JP5000364B2 - 放送受信機能を備えた携帯端末及び携帯端末によるicカードアクセス制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、放送受信機能を備えた携帯端末搭載のICカードへのアクセス制御技術に関する。
近年、通信機能を備えた携帯端末には、本来の機能である音声通話機能、データ通信機能、更にカメラを搭載しての静止画や動画を撮影する機能、音楽データ再生機能、ゲーム機能、スケジュール管理機能、及び電子マネー利用のためのICチップを搭載しての電子決済機能など、多くの機能を搭載した製品が種々開発されている。
また、付加機能の一つとしてテレビチューナーを搭載し、テレビ放送映像視聴用アプリケーションを使って携帯端末の画面及びスピーカでテレビ映像を視聴可能にする機能を備えた携帯端末も開発されている。
これら携帯端末が受信するテレビ放送としては、地上波放送、衛星放送など、現在、いくつかの手段にて放送されているものがある。
特に、衛星を用いたデジタルテレビ放送では、放送局側で放送信号にスクランブルをかけて暗号化を施し、受信側ではデコードするためのスクランブル鍵を有する正式な加入者でなければ視聴できないようにする限定受信方式を採用しているのが一般的である。日本国内ではこの限定受信方式の規格としてARIB STD−B25(デジタル放送におけるアクセス制御方式)が定められている。
この規格では、暗号方式、スクランブル鍵の取り扱いなどが定められており、いわゆるB−CAS(BS Conditional Access System)方式と称されている。この規格において、スクランブル鍵をデコードするためのマスタ鍵は、B−CASカードと呼ばれるICカードにあらかじめ保存されている。このICカードは、デジタルチューナーに挿入され、スクランブル放送のデコードに際し、ICカード内部でマスタ鍵を用いてスクランブル鍵が読み出され、このスクランブル鍵が放送受信機に引き渡されてスクランブル解除が行なわれる。
ところで、実際の運用では、正式加入者でない者が不正に視聴することを防止するため、このスクランブル鍵は放送局側で数秒単位で変化させている。すなわち、スクランブル鍵の読み出しはICカードにより数秒単位で継続的に繰り返されることになる。
一方、携帯端末、特に、デジタル携帯電話で標準となっているGSM(Global System for Mobile Communications)携帯電話、第三世代(3G、3rd Generation)携帯電話においては、加入者情報を記録するためのICカードを携帯端末本体に挿入することで、携帯電話として機能するような構成となっている。
このICカードは、SIM(Subscriber Identity Module)、又はUSIM(Universal Subscriber Identity Module)カードと呼ばれ、携帯電話機の加入者情報の他に、電話帳やSMS(Short Message Service)を保存する機能も持っている。このICカードを携帯端末に挿入することで複数の携帯端末を同じ契約者番号で使用することが可能となる。すなわち、加入者情報を管理・特定するのは携帯端末本体ではなく、ICカードそのものである。
ここで、前述のテレビ放送受信機能を備えた携帯端末の場合、スクランブル放送への対処を想定すると、B−CASカードとICカードを統合することが合理的である。B−CASカードを新たに挿入する機構を設けることは、端末のハード変更を伴い、また大型化し、現実的でない。スクランブル放送への加入者登録に際しても、ICカードに保存されている携帯電話の加入者情報を利用することで、ユーザの手間を減らし、容易に加入を促すことができる。
更に、第三世代移動体通信システムの標準規格である3GPP(3rd Generation Partnership Project)仕様で規定されるSAT(SIM Application Toolkit)、USAT(USIM Application Toolkit)機能を利用した携帯端末の電話番号等IDの書き込み・消し込みを可能にするOTA(Over The Air)書き換え機能により、通信網を通じてサーバからスクランブル鍵をデコードするためのマスタ鍵を送信し、各ユーザの加入者情報を格納しているICカード(SIM、USIM)内部にダウンロードさせることも可能になる。
しかしながら、単純にICカードの内部に、B−CASのマスタ鍵の格納領域、スクランブル鍵の読み出し機能を持たせた場合を考えると、従来の通信機能に関係するアクセスとのアクセス衝突の問題が生ずると考えられる。
従来の通信機能に関係するアクセスとは、事業者通信網との認証のためのアクセス、電話帳やSMSへの保存若しくは読み出しのためのアクセス、又はICカードの存在を監視するための定期的なアクセスなどがある。
その一方で、B−CASのスクランブル鍵の読み出しについては先に述べたとおり、数秒ごとの鍵変更のため、数秒ごとのアクセスが存在する。更に、ICカードアクセスは半二重通信であり、送信と受信が交互に行われ、送信・受信の一組のアクセス処理が終了してから次の処理が行なわれるため、複数の処理を同時に実行することができない。
