JP5003177B2 - 送信装置、受信装置、パケット送信方法、パケット受信方法及びプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置、パケット送信方法、パケット受信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して映像コンテンツデータ等のパケットを送信可能な送信装置、当該パケットを受信可能な受信装置、当該送信装置におけるパケット送信方法、当該受信装置におけるパケット受信方法及びそれらのプログラムに関する。
従来から、IP(Internet Protocol)ネットワークにおける伝送方式として、送信側の装置が単一の宛先アドレスを指定して受信側の装置へパケットを伝送するユニキャスト伝送と、グループ化された複数の宛先アドレスに基づいて複数の受信側の装置へパケットを伝送するマルチキャスト伝送とが存在する。ユニキャスト伝送は主に比較的容量の小さいファイル等のデータを確実に伝送する場合に適しており、マルチキャスト伝送は例えばインターネットまたは家庭内LAN(Local Area Network)を利用してAV(Audio Video)コンテンツ等の比較的容量の大きいデータを複数の受信側装置にストリーミング配信する場合等に適している。
ユニキャスト伝送においては、信頼性を確保するためにIPの上位レイヤであるTCP(Transmission Control Protocol)を併用し、送信側の装置がパケットにエラー検出符号を付加してパケットを伝送し、伝送中のパケットにエラーが発生した場合には、受信側の装置がエラー検出符号により当該エラーを検出してそのパケットを破棄し、送信側の装置へ再送を要求する処理(ARQ(Automatic Repeat reQuest))を行い、この要求に基づき送信側の装置が再送することでエラー訂正が行われている。
一方、マルチキャスト伝送においては、伝送効率を高めるためにIPの上位レイヤとしてUDP(User Datagram Protocol)を併用するが、TCPを利用できないため上記ARQによる再送制御を行うことはできない。そのためマルチキャスト伝送においては、送信側の装置がパケットにエラー訂正符号を付加して、エラーが発生した場合には、受信側の装置においてエラー訂正符号を用いて、再送によらずにエラーを検出及び訂正できるようにしている(FEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正))。
このように、ユニキャスト伝送においてはARQを用いることでデータ全体にエラーが及んでも再送によって全てのエラーを訂正可能であるが、マルチキャスト伝送においては従来のようなFECを用いてもエラーが多数発生した場合にはエラーを訂正しきれない可能性がある。
また、伝送路の特性によってエラーの発生特性も異なってくる。例えば、一般に有線の伝送路ではエラーの発生確率は非常に低い上にエラーがランダムに発生するのに対し、無線の伝送路ではエラーの発生確率が変化し、かつバースト的にエラーが発生する可能性が高い。しかし、インターネット上ではどのような経路でデータが伝送されるのかを指定することはできず、エラーの発生を予測することはできないため、マルチキャスト伝送において送信側の装置で従来のFECによりパケットに付加したエラー訂正符号ではそのようなエラーを訂正しきれない場合が多い。
したがって、エラーの訂正を確実なものとするためにはマルチキャスト伝送においても再送処理を行うことが好ましいが、上述したように従来のマルチキャスト伝送においては再送処理を行うことができない。一方、ユニキャスト伝送における従来のARQを用いた再送処理を行う場合には、例えばわずか1bitのエラーによってパケット全体を破棄することとなり、伝送効率の大きな低下を招くこととなる。
そこで、マルチキャスト伝送の際の再送処理を可能とする技術として、下記特許文献1には、無線基地局と無線端末局との間で、再送を伴わないマルチキャスト通信を行っている際に、無線端末局あるいは無線基地局において、無線回線品質の良否を判定し、無線回線品質が劣化したとき、当該無線端末局をマルチキャストグループから切り離して該無線端末局と無線基地局との通信を、再送を伴うユニキャスト通信に切り替え、当該ユニキャスト通信を行っているとき、無線端末局の受信データに基づいて、該無線端末局あるいは無線基地局において無線回線品質の良否を判定し、無線回線品質が良好になったと判定した場合に、当該無線端末局を、マルチキャストグループに復帰させて、通信手段を、再送を伴わないマルチキャスト通信に切り替えるようにする通信方法が記載されている。
特開2001−308784号公報(段落[0010]〜[0012]、図7等)
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、マルチキャスト通信において無線回線品質が劣化したことが判明してからユニキャスト通信に切り替えているため、既にエラーが発生したデータの再送が間に合わず、エラーを訂正できない場合がある。また、特に大容量の映像データをマルチキャストにより一斉にストリーミング配信する場合等には、1つの無線端末局をマルチキャスト通信から切り離してしまうと、マルチキャストグループに属する他の複数の無線端末局との間で同期を取ることができなくなる可能性もある。更に、特許文献1の技術におけるマルチキャスト通信ではそもそもエラー訂正符号を付加していないため、マルチキャストグループの各無線端末局に繋がる各伝送路上でエラーがそれぞれバースト的に発生した場合には、全ての無線端末局がマルチキャストグループから切り離されて、それぞれユニキャスト通信を行うこととなる。そうすると、特に大容量の映像データの配信を行う場合等には逆に伝送効率が悪化し、また各無線端末局への再送を行うことで更に伝送効率が悪化するという悪循環に陥ることとなる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、伝送路の特性、伝送方式及び伝送データの特性に応じて、パケットに発生したエラーを効率良く確実に訂正しながら効率良くパケット送信を行うことが可能な送信装置、当該パケットを受信可能な受信装置、当該送信装置におけるパケット送信方法、当該受信装置におけるパケット受信方法及びそれらのプログラムを提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明の主たる観点に係る送信装置は、ネットワークを介して少なくとも1つの受信装置へパケットを送信可能な送信装置であって、前記送信すべきパケットの送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断する判断手段と、前記マルチキャストであると判断された場合に、前記送信中に前記パケットに発生し得るエラーを前記受信装置に訂正させるためのエラー訂正符号を前記パケットに付加し、前記ユニキャストであると判断された場合に、前記受信装置に前記エラーを検出させ当該送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信させるためのエラー検出符号を前記パケットに付加する符号付加手段と、前記エラー訂正符号またはエラー検出符号が付加されたパケットを前記受信装置へ送信する送信手段とを具備する。
ここでネットワークとは有線、無線、電灯線等、またはそれらが混在したあらゆるネットワークをいう。また送信装置及び受信装置とは例えばPC(Personal Computer)やテレビジョン、DVR(Digital Video Recorder)、ゲーム機器、携帯電話機等の電子機器、またはそれらの電子機器が有するネットワークインタフェース(NIC:Network Interface Card)を指す。また、送信装置を、サーバ側の電子機器に接続された、例えば有線伝送路から無線伝送路や電灯線路(PLC:Power Line Communications)への変換を行うアクセスポイントとして提供し、受信装置を、このアクセスポイントにアクセス可能でクライアント側の電子機器に接続されたステーションとして提供してもよい。なお、送信装置及び受信装置とはそれぞれ送信専用装置及び受信専用装置を意味するものではなく、送信装置が受信手段を有していてもよいし、受信装置が送信手段を有していてもよい。
