JP5001008B2 - 金属−カルボニルプリカーサからの金属層の低圧堆積。 - Google Patents

金属−カルボニルプリカーサからの金属層の低圧堆積。 Download PDF

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Description

このPCT出願は、2003年9月30日に出願の米国非仮特許出願番号第10/673,908号に基づき、その優先権に依るものであり、その全体の内容は、参照によって本願明細書に組み込まれたものとする。
本発明は、半導体プロセスに関し、とりわけ熱CVDプロセスによる金属層を堆積させる方法に関する。
集積回路を製造するための多層配線方式(schemes)への銅(Cu)金属の導入は、Cu層の接着および成長を促進し、かつ誘電体材料へのCu拡散を防止する拡散バリア/ライナ(liners)の使用を必要とし得る。誘電体材料上へ堆積されるバリア/ライナは、Cuと非反応性および非混合性(immiscible)で、かつ低い電気的抵抗率(electrical resistivity)を提供することができるタングステン(W)、モリブデン(Mo)、およびタンタル(Ta)のような高融点材料(refractive materials)を含むことができる。Cuメタリゼーションと誘電体材料とを集積化する現在のインテグレーション方式は、約400℃と約500℃との間の、またはそれを下回る基板温度でのバリア/ライナ堆積プロセスを必要とすることができる。
W層は、熱化学気相成長(TCVD:thermal chemical vapor deposition)プロセスにおいて、タングステンを含有するプリカーサ、例えばタングステン−カルボニルプリカーサを熱的に分解することによって形成されることができる。金属−カルボニルプリカーサ(例えば、W(CO))の熱分解によって堆積されるW層の材料特性は、基板堆積温度が約500℃以下まで下げられるときに、悪化し得る。
低い堆積温度での、W層の(電気的な)抵抗率の増加と、劣った表面モフォロジー(例えば小瘤(nodules)の形成)とは、熱的に堆積されたW層中にCO反応副生成物(by−products)の増加した取込みに起因すると考えられている。両方の影響は、約500℃以下の基板温度でのタングステン−カルボニルプリカーサの熱分解からの、低下したCO気体放出速度によって説明されることができる。
処理チャンバ内の基板上に金属層を堆積させる方法は、処理チャンバ内に金属−カルボニルプリカーサを含むプロセスガスを導入することと、基板上方に処理ゾーンを生成することと、処理ゾーン内のガス種の滞留時間(residence time)を約120ミリ秒より短く維持することと、熱化学気相成長プロセスによって基板上に金属層を堆積させることとによって提供される。プロセスガスは、は、W(CO),Ni(CO)、Mo(CO)、Co(CO)、Rh(CO)12、Re(CO)10、Cr(CO)、およびRu(CO)12の少なくとも1つから選ばれた金属−カルボニルプリカーサを含むことができ、堆積された金属層は、それぞれ、W、Ni、Mo、Co、Rh、Re、Cr、およびRuの少なくとも1つであり得る。
処理チャンバ内の基板上にW層を堆積させる方法は、処理チャンバ内にW(CO)プリカーサを含むプロセスガスを導入することと、基板上方に処理ゾーンを生成することと、処理ゾーン内のガス種の滞留時間を約120ミリ秒より短く維持することと、熱化学気相成長プロセスによって基板上のW層を堆積させることとによって提供される。
処理システムは、基板上に金属層を堆積させるために提供される。処理システムは、処理チャンバと、基板を受けるための基板ホルダと、基板を加熱するためのヒータと、処理チャンバ内に金属−カルボニルプリカーサを含むプロセスガスを導入するプリカーサ送出システム(precursor delivery system)と、基板上に金属層を熱化学気相成長している間、処理ゾーン内のガス種の滞留時間が約120ミリ秒より短い処理チャンバ内の処理ゾーンと、処理システムを制御するためのコントローラとを含む。
図1は、本発明の実施形態に係る金属層を堆積させる処理システムの簡略化された構成図である。処理システム100は、上部チャンバセクション1aと、下部チャンバーセクション1bと、排気チャンバ23とを含む処理チャンバ1を備えている。円形開口部22は、下部チャンバーセクション1bの中央に形成され、底のセクション1bが排気チャンバ23に接続する。