通信機能と放送受信機能は、本来全く関連性のない機能であることから、従来の通信機能に関連するアクセスとスクランブル鍵の読み出しが衝突する可能性がある。
ICカードの複数処理の問題を解決する方法として、ICカード内部でのタスクスケジューリングにより複数の処理を行なう技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−127361号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ICカード内部にマスタ鍵を格納する方式の放送受信端末を想定し、スクランブルを施したデジタルTV放送を受信することを考慮する場合、前述のように不正解析防止のため数秒でスクランブル鍵が更新されることから、ICカードの内部でのタスクスケジューリングの処理のみでは、ICカードインタフェースへのアクセス頻度は高く、従来の通信機能に関連するアクセスとスクランブル鍵の読み出しによるアクセスとが同時タイミングアクセスになる可能性が高いと考えられる。すなわち、ICカードインタフェースにデータが到達する時点で衝突が生じる可能性がある。
更に、一般に、GSM携帯電話又は第三世代携帯電話で採用されている、SIM、USIMカードと称されるICカードは半二重通信を採用している。この場合、特許文献1のICカード内部のタスクスケジューリングにより処理する方法では解決することにならず、スクランブル鍵の読み出しがアクセス衝突により失敗する可能性が高く、スクランブル放送のデコード処理を行うことができないことから、TV画像が乱れ、視聴に支障をきたすことになる。
また、通信機能に関連したアクセスでも、スクランブル鍵の読み出しによるアクセスと衝突した場合、例えば、認証のためのアクセスが行えず事業者網への接続に時間を要したり、あるいはICカードの存在確認ができず、使用中にカードが外れたと判断され端末リセットが行なわれるなど不具合動作となる可能性がある。
本発明は、以上の問題を解決するためのものであり、通信機能及び放送受信機能を備えた携帯端末が、加入者情報と共にスクランブル放送デコード用マスタ鍵の格納領域、及びスクランブル鍵を復号処理する領域を設けたICカードへアクセスする際に、ICカードインタフェースでのデータの衝突を回避することを可能とする放送受信機能を備えた携帯端末及び携帯端末によるICカードアクセス制御方法を提供することである。
斯かる実情に鑑み、第1の発明による放送受信機能を備えた携帯端末は、加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末であって、
前記通信機能についての前記加入者情報のデータを一時的に格納する第1の一時記憶手段と、前記放送受信機能についての前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを一時的に格納する第2の一時記憶手段と、前記第1及び第2の一時記憶手段、当該携帯端末に装着したICカードから前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを出力するICカードインタフェースと、前記第1及び第2の一時記憶手段を監視するアクセス監視手段とを備え、
前記アクセス監視手段は、前記ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御し、前記ICカードインタフェースは、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力することを特徴とする。
また、第の発明による放送受信機能を備えた携帯端末は、入力処理部を備え、前記入力処理部から前記アクセス監視手段に前記一時記憶手段の優先度の設定を行なうことを特徴とする。
また、第の発明による放送受信機能を備えた携帯端末は、前記ICカードインタフェースが、前記ICカードから入力されたデータのレスポンスの逆多重化を行ない、前記第1の一時記憶手段と前記第2の一時記憶手段に前記データを分離して出力することを特徴とする。
また、第の発明による放送受信機能を備えた携帯端末は、前記ICカードインタフェースが、前記コマンドを多重化する際に、優先度の高い前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする。
また、第の発明による放送受信機能を備えた携帯端末は、加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末であって、
前記通信機能についての前記加入者情報のデータを一時的に格納する第1の一時記憶手段と、前記放送受信機能についての前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを一時的に格納する第2の一時記憶手段と、前記第1及び第2の一時記憶手段に、当該携帯端末に装着したICカードから、前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを出力するICカードインタフェースと、前記第1及び第2の一時記憶手段を監視するアクセス監視手段と、前記放送受信機能が作動しているか否かの監視を行なう放送視聴機能監視部を備え、
