JP5011862B2 - 脱臭システム - Google Patents

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Description

この発明は、要処理ガスから水蒸気を除去することができる除湿機構に関するものである。
従来より、ガスから悪臭を除去するため活性炭やゼオライトなどの吸着剤で吸収する方法、悪臭成分を燃焼させて分解する方法、薬剤洗浄による化学反応によって除去する方法、オゾンによる酸化力で分解する方法などが知られている。このうち、比較的低濃度な臭気でしかも大風量の用途については活性炭などの吸着剤を使用する脱臭装置がシステムも単純で普及している。
ところで、排水処理設備、屎尿処理場、下水処理場、ビルやマンションのディスポーザーシステムなどで発生する悪臭ガスは、ガスの温度や湿度が高く飽和水蒸気を含んでおり、脱臭処理前にミストセパレータによって水分の除去を試みている。具体的には臭気をエアフィルター、ミストセパレータ、脱臭ファン、活性炭吸着塔の順で処理している(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、エアフィルターで夾雑物やミストセパレータで霧状の水滴は除去できても水蒸気は殆どそのまま通過していたので、水蒸気を多く含むガスは活性炭吸着の際に外気温によって冷却され結露水を発生し、吸着性能が低下してしまうことがあった。
中外炉工業株式会社ホームページ、"活性炭脱臭装置"、[2005/8/1検索]、インターネット<URL:http://www.chugai.co.jp/env/06_deo/04.html>
そこでこの発明は、要処理ガスから水蒸気を除去することができる除湿機構を提供しようとするものである。
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1)この発明の脱臭システムは除湿機構4と、前記除湿機構4を収納する除湿室12と、脱臭機構5と、前記除湿機構4と前記脱臭機構5を接続する排出管11と、を有する脱臭システムであって、前記除湿機構4は倒立した略U字状に湾曲された管路6を有し、前記略U字状の方向転換域7が上方側となるように配設され、要処理ガスを前記管路6に取り入れて、下方側の入口端側Iから上方側の方向転換域7を介して出口端側Oへと通過させ、次いで排出管11を介して脱臭機構5に取り入れるようになっており、前記除湿室12には外気取入口12aを設けると共に、孔13aを有する冷却空気収入管13が配置され、前記冷却空気収入管13の少なくとも一端は、前記排出管11に接続されており、前記外気取入口12aから前記除湿室12に流入した外気が、前記孔13aから前記冷却空気収入管13に流入し、前記冷却空気収入管13を通り、前記排出管11の管内で要処理ガスと合流することを特徴とする。
この除湿機構では、倒立した略U字状に湾曲された管路を有し、前記管路の下方側の入口端側から上方側の方向転換域を介して出口端側へと要処理ガスを通過させるようにしたので、要処理ガス中の水蒸気は管路の内壁に接触して液化することとなる。そして、略U字状の方向転換域が上方側となるように配設されたので、管路の内壁で液化した水分は管路内を出口端側等へ流下し、例えば下方の水分貯留タンクに貯留したり地面や下水に直接廃棄したりすることができる。
ここで、前記管路の材質として、プラスチック製、ステンレス製、チタニウム製などを例示することが出来る。プラスチック製(塩化ビニールやポリプロピレン等)やステンレス製とすると要処理ガスに対して耐蝕性を発揮する。また、前記管路は自然冷風で冷却したり、強制冷風で冷却したり、水やその他液体で温度交換して冷却することも出来る。略U字状に湾曲された管路は湾曲より屈曲に近いものであってもよい。
前記管路の断面は、円形状でも多角形状でもよい。前記管路の断面の面積は、20〜20000mm2の範囲が液化効率や通気抵抗の点から好ましい。前記管路の断面が円形の場合、内径としてはその直径が5〜50mmの範囲が液化効率や通気抵抗の点から好ましい。また、前記管路の肉厚としては、管路の冷却によって要処理ガスの飽和蒸気圧を下げるために薄い方が伝熱性に優れ好ましく、プラスチック製の場合には強度との関係で実用的には1〜3mmの範囲が好ましい。管路の長さは、略U字状の全長が500〜1500mmの範囲が通気抵抗の点から好ましい。