処理チャンバ1の内部に、水平に被処理基板(ウェハ)50を保持するための基板ホルダ2が提供される。基板ホルダ2は、排気チャンバ23の下部の中心から上方へ延びる円筒状サポート部材3で支えられる。基板ホルダ2上に基板50を位置決めするためのガイドリング4は、基板ホルダ2の端部に提供される。さらにまた、基板ホルダ2は、電源6によって制御され、基板50を加熱するために使用されるヒータ5を含む。ヒータ5は、抵抗ヒータであり得て、代わりとして、ヒータ5は、ランプヒータであり得る。
プロセスの間、加熱された基板50は、熱的にW(CO)プリカーサを分解することができ、そして、基板50上にW層の堆積を可能にすることができる。基板ホルダ2は、基板50上へ所望のW層を堆積させるために適している所定の温度まで加熱される。ヒータ(図示せず)は、所定の温度にチャンバ壁を加熱するように、処理チャンバ1の壁に埋め込まれる。ヒータは、約40℃から約80℃まで処理チャンバ1の壁の温度を維持することができる。
シャワーヘッド10は、処理チャンバ1の上部チャンバセクション1aに位置づけられる。シャワーヘッド10の底のシャワーヘッドプレート10aは、基板50上方に位置づけた処理ゾーン60内へW(CO)プリカーサを含むプロセスガスを供給するための多数のガス送出孔10bを有する。処理ゾーン60は、基板直径によって、および基板50とシャワーヘッド10との間のギャップによって、規定される体積である。
開口10cは、ガス分配コンパートメント10d内へガスライン12からプロセスガスを導入するため、上部チャンバセクション1bに提供される。同心のクーラントフローチャネル10eは、シャワーヘッド10の温度を制御するために、そして、このことによりシャワーヘッド10内部でのW(CO)プリカーサの分解を防ぐために提供される。水のような冷却剤(クーラント)流体は、約20℃から約100℃まで、シャワーヘッド10の温度を制御するために冷却剤流体ソース10fから、クーラントフローチャネル10eへ供給されることができる。
ガスライン12は、プリカーサ送出システム300を処理チャンバ1に接続する。プリカーサ容器13は、固体のW(CO)のプリカーサ55を含み、プリカーサヒータ13aは、W(CO)プリカーサ55をW(CO)プリカーサの所望の蒸気圧を生ずる温度に維持するようにプリカーサ容器13を加熱するために提供される。W(CO)プリカーサ55は、65℃で比較的高い蒸気圧Pvap〜1Torr(1Torr=133.322Pa)を有することができる。従って、プリカーサソース13およびプリカーサガス供給ライン(例えばガスライン12)の適度な加熱だけは、W(CO)プリカーサを処理チャンバ1に供給するために必要である。さらにまた、W(CO)プリカーサは、約200℃以下の温度では熱的に分解しない。これは、加熱されたチャンバ壁および気相反応とのインタラクションによるW(CO)プリカーサの分解を非常に減少させることができる。
実施形態において、W(CO)プリカーサは、キャリヤガスを用いずに処理チャンバ1に供給されることができ、または、代わりとして、キャリヤガスは、処理チャンバ1にプリカーサの送出を高めるために使用されることができる。ガスライン14は、ガス供給源15からプリカーサ容器13までキャリヤガスを提供することができ、マスフローコントローラ(MFC)16は、キャリヤガス流量を制御するように使用されることができる。キャリヤガスが使用されるときに、それは、固体のW(CO)プリカーサ55に浸透される(percolated through the solid W(CO) precursor)ように、プリカーサ容器13の下部の中へ導入され得る。代わりとして、キャリヤガスは、プリカーサソース13の中へ導入されることがあり得て、そして固体のW(CO)プリカーサ55の上部全体に渡って分散されることがあり得る。センサ45は、プリカーサ容器13からの総ガス流れを測定するために提供される。センサ45は、例えば、MFCを有し、処理チャンバ1に供給されるW(CO)プリカーサの量は、センサ45と、マスフローコントローラ16とを使用して決定されることができる。代わりとして、センサ45は、処理チャンバ1へのガス流れ中のW(CO)プリカーサの濃度を測定する光吸収センサを有することができる。
バイパスライン41は、センサ45から下流に位置づけられ、ガスライン12を排気ライン24に接続する。バイパスライン41は、ガスライン12を排気するために、および、処理チャンバ1へのW(CO)プリカーサの供給を安定させるために提供される。加えて、ガスライン12の分岐から下流に位置づけられるバルブ42は、バイパスライン41に提供される。