前記アクセス監視手段は、前記ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御し、前記ICカードインタフェースは、前記放送受信機能が作動している場合には、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力することを特徴とする。
また、第の発明による放送受信機能を備えた携帯端末は、前記ICカードインタフェースが、コマンドを多重化する際に、前記放送受信機能についての前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする。
また、第の発明による携帯端末によるICカードアクセス制御方法は、加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末が該携帯端末に装着したICカードから前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを取得することによって、前記通信機能及び前記放送受信機能を作動させる携帯端末によるICカードアクセス制御方法であって、
前記携帯端末が実行する、
前記通信機能又は前記放送受信機能についてのデータを第1又は第2の一時記憶手段に格納するステップと、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータ格納について監視するステップと、ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御するステップと、前記ICカードインタフェースにて、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力するステップとを備えることを特徴とする。
また、第の発明による携帯端末によるICカードアクセス制御方法は、前記ICカードに出力するステップにおいて、前記コマンドを多重化する際に、優先度の高い前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする。
また、第の発明による携帯端末によるICカードアクセス制御方法は、加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末が該携帯端末に装着したICカードから前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを取得することによって、前記通信機能及び前記放送受信機能を作動させる携帯端末によるICカードアクセス制御方法であって、
前記携帯端末が実行する、
前記通信機能又は前記放送受信機能についてのデータを第1又は第2の一時記憶手段に格納するステップと、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータ格納について監視するステップと、ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御するステップと、前記放送受信機能が作動しているか否かの監視を行ない、該放送受信機能が作動している場合には、前記ICカードインタフェースにて、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力するステップとを備えることを特徴とする。
また、第10の発明による携帯端末によるICカードアクセス制御方法は、前記ICカードに出力するステップにおいて、前記コマンドを多重化する際に、前記放送受信機能についての前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、通信機能に関連する、例えば、加入者情報の認証のためのアクセス、放送受信機能に関連するスクランブル鍵取得のためのアクセスについて、各々別のバッファをICカードインタフェースの前に設け、アクセス監視部が両バッファの状態を監視し、片方のバッファの処理を先に行うことで、アクセス衝突を防止し、通信機能、放送受信機能ともに障害無く使用可能となる。
また、アクセス監視部に、通信機能に関連するアクセスについてのバッファ、放送受信機能に関連するアクセスについてのバッファ、どちらを優先して処理するか設定する手段を設けることで、端末使用者が放送受信機能を優先したい場合、通信機能を優先したい場合を選択し使い分けることが可能となる。
また、アクセス監視部で、通信機能に関連するアクセスについてのバッファ、放送受信機能に関連するアクセスについてのバッファ、両方に同時にデータが存在すると判定した場合、データのコマンドを多重化(連結)して、ICカードインタフェースを通じてICカードに引渡し、更には、ICカードからの多重化したレスポンスを分離処理し、各々要求元に各バッファを通じて送信することで、片方の処理を先に優先することなくほぼ同時に処理することが可能となる。
