JP5003079B2 - 温度制御圧電発振器 - Google Patents
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温度制御水晶発振器は、水晶発振器の発振周波数の安定性を更に高めるため、周囲温度の影響を受けない方策として恒温槽を使用するものである。例えば、水晶振動子と発振回路を構成する電気部品とを金属ブロックから成る恒温槽に収容し、加熱用のヒータを用いて恒温槽を、例えば70℃程度に加熱して一定に保つことにより、周囲の温度変動による周波数変動を抑圧したものである。
このような温度制御水晶発振器の従来例としては、特許文献1等がある。
このような温度制御SAW発振器の従来例としては、特許文献2等がある。特許文献2の温度制御SAW発振器は、SAWデバイスのベース基板として(Si+Zn)を使用しており、発振回路や制御回路などをIC化して温度制御SAW発振器を小型化し、温度制御用のヒータの消費電力を低減するようにしている。
一方、特許文献2のSAWデバイスを用いた温度制御SAW発振器は、SAWデバイスの基板として、(Si+Zn)を使用しており、SAWデバイス自体の温度特性が悪く、SAW発振器を温度制御する際に大きな困難を伴う。
本発明に係る温度制御圧電発振器は、ベース基板の一方面に所定の電極と、前記ベース基板の他方面に形成した2つの発熱用電極と、該発熱用電極間に形成される発熱体と、を備え、前記発熱用電極に電圧を印加することにより前記ベース基板を所望温度に加熱可能に構成した圧電デバイスと、
内部に凹所を有するパッケージと、該パッケージの内部底面に形成した素子搭載パッドと、温度センサ、温度制御回路、及び、発振回路を内蔵したICチップと、を備え、前記圧電デバイスの前記ベース基板の一方面に設けたバンプを用いて前記素子搭載パッドに接続固定すると共に、前記ICチップを前記ベース基板の他方面上に接着固定し、さらに前記ベース基板の他方面に設けた電極と前記ICチップに設けた電極とを接続したことを特徴としている。
これによれば、圧電デバイスの他方面に発熱体を直接形成したのでベース基板を加熱して圧電デバイスの温度特性を安定化する際の電源投入後の立ち上がり時間が短縮すると共に、温度制御が容易で圧電デバイスを用いた発振器の小型化が可能となる。また、温度制御圧電発振器の構成要素は、圧電デバイスとICチップの2つとなり、また、圧電デバイスのベース基板を直接加熱して温度制御を行うことから、温度制御圧電発振器の小型化が図れると共に、消費電力の低減化が可能となる。更に、圧電デバイスの上面にICチップを搭載したことから、ICチップに内蔵している温度センサと圧電デバイスに形成した発熱体とが近接した構造となり、圧電Wデバイスが加熱されている温度と、温度センサが検出している温度との温度差が低減され、更に、高精度な温度制御が可能となり、発振周波数の安定度が改善される。また、温度制御圧電発振器の更なる小型化が可能となる。
また、本発明に係る圧電デバイスは、ベース基板の一方面にすだれ状電極と、すだれ状電極の両側に反射器を備えたSAW共振子を形成したことを特徴としている。これによれば、圧電デバイスとしてSAW共振子を用いたことから、発振器を構成する際に、例えば100MHz以上の高周波においても安定した発振特性を得ることが出来る。
また、本発明に係る圧電デバイスは、他方面に形成した発熱体が、発熱塗料またはニクロムを用いた金属膜であることを特徴としている。
これによれば、圧電デバイスに一体化形成する発熱体として、発熱塗料やニクロムを用いた金属膜を使用したので、圧電デバイスの厚みを増やさずに、経年変化の少ない発熱体を提供することが可能である。
また、本発明に係る温度制御圧電発振器は、外部回路と電気的に接続すると共に固定するためのバンプを設けた2つの電極をベース基板の一方面に形成し、外部回路とワイヤーボンディングにより接続するための2つの電極をベース基板の他方面に形成したことを特徴としている。
