JP5011551B2 - 展示ケース - Google Patents

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Description

本発明は、美術館や博物館等で使用される展示ケースに関するものである。
従来より、上向面が展示床面としての役割を担う上板を有する基台と、展示床面上に設定した展示空間を包囲する位置に配置されるガラス製のケース体と、ケース体を基台に対して昇降させることによって展示空間を選択的に開閉し得る開閉機構とを備えた展示ケースが知られている。
一例として、図9(同図(a)は、従来の展示ケースA1の平面を模式的に示す図であり、(b)は(a)のY―Y線断面を模式的に示す図であり、(c)はケース体A3を上昇させた状態を(b)に対応して示す図である)に示すように、ケース体A3の下端部に周回するフレーム体A31を取り付け、このフレーム体A31の内側四隅に設けた被支持体A32を支持した状態で昇降可能な複数の昇降桿A41によって、ケース体A3を基台A2に対してリフトアップする態様が挙げられる。そして、前記上板A21の四隅にそれぞれ被支持体A32が収まる切欠A21aを形成し、展示空間A1Sを閉止した状態において、昇降桿A41に支持される被支持体A32のうち、その上向面が、上板A21の上向面と共に略面一な展示床面A22を構成するようにしている(例えば特許文献1参照)。
特開2002―017521号公報
しかしながら、従来のものは、上板A21の四隅に切欠A21aを形成しているため、展示空間A1Sを閉止した状態において、上板A21の上向面と被支持体A32の上向面とによって構成した展示床面A22のうち、四隅において上板A21と被支持体A32との境界(上板A21の切欠A21a)が目地として表出し(図9(a)参照)、意匠的に好ましくないという問題があった。そこで、展示床面A22の四隅にのみ目地が表出することを回避すべく、上板A21の上向面に、切欠A21aに連続する浅いスリットA21bを辺部分に沿って形成し、展示床面A22の辺に沿って連続する目地を意図的に形成する態様も採用されているが、展示床面A22に目地が表出するという根本的な問題の解消には至っていなかった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、展示空間を選択的に開閉可能な展示ケースでありながら、展示空間を閉止した状態において、展示床面に目地が一切表出せず、展示物を好適に展示できるものを提供することにある。
すなわち、本発明の展示ケースは、展示床面部を有する基台と、当該基台の上方に設定した展示空間を包囲する位置に配置され且つ外部から展示空間内を視認可能なケース体と、当該ケース体を作動体によって支持した状態で持ち上げることにより、前記ケース体を前記展示床面部にアクセス不能な閉止姿勢から前記展示床面部にアクセス可能な開放姿勢へ姿勢変更させる開閉機構とを備えたものであって、前記展示床面部が、床材本体と、当該床材本体の少なくとも上向面を被覆し、且つ前記ケース体を前記開放姿勢にした際に、前記作動体の作動領域から退避するように変形するとともに、前記作動体を基台の内部空間に没入させて前記ケース体を前記閉止姿勢にした際に、復元して前記作動体の作動領域を上方から被覆する被覆部材とを備えたものであることを特徴とする。
このようなものであれば、ケース体が閉止姿勢にある場合、床材本体の上向面を被覆する被覆部材によって、作動体の作動領域、換言すれば作動体の軌道をも上方から被覆するため、被覆部材に、作動体の作動を確保するための切欠やスリットを形成する必要がなく、展示床面部の上向面である被覆部材の上向面、すなわち展示床面に切欠やスリットによる目地が一切現れず、展示床面に展示する物品の周囲近傍に展示の妨げとなるものが現れるという従来の問題を解消することができる。しかも、ケース体を閉止姿勢から開放姿勢に姿勢変更する場合には、被覆部材が変形して作動体の作動領域(軌道)から退避するため、作動体の作動に何ら支障を来すことなく、ケース体の閉止姿勢と開放姿勢との切替を好適に行うことができる。
