JP5002561B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線CT装置、及びボリュームイメージング方法等に関し、特に、コーンビームを曝射してダイナミックスキャンを行うX線CT装置に関する。
例えば、コーンビームを使用するコンピュータ断層(Computed Tomography 以下、単に「CT」と称する。)は、関心物や被検体といった対象物を透過したX線の二次元投影データから、当該関心物や被検体といった対象物の内部を再構成することで得られるものである(図13参照)。X線源は例えば異なる複数の位置に設けられ、当該X線源からX線が撮影対象に曝射される。撮影対象を透過したX線は、X線源に対向して複数の位置に設けられたX線検出器によって検出される。検出器は、単独で或いは他の装置と結びついて、X線源或いはX線検出器の各位置に対する画像データを発生する。コーンビームCTシステムにおいては、検出器は、X線検出素子からなる複数の検出素子列によって形成されている。
近年、所謂フェルドカンプ再構成法といった、近似再構成法が提案されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2、特許文献1参照)。フェルドカンプ再構成法では、X線の焦点位置は、完全に固定された対象或いは被検体の回りをほぼ円軌道を描いて動く。ボリュームVは、図14(a)、(b)に示すように、補正されたコーンビーム投影データを使用することで再構成される。フェルドカンプ再構成は、一般的に以下に示す式(1)によって表すことができる。
V|t=t1=F(pt=t1) (1)
なお、上記式(1)において、F(・)は円軌道に沿って得られる投影データの処理を、pは円軌道に沿って得られる時刻tにおける投影データを、V|は時刻tにおいて存在する再構成ボリュームを、tはデータ収集時間、例えばイメージング時間を、それぞれ示している。
式(1)等において、被検体等の回りの円軌道に沿った投影データは、受信したX線の強度の積算と同様に、X線源と検出器とを移動させるために必要とされる有限の期間に渡って収集される。この有限の期間は、図14(b)に示すように、当該時間の中心における時刻(例えば、t)を参照することで表される。
この様に同時的な時刻を参照するにも関わらず、ボリュームの単一再構成は、tによって象徴される期間内の異なる時間において収集されたデータの使用を必要とするから、スキャンにおいては、関心のある被検体及び対象物のいかなるシフトも、深刻に画質を低下させる。
また、被検体や撮影対象が完全に動かない場合であっても、コーンアングル(円錐角)が大きい場合には、フェルドカンプ再構成における画像アーチファクトは増加することとなり、画質は低下してしまう。この様な画質の低下を避けるために、種々のスキャン方法や再構成方法が提案されている(例えば、非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5参照)。ある厳密な再構成法では、X線の焦点は、静止した被検体或いは関心対象に沿った直線軌道、或いは周囲の円形軌道に沿って移動し、再構成は、図15(a)、(b)、図16(a)、(b)に示すように収集されたコーンビーム投影データ(前記非特許文献3乃至5参照)を使用して実行される。
この種のイメージ再構成は、一般的に以下に示す式(2)の様に表現することができる。
V|t=t1=F(pt=t1)+F(pt=t0) (2)
上記式(2)において、F(・)は円形軌道に沿って得られる投影データpの再構成処理を、F(・)は直線軌道に沿って得られる投影データpの再構成処理を、pは円軌道に沿って得られる時刻tにおける投影データを、それぞれ示している。特に、F(・)については、フェルドカンプ再構成処理である必要はなく、円形軌道によって得られた投影データによる再構成処理を趣旨とする。
この様な手法により、画質の低下が少ない画像を表示することができるが、データ収集に有限な時間を必要とすることから、問題はなお存在する。具体的には、直線軌道によるスキャンは、円形軌道によるスキャンの前(図15(a)、(b)参照)或いは後(図16(a)、(b)参照)で実行される。加えて、患者や撮影対象を支持する寝台は、円形軌道のスキャン平面と直線軌道の(適切な方向の)スキャン開始位置との間を移動するから、付加的な遅延が必要となる。このことは、上記式(2)においては、円形軌道pに沿った投影データは時刻tにおいて収集されるのに対して、直線軌道pに沿った投影データは、時刻tにおいて収集されることで表現されている。結果として、t及びtによって示される時間の合計よりも短い期間内に発生する、被検体と撮影系との迅速な相対的移動は、画質を劣化させる。従って、従来のスキャンにおいては、極めて遅く断続的な動きのみ解決可能である(図17(a)、(b)参照)。
便宜の為に、(完全な、部分的な、或いは一回転以上の)円形軌道に沿ったデータ収集に必要な時間を、以下t、t・・・・tと表すことにする。同様に、上記円形軌道以外の他の軌道(例えば、直線軌道、及び/或いは螺旋軌道)に沿ったデータ収集に必要な時間を、実際に最初に実行されるか否かに関わらず、以下tと表す。
患者や撮影対象の部分的な軌道に沿って得られる投影データを利用した、コーンビームCT実行によるイメージングの間における迅速な相対的移動、或いは連続的移動の問題について、多くの者が取り組みを試みてきた。完全な円形軌道での多くのデータは余分であるから、すなわち、イメージデータは、殆ど或いは全く新たな情報を提供しないから、上記部分的な軌道であっても、対象の内部を再構成するための完全データを提供することができる。例えば、関心のある対象が移動せず、且つシステムが理想的(例えば、ノイズがない等)である場合には、X線源及び検出器の位置を切り替えることで、第2のビューからのイメージデータが収集されているにも関わらず、軸を通じたX線に沿った新たな情報が提供される。
ある特定の部分的な軌道、すなわち「最小限な完全データセット」を網羅する軌道による再構成のための方法が提案されている(例えば、非特許文献6参照)。「最小限な完全データセット」は、完全軌道の一半回転以上、すなわち、180°に最大ファン角度2γmを加えたものに及ぶ。ここで、最大チャネル角度γmは、X線源によって曝射される放射線、(すなわち、X線源及び検出器の回転軸を通過する、当該X線源から曝射された放射線を検出する検出器において受信される放射線)の最大角である。
部分的な軌道の再構成のための他の方法は、例えば非特許文献7に、また、一回転或いはそれ以上の回転の回転軌道による再構成のための方法は、例えば非特許文献8にそれぞれ記載されている。