ヒータ(図示せず)は、独立してガスライン12、14、および41を加熱するように提供され、そこにおいて、ガスラインの温度は、ガスライン内のW(CO)プリカーサの凝縮を回避するために制御されることができる。ガスラインの温度は、約20℃から約100℃まで、または約25℃から約60℃まで制御されることができる。
希釈ガスは、ガス供給源19からガスライン18を使用してガスライン12へ供給されることができる。希釈ガスは、プロセスガスを希釈するように、またはプロセスガス分圧を調整するように使用されることができる。ガスライン18は、MFC20およびバルブ21を含む。MFC16およびMFC20、並びにバルブ17,バルブ21およびバルブ42は、キャリヤガス、W(CO)プリカーサガス、および希釈ガスの供給、シャットオフ、および流量を制御するコントローラ40によって制御される。センサ45は、また、コントローラ40に接続され、そしてセンサ45の出力に基づいて、コントローラ40は、処理チャンバ1に所望のW(CO)プリカーサ流量を得るようにマスフローコントローラ16を介してキャリヤガス流量を制御することができる。
排気ライン24は、排気チャンバ23を真空排気システム400に接続する。真空ポンプ25は、所望の真空度まで処理チャンバ1を排気し、プロセスの間、処理チャンバ1からガス種を取り除くように使用される。自動圧力コントローラ(automatic pressure controller:APC)59およびトラップ57は、真空ポンプ25と直列に使用されることができる。真空ポンプ25は、1秒あたり5000リットル(および、より高排気)までの排気速度が可能なターボ分子ポンプ(TMP)を含むことができる。代わりとして、真空ポンプ25は、ドライポンプを含むことができる。プロセスの間、プロセスガスは、処理チャンバ1内に導入されることができ、そしてチャンバ圧力は、APC59によって調整される。APC59は、バタフライ形式バルブまたはゲートバルブを備えることができる。トラップ57は、処理チャンバ1から未反応のプリカーサ材料および副生成物を収集することができる。
処理チャンバ1において、3本の基板リフトピン26(2本だけが、示されている)は、基板50を保持し、上昇させ、および降下させるために提供される。基板リフトピン26は、プレート27に固定され、および基板ホルダ2の上部表面方向へ、下方まで降ろされることができる。例えば、エアーシリンダを利用している駆動機構28は、プレート27を上下させる手段を提供する。基板50は、ロボット移送システム(図示せず)を介してゲートバルブ30およびチャンバフィードスルー通路29を通して処理チャンバ1の内外に移送されることができ、そして基板リフトピンによって受けられることができる。一旦、基板50が移送システムから受けられると、それは、基板リフトピン26を降下させることによって基板ホルダ2の上部表面へ降ろされることができる。
処理システムコントローラ500は、マイクロプロセッサと、メモリと、通信し、処理システム100への入力をアクティブにし、同じく処理システム100からの出力をモニタするのに十分な制御電圧を生成することが可能なデジタル1/Oポートとを含む。さらに、処理システムコントローラ500は、処理チャンバ1と、コントローラ40およびプリカーサヒータ13aを含むプリカーサ送出システム300と、真空排気システム400と、電源6と、クーラント流体ソース10fとに組み合わせられ、それらと情報を交換する。真空排気システム400において、処理システムコントローラ500は、処理チャンバ1内の圧力を制御するための自動圧力コントローラ59に組み合わせられ、そしてそれと情報を交換する。メモリに格納されたプログラムは、保存されたプロセスレシピに従って処理システム100の前述のコンポーネントを制御するのに利用される。処理システムコントローラ500の一実施例は、テキサス州ダラスのデル社から入手可能であるDELL PRECISION WORKSTATION 610(登録商標)である。
W層を形成する処理システムは、図1に概略的に示され、記載されているような単一ウエハ処理チャンバを備えることができる。代わりとして、処理システムは、同時に複数の基板(ウェハ)を処理することが可能なバッチ型処理チャンバを備えることができる。Siウェハのような半導体基板に加えて、基板は、例えば、LCD基板、ガラス製基板、または化合物半導体基板であり得る。例えば、処理チャンバは、200mm基板、300mm基板のようなどのようなサイズの基板を、またはより大きい基板でさえ、処理することができる。
