JP5002495B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタにおいては、帯電ローラによって一様に帯電させられた感光体ドラムの表面がLEDヘッドによって露光されて静電潜像が形成され、該静電潜像が現像装置によって現像されてトナー像が形成され、該トナー像が転写ローラによって用紙に転写され、定着器によって定着させられることにより、画像が形成されるようになっている。
そして、前記現像装置は、感光体ドラム上の静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させる現像ローラ、該現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラ、及びクランク構造を有し、トナーを攪拌する棒状の攪拌部材を備える(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−292366号公報
しかしながら、前記従来の現像装置においては、攪拌部材がクランク構造を有しているので、現像装置の両端部の内壁と攪拌部材との間に間隙が形成され、現像装置における両端部の内壁の近傍において、トナーが十分に攪拌されない。その結果、現像装置内におけるトナーが均一に攪拌されず、両端部の内壁の近傍のトナーと他の部分のトナーとで帯電量に差が生じ、例えば、用紙における画像が形成される領域、すなわち、印字領域(印刷領域)の両縁の近傍に地汚れが発生したり、印字領域で濃度むらが発生したりして、画像品位が低下してしまう。
本発明は、前記従来の現像装置の問題点を解決して、現像剤を均一に攪拌することができ、画像品位が低下するのを防止することができる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の現像装置においては、画像信号に基づいて形成された潜像を担持する像担持体と、該像担持体に現像剤を付着させて前記潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、現像剤室内の現像剤を攪拌し、前記現像剤供給部材に現像剤を供給する攪拌部材とを有する。
そして、該攪拌部材は、前記現像剤室の壁体に形成された開口部内に収容された状態で回転自在に、かつ、現像剤室側の面が壁体における現像剤室側の面より現像剤室側に突出することがないように配設された支持部材、及び該支持部材の回転中心に対して偏心させて、かつ、前記支持部材の現像剤室側の面から延在させて配設された攪拌部を備える。
また、前記壁体は、外壁としての硬質層、及び該硬質層と当接させて配設された内壁としての軟質層を備える。
そして、該軟質層に形成された前記開口部の内径は前記支持部材の外径以下にされる。
本発明によれば、現像装置においては、画像信号に基づいて形成された潜像を担持する像担持体と、該像担持体に現像剤を付着させて前記潜像を現像する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、現像剤室内の現像剤を攪拌し、前記現像剤供給部材に現像剤を供給する攪拌部材とを有する。
そして、該攪拌部材は、前記現像剤室の壁体に形成された開口部内に収容された状態で回転自在に、かつ、現像剤室側の面が壁体における現像剤室側の面より現像剤室側に突出することがないように配設された支持部材、及び該支持部材の回転中心に対して偏心させて、かつ、前記支持部材の現像剤室側の面から延在させて配設された攪拌部を備える。
また、前記壁体は、外壁としての硬質層、及び該硬質層と当接させて配設された内壁としての軟質層を備える。
そして、該軟質層に形成された前記開口部の内径は前記支持部材の外径以下にされる。
この場合、攪拌部材は、前記現像剤室の壁体内に収容された状態で回転自在に配設された支持部材、及び該支持部材の回転中心に対して偏心させて配設された攪拌部を備えるので、現像剤室の長手方向における全域で現像剤を攪拌することができる。
したがって、壁体における近傍の現像剤と他の部分の現像剤とで帯電量に差が生じることがなくなるので、媒体における印字領域の両縁の近傍で地汚れが発生したり、印字領域で濃度むらが発生したりすることがなくなり、画像品位が低下するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図、図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概念図である。
