JP5004812B2 - 往復動内燃機関のシリンダ直径計測器 - Google Patents

往復動内燃機関のシリンダ直径計測器 Download PDF

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Description

本発明は、往復動内燃機関のシリンダ直径計測器、更に詳しくは、クロスヘッド型内燃機関など、比較的大型の内燃機関のシリンダ直径を計測する往復動内燃機関のシリンダ直径計測器に関する。
クロスヘッド型内燃機関などの比較的大型の内燃機関は、シリンダライナ(シリンダスリーブということもある。)の磨耗が一定限度を越えれば、シリンダライナを交換する必要がある。また、時間当たりの磨耗が大きい場合は、シリンダに供給する潤滑油の量を増やして、磨耗を防止するなどの処置を施す必要がある。このため、クロスヘッド型内燃機関などの比較的大型の内燃機関において、シリンダ直径の計測は、シリンダライナの磨耗を知り、適切な保守作業を行うために必要となる。
クロスヘッド型内燃機関は、シリンダ直径に対してストロークが長い比較的大型の内燃機関であるから、シリンダ直径の計測の際には、人がシリンダの中に入って計測する場合が多い。しかし、人がシリンダの中に入ってシリンダ直径を計測するため、危険を伴うばかりでなく、シリンダ直径を計測するシリンダ直径計測器にダイヤルゲージが使用されているため、計測に先立って、その都度、基準長さの校正器によってダイヤルゲージを校正する必要があり、取り扱いが面倒であった。
他方、水平対向エンジンのシリンダボア測定装置であるが、シリンダ軸に平行な貫通穴にシリンダ内部からエンジン外へ移動可能に挿入した操作子と、この操作子の一端に取り付けてシリンダ内部に配置した測定ヘッドと、この測定ヘッドに取り付けてシリンダの内面までの距離を測定する測定子とからなるシリンダボア測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このシリンダボア測定装置は、シリンダの内径を測定する際に、予め、シリンダ内に測定子を備えた測定ヘッドをセットし、次に、この測定ヘッドにシリンダヘッド部のプラグ穴(貫通穴)に挿通した操作子を接続し、更に、左右のシリンダ同士をボルトで締め付けるとともに、一方のシリンダにシリンダヘッド部を取り付け、更に、このシリンダヘッド部にシリンダボア測定装置を取り付けるため、準備に多大な労力と時間を必要とし、シリンダの内径を簡単に、かつ、効率的に測定できないと云う問題がある。
また、従来のシリンダボア測定装置は、測定子に接続した配線がパイプ状の操作子の中を通って装置の外方に引き出されているため、操作子をシリンダの軸芯方向に出し入れするのに伴って配線がU字状に撓んだり、あるいは直線状に伸長して操作の邪魔になる場合がある。
特開2006−38619号公報
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、往復動内燃機関のシリンダ直径を精度良く、かつ、容易に計測できるばかりでなく、取扱い性に優れた往復動内燃機関のシリンダ直径計測器を提供することにある。
請求項1に係る往復動内燃機関のシリンダ直径計測器は、往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成した往復動内燃機関のシリンダ直径計測器において、前記支持棒に、中折れ式の支持棒を適用することを特徴とする。
請求項に係る往復動内燃機関のシリンダ直径計測器は、往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成した往復動内燃機関のシリンダ直径計測器において、前記測長器における計測ロッドの先端部にシリンダの内面に設けられている注油用の溝又は穴よりも大きな頭部を設けたことを特徴とする。
請求項に係る往復動内燃機関のシリンダ直径計測器は、往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成した往復動内燃機関のシリンダ直径計測器において、前記ガイドを保持する支持体に測長器の位置を測定する測長器位置計測機を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成したので、構造が簡単で非常に取り扱い易いばかりでなく、往復動内燃機関のシリンダ直径を精度良く、かつ、容易に計測することができる。
更に、請求項1に係る発明によれば、支持棒をシリンダ中心に保持するためのガイドが一箇所あれば良いので、測長器を一本の棒状の簡単な構造とすることができる。このような簡単な構造の測長器は、シリンダ内に挿入する場合に非常に便利である。