また、ICカードインタフェースは、アクセス監視部で優先度を上に設定されたアクセスの方を多重化したコマンドの先頭に配置しICカードに引き渡すことで、ICカード内部では先に配置されたデータを優先して処理してレスポンスの先頭に配置し、又は、他方の処理の時間がかかる場合は、処理の済んだレスポンスを先に送信することで、優先して処理したいアクセス、又は処理が早く済むアクセスの方のアクセス時間を短縮することが可能となる。
また、テレビ視聴機能監視部を設け、テレビ放送機能が作動している場合にのみ、アクセス監視部はバッファの監視を行なうことで、アクセス監視部は、バッファの監視を常時行なう必要がなくなり、本発明において省電力を実現することができる。携帯端末の電源は小型で、その一方、テレビ視聴機能を使用することにより消費電力は増大しているので、省電力とする構成は有用である。
また、テレビ視聴機能監視部を設け、テレビ放送機能が作動している場合には、スクランブル鍵読み出しのアクセスを自動的に優先して処理することでテレビ放送視聴が障害なく可能となる。
また、テレビ視聴機能監視部を設け、テレビ放送機能が作動している場合で、通信機能に関連するアクセス、放送受信機能に関連するアクセスが同時にあるときには、データのコマンドを自動的に多重化して処理することで、通信機能、放送受信機能、両方の機能に不具合をきたすことなく同時に利用可能となる。
また、テレビ視聴機能監視部を設け、テレビ放送機能が作動している場合で、通信機能に関連するアクセス、放送受信機能に関連するアクセスが同時にあるときには、自動的に放送受信機能に関連するスクランブル鍵の読み出しのコマンドを多重化の先頭に配置し、ICカード内部で優先して処理することでテレビ放送視聴が障害なく可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態において、本発明に係る携帯端末のICカードアクセス制御を行なう手段についての概略構成図である。
図1に示した通信機能部101、放送受信機能部102、ICカードアクセス制御部103は、各々放送受信機能を備えた携帯端末の構成要素である。
通信機能部101は、所定の通信方式に従って携帯電話通信網の基地局(不図示)との間で音声通信又はデータ通信等の無線通信を行う。
放送受信機能部102は、デジタルテレビ放送チューナー機能を備えており、スクランブル鍵をICカードから取得することでスクランブル放送信号のデコードを行い、スクランブルテレビ放送の視聴を可能とする。
ICカード104は、携帯端末と通信網との通信に必要な加入者情報を格納しており、一般に、GSM携帯電話又は第三世代携帯電話におけるSIM、USIMカードとしての機能を果たす。また加えて、本発明においては、ICカードは、限定受信システム(CAS)で使用されるユーザ固有のマスタ鍵を格納し、デジタルテレビ放送波に多重している次の関連情報、すなわち、個別情報(Entitlement Management Message、以下、「EMM」という)及び共通情報(Entitlement Control Message、以下、「ECM」という)を各々デコードし、スクランブル鍵を取り出す機能も併せ持っているものとする。
EMMは、個別契約情報や暗号を解くための鍵情報(ワーク鍵)などの情報のことであり、ECMは、デスクランブルを行なう際に用いる番組情報、鍵情報及びデスクランブル機能の制御情報のことである。
この限定受信システムに関する機能は、現在、衛星デジタル放送システムではB−CASカードとして実現されているものであるが、本発明の適用範囲として、マスタ鍵のみICカード104内部に格納し、スクランブル鍵のデコード機能については携帯端末側でアプリケーションやハードウェアで実現してもよく、必ずしもB−CASカードと同一構成である必要はない。ICカード104は、ICカードアクセス制御部103を通じて、携帯端末の通信機能部101又は放送受信機能部102と通信を行なう。
ICカードアクセス制御部103は、ICカードI/F(インタフェース)105、バッファa106、バッファb107、アクセス監視部108から構成される。
ICカードI/F105では、例えば、従来のUSIM、SIMカードで実施されている半二重通信方式でICカード104と通信を行なう。
バッファa106、バッファb107は、通信機能部101、放送受信機能部102との間で、それぞれとやり取りされる各データの一時的な格納を行なう。
アクセス監視部108は、バッファa106、バッファb107のデータの有無を確認し、同時にデータが存在する場合、片方のバッファの通信を先に実行させる。
図2は、図1のICカードアクセス制御を行なう手段を搭載した放送受信機能を備えた携帯端末200の概略構成図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
携帯端末200は、アンテナとして、テレビ放送受信用のアンテナ201、及び携帯端末通信用のアンテナ202を備える。