また上記エラー訂正符号とは、例えばFEC等、再送を伴わないエラー訂正方式に基づく符号であり、上記エラー検出符号とは、例えばARQ等、再送を伴うエラー訂正方式に基づく符号である。また、上記「送信すべきパケット」には、当該送信装置において既に従来のマルチキャスト用のエラー訂正符号が付加されている場合もあるものとし、また、送信装置とは別の、パケットの最初の送信元である他の装置により従来のエラー訂正符号が付加されている場合もあるものとする。
この構成により、マルチキャストかユニキャストかの判断を行い、マルチキャストである場合にはパケットにエラー訂正符号を付加して送信することで、受信装置側では、エラーが発生した場合でもパケットを破棄することなく効率的にエラーを訂正することが可能となる。またユニキャストである場合には受信装置はパケットの再送を要求することで確実にエラーを訂正することができる。すなわち、本発明により、マルチキャストにおけるエラー訂正符号によるエラー訂正と、ユニキャストにおけるエラー検出符号及び再送制御によるエラー訂正とを両立させることができる。したがって、例えばユニキャストにおける比較的小容量のファイルの転送処理と、マルチキャストにおける大容量の映像コンテンツのストリーム配信処理等とを両立でき、同一のネットワークにおいて、伝送路の特性、伝送方式及び伝送データ等の各相違に柔軟に対応して、受信装置側に確実かつ効率的にエラーを訂正させ、効率的なデータ送信を行うことが可能となる。
そして、上記パケットが、当該送信装置または他の装置により既に従来のエラー訂正符号を付加されている場合には、上述のように符号付加手段により更に新たなエラー訂正符号を付加することができるため、従来のエラー訂正符号によっては訂正しきれないエラーも確実に訂正させることが可能となる。
上記送信装置において、前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、前記送信手段は、前記判断手段によりマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1の変調方式よりもエラー発生率の低い第2の変調方式により変調する変調手段を有していてもよい。
ここで、ヘッダ部分には例えばパケット長、複数の受信装置の宛先アドレス、伝送速度等の基本情報が含まれており、データ部分には例えば映像コンテンツ等のデータが含まれる。また、第1の変調方式とは例えばBPSK(Binary Phase Shift Keying:2位相偏移変調)等の変調方式であり、第2の変調方式とは例えばQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)等の変調方式である。これにより、パケットのヘッダ部分についてはデータ部分よりもエラー発生率の低い変調方式を用いることで、仮にデータ部分にエラーが発生しても重要度の高いヘッダ部分の基本情報は受信装置側へ確実に伝送されるため、受信装置側でエラー訂正符号により確実に訂正を行うことが可能となる。
上記送信装置は、前記判断手段によりユニキャストであると判断された場合に、前記送信手段により前記受信装置へ送信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録する記録手段を更に具備し、前記エラー訂正符号は、前記受信装置において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、前記変調手段は、前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較する比較手段と、前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第2の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるよう制御する送信速度制御手段とを有していても構わない。
ここで、上記エラー情報の記録は、例えばパケットの送信に対して受信装置側からACK(応答信号)を受信したか否かを記録することで行われる。これにより、エラーの訂正周期よりも発生周期が長い場合、すなわちエラーの訂正頻度よりも発生頻度が低い場合には、エラーが発生したとしても受信装置側で訂正可能な送信速度を維持することができる。一方、エラーの訂正周期よりも発生周期が短い場合、すなわちエラーの訂正頻度よりも発生頻度が高い場合には、送信速度を落とすことでエラーの発生頻度を低くし、受信装置側での確実なエラー訂正を可能とすることができる。すなわち、ユニキャスト伝送時におけるエラー情報を用いることで、マルチキャスト伝送時における送信速度を最適化することが可能となる。なお、上記伝送速度の低下は、上記QAMの場合、例えば128QAMを64QAMとするように、振幅と位相の各状態数を減らして伝送効率を落とすことで行われる。
上記送信装置において、前記送信速度制御手段は、前記エラーが発生していない場合に、前記第2の変調方式における前記送信速度を上昇させるよう制御してもよい。
これにより、エラーが発生していない場合には送信速度を上昇させて、パケット送信効率を更に向上させることができる。この場合の送信速度の上昇は、上記QAMの場合、上述した速度低下の場合とは逆に、例えば64QAMを128QAMとするように、振幅と位相の各状態数を増加させることで行われる。
上記送信装置において、前記送信速度制御手段は、前記第2の変調方式における前記送信速度を第1の速度まで上昇させるよう制御することが可能であり、前記符号付加手段は、前記エラーが発生しておらず、かつ、前記送信速度が前記第1の速度である場合には、前記マルチキャストによる送信時に前記パケットに前記エラー訂正符号を付加しないよう制御する手段を有していてもよい。
これにより、エラーが発生しておらずかつ送信速度が最大の場合には、エラーが発生する可能性が極めて低いため、パケットにエラー訂正符号を付加することなく送信することによって、パケットの伝送効率を更に向上させることができる。
上記送信装置において、前記送信手段は、前記判断手段により前記マルチキャストであると判断された場合に、当該マルチキャストによるパケットの送信に先立ち、前記記録手段に前記エラー情報を記録させるために、前記ユニキャストにより前記受信装置へテスト用のパケットを送信する手段を有していても構わない。
これにより、ユニキャストによる送信が行われない場合であっても、テスト用のパケットを送信することでエラー情報を記録し、このエラー情報を基に伝送速度を最適化することができる。
本発明の他の観点に係る受信装置は、ネットワークを介して送信装置からパケットを受信可能な受信装置であって、前記送信装置から、前記受信中に前記パケットに発生し得るエラーを訂正するためのエラー訂正符号または前記エラーを検出して前記送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信するためのエラー検出符号が付加された前記パケットを受信する受信手段と、前記受信されたパケットの前記送信装置における送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断する判断手段と、前記マルチキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー訂正符号に基づき前記エラーを訂正するエラー訂正手段と、前記ユニキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー検出符号に基づき前記エラーを検出するとともに、前記再送要求信号を生成するエラー検出手段とを具備する。