図に示されるように、プリンタ内にはそれぞれ4色(ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアン)の現像剤としてのトナー14ごとに画像形成部Bk、Y、M、Cが配設され、該各画像形成部Bk、Y、M、Cに沿って転写ユニット21が配設される。各画像形成部Bk、Y、M、Cは、画像形成ユニット15、並びに各画像形成ユニット15に対応させて配設された露光装置としてのLEDヘッド23及び転写部材としての転写ローラ22を備える。
各画像形成部Bk、Y、M、Cにおける各画像形成ユニット15は同じ構造を有するので、そのうちの画像形成部Bkの画像形成ユニット15についてだけ説明する。
該画像形成ユニット15は、画像形成ユニット15の本体、すなわち、画像形成ユニット本体15a、及び該画像形成ユニット本体15aに対して着脱自在に配設された現像剤収容部としてのトナーカートリッジ13を備え、該トナーカートリッジ13は、内部に前記トナー14を収容するとともに、攪拌器20を備え、開口13aを介して画像形成ユニット本体15aと選択的に連通させられ、トナー14を画像形成ユニット本体15a内の現像剤室としてのトナー室44に供給する。
前記画像形成ユニット本体15aは、ドラム状に形成され、表面に有機感光体が使用され、潜像としての静電潜像を担持する像担持体としての感光体ドラム11を備えるとともに、該感光体ドラム11の周囲に、感光体ドラム11と当接させて配設され、感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ12、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像を現像し、現像剤像としてのトナー像を形成する現像剤担持体としての現像ローラ16、及び第1のクリーニング部材としてのクリーニングブレード19を備える。
また、前記画像形成ユニット本体15aは、前記現像ローラ16と当接させて配設され、トナーカートリッジ13から供給されたトナー14を帯電させ、現像ローラ16に供給する現像剤供給部材としての、かつ、現像剤供給ローラとしてのトナー供給ローラ18、画像形成ユニット本体15aの筐体Csに取り付けられた現像剤規制部材としての現像ブレード17、及びトナー供給ローラ18に当接させることなく対向させて配設された少なくとも一つの攪拌部材40を備える。なお、前記現像ローラ16、現像ブレード17、トナー供給ローラ18、攪拌部材40等によって現像装置が構成される。
本実施の形態においては、図示されない駆動モータが駆動され、図示されないギヤによって回転が伝達されて感光体ドラム11が一定の周速度で回転させられるとともに、現像ローラ16、トナー供給ローラ18、攪拌部材40等が矢印方向に回転させられる。
前記現像ローラ16は、直径14〔mm〕の金属製のシャフト16aの外周に、肉厚が6〔mm〕、ゴム硬度が40〔°〕(アスカーC)、抵抗値が104 〔Ω・cm〕の導電性のシリコーンゴムから成る弾性層16bを被覆し、該弾性層16bの外周に、比誘電率が4、厚さが5〔μm〕のアクリル樹脂から成る表面層としての、かつ、絶縁層としてのコート層16cを被覆することによって形成される。
また、トナー供給ローラ18は、直径6〔mm〕の金属製のシャフト18aの外周に、肉厚が5〔mm〕、ゴム硬度が50〔°〕(アスカーF)のウレタンゴム発泡体から成る発泡体18bを被覆することによって形成される。
そして、前記現像ブレード17は、現像ローラ16の回転方向におけるトナー供給ローラ18より下流側において、先端を現像ローラ16に圧接させて配設され、該現像ローラ16上のトナーの量が所望の値になるようにトナー層の厚さを規制する。なお、現像ブレード17は、厚さが約80〔μm〕、自由長が12.5〔mm〕の曲げ加工によるR形状を有するSUS304の板状体から成る。
また、前記攪拌部材40は、前記トナー供給ローラ18の上部において回転自在に配設され、攪拌部40a、及び該攪拌部40aを両端で支持する支持部材40bを備える。前記攪拌部40aは、攪拌部材40の回転中心及び支持部材40bの回転中心に対して偏心させて配設され、攪拌部材40の回転に伴って旋回させられる。
そして、前記転写ユニット21は、第1のローラとしての駆動ローラ25a、第2のローラとしてのアイドルローラ25b、前記駆動ローラ25aとアイドルローラ25bとによって走行自在に張設され、前記各感光体ドラム11と接触させて配設されたベルト部材としての転写ベルト24、該転写ベルト24を介して各感光体ドラム11と対向させて配設された前記転写ローラ22等を備える。該各転写ローラ22は、各感光体ドラム11上の各色のトナー像を、転写ベルト24によって搬送される媒体としての用紙Pに順次重ねて転写し、カラーのトナー像を形成する。