制御部203は、例えば、CPU、メモリ等で構成され、制御プログラムにより通信機能部101を動作させて音声通話やデータ通信を実行したり、放送受信機能部102を通じてテレビ放送を視聴可能にする。またマイク、スピーカといった通話を処理する音声処理部204、携帯電話のディスプレイを制御する画像処理部205、キー操作デバイスを制御する入力処理部206等、外部とのヒューマンインタフェースを担当する機能についても制御している。
以下に、携帯端末200にICカード104を装着した際の処理について説明する。
まず、テレビ放送受信機能を備えた携帯端末200に、スクランブル放送デコードのためのマスタ鍵を格納する領域及び該マスタ鍵を用いてスクランブル鍵を取り出す機構を備えたICカード104が装着されると、ICカードアクセス制御部103におけるICカードI/F105が、ICカード104より、携帯端末200立ち上げ時の初期読み出し動作で通信機能に関係する加入者情報、電話帳データなどをバッファa106に読み出す。
バッファa106は、通信機能部101を通じて、加入者情報をサーバ等に送信する。事業者の管理するサーバ等により該加入者情報が認証されることにより携帯端末200は通信可能な状態になる。
次に、スクランブルテレビ放送のスクランブル解除について説明を行なう。
まず、制御部203は、入力処理部206からスクランブルテレビ放送の受信を指示する制御信号が伝達され、放送受信機能がONになったか否かの判定を行ない、該制御信号を受信した場合には、放送受信機能部102は、受信したテレビ放送信号からEMM及びECM等を読み取り、バッファb107に格納する。
次に、バッファb107は、ICカード104に、ICカードI/F105を介して該EMM及びECMを引き渡す。
ICカード104内部では、ICカード104に格納されているマスタ鍵を用いて、該EMM及びECMからスクランブル鍵を取り出す。ICカードI/F105は、ICカード104よりスクランブル鍵をバッファb107に出力し、更に、放送受信機能部102は、スクランブル鍵を受け取る。放送受信機能部102は、スクランブル鍵によりスクランブル解除を行なうことでスクランブル放送視聴が可能となる。
図3は、本実施形態におけるICカード104のアクセス制御の手順について示したフローチャート図である。本フローチャート図に基づいて、以下に説明を行なう。
S11において、制御部203は、放送受信機能がONになったか否かの判定を行なう。放送受信機能がONとなり、判定が「YES」であった場合に、S12において、放送受信機能部102は、放送信号から、スクランブル放送解除のためのスクランブル鍵を取得するために必要なEMM及びECMをバッファb107に出力する。制御部203は、放送受信機能がONでないと判定した場合には、S11に戻り、判定を繰り返す。
一方、通信機能を利用した場合、ICカード104へ電話帳データを書き込む場合、又は通常待ち受け状態でも、通信機能部101から、ICカード104の存在確認のためのICカード104への定期的なアクセスがあり、通信機能関連のアクセスが存在する。この通信機能に関連するアクセスについては、通信機能部101からバッファa106及びICカードI/F105を経て、ICカード104に引き渡され、ICカード104からのレスポンスも逆の経路で引き渡される。
ここでバッファa106、バッファb107に同時にデータがあり、そのまま転送してはICカードI/F105で衝突が発生するような場合、アクセス監視部108がいずれかのバッファのデータを先にICカードI/F105を通じてICカード104に引き渡すよう指示する。
S12のバッファb107にEMM及びECMが格納された後に、S13において、アクセス監視部108は、バッファa106にデータが格納されているか否かの照会を行なう。バッファa106にも、データが格納されていた場合、S14において、アクセス監視部108は、例えば、バッファa106のICカード104への転送を一時停止させ、バッファb107のICカード104への転送を優先させる。バッファa106は、アクセス監視部108から転送許可が出るまでデータを格納した状態を維持する。
次に、S15において、バッファb107は、格納されていたEMM及びECMをICカード104に転送する。
S16において、ICカード104でスクランブル鍵を取得し、ICカード104は、ICカードI/F105を介して、該スクランブル鍵をバッファb107に出力する。
S17において、アクセス監視部108は、バッファb107にデータが出力されたか否かの監視をしていて、判定を行なう。バッファb107にデータが出力されていなく、判定が「NO」の場合、S17に戻り、判定を繰り返し、バッファaの転送の停止を続行する。
S17において、バッファb107にデータが出力され、「YES」であった場合、S18において、バッファa106のデータをICカード104に転送する。
以上のアクセス制御方式により、スクランブル鍵読み出しに伴うアクセス、通信機能に関連するアクセスが同時であったとしても衝突を回避することが可能になる。