図18(a)、(b)に示すように、複数の部分的な、完全な、及び/又は完全な円形より大きな軌道は、連続的な円形軌道Pから切り出すことができる。以下で使用するように、「連続円形軌道」は永久に延長される必要はなく、むしろ幾つかの互い違いの部分的な、完全な、及び/又は完全な円形より大きな軌道は、スキャンから切り出すことができる。「連続円形軌道」は、図18(a)に示されており、以下では、一回転を越える円形軌道Pを拡張する立法部分にて示される。なお、当該図示は例示であり、図示した形態に限定する趣旨ではない。というのも、部分的な円形軌道が再構成に使用される場合には、ここで使用される「連続円形軌道」は、一の完全な回転よりも小さな回転に実際には及ぶからである。切り出された部分の収集時間t、t・・・・tは、相対的に僅かな増加量でそのうち互い違いとなり、相対的により速く連続的な動作がイメージ化される。
しかしながら、コーンアングルが大きな場合の再構成は、今なお上述したイメージの低下を受ける。図17(a)、(b)に示すように、直線スキャンが各部分的な軌道の間に挿入された場合には、結果として得られるイメージは、式(2)において示したように、同様の遅延を受けており、遅く、断続的な動きを決定することができるのみである。
なお、本願に関連する公知文献としては、例えば次のようなものがある。
特開平9−19425号公報 L.A.Feldkamp, L.C.Davis, J.W.Kress, 「Practical cone-beam algorithm」 J. Opt. Soc. Am., pp 612-619. 19, H. Kudo and T. saito "Three-dimensional helical-scan computed tomography using cone-beam projections," IEICE (D-II) J74-D-II, 1108-1114(1991), H. Kudo and T. Saito. "Derivation and implementation of a cone-beam reconstruction algorithm for nonplanar orbits", IEEE Trans. Med. Imag. MI-13, pp. 186-195,1994, H. Kudo and T. Saito. "An extended completeness condition for exact cone-beam reconstruction ant its application", Conf. Rec. 1994 IEEE Med. Conf. (Norfolk, VA)(New York: IEEE)1710-14 M. Defrise and R. Clark, "A cone-beam reconstruction algorithm using shift-variant filtering and cone-beam backprojection", IEEE Trans. Med. Imag., MI-13, pp. 186-195 1994 D.L.Parker, "Optimal short scan convolution reconstruction for fan-beam CT" Med. Phys. 9, pp.254-257,1982 M. D. Silver, "A Method for including redundant data in computed tomography", Med. Phys. 27, pp. 773-774, 2000. C. Crawford and K. F. King, "Computed tomography scanning with simultaneous patient translation", Med. Phys. 17, pp. 967-982, 1990.
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、コーン角度が比較的大きい場合であっても、画質の低下させずに、ボリュームの時間に関する連続的及び/又は相対的で迅速な変化を解決するX線CT装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
請求項1に記載の発明は、被検体にコーン形状のX線ビームを曝射するX線曝射手段と、前記コーン形状のX線ビームのうち、前記被検体を透過した少なくとも一部を複数の検出素子にて検出するX線検出手段と、を有し、前記X線検出手段が検出したX線に基づいて投影データセットを収集する手段であって、前記被検体の体軸を中心として前記X線曝射手段と前記X線検出手段とを回転させながらコーン形状のX線ビームを曝射し、回転軌道に対応する第1の投影データセットを収集すると共に、前記被検体の体軸に沿った直線軌道に沿って前記X線曝射手段と前記X線検出手段とを移動させながらコーン形状のX線ビームを曝射し、前記直線軌道に対応する第2の投影データセットを収集する投影データ収集手段と、前記第1の投影データセットと、前記第2の投影データセットとからボリュームデータを再構成する再構成手段と、を具備し、前記投影データ収集手段は、前記直線軌道に対応する前記第2の投影データセットを収集した後、前記第1の投影データセットの収集を行い、その後、前記直線軌道に対応する他の第2の投影データセットを収集し、前記再構成手段は、前記第1の投影データセットの収集の前後において収集された前記各第2の投影データセットを重み付けし、前記第1の投影データセットと、前記重み付けされた各第2の投影データセットと、を加算することにより前記ボリュームデータを再構成すること、を特徴とすることを特徴とするX線CT装置である。
なお、本願発明は、当該処理を実行するプログラムが記録されたコンピュータ読みとり可能な記憶媒体とコンピュータとを用いても実現することができる。ここで、コンピュータ読みとり可能な記憶媒体とは、コンピュータに上記手段を実行させるプログラムを記憶可能な全ての媒体を指し、その形態は、例えば揮発性媒体、不揮発性媒体(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク)、伝送媒体(同軸ケーブル、銅線、光ファイバ)等があり、且つ同様の機能を果たすものであれば、これらの媒体に限定する趣旨ではない。また、伝送媒体は、例えば音波、或いは電波の間に生成され赤外線データ通信を行う光波等を伝播させるものであってもよい。
また、上記コンピュータ読みとり可能な記憶媒体の一般的な態様として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(EPROM、EEPROM、Flash、EPROM)、DRAM、SRAM、SDRAM等のその他の磁気媒体、CD−ROM等のコンパクトディスクその他の光媒体、パンチカード、紙テープ等所定の孔パターンを有するその他の物理的媒体、搬送波等その他のコンピュータが読みとり可能な媒体が挙げられる。
このような構成によれば、コーン角度が比較的大きい場合であっても、画質の低下させずに、ボリュームの時間に関する連続的及び/又は相対的で迅速な変化を解決するX線CT装置等を実現することができる。
