JP5006385B2 - オレフィン系封止フィルムを含む再帰反射物品 - Google Patents

オレフィン系封止フィルムを含む再帰反射物品 Download PDF

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Description

本発明は、微細構造化(例えば、キューブコーナ再帰反射性)物品に関し、実質的に微細構造化表面を被覆する封止フィルム(シーリングフィルムともいわれる)を含む。
再帰反射シート材は、入射光線の方向をその発射源の方に変える能力を有する。この能力は、種々の物品上の再帰反射シート材の広範な用途につながる。再帰反射シート材には、本質的に2つのビード型シートタイプおよびキューブコーナ型シートタイプが存在する。ビード型シートは多数のガラスまたはセラミック微小球を使用して入射光を再帰反射する。一方、キューブコーナ型シートは一般に、多数の堅い、相互接合されたキューブコーナ型要素を使用して入射光を再帰反射する。
金属コーティングのような鏡面反射コーティングをキューブコーナ型要素の裏側に設置して、再帰反射を促進することができる。金属コーティングに加えて、またはその代わりにキューブコーナ要素の裏側に封止フィルムを用いることができる。封止フィルムはキューブの裏側において、再帰反射性を増強するために、空気の境界面を保持する。
柔軟性再帰反射シート材を有した様々な封止フィルムが記載されている。例えば、米国特許第5,784,197号、第5,691,846号および第6,318,867号を参照。
一実施形態において、柔軟性再帰反射物品は、7×10パスカル未満の弾性率を有する光透過性ポリマー本体層であって、複数のキューブコーナ型要素が本体層の主表面から突出しているもの、および本体層の複数部分に接着している封止フイルムとを含んでいると記述される。
別の実施形態において、ある(例えば再帰反射性)微細構造化物品が記述され、その物品は複数の(例えば、キューブコーナ型)微細構造化要素、およびキューブコーナ要素の複数部分に接着している封止フィルム層とを含む。
これらの実施形態の各々においては、封止フィルムは少なくとも約50%の量でアルキレン(例えば、エチレン)の反応生成物と、少なくとも1つの非酸性極性モノマー、例えば、酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、ならびにそれらの混合物の反応生成物を含む熱可塑性ポリマー材料である。封止フィルムの熱可塑性ポリマー材料は、適宜に酸変性物、酸無水物変性物、一酸化炭素変性物およびそれらの混合物をさらに含んでよい。熱可塑性材料のアルキレンは、2〜8の炭素原子およびより一般的には2〜3の炭素原子を含む。アルキル(メタ)アクリレートのアルキルは、一般に1〜8の炭素原子およびより一般的には1〜4の炭素原子を含む。
幾つかの態様において、封止フィルムはコポリマーまたはターポリマーを含み、且つ酢酸ビニル、アルキル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つのコモノマー成分を含む。そのコポリマーまたはターポリマーは一般に、約5重量%〜40重量%の、酢酸ビニル、アルキル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物を含む。封止フィルムは、酸無水物変性アルキレン(メタ)アクリレートポリマー、酸変性アルキレン(メタ)アクリレートポリマー、酸/アクリレート変性エチレン酢酸ビニルポリマー、アルキレン酢酸ビニル一酸化炭素コポリマー、およびそれらの混合物から選択されてもよい。
別の態様においては、封止フィルムは、少なくとも2つの熱可塑性ポリマーのブレンドを含み、そのブレンドは少なくとも約50%の量でアルキレンの反応生成物を含み、且つ反応生成物の少なくとも1つは非酸性極性コモノマー、例えば、酢酸ビニル、アルキル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物などを含む。封止フイルムは、キューブコーナ要素と1つ以上の追加のフィルム層の間に配置した封止フィルム層を有する、モノリシック(monolithic)(即ち、単層)、または多層型であってもよい。
別の実施形態において、封止フィルムが本体層と熱的に少なくとも複数部分で結合して構成される再帰反射物品を製造する方法を記述する。
幾つかの実施形態においては、微細構造は、(例えば、柔軟性)本体層上に設けられる。微細構造層および本体層は一般に光透過性である。封止フィルムは一般に、本体層および/または(例えば、キューブコーナの)微細構造化表面の複数部と結合されている。本発明は(例えば柔軟性の)再帰反射シート材に関して記述されるが、本明細書に記述される封止フィルムは、その他の微細構造化表面と結合するのにも好適である。
本明細書で使用される用語「微細構造化」は、米国特許第4,576,850号に定義および説明されている通りである。微細構造は、中心線の上の表面輪郭により包囲された面積の合計が線の下の面積の合計と等しくなるように、微細構造を通って引かれた平均中心線から輪郭がずれている物品表面の突出部およびくぼみのように、一般に不連続であり、線は物品の呼称面(nominal surface)(微細構造を有する)に本質的に平行である。例えば、1〜30cmの表面の代表的な特性長を通って、光学または電子顕微鏡により測定したとき、ずれの高さは一般に、約+/−0.005〜+/−750μである。平均中心線は、平面、凹面、凸面、非球面またはそれらの組み合わせであってよい。ずれが低位、例えば、+/−0.005〜+/−0.1または好ましくは、+/−0.05μであり、且つ、ずれがめったに起こらないかまたは最小限に抑えられた、即ち、表面がいずれかの著しい不連続を含まない物品は、本質的に「平坦な」または「滑らかな」表面を有すると見なすことができる。他の物品は、例えば、+/−0.1〜+/−750μの高位であり、ならびに同じまたは異なるおよびランダムまたは規則正しい方式で、離間するまたは連続する複数の実利的不連続を含む微細構造に起因するずれを有する。
図1を参照すると、代表的キューブコーナ再帰反射シート10は、多数のキューブコーナ要素12および本体層18を含む。本体層18は、オーバレイフィルムならびにベース基板とも称される。本体層18は一般に、少なくとも20μm、より一般的には少なくとも50μmの厚さを有する。通常は、本体層18は、1,000μm未満、一般的には250μm未満の厚さを有する。キューブコーナ12は、第1の面、一般的には本体層18の背面側から突出している。
キューブコーナ要素および本体層は一般に、光透過性ポリマー材料から形成される。光透過性は、ポリマーが所与の波長における入射光の少なくとも70%を透過できることを意味する。本発明の再帰反射シートに使用されるポリマー材料は、より好ましくは80%より大きく、さらに好ましくは90%より大きい光透過率を有する。再帰反射シートが交通安全以外の用途に使用される場合は、光透過率は5〜10%のように低くてもよい。
好適な実施形態において、本体層18はシート10の前側の最外層である。図1に示すように、光は前側表面21を通過してキューブコーナシート10に入射する。次いで光は、本体部分18を通過し、キューブコーナ要素12の平坦面に当たり、矢印23で示すように来た方向に戻る。本体層18は、シートを屋外環境因子から保護し、および/またはシートに機械的一体性をもたらす機能を提供する。