この構成により、送信装置からのパケットの送信方式がマルチキャストかユニキャストかを判断することで、受信したパケットにエラーが発生した場合に、エラー訂正符号によるエラー訂正処理と、エラー検出符号によるエラー検出処理及び再送要求処理とを両立させることができる。したがって、同一のネットワークにおいて、伝送路の特性、伝送方式及び伝送データ等の各相違に柔軟に対応して、確実かつ効率的にエラーを訂正することが可能となる。
本発明の他の観点に係るパケット送信方法は、送信装置がネットワークを介して少なくとも1つの受信装置へパケットを送信する方法であって、前記送信すべきパケットの送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断し、前記マルチキャストであると判断された場合に、前記送信中に前記パケットに発生し得るエラーを前記受信装置に訂正させるためのエラー訂正符号を前記パケットに付加し、前記ユニキャストであると判断された場合に、前記受信装置に前記エラーを検出させ当該送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信させるためのエラー検出符号を前記パケットに付加し、前記エラー訂正符号またはエラー検出符号が付加されたパケットを前記受信装置へ送信するものである。
本発明の他の観点に係るパケット受信方法は、受信装置がネットワークを介して送信装置からパケットを受信する方法であって、前記送信装置から、前記受信中に前記パケットに発生し得るエラーを訂正するためのエラー訂正符号または前記エラーを検出して前記送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信するためのエラー検出符号が付加された前記パケットを受信し、前記受信されたパケットの前記送信装置における送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断し、前記マルチキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー訂正符号に基づき前記エラーを訂正し、前記ユニキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー検出符号に基づき前記エラーを検出するとともに、前記再送要求信号を生成するものである。
本発明の他の観点に係るプログラムは、ネットワークを介して少なくとも1つの受信装置へパケットを送信可能な送信装置に、前記送信すべきパケットの送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断するステップと、前記マルチキャストであると判断された場合に、前記送信中に前記パケットに発生し得るエラーを前記受信装置に訂正させるためのエラー訂正符号を前記パケットに付加し、前記ユニキャストであると判断された場合に、前記受信装置に前記エラーを検出させ当該送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信させるためのエラー検出符号を前記パケットに付加するステップと、前記エラー訂正符号またはエラー検出符号が付加されたパケットを前記受信装置へ送信するステップとを実行させるためのものである。
本発明のまた別の観点に係るプログラムは、ネットワークを介して送信装置からパケットを受信可能な受信装置に、前記送信装置から、前記受信中に前記パケットに発生し得るエラーを訂正するためのエラー訂正符号または前記エラーを検出して前記送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信するためのエラー検出符号が付加された前記パケットを受信するステップと、前記受信されたパケットの前記送信装置における送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断するステップと、前記マルチキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー訂正符号に基づき前記エラーを訂正するステップと、前記ユニキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー検出符号に基づき前記エラーを検出するとともに、前記再送要求信号を生成するステップとを実行させるためのものである。
以上のように、本発明によれば、伝送路の特性、伝送方式及び伝送データの特性に応じて、パケットに発生したエラーを効率良く確実に訂正しながら効率良くパケット送信を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る送信装置及び受信装置を含むパケット送受信システムの構成を示した図である。
同図に示すように、このパケット送受信システムにおいては、例えば1台のサーバ1と、4台のクライアント2乃至5とがネットワークを介して接続されており、例えば家庭内LANを構築している。サーバ1と、クライアント2及び3とは例えばEthernet(登録商標)等の有線伝送路6に接続される。またクライアント4及び5は有線伝送路7に接続され、サーバ1とは無線LAN等により無線通信を行うことが可能である。サーバ1及びクライアント2乃至5は、具体的にはPCやテレビジョン等の電子機器である。
本実施形態においては、サーバ1を送信装置、各クライアント2乃至5を受信装置として、サーバ1が各クライアント2乃至5からの要求に応じて映像コンテンツをストリーミング配信したり、その他のデータファイル等を双方で送受信したりする場合を想定して説明する。なお、ネットワーク内に存在するサーバとクライアントの数はそれぞれ1台と4台に限られるものではなく、複数のサーバと複数のクライアントが有線、無線、電灯線等の様々なネットワークを介して接続されていても勿論構わない。
図2は、上記サーバ1及びクライアント4の各構成を示した図である。
同図に示すように、サーバ1は、CPU11、メモリ12、操作入力部13、デコーダ14、表示部15、HDD(Hard Disk Drive)16及びネットワークインタフェース部17を有し、それらは内部バス18で接続されている。
CPU11は、必要に応じてメモリ12等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながらサーバ1の各ブロック全体を統括的に制御する。メモリ12は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OSやプログラム、クライアント2乃至5へ送信すべき映像コンテンツ等の処理データを一時的に保持する。
操作入力部13は、ボタン、スイッチ、キー、操作確認用の表示器や、リモートコントローラ(図示せず)から送信される赤外線信号の受光部等で構成され、ユーザの操作による各種指令を入力してCPU11へ出力する。HDD16は、映像コンテンツ、各種プログラムやその他のデータ等を内蔵のハードディスクに記憶し、また再生時等にそれらを当該ハードディスクから読み出す。デコーダ14は、HDD16から読み出された映像コンテンツにデコード処理を施して表示部15へ出力する。
なお、本実施形態において、HDD16に記憶されている映像コンテンツは、例えばPro-MPEGフォーラム等が策定したMXF(Material eXchange Format)等のMPEG(Moving Picture Experts Group)フォーマットで作成されている。この映像コンテンツには、例えばPro-MPEG COP #3(Code of Practice Release 3)等のアルゴリズムを用いて、サーバ1または映像コンテンツの作成元である他の装置によりFECに基づくエラー訂正符号が付加されている。マルチキャスト伝送時に映像コンテンツのパケットにエラーが発生した場合には、受信側の装置(クライアント2乃至5)は、このエラー訂正符号を用いて再送を伴わずにエラーを訂正することが可能となっている。本実施形態においては、このエラー訂正符号を「第1のFEC」と呼ぶ。