特に、前記被覆部材が、前記ケース体を前記閉止姿勢から前記開放姿勢へ姿勢変更する際に前記作動体の上端部に直接又は間接的に押圧されることによって変形するものであれば、被覆部材を変形させるための専用の機構を設ける必要がなく、部品点数の削減、構造の簡略化を図ることができる。また、被覆部材の変形を作動体の作動に関連付けることにより、作動体の作動とは無関係に被覆部材が不意に変形することを回避することができる。
さらに、前記展示床面部が、前記被覆部材のうち、前記ケース体を前記閉止姿勢にした際に前記作動体の作動領域を上方から被覆する部位に設けた被覆部材側マグネットを備えたものであり、前記作動体が、前記被覆部材側マグネットと直接又は間接的に磁着可能な作動体側マグネットを備えたものであり、前記ケース体を閉止姿勢にした際に、被覆部材側マグネットと作動体側マグネットとを磁着させるとともに、前記ケース体を閉止姿勢から開放姿勢へ姿勢変更した際に、前記磁着状態を解除可能にしていれば、ケース体が閉止姿勢にある場合、被覆部材側マグネットと作動体側マグネットとの磁着により、被覆部材による作動体の適切な被覆状態を維持することができるのみならず、たとえケース体の姿勢変更を繰り返すうちに被覆部材に変形ぐせが付いたとしても、マグネット同士の磁着により、やはり被覆部材による作動体の適切な被覆状態を維持することができる。
被覆部材に占める変形領域を最小限に抑えるには、前記被覆部材を平面視略多角形状のものとし、前記作動体の作動領域を前記被覆部材のコーナー部にのみ設定すればよい。
前記作動体が、前記ケース体に設けた被支持体を支持した状態で昇降可能な昇降桿であり、当該昇降桿の略鉛直方向に沿った昇降移動に伴って前記被覆部材を変形及び復元させるようにしていれば、昇降桿の鉛直方向に沿った単純な直線移動によってケース体を昇降移動させて閉止姿勢と開放姿勢との間で姿勢変更することができるとともに、作動体の作動領域(軌道)が、展示空間の中心に向かって延伸する曲線的なものである場合と比較して、被覆部材の変形部分における反り角度を可及的に小さく抑えることができる。
また、照明の有無等、種々の展示態様に応じて展示床面の仕様を変更可能とするには、前記展示床面部が、少なくともそれぞれ種類の異なる複数の前記被覆部材を揃えてなり、これら被覆部材を取替可能とすることが望ましい。
被覆部材の具体的な実施態様としては、可撓性のある素材からなる板状の芯材と、当該芯材の少なくとも上向面を被覆するクロス材とを備えた態様が挙げられる。このようなものであれば、芯材が曲線的に曲がり、クロス材の表面に折り目が付き難く、好適である。
以上説明したように本発明によれば、展示空間を選択的に開閉可能な展示ケースでありながら、展示空間を閉止した状態において、展示床面に目地が一切表出せず、意匠的に極めて優れた展示床面を形成することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る展示ケース1は、図1〜図6に示すように、例えば美術館等において単独で島型に配置して使用されるものであり、床上に配置される基台2と、展示品が収容される展示空間1Sを覆う位置に配置されるケース体3と、展示品の展示替えなどの際にケース体3を基台2に対して昇降させて展示空間1Sを開閉させる開閉機構4を備えたものである。
基台2は、板状をなす4枚の化粧パネル21と、展示床面部22とを備えたものである。また、何れかの化粧パネル21の内面側に開閉機構4や図示しない調節機構を操作するための操作部21aを配置して、その化粧パネル21を開けると操作部21aが表出するようにしている。
展示床面部22は、図3及び図4等に示すように、床材本体221と、床材本体221の少なくとも上向面を被覆する被覆部材222とを備えてなる。
床材本体221は、平面視略正方形の各コーナー部を切り欠いた形状をなす本体部221Aと、本体部221Aの上面側における周縁部に積層した本体補強部221Bとを備えたものである(図4参照)。本実施形態では、本体部221Aとして合板を適用するとともに、本体補強部221Bとして平面視略ロ字形状のスチール板を適用している。なお、本体部221Aの上向面と本体補強部221Bの上向面とが略同一となるように、本体部221Aの上面側における周縁部に段部221Aaを形成している(図4参照)。また、本体部221Aと本体補強部221Bとの間にパッキング221Cを介在させている。
