JP5009350B2 - 液晶表示素子および表示装置 - Google Patents

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本発明は、液晶表示素子および表示装置に関し、特には、フリンジフィールドスイッチング(Fringe field switching(FFS))モードまたはインプレーンスイッチング(In Plane Switching(IPS))モードの液晶表示素子およびこれを備えた表示装置に関する。
FFSモードまたはIPSモードの液晶表示装置は、同一基板側に画素電極と共通電極が設けられており、基板面に略平行な横電界を形成し、この横電界によって液晶素子を駆動して画像表示を行う。FFSモードの液晶表示装置においては、例えば基板上に共通電極をプレート形態または櫛歯形態で配置し、共通電極上に、スリットを有する画素電極を配置した例が記載されている(例えば、特許文献1、2参照)。
一方、近年モバイル用途の液晶表示装置として、上述したIPSモードで暗状態、外光下での視認性を向上させた半透過半反射型の液晶表示装置が開示されている(例えば、特許文献3〜6参照)。これらの液晶表示装置は、反射表示領域に散乱膜が設けられていないため、外光からの光の反射効率が低く、反射モードでの視野角が狭い。
そこで、半透過半反射型の液晶表示装置において、反射表示領域に、表面側に凸パターンを有する散乱膜を設けたFFSモードまたはIPSモードの液晶表示装置が検討されている。ここで、従来のFFSモードの液晶表示装置について、図11を用いて説明する。
この図に示す液晶表示装置は、1つの画素にそれぞれ透過表示領域Xと反射表示領域Yを有する半透過半反射型の液晶表示装置1であり、液晶表示装置1は、第1基板10と、この第1基板10の素子形成面側に対向配置された第2基板20と、これらの第1基板10と第2基板20との間に狭持された液晶層30とからなる液晶パネルを備えている。また、この液晶パネルにおいて、第1基板10および第2基板20の外側面には、偏光板40,50が密着状態で設けられており、第1基板10側の偏光板40のさらに外側には、透過表示を行うための光源となるバックライト(図示省略)が設けられている。
このうち第1基板10は、ガラス基板のような透明基板からなり、その液晶層30に向かう面上に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(TFT)1が設けられており、この面上には、このTFT1を構成するゲート線2と平行にコモン線11が延設されている。これらは、第1層間絶縁膜13で覆われている。
そして、反射表示領域Yの第1層間絶縁膜13上には、第2基板20側からの入射光を散乱させるために、表面側に凸パターン14a’が設けられた絶縁膜からなる散乱膜14’が設けられている。この凸パターン14a’はランダムに配置されている。
また、散乱膜14’上および第1層間絶縁膜13上には、上記ドレイン電極12b上を除く領域に透明電極からなる共通電極(コモン電極)15’が設けられており、この共通電極15’は、上記コモン線11と接続されている。さらに、反射表示領域Yにおける散乱膜14’上の共通電極15’上には反射膜16’が設けられている。そして、上記共通電極15’および反射膜16’を覆う状態で、第1層間絶縁膜13上に第2層間絶縁膜17’が設けられている。ここで、上記散乱膜14’上に形成される共通電極15’、反射膜16’および第2層間絶縁膜17’は、散乱膜14’の表面形状に倣って、凸パターンを有した状態で形成される。
上記第2層間絶縁膜17’上には、TFT1のドレイン電極12bに接続された複数のスリット18a’を有する画素電極18’が設けられている。そして、スリット18a’を挟んで設けられた電極部の端部と上記共通電極15’との間に電界が生じることで、基板面に略平行な横電界が上記液晶層30に対して印加される。
一方、第2基板20はガラス基板のような透明基板からなり、この第2基板20の液晶層30に向かう面には、R(赤)、G(緑)、B(青)各色のカラーフィルタ21と配向膜22がこの順に設けられている。また、透過表示領域Xにおける配向膜22の液晶層30に向かう面には、非位相差層23が設けられており、反射表示領域Yにおける配向膜22の液晶層30に向かう面には位相差層24と平坦化層25がこの順に設けられている。そして、非位相差層23および平坦化層25の液晶層30に向かう面には配向膜26が設けられている。
特開2001−42336号公報 特開2002−229032号公報 特開2005−338256号公報 特開2005−338264号公報 特表2005−524115号公報 特開2006−71977号公報
しかし、上述したような液晶表示装置では、図12に示すように、散乱膜14’の表面に設けられた凸パターン14a’がランダムに配置されるため、この表面形状に倣って形成される第2層間絶縁膜17’上に配置された画素電極18’のスリット18a’を挟んだ電極部の端部と共通電極15’との距離にばらつきが生じる。このため、電界を印加した際の上記端部と共通電極15’との間の電気力線に示す電界強度はB>Aとなり、駆動電圧がばらつく。この際、駆動電圧は電界強度の弱い方に合わせて規定されるため、平均的な駆動電圧が高くなる。