請求項2に係る発明は、支持棒に、中折れ式の支持棒を適用するため、ストロークの大きい大型のシリンダに対して十分に対応することができる。
請求項3に係る発明は、測長器本体に、折り畳み式の測長器本体を適用するため、排気弁を除去した排気弁装着孔でも測長器を容易に出し入れすることができる。
請求項4に係る発明は、測長器を傾斜させて排気弁取付孔を通過させるため、排気弁を除去した排気弁装着孔でも測長器を容易に出し入れすることができる。
請求項5に係る発明は、測長器における計測ロッドの先端部にシリンダの内面に設けられている注油用の溝又は穴よりも大きな頭部を設けたため、シリンダの内面に設けられている注油用の溝又は穴に計測ロッドの先端部が嵌まるようなことがなく、往復動内燃機関のシリンダ直径を円滑に計測することができる。
請求項6に係る発明は、ガイドを保持する支持体に測長器の位置を測定する測長器位置計測機を設けたため、測長器の位置を確実に把握できるようになった。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1において、符号1は、本発明に係るシリンダ直径計測器であり、クロスへツド型内燃機関100のシリンダ直径を計測するために、シリンダ101の上端部に設置されている。
クロスへツド型内燃機関100は、ピストン102がピストン棒103およびクロスへツド(図示せず)を介して連結棒104に連結されている機関であり、符号105はクロスへツド軸中心、106はクランク軸中心、107はクランクピン中心を示している。
図2に示すように、本発明のシリンダ直径計測器1は、クロスへツド型内燃機関100のシリンダ101の軸芯O1 上に設けたガイド2と、ガイド2を保持する複数の支持体3と、前記ガイド2に摺動自在に挿入した支持棒4と、前記シリンダ101の軸芯O1 と直差するように支持棒4の下部に取り付けた測長器(シリンダーゲージ)5により形成されている。
このため、測長器5の軸芯O1 は水平になっている。なお、説明を簡単にするために、シリンダ101は、その軸芯O1 を鉛直方向に設置しているものとする。
次に、測長器や測長器を水平に保つ機構などについて説明する。
A)測長器について
本発明の測長器は、従来のダイヤルゲージによる計測ではなく、絶対値が計測できる計器(変位変換器)を計測棒(測長器本体)に固定した測長器を用いている。すなわち、本発明の測長器5は、図2に示すように、棒状の測長器本体6と、測長器本体6の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器7により形成されている。
測定距離を電気信号に変換する方法としては、差動トランス、渦電流式変位計、レーザー式変位計などを用いることができる。また、接触式の計器と非接触式の計器の両方が使用可能である。これらの計器は、たびたび校正を行わなくても十分な精度で距離を計測することができる。更に、ディーゼル機関のシリンダ内径を計測する場合は、シリンダ内が50℃を超える高温(例えば、50℃〜80℃)となる場合があるため、熱に強い変位計が望ましい。
接触式の測長器5は、図3及び図4に示すように、棒状の測長器本体6の先端部に変位変換器取付台11を設け、更に、変位変換器取付台11の先端部に内筒12を設けている。そして、内筒12に前記内筒12を貫通すると共に、第1コイルバネ13によって前方に付勢させた計測ロッド14を設けている。この計測ロッド14は、変位変換器取付台11に設置した接触式の変位変換器7に接続される。前記内筒12の外側には、第2コイルバネ15によって内筒12の前方に向けて付勢される外筒16を嵌合させ、更に、外筒16に設けた板状の保持体17の両端にシリンダ内面に接触する円弧又は湾曲状の接触面18を持つ位置補正ガイド19を設けている。符号10は第1コイルバネ13のばね力を調整する調整ねじを示している。
このため、二つに位置補正ガイド19がシリンダ101に接触しようとする結果、測長器5は、図5に示すように、矢印の方向に回転し、測長器5の軸芯O2 がシリンダ101の直径上に移動する。符号20(図3、図4参照。)は、測長器本体6よりも小径の計測端を示している。
この接触式の測長器5は、予め、基準長さの校正器を用いて基準長さがセットされている。したがって、磨耗などによりシリンダ101の直径が基準値よりも大きな場合は、第1コイルバネ13によって計測ロッド14が前方に変位してシリンダ101の直径の絶対値を計測することができる。
B)測長器を水平に保つ機構について
計測時には、測長器5をシリンダ101の軸芯O1 を通る平面内に水平に置く必要がある。誤差を許容範囲内に収めるためには、水平面からの角度のズレが制限される。