前記転写ベルト24の下半部には、走行方向における最も下流側、すなわち、駆動ローラ25aの近傍に、転写ベルト24をクリーニングするための第2のクリーニング部材としてのクリーニングブレード26が配設される。
また、前記転写ユニット21の下方に、用紙Pを収容する媒体収容部としての給紙カセット31が配設される。そして、32は給紙カセット31の前端に配設されたホッピングローラであり、該ホッピングローラ32によって、前記給紙カセット31から用紙Pが一枚ずつ繰り出され、搬送ローラ33、34を介して画像形成部Bk、Y、M、Cに送られる。
用紙Pの搬送方向における画像形成部Bk、Y、M、Cより下流側には、定着装置としての定着器35が配設される。該定着器35は、第1のローラとしての定着ローラR1及び第2のローラとしての加圧ローラR2を備え、画像形成部Bk、Y、M、Cから送られた用紙P上のカラーのトナー像を用紙Pに定着させ、カラーの画像を形成する。そして、36はカラーの画像が形成された用紙Pをプリンタの本体、すなわち、装置本体外に排出する排出ローラである。
なお、前記感光体ドラム11、帯電ローラ12、LEDヘッド23、現像ローラ16、トナー供給ローラ18、転写ローラ22、駆動ローラ25a、アイドルローラ25b及び定着器35は、図示されない制御部によって制御される。該制御部は、直流電圧を、あらかじめ設定されたタイミングで帯電ローラ12、転写ローラ22、現像ローラ16及びトナー供給ローラ18に印加し、駆動部としての図示されない駆動モータを駆動することによって、感光体ドラム11、帯電ローラ12、現像ローラ16、トナー供給ローラ18、駆動ローラ25a、攪拌部材40及び定着ローラR1を矢印方向に回転させる。なお、帯電ローラ12、現像ローラ16等は、感光体ドラム11に圧接させて、又は接触させて配設される。
次に、トナー14について説明する。
本実施の形態においては、トナー14を製造するための結着樹脂としてポリエステルが、着色剤としてカーボンブラック、銅フタロシアニン顔料(C.I.Pigment Blue15)、キナクリドン系顔料(C.I.Pigment Red122)、C.I.Pigment Yellow185等が使用される。また、トナー14の体積平均粒子径は5.8〔μm〕にされ、流動性を高くするために流動化剤が、帯電性を調整するために、着色剤ごとに異なる帯電特性を有するシリカが、それぞれ外添剤として外添される。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
まず、図示されない上位装置、例えば、パーソナルコンピュータからの印字命令を受信すると、前記制御部は、前記駆動モータを駆動し、各感光体ドラム11を矢印方向に一定の周速度で回転させ、それに伴って、矢印方向に回転させられた帯電ローラ12に直流電圧を印加し、感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる。
次に、前記制御部は、LEDヘッド23を画像信号に従って駆動し、該画像信号に対応した光を感光体ドラム11の表面に照射し、露光して静電潜像を形成する。
また、前記制御部は、図示されないトナー供給ローラ用高圧電源によってトナー供給ローラ18に直流電圧(バイアス電圧)を印加し、トナー供給ローラ18を回転させるとともに、図示されない現像ローラ用高圧電源によって現像ローラ16に直流電圧(バイアス電圧)を印加し、現像ローラ16を回転させる。
この場合、トナー供給ローラ18に印加される直流電圧と現像ローラ16に印加される直流電圧とは異ならせて設定され、電位差によってトナー供給ローラ18と現像ローラ16との間に電界が発生させられる。その結果、前記画像形成ユニット15内に収容されたトナー14は、トナー供給ローラ18を介して現像ローラ16に供給される。そして、該現像ローラ16は、トナー14を吸着し、矢印方向に回転して搬送し、前記静電潜像に静電気によって付着させ、各色のトナー像を形成する。
なお、前記制御部は、図示されない層規制用高圧電源によって現像ブレード17に直流電圧を印加する。したがって、前記トナー14は、現像ブレード17及び現像ローラ16によって摩擦帯電させられ、負の極性に帯電させられて負帯電トナーになる。