キューブコーナ再帰反射シートは、米国特許第5,450,235号に示されるようなランド層を備えてもよい。幾つかの実施形態においては、ランド層はキューブコーナ要素と一体であり、これは、ランドとキューブが単一のポリマー材料から形成され、2つの異なったポリマー層が後で互いに接合されたものではないことを意味する。再帰反射シートが柔軟である場合の実施形態に対しては特に、ランド層16は一般に、約0〜150μmの範囲、好ましくは約1〜100μmの範囲にある厚さを有する。ランドの厚さは、キューブコーナ要素の高さの10%未満であるのが好ましく、より好ましくはその高さの約1〜5%である。より厚いランド部分を有するシートは一般に、個別のキューブコーナ要素を分離することがより困難である。
キューブコーナ要素12は一般に、約20〜500μmの範囲にある、より一般的には約35〜100μmの範囲にある高さを有する。図1に示される本発明の実施形態においては、単一の本体層18であるが、1つ以上の本体層18(例えば、多層本体)を設けることは本発明の適用範囲内である。封止フィルム30は構造化表面(例えば、キューブコーナ)、即ち本体層フィルムの反対側に結合される。封止フィルムは一般に、キューブコーナ要素の(例えば背面)との境界面に空気を保持し、再帰反射性を増強する機能を果たす。封止フィルムは、着色または環境要因からの保護を付与するためにも用いることができる。
図2に示すように、狭窄部交差結合14のネットワークは全体表面(例えば、背面)に広がる。封止領域またはそれによる足部のパターンはセル16を生成する。封止領域は、様々なパターンを形成でき、例えば平行四辺形、三角形、および六角形のような隣接多角形であることが多い。
シートは、封止フィルム上に、米国特許第5,784,197号に記載されているように封止コート、キューブコーナシートを基板に固定する目的で裏打ち材および/または接着剤をさらに備えることもできる。
図3は一般に、物品の背面であるキューブコーナ要素表面の斜視図を示す。図示されるように、キューブコーナ要素12は、シートの一面に一対組み合わせで配列するように配置される。各々のキューブコーナ要素12は、3つの露出平坦面22を備えた三面プリズムの形状を有する。平坦面22は、(部屋のコーナーのように)互いにほぼ直角であり、底面の中心部に垂直上に位置合わせしたプリズム頂点24を有する。平坦面22の間の角度は一般に、配列における各々のキューブコーナ要素に対して同一であり、約90度である。しかし、公知のように90度から逸脱することも可能である。例えば、米国特許第4,775,219号(アップルドーン他)を参照。各々のキューブコーナ要素12の頂点24は、キューブコーナ底部の中心部に垂直上に位置合わせしてよいが、例えば、米国特許第3,684,348号を参照されたい。頂点はまた、米国特許第4,588,258号に開示されているように、底部の中心部に対して傾斜していてもよい。本発明はどんな特別なキューブコーナ形状にも限定さるものではない。様々なキューブコーナ構成は、例えば、米国特許第4,938,563号、第4,775,219号、第4,243,618号、第4,202,600号および第3,712,706号に記載のように公知である。米国特許第4,588,258号に記載のキューブコーナは多重表示面の中でも広角な再帰反射を提供する。
金属コーティングのような鏡面反射コーティング(図示せず)は、任意にキューブコーナ要素の背面に設置して再帰反射をさらに増強できる。金属コーティングは、アルミニウム、銀、またはニッケルのような金属を周知技術、例えば、蒸着または化学的析出によって形成できる。プライマー層は、金属コーティングの接着を促進するために、コーナキューブ素子の背面に施されてもよい。
再帰反射物品用の(例えば、柔軟性)封止フィルムをここで記述する。封止フィルムは、少なくとも1つの非酸性モノマーの反応生成物を併用するアルキレンの反応生成物を含む熱可塑性ポリマー材料である。
アルキレン成分は低価格であり、封止フィルムに耐久性(例えば、耐化学薬品性および低温耐衝撃性)をもたらす。封止フィルムのポリマー材料中のアルキレンの量は一般に、少なくとも約50重量%である。幾つかの実施形態において、アルキレンの量は55重量%、60重量%、65重量%、70重量%、75重量%、または80重量%である。フィルム製造において、炭素原子を2(即ち、エチレン)から8(即ち、オクテン)有するアルキレン成分は一般に、エチレン、およびより少ない程度で(イソ)プロピレンと共に用いられるのが最も一般的である。
非酸性モノマーは、封止フィルムの本体層および/またはキューブコーナ要素との接着性を改善する。非酸性モノマーの反応生成物は一般に、合計して少なくとも1重量%、およびより一般的には少なくとも10重量%になる。さらに、非酸性モノマーの反応生成物の合計量は一般的に約40重量%までに及ぶ。非酸性コモノマーの反応生成物は、約32重量%まで、特に封止フィルムがモノリシック(即ち、単一層)の場合は約25重量%までに及んでよい。
好適な非酸性モノマーには、酢酸ビニルおよびアルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。酢酸ビニルはCHCOOCH=CHの化学構造を有する;一方(メタ)アクリレートモノマー類は重合性CH=CH−(即ちアクリレート)基または末端CH=C(CH)−(即ちメタクリレート基)を有するモノマー種である。アクリレート基は、メタクリレート基よりもより反応性であるため、どちらかといえばより好適である。アルキル(メタ)アクリレートモノマー類は一般構造式CH=CHCOOC2n−1を有する。nは1〜12の範囲であってもよいが、nは一般的には8未満であり、メチルアクリレートCH=CHCOOCH、エチルアクリレートCH=CHCOOC、メチルメタクリレートCH=C(CH)COOCH、およびエチルメタクリレートCH=C(CH)COOCは最も一般的にフィルム製造に用いられる。
一実施形態において、封止フィルムは、アルキレンと、酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、およびそれらの各種コモノマー混合物から選択される少なくとも1つのコモノマーと、アルキレンのコポリマーまたはターポリマーとを含む。従って、封止フィルムはアルキレンと酢酸ビニル、アルキレンと単一のアルキル(メタ)アクリレート、アルキレンと酢酸ビニルおよび少なくとも1つのアクリル(メタ)アクリレートモノマーの組み合わせ、アルキレンと2つ以上のアルキル(メタ)アクリレートモノマーの組み合わせの反応生成物から構成されてよい。
封止フィルムの熱可塑性ポリマー材料は、適宜に酸変性剤、酸無水物変性剤、一酸化炭素変性剤、およびそれらの組み合わせを含んでよい。例えば、封止フィルムは、アルキレンのターポリマー;酢酸ビニル、アルキル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物から選択された少なくとも1つのコモノマー、ならびに例えば、アクリル酸HC=CHCOOH、メタクリル酸HC=C(CH)COOH、無水(メタ)クリル酸、一酸化炭素、およびそれらの混合物を含む少なくとも1つの追加のコモノマー;を含んでよい。そのような追加のコモノマーは一般に、約10重量%にまで及ぶ。