一般に、さまざまな金属バリア/ライナは、対応する金属−カルボニルプリカーサから堆積されることができる。これは、W(CO)、Ni(CO)、Mo(CO),Co(CO)、Rh(CO)12、Re(CO)10、Cr(CO)、およびRu(CO)12プリカーサから、それぞれ、W、Ni、Mo、Co、Rh、Re、Cr、およびRu金属層が堆積されることを含む。低抵抗率の金属層の低温堆積は、約400℃および約500℃の間の、またはそれを下回る基板温度を要求する配線工程(back―end―of―line:BEOL)プロセス方式内での金属層のインテグレーション(集積化)を可能にする。
金属層は、還元ガスを用いずに金属含有プリカーサから熱的に堆積されることができる。代わりとして、還元剤、例えばHガスは、金属層の堆積の補助に使用されることができる。金属カルボニルプリカーサの熱分解と、その後の金属堆積とは、主に、CO除去および基板からのCO副生成物の脱離によって進行すると考えられる。金属層内へのCO副生成物の取込みは、金属−カルボニルプリカーサの不完全な分解と、金属層からのCO副生成物の不完全な除去と、処理ゾーンから金属層上へのCO副生成物の再吸着とから生じることがあり得る。処理圧力を低下させることは、基板上方の処理ゾーン内のガス種(例えば金属−カルボニルプリカーサ、反応副生成物、キャリヤガス、および希釈ガス)のより短い滞留をもたらし、そして、それは、次に、基板上に堆積する金属層のより低いCO不純物レベルをもたらすこととなり得る。加えて、処理ゾーン内の金属−カルボニルプリカーサの分圧を低下させることは、金属層のより低い堆積速度をもたらし得る。より低い堆積速度は、副生成物に対して、金属層から脱離するより多くの時間を可能にすることによって、金属層に取り入れられる(トラップされる)こととなり得る反応副生成物の量を低下させることができる。
処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、トータルプロセスガス流量によって処理ゾーンの体積を割ることによって算出された。処理ゾーンは、基板直径と、基板およびシャワーヘッド間のギャップとによって規定される。ガス種は、金属−カルボニルプリカーサと、キャリヤガスと、希釈ガスと、反応副生成物(例えばCO)とを含むことができる。処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、例えば、プロセスガス流量を変化させることと、基板およびシャワーヘッドの間のギャップを変化させることと、APCを使用して処理チャンバの排気速度を変化させることとによって変えられることができる。図1に示される処理システムにおいて、処理ゾーンの滞留時間は、約10mmから約100mmまでのギャップを使用して約2ミリ秒から約120ミリ秒を超えるまで変化させることができる。
図2は、本発明の実施形態に係る金属層を堆積させるためのフローチャートを示す。200で、プロセスは、開始される。202において、基板は、処理チャンバ内に準備される。204において、金属−カルボニルプリカーサと、オプションとしてキャリヤガスおよび希釈ガスとを含んでいるプロセスガスは、処理チャンバ内に導入される。206において、処理ゾーンは、基板上方に生成される。208において、約120ミリ秒より短い滞留時間は、処理ゾーン内で維持され、そして210で、金属層は、低圧のTCVD堆積プロセスによって基板上に堆積され、そこにおいて、処理ゾーン内のガス種の短い滞留時間は、低抵抗率の金属層の形成を可能にする。212において、プロセスは、終了する。
図3は、本発明の実施形態に係る処理圧力の関数として、低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の抵抗率を示す。W層は、3つの異なる基板温度、約500℃、約425℃、および約380℃で、W(CO)プリカーサの熱分解から、SiO層上へ堆積された。