また、前記制御部は、前記駆動ローラ25aを回転させ、転写ベルト24を矢印方向に走行させる。したがって、前記給紙カセット31から供給された用紙Pは、搬送ローラ34を介して各感光体ドラム11と転写ローラ22との間に形成された転写部に供給され、転写ベルト24の走行に伴って前記各転写部を通過する。このとき、制御部は、図示されない高圧電源によって各転写ローラ22に直流電圧を印加し、前記各転写ローラ22は、感光体ドラム11の表面に形成された各色のトナー像を順次用紙Pに重ねて転写し、カラーのトナー像を形成する。
その後、用紙Pは、転写ベルト24によって搬送されて定着器35に送られ、該定着器35においては、熱及び圧力によってトナー14が溶融させられ、用紙Pの繊維間に浸透させられる。このようにして、トナー像が用紙Pに定着させられ、カラーの画像が形成される。そして、定着器35から排出された用紙Pは、図示されない搬送ローラによって搬送された後、排出ローラ36によって装置本体外に排出される。
なお、転写後の感光体ドラム11には、わずかな量のトナー14が残留することがあるが、残留したトナー14は前記クリーニングブレード19によって除去される。
次に、前記構成の現像装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における現像装置の斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態における現像装置の断面図である。
図において、41は壁体であり、該壁体41は、プリンタの筐体Cs内において内壁として機能し、互いに対向させて配設され、各壁体41によってトナー室44が形成される。そして、壁体41は、二重構造を有し、前記筐体Cs側に配設された外壁としての硬質層41b、及び該硬質層41bと当接させてトナー室44側に配設された内壁としての軟質層41aを備える。本実施の形態において、硬質層41bはABS樹脂によって形成され、軟質層41aはウレタンゴムの発泡体によって形成される。
ところで、前記トナー室44内のトナー14は、前記攪拌部材40によって攪拌されるようになっているが、壁体41の近傍におけるトナー14が十分に攪拌されない場合、前記トナー14は、トナー室44内の中央部に移動することなく、壁体41の近傍においてトナー供給ローラ18に供給され、現像ローラ16に供給され、現像ブレード17によって掻き取られ、トナー室44内に戻される。そして、その間に、トナー14は壁体41等の固定部分と接触することが多くなり、トナー14における流動化剤、シリカ等の外添剤がトナー14の本体から剥がれやすくなり、その結果、流動性が低くなったり、過剰に帯電させられたりする。
したがって、壁体41の近傍のトナー14は、正常に帯電させられたトナー14に対して帯電量が多いトナー、いわゆる、過剰帯電トナー(地汚れトナー)になり、該過剰帯電トナーが現像ローラ16に供給されると、感光体ドラム11の両縁の近傍における画像が形成されない背景部、すなわち、非画像部に付着することがある。その結果、用紙Pにおける印刷が行われた後の印字領域の両縁の近傍において地汚れが発生してしまう。
また、壁体41の近傍と中央部分とで、トナー14の帯電量に差が生じるので、前記印字領域において濃度むらが発生してしまう。
このように、壁体41の近傍におけるトナー14が十分に攪拌されない場合、用紙Pにおける印刷が行われた後の印字領域の両縁の近傍で地汚れが発生したり、印字領域に濃度むらが発生したりすることによって、画像品位を低下させてしまう。
そこで、本実施の形態においては、壁体41の近傍におけるトナー14が十分に攪拌されるように、前記攪拌部材40がトナー室44内に配設されるようになっている。
攪拌部材40は、棒状、例えば、円柱状の前記攪拌部40a、及び該攪拌部40aの両端に固定された円盤形の形状を有する支持部材40bを備える。そして、該各支持部材40bは、攪拌部40aの径より十分に大きい径を有し、攪拌部40aは、各支持部材40bにおけるトナー室44側の面S1の周縁部分において所定の箇所(同位相の部分)に取り付けられる。また、各支持部材40bは、前記壁体41に形成された支持穴43内に、完全に収容された(穴からでる部分がない。)状態で回転自在に支持される。