一般的に、アルキレンのパーセントが減少するにつれて、非酸性極性モノマーのパーセントは増加し、それにより封止フィルムの柔軟性が増加する。しかし、少量の酸性変性剤または酸無水物変性剤の含有により、同じ量の非酸性極性コモノマーを有するコポリマーと比較して柔軟性を減少できる。
好適なコポリマーには、エチレンと酢酸ビニル(EVA)のコポリマー、酸または酸無水物変性EVA、酸または酸無水物−アクリレート変性EVAのようなその他の変性EVA、エチレンエチルアクリレートコポリマー(EEA)、エチレンメチルアクリレートコポリマー(EMA)、酸または酸無水物変性エチレンアクリレート材料(AEA)、エチレン酢酸ビニル、一酸化炭素ターポリマー(EVACO)、エチレン、ブチルアクリレート、一酸化炭素ターポリマー(EBACO)、およびエチレンn−ブチルアクリレートコポリマー(EnBA)、が挙げられる。
本発明の封止フィルムでの使用に好適なEVA(エチレンと酢酸ビニルのコポリマー)には、デュポンから商品名「エルバックス(Elvax)」で入手可能な樹脂が挙げられる。代表的な等級は、酢酸ビニル含量が9〜40重量%およびメルトインデックスが0.3〜500dg/分(ASTM D1238毎)の範囲にある。好適なEVAには、イクイスター(Equistar)から商品名「ウルトラセン(Ultrathene)」で入手可能な高酢酸ビニルエチレンコポリマーがさらに挙げられる。代表的等級は、酢酸ビニルが含量が12〜18重量%の範囲にある。好適なEVAには、ATプラスチックスから商品名アテバ(ATEVA)で入手可能なEVAコポリマーがさらに挙げられる。代表的等級は、酢酸ビニル含量が2〜26重量%の範囲にある。
購入可能な代表的封止フィルムが以下の表に示される。
Figure 0005006385
別の実施形態においては、封止フィルムは少なくとも2つの異なった熱可塑性ポリマーのブレンドを含む。熱可塑性ポリマーのブレンドは一般に、コモノマーの種類および/またはコモノマーの量および/または分子量(例えば、メルトフローインデックス)に関して異なる。ブレンドは2つ以上のホモポリマー、コポリマー、またはターポリマーを含んでよい。そのような実施形態において、ブレンドは少なくとも約50%の量のアルキレンと酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、およびそれらの混合物の反応生成物とを組み合わせた反応生成物を含む。
幾つかの態様において、ブレンドの各ポリマーは少なくとも約50%の量のアルキレンと酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、およびそれらの混合物の反応生成物とを組み合わせた反応生成物を含む。
別の態様においては、ブレンドは、少なくとも約50%の量のアルキレンと酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、およびそれらの混合物の反応生成物とを組み合わせた反応生成物を含む第1ポリマー;および酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、およびそれらの混合物の反応生成物を含まない第2ポリマー;を含む。第2ポリマーは一般に、多量のアルキレン(前述のように)を含むポリオレフィンである。好適なポリオレフィンには、アイオノマー性エチレンコポリマー類(例えば、サーリン(SURLYN)−8920およびサ−リン9910)、低密度ポリエチレン類、ならびにポリ(エチレン−コ−アクリル酸)「EAA」、ポリ(エチレン−コ−メタクリル酸)「EMA」、およびポリ(エチレン−コ−フマル酸)のような酸官能性ポリマーを含むポリエチレンコポリマー類が挙げられる。あるいは、第2ポリマーはポリウレタンポリマーと相溶性である。封止フィルムはモノリシック、即ち、単一(実質的に均質な)層であることができる。
あるいは、封止フィルムは多層であって、少なくとも1つの本体層またはキューブコーナ要素と接している封止フィルム層と(例えば、外側の)第2フィルム層とを含むことができる。第2フィルム層は、少なくとも約50%の量のアルキレンと酢酸ビニルモノマー、アルキル(メタ)アクリレートモノマー、およびそれらの混合物の反応生成物とを組み合わせた反応生成物をさらに含んでよい。しかし、第2フィルム層は一般に、封止フィルム層と異なっている。例えば、第2フィルム層は、異なったメルトフローインデックス、より高いアルキレン含量および/または顔料のような異なった添加物を有してよい。第2フィルム層は、ブレンドに関して記述したようにポリオレフィンを含んでよい。第2フィルム層が封止フィルム層と異種である場合、封止フィルム層と第2層との間に連結層を設けてよい。
モノリシック封止フィルムが使用される場合のような一部の実施形態において、封止フィルムはASTM D3418による測定で、少なくとも70℃、75℃、または80℃の融点を有する。十分に高い融点またはビカー軟化点を有することは、封止フィルムが昇温した屋外環境にさらされた場合に変形しないことを確実にするために重要である場合がある。封止フィルムの変形は再帰反射性能の低下をもたらす。
封止フィルムは一般に、冷温での柔軟性および耐衝撃性のために比較的低いガラス移転点を有する。封止フィルムのTgは、好ましくは25℃未満、より好ましくは10℃未満である。封止フィルムは一般に、ASTM D1238によって測定したメルトインデックスが25g/10分未満であることが好ましい。高いコモノマー含量および高いメルトインデックスを有するアルキレンコポリマーは、一般的により容易に溶融結合される。しかし、より高いメルトインデックスは再帰反射性能の減少をもたらす。
購入可能なコポリマーまたはターポリマーの場合では、供給者は酢酸ビニルまたはその他のコモノマーの含量を報告する場合がある。購入可能なフィルム並びにフィルム製造に好適な材料は、様々な周知の定性および定量分析技術によって分析することも可能であり、アルキレン、酢酸ビニル、およびアルキル(メタ)アクリレートの含量を例えば核磁気共鳴、ガスクロマトグラフィ、質量分析、およびFT赤外線分析でさらに測定できる。
封止フィルム、キューブコーナ、または本体層の組成物は、1つ以上の反応性(例えば、エチレン性不飽和の)含有物および/または1つ以上の非反応性含有物を任意で含んでよい。米国特許第5,450,235号に記述したように、溶媒、連鎖移動剤、着色剤(例えば、染料)、酸化防止剤、光安定剤、UV吸収剤などの添加物、ブロッキング防止剤、離型剤、潤滑剤、およびその他の添加剤のような加工助剤が、本体部分またはキューブコーナ要素または封止フィルムに添加してよい。
一部の実施形態において、封止フィルムは少なくとも1つの顔料、染料、またはそれらの組み合わせをさらに含む。シート材料の白色度を改善するために様々な不透明化剤が封止フィルム中に使用できることがわかる。少なくとも一部の実施形態において、封止フィルム中に約5重量%〜約30重量%の白色顔料を混入させることが好ましい。オハイオ州エイボンレイクのポリワン(PolyOne)社から商品名「4048ホワイトVAC」で購入可能な、20重量%EVAと80重量%のTiOとの顔料混合物はエチレン酢酸ビニルベースの封止フィルムへの添加に特に好適である。顔料の含有は接着性を低減するため、本体層またはキューブコーナ要素と接する封止フィルムが光透過性であり、1つ以上の外側層に顔料が含まれる場合には、多層フィルムの採用もさらに考えられる。