また、上述したように、画素電極18’のスリット18a’を挟んだ電極部の端部と共通電極15’との距離にばらつきが生じることで、電界印加時に、基板面に略平行な横方向への電界がかかり難く、液晶分子mの配向制御が難しい。これにより、液晶層の光の透過率が低下し、コントラストが低下する。
そこで、本発明は、駆動電圧を低減するとともにコントラストを向上させる液晶表示素子およびこれを備えた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示素子は、第1基板と第2基板との間に狭持された液晶層を備え、共通電極と複数のスリットおよび前記スリットの間の電極部を含む画素電極とを前記第1基板側に有し、前記第1基板と前記画素電極との間には、表面側に2μm〜6μmの径の凸パターンが設けられた反射膜と層間絶縁膜とが少なくとも配置されており、前記画素電極は前記凸パターンを倣った形状であると共に前記電極部の幅が3μm〜7μmの範囲で前記凸パターンの径よりも大きく、前記画素電極の前記スリットを介した一組の電極部の端部は、前記凸パターン上には配置されず、前記共通電極の表面との距離が等しくなるように設けられた構成となっている。
また、本発明の表示装置は、第1基板と第2基板との間に狭持された液晶層を備え、共通電極と複数のスリットおよび前記スリットの間の電極部を含む画素電極とを前記第1基板側に有する液晶表示素子を備え、前記第1基板と前記画素電極との間には、表面側に2μm〜6μmの径の凸パターンが設けられた反射膜と層間絶縁膜とが少なくとも配置されており、前記画素電極は前記凸パターンを倣った形状であると共に前記電極部の幅が3μm〜7μmの範囲で前記凸パターンの径よりも大きく、前記画素電極の前記スリットを介した一組の電極部の端部は、前記凸パターン上には配置されず、前記共通電極の表面との距離が等しくなるように設けられた構成となっている。
本発明によれば、駆動電圧が低減されるとともにコントラストが向上するため、液晶表示装置の高効率化および高画質化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す断面図(a)および平面図(b)である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の薄膜トランジスタを示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す要部断面図である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の回路パターンを示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の薄膜トランジスタの別の例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例1に係る液晶表示装置の要部断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例2に係る液晶表示装置の要部断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例3に係る液晶表示装置の要部断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置の断面図(a)および平面図(b)である。 本発明の第2実施形態の変形例4に係る液晶表示装置の断面図(a)および平面図(b)である。 従来の液晶表示装置の構成を説明するための断面図である。 従来の液晶表示装置の課題を示す要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1(a)は第1実施形態の液晶表示装置の断面図であり、図1(b)は平面図である。なお、図1(a)は図1(b)のA-A’断面を示す。これらの図に示す液晶表示装置100は、1つの画素にそれぞれ透過表示領域Xと反射表示領域Yを有する半透過半反射型の液晶表示装置1であり、FFSモードとして、以下のように構成されている。
すなわち液晶表示装置100は、第1基板10と、この第1基板10の素子形成面側に対向配置された第2基板20と、これらの第1基板10と第2基板20との間に狭持された液晶層30とからなる液晶パネルを備えている。ここでは、液晶層30が、ネマチック液晶で構成されていることとする。またこの液晶パネルにおいて、第1基板10および第2基板20の外側面には、偏光板40,50が接着剤(図示省略)を介して密着状態で設けられている。これらの偏光板40,50は、クロスニコル状態で設けられていることとする。また、第1基板10側の偏光板40のさらに外側には、透過表示を行うための光源となるバックライト(図示省略)が設けられている。
上記構成のうち、第1基板10を除く構成は一般的な構成であり、例えば表示側基板となる第2基板20はガラス基板のような透明基板からなり、この第2基板20の液晶層30に向かう面には、R(赤)、G(緑)、B(青)各色のカラーフィルタ21と配向膜22がこの順に設けられている。