被覆部材222は、可撓性のある素材からなる板状の芯材222Aと、芯材222Aの少なくとも上向面全体を被覆するクロス材222Bとを備えたものである。
芯材222Aは、平面視略正方形状をなし、床材本体221よりも大きな平面積を有するものである。本実施形態では、芯材222Aとして、弾性変形し易く、復元性にも優れた素材、例えばポリカーボネートからなる板状の部材を適用している。
クロス材222Bは、芯材222Aの上向面全体を被覆するとともに、周縁部を芯材222Aの下向面側に巻き込んだ状態で固定したものである。本実施形態では、クロス材222Bの縁部を床材本体221の本体部221Aと本体補強部221Bとの間に挟んだ状態で接着剤等を用いて固定している。
また、展示床面部22は、被覆部材222のコーナー部222Cにマグネット223(以下、このマグネットを「被覆部材側マグネット223」と称す)を設けている。本実施形態では、被覆部材222の各コーナー部222Cにおける下向面に板状の被覆部材側マグネット223を接着剤等を用いて固定している。
なお、展示床面部22は、床材本体221の下方に配された補強フレーム224に固定した図示しない載置台に略水平な姿勢で載置している。
ケース体3は、開閉機構4の作用によって、展示床面部22にアクセス不能な閉止姿勢(A)と、展示床面部22にアクセス可能な開放姿勢(B)との間で姿勢変更なものである。このケース体3は、前記化粧パネル21と略面一をなす4枚の側面ガラス31と、側面ガラス31の上端部間に設けた単一の上面ガラス32とを備えたものである。また、各側面ガラス31の下端部における内面側には平面視略ロ字形状をなすフレーム体33を取り付けてガラスを主体とするケース体3の補強を図っている。このフレーム体33の内側四隅には、後述する開閉機構4の昇降桿41に支持される被支持体34を設けている。各被支持体34は、板状をなし、ケース体3を閉止姿勢(A)にした場合に、被覆部材222の下向面側に位置付けられる(図4参照)。なお、側面ガラス31とフレーム体33との間にはパッキング35を介在させている。さらに、本実施形態では、フレーム体33の下向面に、シール部材として機能する弾性体36を設け、ケース体3を閉止姿勢(A)にした場合に展示空間1Sが密閉状態となるようにしている。
一方、開閉機構4は、前記被支持体34を支持した状態で昇降可能な複数の昇降桿41(本発明の「作動体」に相当)と、これら複数の昇降桿41を昇降可能に駆動する図示しない駆動部とを備えたものである。
各昇降桿41は、昇降桿本体411と、昇降桿本体411と被支持体34とを連結するための連結部412とを備えている。
昇降桿本体411は、概略円柱状をなし、上端部に下方に向かって延伸するネジ孔411aを形成したものである。
連結部412は、被支持体34に形成したボルト挿入孔34aから挿入し且つ昇降桿本体411のネジ孔411aに螺着したボルトからなるものである。
また、開閉機構4は、昇降桿41の昇降移動をガイドする昇降桿ガイド42を、各昇降桿41に関連付けて設けている。昇降桿ガイド42は、昇降桿本体411が挿入可能な昇降桿本体挿入孔42aを有するものであり、本実施形態では、昇降桿ガイド42の上向面側に配したカバー部材43をビス44を用いて前記基台2の補強フレーム224に固定することにより、昇降桿ガイド42を移動不能に固定している。
また、各昇降桿41の上端部に、前記被覆部材側マグネット223と磁着可能な昇降桿側マグネット45(本発明の「作動体側マグネット」に相当)を設けている。本実施形態では、連結部412の上向面に板状の昇降桿側マグネット45を接着剤等を用いて固定している。
このような構成を有する各昇降桿41は、駆動部によって同期して略直線状に昇降移動する。そして、これら各昇降桿41を昇降移動させるにより、ケース体3が閉止姿勢(A)と開放姿勢(B)との間で昇降移動する。各昇降桿41は略鉛直方向に沿って昇降移動するものであり、図4に一点鎖線で示す領域が、昇降桿41の作動領域41Sとなる。本実施形態では、昇降桿41の作動領域41Sを、展示床面22の各コーナー部、より具体的には被覆部材222の各コーナー部材222Cに設定している。
次に、展示ケース1の使用方法及び作用について説明する。