さらに、要処理ガスに対し出口端側から負圧をかけることにより管路にガスを通過させることが出来る。このように構成すると、入口端側から正圧をかけて押し込んだ場合のような悪臭ガスの漏洩が発生し難い。また、出口端側から吸引ファン等で吸引することにより、吸引ファン等の機器は除湿後のガスを吸うことになるので機器の保護となる。
(2)脱臭システムには吸引ファンFを備えており、前記吸引ファンFは、外気取入口fを有したファンケースFC内に収容されており、前記ファンケースFCと、前記排出管11とが空気取入管14を介して接続されており、外気取入口fからファンケースFC内に流入した外気が、空気取入管14を介して排出管11の管内で、要処理ガス及び前記除湿室12に流入した外気と合流することが好ましい。
(3)脱臭システムによって脱臭されたガスが放出される出口側に、吸引ファンFを備えていることが好ましい。
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
要処理ガス中の水蒸気は管路の内壁に接触して液化することとなるので、要処理ガスから水蒸気を除去することができる除湿機構を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、マンションの各部屋のキッチンの流し1で発生する生ゴミを集合配管2で収集して地下に形成されたディスポーザーシステムのピット3に貯留し微生物処理するようにしたものが開発されているが、この実施形態では、前記生ゴミの微生物による発酵処理の際に発生する悪臭ガスを先ず除湿機構4で除湿し、次いで脱臭機構5(前記除湿機構4の上段に形成した)により活性炭(図示せず)で脱臭するようにした。前記悪臭ガスは、ガスの温度(8月に43℃程度であった)や湿度が高く飽和水蒸気を含んでいるものであった。また前記ガスにはアンモニアや硫化水素などの成分が含まれていた。
図1乃至図5に示すように、この除湿機構4は、倒立した略U字状に湾曲された管路6(プラスチック製の細径パイプ)を有し、前記略U字状の方向転換域7が上方側となるように配設した。前記倒立した略U字状に湾曲された管路6は複数本(15本)を2列にして少しずらして配設し(それぞれの管路6に外気がより当たり易くなり冷却効率が向上する)、要処理ガスを分散通過処理させるようにした。
管路6の入口端側Iには未処理ガスの導入空間8を形成し、ディスポーザーシステムのピット3から導入管9で要処理ガス(悪臭ガス)を導くようにしている。また、出口端側Oに処理済みガスの排出空間10を形成し、前記排出空間から処理済みのガスを脱臭機構5へと排出管11で供給すると共に液化した水分は地面に廃棄するようにしている。
そして、前記管路6の下方側の入口端側Iから上方側の方向転換域7を介して出口端側Oへと要処理ガスを通過させるようにした。具体的には、この除湿機構4の次に脱臭機構5を設けており、この脱臭機構5に配設した吸引ファンFによりガスを誘引して負圧により引っ張るようにした。すなわち、要処理ガスに対し出口端側Oから負圧をかけることにより管路6にガスを通過させるようにした。
この除湿機構4は室外に設置し、管路6を外気温(自然冷風)により冷却するようにしたが、前記管路6は機械的な冷風で強制冷却したり、水やその他液体で温度交換して冷却することも出来る。
前記管路6の断面は、円形状とした。前記管路6の材質は、要処理ガスの成分(アンモニアや硫化水素)に対して耐蝕性を有する塩化ビニール樹脂のプラスチック製とした。前記管路6の内径の直径は22mmとし、その断面の面積は380mm2とした。前記管路6の肉厚は、2mmとした。管路6の長さは、略U字状の全長が1120mm(高さ500mm)とした。略U字状の方向転換域7の曲率半径は、100mmとした。
次に、この実施形態の除湿機構の使用状態を説明する。
この除湿機構4では、倒立した略U字状に湾曲された管路6を有し、前記管路6の下方側の入口端側Iから上方側の方向転換域7を介して出口端側Oへと要処理ガス(悪臭ガス)を通過させるようにしたので、要処理ガス中の水蒸気は管路6の内壁に接触して液化することとなり、水蒸気を除去することができる。また、略U字状の方向転換域7が上方側となるように配設されたので、管路6の内壁で液化した水分は管路6内を入口端側Iと出口端側Oへ流下し、地面に直接廃棄することができる。