上記透過表示領域Xにおける配向膜22の液晶層30に向かう面には、非位相差層23が設けられており、反射表示領域Yにおける配向膜22の液晶層30に向かう面には位相差層24と平坦化層25がこの順に設けられている。この位相差層24はλ/4層として機能する。また、上記平坦化層25により、反射表示領域Yのセルギャップが透過表示領域のセルギャップの1/2となるように調整されている。そして、非位相差層25および平坦化層24の液晶層30に向かう面には配向膜26が設けられている。
一方、背面側基板となる第1基板10については、本発明に特徴的な構成を有するため、以下に詳細に説明する。第1基板10は、ガラス基板のような透明基板からなり、その液晶層30に向かう面上に、TFT1が設けられている。
ここで、図2にTFT1の構成を示すと、例えばボトムゲート型である場合には、第1基板10上に、一部がゲート電極2aとして機能する一方向に延設されたゲート線2が設けられている。また、このゲート線2を覆う状態で、第1基板10上にゲート絶縁膜3が設けられており、ゲート絶縁膜3上には、半導体層4がパターン形成されている。
ここで、半導体層4は、例えばアモルファスシリコン、ポリシリコンまたは単結晶シリコンで構成されており、ゲート電極2a上をチャネル層4aとし、その両側に例えばn型不純物を含むソース領域4bとドレイン領域4cが設けられている。ソース・ドレイン領域4b、4cは、チャネル層4a上に設けられた絶縁層13aをマスクとしたイオン注入により形成される。そして、この半導体層4および絶縁層13aを覆う状態で、ゲート絶縁膜3上に絶縁層13bが設けられており、この絶縁層13bに設けられたコンタクトホールを介して、ソース電極12aとドレイン電極12bとが、ソース領域4bおよびドレイン領域4cにそれぞれ接続されている。また、上記ソース電極12aと連通する状態で一方向に延設される信号線12は、上述したゲート線2と直交する状態で配置される。さらに、上記信号線12およびドレイン電極12bを覆う状態で、絶縁層13b上に、絶縁層13cが設けられている。以上のようにして、上記絶縁層13a、13b、13cで構成された第1層間絶縁膜13により、薄膜トランジスタ1が覆われた状態となる。
そして、再び図1に示すように、上述したような薄膜トランジスタ1が設けられた第1基板10の液晶層30に向かう面には、上記ゲート線2と平行に、コモン線(Vcom線)11が延設されている。これにより、上記ゲート絶縁膜3は、ゲート線2およびコモン線11を覆う状態で、第1基板10上に設けられた状態となる。
また、上記第1層間絶縁膜13上には、反射表示領域Yに表面側に凸パターン14aを有するアクリル系樹脂等の絶縁膜からなる散乱膜14が設けられている。この凸パターン14aは通常のフォトリソグラフィ技術で形成される。そして、散乱膜14上および第1層間絶縁膜13上には、ドレイン電極12b上を除く領域に、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極からなる共通電極15が設けられている。この共通電極15は、図1(b)のみに示すコンタクトホール13dにより、上記コモン線11と接続されている。
さらに、反射表示領域Yにおける散乱膜14上の共通電極15上には反射膜16が設けられており、上記共通電極15および反射膜16を覆う状態で、上記第1層間絶縁膜13上に、第2層間絶縁膜17が設けられている。ここで、上記散乱膜14上に形成される共通電極15、反射膜16および第2層間絶縁膜17は、散乱膜14の表面形状に倣って、凸パターンを有した状態で形成される。ここで、第2層間絶縁膜17の表面に設けられたものを凸パターン17aとする。
なお、ここでは、表面側に凸パターン14aを有する散乱膜14を反射膜16の下方に配置した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、反射膜16の表面側に凸パターンが設けられていればよい。例えば反射膜16自体が表面側に凸パターンを有していてもよく、共通電極15の反射表示領域Yに配置される部分に凸パターンが設けられていてもよい。この場合の、凸パターンも通常のリソグラフィー技術により形成可能である。
上記第2層間絶縁膜17および第1層間絶縁膜13には、上記ドレイン電極12bに達するコンタクトホール17bが設けられており、このコンタクトホール17bを介して上記ドレイン電極と接続された状態で、複数のスリット18aを有する画素電極18が設けられている。この複数のスリット18aは、例えばゲート線2と略平行に設けられている。また、画素電極18を覆う状態で、第2層間絶縁膜17上には、配向膜19が配置されている。
ここで、図3に反射表示領域Yの要部拡大図を示す。図3(a)に無電界時であり、図3(b)は電界印加時である。ここで、無電界時においては、図3(a)に示すように、液晶分子mが上記スリット18aと略平行に水平状態で配置される。