これによれば、圧電デバイスのパッケージへの搭載方法として、導電性接着剤を用いた接着固定方法や、バンプを用いた接続固定方法や、ワイヤーボンディングによる接続方法を採用したので、容易に圧電デバイスをパッケージに搭載できると共に、圧電デバイスを発振器に用いた際に小型化が可能である。
これによれば、温度制御圧電発振器の構成要素は、圧電デバイスとICチップの2つとなり、また圧電デバイスのベース基板を直接加熱して温度制御を行うことから、温度制御圧電発振器の小型化が図れると共に、消費電力の低減化が可能となる。
これによれば、温度制御圧電発振器の構成要素は、圧電デバイスとICチップの2つとなり、また、圧電デバイスのベース基板を直接加熱して温度制御を行うことから、温度制御圧電発振器の小型化が図れると共に、消費電力の低減化が可能となる。更に、圧電デバイスの上面にICチップを搭載したことから、ICチップに内蔵している温度センサと圧電デバイスに形成した発熱体とが近接した構造となり、圧電Wデバイスが加熱されている温度と、温度センサが検出している温度との温度差が低減され、更に、高精度な温度制御が可能となり、発振周波数の安定度が改善される。また、温度制御圧電発振器の更なる小型化が可能となる。
これによれば、温度制御圧電発振器の構成要素は、圧電デバイスとICチップの2つとなり、また圧電デバイスのベース基板を直接加熱して温度制御を行うことから温度制御圧電発振器の小型化が図れると共に、消費電力の低減化が可能となる。
これによれば、圧電デバイスの製造工程としては、従来の製造工程を大きく変更することなしに容易に圧電デバイスを製造することが可能であり、製造設備に係る初期投資が低減して圧電デバイスを使用した発振器のコスト低減に貢献する。また、圧電デバイスの両面に形成する金属膜を、例えば、アルミなどとして統一すれば、第1の製造工程と第2の製造工程について、工程の共通化が可能となる。
図1は、本発明に係る温度制御圧電発振器の第1の実施形態を示す構造図であり、図1(a)は温度制御圧電発振器の蓋を外した状態の上面図を示し、図1(b)はその縦断面図を示す。この図1に示す温度制御圧電発振器においては発振回路に用いる圧電デバイスとしてSAWデバイスを用い、更にSAWデバイスは水晶基板をベース基板としている。またSAWデバイスの第1の表面(一方面)上にはSAW共振子を形成し、SAWデバイスの第2の表面(他方面)上には発熱体を一体化形成し、発熱体を用いてSAW共振子を所定の温度に加熱可能とした。
即ち、第1の実施形態の温度制御圧電発振器1は、内部に凹所2を形成しているパッケージ3の内部底面に、発熱体を一体化形成した第2の表面が、パッケージ3の内部底面に対向するようSAWデバイス4を搭載すると共に、温度センサ、温度制御回路、及び、発振回路を内蔵したICチップ5を、SAWデバイス4に並べて搭載し、所定のワイヤーボンディングを行った後、蓋6により気密封止した構造である。
そして、本実施形態の温度制御圧電発振器1では、ICチップ5に内蔵した温度制御回路によりSAWデバイス4を所定の温度に加熱するようにした。これにより、簡単な構造で、小型化に優れた温度制御電圧発振器1の実現が可能となった。
図2は、本発明に係るSAWデバイスの第1の実施形態を示す構造図であり、図2(a)はSAWデバイスの第1の表面(一方面)の構造を示した図、図2(b)はSAWデバイスの第2の表面(他方面)の構造を示した図、図2(c)はSAWデバイスの短辺方向の側面図である。
SAWデバイス4は、水晶基板をベース基板13とし、SAWデバイス4の第1の表面上の中央にIDT14を載置し、その両側に反射器15を配置したSAW共振子16が形成されている。またIDT14に接続して、ICチップ5に内蔵した発振回路に接続するための2つのワイヤーボンディング用の電極9が設けられている。