また、上記の説明では、バッファb107にデータを出力した後、バッファa106にデータがあるか否か、アクセス監視部108が照会を行ない、バッファa106にデータがある場合は、バッファa106のICカード104への転送を一時停止するとしたが、バッファa106のICカード104へのテータ転送を優先させ、バッファb107のICカード104へのデータ転送を一時停止させるとしてもよい。
また、この逆に、バッファa106にデータ出力をした場合に、アクセス監視部108は、バッファb107にデータがあるか否かの照会を行なうとしてもよい。
また、上記の説明では、バッファa106又はバッファb107にデータが格納された際に、アクセス監視部108は、他のバッファにデータが格納されているか否かの照会を行ない、どちらかを優先してICカードI/F105及びICカード104に転送を行なう構成としたが、アクセス監視部108は、定期的にバッファa106及びバッファb107の監視を行ない、両方のバッファにデータが格納されている場合には、アクセス監視部108にあらかじめ設定されている優先順位に従い、転送を行なう構成としてもよい。
ここで、先に引き渡されたデータはICカード104内部で処理され、応答(レスポンス)となる。このレスポンスがICカード104より発行されると先に転送して空になったバッファに格納され、データ要求元に送出される。アクセス監視部108では先に転送したバッファ内に格納されたレスポンスが要求元に送出された後、転送を一時停止している、もう一方のバッファに転送許可を出し、同様にICカードI/F105を通じてICカード104へのデータ転送、及びレスポンス受信と、優先されたデータ処理時と同様の処理が行なわれる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態において、本発明に係る携帯端末のICカードアクセス制御を行なう手段についての概略構成図である。
本実施形態では、放送受信機能、通信機能、両機能のいずれを優先して使用するかを選択するインタフェースを備える。
図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。第1の実施形態と異なる点は、バッファのICカード104へのアクセスの優先度を設定するアクセス優先度設定部301を備えた点である。選択した優先設定はアクセス監視部108にて保存される。
また、本実施形態では、ICカードI/F302に、コマンドの多重化機能を持たせているものとする。全体的な携帯端末の構成としては、図2と同様である。
図5は、ICカードI/F302及びICカード104間の通信で、コマンドの多重化を行う場合の処理を説明したものである。
第1の実施形態では、アクセスに対するレスポンスの組み合わせを1対ずつ実行するとしたが、第2の実施形態では、バッファa106、バッファb107に各々格納されている、通信機能部101からのアクセス、例えば認証コマンド、電話帳書き込みコマンド、又はICカード存在確認のためのコマンド等を含むコマンドa、並びに放送受信機能部102からのアクセスである、EMM及びECMをデータとして含むコマンドbをICカードI/F302で多重化し、ICカード104にまとめて転送する。
図5(a)のように、バッファa106、バッファb107それぞれに、コマンドaと通信機能関連データ、コマンドbと放送関連データとが格納されると、ICカードI/F302において、図5(b)のように、コマンドa及びコマンドbの多重化が行なわれ、コマンドb+aとなり、コマンドb+a、放送関連データ及び通信機能関連データが合成され、ICカード104に出力される。
ICカード104内部にて、データの処理が行なわれた後、図5(c)のように、レスポンスaとbの多重化が行なわれ、レスポンスb+aとなり、レスポンスb+a、スクランブル鍵及び通信機能関連応答データが合成され、ICカードI/F302に出力が行なわれる。このように、多重化されたコマンドはICカード104内部で処理され、レスポンスもコマンドと同様に多重化させてICカードI/F302を通じてバッファa106、バッファb107に引き渡すことで一度に二つのアクセスを処理し、両アクセスをほぼ時間差なく処理することが可能になる。
ICカードI/F302において、図5(d)のように、レスポンスaとbの逆多重化が行なわれ、レスポンスaとレスポンスbとなり、バッファa106、バッファb107にそれぞれ、レスポンスaと通信機能関連応答データ、レスポンスbとスクランブル鍵として出力される。
ところで、コマンドの多重化に際しては、多重化されていることが分かるようなオプション等を定義してもよいし、専用のコマンドをあらかじめ定義してもよく、特に方式は問わない。
また、データの区切りについてもデータ長を示すヘッダ等をあらかじめ定義して、ICカード104内部で処理可能な形態であればよく、特に方式は問わない。ICカード104らのレスポンスの多重化についても同様である。