本発明に特徴的な構成として、上記画素電極18と上記共通電極15との間の電界強度が上記反射表示領域Y内で等しくなるように、画素電極18と共通電極15とが配置されている。本実施形態では、上記散乱膜14の凸パターン14aの形状に倣って設けられる第2層間絶縁膜17の凸パターン17aが、画素電極18の電極部18bの直下に、スリット18aの長手方向に沿って例えば一列で配置されている。すなわち、この凸パターン17aを覆う状態で、上記画素電極18の電極部18bが配置されている。この電極部18bの端部は、第2層間絶縁膜17の平坦面上に設けられるようにする。これにより、上記スリット18aを介した電極部18bの端部と共通電極15の表面、具体的には反射膜16の表面との距離が等しくなる。
ここで、電極部18bの端部と上記共通電極15との間の距離、すなわちこの間の第2層間絶縁膜17の膜厚により、駆動電圧は規定され、FFSモードの反射型の液晶表示素子では、下記数式(1)が成り立つことが判っている。このため、電極部18bの端部と上記共通電極15との間の距離が等しくなることで、図3(b)に示す電界印加時において電界強度A,Bのばらつきが抑制され、駆動電圧を低減することが可能となる。これにより、液晶層30に対して基板面に略平行な横方向、具体的にはスリット18aの幅方向への電界が印加され、液晶分子mが90°回転する。
Figure 0005009350
また、この場合、スリット18aの下方には、散乱膜14の凸パターン14aが配置されないため、画素電極18の電極部18bの端部と共通電極15の平坦面の間で電界が生じる。これにより、凸パターン14aの影響を受けずに反射表示領域Yの電界強度が規定されるため、透過表示領域Xと反射表示領域Yの電界強度を揃えることが可能となる。
ここでは、画素電極18に設けられた複数のスリット18aおよびスリット18aの間の電極部18bは、3μm〜7μmの幅で設けられていることとし、上記凸パターン17aの径は、凸パターン17aが電極部18bで確実に覆われるように、上記電極部18bの幅よりも小さい2μm〜6μmで設けられることとする。
また、上述した第2層間絶縁膜17の凸パターン17aの端部と画素電極18の電極部18bの両端部との距離S1、S2、すなわち、電極部18bの平坦領域の幅は、液晶分子mの長径の長さ以上であることが好ましい。これにより、無電界時において、液晶分子mが基板面に対して傾いて配向されることが防止され、黒表示の際の輝度上昇を防ぐことが可能となる。また、電極部18bの平坦領域の幅が液晶分子mの長径の長さ以上であることで、電界印加時において配向の基点となる電極部18b上の液晶分子mの水平状態での配向動作が妨げられることが防止される。これにより、コントラストの低下やディスクリネーションの発生が防止される。
以上のようにして、本実施形態における半透過半反射型でFFSモードの液晶表示装置が構成される。なお、ここでは、第2層間絶縁膜17の凸パターン17a、すなわち、散乱膜14の凸パターン14aが一列で配置されることとしたが、本発明はこれに限定されず、複数列で配置されていてもよい。
次に、上記液晶表示装置の動作について、再び図1を用いて説明する。無電界時においては、液晶層30中の液晶分子mが位相差を生じないように配向されるため、透過表示領域Xでは、偏光板40を通過したバックライトの光hが、偏光板40に対してクロスニコル状態で配置された偏光板50で吸収され、黒表示となる。また、反射表示領域Yでは、偏光板50側から入射した外光h’がλ/4の位相差層24を一往復することで、λ/2の位相差を生じて90°回転した直線偏光となるため、偏光板50において吸収され、黒表示となる。
一方、電界印加時においては、透過表示領域Xでは、液晶層30を透過することでλ/2の位相差を生じるように液晶分子mが配向する。これにより、偏光板40を通過したバックライトの光hが、液晶層30を透過することで、λ/2の位相差を生じて90°回転した直線偏光となるため、偏光板50を透過し、白表示となる。また、反射表示領域Yでは、透過表示領域Xよりもセルギャップが1/2となるように制御されているため、液晶層30を透過することでλ/4の位相差を生じるように液晶分子mが配向する。これにより、偏光板50側から入射した外光h’がλ/4の位相差層25と液晶層30を一往復することで、λの位相差が生じ、180°回転した直線偏光となるため、偏光板50を透過して、白表示となる。
次いで、この液晶表示装置100の回路図を図4に示す。この液晶表示装置100の第1基板10上には、表示領域10Aとその周辺領域10Bとが設定されている。表示領域10Aは、複数のゲート線2と複数の信号線12とが縦横に配線されており、それぞれの交差部に対応して1つの画素Aが設けられた画素アレイ部として構成されている。
また上記周辺領域10Bには、表示領域10Aの各画素Aを行単位で順次選択する垂直ドライバ61、行単位で選択された各画素Aに画素信号を書き込む水平ドライバ62、時分割駆動のための時分割スイッチ部63および垂直、水平ドライバ61,62や時分割スイッチ部63をコントロールする制御系64が実装された構成となっている。
画素Aの各々は、ゲート電極がゲート線2-1〜2-mに接続され、ソース電極12aが信号線12-1〜12-nに接続されたTFT1と、このTFT1のドレイン電極12bに画素電極18が接続された表示素子Dと、TFT1のドレイン電極12bに一方の電極が接続された補助容量Sとから構成されている。かかる構成の画素Aの各々において、表示素子Dの共通電極は、補助容量Sの他方の電極と共にコモン線11に接続されている。コモン線11には、所定の直流電圧もしくは水平同期信号と同期した矩形電圧がコモン電圧VCOMとして与えられる。