本発明のキューブコーナ再帰反射シート材は:(a)光透過性材料から複数のキューブコーナ要素を作製すること;および(b)複数のキューブコーナ要素に本体層を固着すること;によって製造できる。シート材は様々な周知(または最近開発された)方法によって製造でき、キューブコーナシート材を製造する方法は例えば、米国特許第3,689,346号、第3,811,983号、第4,332,847号、第4,601,861号、第5,491,586号、第5,642,222号および第5,691,846号を参照されたい。
一実施形態において、その方法は一般的に、必要とする微細構造要素(例えば、再帰反射物品のキューブコーナ要素)を形成するための好適な複数のへこみを備えた成形表面を有する(例えば、加熱した)電解メッキニッケル用具を準備すること、および少なくともそのへこみを充満するに十分な量で流動性(例えば、硬化性)樹脂組成物を成形表面に付着させることを含む。次いで、(露出されている実質的に平坦な)樹脂組成物表面を本体層フィルムと接触させ、続いて樹脂を硬化させて、オーバレイフィルムに結合した微細構造要素(例えば、キューブコーナ要素)の配列を含む複合シート材を形成する。複合シート材は、用具から取り外し、次いで微細構造がランドによって接続されていた場合、周囲の微細構造要素から実質的に各々の個別の微細構造要素の破壊分離が引き起こされるように、シート材に対して機械的応力をかける。あるいは、シート材は各セグメントが2つ以上のキューブコーナを有して複数のキューブコーナセグメントが形成されるように破壊されてよい。(例えば、米国特許第6,318,867号参照)
封止フィルムはキューブコーナ要素に対して部分的または単独で結合されてよい。図1に見られるように、柔軟性本体層上にあるキューブコーナの脱結合の結果、封止層は少なくとも部分的に独立したキューブコーナ要素間で本体層に直接的に接着できる。封止技術の具体例には、高周波溶接、伝導ヒートシール法、超音波溶接、および反応性成分、例えば、オーバレイフィルムと結合形成するシーリング材料が挙げられる。シーリング手法の選択は大部分、封止層および本体層の性質に依存する。
本明細書に記述される封止フィルム、特にモノリシックフィルムは比較的単純で一般的に利用される熱技術による溶融に好適である。再帰反射キューブコーナ材料に熱可塑性層をシールするために当技術分野でとられる一般的な実施法では、熱エンボシング技法の使用であり、それによりシールしたゾーンを「連結鎖」の形状で形成され、複数の個別キューブコーナ要素のためにシールされたポケットが作り出される。熱シールされた領域の足またはつなぎの部分を詳細に調べると、熱可塑性キューブコーナ要素に対して熱溶融プロセスは溶融ゾーンにおいてキューブコーナ要素の顕著な変形をもたらすことがわかる。シールした足に関するこの種の熱変形は一般に、伝熱硬化により実際のシールゾーンをかなり越えて延在する。材料中に多量の個別キューブコーナ要素がそのように配置している場合、シート材の全体的光学特性は、非シールシート材と比較して顕著に、例えば30〜40%低下することになる。
高周波「RF」溶接が熱溶融の代替である。極性基を有する熱可塑性ポリマーに高周波電場が印加されると、高周波に同調する極性基の配向転換のしやすさによりRFエネルギーの吸収度合いおよび極性基の動力学運動が決定される。この動力学運動はポリマー分子全体に熱として伝導される;十分なRFエネルギーが印加されれば、ポリマーは十分に加熱され溶融する。封止フィルムの高周波接合に関するさらなる情報は米国特許第5,691,856号に記述される。
本体層と封止フィルム(例えば、層)または(例えば、キューブコーナの)微細構造層の非構造化表面との間の界面には、一般的に接着性増強の表面処理が含まれる。本体層とキューブコーナとの間の界面にも接着増強剤がさらに含まれてよい。様々な接着増強表面処理が周知であり、例えば、機械的粗面化、化学的処理、(空気または窒素のような不活性ガス中の)コロナ処理(例えば、米国公開特許US2006/0003178A1)、プラズマ処理、火炎処理、および化学線照射が挙げられる。それらの代替または追加の接着性増強表面処理には連結層またはプライマー層の適用が挙げられる。例えば、ニューハンプシャー州シーブルックのK.J.&クイン(Quinn)社から商品名「QC4820」で購入可能な、脂肪族ポリエステルウレタン分散体をコーティングし乾燥することによって、ポリウレタンプライマー層が利用できる。界面は接着性増強表面処理のあらゆる組み合わせを含んでよい。
キューブコーナ要素は硬く剛性があるようになりやすい。ポリマー組成物は熱可塑性であってよいが、特に柔軟性再帰反射シート材の場合では、重合性(即ち架橋性)樹脂の反応生成物が好ましい。キューブコーナ要素組成物の弾性率は一般に、16×10パスカルより大きく、好ましくは18×10パスカルより大きく、最も好ましくは25×10パスカルより大きい。本明細書で使用される用語「弾性率」は、12.5cm(5インチ)のつかみ具初期間隔、2.5cm(1インチ)のサンプル幅、および2.5cm/分(1インチ/分)のつかみ具分離速度で静的秤量方法A(Weighing Method A)を用いたASTM D882−75bに従って測定した弾性率を意味する。
微細構造化物品が柔軟性である場合の実施形態において、本体層は曲げやすさ、湾曲性、可撓性、適合性、伸長性のために低弾性率ポリマーを含む。本体層は一般に、13×10パスカル未満の弾性率を有する。その弾性率は7×10パスカル未満、5×10パスカル未満、または3×10パスカル未満であってよい。本体層は一般に、25℃未満のガラス転移点を有する。本体層は一般に、少なくとも50℃のビカー軟化点を有する。本体層に使用される好適なポリマー材料はUV光照射に対して耐性があり、その結果再帰反射シート材は長期的屋外用途に使用できる。
キューブコーナ要素の樹脂組成物(およびプロセス条件)は、好ましくは、オーバレイフィルムに浸透することができ続いてその場で硬化されるかまたは固化するような樹脂が選択され、その結果硬化後では米国特許第5,691,856号に記載のように、キューブコーナ要素の材料とオーバレイフィルム材料との間で相互侵入網目構造を形成される。再帰反射シート材を電子顕微鏡で調べた場合、明瞭な界面よりもむしろぼやけた界面が本体層(例えば、フィルム)とキューブコーナ要素との間に観察されるのが好ましい。
キューブコーナ組成物の硬化中または固化の間、キューブコーナ材料の組成物に応じて、個別のキューブコーナ要素はある程度の収縮を受ける場合がある。オーバレイフィルムの弾性率が高すぎると、組成物が硬化する間に収縮する場合、キューブコーナ要素にねじれ応力がかかる可能性がある。その応力が十分に高いと、キューブコーナ要素にひずみを生じる可能性があり、結果として光学特性の低下が生じる。オーバレイフィルムの弾性率がキューブコーナ要素材料の弾性率よりも十分に低い場合、オーバレイフィルムはキューブコーナ要素の収縮に伴って望ましくない光学特性の低下に至るかもしれない変形応力をキューブコーナ要素にかけることなく変形可能である。