そして、支持部材40bには図示されないギヤが配設され、該ギヤとトナー供給ローラ18の図示されないギヤとが、図示されないアイドルギヤを介して噛合させられる。したがって、トナー供給ローラ18の回転に伴って支持部材40bが同方向に回転させられ、攪拌部40aが同方向に旋回させられる。なお、トナー供給ローラ18は、感光体ドラム11の図示されないギヤ、現像ローラ16の図示されないギヤ及び前記アイドルギヤを介して前記駆動モータと連結され、感光体ドラム11と同方向に回転させられる。
ところで、前記硬質層41bは、現像ローラ16、トナー供給ローラ18、支持部材40b等を支持するのに必要な強度を有し、軟質層41aは、トナーの漏出を防止するのに必要な密封性を有する。前記各支持穴43は、互いに連通させて形成され、軟質層41aに形成された開口部43a、及び硬質層41bに形成された開口部43bから成り、開口部43aの内径は支持部材40bの外径と等しく、又は外径よりわずかに(例えば、0〔mm〕より大きく、かつ、0.5〔mm〕以下の値だけ)小さくされ、開口部43bの内径は支持部材40bの外径と等しく、又は外径よりわずかに(例えば、0〔mm〕より大きく、かつ、0.5〔mm〕以下の値だけ)大きくされる。
したがって、前記支持部材40bは、前記軟質層41aと密着した状態で回転させられるので、支持部材40bの外周面と開口部43aの内周面との間にトナー14が進入するのを防止することができる。そして、開口部43aの密封性を高くすることができるので、トナーの漏出を防止することができる。
また、支持部材40bは硬質層41bと部分的に接触した状態で回転させられるので、支持部材40bを回転させる際に硬質層41bが支持部材40bに負荷を与えることはない。したがって、攪拌部材40を安定させて回転させることができる。
本実施の形態においては、支持部材40bの軸方向長さ(厚さ)と壁体41の厚さとが等しくされるが、支持部材40bの軸方向長さと壁体41の厚さとを異ならせることもできる。この場合、支持部材40bの前記面S1が、軟質層41aにおけるトナー室44側の面S2よりトナー室44側に突出することはない。
また、本実施の形態において、前記支持部材40bは、外径が20〔mm〕に、厚さが5〔mm〕にされ、前記攪拌部40aは、外径が2〔mm〕にされ、支持部材40b及び攪拌部40aは、いずれも、樹脂、例えば、ABS樹脂によって形成されるが、樹脂との間で反応しない他の材料、例えば、金属によって形成することができる。そして、本実施の形態において、攪拌部40aは、例えば、円柱状にされるが、板状、角柱状、十字状等に形成することができる。
次に、前記構成の現像装置の動作について説明する。
ところで、現像ローラ16、トナー供給ローラ18及び攪拌部材40が矢印方向に回転させられるのに伴って、支持部材40bも同じ方向に回転するが、攪拌部40aは、支持部材40bの中心軸を中心にして、中心軸の周囲を旋回しながらトナー室44内のトナー14を攪拌し、旋回に伴ってトナー供給ローラ18の近傍に到達すると、トナー供給ローラ18の表面にトナー14を供給する。
この場合、攪拌部材40は、クランク構造を有することなく、攪拌部40aは、支持部材40bから直線状に延在させられるので、各軟質層41aの前記面S2間の長手方向における全域でトナー14を攪拌することができる。
したがって、本実施の形態においては、トナー室44内におけるトナー14を均一に攪拌することができ、攪拌部材40の両端部における軟質層41aの近傍のトナー14と他の部分のトナー14とで帯電量に差が生じることがなくなる。その結果、用紙Pにおける印字領域の両縁の近傍で地汚れが発生したり、印字領域で濃度むらが発生したりすることがなくなるので、画像品位が低下するのを防止することができる。
また、攪拌部材40は単純な構造を有するので、攪拌部材40を成形するためのコストを低くすることができるだけでなく、攪拌部材40を精度よく成形することができる。しかも、現像装置の組立て不良が発生するのを防止することができる。
次に、連続印字を行ったときの地汚れの発生状況について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態における攪拌部材の機能を説明する図、図6は従来の攪拌部材の機能を説明する図である。
この場合、温度が23〔℃〕、湿度が40〔%〕の環境下において、用紙Pの印字領域の全面に対して5〔%〕DUTYの濃度で連続印字を行った。また、トナー室44内のトナー14の減少に対するトナー14の補給は、5000枚の印字の後、及び10000枚の印字の後に行った。なお、用紙Pの印字領域に、全面べた、すなわち、100〔%〕の面積率で印字を行う場合を100〔%〕DUTYといい、白紙印字、すなわち、0〔%〕の面積率で印字を行う場合を0〔%〕DUTYといい、1〔%〕の面積率で印字を行う場合を1〔%〕DUTYといい、5〔%〕の面積率で印字を行う場合を5〔%〕DUTYという。