ここで、この液晶表示装置100は、時分割駆動法により駆動される。時分割駆動法とは、表示領域10Aの互いに隣り合う複数本の信号線12を1単位(ブロック)として分割し、この1分割ブロック内の複数本の信号線12に与える信号電圧を時系列で水平ドライバ62の各出力端子から出力する一方、複数本の信号線12を1単位として時分割スイッチ部63を設け、この時分割スイッチ部63によって水平ドライバ62から出力される時系列の信号電圧を時分割でサンプリングして複数本の信号ラインに順次与える駆動方法である。
上記時分割スイッチ部63は、水平ドライバ62から出力される時系列の信号電圧を時分割でサンプリングするアナログスイッチ(トランスミッションスイッチ)によって構成されている。この時分割スイッチ部63の具体的な構成例を示す。なお、この時分割スイッチ部63は、水平ドライバ62の各出力に対して1個ずつ設けられるものである。また、ここでは、R(赤),G(緑),B(青)に対応して3時分割駆動を行う場合を例にとって示している。
この時分割スイッチ部63は、PchMOSトランジスタおよびNchMOSトランジスタが並列に接続されてなるCMOS構成のアナログスイッチ63-1,63-2,63-3によって構成されている。なお、本例では、アナログスイッチ63-1,63-2,63-3として、CMOS構成のものを用いるとしたが、PMOSあるいはNMOS構成のものを用いることも可能である。
この時分割スイッチ部63において、3個のアナログスイッチ63-1,63-2,63-3の各入力端が共通に接続され、各出力端が3本の信号ライン12-1,12-2,12-3の各一端にそれぞれ接続されている。そして、これらアナログスイッチ63-1,63-2,63-3の各入力端には、水平ドライバ62から時系列で出力される信号電位が与えられる。
また、1個のアナログスイッチにつき2本ずつ、合計6本の制御ライン65-1〜65-6が配線されている。そして、アナログスイッチ63-1の2つ制御入力端(即ち、CMOSトランジスタの各ゲート)が制御ライン65-1,65-2に、アナログスイッチ63-2の2つ制御入力端が制御ライン65-3,65-4に、アナログスイッチ63-3の2つ制御入力端が制御ライン65-5,65-6にそれぞれ接続されている。
6本の制御ライン65-1〜65-6に対して、3個のアナログスイッチ63-1,63-2,63-3を順に選択するためのゲート選択信号S1〜S3,XS1〜XS3が、後述するタイミングコントローラ(TC)66から与えられる。ただし、ゲート選択信号XS1〜XS3は、ゲート選択信号S1〜S3の反転信号である。
ゲート選択信号S1〜S3,XS1〜XS3は、水平ドライバ62から出力される時系列の信号電位に同期して、3個のアナログスイッチ63-1,63-2,63-3を順次オンさせる。これにより、アナログスイッチ63-1,63-2,63-3は、水平ドライバ62から出力される時系列の信号電位を、1H期間に3時分割でサンプリングしつつ、対応する信号ライン12-1,12-2,12-3にそれぞれ供給する。
垂直ドライバ61、水平ドライバ62および時分割スイッチ部63を制御する制御系64は、タイミングコントローラ(TC)66、基準電圧発生源67およびDC-DCコンバータ68などを有し、これら回路が上記第1基板の周辺領域10B上に垂直ドライバ61、水平ドライバ62および時分割スイッチ部63と共に実装された構成となっている。
この制御系64において、タイミングコントローラ66には、例えば、外部の電源部(図示せず)から電源電圧VDDが、外部のCPU(図示省略)からデジタル画像データdataが、外部のクロック発生器(図示省略)からクロックCLKがそれぞれTCP(図示省略)を通して入力される。
このような液晶表示素子およびこれを備えた液晶表示装置によれば、表面側に凸パターン14aが設けられた散乱膜14の表面形状に倣って第2層間絶縁膜17が凸パターン17aを有して形成されており、この凸パターン17aを覆う状態で、画素電極18の電極部18bが配置される。これにより、スリット18aを挟んだ電極部18bの端部と共通電極15の間の電界強度が反射表示領域Y内で等しくなる。これにより、同一の電圧を印加した場合の電界強度のばらつきが抑制されるため、平均的な駆動電圧を低減することが可能となり、液晶表示装置の高効率化を図ることができる。
また、電界強度を反射表示領域Y内で揃えることで、液晶層30に対してスリット18aの幅方向への横電界の電界強度を強められるため、電界印加時において、液晶分子mが基板面に対して傾いて配向されることが抑制される。これにより、液晶層30の光透過率が向上するため、コントラストを向上させることができる。
さらに、本実施形態の液晶表示装置によれば、透過表示領域Xと反射表示領域Yの電界強度を揃えることができるため、画素内の電界強度のばらつきが抑制され、さらなる駆動電圧の低下が可能となる。