以上本発明によれば、コーン角度が比較的大きい場合であっても、画質の低下させずに、ボリュームの時間に関する連続的及び/又は相対的で迅速な変化を解決するX線CT装置を実現することができる。
以下、本発明の第1及び第2の実施形態に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
まず、本実施形態に係るX線CT装置10の概略構成を、図1を参照しながら説明する。
なお、X線CTスキャナ装置には、X線管球と検出器システムとが1体として被検体の周囲を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE) タイプ、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管球のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY/ROTATE) タイプ、電子ビームを偏向させることで電子的にX線源の位置をターゲット上で移動するタイプ等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。ここでは、現在、主流を占めている回転/回転タイプのX線CT装置を例として説明する。
図1は、X線CT装置10のブロック構成図を示している。同図に示すように、X線CT装置10は、装置本体100とコンピュータシステム801とからなる。また、図2は、コンピュータシステム801のブロック構成図を示している。以下、各図を参照しながら、それぞれの構成要素を説明する。
(装置本体)
図1に示すように、X線CT装置10は、X線管球101、回転リング102、二次元検出器システム103、データ収集回路(DAS)104、非接触データ伝送装置105、前処理装置106、架台駆動部107、スリップリング108、高電圧発生装置109、ホストコントローラ110、主記憶装置111、補助記憶装置112、データ処理装置113、再構成装置114、入力装置115、画像処理部118、表示装置119、データ/制御バス300、寝台(図示せず)を有している。また、データ/制御バス300を介して、当該装置本体100には外部のコンピュータシステム801が接続されている。
X線管球101は、X線を発生する真空管であり、回転リング102に設けられている。当該X線管球101には、X線の曝射に必要な電力が高電圧発生装置109からスリップリング108を介して供給される。X線管球101は、供給された高電圧により電子を加速させターゲットに衝突させることで、有効視野領域FOV内に載置された被検体Pに対してコーン状のX線を照射する。
回転リング102には、X線管球101、検出器システム103、及びデータ収集回路104が設けられている。回転リング102は、架台駆動部107により駆動され、X線管球101及び検出器システム103とともに1回転あたり1秒以下という高速で被検体の回りを回転する。
二次元検出器システム103は、被検体Pを透過したX線を検出する検出器システムであり、X線管球101に対向する向きで回転リング102に取り付けられている。二次元検出器システム103には、シンチレータとフォトダイオードとの組み合わせで構成される複数の検出素子が、被検体の体軸方向とそれに直交するチャンネル方向とに関して2次元状に配列されている。例えばチャンネル方向に関しては1,000個(1,000チャンネル)程度の検出素子が配列されている(以下、この1,000個の検出素子が配列された一の列を「検出素子列」と称する)。
また、二次元検出器システム103は、より精度の高い撮影を実現するために、後述するアライメント方法によってX線管球101に対する相対的な位置が調節される。
データ収集回路(DAS)104は、複数のDASチップを有し、2次元検出器システム103で検出されたM×Nの全チャンネルに関する膨大なデータ(1ビューあたりのM×Nチャンネル分のデータを以下“投影データ”という)を入力し、増幅処理、A/D変換処理等の後、一括して光通信を応用した非接触データ伝送装置105を介して固定側のデータ処理ユニットに伝送する。
非接触データ伝送装置105は、収集したX線透過データを光学的に次段装置に伝送する。当該非接触データ伝送装置105やデータ収集回路104等については、2次元検出器システム103において、膨大且つ高速に発生する2次元投影データを時間遅れなく伝送するための超高速処理化が図られている。
すなわち、被検体を透過したX線は、2次元検出器システム103においてアナログ電気信号のに変換され、さらにデータ収集回路104でディジタル電気信号の2次元投影データに変換された後、を介して、各種補正を行う前処理装置106に送られる。
前処理装置106は、非接触データ伝送装置105から2次元投影データを入力し、感度補正やX線強度補正等の前処理を行う。前処理を受けた2次元投影データは、直接あるいは主記憶装置111に一旦記憶された後、データ処理部に送られる。
架台駆動部107は、診断用開口内に挿入された被検体の体軸方向に平行な中心軸のまわりに、X線管球101と二次元検出器システム103とを一体で回転させる等の駆動制御を行う。この架台駆動部107は、X線管球101のみを中心軸のまわりに回転させるものとしても良い。
高電圧発生装置109は、X線の曝射に必要な電力をスリップリング108を介してX線管球101に供給する。X線管球101に高電圧を供給する装置であり、高電圧変圧器、フィラメント加熱変換器、整流器、高電圧切替器等から成る。この高電圧発生装置109によるX線管球101への高電圧供給は、スリップリング108により行われる。
ホストコントローラ110は、撮影処理、データ処理、画像処理等の各種処理に関する統括的な制御を行う。例えば、撮影処理においては、ホストコントローラ110は、予め入力されたスライス厚等のスキャン条件を内部メモリに格納し、患者ID等によって自動的に選択されたスキャン条件(あるいは、マニュアルモードにおいて、入力装置115から直接設定されたスキャン条件)に基づいて、高電圧発生装置109、図示しない寝台駆動部、架台駆動部107、及び寝台の体軸方向への送り量、送り速度、X線管球101及び二次元検出器システム103の回転速度、回転ピッチ、及びX線の曝射タイミング等を制御し、被検体の所望の撮影領域に対して多方向からコーン状のX線ビームを照射してX線CT画像の撮影処理を行う。
また、ホストコントローラ110は、スキャン条件に基づいて、二次元検出器システム103のスイッチ群の各スイッチ切り換え制御を行う。すなわち、ホストコントローラ110は、二次元検出器システム103が有する各検出素子とデータ収集素子との接続状態を切り換え、各検出素子で検出されたX線透過データを所定の単位で束ねる。そして、スキャン条件に対応した複数スライスのX線透過データとして後段のデータ収集回路104に送り出し、所定の処理を実行する。
さらに、ホストコントローラ110は、ボリュームの連続的な時間変化に関する画像を取得するために、後述するシーケンスに従ってX線管球101、架台駆動部107、寝台(図示せず)等を所定のタイミングにて制御する。