図3は、W(CO)プリカーサの熱分解から堆積されたW層の抵抗率は、処理圧力が低下するとともに、減少することを示す。より低い処理圧力への380℃と、425℃とのデータの外挿は、それぞれ、約13mTorrと、約66mTorrとの処理圧力が、約50μΩ−cmの抵抗率を有するW層を堆積させるのに必要とされることを示す。さらに、約500℃の基板温度で堆積されたW層は、約100mTorr以下の処理圧力に対して、25μΩ−cm、またはそれより低い抵抗率を示す。図3において、W堆積速度は、約380℃の基板温度に対して、約0.1Torrの圧力で約62A/minから約0.07Torrの圧力で約44A/minへ、約425℃の基板温度に対して、約0.15Torrの圧力で約37A/minから約0.07Torrの圧力で約23A/minへ、および約500℃の基板温度に対して、約0.15Torrの圧力で約93A/minから約0.07Torrの圧力で約82A/minへ、処理圧力の減少と共に減少した。
図3の抵抗率の結果は、低抵抗率を有するW層が、約400℃と約500℃との間、およびより低い基板温度で、低圧のTCVDプロセスによって堆積されることができることを示す。
図4は、本発明の実施形態に係る処理ゾーン内のガス種の滞留時間の関数として、低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の抵抗率を示す。W層は、約380℃と、約500℃との間の基板温度で、約100mTorrと、約300mTorrとの間の処理圧力でSiO層上に堆積された。
図4のデータは、処理ゾーンの滞留時間が約120ミリ秒未満で、基板温度が約400℃と約500℃との間にあったときに、低抵抗率を有するW層が堆積されたことを示す。データは、処理ゾーン内のガス種の滞留時間がより短くなるに従って、W層の抵抗率が減少することを示す。さらにまた、所定の滞留時間と、より低い処理圧力と、より高い基板温度とが、より低い抵抗率のW層をもたらすことが、一般に観測された。TCVDプロセスに対するプロセスパラメータスペースは、例えば、約300mTorr未満のチャンバ圧力を利用することができる。代わりとして、圧力は、約100mTorr未満であり得る。処理ゾーン内の滞留時間は、例えば、約120ミリ秒未満であり得る。代わりとして、滞留時間は、約70ミリ秒未満であり得る。さらにまた、滞留時間は、約40ミリ秒未満であり得る。金属−カルボニルプリカーサ流量は、約0.1sccmから約200sccmまでの間であり得て、キャリヤガス流量は、約500sccm未満であり得て、および希釈ガス流量は、約2000sccm未満であり得る。キャリヤガスおよび希釈ガスは、不活性ガスおよびHガスの少なくとも1つであり得る。不活性ガスは、Ar、He、Ne、Kr、Xe、およびNの少なくとも1つであり得る。基板温度は、約300℃から約600℃まで変化され得る。図5は、本発明の実施形態に係るW堆積速度の関数として、低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の抵抗率を示す。図5は、堆積されたW層の抵抗率がW堆積速度の減少と共に減少することを示す。W堆積速度は、例えば、チャンバ圧力を低下させることと、キャリヤガス流量を低下させることと、希釈ガス流を増やすことと、プリカーサ容器の温度を低下させることとによって減少させることができる。例えば、約50μΩ−cm未満の抵抗率を達成するために、W堆積速度は、約450℃未満の基板温度に対して約20A/min未満でなければならず、約450℃の基板温度に対して約60A/min未満でなければならず、そして約460℃と約500℃との間の基板温度に対して約100A/min未満でなければならない。
図6は、堆積されたW層の抵抗率の関数として、X線回折(X−ray diffraction:XRD)測定値を示す。W層は、約300sccmのArキャリヤガス流量と、約50sccmのAr希釈ガス流量を使用して堆積された。XRD測定値(Cu Kα X線源を使用する)は、40.3度でのWピークの半値全幅(full width at half−maximum:FWHM)が、W層の抵抗率の減少と共に減少することを示す。測定されたFWHMは、W層の結晶性の測定であり、そこにおいて、より低いFWHM値は、より高いW層の結晶性を示す。さらにまた、テープ試験方法を使用して、下地基板へ堆積されたW層の接着が、W層の結晶性の増加と共にを改善されたことは、観測された。
表1は、本発明の実施形態に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層に対するプロセス条件および結果を示す。W層は、約410℃の基板温度および約0.2Torrの処理圧力で熱的に成長されたSiO層上に堆積された。ラン1の堆積時間は、約150秒で、ラン2は、約250秒であった。平均抵抗率は、500AのW層厚さで正規化された(R500A)。