また、上述した第2層間絶縁膜17の凸パターン17aの端部と画素電極18の電極部18bの両端部との距離S1、S2を液晶分子mの長径の長さ以上とすることで、コントラストの低下やディスクリネーションの発生を防止することができる。
なお、上記実施形態においては、TFT1がボトムゲート型のトランジスタである例について説明したが、TFT1はトップゲート型のトランジスタであってもよい。この場合には、図5に示すように、第1基板10上に、a−Si、Poly−Siまたはcrystal−Siからなる半導体層4がパターン形成され、この半導体層4上にゲート絶縁膜3を介して一部がゲート電極2aとして機能する一方向に延設されたゲート線2がパターン形成される。この場合には、ゲート電極2aをマスクとしてn型不純物がイオン注入されるため、ゲート電極2a直下の半導体層4がチャネル層4aとなり、その両側の半導体層4がソース領域4bとドレイン領域4cになる。また、ゲート線2およびゲート絶縁膜3上には、絶縁層13aが設けられており、絶縁層13aに設けられたコンタクトホールを介して、ソース・ドレイン領域4b,4cとソース・ドレイン電極12a,12bが接続される。さらに、ソース・ドレイン電極12a,12bを覆う状態で、絶縁層13a上に、絶縁層13bが設けられている。以上のようにして、上記絶縁層13a、13bで構成された第1層間絶縁膜13により、薄膜トランジスタ1が覆われた状態となる。
(変形例1)
なお、上述した第1実施形態では、画素電極18の電極部18bが第2層間絶縁膜17の凸パターン17aを覆う状態で設けられた例について説明したが、本発明はこれに限定されず、図6の反射表示領域Yの要部拡大図(電界印加時)に示すように、上記凸パターン17aがスリット18aの内部に配置されるように画素電極18が設けられていてもよい。
この場合には、スリット18aの下方に、散乱膜14の凸パターン14aが配置されるため、画素電極18の電極部18bの端部と共通電極15の凸パターンとの間で電界が生じる。これにより、電極部18bの端部と共通電極15との距離が短くなるため、電界強度が強くなり、液晶分子mの配向制御がし易くなる。ただし、この場合には、画素電極18の電極部18bの端部と共通電極15との間の電界強度を等しくするために、上記凸パターン17aの端部から電極部18bの端部までの距離S3、S4が等しくなるように、画素電極18の電極部18bを配置することが好ましい。
このような液晶表示装置であっても、第1実施形態と同様に、反射表示領域Yにおける電極部18bの端部と共通電極15との距離のばらつきが抑制されるため、駆動電圧を低減するとともに、コントラストを向上させることができる。
(変形例2)
さらに、図7の反射表示領域Yの要部拡大図(電界印加時)に示すように、第1実施形態における画素電極18の配置構成と、変形例1における画素電極18の配置構成が混在していてもよい。この場合には、第2層間絶縁膜17の凸パターン17aの一部を覆う状態で、画素電極18の電極部18bで覆われており、その他の凸パターン17a上には画素電極18のスリット18aが配置された構成となる。
この場合には、電極部18bの直下に配置される凸パターン17aの端部と画素電極18の電極部18bの両端部との距離S1、S2を液晶分子mの長径の長さ以上にするとともに、凸パターン17aの端部から電極部18bの端部までの距離S3、S4が等しくなるように、画素電極18の電極部18bを配置することが好ましい。
このような液晶表示装置であっても、第1実施形態と同様に、反射表示領域Yにおける電極部18bの端部と共通電極15との距離のばらつきが抑制されるため、駆動電圧を低減するとともに、コントラストを向上させることができる。
(変形例3)
また、図8の反射表示領域Yの要部拡大図(電界印加時)に示すように、上層に画素電極18が配置される第2層間絶縁膜17の表面側が例えば化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing(CMP))法により平坦化されていてもよい。
ここで、散乱膜14の凸パターン14a上に画素電極18の電極部18bが設けられるか、スリット18aが設けられるかのどちらかであることが好ましく、これにより、反射表示領域Yにおける電極部18bの端部と共通電極15との距離のばらつきが抑制される。特に、凸パターン14a上に電極部18bが配置された場合には、スリット18aの下方に凸パターン14aが配置されず、画素電極18の電極部18bの端部と共通電極15の平坦面の間で電界が生じる。これにより、凸パターン14aの影響を受けずに反射表示領域Yの電界強度が規定されるため、透過表示領域Xと反射表示領域Yの電界強度を揃えることが可能となり、好ましい。
このような液晶表示装置であっても、第1実施形態と同様に、反射表示領域Yにおける電極部18bの端部と共通電極15との距離のばらつきが抑制されるため、駆動電圧を低減するとともに、コントラストを向上させることができる。
また、本実施形態の液晶表示装置によれば、第2層間絶縁膜17が平坦化されることで、その上層に形成される画素電極18および配向膜19の表面側が平坦化される。このたため、散乱膜14の凸パターン14aの影響を受けることなく、液晶分子mの配向制御を行うことが可能となる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態においては、FFSモードの液晶表示装置の例を用いて説明したが、本実施形態では、IPSモードの液晶表示装置の例について、図9を用いて説明する。