記憶装置111は、前処理を受けた2次元投影データ、再構成された二次元画像或いは三次元画像、後述するシーケンスに従ったスキャンを実行するためのプログラム等を記憶する。
補助記憶装置112は、再構成装置114により生成された再構成画像データを記憶可能な大容量の記憶領域を有する装置である。また、補助記憶装置112は、後述するシーケンスに従ったスキャンを実行するためのプログラムを記憶する。この補助記憶装置112の形態は、例えば揮発性媒体、不揮発性媒体(磁性体、光ディスク、半導体)等があるが、同様の機能を果たすものであれば、これらの媒体に限定する趣旨ではない。
データ処理装置113は、例えばCPUなどを有するコンピュータ回路を搭載しており、2次元検出器システム103により所定の軌道、例えば被検体を中心とした円形軌道や当該被検体の体軸と平行な直線軌道等に沿って収集された所定のスライス分の投影データを保持する。そして、データ処理装置113は、撮影系(X線管球及び2次元検出器システム)の回転による多方向から得られた同一スライスのすべての投影データを加算する処理や、その加算処理により得られた多方向データに対して必要に応じて補間処理、補正処理などを施すようになっている。
再構成装置114は、データ処理装置113によりデータ処理されて得られた投影データを再構成処理して、所定のスライス分の再構成画像データを生成する。具体的には、再構成装置114は、二次元画像再構成、或いはFeldkamp法に代表される3次元画像再構成アルゴリズムによる再構成を行い、体軸方向を横切る複数断面毎のX線吸収系数の2次元的分布データ、或いは体軸方向に広い対象領域(ボリューム)内におけるX線吸収系数の3次元的分布データ(ボクセルによる三次元ボリュームデータの集まりであり、「ボクセルボリュームデータ」と称される。)を再構成する。なお、当該再構成装置114は、通常の再構成の他に、異なる軌道に沿って収集された複数の投影データを組み合わせて再構成を行う。また、再構成装置114は、一枚の断層像の再構成に必要な多方向の投影データを収集するのに要する時間より、短時間で多方向の投影データから断層像を再構成する、所謂リアルタイム再構成を行うのが好ましい。
入力装置115は、キーボードや各種スイッチ、マウス等を備え、オペレータを介してスライス厚やスライス数等の各種スキャン条件を入力可能な装置である。
画像処理部118は、再構成装置114により生成された再構成画像データに対して、ウィンドウ変換、RGB処理等の表示のための画像処理を行い、表示装置119に出力する。また、画像処理部118は、オペレータの指示に基づき、任意断面の断層像、任意方向からの投影像、3次元表面画像等のいわゆる疑似3次元画像の生成を行い、表示装置119に出力する。出力された画像データは、表示装置119においてX線CT画像として表示される。
(コンピュータシステム)
再構成、断面変換などのデータ処理及び表示オペレーションは、上記X線CT装置10内で行われるのが一般的である。しかし、図2に示すような外部のコンピュータシステム801において実行するようにしてもよい。外部のコンピュータシステム801を使用する場合、X線CT装置本体100から、コンピュータシステム801に送られるデータは、再構成前でも、再構成後でも、データ処理後の表示直前でも、いずれの状態でも本実施形態の効果を妨げるものではない。
図2は、後述する各スキャンを実行するコンピュータシステム801の構成を示している。図2において、コンピュータシステム801は、バス802、プロセッサ803、メインメモリ804、ROM(Read Only Memory)805、ディスクコントローラ806、ハードディスク807、リムーバブル記憶媒体用ドライブ808、ディスプレイコントローラ809、ディスプレイ810、キーボード811、入力装置812を具備している。
バス802は、各構成要素間を電気的に接続し、制御信号、データ等をやりとりするための結線である。なお、当該バスに限らず、同様の機能を有するものであれば、他の通信機構によって各構成要素を接続してもよい。
プロセッサ803は、後述する各スキャンを実行するための情報処理を行い、各構成要素を制御する。具体的には、メインメモリ804等に格納された投影データに対する再構成処理、又は再構成によって得られた三次元画像等に対する表示処理等を行う。当該プロセッサ803からの制御信号は、バス802を介して各装置に送信される。なお、当該プロセッサ803を複数設けることで、並列的な多重処理を行うことも可能である。
メインメモリ804は、例えばRAM(Random Access Memory)、或いはその他の動的記憶装置(DRAM、SRAM、SDRAM、フラッシュRAM等)であり、種々のデータを記憶する。また、メインメモリ804は、プロセッサ803の制御によって発生する一時的な変数或いは中間的な情報も記憶する。当該メインメモリ804では、前処理を受けた2次元投影データ、再構成された二次元画像或いは三次元画像、後述する各シーケンスを実現するプログラム等が記憶されている。
ROM805は、例えばPROM、EPROM、EEPROM等のROM805或いは静的記憶装置である。
ディスクコントローラ806は、ハードディスク807に静的な情報或いは命令を記憶する。ハードディスク807或いはリムーバブル記憶媒体は、例えば磁気ディスク或いは光ディスクであり、静的な情報或いは命令を記憶する。また、ハードディスク807或いはリムーバブル記憶媒体に、例えば後述するスキャンによる投影データp、投影データp、種々の重み計数w(t)、再構成後のボリュームデータ、直線軌道或いは円軌道によって投影データを取得する処理を実行するための指示情報、所定のテーブル、記録、所定構造のデータ等を記憶する構成であってもよい。
リムーバブル記憶媒体用ドライブ808は、再構成画像データ又は後述するシーケンスに従ったスキャンを実行するためのプログラムを記憶するリムーバブルな媒体(例えば、コンパクトディスク、DVD、FD、テープ、光磁気ディスク、RAMカード等)を使用するためのドライバである。
なお、コンピュータシステム801には、この様なリムーバブル記憶媒体用ドライブ808の他に、図示していない高密度媒体を使用するための装置を接続することも可能である。この場合には、例えばSCSI(Small Computer System Interface)バス、エンハンストIDE(Integrated Device Electronics)バス、DMA(ultra-Direct Memory Access)バス等の適切なデバイスバスの使用が必要である。この様なリムーバブルな媒体装置或いは固定された高密度媒体装置は、例えば後述するスキャンに使用される投影データp、投影データp、種々の重み計数w(t)、再構成後のボリュームデータ、直線軌道或いは円軌道によって投影データを取得する処理を実行するための指示情報等を記憶することも可能である。