Figure 0005001008
図7Aおよび図7Bは、それぞれ、表1に記載されたラン1およびラン2に対するプロセス条件による低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す。図7Aおよび図7BのW層の比較は、図7Bのより厚いW層の表面が、図7Aのより薄いW層の表面より、より粗く、多数の小瘤を有することを示す。
表2は、本発明の実施形態に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層に対するプロセス条件および結果を示す。ラン3の堆積時間は、600秒であり、ラン4は、1200秒であった。
Figure 0005001008
図8Aおよび図8Bは、それぞれ、表2に記載されたラン3および4に対するプロセス条件による低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す。図8Aおよび8BのW層の比較は、図8Bのより厚いW層の表面が、図8Aのより薄いW層の表面より、より粗く、多数の小瘤を有することを示す。
更に、表1および表2のデータの比較並びに図7Aから図8Bは、W堆積速度が減少するに従って、小瘤の数および層抵抗率が減少することを示す。
図9Aおよび図9Bは、本発明の実施形態に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す。図9Aに示したW層は、約0.5Torrの処理圧力および約60℃のプリカーサ容器温度を使用して堆積された。ほぼ厚さ600AのW層の抵抗率は、約189μΩ−cm(R500A=207μΩ−cm)である。図9Bに示されたW層は、約0.06Torrの処理圧力および約30℃のプリカーサ容器温度を使用して堆積された。ほぼ厚さ275AのW層の抵抗率は、約52μΩ−cm(R500A=55μΩ−cm)であった。図9Aおよび図9Bの視覚面での比較は、処理圧力が約0.5Torrから約0.06Torrへ低下されるときに、より滑らかなW層が堆積されることができることを示す。
更に、以下の実施例は、低い抵抗率のW層の堆積を示す。
実施例1:約500℃および約100mTorrでのW層堆積。
W層は、厚さ100nmの熱酸化物(SiO)層を有する基板上に堆積された。基板は、約500℃まで加熱され、基板とシャワーヘッドとの間のギャップは、約50mmが使用された。W(CO)プリカーサが入っているプリカーサ容器は、約40℃で維持され、約50sccmのArキャリヤガスは、プリカーサを処理チャンバに供給するように使用された。処理圧力は、APCを使用してW層堆積の間、約100mTorrに維持された。処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、約83ミリ秒であった。プロセスガスは、約700秒間、基板に当てられ、そして酸化物層上へ厚さ約126nmのW層の堆積をもたらした。W層の抵抗率は、約23.5μΩ−cmであって、W層は、テープ試験において、下地の酸化物層に対し良好な接着を示した。
実施例2:約500℃および約50mTorrでのW層堆積。
W層堆積中の処理圧力が、50mTorrで維持された以外は、プロセス条件は、実施例1のものと同じであった。これは、約41ミリ秒の滞留時間をもたらした。堆積されたW層は、約20.1μΩ−cmの測定された抵抗率を有し、W層は、テープ試験において、下地酸化物層に対し良好な接着を示した。
実施例3:約390℃および約50mTorrでのW層堆積。
プロセス条件は、約390℃の基板温度と、約50mTorrの処理圧力と、約50sccmのArキャリヤガス流量と、約100sccmのAr希釈ガス流量と、約50mmのギャップとを含んでいた。処理ゾーンの滞留時間は、約15ミリ秒であって、W堆積速度は、約12A/minであった。堆積されたW層は、約44.4μΩ−cmの測定された抵抗率を有していて、そしてW層は、テープ試験において、下地酸化物層に対し良好な接着を示した。
実施例4:約400℃および約140mTorrでのW層堆積。
プロセス条件は、約400℃の基板温度と、約140mTorrの処理圧力と、約20sccmのArキャリヤガス流量と、約1,030sccmのAr希釈ガス流量と、約50mmのギャップとを含んでいた。処理ゾーン内の滞留時間は、約15ミリ秒であって、W堆積速度は、約7A/minであった。堆積されたW層は、約54μΩ−cmの測定された抵抗率を有していて、W層は、テープ試験において、下地酸化物層に対し良好な接着を示した。