ネットワークインタフェース部17は、例えばNICとして構成され、マルチキャスト判定部171、エラー検出符号付加部172、エラー訂正符号付加部173及び送信部174を有する。なお、このネットワークインタフェース部17は、クライアント4及び5との無線通信用のインタフェースである。図示しないが、サーバ1は、クライアント2及び3との有線送信用のネットワークインタフェース部も有しており、その構成は、送信部がEthernet(登録商標)等の有線送信用となる以外はネットワークインタフェース部17と同様である。
マルチキャスト判定部171は、クライアント4及び5へ送信すべきパケットが、マルチキャストとユニキャストの何れの伝送方式によるものであるかを判定する。
エラー検出符号付加部172は、マルチキャスト判定部171によりユニキャストであると判定された場合に、送信すべきパケットに対して例えばARQによるエラー検出及び再送を可能とするためのエラー検出符号を付加する。
一方、エラー訂正符号付加部173は、マルチキャスト判定部171によりマルチキャストであると判定された場合に、送信すべきパケットに対して、FECによるエラー訂正を可能とするためのエラー訂正符号を付加する。
このエラー訂正符号は、例えばリードソロモン符号等のアルゴリズムを用いて付加されるものであり、上記第1のFECのように映像コンテンツに特化されたものではなく、サーバ1と各クライアント4及び5との間の伝送路上において伝送されるあらゆる種類のデータのエラー訂正に対して有効なものである。本実施形態においては、ネットワークインタフェース部17により付加されるこのエラー訂正符号を、上記第1のFECと区別するために「第2のFEC」と呼ぶ。この第2のFECは、クライアント4及び5側において所定周期でエラー訂正が行われるように設定されている。
送信部174は、上記エラー検出符号または第2のFECが付加されたパケットに対して変調処理等を施し、クライアント4及び5へ無線送信する。この変調処理の詳細については後述する。
クライアント4も、その基本的な構成はサーバ1と同様であるが、ネットワークインタフェース部47の構成が異なる。よってここでは、CPU41、メモリ42、操作入力部43、デコーダ44、表示部45及びHDD46の説明は省略し、ネットワークインタフェース部47についてのみ説明する。
ネットワークインタフェース部47は、受信部471、マルチキャスト判定部472、エラー検出部473及びエラー訂正部474を有する。
受信部471は、上記サーバ1の送信部174から無線によりパケットを受信し、復調処理を施す。マルチキャスト判定部472は、受信部により復調されたパケットの伝送方式がユニキャストとマルチキャストの何れであるかを判定する。
エラー検出部473は、マルチキャスト判定部472によりユニキャストであると判定された場合に、サーバ1側でパケットに付加されたエラー検出符号を用いて、当該パケットにエラーが発生しているか否かを確認し、エラーが検出された場合には、当該パケットを破棄し、サーバ1に対してそのパケットの再送を要求するための再送要求信号を送信する。
エラー訂正部474は、マルチキャスト判定部472によりマルチキャストであると判定された場合に、サーバ1側でパケットに付加された第2のFECにより、パケットに発生したエラーを所定の周期で訂正する。エラー訂正後のパケットのデータはHDD46に記憶されたり、映像コンテンツの場合にはデコーダ44によりデコードされて表示部45に表示されたりする。
なお、受信されたパケットが上記MXF等の映像コンテンツである場合には、当該映像コンテンツに対して第2のFECとは別に付加された第1のFECに基づくエラー訂正処理が上記デコーダ14において行われる。
クライアント5の構成もクライアント4の構成と同様である。また、クライアント2及び3の構成も、ネットワークインタフェース部が有線通信用となる以外は同様である。
また、図示しないが、サーバ1のネットワークインタフェース部17は、送信部174のみならず受信部も有しているものとし、クライアント4のネットワークインタフェース部47も受信部471のみならず送信部も有しているものとする。
次に、本実施形態においてサーバ1から送信されるパケットのデータ構造について説明する。図3は、上記ネットワークインタフェース部17の送信部174からクライアント4及び5へ送信されるパケットのデータ構造を示した図である。
同図に示すように、無線伝送用のパケットは、ヘッダ21とデータ22とで構成される。ヘッダ21は、Length(パケット長)31、Address(宛先IPアドレス)32、Rate(無線伝送速度/変調方式情報)33、制御情報M34及び制御情報F35とで構成される。
制御情報M34は、そのパケットがマルチキャストとユニキャストの何れで送信されるかを示すフラグであり、制御情報F35は、上記第2のFECが付加されているか否かを示すフラグである。第2のFECは、データ22に付加される。
ネットワークインタフェース部17の送信部174は、このヘッダ21とデータ22のうち、パケット伝送中のエラーに直接影響を受けるヘッダ21については、エラー発生率の低いBPSK方式を常に用いて変調する。一方、残りのデータ22については、BPSKよりエラー発生率は高いものの伝送効率の高いQAM方式により変調する。このQAMは、送信環境の変化に応じて例えば16QAM〜256QAMまで可変され、これに応じて上記Rate33も可変する。これにより、データ22にエラーが発生した場合でも、パケット長や宛先アドレス等の重要情報は確実に伝送されるため、クライアント側ではデータ22について第2のFECにより確実に訂正を行うことができる。QAM(伝送速度)の可変処理の詳細については後述する。
なお、クライアント2及び3へ送信される有線伝送用のパケットの基本的な構造も、無線伝送用のパケットと同様であるが、例えば上記Rate33に対応する情報は有線伝送用の伝送速度情報及び変調方式情報を示すこととなる。
本実施形態において、サーバ1のネットワークインタフェース部17は、各クライアント2乃至5との間の各伝送路上で発生したエラー情報を記録し、そのエラー発生周期(エラー発生頻度)に応じて伝送速度/変調方式及び第2のFECの付加方法を決定することが可能となっている。以下、この決定方法について説明する。
上記エラー情報の記録は、サーバ1と各クライアント2乃至5との間のユニキャスト伝送時に行われる。図4は、ユニキャスト伝送時におけるサーバ1と各クライアント2乃至5との間のデータの流れを示したシーケンス図である。
同図に示すように、サーバ1から例えばクライアント4のみを指定して、映像コンテンツ以外の転送ファイル等のユニキャストデータが送信され(ステップ51)、クライアント4は、このユニキャストデータを正しく受信した場合にはACK(応答信号)を返信する(ステップ52)。一方、送信されたユニキャストデータにエラーが発生しクライアント4に正しく受信されなかった場合には、サーバ1にACKは返信されない。サーバ1は、ユニキャストデータを送信する度に、このACKの返信の有無により、エラーが発生したか否かを判断し、記録する(ステップ53、54)。
図5は、このエラー情報の記録の様子を示した図である。同図に示すように、サーバ1は、ユニキャストデータを送信する毎に、その送信時間と、エラーが発生したか否か(OK/ERR)とをエラー情報として時間を追って記録する。このエラー情報の記録場所は、例えば上記メモリ12やHDD16であってもよいし、ネットワークインタフェース部17が別途有するメモリ(図示せず)であってもよい。また、ユニキャスト伝送時に常にエラー情報を記録するのではなく、例えばサーバ1の電源が投入されてからの所定期間や、各クライアントと最初にユニキャストによりパケットを送受信してから所定期間等、エラー情報を記録するための期間を設定するようにしても構わない。
図4を再び参照し、サーバ1に対して、クライアント4を含む複数のクライアントから映像コンテンツのストリーミング配信要求が送信された場合(ステップ55)には、サーバ1は、例えばマルチキャストIPアドレスやそれに対応する各クライアントのMACアドレス等、クライアント側で映像コンテンツを受信するために必要なコンテンツ配信制御情報を送信する(ステップ56)。ここまではサーバ1と各クライアントとのユニキャスト伝送であるが、これに引き続いて送信されるコンテンツデータは、各クライアントで同時に受信可能なようにマルチキャストで伝送される(ステップ57)。