また、前記倒立した略U字状に湾曲された管路6を複数本(15本)配設し、要処理ガスを分散通過させるようにしたので、多くのガス容量を一遍に処理することができ、またガスを分散させて整流された状態で処理することができるという利点がある。さらに、要処理ガスに対し出口端側Oから負圧をかけることにより管路6にガスを通過させるようにしており、入口端側Iから正圧をかけて押し込んだ場合のような悪臭ガスの漏洩が発生し難い。また、出口端側Oから吸引ファンFで吸引することにより、吸引ファンF等の機器は除湿後のガスを吸うこととになるので機器の保護となるという利点がある。
この除湿機構4により、飽和水蒸気と悪臭成分(アンモニアや硫化水素)を含む温度が43℃のガスを外気温35℃の雰囲気下で処理したところ、40%の水蒸気を除去することが出来た。具体的には、略U字状に湾曲された管路6の前半の上行き路と後半の下行き路で水蒸気が管路6内壁に液化し、ぽたぽたぽたぽたとよく取れた。この取れ方は全く予想外のことであった。このように水蒸気が非常によく取れる理由は、上行き路では主としてガス温度の低下効果によるものであり、下行き路では略U字状の方向転換域7を通過時のガス流に乱れが生じてスパイラル流(スモークガスを流すとスパイラル流〔渦巻き流〕が観測された)が発生することにより管路6内壁に沿った気流導線が長くなって冷却効率が向上していることによるものと考えられる。
そして、この除湿機構4を通過後、脱臭機構5の吸着材付近での結露は殆どなくなり、吸着剤の性能低下は認められなかった。また、この除湿機構4によるガス通過抵抗は少なく後ろの脱臭機構5内の吸引ファンFを大型化する必要はなかった。
(実施形態2)
実施形態2の除湿機構は、略U字状の頂部を縦方向に少し押し潰したような偏平に形成した点で前記実施形態1と異なる。
図1に示すように、マンションの各部屋のキッチンの流し1で発生する生ゴミを集合配管2で収集して地下に形成されたディスポーザーシステムのピット3に貯留し微生物処理するようにしたものが開発されているが、この実施形態では、前記生ゴミの微生物による発酵処理の際に発生する悪臭ガスを先ず除湿機構4で除湿し、次いで脱臭機構5(前記除湿機構4の上段に形成した)により活性炭(図示せず)で脱臭するようにした。前記悪臭ガスは、ガスの温度(8月に43℃程度であった)や湿度が高く飽和水蒸気を含んでいるものであった。また前記ガスにはアンモニアや硫化水素などの成分が含まれていた。
図6に示すように(図1乃至図4参照)、この除湿機構4は、倒立した略U字状に湾曲された管路6(プラスチック製の細径パイプ)を有し、前記略U字状の方向転換域7が上方側となるように配設した。前記倒立した略U字状に湾曲された管路6は複数本(15本)を2列にして少しずらして配設し(それぞれの管路6に外気がより当たり易くなり冷却効率が向上する)、要処理ガスを分散通過処理させるようにした。
管路6の入口端側Iには未処理ガスの導入空間8を形成し、ディスポーザーシステムのピット3から導入管9で要処理ガス(悪臭ガス)を導くようにしている。また、出口端側Oに処理済みガスの排出空間10を形成し、前記排出空間から処理済みのガスを脱臭機構5へと排出管11で供給すると共に液化した水分は地面に廃棄するようにしている。
そして、前記管路6の下方側の入口端側Iから上方側の方向転換域7を介して出口端側Oへと要処理ガスを通過させるようにした。具体的には、この除湿機構4の次に脱臭機構5を設けており、この脱臭機構5に配設した吸引ファンFによりガスを誘引して負圧により引っ張るようにした。すなわち、要処理ガスに対し出口端側Oから負圧をかけることにより管路6にガスを通過させるようにした。
この除湿機構4は室外に設置し、管路6を外気温(自然冷風)により冷却するようにしたが、前記管路6は機械的な冷風で強制冷却したり、水やその他液体で温度交換して冷却することも出来る。
前記管路6の断面は、方向転換域近傍以外は円形状とした。前記管路6の材質は、要処理ガスの成分(アンモニアや硫化水素)に対して耐蝕性を有する塩化ビニール樹脂のプラスチック製とした。前記管路6の内径の直径は22mmとし、その断面の面積は380mm2とした。前記管路6の肉厚は、2mmとした。管路6の長さは、略U字状の全長が1120mm(高さ500mm)とした。略U字状の方向転換域7の曲率半径は100mmとした。