ディスプレイコントローラ809は、ディスプレイ810に関する制御を行う。
ディスプレイ810は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)等の表示手段であり、ユーザに対して所定の情報、特に収集されたX線CT画像を表示する。このディスプレイ810は通常ディスプレイコントローラ809によって制御されるが、例えばディスプレイカード或いはグラフィックカードによって制御されることもある。
キーボード811及び入力装置812は、プロセッサ803に対して情報及び命令を伝えるための入力手段である。入力装置812は、ディスプレイ810に表示されたカーソルをコントロールするためのものであり、例えばマウス、トラックボール、カーソルキーである。
通信I/F813は、バス802に接続されており、例えばX線源及び/又はX線検出器の制御部に接続された通信ネットワーク816と連結している。この通信I/F813は、例えばパケット化交換によるLANにつなげるためのネットワークインタフェースカードであってもよい。また、通信I/F813は、ADSL(Asymmetrical Digital Subscriber Line)カード、IDSN(Integrated Services Digital Network)カード、電話回線の対応型へのデータ通信接続を提供するモデムであってもよく、また、無線リンクも可能である。どのような形態であっても、通信I/F813は、種々の型の情報を表すデジタルデータストリームを搬送する電気信号若しくは電磁気信号又は光学的信号を送受信する。
通信ネットワーク816は、主に他の装置に対して、一又はそれ以上のネットワークを介してデータ通信を提供する。例えば、通信ネットワーク816は、ローカルネットワーク815を介して、或いは、通信ネットワーク816を介して通信サービスを提供するサービスプロバイダによって管理される機器を介して、他のコンピュータ(図示せず)への接続を供給する。
通信ネットワーク816及びローカルネットワーク815は、例えばX線源及び/又はX線検出器の制御部からデジタルデータストリームを搬送する電気的、電磁気的、或いは光学的信号をなるべく使用することが好ましい。種々のネットワークを介した信号、或いはネットワークリンク814上及び通信インタフェース813を通過する信号は、コンピュータシステム801から、或いはコンピュータシステム801に、デジタルデータを搬送する。これらの信号は、情報を運ぶ搬送波としての形態をもつ。コンピュータシステム801は、ネットワーク、ネットワークリンク814、通信I/F813を介して、通知を伝送し、プログラムコードを含むデータを受信する。
なお、コンピュータシステム801は、図示していないが、例えばASICs(Application Specific Integrated Circuits)等の特定目的の論理回路、例えばGAL(Generic Array of Logic)等の配列可能な論理回路、再プログラム化可能なFPGAs(Field Programmable Gate Arrays)を有している。なお、再プログラム化可能なFPGAsは、円軌道或いは/及び直線軌道に沿って取得される投影データ処理法を実行するために使用される。
また、コンピュータシステム801は、コンパクトディスクリーダ、コンパクトディスクリード/ライトユニット、或いはコンパクトディスクジュークボックス等を有する構成であってもよい。これらの各装置は、バス802或いは他のバスに接続される。
さらに、本コンピュータシステム801は、ソフトウェアによって各要素を制御しているが、結線論理回路による制御、或いは線論理回路とソフトウェアとを組み合わせて制御する構成であってもよい。
次に、本実施形態に係るX線CT装置10、又は当該装置10とコンピュータシステム801とからなるX線診断システムによって実現される、ボリュームイメージング方法について、幾つかの実施例を挙げて説明する。この方法は、直線軌道に沿ったスキャンよって取得された第1の投影データPと、円形軌道に沿ったスキャンにより時間的に連続して収集された投影データPCCから切り出された連続する任意のデータ(以下、第2の投影データPと称する)とを組み合わせて、被検体の連続的な断層像の観察を可能にするものである。
なお、第2の投影データPと組み合わせるのは、必ずしも直線軌道に沿ったスキャンよって取得された第1の投影データPである必要はない。例えば、被検体を中心とした螺旋軌道に沿ったスキャンにより取得された第3の投影データPと第2の投影データPとを組み合わせても、被検体の連続的な断層像の観察を実現することができる。以下簡単化のため、第1の投影データPを使用する場合を例として説明する。
図3(a)、(b)、(c)及び図4は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の一例を説明する為の図である。具体的には、図3(a)、(b)、(c)は、最初に第1の投影データPの収集を行い、続いて円形軌道に沿ったスキャンにより時間的に連続して収集された投影データを収集するシーケンスに従った場合の、被検体(円柱)に対するX線源S(黒点)の軌道を模式的に示したものである。Z方向は被検体の体軸方向を意味する。図4は、当該シーケンスに従った場合の、時間に対するX線源SのZ軸方向の位置を示したグラフを示している。
図3(a)に示すように、まずZ軸に沿ってX線源を移動させ、直線軌道スキャンを実行して第1の投影データPを収集する(図4期間t0)。
続いて、図3(b)に示すように撮影系を連続円軌道スキャンの対象位置まで移動させ、図3(c)に示すように円軌道スキャンを連続的に行い、時間的に連続した投影データPCCを取得する(図4水平矢印部)。
こうして収集された第1の投影データPと投影データPCCの一部とから、任意の時間におけるボリュームVの再構成が実行される。例えば、図4において時刻t1を中心とした期間に収集された投影データPCCの一部である第2の投影データPt=t1と第1の投影データPとから、時刻t1におけるボリュームデータが再構成される。また、図4において時刻t2を中心とした期間に収集された投影データPCCの一部である第2の投影データPt=t2と第1の投影データPとを組み合わせれば、時刻t2におけるボリュームデータを再構成される。すなわち、直線軌道に沿って収集された時刻t0の第1の投影データPt=t0と、任意の時刻tnを中心とした第2の投影データPt=tnとから、当該時刻tnにおけるボリュームデータを再構成することができる。