また、発熱用電極17の一部を含む発熱用電極17間には、例えば発熱塗料などのような発熱体18が塗布されており、2つの発熱用電極17間に印加される電圧により所定の温度で発熱する構造となっている。発熱塗料としては、経年変化による劣化の少ないものが望ましく、例えばエポキシ樹脂等のバインダー中に炭素系物質である黒鉛粉末および金属粉末を混入した導電性発熱塗料を適用できる。
ICチップ5には、発振回路が内蔵されており、SAWデバイス4に設けたSAW共振子16を含めて発振ループを構成して所定の周波数で発振する。一方、SAWデバイス4には、発熱体18が形成されており、ICチップ5に内蔵した温度制御回路により発熱温度が制御される。また、ICチップ5には温度センサが設けられており、セラミックパッケージ3の内部温度を検出し、温度制御回路が出力する電圧を可変することにより、発熱体18に流れる電流を制御し、SAW共振子16を所定の温度に保つよう加熱する。
また、発振周波数の変動に大きく影響するSAW共振子16を発熱体18により直接加熱するので、電源投入後の温度制御圧電発振器1の立ち上がり時間すなわち温度制御圧電発振器1の発振周波数が安定するまでの時間も短縮される。
図3は、本発明に係る温度制御圧電発振器の第2の実施形態を示す構造図であり、図3(a)は温度制御圧電発振器の蓋を外した状態の上面図を示し、図3(b)はその縦断面図を示す。第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に、発振回路に用いる圧電デバイスとしてはSAWデバイスを用い、更にSAWデバイスは水晶基板をベース基板としている。また、SAW共振子の第2の表面上に発熱体を一体化して形成してSAW共振子を所定の温度に加熱可能とした。また第2の実施形態においては、SAWデバイスの図面に向かって上部にICチップを搭載したことが特徴である。
そして、本実施形態の温度制御圧電発振器19では、SAWデバイス22の図に向かって上面にICチップ23を搭載して、ICチップ23に内蔵した温度制御回路によりSAWデバイス22を所定の温度に加熱するようにした。これにより、発振器が簡単な構造となり、第1の実施形態より更に小型化された温度制御電圧発振器19の実現が可能である。
図4は、本発明に係るSAWデバイスの第2の実施形態を示す構造図であり、図4(a)はSAWデバイスの第1の表面の構造を示した図、図4(b)はSAWデバイスの第2の表面の構造を示した図、図4(c)はSAWデバイスの短辺方向の側面図である。
SAWデバイス22は、水晶基板をベース基板28とし、SAWデバイス22の第1の表面上の中央にIDT29を載置し、その両側に反射器30を配置したSAW共振子31が形成されている。
SAW共振子31は、第1の実施形態において説明したSAW共振子15と同様に、IDT29により励振されたSAWを両反射器30間に閉じこめることにより高いQを持つ共振子を実現したものである。
第2の実施形態においては、SAW共振子31が形成された第1の表面が、パッケージ21の内部底面に形成された素子搭載パッド27にバンプ25を用いて固定される。
また第2の実施形態においても、SAW共振子31はベース基板28として水晶基板を用いたことからベース基板28として(Si+Zn)を用いた場合と比べ、優れた温度特性を有すると共に、発振器の発振ループにSAW共振子を用いると、100MHzを超える高い周波数に対応可能となる。
また、発熱用電極33の一部を含む2つの発熱用電極33間には、例えば発熱塗料などのような発熱体34が塗布されており、2つの発熱用電極33間に印加される電圧により所定の温度で発熱する構造となっている。
発熱塗料としては、第1の実施形態と同様に、経年変化による劣化の少ないものが必要である。SAW共振子31は、水晶基板の第1の表面上を伝搬するSAWにより所望の機能を得る素子であり、SAWデバイス22の第2の表面上に発熱体34を一体化形成してもSAW共振子31の機能に影響を与えることはない。なお、図4においては、2つの発熱用電極33をSAWデバイスの第2の表面上の短辺に沿って設けたが、2つの発熱用電極をSAWデバイスの第2の表面上の長辺に沿って設け、発熱用電極の一部を含む2つの発熱用電極間に発熱体を一体化形成する構造にしても良い。