先ず、ケース体3が閉止姿勢(A)にある場合、図4に示すように、展示床面部22の床材本体221が、各コーナー部において、その周縁部とケース体3の側面ガラス31との間に、昇降桿41との干渉を回避する干渉回避空間221Sを形成し、この干渉回避空間221Sに昇降桿41を収容することにより、昇降桿41全体を展示空間1S外に位置付けている。そして、被覆部材222によってこの干渉回避空間221Sを上方から被覆し、展示床面部22の上向面(被覆部材222の上向面)、すなわち展示床面は、目地の無い略水平な面となり、ケース体3の各側面ガラス31の内向面によって包囲される平面を略隙間無く被覆する。この状態において、被覆部材222のコーナー部222Cと昇降桿41とが、被覆部材側マグネット223と昇降桿側マグネット45との磁着により相互に引き付け合っている。
そして、展示品を入れ替えるためにケース体3を閉止姿勢(A)から開放姿勢(B)に姿勢変更する作業は、所定の化粧パネル21を開けて操作部21aを表出させ、例えば操作部21aに設けた「UP」スイッチ等を押すことによって行う。この操作により、開閉機構4の駆動部が駆動し、図5及び図6に示すように各昇降桿41がケース体3の被支持体34を支持した状態で同期して上昇し、ケース体3も上昇する。各昇降桿41は、作動領域41S内で上昇しながら展示空間1S内に露出する。そして、これら各昇降桿41の上昇に伴って、昇降桿41の作動領域41Sに位置する被覆部材222のコーナー部222Cが昇降桿41の上端部に直接押し上げられて弾性変形し、昇降桿41がある程度上昇した時点で被覆部材側マグネット223と昇降桿側マグネット45との磁着状態が解除される。さらに昇降桿41を上昇させることによって、展示床面部22とケース体3の下端部との間が広く開放され、そこを通じて展示品の入れ替えを行うことができる。また、昇降桿41は展示床面部22のコーナー部(被覆部材222のコーナー部222C)から上方に突出することになり、隣接する昇降桿41同士の間は広く開放され、四方から展示床面部22にアクセスすることができる。
一方、展示品の入替終了後にケース体3を開放姿勢(B)から閉止姿勢(A)に姿勢変更する操作は、操作部21aに設けた例えば「DOWN」スイッチ等を押すことによって行う。この操作により、開閉機構4の駆動部が駆動し、各昇降桿41がケース体3の被支持体34を支持した状態で同期して下降することによってケース体3も下降する。これら各昇降桿41の下降に伴い、弾性変形していた被覆部材222のコーナー部222Cが復元し、作動領域41Sを含む干渉回避空間221Sが被覆部材222によって上方から被覆され、展示床面部22の上向面(被覆部材222の上向面)、すなわち展示床面は、ケース体3の各側面ガラス31の内向面によって包囲される平面を略隙間無く被覆した状態で目地の無い略水平な面となる。
このように、本実施形態に係る展示ケース1は、展示床面部22を、床材本体221と、ケース体3が開放姿勢(B)にある場合に、展示空間1S内に出現する昇降桿41の作動領域41Sから退避するように変形する被覆部材222とを主体として構成し、ケース体3の開放姿勢(B)から閉止姿勢(A)に姿勢変更に伴って基台2の内部空間に没入する昇降体41の動作に従動して被覆部材222が復元し、この被覆部材222によって昇降桿41の作動領域41Sを上方から被覆するようにしているため、展示床面部22の上向面である被覆部材222の上向面、すなわち展示床面に切欠やスリットによる目地が一切現れず、展示床面に展示する物品の周囲近傍に展示の妨げとなるものが現れるという事態を防止することができる。しかも、ケース体3を閉止姿勢(A)から開放姿勢(B)に姿勢変更する場合には、被覆部材222が変形して昇降桿41の作動領域41Sから退避するため、昇降桿41の昇降移動に何ら支障を来すことなく、ケース体3の閉止姿勢(A)と開放姿勢(B)との切替を好適に行うことができる。
特に、被覆部材222が、ケース体3を閉止姿勢(A)から開放姿勢(B)へ姿勢変更する際に昇降桿41の上端部に直接押圧されることによって変形するものであるため、被覆部材222を変形させるための専用の機構を設ける必要がなく、部品点数の削減、構造の簡略化を図ることができる。また、被覆部材222の変形を昇降桿41の昇降動作に従動させることにより、ケース体3が閉止姿勢(A)にある場合に、被覆部材222が昇降桿41の昇降動作とは無関係に不意に変形することを回避することができる。