なお、こうして得られるP及びPからの任意の時刻tでのボリュームデータVの再構成は、例えばH.. Kudo and Saito, “Derivation and implementation of a cone-beam projections” IEICE(D-II) J74-D-II, 1108-1114 (1991)、又はH.. Kudo and Saito, “An extended completeness condition for exact cone-beam reconstruction algorithm for nonplanar orbits”, Conf. Rec, 1994、或いはM. Defrise and R. Clack, “A cone-beam reconstruction algorithm using shift-variant filtering and cone-beam backprojection”, IEEE Trans. Med. Imag., MI-13, pp. 186-195, 1994等に開示されている手法が適用できる。これらに開示される再構成手法は、次の式(3)によって一般的に表現することができる。
V|=F(p)+w(t)F(pt=t0) (3)
ここで、F(・)は円軌道に沿って得られる投影データの処理を、F(・)は直線軌道に沿って得られる投影データの処理を、pは円軌道に沿って得られる時刻tにおける投影データを、pは直線軌道に沿って得られる時刻tにおける投影データを、w(t)は時刻tにおける重み係数を、V|は時刻tにおいて存在する再構成ボリュームを、それぞれ示している。
時刻t0における投影データを、pt=T0の上記重み係数w(t)は、多くの場合1とする。しかしながら、本発明はこれに限定する趣旨ではなく、当該重み係数w(t)は1以下の値にて調節、例えば直線軌道に沿ったスキャンと円形軌道に沿ったスキャンとの間の時間において、被検体の移動が原因で発生する過度の補正を避けるために、所定の値にて調節することができる。
なお、第1の投影データpの替わりに、例えば第3の投影データpが使用できることは既に述べた通りである。この場合の再構成手法は、一般的に次のように表記することができる。
V|=F(p)+w(t)F(pt=t0
ここで、F(・)は螺旋軌道に沿って得られる投影データを示す。
上記図3(a)、(b)、(c)及び図4に示した例は、連続した円形軌道によるスキャンの前に、直線軌道によるスキャンを実行するものである。この例において、図4に示したスキャンのZ軸方向の軌跡は、運動学的に同一にはならない。すなわち、撮影装置(例えば、寝台又は架台)は、直線軌道によるスキャンと円形軌道によるスキャンとの切り替えにおいて加速され減速される。しかし、撮影装置は急激な動きだし又は停止は不可能であるから、スキャンにおける移行は湾曲することになる。この湾曲は、図4において曲線として図示されている。実験的データは、図4の点線の経路に沿って収集されることになるが、このデータは、太線の矢印にて示した経路に沿って収集するように実行され収集されたものである。
一方、連続する円形軌道に沿ったスキャンの場合には、精度向上の観点から、X線管等が等速回転になるまでX線は照射されないことが好ましい。
次に、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を示す。図5(a)、(b)、(c)及び図6は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を説明する為の図である。すなわち、当該他の例は、まず所定の位置にて円形軌道に沿ったスキャンにより時間的に連続して収集された投影データPCCを収集し、続いて第1の投影データPの収集するシーケンスに従うものである。
また、図7(a)、(b)、(c)及び図8は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を説明する為の図である。当該他の例では、最初に期間t01にて第1の投影データPの一部を収集し、続いて円形軌道に沿ったスキャンにより時間的に連続して収集された投影データを収集し、最後に期間t02にて第1の投影データPの残りの部分を収集する。すなわち、直線軌道に沿ったスキャンを二回に分割して行うものである。
これらの例によっても、直線軌道に沿って収集された時刻t0の第1の投影データPt=t0と、任意の時刻tnを中心とした第2の投影データPt=tnとから、当該時刻tnにおけるボリュームデータを再構成することができる。
なお、例えば図6に示したスキャンの軌跡は運動的に同一となる。また、図7の例では、直線軌道によるスキャンは、連続した円形軌道によるスキャンに中断されている。全てのスキャンは運動的に同一或いは非同一となり得るが、以下簡便のために、図4に示す例を除いた全てのスキャンを運動的に同一に示してある。また、図3乃至図8に示したあらゆるスキャン順序及び/又は加速/減速プロファイル、及びこれらのさらなる任意の組み合わせを、使用する構成てあってもよい。
上記投影データPCCから切り取られる第2の投影データPは、完全な円の軌道(すなわち、一回転)或いはその他の範囲にある投影データを使用することができる。例えば、一回転或いはそれ以上の回転に沿って得られた投影データを使用できる。この状況で、次の式
(4)又は(5)に示すように、軌道の重複する部分に沿った投影データを重み付けし足し会わせる場合には、フェルドカンプ再構成を使用することが可能である(C. Crawford and K. F. King, “Computed tomography scanning with simultaneous patient translation”, Med. Phy. 17, pp. 967-982, 1990 参照)。
Figure 0005002561
また、他の例として、上記回転軌道の一回転以下の部分(部分軌道)に沿って得られた投影データを使用することも可能である。この場合の一例として、半回転(180度)+ファン角度に対応する投影データを、所定の重み付けされた投影データと共にを使用する場合が挙げられる(上記C. Crawford and K. F. King、若しくはD. L. Parker, “Optimal short scan convention reconstruction for fan-beam CT”, Med. Phys 9, pp. 254-257, 1982 又はM. D. Silver, “A method for including redundant data in computed tomography”, Med. Phys. 27, pp. 773-774, 2000参照)。
なお、本実施形態及び後述する実施形態に係るX線診断システム、或いはその一部(例えば、コストやパフォーマンスの観点から、各処理を分配する場合等)は、コンピュータが読みとり可能な記憶媒体に記憶されたソフトウェアに従ってコンピュータシステム801上に展開することも可能である。このとき、記憶媒体に記憶されたソフトウェアは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、開発ツール、アプリケーションソフトウェア等も具備することが好ましい。また、当該ソフトウェアを構成するプログラムは、インタプリタされ或いは実行可能に符号化され、例えばスクリプト、インタプリタ、DLL(Dynamic Link Library)、Java(登録商標)分類、完全実行可能なプログラム等を有する。