実施例5:約425℃および約500mTorrでのW層堆積。
プロセス条件は、約425℃の基板温度と、約500mTorrのプロセス圧力と、約50sccmのArキャリヤガス流量と、約50mmのギャップとを含んでいた。処理ゾーン内の滞留時間は、約413ミリ秒であって、W堆積速度は、約79A/minであった。堆積されたW層は、約194.6μΩ−cmの測定された抵抗率を有し、W層は、テープ試験において、下地酸化物層に対し、劣った接着(poor adhesion)を示した。実施例5は、長い滞留時間(約413ミリ秒)が、劣った電気的および接着的特性を有するW膜をもたらすことを示す。
上記のプロセスの実施例は、プロセス条件と、W層特性との間の関係を示す。実施例は、処理ゾーン内のガス種の滞留時間が短く、例えば約120ミリ秒より短い場合には、低抵抗率と下層の酸化物層に対する良好な接着とを含む良好な特性を有するW層が、約400℃と約500℃との間の、およびより低い基板温度で堆積され得ることを示す。
本発明のさまざまな修正および変更が本発明を実施する際に使用されることがあり得ると理解されるべきである。従って、添付の請求の範囲で、本発明が、ここに特に記載されているより、別の方法で実施されることがあり得ると理解されるべきものである。
本発明の実施形態に係る金属層を堆積させる処理システムの簡略化された構成図を示す図である。 本発明の実施形態に係る金属層を堆積させるためのフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係る処理圧力の関数として、低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の抵抗率を示す図である。 本発明の実施形態に係る処理ゾーン内のガス種の滞留時間の関数として、低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の抵抗率を示す図である。 本発明の実施形態に係るW堆積速度の関数として、低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の抵抗率を示す図である。 本発明の実施形態に係るW層の抵抗率の関数として、XRD測定値を示す図である。 ラン1に対する表1に記載されたプロセス条件に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す図である。 ラン2に対する表1に記載されたプロセス条件に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す図である。 ラン3に対する表2に記載されたプロセス条件に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す図である。 ラン4に対する表2に記載されたプロセス条件に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す図である。 本発明の実施形態に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す図である。 本発明の実施形態に係る低圧のTCVDプロセスによって堆積されたW層の断面SEM顕微鏡写真(30度傾けた)を示す図である。

Claims (30)

  1. 基板上に金属層を堆積させる方法であって、
    シャワーヘッドを有する処理チャンバ内に基板を準備することと、
    この処理チャンバ内に金属−カルボニルプリカーサを含むプロセスガスをプロセスガス流量で導入することと、
    前記基板上方に、前記基板の直径と、前記基板および前記シャワーヘッドの間のギャップとによって規定される体積である処理ゾーンを生成することと、
    前記プロセスガス流量によって前記処理ゾーンの体積を割ることによって算出された、この処理ゾーン内のガス種の滞留時間を120ミリ秒より短く維持することと、
    00mTorr未満の前記処理チャンバの圧力で、熱化学気相成長プロセスによって前記基板上に金属層を堆積させることとを具備する方法。
  2. 前記処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、70ミリ秒より短い請求項1に記載の方法。