また、地汚れの発生状況の判定については、所定の枚数を印字するごとに、0〔%〕DUTYで印字を行い、そのときの画像を目視によって確認することにより行った。判定に際しては、用紙Pの両縁からそれぞれ幅10〔mm〕以内の領域のいずれか一方でも地汚れが発生している場合は×とし、両縁において地汚れが発生していない場合は○とした。
Figure 0005002495
表1から分かるように、攪拌部材40がある場合では、15000枚の印字を行っても地汚れが発生しないのに対して、クランク構造を有する従来の攪拌部材91を使用した場合、7500枚の印字を行うと地汚れが発生してしまう。
これは、図5に示されるように、本実施の形態においては、壁体41の近傍においてトナー14を十分に攪拌することができない領域は存在せず、トナー14が十分に攪拌されるのに対して、図6に示されるように、従来の技術におけるクランク構造を有する攪拌部材91を使用すると、壁体41の近傍において、トナー14を十分に攪拌することができない領域が存在し、トナー14が十分に攪拌されないからである。
なお、攪拌部材40、91を使用しない場合、2500枚の印字を行うと地汚れが発生してしまう。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図7は本発明の第2の実施の形態における画像形成ユニットの概念図、図8は本発明の第2の実施の形態における現像装置の断面図、図9は本発明の第2の実施の形態における現像装置の斜視図、図10は本発明の第2の実施の形態における攪拌部材の機能を説明する図である。
この場合、攪拌部材40の支持部材40bに、現像剤室としてのトナー室44に向けて突出させて、少なくとも一つの、本実施の形態においては、一つの突起40cが形成される。該突起40cは、円周方向における所定の箇所、本実施の形態においては、攪拌部40aに隣接する箇所を始点とし、円周方向における他の所定の箇所、本実施の形態においては、始点から180〔°〕離れた箇所を終点とし、支持部材40bの外周縁に沿って、円弧状に、かつ、帯状に延在させられる。また、突起40cは、前記始点から終点にかけて徐々に高くなるように(支持部材40bの面S1から離れるように)、トナー室44と対向する面S3を傾斜させて形成される。本実施の形態において、面S3の傾斜角度は、始点から離れるほど大きくされるが、傾斜角度を一定にしたり、任意に変化させたりすることができる。
前記突起40cの幅は5〔mm〕にされ、終点における面S3の端部40dの高さ、すなわち、面S1からの距離(垂直距離)は30〔mm〕にされる。
前記構成の攪拌部材40を回転させると、支持部材40bの回転に伴って攪拌部40aと共に突起40cが旋回させられ、このとき、壁体41の近傍の滞留する現像剤としてのトナー14を、図10の矢印で示されるように、トナー室44内の中央部に向けて移動させることができる。
したがって、壁体41の内側壁としての各軟質層41aにおけるトナー室44側の面S2間の長手方向における全域でトナー14を十分に攪拌することができる。
次に、連続印字を行ったときの地汚れの発生状況について説明する。
この場合、温度が23〔℃〕、湿度が40〔%〕の環境下において、媒体としての用紙Pの印字領域の全面に対して0〔%〕DUTYの濃度で連続印字を行った。また、現像装置内におけるトナー14の減少によるトナー14の補給は、5000枚の印字の後、及び10000枚の印字の後に行った。
なお、地汚れの発生状況の判定については、所定の枚数を印字するごとに、0〔%〕DUTYで印字を行い、そのときの画像を目視によって確認することにより行った。判定に際しては、用紙Pの両縁からそれぞれ幅10〔mm〕以内の領域のいずれか一方でも地汚れが発生している場合は×とし、両縁において地汚れが発生していない場合は○とした。
Figure 0005002495
表2から分かるように、0〔%〕DUTYの濃度で連続印字が行われると、第1の実施の形態と同様に支持部材40bに突起が形成されていない場合には、12500枚の印字を行うと地汚れが発生するのに対して、支持部材40bに突起40cが形成されている場合、15000枚の印字を行っても地汚れが発生しない。なお、従来のクランク構造を有する攪拌部材91を使用した場合、5000枚の印字を行うと地汚れが発生してしまう。