サーバ1は、このマルチキャスト伝送に先立ち、上記ステップ51〜54のユニキャスト伝送時に記録したエラー情報を利用してその伝送方法を決定する。図6は、この伝送方法の決定処理を示したフローチャートである。
同図に示すように、まず、サーバ1のネットワークインタフェース部17は、上述した手法でユニキャスト伝送時のエラー情報を記録する(ステップ61)。そして、上記マルチキャスト判定部171により、クライアント4及び5にマルチキャストにより送信すべきパケットが存在すると判断された場合には、記録したエラー情報を基に、その記録期間内にエラーが発生したか否かを判断する(ステップ62)。
エラーが発生したと判断された場合には、ネットワークインタフェース部17は、そのエラーの発生周期と、マルチキャスト伝送時に付加されるべき第2のFECに設定されているエラー訂正周期とを比較する(ステップ63)。
この比較により、エラー発生周期よりもエラー訂正周期が短いと判断された場合(Yes)、すなわち、エラー発生頻度がエラー訂正頻度よりも低い場合には、エラーが発生してもその頻度が第2のFECにより訂正可能な範囲内に収まっているため、伝送速度/変調方式は現状維持して、マルチキャストで送信すべきパケットに第2のFECを付加することを決定する(ステップ64)。
一方、上記比較により、エラー発生周期よりもエラー訂正周期が長いと判断された場合(No)、すなわち、エラー発生頻度がエラー訂正頻度よりも高い場合には、現状のままでは第2のFECによってもエラーが訂正しきれない可能性があるため、変調方式を変更して無線伝送速度を低下させる(ステップ69)。この速度低下は、例えばパケットのうちデータ22の変調方式を例えば128QAMから64QAMとするように、QAMの振幅及び位相の各状態数を1段階下げることで行われる。
また、上記ステップ62において、パケット情報の記録期間内にエラーが発生していないと判断された場合(No)には、ネットワークインタフェース部17は、現状の伝送速度が最大であるか否かを判断する(ステップ65)。本実施形態においては、上述したようにデータ22の変調方式を16QAM〜256QAMまで可変できることから、伝送速度が最大であるか否かの判断は、現状のデータ22の変調方式が256QAMであるか否かにより行われる。
伝送速度が最大でないと判断された場合(No)には、ネットワークインタフェース部17は、データ22の変調方式を例えば128QAMから256QAMとするように、QAMの振幅及び位相の各状態数を1段階上げることにより、無線伝送速度を上昇させる(ステップ67)。
一方、伝送速度が最大であると判断された場合(Yes)には、伝送路上で今後エラーが発生する可能性が極めて低く、仮に発生しても第1のFECのみで訂正可能であると考えられる。したがって、この場合ネットワークインタフェース部17は、マルチキャストで送信すべきパケットに第2のFECを付加しないことを決定する(ステップ66)。
ネットワークインタフェース部17は、以上の動作を、マルチキャストにより送信すべきパケットが発生する毎に繰り返す。以上の動作により、エラーの発生頻度に応じて伝送速度及び第2のFECの有無を変更して、最適な伝送方法を決定することができる。
なお、ネットワークインタフェース部17は、ユニキャスト伝送時には、上述したように常にデータ22にエラー検出符号を付加してパケットを送信し、再送処理によるエラー訂正を可能としている。
また、図示しないが、サーバ1の有線通信用のネットワークインタフェース部も、無線通信用のネットワークインタフェース部17と同様に、クライアント2または3との有線によるユニキャスト伝送時においてエラー情報を記録し、エラー発生頻度に応じて伝送速度及び第2のFECの有無を決定する。
次に、以上のように伝送方法を決定されたパケットをサーバ1が送信する際の動作を説明する。図7は当該動作の流れを示したフローチャートである。
同図に示すように、まず、ネットワークインタフェース部17は、各クライアントからのコンテンツ配信要求に基づいてCPU11等により生成された送信パケットを取得し(ステップ71)、マルチキャスト判定部171において当該パケットがマルチキャストとユニキャストの何れの伝送方式で送信されるものであるかを判定する(ステップ72)。
送信パケットがマルチキャスト用であると判定された場合には(ステップ73のYes)、ネットワークインタフェース部17は、エラー訂正符号付加部173により、当該パケットのデータ22にエラー訂正符号として第2のFECを付加する(ステップ74)。また、この時、パケットのヘッダ21には上記図6に示した手法で決定されたRate(伝送速度/変調方式情報)33、マルチキャストで送信されることを示す制御情報M34、及び第2のFECが付加されたことを示す制御情報F35がそれぞれ付加される。また、上述したように、送信パケット生成時にエラーが発生しておらず伝送速度が最大の場合には、第2のFECは付加されない。これにより無駄な処理を省いてネットワークインタフェース部17の負荷を抑えることが可能となる。
そして、送信部174は、上述したようにこの第2のFECが付加されたパケットのうちヘッダ21をBPSKにより変調し、データ22を上記図6に示した手法で決定された段階のQAMにより変調して、マルチキャストグループに属する各クライアント4及び5へ送信する(ステップ75)。
一方、送信パケットがユニキャスト送信用であると判定された場合(ステップ73のNo)には、ネットワークインタフェース部17は、エラー検出符号付加部172により、当該パケットのデータ22にARQに基づくエラー検出符号を付加する(ステップ76)。また、この時、パケットのヘッダ21にはユニキャストで送信されることを示す制御情報M34、及び第2のFECが付加されていないことを示す制御情報F35がそれぞれ付加される。
続いて、送信部174は、当該エラー検出符号を付加されたパケットを変調し、各クライアント4または5へ送信する(ステップ77)。そして、当該パケットの送信中にエラーが発生し、何れかのクライアントから当該パケットの再送要求信号を受信した場合には(ステップ78)、ネットワークインタフェース部17は、送信部174により当該パケットを再送要求元のクライアントへ再送する(ステップ79)。
ネットワークインタフェース部17は、以上の動作を送信すべきパケットが生成される度に繰り返す。なお、有線伝送用のネットワークインタフェース部についても以上と同様の動作が行われ、マルチキャストの場合には第2のFECが付加されたパケットがクライアント2及び3へ送信され、ユニキャストの場合にはエラー検出符号が付加されたパケットがクライアント2または3の何れかへ送信される。
次に、以上のようにサーバ1から送信されたパケットを各クライアントが受信する際の動作を説明する。図8は当該動作の流れを示したフローチャートである。同図においては、クライアント4の動作を例に説明するが、クライアント5の動作及び有線伝送路6上クライアント2及び3の動作についても同様である。
同図に示すように、クライアント4のネットワークインタフェース部47は、サーバ1から送信されたパケットを受信部471により受信すると(ステップ81)、当該受信パケットがマルチキャストとユニキャストの何れの伝送方式で送信されたものであるかを判定する(ステップ82)。この判定は、パケットのヘッダ21に付加された上記制御情報M34を参照することで行われる。
受信パケットがマルチキャストにより送信されたと判断された場合には(ステップ83のYes)、ネットワークインタフェース部47は、エラー訂正部474により上記第2のFECを用いてエラー訂正処理を行う(ステップ84)。なお、この受信パケットが映像コンテンツのパケットである場合には、上述のように、上記第1のFECによるエラー訂正処理は、デコーダ44により行われる。