キューブコーナ要素の形成に用いられる熱可塑性組成物は一般に、低成形線収縮率(linear mold shrinkage)、即ち、1%未満を有する。米国特許第5,691,845号に記載のように、キューブコーナの重合性樹脂組成物は一般に、硬化により収縮する。好ましくは、硬化した場合樹脂は少なくとも5容積%収縮し、より好ましくは硬化した場合、5〜20容積%の間で収縮する。収縮する樹脂組成部を使用する場合、最低厚さまたは厚さの無いランドを得るために修正可能である。
オーバレイフィルムとキューブコーナ要素との間の弾性率差は一般に、1.0〜1.5×10パスカル以上の程度である。キューブコーナ要素の高さが減少するにつれて、この弾性率差はこの範囲の最低値に至る可能性があり、これは、より小さいキューブコーナ要素は硬化中にさほど大い収縮を受けないからであろう。
様々な熱硬化性または熱可塑性ポリマーからなる様々なポリマーフィルム基板は、本体層として使用するのに適している。本体層は、単一層フィルムまたは多層フィルムであってよい。
柔軟性再帰反射物品の本体層フィルムに用いてよいポリマーの具体例として、(1)ポリ(クロロトリフルオロエチレン)、ポリ(テトラフルオロエチレン−コ−ヘキサフルオロピロピレン)、ポリ(テトラフルオロエチレン−コ−ペルフルオロ(アルキル)ビニルエーテル)、ポリ(フッ化ビニリデン−コ−ヘキサフルオロエチレン)、のようなフッ素化ポリマー類;(2)ナトリウムまたは亜鉛イオンを有したポリ(エチレン−コ−メタクリル酸)、例えばE.I.デュポン・ヌムール社から入手可能な銘柄サーリン(SURLYN)−8920および銘柄サーリン−9910のようなアイノマー性エチレンコポリマー類;(3)低密度ポリエチレン;直鎖低密度ポリエチレン;および極めて低密度のポリエチレン;のような低密度ポリエチレン類;可塑化ポリ塩化ビニルのような可塑化ハロゲン化ビニルポリマー類;(4)ポリ(エチレン−コ−アクリル酸)「EAA」、ポリ(エチレン−コ−メタクリル酸)「EMA」、ポリ(エチレン−コ−マレイン酸)、およびポリ(エチレン−コ−フマル酸)のような酸官能性ポリマーを含有するポリエチレンコポリマー類;アルキル基がメチル、エチル、プロピル、等、またはCH(CH)n−であってnは0〜12であるもののようなアクリル官能性ポリマー類、およびポリ(エチレン−コ−酢酸ビニル)「EVA」;並びに(5)(例えば)脂肪族ポリウレタン類;が挙げられる。
本体層は、好ましくはオレフィンポリマー材料であり、一般に2〜8の炭素原子を有するアルキレンを少なくとも50重量%含み、最も一般的にはエチレンおよびプロピレンが用いられる。
その他の本体層には、例えば、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリカーボネート、ポリ(メタ)アクリレート(例えば、ポリメチルメタクリレートまたは「PMMA」)、ポリオレフィン類(例えば、ポリプロピレンまたは「PP」)、ポリエステル類(例えば、ポリエチレンテレフタレート「PET」)、ポリアミド類、ポリイミド類、フェノール樹脂類、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリルコポリマー類、環状オレフィンコポリマー類、エポキシ樹脂類等が挙げられる。
キューブコーナ要素の配列を形成するに好適な重合性樹脂は、光開始剤とアクリレート基を有する少なくとも1つの化合物とのブレンドであってよい。その樹脂ブレンドは好ましくは、1官能性、2官能性、または多官能性化合物を含有し、照射により架橋したポリマー網目の形成を確実にする。
本明細書で使用できる、フリーラジカル機構によって重合可能である樹脂の具体例として、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、およびウレタン樹脂から誘導されたアクリル系樹脂類、エチレン性不飽和化合物類、少なくとも1つのペンダントアクリレート基を有するイソシアネート誘導体類、アクリレートエポキシ以外のエポキシ樹脂類、ならびにそれらの混合物および組み合わせが挙げられる。本明細書で使用される用語、アクリレートは、アクリレート類およびメタクリレート類の両方を包含する。米国特許第4,576,850号(マーチン(Martens))には、本発明のキューブコーナ要素配列に使用できる架橋樹脂の例が開示される。
エチレン性不飽和性樹脂には、炭素、水素および酸素、並びに任意で本明細書で使用できる窒素、硫黄およびハロゲン、の原子を含有するモノマー性およびポリマー性化合物の両方が挙げられる。酸素または窒素原子、またはその両方は一般的にエーテル、エステル、ウレタン、アミド、および尿素の基で存在する。エチレン性不飽和化合物は好ましくは約4,000未満の分子量を有し、好ましくは脂肪族モノヒドロキシ基、脂肪族ポリヒドロキシ基、を含有する化合物と、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸、等の不飽和カルボン酸との反応から製造されるエステル類である。そのような材料は一般的に購入可能であり、容易に架橋できる。好適に使用されるアクリルまたはメタクリル基含有化合物に関する幾つかの具体例を以下に列記する:
(1)1官能性化合物:
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ボルニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、およびN,N−ジメチルアクリルアミド;
(2)官能性化合物:
1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、およびジエチレングリコールジアクリレート;および
(3)多官能性化合物:
トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、およびトリス(2−アクロイルオキシエチル)イソシアヌレート。
官能性化合物は一般に、オーバレイフィルムの材料についてより早い浸透を与える傾向があり、官能性および多官能性化合物は一般に、キューブコーナ要素とオーバレイフィルムとの間の界面により多くの架橋およびより強い結合を与える傾向がある。
その他のエチレン性不飽和化合物および樹脂の幾つかの代表的例として、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、モノアリルエステル、ジアリルフタレートおよびジアリルアジペートのようなポリアリルエステルおよびポリメチルアリルエステル類、ならびにN,N−ジアリルアジパミドのようなカルボン酸アミド類が挙げられる。
本明細書で使用可能なカチオン重合性材料としては、エポキシおよびビニルエステル官能基含有材料が挙げられるがそれらに限定されない。これらの系は、トリアリールスルホニウム塩、およびジアリールヨードニウム塩のようなオニウム塩開始剤によって光重合が開始される。
重合性樹脂は、少なくとも1つの2官能性エポキシ(メタ)アクリレート、少なくとも1つの2官能性(メタ)アクリレートモノマー、少なくとも3つの(メタ)アクリレート基を有する少なくとも1つの多官能性化合物、および任意で窒素含有成分の組み合わせを含んでよい。