前記第1の実施の形態においては、連続印字が5〔%〕DUTYの濃度で行われるので、トナー室44内のトナー14が消費され、それに伴って、トナー室44内においてトナー14が移動し、攪拌部材40による攪拌効果があるが、本実施の形態においては、0〔%〕DUTYの濃度で連続印字が行われ、トナー14が消費されないので、トナー室44内におけるトナー14の移動は、可動部材である現像剤担持体としての現像ローラ16、現像剤供給部材としての、かつ、現像剤供給ローラとしてのトナー供給ローラ18、攪拌部材40等の近傍に限られてしまう。特に、壁体41の近傍においては、壁体41が拘束条件になり、トナー室44内におけるトナー14の移動が困難になってしまう。
したがって、0〔%〕DUTY等の低いDUTYの濃度による印字においては、地汚れが一層発生しやすくなってしまう。
このように、本実施の形態においては、低いDUTYの濃度による印字が行われても、支持部材40bの回転に伴って突起40cが旋回するので、壁体41の近傍のトナー14を、トナー室44内の中央部に移動させることができる。
前記各実施の形態においては、カラーのプリンタについて説明したが、本発明を、モノクロのプリンタに適用したり、複写機、ファクシミリ、複合機等に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における現像装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概念図である。 本発明の第1の実施の形態における現像装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における攪拌部材の機能を説明する図である。 従来の攪拌部材の機能を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成ユニットの概念図である。 本発明の第2の実施の形態における現像装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態における現像装置の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における攪拌部材の機能を説明する図である。
符号の説明
11 感光体ドラム
14 トナー
16 現像ローラ
17 現像ブレード
18 トナー供給ローラ
40、91 攪拌部材
40a 攪拌部
40b 支持部材
41 壁体
44 トナー室

Claims (5)

  1. (a)画像信号に基づいて形成された潜像を担持する像担持体と、
    (b)該像担持体に現像剤を付着させて前記潜像を現像する現像剤担持体と、
    (c)該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
    (d)現像剤室内の現像剤を攪拌し、前記現像剤供給部材に現像剤を供給する攪拌部材とを有するとともに、
    (e)該攪拌部材は、前記現像剤室の壁体に形成された開口部内に収容された状態で回転自在に、かつ、現像剤室側の面が壁体における現像剤室側の面より現像剤室側に突出することがないように配設された支持部材、及び該支持部材の回転中心に対して偏心させて、かつ、前記支持部材の現像剤室側の面から延在させて配設された攪拌部を備え
    (f)前記壁体は、外壁としての硬質層、及び該硬質層と当接させて配設された内壁としての軟質層を備え、
    (g)該軟質層に形成された前記開口部の内径は前記支持部材の外径以下にされることを特徴とする現像装置。
  2. 前記支持部材は、前記現像剤室の互いに対向する壁体内に収容された状態で回転自在に配設される請求項1に記載の現像装置
  3. 記支持部材は円盤形の形状を有する請求項1に記載の現像装置。
  4. (a)前記支持部材は、前記攪拌部に隣接し、かつ、回転方向における攪拌部とは逆方向の所定の箇所を始点とし、回転方向における前記始点とは逆方向の所定の箇所を終点とし、支持部材の外周縁に沿って、円弧状に、かつ、帯状に延在させて形成された突起を備え
    (b)該突起は、前記始点から終点にかけて徐々に高くなるように、前記現像剤室と対向する面が傾斜させて形成される請求項1に記載の現像装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置が搭載された画像形成装置。
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