受信パケットがユニキャストにより送信されたと判断された場合には(ステップ83のNo)、ネットワークインタフェース部47は、エラー検出部473によりARQに基づくエラー検出処理を行い(ステップ85)、エラーが検出された場合には(ステップ86のYes)、当該パケットの再送要求信号を生成してサーバ1へ送信する(ステップ87)。サーバ1から再送されてきたパケットは受信部471により受信される(ステップ88)。
以上説明したサーバ1及びクライアント4の動作により、マルチキャストにおけるエラー訂正符号によるエラー訂正と、ユニキャストにおけるエラー検出符号及び再送によるエラー訂正とを両立させることができるため、同一のネットワークにおける異なる伝送形態に柔軟に対応して、クライアント4側に確実かつ効率的にエラーを訂正させ、効率的なパケット送信を行うことが可能となる。例えばユニキャストにおける比較的容量の小さいファイルの転送処理や、マルチキャストにおける容量の大きい映像コンテンツのストリーム配信処理等を効率よく行うことができる。
また、上記パケットが、当該送信装置や他の装置により既に第1のFECが付加されている映像コンテンツのパケットである場合でも、上述のようにエラー訂正符号付加部173により更に第2のFECを付加することで、第1のFECでは訂正しきれないエラーも確実に訂正させることが可能となる。
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、サーバ1のネットワークインタフェース部17は、ユニキャスト伝送時にエラー情報を記録することで伝送方法を決定していた。しかし、サーバ1の電源投入後すぐにマルチキャスト伝送を行う場合もあり、この場合にはエラー情報を記録することができないこととなる。そのため、ネットワークインタフェース部17は、マルチキャスト伝送に先立って、予めユニキャストにより何れかのクライアントへユニキャストによりテスト用のパケットを送信してエラー情報を記録するようにしても構わない。
また、このエラー情報の記録処理及びそれに基づく伝送方法の決定処理は、サーバ1側でなく各クライアント側で行ってもよい。この場合、決定された伝送方法に関する情報がサーバ1側へ送信され、サーバ1は当該伝送方法に基づきパケットを送信する。
上述の実施形態においては、記録したエラー情報から算出されたエラー発生頻度により伝送速度及び第2のFECの有無を決定していたが、伝送能力を最大に保つために更なる最適化を行うことも可能である。例えば、ネットワークインタフェース部17は、パケットに第2のFECを付加する処理によりネットワークインタフェース部17及びCPU11等にどれ程のオーバーヘッドが掛かり、それがどれ程伝送効率に影響するかという計算や、第2のFECを付加せずに高い伝送速度で送信した場合と、第2FECを付加して低い伝送速度で送信した場合とでどちらが伝送効率が高いかといった計算、及びユニキャスト伝送時において各クライアントがACKを返信する場合としない場合とでどちらが伝送効率が高いかといった計算等を厳密に行うことによって、最適な伝送速度及び第2のFECの有無を決定することも可能である。
上述の実施形態においては、第2のFECは、サーバ1と有線伝送路6上で有線接続されたのクライアント2及び3と、サーバ1と無線接続されたクライアント4及び5の双方に送信されるパケットに付加されていたが、有線伝送路6上では比較的エラー発生率が低いことを考慮して、有線伝送路6上の各クライアントへ送信するパケットには第2のFECを付加しないようにしても構わない。これによりネットワークインタフェース部17の負荷を抑えることができる。
また、上記実施形態においては、パケット送受信システムはサーバ1と各クライアントとが直接パケットを送受信する構成となっていたが、このような構成に限られるものではない。以下、本発明の他のシステム構成について説明する。
図9は、本発明の他の実施形態におけるパケット送受信システムの構成を示した図である。同図において、上記図1と同様の構成となる部分については同一の符号を付し、説明を省略する。同図に示すように、有線伝送路6上には、サーバ1とクライアント2及び3の他、無線伝送用のアクセスポイント8が接続されている。また、有線伝送路7上には、クライアント4及び5の他、アクセスポイント8へアクセスして無線通信を行うことが可能なステーション9が接続されている。
アクセスポイント8は、図1における上記サーバ1が有するネットワークインタフェース部17と同様のネットワークインタフェース部を有し、ステーション9は図1におけるクライアント4が有するネットワークインタフェース部47と同様の構成を有する。
この構成により、クライアント4及び5に対してサーバ1からマルチキャストによる映像コンテンツの配信を行う場合には、その映像コンテンツのパケットを中継するアクセスポイント8がパケットに第2のFECを付加し、ステーション9が当該第2のFECに基づくエラー訂正処理を行い、クライアント4及び5へ転送することが可能となる。またユニキャスト伝送時におけるエラー検出符号の付加や、それに基づくエラー検出処理及び再送要求処理もアクセスポイント8とステーション9との間で行うことができる。
また、有線伝送路6と有線伝送路7とが電灯線で接続される場合には、アクセスポイント8を有線から電灯線への変換用のアダプタとし、ステーション9を電灯線から有線への変換用のアダプタとして本発明を構成することもできる。
また、サーバ1は、ホームサーバとしてではなく、例えばCDN(Contents Distribution NetworkもしくはContents Delivery Network)における配信サーバとして構成することも可能である。またサーバ1及び各クライアントには、PCやテレビジョン以外にも、DVR(Digital Video Recorder)、ゲーム機器、携帯電話機等のあらゆる電子機器を適用することができる。
また、上記サーバ及びクライアント、アクセスポイント及びステーションとして示した各機器が全て同一の構成を有して、何れの機器としての役割も果たせるようになっていてもよい。すなわち、上記サーバ1のネットワークインタフェース部17とクライアント4のネットワークインタフェース部47の両機能を、全ての機器が有し、各機器においてマルチキャスト/ユニキャストの判断に基づくエラー訂正が可能となっていてもよい。
本発明の一実施形態に係る送信装置及び受信装置を含むパケット送受信システムの構成を示した図である。 図1におけるサーバ及びクライアントの各構成を示した図である。 本発明の一実施形態において送信されるパケットのデータ構造を示した図である。 本発明の一実施形態のユニキャスト伝送時におけるサーバと各クライアントとの間のデータの流れを示したシーケンス図である。 本発明の一実施形態におけるエラー情報の記録の様子を示した図である。 本発明の一実施形態において、サーバが記録したエラー情報を利用してパケットの伝送方法を決定する処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態において、サーバがパケットを送信する際の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態において、クライアントがパケットを受信する際の動作の流れを示したフローチャートである。 本発明の他の実施形態におけるパケット送受信システムの構成を示した図である。
符号の説明
1…サーバ
2〜5…クライアント
6、7…有線伝送路
8…アクセスポイント
9…ステーション
11、41…CPU
12、42…メモリ
16、46…HDD
17…ネットワークインタフェース部
21…ヘッダ
22…データ
47…ネットワークインタフェース部
171…マルチキャスト判定部
172…エラー検出符号付加部
173…エラー訂正符号付加部
174…送信部
471…受信部
472…マルチキャスト判定部
473…エラー検出部
474…エラー訂正部

Claims (9)

  1. ネットワークを介して少なくとも1つの受信装置へパケットを送信可能な送信装置であって、