また、スムーズな放送視聴のために、よりリアルタイム性を求められるスクランブル鍵の読み出しを優先させることが一般的に考えられ、スクランブル鍵取り出しのコマンド(コマンドb)をコマンド多重化の先頭に持ってくることでICカード104内部にて優先的にスクランブル鍵取り出しを処理させることができる。また、ICカード104からのレスポンスもスクランブル鍵を優先とすることで、スムーズな放送視聴が可能となる。
図6は、ICカードI/F302及びICカード104間の通信で、コマンドの多重化を行なう場合において、スクランブル暗号鍵読み出しを優先レスポンスとする処理を説明したものである。
図6(a)に示すように、バッファa106、バッファb107、それぞれに、コマンドaと通信機能関連データ、コマンドbと放送関連データが格納されると、ICカードI/F302にて、コマンドの多重化が行なわれ、コマンドb+aが生成され、図6(b)のように、コマンドb+a、放送関連データ、通信機能関連データの合成が行なわれ、ICカード104に出力が行なわれる。
ICカード104内部にて、スクランブル鍵読み出し処理が先に行なわれ、図6(c)のように、レスポンスbとスクランブル鍵のデータが、ICカードI/F302に出力され、図6(d)のように、バッファb107に格納される。次に、ICカード104にて通信機能関連データの処理が行なわれ、図6(e)のように、ICカードI/F302にレスポンスaと通信機能関連応答データが出力され、図6(f)のように、バッファa106にレスポンスaと通信機能関連応答データが格納される。
このように、ICカード104内部でのスクランブル鍵取り出しの処理を先に行い、通信機能関連データのレスポンスの処理を待たずに先にICカードI/F302に転送することにより、スムーズな放送視聴が可能となる。
このような処理を必要とする場合は、例えば3GPP仕様で規定されているような応答制限時間を越えてしまうような場合や、数秒毎のスクランブル鍵の変更タイミングを越えてしまう場合などが考えられる。
以上のように、第2の実施形態について説明したが、全てを同時に実施する必要はなく、必要に応じて実施方式を組み合わせて選択してもよい。
(第3の実施形態)
図7は、本実施形態における放送受信機能を備えた携帯端末400の概略構成図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図2と異なる点は、新たにテレビ視聴機能監視部401を設け、テレビ視聴機能がONになっているときのみ第1の実施形態で説明しているところのICカードアクセス制御機能を動作させるというものである。
テレビ視聴機能監視部401が、テレビ視聴機能のON、OFFを監視することにより、テレビ視聴機能がOFFとなっている場合には、通信機能関連の処理のみ、例えば、ICカード104へ電話帳データ書き込み、ICカード104の存在確認のためのICカード104への定期的なアクセス等についての処理が行なわれ、例えば、本実施形態では、バッファa106のみが利用されている状態であるので、ICカードI/F105とICカード104の通信において衝突することはなく、アクセス監視部108は、バッファを監視する必要がなくなる。
すなわち、本実施形態においては、テレビ視聴機能がONのときのみ、ICカード104への出力の衝突する可能性があるので、アクセス監視部108はバッファを監視する構成とするものである。
このような構成とすることにより、アクセス監視部108は、バッファの監視を常時行なう必要はなくなり、本発明において省電力を実現することができる。携帯端末の電源は小型で、その一方、テレビ視聴機能を使用することにより消費電力は増大しているので、省電力とする構成は有用である。
ここで、第1の実施形態でのICカードアクセス制御機能を動作させるとしたが、第2の実施形態におけるICカードアクセス制御機能を動作させてもよく、又は、必要に応じてこれらの実施方式を組み合わせて選択してもよい。
尚、本発明の放送受信機能を備えた携帯端末及び携帯端末によるICカードアクセス制御方法は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第1の実施形態における本発明に係る携帯端末のICカードアクセス制御を行なう手段についての概略構成図である。 第1及び第2の実施形態における携帯端末の概略構成図である。 第1の実施形態におけるICカードのアクセス制御の手順について示したフローチャート図である。 第2の実施形態における本発明に係る携帯端末のICカードアクセス制御を行なう手段についての概略構成図である。 第2の実施形態におけるICカードI/F及びICカード間の通信で、コマンドの多重化を行う場合の一実施形態を説明した図である。 第2の実施形態におけるICカードI/F及びICカード間の通信で、コマンドの多重化を行なう場合の一実施形態を説明したものである。 第3の実施形態における携帯端末の概略構成図である。
符号の説明
101 通信機能部
102 放送受信機能部
103 ICカードアクセス制御部
104 ICカード
105、302 ICカードインタフェース
106、107 バッファ
108 アクセス監視部
200、400 携帯端末