従って、ICチップ23に内蔵している温度センサとSAWデバイス22に一体化形成した発熱体34とが近接した構造となり、SAWデバイス22が加熱されている温度と、温度センサが検出している温度との温度差が低減され、更に、高精度な温度制御が可能となり、発振周波数の安定度が改善される。
図5は、本発明に係るSAWデバイスの第3の実施形態を示す構造図であり、図5(a)はSAWデバイスの第1の表面の構造を示した図、図5(b)はSAWデバイスの第2の表面の構造を示した図である。
第3の実施形態はSAWデバイスの第1の実施形態の第2の表面の構造を変形したものであって、SAWデバイス35は、2つの発熱用電極36間に発熱体37として、例えばニクロムのような電熱線パターンを一体化形成したものである。発熱体は電流を流すことにより発熱するもので、SAWデバイスなどの圧電デバイスの裏面に形成しても、SAWデバイス全体として厚くならず、マウント工程に支障が生じない発熱体が好ましい。
図6は本発明に係るSAWデバイスの第1の製造工程を示すフローチャートである。また図7は本発明に係るSAWデバイスの第2の製造工程と第3の製造工程を示すフローチャートである。なお、図6乃至図8に示すフローチャートは、前述したSAWデバイスの第1の実施形態について説明したものである。製造工程は、大きく三つの工程により構成され、第1の製造工程は水晶基板の第2の表面上に発熱体を形成する製造工程、第2の製造工程は水晶基板の第1の表面上にSAW共振子を形成する製造工程、第3の製造工程は、第1の製造工程と第2の製造工程において水晶基板母材に複数形成したSAWデバイスを、個片のSAWデバイスに切断する製造工程である。なお、第1の製造工程と第2の製造工程において特に説明していないが第1の製造工程と第2の製造工程において使用する水晶基板はSAWデバイスを複数個形成するための水晶基板母材である。
次に、水晶基板の第2の表面上に所定の厚みで、例えばアルミ膜などを蒸着することにより金属膜を形成する(ステップA2)。
更に、金属膜の表面上の全域にレジストを塗布した後(ステップA3)、所望の発熱用電極を形成するためのフォトマスクを設置し、露光装置によりレジスト膜を露光する(ステップA4)。
次に、エッチング液を用いてエッチングを行い、レジスト膜が形成されていない金属膜の領域を削除する(ステップA6)。更に、レジスト剥離液を用いてレジスト膜を剥離すると、2つの発熱用電極を形成する金属膜のみが残存し、水晶基板の第2の表面上に2つの発熱用電極が完成する(ステップA7)。
最後に、発熱用電極の一部を含む発熱用電極間に、発熱塗料を塗布し(ステップA8)、第1の製造工程は終了する。
更に、金属膜の表面上の全域にレジストを塗布した後(ステップB2)、SAW共振子を構成するIDTや反射器を形成するためのフォトマスクを設置し、露光装置によりレジスト膜を露光する(ステップB3)。
次に、現像のステップに進み、フォトマスクにより光が遮断された領域のレジストを洗い流す(ステップB4)。
次に、エッチング液を用いてエッチングを行い、レジスト膜が形成されていない金属膜の領域を削除する(ステップB5)。
更に、レジスト剥離液を用いてレジスト膜を剥離すると、所望のIDTや反射器を形成する金属膜のみが残存し、水晶基板の第1の表面上にSAW共振子が完成する(ステップB6)。最後に、完成したSAW共振子について、エッチング液に浸すことにより金属膜の厚みを薄く削ることにより周波数調整を行い(ステップB7)、第2の製造工程は終了する。
図8は本発明に係るSAWデバイスの第1の製造工程を示す構造図である。また図9は、本発明に係るSAWデバイスの第2の製造工程と第3の製造工程を示す構造図である。