官能性エポキシ(メタ)アクリレート、ならびに官能性(メタ)アクリレートモノマーは、重合性組成物中に少なくとも約5重量%、10重量%、およびその間の任意の量で存在してよい。一般的には、そのような官能性(メタ)アクリレートモノマーの量は約40重量%を超えない。一つの具体的エポキシジアクリレートは、商品名「エベクリル(Ebecryl)3720」でサイテック(Cytek)から購入可能である。
多官能性化合物は一般に、重合性組成物中に少なくとも10重量%の量で(例えば、15重量%、20重量%、25重量%、30重量%、35重量%、40重量%およびそれらの間の任意の量)存在する。一般的には、多官能性化合物の量は約70重量%より大きくない。
メタクリレート基はアクリレート基よりも反応が低い傾向があるので、アクリレート官能性が好適である。
放射線(例えば、UV)硬化性組成物には、一般に少なくとも1つの光開始剤が含まれる。光開始剤または光開始剤の組み合わせは、約0.1重量%〜約10重量%の濃度で使用できる。より好ましくは、光開始剤またはそれらの組み合わせは、約0.2重量%〜約3重量%の濃度で使用できる。
一般的には、光開始剤(複数種可)は、重合された後、少なくとも部分的に可溶性(たとえば樹脂の加工温度で)かつ実質的に無色である。UV光源に暴露された後で光開始剤が実質的に無色になるのであれば、光開始剤は、着色(たとえば黄色)していてもよい。
好適な光開始剤としては、モノアシルホスフィンオキシドおよびビスアシルホスフィンオキシドが挙げられる。市販のモノまたはビスアシルホスフィンオキシド光開始剤としては、「ルシリンTPO(Lucirin TPO)」という商品名でバスフ(ノースカロライナ州シャルロット)(BASF(Charlotte,NC))から市販されている2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド;さらに「ルシリンTPO−L(Lucirin TPO-L)」という商品名でバスフ(BASF)から市販されているエチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィネート;および「イルガキュア819(Irgacure819)」という商品名でチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されているビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシドが挙げられる。他の好適な光開始剤としては、ダロキュア1173(Darocur1173)」という商品名でチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、さらには「ダロキュア4265(Darocur4265)」、「イルガキュア651(Irgacure651)」、「イルガキュア1800(Irgacure1800)」、「イルガキュア369(Irgacure369)」、「イルガキュア1700(Irgacure1700)」、および「イルガキュア907(Irgacure907)」という商品名でチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)から市販されている他の光開始剤が挙げられる。
フリーラジカルスカベンジャーまたは酸化防止剤を一般に、約0.01重量%〜0.5重量%で使用してよい。好適な酸化防止剤の具体例として、チバ・ガイギー(Ciba-Geigy)社から商品名「イルガノックス(Irganox)1010」、「イルガノックス1076」、イルガノックス1035」および「イルガフォス(Irgafos)168」で入手可能なもののようなヒンダードフェノール樹脂が挙げられる。
熱可塑性ポリマーが微細構造(例えばキューブ)に使用される場合、そのガラス転移点は一般的に80℃より大きく、また軟化点は一般的に150℃より大きい。一般的にキューブコーナ層に使用される熱可塑性ポリマーは非晶質または半結晶質である。
キューブコーナー要素に使用できる熱可塑性ポリマーの例としては、ポリ(メチルメタクリレート)のようなアクリルポリマー類;ポリカーボネート類;酢酸セルロース、セルロース(アセテート−コ−ブチレート)、硝酸セルロースのようなセルロース類;エポキシ樹脂類;ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンテレフタレート)のようなポリエステル類;ポリ(クロロフルオロエチレン)、ポリ(フッ化ビニリデン)のようなフルオロポリマー類;ポリ(カプロラクタム)、ポリ(アミノカプロン酸)、ポリ(ヘキサメチレンジアミン−コ−アジピン酸)、ポリ(アミド−コ−イミド)、およびポリ(エステル−コ−イミド)のようなポリアミド類;ポリエーテルケトン類;ポリ(エーテルイミド);ポリ(メチルペンテン)のようなポリオレフィン類;ポリ(フェニレンエーテル);ポリ(フェニレンスルフィド);ポリ(スチレン)およびポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル−コ−ブタジエン)のようなポリ(スチレン)コポリマー類;ポリスルホン;シリコーンポリアミドおよびシリコーンポリカーボネートのような(例えば、シリコーンを少重量%(10重量%未満)を含有しているポリマーでの)シリコーン変性ポリマー類;ペルフルオロポリ(エチレンテレフタレート)のようなフッ素変性ポリマー類;ならびに例えばポリ(エステル)およびポリ(カーボネート)のブレンド、およびフルオロポリマーおよびアクリルポリマーのブレンドのような上記ポリマーの混合物が挙げられる。
キューブコーナ要素の(例えば、重合性または熱可塑性)樹脂は、同時出願の代理人整理番号FN61886US0002に記載のように窒素含有成分を含んでよく、これは参照として本出願に援用される。好ましい窒素含有成分には、例えば、重合性アミン含有成分、(メタ)アクリレート官能性窒素含有成分、および窒素含有ポリマーが挙げられる。
配向に関して全光線回帰(TLR)の均一性を改善するための一般的方法は、例えば、米国特許第4,243,618号(バン アーナム(Van Arnam))、第4,202,600号、および第5,936,770号(ネステガード(Nestegard)等)に記載されているように、タイリング(tiling)、即ち、最終的製造において1つ以上の配向に多数の小さいツーリングセクションを設置することである。得られるシート材は、隣接するキューブコーナ要素配列とは異なった配向を有する第1のキューブコーナ要素配列を有する。
形成された再帰反射シート材の巻物は、ロール長手方向縁部で画定される幅、および、例えば、3つの相互に交差する溝で規定されるキューブコーナ要素配列を有する微細構造化表面を有する。ツールの配向に応じて、その溝の1つはシート材巻物の長手方向縁部に対してほぼ直角、平行、または0°〜90°の間の角度であってよい。
再帰反射シート材は、再帰反射性の輝度とその柔軟性との組み合わせをもとに、例えば、交通標識、路面表示、車両標識および身体安全物品のような様々な用途に有用である。再帰反射係数、Rは、米国連邦試験方法標準規格370によって−4°照射角、0°配向、各種観察角で測定されてよい。再帰反射シート材は一般に、−4°照射角、0°配向および0.2°観測角での再帰反射係数Rは、少なくとも50、100、150、200、または250カンデラ/ルクス/mを有する。