  3. 前記処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、40ミリ秒より短い請求項1に記載の方法。
  4. 前記処理チャンバの圧力は、100mTorr未満である請求項1に記載の方法。
  5. 前記金属−カルボニルプリカーサの流量は、0.1sccmと、200sccmとの間である請求項1に記載の方法。
  6. 前記基板の温度は、300℃と、600℃との間である請求項1に記載の方法。
  7. 前記基板の温度は、400℃と、500℃との間である請求項1に記載の方法。
  8. 前記金属−カルボニルプリカーサは、W(CO)、Ni(CO)、Mo(CO),Co(CO)、Rh(CO)12、Re(CO)10、Cr(CO)、およびRu(CO)12の少なくとも1つ含んでいる請求項1に記載の方法。
  9. 前記金属層は、W、Ni、Mo、Co、Rh、Re、Cr、およびRuの少なくとも1つの含んでいる請求項1に記載の方法。
  10. 前記プロセスガスは、キャリヤガスと、希釈ガスとのうちの少なくとも一方を更に含んでいる請求項1に記載の方法。
  11. 前記プロセスガスは、500sccm未満の流量のキャリヤガスを含んでいる請求項10に記載の方法。
  12. 前記プロセスガスは、2000sccm未満の流量の希釈ガスを含んでいる請求項10に記載の方法。
  13. 前記キャリヤガスおよび前記希釈ガスの少なくとも一方は、Ar、He、Ne、Kr、Xe、N、およびHの少なくとも1つを含んでいる請求項10に記載の方法。
  14. 前記処理ゾーン内のガス種は、金属−カルボニルプリカーサと、反応副生成物とを含んでいる請求項1に記載の方法。
  15. 前記処理ゾーン内のガス種は、キャリヤガスと、希釈ガスとのうちの少なくとも一方を更に含んでいる請求項14に記載の方法。
  16. 前記基板は、半導体基板、LCD基板、およびガラス製基板の少なくとも1つである請求項1に記載の方法。
  17. 基板上にW層を堆積させる方法であって、
    シャワーヘッドを有する処理チャンバ内に基板を準備することと、
    この処理チャンバ内にW(CO)プリカーサを含むプロセスガスをプロセスガス流量で導入することと、
    前記基板上方に、前記基板の直径と、前記基板および前記シャワーヘッドの間のギャップとによって規定される体積である処理ゾーンを生成することと、
    前記プロセスガス流量によって前記処理ゾーンの体積を割ることによって算出された、この処理ゾーン内のガス種の滞留時間を120ミリ秒より短く維持することと、
    00mTorr未満の前記処理チャンバの圧力で、熱化学気相成長プロセスによって前記基板上にW層を堆積させることとを具備する方法。
  18. 前記処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、70ミリ秒より短い請求項17に記載の方法。
  19. 前記処理ゾーン内のガス種の滞留時間は、40ミリ秒より短い請求項17に記載の方法。
  20. 前記処理チャンバの圧力は、100mTorr未満である請求項17に記載の方法。
  21. 前記W(CO)プリカーサの流量は、0.1sccmと、200sccmとの間である請求項17に記載の方法。
  22. 前記基板の温度は、300℃と、600℃との間である請求項17に記載の方法。
  23. 前記基板の温度は、400℃である請求項17に記載の方法。
  24. 前記プロセスガスは、キャリヤガスと、希釈ガスとのうちの少なくとも一方とを更に含んでいる請求項17に記載の方法。
  25. 前記プロセスガスは、500sccm未満の流量のキャリヤガスを含んでいる請求項24に記載の方法。
  26. 前記プロセスガスは、2000sccm未満の流量の希釈ガスを含んでいる請求項24に記載の方法。
  27. 前記キャリヤガスおよび前記希釈ガスの少なくとも一方は、Ar、He、Ne、Kr、Xe、N、およびHの少なくとも1つを含んでいる請求項24に記載の方法。
  28. 前記処理ゾーン内のガス種は、W(CO)プリカーサと、反応副産物とを含んでいる請求項17に記載の方法。
  29. 前記処理ゾーン内のガス種は、キャリヤガスと、希釈ガスとのうちの少なくとも一方を更に含んでいる請求項17に記載の方法。
  30. 前記基板は、半導体基板、LCD基板、およびガラス製基板の少なくとも1つである請求項17に記載の方法。
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