さらに、被覆部材222のうち、ケース体3を閉止姿勢(A)にした際に昇降桿41の作動領域41Sを上方から被覆する部位に被覆部材側マグネット223を設ける一方、昇降桿41に、被覆部材側マグネット223と直接磁着し得る昇降桿側マグネット45を設け、ケース体3を閉止姿勢(A)にした際に、被覆部材側マグネット223と昇降桿側マグネット45とを磁着させるとともに、ケース体3の閉止姿勢(A)から開放姿勢(B)への姿勢変更に伴って磁着状態を解除可能にしているため、ケース体が閉止姿勢(A)にある場合、被覆部材側マグネット223と昇降桿側マグネット45との磁着により、被覆部材222をフラットな状態に維持することができるのみならず、ケース体3の姿勢変更を繰り返すうちに被覆部材222に変形ぐせが付いたとしても、マグネット同士(被覆部材側マグネット223、昇降桿側マグネット45)の磁着により、被覆部材222をフラットな状態に維持することができる。
また、昇降桿41の作動領域41Sを展示床面部22の各コーナー部、すなわち被覆部材222の各コーナー部222Cにのみ設定しているため、被覆部材222全体に占める変形領域を最小限に抑えることができるとともに、ケース体3を開放姿勢(B)にした場合に、ケース体2の下端部と展示床面部22との間に形成される展示床面部22にアクセス可能な間口が広く形成され、展示品の入替作業をよりスムーズに行うことができる。
さらに、被覆部材222が、可撓性のある素材からなる板状の芯材222Aと、芯材222Aの少なくとも上向面を被覆するクロス材222Bとを備えたものであるため、芯材222Aを曲線的に撓ませる曲がるため、クロス材222Bに折り目が付き難く、展示床面の意匠性向上に大いに資する。
加えて、図7及び図8に示すように、展示態様に応じて展示床面上に小型の照明灯5を突出させた状態で配置可能にしたい場合には、上述した被覆部材222に替えて、照明灯5が挿入可能な照明灯用挿入孔X222aを所定の箇所に形成した被覆部材X222を備えた展示床面部X22を適用することができる。本実施形態では、被覆部材X222の各コーナー部X222C(クロス部材X222Bの各コーナー部)に、厚み方向に貫通する照明用挿入孔X222aを形成している。本実施形態では、上述したように床材本体及び被覆部材を前記補強フレームに固定した図示しない載置台に略水平な姿勢で載置しているため、展示床面部のうち床材本体と被覆部材とをセットにした状態で取替可能にしている。なお、展示床面部のうち被覆部材のみを取替可能、又は展示床面部全体ごと取替可能にしても構わない。
このように、それぞれ種類の異なる複数の被覆部材222、X222を揃えてなり、展示態様に応じて被覆部材222、X222を取替可能にすることにより、照明の有無等、種々の展示態様にも柔軟に対応することができる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、開閉機構の作動体として、昇降桿を例示したが、これに限らず、作動体として、パンタグラフ方式で作動可能なリンク機構や、ガススプリングを適用しても構わない。また、作動体の作動領域を、被覆部材のコーナー部以外の部位、例えば被覆部材の辺部分のおける所定箇所又は辺部分全体に設定してもよい。この場合、被覆部材のうち、作動領域に相当する部分が変形することになる。
また、開閉機構は、ケース体を作動体によって支持した状態で持ち上げることにより、ケース体を展示床面部にアクセス不能な閉止姿勢から展示床面部にアクセス可能な開放姿勢へ姿勢変更させるものであればよく、前記実施形態で示すようなケース体全体を基台に対して平行に持ち上げる態様の他、ケース体の一部を基台に対して持ち上げることによりケース体を閉止姿勢から開放姿勢へ姿勢変更させるものであってもよい。また、開閉機構の作動体は、電動で作動する態様の他、手動で作動するものであっても勿論構わない。
また、被覆部材が、弾性変形するものではなく、看者が視認できない程度の境界を介して相対的に回動可能なヒンジ機構を利用して変形するものであっても構わない。さらには、被覆部材が、ケース体を閉止姿勢から開放姿勢へ姿勢変更する際に作動体の上端部に間接的に押圧されることによって変形するものであってもよく、或いは専用の機構によって変形するものであってもよい。