再帰反射シート材の柔軟性により、シート材は帆布およびその他の織布、波板化表面およびリベット接合表面、ならびに単純および複雑な曲線を有した湾曲面のような可撓性基板への利用に修正可能である。柔軟性再帰反射シート材は、熱膨張および熱収縮(例えば、バレル、コーンのような交通装置)を受ける装置への利用にさらに修正可能である。
本発明の特徴および利点を以下の実施例でさらに例示する。しかし、実施例は例示の目的を果たすのであって、使用される特定の成分および量ならびにその他の条件および詳細は、本発明の範囲を不当に制限するものとして解釈されないことは明確に理解されるべきである。
(実施例1〜5):
表1の実施例1〜5の封止フィルムを含む物品は2つの構造物を組み合わせて調製した。第1の構造物は、ポリエチレンテレフタレート(PET)キャリア上の封止フィルムであり、第2の構造物は、片面上にプライマーを有したEAAフィルムプライマーに対してキューブコーナ微細構造を積層し残りの面にPETキャリアがあった。
実施例1〜5における第1の構造物は、表1にある個々の樹脂(E.I.デュポン・ド・ヌメール(E. I. DuPont de Nemours)(「デュポン、デラウェア州ウィルミントン)社から入手可能である)をPETキャリアフィルム上に約15cm(6インチ)幅、0.05mm(0.002インチ)厚さで押出して調製した。表1の各樹脂に関するメルトインデックス、融点、および酢酸ビニル含量%はdupont.comのウェブサイトに提供される製品データシートから得た。
表1の各樹脂をニュージャージー州サウス・ハッケンサックのC.W.ブラベンダー(Brabender)・インスツルメント社から入手可能な1.9cm(3/4インチ)一軸スクリュー押出機にペレットとして供給した。押出機の温度プロファイルは140℃(284°F)〜175℃(347°F)であり、得られた溶融温度は175℃(347°F)であった。融解樹脂が押出機を出るときに、水平ダイを通過し(ウルトラフレックス(Ultraflex)−40、ウィスコンシン州チペワフォールズ(Chippewa Falls)のエクストルージョン・ダイズ・工業社から入手可能)、上記のPETキャリアの上にキャスティングした。PETキャリアは約3m/分(10フィート/分)で移動した。PETキャリア上に得られた融解封止フィルムは、ゴムロールと冷却したスチールバッアップロールとの間を走行し、融解樹脂を約0.075mm(0.003インチ)の厚さを有する層に固結した。各々の得られた第1構造物を巻物形状に巻き取った。
第2構造物は、プライマコア(Primacor)3440(EAA、ミシガン州ミッドランドのダウ・ケミカル(Dow Chemical)社から入手可能)を、第1構造物に対して上記した押出プロセスを使用して調製し、PETキャリア上に厚さ0.1mm(4ミル)のフィルムとしてキャスティングして調製した。最終的に乾燥厚さ2.5μ(0.0001インチ)になるように、プライマーQC4820(ニューハンプシャー州シーブルックのK.J.クイン(Quinn)社から入手可能な脂肪族ポリエステルウレタン)をEAA表面にコーティングした。
キューブコーナ微細構造は、米国特許第5,691,846号の図5に記載し図示したように、本体層上に設けられている。キューブコーナ微細構造体(個別のキューブに構造を分離する前の)は、図2に示されるように3セットの交差結合する溝を有し、ピッチ(即ち一次溝間隔(primary groove spacing))は0.18mm(0.007インチ)であり、底面三角形の夾角開度(base triangle apertures)は55.5°/55.5°/69°であり、結果としてキューブコーナ要素の高さは76.2μ(3.5ミル)である。
サイテックより商品名「エベクリル3720」で購入可能な25重量%のビスフェノールAエポキシジアクリレート、12重量%のジメチルアミノエチルアクリレート(「DMAEA」)、38重量%のTMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)、および25重量%の1、6−HDDA(ヘキサンジオールジアクリレート)を混合して形成した樹脂組成物を用いてキューブコーナ微細構造を調製した。配合物は、0.5pphのTPO(2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド)光開始剤を有した。
樹脂組成物を室温で4.6m/時間(15フィート/分)の60℃(140°F)に加熱された金属ツールの上にキャスティングした。樹脂組成物は、ツール上のエンボスパターンのへこみを充満し、且つツールのランド領域上の樹脂量を最小化するよう設定したギャップを有するゴムのニップロールによって、ツールにおけるキューブコーナ微細構造のへこみを補充した。プライマー/EAAフィルム/PETキャリアのプライマー層を樹脂のキューブコーナ微細構造と接触させた。キューブコーナ微細構造樹脂を、ツール上のPETキャリア/EAAフィルム/プリマーを通過して142W/cm(360W/インチ)に設定したフュージョン D UVランプ(メリーランド州ロックビルのフュージョン(Fusion)システムズより入手可能)を用いて硬化させた。UVランプの前面にダイクロイックフィルターを使用して、構造物のIR加熱を最小化した。ツール上のキューブコーナ微細構造物が硬化した後、組成物をツールから剥がし、キューブコーナ要素を有する組成物の重合性樹脂の側を236W/cm(600W/インチ)で稼動するフュージョン D UVランプによって照射しUV照射による後硬化を行った。組成物を66℃(150°F)に設定したオーブンを通過させてフィルム中の応力を緩和させた。
上記の第1構造物の各々(封止フィルム/PETキャリア)を約2J/cm(3.0m/分(10フィート/分)で0.25kW)のエネルギーでコロナ処理した。5cm(2インチ)幅の3M(登録商標)ポリエステルテープ8403(3M社から入手可能)短冊を構造物の幅全域およびサンプルの端部にぴったり重なるようにして、第1構造物の封止フィルムの上と第2構造物のキューブコーナ微細構造物の上の両方に設置してテープタブを形成した。そのテープタブは、90度剥離接着力試験のための引き剥がし処理を始めるために後に使用する。
第1構造物と第2構造物をゴムロールおよび加熱したエンボスロールからなる30cm(12インチ)幅のラミネータを用いて貼合した。エオンボスロールは六角形の封止パターン表面を有した。貼合圧力は170kPa(25psi)および送り速度4.6m/分(15フィート/分)であった。第1構造物および第2構造物を第1構造物の封止フィルム上のテープタブと第2構造物のキューブコーナ微細構造物上のテープタブを配列させ、テープタブ領域における対面封止が起こらないようにしてロールのニップに供給通過させ、後に行う剥離試験開始を可能にした。第1構造物のPETキャリア側を別個に149℃(300°F)および191℃(375°F)の温度に加熱したエンボスロールに定置した。第2構造物のPETキャリア側を加熱したエンボスロールと接触させることによって、約46℃(115°F)の温度になったゴムロールに接触させた。貼合機内の物品は、封止フィルムをキューブコーナ微細構造物に結合させ、2つのテープタブがあることにより剥離試験の開始が可能になった。
