽音の音色の類似度の順位を表わすテーブルを含み、当該テーブルより前記演奏中の楽器から発する楽音の音色に対して最も順位の高い音色の楽音を発する楽器を、比較楽器として検出することを特徴とする請求項1に記載のチューナシステム。
- 前記比較楽器検出手段は、前記複数種類の楽器の楽音の中から操作に応じて指定された楽器を、比較楽器として検出することを特徴とする請求項1に記載のチューナシステム。
- 前記各チューナ部は、パラメータ抽出手段として、演奏中の楽器から発せられる楽音のピッチを抽出するピッチ抽出手段を有するとともに、前記第1の受信手段は、さらにこのピッチ抽出手段により抽出されたピッチ及び前記第1の受信手段にて受信された音高に係る情報としてのピッチを受信するように構成され、
この受信されたピッチ及び抽出されたピッチを、夫々のピッチに最も近い音名及び当該音名との差分値(セント)に変換する変換手段を有し、
前記表示手段は、この変換手段にて変換された2つの差分値(セント)を表示することを特徴とする請求項1記載のチューナシステム。 - 複数種類の楽器の各々に対応して設けられ、演奏中の楽器から発せられる楽音の音高に係る情報を含むパラメータを抽出するパラメータ抽出手段と、
当該抽出されたパラメータを送信する送信手段と、
外部より送信された楽音の音高に係る情報を受信する第1の受信手段と、
当該受信手段により受信された音高に係る情報及び抽出されたパラメータに含まれる音高に係る情報の両方を表示する表示手段と、
を有するチューナ装置。
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