前記略逆U字状の管路6は、方向転換域7近傍では偏平な形状とした。具体的には、偏平の度合いは管路6の内径が縦方向が20mm、横方向が25mm(偏平率25%)とした。
次に、この実施形態の除湿機構の使用状態を説明する。
この除湿機構4では、倒立した略U字状に湾曲された管路6を有し、前記管路6の下方側の入口端側Iから上方側の方向転換域7を介して出口端側Oへと要処理ガス(悪臭ガス)を通過させるようにしたので、要処理ガス中の水蒸気は管路6の内壁に接触して液化することとなり、水蒸気を除去することができる。また、略U字状の方向転換域7が上方側となるように配設されたので、管路6の内壁で液化した水分は管路6内を入口端側Iと出口端側Oへ流下し、地面に直接廃棄することができる。
また、前記倒立した略U字状に湾曲された管路6を複数本(15本)配設し、要処理ガスを分散通過させるようにしたので、多くのガス容量を一遍に処理することができ、またガスを分散させて整流された状態で処理することができるという利点がある。さらに、要処理ガスに対し出口端側Oから負圧をかけることにより管路6にガスを通過させるようにしており、入口端側Iから正圧をかけて押し込んだ場合のような悪臭ガスの漏洩が発生し難い。また、出口端側Oから吸引ファンFで吸引することにより、吸引ファンF等の機器は除湿後のガスを吸うことになるので機器の保護となるという利点がある。
また、前記略逆U字状の管路6は方向転換域7近傍で偏平な形状であることとしており、管路6の方向転換域7近傍は断面積が減少しており、要処理ガス中の水蒸気が管路6の内壁に接触し易いので液化効率(除湿性)を向上させることができる。また、方向転換域7近傍でのみ偏平な形状とすることにより、低管内抵抗と高液化効率を両立させることが出来ると共に、略U字状の方向転換域7を通過時のガス圧変化による乱流発生の増大効果が期待できるという利点がある。
この除湿機構4により、飽和水蒸気と悪臭成分(アンモニアや硫化水素)を含む温度が43℃のガスを外気温35℃の雰囲気下で処理したところ、43%の水蒸気を除去することが出来た。具体的には、略U字状に湾曲された管路6の後半の下行き路で水蒸気が管路6内壁に液化し、ぽたぽたぽたぽたとよく取れた。この取れ方は全く予想外のことであった。このように水蒸気が非常によく取れる理由は、上行き路では主としてガス温度の低下効果によるものであり、下行き路では略U字状の方向転換域7を通過時のガス流に乱れが生じてスパイラル流(スモークガスを流すとスパイラル流〔渦巻き流〕が観測された)が発生することにより管路6内壁に沿った気流導線が長くなって冷却効率が向上していることによるものと考えられる。また、実施形態1よりも水蒸気の除去効率が向上しているのは、偏平な略U字状の方向転換域7を通過時のガス圧変化による乱流発生の増大効果によってスパイラル流が強くなり、このスパイラル流に起因する管路6内壁の気流導線がより長くなって冷却効率が向上していることによるものと考えられる。
そして、この除湿機構4を通過後、脱臭機構5の吸着材付近での結露は殆どなくなり、吸着剤の性能低下は認められなかった。また、この除湿機構4によるガス通過抵抗は少なく後ろの脱臭機構5内の吸引ファンFを大型化する必要はなかった。
ところでこれらは夏場に行ったが、冬場には雰囲気温度が下がるので水蒸気の除去効率はより向上するものと考えられる。
(実施形態3)
この実施形態3は、上記実施形態1や2と同様に、生ゴミの微生物処理の際に発生する悪臭ガスを脱臭放出させるべく、除湿機構4、脱臭機構5及び吸引ファンFを備えているが、このものでは前記脱臭機構5の入口における相対湿度を低く抑え得るようにしている。
この実施形態3では、図7に示すように、外気取入口12aを有した除湿室12内に、除湿機構4を収容すると共に孔13aを有した冷却空気取入管13を配置し、前記冷却空気取入管13の一端側と脱臭機構5の入口近傍の排出管11とを調整用ダンパー15を介して接続している。この追加した構成により、外気取入口12aから除湿室12内の流入した空気(略U字状の管路と効率良く暖められた外気)は、孔13a→冷却空気取入管13→調整用ダンパー15→脱臭機構5の入口近傍の排出管11→脱臭機構5を経て大気へ放出される。