物品を室温まで冷却した後、PETキャリアを封止フィルムから剥がし、封止フィルムを約2J/cm(3.0m/分(10フィート/分)で0.25kW)のエネルギーでコロナ処理した。米国特許第6,677,030号に記載のものと類似した剥離ライナー上の0.08mm(3ミル)厚さの転写性アクリル感圧接着剤を非加熱貼合機を用いて封止フィルムに貼合した。
表1の各実施例に対して、2つの試験サンプルを各物品から各々約2.5cm(1インチ)幅および20.3cm(8インチ)長さで切り出し、各試験サンプルの片端でテープタブを露出させて残すようにした。転写性接着剤の剥離ライナーを取り除き、封止フィルム上の露出接着剤を未処理の70mm×279mm(2.75インチ×11インチ)アルミニウムパネル(オハイオ州クリーブランドのQパネルラボプロダクツ社)の上に定置し、0.9kg(2ポンド)のゴムロールを用いて約2.54m/分(100インチ/分)で2往復のロールがけを行った。アルミニウムパネル上の物品は接着試験前に室温で24時間コンディショニングした。
アルミニウムパネルと接着した物品のEAAフィルム上のPETキャリアを取り外し、2.5cm(1インチ)幅のスコッチ(登録商標)フィラメントテープ898(3M社から入手可能)をテープタブおよび露出した物品全体のEAAフィルムの全面を覆って接着し、物品における伸長可能な層が伸びるのを防止した。アルミニウムパネルをインストロン引っ張り試験機のスライドテーブルに取り付けて、接着試験中、90度剥離角を維持することを確実にした。フィラメントテープと一緒になったテープタブを引っ張り試験機の上部つかみ具に設置した。剥離接着力試験をASTM D3330に従ってクロスヘッド速度305mm/分(12インチ/分)で行った。表1に載せた剥離接着力の値はエンボスロール温度を149℃(300°F)と191℃(375°F)で個別に作製した2つのサンプルの平均値である。
Figure 0005006385
表1のデータから、同程度のメルトインデックス値において、酢酸ビニル含量が増加すると剥離接着力は増加する(実施例2および3に示す)と分かる。同程度の酢酸ビニル値において、メルトインデックスが減少すると剥離接着力は減少する(実施例3および4に示す)とさらに分かる。
実施例6〜10および比較例C1:
実施例6〜10および比較例C1を、エンボスロール温度を157℃(315°F)にし、表2の樹脂を使用して各実施例の封止フィルムを調製したこと以外は実施例1〜5に記述したようにして調製した。
比較例C1は、プライマコア3440を封止フィルム樹脂として使用したこと以外は実施例6〜10に記述したようにして調製した。物品を形成するために第1構造物と第2構造物を貼合した場合、プライマコア3440封止フィルムは、キューブコーナ微細構造に接着しなかった。
実施例1〜5に記述のようにサンプルを調製し、90度剥離接着力を測定した。剥離接着力の値を表2に示す。表2の実施例6〜10の樹脂の説明、メルトインデックス、融点およびビカー軟化点の情報は、dupont.comのウェブサイトで提供される製品データシートから得た。
Figure 0005006385
表2のデータから、実施例6〜10の封止フィルムは、キューブコーナ微細構造体と良好に接着し、実施例8および9が最良の接着を有すると分かる。比較例C1の封止フィルムはキューブコーナ微細構造に接着しなかった。
実施例11〜15および比較例C2
実施例11〜15および比較例C2は、エンボスロール温度を149℃(300°F)にし、封止フィルムは表3の樹脂80重量%、および20重量%の4048ホワイトVAC(20重量%のEVA樹脂と80重量%のTiO2の混合物であり、オハイオ州エイボンレイクのポリワン(PolyOne)社から入手可能)を使用したこと以外は実施例1〜5に記載のようにして調製した。
比較例C2は、クリスタルグラン(Krystalgran)PNO3(テキサス州ヒューストンのハンツマン(Huntsman)ポリウレタン社から入手可能)を封止フィルム樹脂に使用したこと以外は実施例1〜5に記載のようにして調製した。実施例1〜5に記載のようにサンプルを調製し、90度剥離接着力を測定した。表3に剥離接着力の値を示した。
Figure 0005006385
表3のデータから、実施例11〜15の封止フィルムは、キューブコーナ微細構造と良好に接着し、実施例13および14が最良の接着性を有することが分かる。比較例C2の封止フィルム(ポリウレタン)は、キューブコーナ微細構造と非常に低い接着性を有した。
(実施例16)
実施例16は、エンボスロール温度が149℃(300°F)であった以外は実施例1〜5に記述したように調製した。サンプルを調製し、実施例1〜5に記載のように90度剥離接着力を測定した。表4に剥離接着力の値を示す。表4における実施例16の樹脂の説明、メルトインデックス、および融点情報は、dupont.comのウェブサイトで提供される製品データシートから得た。
Figure 0005006385
表4の剥離接着力から、エチレン/酢酸ビニル/一酸化炭素ターポリマーは封止フィルムに使用した場合、微細構造体と良好に接着すると分かった。
実施例17および比較例C3
実施例17および比較例C3を、エンボスロール温度を149℃(300°F)にした以外は実施例1〜5に記述のように調製した。実施例17を10重量%サーリン(SURLYN)1705−1(デュポンから入手可能)および90重量%バイネル3126を使用して調製した。実施例1〜5に記載のようにサンプルを調製し、90度剥離接着力を測定した。表5に剥離接着力の値を示す。表5における実施例C3の樹脂の説明、メルトインデックス、融点、およびビカー軟化点情報はdupont.comのウェブサイトで提供される物品データシートから得た。
Figure 0005006385
表5のデータから、封止フィルムは異なったキューブコーナ接着特性を有する材料のブレンドにより製造できると分かる。表5において、比較例C3のサーリン1705−1は劣った封止フィルム材料であるが、90重量%のバイネル3126とブレンドした場合、ブレンド組成物はキューブコーナ微細構造体と良好に接着した。
実施例10で得られたキューブコーナシート材の再帰反射係数Rは、観察角0.2°、配向0°、および照射角−4°を用いて米国連邦試験方法標準規格370に従って評価した。4つの測定の平均Rは、639カンデラ/ルクス/mであった。
封止フィルムを備える実施形態のキューブコーナ再帰反射シート材の断面図。 実施形態のキューブコーナ再帰反射シート材の透視図。 実施されたキューブコーナ表面の斜視図。

Claims (1)

  1. 7×10パスカル未満の弾性率を有する光透過性ポリマー本体層と、
    前記本体層の主表面から突出する複数のキューブコーナ要素と、
    前記本体層の少なくとも一部分に接着して前記キューブコーナ要素と空気の境界面を保持した、単層または多層の封止フイルムと、
    を含む柔軟性再帰反射物品であって、
    前記本体層と接触した前記封止フィルムは、少なくとも5重量%の量のアルキレンの反応生成物と、25重量%までの量の、少なくとも1つの非酸性極性モノマーの反応生成物とを含む熱可塑性ポリマー材料である、柔軟性再帰反射物品。
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