    前記送信すべきパケットの送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断する判断手段と、
    前記マルチキャストであると判断された場合に、前記送信中に前記パケットに発生し得るエラーを前記受信装置に訂正させるためのエラー訂正符号を前記パケットに付加し、前記ユニキャストであると判断された場合に、前記受信装置に前記エラーを検出させ当該送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信させるためのエラー検出符号を前記パケットに付加する符号付加手段と、
    前記エラー訂正符号またはエラー検出符号が付加されたパケットを前記受信装置へ送信する送信手段と
    を具備し、
    前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、
    前記送信手段は、前記判断手段によりマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1のエラー発生率を有する第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1のエラー発生率よりも低い第2のエラー発生率を有する第2の変調方式により変調する変調手段を有し、
    当該送信装置は、前記判断手段によりユニキャストであると判断された場合に、前記送信手段により前記受信装置へ送信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録する記録手段を更に具備し、
    前記エラー訂正符号は、前記受信装置において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、
    前記変調手段は、
    前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較する比較手段と、
    前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第1の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるよう制御する送信速度制御手段とを有する
    送信装置。
  2. 請求項に記載の送信装置であって、
    前記送信速度制御手段は、前記エラーが発生していない場合に、前記第の変調方式における前記送信速度を上昇させるよう制御する
    送信装置。
  3. 請求項に記載の送信装置であって、
    前記送信速度制御手段は、前記第の変調方式における前記送信速度を第1の速度まで上昇させるよう制御することが可能であり、
    前記符号付加手段は、前記エラーが発生しておらず、かつ、前記送信速度が前記第1の速度である場合には、前記マルチキャストによる送信時に前記パケットに前記エラー訂正符号を付加しないよう制御する手段を有する
    送信装置。
  4. 請求項に記載の送信装置であって、
    前記送信手段は、前記判断手段により前記マルチキャストであると判断された場合に、当該マルチキャストによるパケットの送信に先立ち、前記記録手段に前記エラー情報を記録させるために、前記ユニキャストにより前記受信装置へテスト用のパケットを送信する手段を有する
    送信装置。
  5. ネットワークを介して送信装置からパケットを受信可能な受信装置であって、
    前記送信装置から、前記受信中に前記パケットに発生し得るエラーを訂正するためのエラー訂正符号または前記エラーを検出して前記送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信するためのエラー検出符号が付加された前記パケットを受信する受信手段と、
    前記受信されたパケットの前記送信装置における送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断する判断手段と、
    前記マルチキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー訂正符号に基づき前記エラーを訂正するエラー訂正手段と、
    前記ユニキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー検出符号に基づき前記エラーを検出するとともに、前記再送要求信号を生成するエラー検出手段と
    を具備し、
    前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、
    前記送信装置は、送信すべきパケットの送信方式が、マルチキャストとユニキャストのうちマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1のエラー発生率を有する第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1のエラー発生率よりも低い第2のエラー発生率を有する第2の変調方式により変調し、
    前記エラー訂正符号は、前記エラー訂正手段において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、
    当該受信装置は、
    前記判断手段によりユニキャストであると判断された場合に、前記送信装置から受信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録する記録手段と、
    前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較する比較手段と、
    前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第1の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるように前記送信装置を制御するための情報を前記送信装置へ送信する手段と
    を更に具備する受信装置。
  6. 送信装置がネットワークを介して少なくとも1つの受信装置へパケットを送信する送信方法であって、
    前記送信すべきパケットの送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断するステップと
    前記マルチキャストであると判断された場合に、前記送信中に前記パケットに発生し得るエラーを前記受信装置に訂正させるためのエラー訂正符号を前記パケットに付加し、前記ユニキャストであると判断された場合に、前記受信装置に前記エラーを検出させ当該送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信させるためのエラー検出符号を前記パケットに付加するステップと
    前記エラー訂正符号またはエラー検出符号が付加されたパケットを前記受信装置へ送信するステップと
    を具備し、
    前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、
    前記送信するステップは、前記判断するステップによりマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1のエラー発生率を有する第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1のエラー発生率よりも低い第2のエラー発生率を有する第2の変調方式により変調するステップを有し、
    当該送信方法は、前記判断するステップによりユニキャストであると判断された場合に、前記送信するステップにより前記受信装置へ送信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録するステップを更に具備し、
    前記エラー訂正符号は、前記受信装置において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、
    前記変調するステップは、