この図に示すように、IPSモードの液晶表示装置100’は、第1基板110と、この第1基板110の素子形成面側に対向配置された第2基板120と、これらの第1基板110と第2基板120との間に狭持された液晶層130とからなる液晶パネルを備えている。ここでは、液晶層130が、ネマチック液晶で構成されていることとする。またこの液晶パネルにおいて、第1基板110および第2基板120の外側面には、偏光板140,150が接着剤(図示省略)を介して密着状態で設けられている。これらの偏光板140,150は、クロスニコル状態で設けられていることとする。また、第1基板110側の偏光板140のさらに外側には、透過表示を行うための光源となるバックライト(図示省略)が設けられている。
なお、この液晶表示装置100’において、第1基板110に設けられた第1層間絶縁膜113までの構成は、第1実施形態で説明した第1層間絶縁膜13(前記図1(a)参照)までの構成と同様であるため、説明を省略する。
反射表示領域Y’における第1層間絶縁膜113上には、表面側に凸パターン116aが設けられた反射膜116が設けられている。そして、反射膜116を覆う状態で、第1層間絶縁膜113上に、第2層間絶縁膜117が設けられている。反射表示領域Y’における第2層間絶縁膜第117の表面側は、反射膜116の表面形状に倣って凸パターン117aが設けられている。なお、ここでは反射膜116自体の表面側に凸パターン116aが設けられた例について説明するが、反射膜116の下層に表面側に凸パターンを有する絶縁膜からなる散乱膜が設けられており、この散乱膜の表面形状に倣って反射膜116の凸パターン116aが設けられていてもよい。
この第2層間絶縁膜117および第1層間絶縁膜113には、ドレイン電極112bに達するコンタクトホール117bが設けられており、第2層間絶縁膜117上には、このコンタクトホール117bを介して上記ドレイン電極112bと接続する状態で、複数のスリット118aを有する櫛歯状の画素電極118が設けられている。
また、第2層間絶縁膜117上には、スリット115aを有する櫛歯状の共通電極115が設けられており、この共通電極115はコンタクトホール113aを介してコモン線111と接続されている。また、上記画素電極118の電極片118bと上記共通電極115の電極片115bとは交互に組み合わされている。これにより、画素電極118の電極片118bと共通電極115の電極片115bとの間で、液晶層130に対して基板面に略平行な横方向の電界が印加される。そして、上記画素電極118と共通電極115を覆う状態で、第2層間絶縁膜117上に配向膜119が設けられている。
ここで、本実施形態においては、例えば第2層間絶縁膜117の凸パターン117aが、画素電極118の電極片118bの直下または共通電極115の電極片115bの直下に、スリット118aまたはスリット115aの長手方向に沿って例えば一列で配置されている。すなわち、第2層間絶縁膜117の凸パターン117aを覆う状態で、画素電極118の電極片118bと共通電極115の電極片115bが設けられている。この場合、電極片118b、または電極片115bの端部は第2層間絶縁膜117の平坦面上に配置されるようにし、電極片118bと電極片115bの間隔Wが等しくなるようにする。
ここで、IPSモードの液晶表示装置の電界強度は、電極片118bと電極片115bの間隔Wで規定される。本実施形態では、電極片118bと電極片115bの間隔Wが等しいだけでなく、電極片118bと電極片115bの間に、凸パターン116aが配置されていないことから、凸パターン116aの影響を受けることなく、反射表示領域Y’内の電界強度を等しくすることが可能となる。これにより、反射表示領域Y’内の電界強度のばらつきを抑制することが可能となり、駆動電圧が低減される。また、透過表示領域X’内の上記電極片118bと電極片115bの間隔Wも揃えることで、画素内の電界強度を等しくすることも可能となる。
また、IPSモードの液晶表示装置では、上記電極片118b上および電極片115b上の液晶分子mは配向しないため、平坦面のみで液晶分子mの配向制御を行うことが可能となる。このため、液晶分子mが基板面に対して傾くことが抑制されるため、コントラストを向上させることができる。
一方、第2基板120は、ガラス基板のような透明基板からなり、この第2基板120の液晶層130に向かう面には、RGB各色のカラーフィルタ121と、透過表示領域X’と反射表示領域Y’のセルギャップを制御するための平坦化膜122が設けられている。この平坦化層122により、反射表示領域Y’のセルギャップが透過表示領域X’のセルギャップの1/2となるように調整される。また、透過表示領域X’における平坦化膜122の液晶層130に向かう面には非位相差層123が設けられており、反射表示領域Y’における平坦化膜122の液晶層130に向かう面には位相差層124がそれぞれ設けられている。この位相差層124はλ/4層として機能する。さらに、非位相差層123と位相差層124の液晶層130に向かう面には、配向膜125が設けられている。