第1の製造工程について、図8に示した構造図を用いて説明する。先ず、A1は水晶基板38の両面を硫酸などのエッチング液を用いて僅かにエッチングすることにより、水晶基板38を洗浄した状態である。A2は水晶基板38の第2の表面上に所定の厚みで、例えばアルミ膜などを蒸着することにより金属膜39を形成した状態である。A5は金属膜39の表面上の全域にレジストを塗布した後、発熱用電極を形成するためのフォトマスクを設置して、露光装置によりレジスト膜40を露光し、フォトマスクにより光が遮断された領域のレジストを洗い流した状態である。A6はエッチング液を用いてエッチングを行い、レジスト膜40が形成されていない金属膜の領域を削除した状態を示し、所望の発熱用電極を構成する金属膜39の上を、レジスト膜40が覆った状態である。A7はレジスト剥離液を用いてレジスト膜40を剥離し、2つの発熱用電極を形成する金属膜39のみを残存させ、水晶基板の第2の表面上に2つの発熱用電極41を完成させた状態である。A8は発熱用電極41の一部を含む発熱電極間に、発熱塗料42を塗布した状態を示す。
C1は第1の製造工程と第2の製造工程により水晶基板母材に完成した複数のSAWデバイスを、個片のSAWデバイスに切断する製造工程であり、図9に示した点線の位置においてダイシングなどの手段により切断する。
Claims (6)
- ベース基板の一方面に所定の電極と、前記ベース基板の他方面に形成した2つの発熱用電極と、該発熱用電極間に形成される発熱体と、を備え、前記発熱用電極に電圧を印加することにより前記ベース基板を所望温度に加熱可能に構成した圧電デバイスと、
内部に凹所を有するパッケージと、該パッケージの内部底面に形成した素子搭載パッドと、温度センサ、温度制御回路、及び、発振回路を内蔵したICチップと、を備え、前記圧電デバイスの前記ベース基板の一方面に設けたバンプを用いて前記素子搭載パッドに接続固定すると共に、前記ICチップを前記ベース基板の他方面上に接着固定し、さらに前記ベース基板の他方面に設けた電極と前記ICチップに設けた電極とを接続したことを特徴とする温度制御圧電発振器。 - 前記ベース基板として水晶基板を使用したことを特徴とする請求項1に記載の温度制御圧電発振器。
- 前記ベース基板の一方面に、すだれ状電極と、該すだれ状電極の両側に反射器を備えたSAW共振子を形成したものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度制御圧電発振器。
- 前記ベース基板の他方面に形成した前記発熱体が、発熱塗料またはニクロムを用いた金属膜であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の温度制御圧電発振器。
- 外部回路と電気的に接続すると共に固定するためのバンプを設けた2つの電極を前記ベース基板の一方面に形成し、
前記外部回路とワイヤーボンディングにより接続するための2つの電極を前記ベース基板の他方面に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の温度制御圧電発振器。 - 内部に凹所を有するパッケージと、該パッケージの内部底面に形成した素子搭載パッドと、温度センサ、温度制御回路、及び、発振回路を内蔵したICチップと、を備え、前記圧電デバイスの前記ベース基板の一方面に設けたバンプを用いて前記素子搭載パッドに接続固定すると共に、前記ICチップを前記ベース基板の他方面上に接着固定し、さらに前記ベース基板の他方面に設けた電極と前記ICチップに設けた電極とを接続し、
前記圧電デバイスの内部温度を、前記ICチップに内蔵した温度センサにより検出して前記温度制御回路を動作させることにより、前記圧電デバイスに形成した前記発熱体に流れる電流を制御して、前記ベース基板を所定温度に加熱することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の温度制御圧電発振器。
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