(第2の実施形態)
次に、画質の低下させずに、ボリュームの時間に関する連続的及び/又は相対的で迅速な変化を解決することを目的とした、第2の実施形態に係るボリュームイメージング方法について説明する。本実施形態に係る方法では、直線軌道に沿ったスキャンが初めに実行され、次いで連続した円形軌道スキャンが実行される。すなわち、上記目的を達成するためには、連続した円形軌道スキャンを際限なく継続する必要はなく、むしろ時間差のある幾つかの部分的及び/或いは完全な円形軌道をスキャンから切り取り可能であることが望ましい。すなわち、本方法では、しばらく連続した円形軌道スキャンが実行された場合には、交互に直線軌道に沿ったスキャンを実行する。この場合、例えば直線軌道に沿った二つのスキャンから得られた投影データPの重み付けされた平均を、円形軌道による投影データPと組み合わせてるデータとして使用することができる。これは、次の式(6)、(7)によって表現される。
Figure 0005002561
また、式(6)、(7)にて表現される本方法に従った場合の、被検体(円柱)に対するX線源S(黒点)の軌道は、図9(a)〜(e)のように図示できる。
なお、上記式の各表記は、既に説明した通りである。また、投影データpの替わりに、例えば投影データpが使用できることも既述の通りである。
式(6)、(7)において、時刻t0での直線軌道に沿ったスキャンによる投影データPの第1のセットに対して与えられる実質的な重みは、時刻tmでの直線軌道に沿ったスキャンによる投影データPの第2のセットに対する重み係数w(t)を1から引いたものに等しい。これは、必ずしも必要な状況ではない。すなわち、投影データPの第1のセットに対して与えられる実質的な重みは、任意に調整することが可能である。この調整により、例えば、患者や対象物等の被検体が動いた場合に、投影データPの第1のセットに対する過度の重み付けを抑えることができる。これは、次の式(6´)によって表現できる。
V|=F(p)+w(t)F(pt=t0)+w(t)F(pt=tm
ただし、0≦w(t)+w(t)≦1 (6´)
また、式(7)における重み係数w(t)も、単なる投影データの二点の線型補間である必要はない。例えば、立方スプライン等の高次補間や、多項式フィッティング等の近似によっても、同様の効果を得ることができる。この重み係数w(t)の例示的にグラフに表すと、図10(a)、(b)、(c)のようである。図10(a)、(b)、(c)に示すように、w(t)は広義の単調減少関数であり、w(t)は広義の単調増加関数となっている。なお、広義の単調増加関数とは、x<x1とした場合に、関数y=f(x)において常にf(x)≦f(x1)が成り立つ関数であり、広義の単調減少関数とは、x<x1とした場合に、関数y=f(x)において常にf(x)≧f(x1)が成り立つ関数である。
さらに、直線軌道に沿った幾つかのスキャンは、各時刻tにおけるボリュームを決定するために、類似するいくらかの重み係数により、重み付けされてもよい。すなわち、図11(a)、(b)に示すように、重み係数w(t)は、直線軌道に沿った複数のスキャン(例えば、L1に沿ったスキャンとL2に沿ったスキャン)を考慮して、例えば箱形平均或いはその他の重み付けスキームを考慮して選択してもよい。これらの場合には、式(6)及び(6´)は、例えば直線軌道によるスキャン或いは螺旋軌道によるスキャンから得られた投影データによる第3(或いはそれ以上の)のセットに対して、0の重み付けを与える特別の例として表現される。
さらに、スキャンの終了において、時刻tmで得られた投影データPによる第2のセットに対する重み係数w(t)も0とし、時刻t0で得られた投影データPによる第1のセットに対する重み係数w(t)も0とすることで、式(3)が示す設定とすることができる。
図11(a)、(b)に示す継続した直線軌道によるスキャンは、事前の直線軌道によるスキャンの完了の後、或いは必要に応じてトリガされた後、設定された時間間隔を開始する構成であってもよい。例えば、連続する円形軌道のスキャンによる投影データを、回転毎に一度、直線軌道によるスキャンが実行されるのと同一の投影角度から収集する。この投影データPのうちの特定のサブセットと、同一位置から得られる投影データPのサブセットとを比較することで、被検体或いは対象物の時間を超える移動が計測され、新たな直線軌道によるスキャンの必要性が判別される。
図12は、直線軌道によるスキャンと円形軌道によるスキャンとを交互に複数回実行するシーケンスの例である。この場合においても、所定の円形軌道のスキャンによる投影データと、これの前後に実行された二つの直線軌道のスキャンによる重み付けされた投影データ投影データとから、ボリュームデータの再構成が行われる。また、図12に示すように、最後が円形軌道のスキャンにて当該シーケンスが終了する場合には、当該最後の円形軌道のスキャンによる投影データとその直前の直線軌道のスキャンによる投影データとから、第1の実施形態にて説明した方法によって連続的な時間変化するボリュームデータを再構成することができる。また、さらに時間的に古い直線軌道のスキャンによる投影データを使用して、推定(例えば、外挿や曲線フィッティング)を行う構成であってもよい。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば以下に示す(1)、(2)のように、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
(1)上記コンピュータ読みとり可能な媒体の形態は、上記各実施形態に係る方法をプロセッサ803等に実行させるための一或いはそれ以上の指示からなる、単一又は複数のシーケンスを実行する種々のものを含む。例えば、次の様な搬送波によって所定の信号をコンピュータシステム801等に読みとらせ、上記方法を実現する構成であってもよい。
すなわち、まず、上記各実施形態に係る方法を実行させるための指示は、遠隔のコンピュータの磁気ディスク等において実行される。この遠隔のコンピュータは、遠隔的に上記実記形態に係る方法の全部或いは一部を実行するための指示を、ダイナミックメモリにロードし、モデムを使用して通信回線を介して送信することが可能である。コンピュータシステム801のモデムは、通信回線上のデータ(上記指示のためのデータ)を受信し、赤外線トランスミッタを使用してデータを赤外線信号に変換する。バス802に接続された赤外線検出器(図示せず)は、この赤外線信号によって搬送されるデータを受信して、バス802に配置する。バス802は、メインハードディスクメモリ807に当該データを搬送し、プロセッサ803は、メモリ807からデータを検索して上記方法を実現させるための指示が実行される。
なお、メインハードディスクメモリ807に受け入れられた指示は、プロセッサ803によって実行される前或いは後に、リムーバブルな媒体記憶装置808に光学的に格納される構成であってもよい。