また、被覆部材は、その平面視形状が四角形以外の多角形状、或いは円形や楕円形等、どのような形状のものであっても構わない。
また、被覆部材側マグネットを、芯材とクロス材との間に介在させた状態で固定してもよい。さらには、この被覆部材側マグネットと作動体側マグネットとを他の部材を介して間接的に磁着させるようにしてもよい。
また、被覆部材を芯材のみ、又はクロス材のみから構成してもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る展示ケースであり、ケース体を閉止姿勢にした状態の全体斜視図。 同実施形態に係る展示ケースの平面図を一部省略して示す図。 図2におけるP領域の拡大図。 図3のX−X線端面を模式的に示す図。 同実施形態に係る展示ケースであり、ケース体を開放姿勢にした状態を図4に対応して示す図。 作用説明図。 同実施形態に係る展示ケースであり、ケース体を開放姿勢にした状態を図4に対応して示す図。 作用説明図。 従来の展示ケースを模式的に示す図。
符号の説明
1…展示ケース
1S…展示空間
2…基台
22、X22…展示床面部
221…床材本体
222、X222…被覆部材
222A…芯材
222B、X222B…クロス材
222C、X222C…コーナー部
223…被覆部材側マグネット
3…ケース体
34…被支持体
(A)…閉止姿勢
(B)…開放姿勢
4…開閉機構
41…昇降桿
41S…作動領域
45…作動体側マグネット(昇降桿側マグネット)

Claims (7)

  1. 展示床面部を有する基台と、
    当該基台の上方に設定した展示空間を包囲する位置に配置され且つ外部から展示空間内を視認可能なケース体と、
    当該ケース体を作動体によって支持した状態で持ち上げることにより、前記ケース体を前記展示床面部にアクセス不能な閉止姿勢から前記展示床面部にアクセス可能な開放姿勢へ姿勢変更させる開閉機構とを備えた展示ケースであって、
    前記展示床面部が、
    床材本体と、
    当該床材本体の少なくとも上向面を被覆し、且つ前記ケース体を前記開放姿勢にした際に、前記作動体の作動領域から退避するように変形するとともに、前記作動体を基台の内部空間に没入させて前記ケース体を前記閉止姿勢にした際に、復元して前記作動体の作動領域を上方から被覆する被覆部材とを備えたものであることを特徴とする展示ケース。
  2. 前記被覆部材が、前記ケース体を前記閉止姿勢から前記開放姿勢へ姿勢変更する際に前記作動体の上端部に直接又は間接的に押圧されることによって変形するものである請求項1記載の展示ケース。
  3. 前記展示床面部が、前記被覆部材のうち、前記ケース体を前記閉止姿勢にした際に前記作動体の作動領域を上方から被覆する部位に設けた被覆部材側マグネットを備えたものであり、
    前記作動体が、前記被覆部材側マグネットと直接又は間接的に磁着可能な作動体側マグネットを備えたものであり、
    前記ケース体を閉止姿勢にした際に、被覆部材側マグネットと作動体側マグネットとを磁着させるとともに、前記ケース体を閉止姿勢から開放姿勢へ姿勢変更した際に、前記磁着状態を解除可能にしている請求項1又は2記載の展示ケース。
  4. 前記被覆部材が平面視略多角形状をなすものであり、前記作動体の作動領域を前記被覆部材のコーナー部にのみ設定している請求項1、2又は3記載の展示ケース。
  5. 前記作動体が、前記ケース体に設けた被支持体を支持した状態で昇降可能な昇降桿であり、
    当該昇降桿の略鉛直方向に沿った昇降移動に伴って前記被覆部材を変形及び復元させるようにしている請求項1、2、3又は4記載の展示ケース。
  6. 前記展示床面部が、少なくともそれぞれ種類の異なる複数の前記被覆部材を揃えてなり、これら被覆部材を取替可能にしている請求項1、2、3、4又は5記載の展示ケース。
  7. 前記被覆部材が、可撓性のある素材からなる板状の芯材と、当該芯材の少なくとも上向面を被覆するクロス材とを備えたものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の展示ケース。
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