また、この実施例3では、図7に示すように、外気取入口fを有したファンケースFC内に、吸引ファンFを収容すると共に、前記ファンケースFCと脱臭機構5の入口近傍の排出管11とを調整用ダンパー16を介して空気取入管14で接続している。この追加した構成により、外気取入口fからファンケースFC内の流入して吸引ファンFのモータが発生する熱により暖められた外気は、空気取入管14→調整用ダンパー16→脱臭機構5の入口近傍の排出管11→脱臭機構5を経て大気へ放出される。
なお、上記外気は、通常、結露の原因となる臭気ガス(35℃〜40℃、湿度約100%より低い温度と乾燥状態である。
ここで、加温された冷却空気取入管13及び空気取入管14からの乾燥外気を、処理ガス風量の約5%程度とした状態では、臭気ガスの相対湿度が100%の場合、脱臭機構5の入口では相対湿度が75〜80%程度である。そのため、臭気機構5(活性炭吸着塔)内では全く結露が発生しないものとなった。なお、加温された冷却空気取入管13及び空気取入管14からの乾燥外気の混合量は約5%であればガス処理性能に関して実用上全く問題とならない。
また、上記した外気の取り入れは、最終的にダクトのサクション側(大気圧より低い)の吸引力による強制吸引であり、自然換気と比べて除湿性能が向上する。
さらに、外気取入口fからファンケースFC内に流入してきた外気により吸引ファンFのモータが発生する熱が吸熱され、その結果ベアリング塔の寿命延命効果がある。
上述した全ての内容から、実施形態3のものでは、強制吸引用、あるいは冷却用の別の装置を新たに加えることなく除湿性能と装置の信頼性が格段に向上するという優れた特徴を有することが明らかである。
要処理ガス中の水蒸気は管路の内壁に接触して液化することとなり、要処理ガスから水蒸気を除去することができることによって、種々の除湿機構の用途に適用することができ、種々の脱臭機構やその他の機構と組み合わせて利用することができる。
この発明の除湿機構の実施形態で利用の仕方の一例を説明する図。 実施形態1の除湿機構と脱臭機構の正面図。 図2の除湿機構と脱臭機構の側面図。 図2の除湿機構と脱臭機構のA−A線矢視図。 図2の除湿機構の管路近傍の拡大説明図。 実施形態2の除湿機構の管路近傍の拡大説明図。 実施形態3の除湿機構、脱臭機構及び吸引ファン等の説明図。
符号の説明
6 管路
7 方向転換域
I 入口端側
O 出口端側

Claims (3)

  1. 除湿機構(4)と、
    前記除湿機構(4)を収納する除湿室(12)と、
    脱臭機構(5)と、
    前記除湿機構(4)と前記脱臭機構(5)を接続する排出管(11)と、を有する脱臭システムであって、
    前記除湿機構(4)は倒立した略U字状に湾曲された管路(6)を有し、前記略U字状の方向転換域(7)が上方側となるように配設され、
    要処理ガスを前記管路(6)に取り入れて、下方側の入口端側(I)から上方側の方向転換域(7)を介して出口端側(O)へと通過させ、次いで排出管(11)を介して脱臭機構(5)に取り入れるようになっており、
    前記除湿室(12)には外気取入口(12a)を設けると共に、孔(13a)を有する冷却空気収入管(13)が配置され、
    前記冷却空気収入管(13)の少なくとも一端は、前記排出管(11)に接続されており、
    前記外気取入口(12a)から前記除湿室(12)に流入した外気が、前記孔(13a)から前記冷却空気収入管(13)に流入し、前記冷却空気収入管(13)を通り、前記排出管(11)の管内で要処理ガスと合流することを特徴とする脱臭システム。
  2. 前記脱臭システムには吸引ファン(F)を備えており、
    前記吸引ファン(F)は、外気取入口(f)を有したファンケース(FC)内に収容されており、
    前記ファンケース(FC)と、前記排出管(11)とが空気取入管(14)を介して接続されており、
    外気取入口(f)からファンケース(FC)内に流入した外気が、空気取入管(14)を介して排出管(11)の管内で、要処理ガス及び前記除湿室(12)に流入した外気と合流することを特徴とした請求項1記載の脱臭システム。
  3. 前記脱臭システムによって脱臭されたガスが放出される出口側に、吸引ファン(F)を備えている請求項1又は請求項2記載の脱臭システム。
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