測長器5とシリンダ軸芯O1 の角度を許容範囲内に収める方法は、図2に示すように、測長器5の全長の二分の一のところから測長器5の軸芯O2 に対して垂直に支持棒4を立設し、この支持棒4がシリンダ上部でシリンダ軸芯O1 に位置するようにシリンダ上部にガイド2を設ける。このため、支持棒4は、常に、シリンダ中心軸上に鉛直に保持されるため、それに垂直な測長器5は、水平を保つことができる。
上記ガイド2は、その軸芯部に断面円形の縦穴8を備えた円筒形のガイドであり、その側面に放射状に取り付けた複数の支持体3によってシリンダ101の上端部に設置されている。この支持体3は、その先端部にL字形をした位置決め用の切欠き部9を備え、ガイド2の軸芯(図示せず)がシリンダ101の軸芯O1 と一致するようにしている。
このような機構により、測長器5は、一本の棒状の簡単な構造とすることができる。更に、支持棒4をシリンダ中心に保つガイド2が一箇所あれば良いので、測長器全体の構造を簡素化することができる。このような簡単な構造は、測長器をシリンダ内に挿入する際に有利である。
C)測長器を鉛直に移動させる機構について
支持棒4をシリンダ101の軸芯方向に人為的または機械的に抜き差しすることにより測長器5を上下させる。クロスヘッド型内燃機関は、シリンダの直径が350mm〜980mm、シリンダの長さが直径の3〜5倍であるから、支持棒3の長さもシリンダの長さほどになり、取り扱いに差し支えるので、途中で折れ曲がる方式、あるいは継ぎ足す方式が望ましい。
継ぎ足し方式としては、図6に示すように、第1の支持棒4aの後端の雌ねじ部(図示せず)に第2の支持棒4bの先端の雄ねじ部41を螺着させる方式、あるいは、図7に示すように、第1の支持棒4aの後端部と第2の支持棒4bの先端部とをリンク21によって屈曲自在に接続させる方式などが考えられる。
D)測長器の引っ掛かり防止策について
シリンダーライナーの内面には、空気を導入するためのポートや、潤滑油を供給するための溝がある。そこで、測長器の先端がこれらに落ち込んで動かなくなることを防ぐため、図8に示すように、計測ロッド14の先端部にシリンダの内面に設けられている溝又は穴22よりも大きな頭部23を設ける。なお、所望により、測長器を一時的に縮めて測長器を脱出させる機構を設けても良い。
E)測長器の別態様について
クロスヘッド型内燃機関は、通常、排気弁がシリンダ上部に装備されている。これを取り除くと、ほぼシリンダ直径の二分の一の孔(排気弁取付孔)が開くので、排気弁取付孔25から測長器5を出し入れする場合は、測長器5を傾けたり、或いは縮めたりできることが望ましい。
図9は、測長器5を屈折式にした例であり、計測時には、図9(a)に示すように、測長器5を開いて一直線状にして行ない。測長器を出し入れする場合には、図9(b)に示すように、測長器5を二つに折り畳む。具体的には、ピン37によって支持棒4の下部に一対のアーム26を開閉自在に枢着するとともに、二分した前部測長器5a及び後部測長器5bを各アーム26に装着させるのである。なお、支持棒4は、先端を偏平に加工して測長器5a,5bが水平になるようになっている。測長器5a,5bの開閉は、例えば、T字形の棒などを操作して人為的に行う。
他方、測長器5の中心を支持棒4の下端部にピン38によって回転自在に軸着すると、図10に示すように、測長器5を傾斜させて排気弁取付孔25を通過させることができる。なお、支持棒4に、例えば、L字型のストッパー39を装着することにより、計測時に、測長器5を水平に支持することができる。
F)測長器の位置計測手段について
(a)変位センサ方式:図11に示すように、レーザーセンサ、超音波センサなどの非接触式の変位センサ27を測長器5に向けて支持体3に取り付ける。そして、変位センサ27から測長器5までの距離L、換言すれば、シリンダ上端101aから測長器5までの距離Lを計測する。
(b)ワイヤセンサ方式:図12に示すように、ワイヤ巻取りドラム28から引き出したワイヤ29の先端を測長器5に固着する一方、支持体3にワイヤ巻取りドラム28の回転を検出する回転検出器(エンコーダー、ポテンショメーター等)30を設置してシリンダ上端101aから測長器5までの距離を計測する。
(c)ロータリーエンコーダー方式:図13に示すように、支持棒4に車輪31を接触させて支持棒4の上下にしたがって車輪31が回転するようにするとともに、車輪31の軸32にロータリーエンコーダー33を接続し、支持棒4の上下の動きを計測してシリンダ上端101aから測長器5までの距離を計測する。
(d)マーク方式:図14(a)及び(b)に示すように、支持棒4にらせん状の溝34を設け、これを二個の変位センサAおよびBで検知してパルスを出す方式である。この場合、支持棒4の移動の方向を知るため、変位センサAと、変位センサAから時計方向に90°位相をずらして変位センサBを設けている。