なお、上述したようなIPSモードの液晶表示装置100’の回路パターンは第1実施形態で図4を用いて説明した回路パターンと同様であり、電界の印加、無印加による液晶分子mの配向も同様に行われる。
このような液晶表示素子およびこれを備えた液晶表示装置であっても、反射膜116の表面側に凸パターン116aが設けられた状態で、反射表示領域Y’における画素電極118と共通電極115の電極片118b,115b間の距離Wを等しくすることができるため、駆動電圧を低減することができる。また、電極片118b,115b間の距離Wを等しくすることで、基板面に平行な横方向への電界を印加しやすくなることから、コントラストを向上させることができる。したがって、液晶表示装置の高効率化および高画質化を図ることができる。
さらに、本実施形態の液晶表示装置によれば、凸パターン117aにより画素電極118と共通電極115の間が妨げられることがないため、凸パターン116aによる電界強度への影響を防止することができる。
(変形例4)
なお、上述した第2実施形態では、画素電極118または共通電極115の電極片118b,115bが第2層間絶縁膜117の凸パターン117aを覆う状態で設けられた例について説明したが、本発明はこれに限定されず、図10に示すように、上記凸パターン117aが画素電極118と共通電極115の電極片118b,115b間に設けられていてもよい。
このような液晶表示素子およびこれを備えた液晶表示装置であっても、反射膜116の表面側に凸パターン116aが設けられた状態で、画素電極118と共通電極115の電極片118b,115b間の距離Wを等しくすることができるため、駆動電圧を低減することができるとともに、コントラストを向上させることができ、液晶表示装置の高効率化および高画質化を図ることができる。
また、ここでの図示は省略するが、第1実施形態の変形例3のように、第2層間絶縁膜117を平坦化した構成を第2実施形態に適用することも可能である。
なお、上記実施形態および変形例では、半透過半反射型の液晶表示装置の例をとり説明したが、本発明はこれに限定されることなく、全反射型でFFSモードまたはIPSモードの液晶表示装置であっても、適用可能である。
100,100’…液晶表示装置、10,110…第1基板、15,115…共通電極、16,116…反射膜、18,118…画素電極、20,120…第2基板、30,130…液晶層

Claims (6)

  1. 第1基板と第2基板との間に狭持された液晶層を備え、
    共通電極と複数のスリットおよび前記スリットの間の電極部を含む画素電極とを前記第1基板側に有し、
    前記第1基板と前記画素電極との間には、表面側に2μm〜6μmの径の凸パターンが設けられた反射膜と層間絶縁膜とが少なくとも配置されており、
    前記画素電極は前記凸パターンを倣った形状であると共に前記電極部の幅が3μm〜7μmの範囲で前記凸パターンの径よりも大きく、
    前記画素電極の前記スリットを介した一組の前記電極部の端部は、前記凸パターン上には配置されず、前記共通電極の表面との距離が等しくなるように設けられている
    液晶表示素子。
  2. 前記液晶表示素子は、前記共通電極が前記画素電極よりも前記第1基板側に設けられたフリンジフィールドスイッチングモードである
    請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 前記画素電極の前記スリットを介した電極部の端部が、前記層間絶縁膜の平坦面上に設けられている
    請求項1記載の液晶表示素子。
  4. 前記凸パターンの端部と前記画素電極の電極部の端部との距離が液晶分子の長径の長さ以上である
    請求項1記載の液晶表示素子。
  5. 前記共通電極が前記画素電極と同一面上に配置されたインプレーンスイッチングモードであり、
    前記画素電極は櫛歯状に前記スリットを有するとともに、前記共通電極も櫛歯状にスリットを有しており、当該画素電極と当該共通電極の電極片が交互に組み合わされており、
    前記画素電極および前記共通電極の前記スリットを介した電極部の端部が、前記層間絶縁膜の平坦面上に設けられている
    請求項1記載の液晶表示素子。
  6. 第1基板と第2基板との間に狭持された液晶層を備え、
    共通電極と複数のスリットおよび前記スリットの間の電極部を含む画素電極とを前記第1基板側に有する液晶表示素子を備え、
    前記第1基板と前記画素電極との間には、表面側に2μm〜6μmの径の凸パターンが設けられた反射膜と層間絶縁膜とが少なくとも配置されており、
    前記画素電極は前記凸パターンを倣った形状であると共に前記電極部の幅が3μm〜7μmの範囲で前記凸パターンの径よりも大きく、
    前記画素電極の前記スリットを介した一組の前記電極部の端部は、前記凸パターン上には配置されず、前記共通電極の表面との距離が等しくなるように設けられている
    表示装置。
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