    前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較するステップと、
    前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第1の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるよう制御するステップとを有する
    送信方法。
  7. 受信装置がネットワークを介して送信装置からパケットを受信する受信方法であって、
    前記送信装置から、前記受信中に前記パケットに発生し得るエラーを訂正するためのエラー訂正符号または前記エラーを検出して前記送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信するためのエラー検出符号が付加された前記パケットを受信するステップと
    前記受信されたパケットの前記送信装置における送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断するステップと
    前記マルチキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー訂正符号に基づき前記エラーを訂正するステップと
    前記ユニキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー検出符号に基づき前記エラーを検出するとともに、前記再送要求信号を生成するするステップと
    を具備し、
    前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、
    前記送信装置は、送信すべきパケットの送信方式が、マルチキャストとユニキャストのうちマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1のエラー発生率を有する第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1のエラー発生率よりも低い第2のエラー発生率を有する第2の変調方式により変調し、
    前記エラー訂正符号は、前記エラー訂正手段において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、
    当該受信方法は、
    前記判断するステップによりユニキャストであると判断された場合に、前記送信装置から受信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録するステップと、
    前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較するステップと、
    前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第1の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるように前記送信装置を制御するための情報を前記送信装置へ送信するステップと
    を更に具備する受信方法。
  8. ネットワークを介して少なくとも1つの受信装置へパケットを送信可能な送信装置に、
    前記送信すべきパケットの送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断するステップと、
    前記マルチキャストであると判断された場合に、前記送信中に前記パケットに発生し得るエラーを前記受信装置に訂正させるためのエラー訂正符号を前記パケットに付加し、前記ユニキャストであると判断された場合に、前記受信装置に前記エラーを検出させ当該送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信させるためのエラー検出符号を前記パケットに付加するステップと、
    前記エラー訂正符号またはエラー検出符号が付加されたパケットを前記受信装置へ送信するステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、
    前記送信するステップは、前記判断するステップによりマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1のエラー発生率を有する第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1のエラー発生率よりも低い第2のエラー発生率を有する第2の変調方式により変調するステップを有し、
    当該プログラムは、前記判断するステップによりユニキャストであると判断された場合に、前記送信するステップにより前記受信装置へ送信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録するステップを前記送信装置に更に実行させ、
    前記エラー訂正符号は、前記受信装置において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、
    前記変調するステップは、
    前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較するステップと、
    前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第1の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるよう制御するステップとを有する
    プログラム。
  9. ネットワークを介して送信装置からパケットを受信可能な受信装置に、
    前記送信装置から、前記受信中に前記パケットに発生し得るエラーを訂正するためのエラー訂正符号または前記エラーを検出して前記送信装置へ前記パケットの再送要求信号を送信するためのエラー検出符号が付加された前記パケットを受信するステップと、
    前記受信されたパケットの前記送信装置における送信方式がマルチキャストとユニキャストの何れであるかを判断するステップと、
    前記マルチキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー訂正符号に基づき前記エラーを訂正するステップと、
    前記ユニキャストであると判断された場合であって、前記エラーが発生した場合に、前記エラー検出符号に基づき前記エラーを検出するとともに、前記再送要求信号を生成するステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記パケットは、ヘッダ部分と、前記エラー訂正符号を含むデータ部分とで構成され、
    前記送信装置は、送信すべきパケットの送信方式が、マルチキャストとユニキャストのうちマルチキャストであると判断された場合に、前記パケットのうち前記データ部分を第1のエラー発生率を有する第1の変調方式により変調し、前記ヘッダ部分を前記第1のエラー発生率よりも低い第2のエラー発生率を有する第2の変調方式により変調し、
    前記エラー訂正符号は、前記エラー訂正手段において第1の周期でエラー訂正が行われるように付加されており、
    当該プログラムは、前記受信装置に、
    前記判断するステップによりユニキャストであると判断された場合に、前記送信装置から受信されたパケットにエラーが発生したか否かを示すエラー情報を記録するステップと、
    前記記録されたエラー情報を基に前記エラーが発生した第2の周期を算出し、前記第1の周期と当該第2の周期とを比較するステップと、
    前記第1の周期よりも前記第2の周期が短い場合に、前記第1の変調方式における前記パケットの送信速度を低下させるように前記送信装置を制御するための情報を前記送信装置へ送信するステップと
    を更に実行させるプログラム。
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