変位センサAと変位センサBの信号は、1/4波長ずらせてあり、支持棒4が上に行くとき、変位センサAのパルスの立ち上がり時(P点)には、変位センサBのパルスはOFFである(図15(a)参照。)。他方、支持棒4が下に行くときには、変位センサAのパルスの立ち上がり時(P点)には、変位センサBのパルスはONになる(図15(b)参照。)。これより、支持棒4を上下させても、その動く方向を知ることができるため、例えば、作業の途中で支持棒4を逆に動かしても、正確に位置を追跡できる。
G)データ処理機構について
変位変換器7から出力された電子データは、図示しない記録計またはコンピュータに入力し、この入力データを処理してシリンダの形状を把握する。
H)許容誤差について
シリンダの中心軸・を鉛直とした場合、シリンダの直径は、水平方向となる。測長器が水平からある角度傾いたときの計測誤差については、例えば、許容誤差をシリンダ直径の1/100,000とすると、0.25°となる。
また、測長器の姿勢は、許容誤差範囲内で水平に保持されているものとする。このとき、測長器が水平面内で直径からずれることがある。この場合、例えば、許容誤差をシリンダ直径の1/100,000とすると、許容されるずれ量は、2.2mmである。
しかして、図2に示すように、クロスへツド型内燃機関100のシリンダ101内に測調器5を挿入しながらガイド2の周囲に放射状に設けられている支持体3の切欠き部9をシリンダ上端101aに装着すると、ガイド2の軸芯(図示せず)がシリンダ101の軸芯O1 と一致すると同時に、測調器5の姿勢が水平になる。つまり、軸芯O2 がシリンダ101の軸芯O1 と直角になる。
そして、接触式の変位変換器7を作動させることにより、シリンダ直径の絶対値が記録計またはコンピューターに出力される。記録計またはコンピューターに入力したデータは、処理して記録される。この際、支持棒4を間欠的または連続的に引き下げまたは引き上げることにより、シリンダ上端101からピストン上面までのシリンダ全域の磨耗を計測することができる。
本発明に係るシリンダ直径計測器は、クロスへツド型内燃機関のシリンダ直径を計測する場合のほか、比較的大型のディーゼル機関のシリンダ直径を計測する場合にも適用できる。
本発明に係るシリンダ直径計測器をクロスへツド型内燃機関のシリンダに装着した状態を示す一部断面を含む側面図である。 本発明に係るシリンダ直径計測器の一部断面を含む側面図である。 測長器の平面図である。 測長器の一部断面を含む側面図である。 測長器の位置修正動作の説明図である。 継ぎ足し式支持棒の側面図である。 中折れ式支持棒の側面図である。 計測ロッド先端の側面図である。 (a)折り畳み式測長器の伸長時の側面図、(b)折り畳み式測長器の折り畳み時の側面図である。 回動式測長器の使用例を示す側面図である。 変位センサ方式による測長器位置計測方法説明図である。 ワイヤセンサ方式による測長器位置計測方法説明図である。 ロータリーエンコーダー方式による測長器位置計測方法説明図である。 マーク方式による測長器位置計測方法説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面である。 (a)は上行時のパルス図、(b)は下行時のパルス図である。
符号の説明
1 往復動内燃機関のシリンダの軸芯
2 ガイド
3 支持体
4 支持棒
5 測長器
6 測長器本体
7 変位変換器
101 往復動内燃機関のシリンダ

Claims (3)

  1. 往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成した往復動内燃機関のシリンダ直径計測器において、前記支持棒に、中折れ式の支持棒を適用することを特徴とする往復動内燃機関のシリンダ直径計測器。
  2. 往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成した往復動内燃機関のシリンダ直径計測器において、前記測長器における計測ロッドの先端部にシリンダの内面に設けられている注油用の溝又は穴よりも大きな頭部を設けたことを特徴とする往復動内燃機関のシリンダ直径計測器。
  3. 往復動内燃機関のシリンダの軸芯上に設けたガイドと、該ガイドを保持する支持体と、前記ガイドに摺動自在に挿入した支持棒と、前記シリンダの軸芯と交差するように前記支持棒に取り付けた測長器より成り、且つ、前記測長器を、棒状の測長器本体と、該測長器本体の先端部に設けた接触又は非接触式でかつ測定距離を電気信号に変換して出力する変位変換器により形成した往復動内燃機関のシリンダ直径計測器において、前記ガイドを保持する支持体に測長器の位置を測定する測長器位置計測機を設けたことを特徴とする往復動内燃機関のシリンダ直径計測器。
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