(2)コーンビームCT、マルチスライスCT(二次元検出器を有するもの)においては、スキャノグラムは、例えば米国特許番号4,649,555に開示されているように、直線軌道に沿った二次元検出器の中心列によって取得されるデータから生成することができる。本実施形態に係る装置等は、円形軌道に沿って収集されたデータを補うために、直線軌道に沿ったデータを収集するから、当該装置は、スキャノグラムの生成に使用することも可能である。
また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以上本発明によれば、コーン角度が比較的大きい場合であっても、画質の低下させずに、ボリュームの時間に関する連続的及び/又は相対的で迅速な変化を解決するX線CT装置を実現することができる。
図1は、X線CT装置10のブロック構成図を示している。 図2は、後述する各スキャンを実行するコンピュータシステム801の構成を示している。 図3(a)、(b)、(c)は、本実施例に係るスキャンシーケンスの第1例を説明するための図である。 図4は、本実施例に係るスキャンシーケンスの第1例を説明するための図である。 図5(a)、(b)、(c)は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を説明する為の図である。 図6は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を説明する為の図である。 図7(a)、(b)、(c)は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を説明する為の図である。 図8は、本実施形態に係るX線CT装置10及び診断システムが実現する、ボリュームイメージング方法の他の例を説明する為の図である。 図9(a)〜(e)は、式(6)、(7)にて表現される本方法に従った場合の、被検体(円柱)に対するX線源S(黒点)の軌道を模式的に示した図である。 図10(a)、(b)、(c)は、式(7)の係数w(t)の例を示すグラフである。 図11(a)、(b)は、直線軌道によるスキャンと円形軌道によるスキャンとを交互に実行するシーケンスの例である。 図12は、直線軌道によるスキャンと円形軌道によるスキャンとを交互に複数回実行するシーケンスの一例である。 図13は、従来のボリュームイメージング技術を説明するための図である。 図14は、従来のボリュームイメージング技術を説明するための図である。 図15は、従来のボリュームイメージング技術を説明するための図である。 図16は、従来のボリュームイメージング技術を説明するための図である。 図17は、従来のボリュームイメージング技術を説明するための図である。 図18は、従来のボリュームイメージング技術を説明するための図である。
符号の説明
101…X線管球
102…回転リング
103…二次元検出器システム
104…データ収集回路
105…非接触データ伝送装置
106…前処理装置
107…架台駆動部
108…スリップリング
109…高電圧発生装置
110…ホストコントローラ
111…主記憶装置
112…補助記憶装置
113…データ処理装置
114…再構成装置
115…入力装置
118…画像処理部
119…表示装置
300…制御バス
801…コンピュータシステム
802…バス
803…プロセッサ
804…メインメモリ
805…ROM
806…ディスクコントローラ
807…メインハードディスクメモリ
808…媒体記憶装置
809…ディスプレイコントローラ
810…ディスプレイ
811…キーボード
812…入力装置
813…通信インタフェース
814…ネットワークリンク
815…ローカルネットワーク
816…通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 被検体にコーン形状のX線ビームを曝射するX線曝射手段と、前記コーン形状のX線ビームのうち、前記被検体を透過した少なくとも一部を複数の検出素子にて検出するX線検出手段と、を有し、前記X線検出手段が検出したX線に基づいて投影データセットを収集する手段であって、前記被検体の体軸を中心として前記X線曝射手段と前記X線検出手段とを回転させながらコーン形状のX線ビームを曝射し、回転軌道に対応する第1の投影データセットを収集すると共に、前記被検体の体軸に沿った直線軌道に沿って前記X線曝射手段と前記X線検出手段とを移動させながらコーン形状のX線ビームを曝射し、前記直線軌道に対応する第2の投影データセットを収集する投影データ収集手段と、
    前記第1の投影データセットと、前記第2の投影データセットとからボリュームデータを再構成する再構成手段と、を具備し、
    前記投影データ収集手段は、前記直線軌道に対応する前記第2の投影データセットを収集した後、前記第1の投影データセットの収集を行い、その後、前記直線軌道に対応する他の第2の投影データセットを収集し、
    前記再構成手段は、前記第1の投影データセットの収集の前後において収集された前記各第2の投影データセットを重み付けし、前記第1の投影データセットと、前記重み付けされた各第2の投影データセットと、を加算することにより前記ボリュームデータを再構成すること、
    を特徴とすることを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記再構成手段は、前記第1の投影データセットの収集前に取得された前記直線軌道に対応する第2の投影データセットの重み付け係数と前記第1の投影データセットの収集後に取得された前記直線軌道に対応する第2の投影データセットの重み付け係数とを、前記第1の投影データセットが取得された時刻を基準として決定することを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 所定の表示形式にて前記ボリュームデータを表示する表示手段と、
    前記再構成手段が前記ボリュームデータを再構成した後、所定の遅延にて前記ボリュームデータを表示するように、前記再構成手段及び前記表示手段を制御する制御手段と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項記載のX線CT装置。
  4. 前記再構成手段は、前記各第2の投影データセットのうち、前記第1の投影データセットと重複する投影データを用いて前記重み付けを実行することを特徴とする請求項2又は3記載のX線CT装置。
  5. 前記再構成手段は、前記各第2の投影データセットのうち、前記第1の投影データセットと重複する投影データであって、180°にファン角度を加えた角度より大きく360°より小さな角度範囲の重複する投影データを用いて前記重み付けを行うことを特徴とする請求項記載のX線CT装置。
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