201 テレビ放送受信用アンテナ
202 携帯電話通信用アンテナ
203 制御部
204 音声処理部
205 画像処理部
206 入力処理部
301 アクセス優先度設定部
401 テレビ視聴機能監視部

Claims (10)

  1. 加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末であって、
    前記通信機能についての前記加入者情報のデータを一時的に格納する第1の一時記憶手段と、
    前記放送受信機能についての前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを一時的に格納する第2の一時記憶手段と、
    前記第1及び第2の一時記憶手段、当該携帯端末に装着したICカードから前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを出力するICカードインタフェースと、
    前記第1及び第2の一時記憶手段を監視するアクセス監視手段とを備え、
    前記アクセス監視手段は、前記ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御し、
    前記ICカードインタフェースは、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力することを特徴とする放送受信機能を備えた携帯端末。
  2. 入力処理部を備え、
    前記入力処理部から前記アクセス監視手段に前記一時記憶手段の優先度の設定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の放送受信機能を備えた携帯端末。
  3. 前記ICカードインタフェースは、前記ICカードから入力されたデータのレスポンスの逆多重化を行ない、前記第1の一時記憶手段と前記第2の一時記憶手段に前記データを分離して出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の放送受信機能を備えた携帯端末。
  4. 前記ICカードインタフェースは、前記コマンドを多重化する際に、優先度の高い前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放送受信機能を備えた携帯端末。
  5. 加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末であって、
    前記通信機能についての前記加入者情報のデータを一時的に格納する第1の一時記憶手段と、
    前記放送受信機能についての前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを一時的に格納する第2の一時記憶手段と、
    前記第1及び第2の一時記憶手段に、当該携帯端末に装着したICカードから、前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを出力するICカードインタフェースと、
    前記第1及び第2の一時記憶手段を監視するアクセス監視手段と、
    前記放送受信機能が作動しているか否かの監視を行なう放送視聴機能監視部を備え、
    前記アクセス監視手段は、前記ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御し、
    前記ICカードインタフェースは、前記放送受信機能が作動している場合には、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力することを特徴とする放送受信機能を備えた携帯端末。
  6. 前記ICカードインタフェースは、コマンドを多重化する際に、前記放送受信機能についての前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする請求項に記載の放送受信機能を備えた携帯端末。
  7. 加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末が該携帯端末に装着したICカードから前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを取得することによって、前記通信機能及び前記放送受信機能を作動させる携帯端末によるICカードアクセス制御方法であって、
    前記携帯端末が実行する、
    前記通信機能又は前記放送受信機能についてのデータを第1又は第2の一時記憶手段に格納するステップと、
    前記第1及び第2の一時記憶手段のデータ格納について監視するステップと、
    ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御するステップと、
    前記ICカードインタフェースにて、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力するステップとを備えることを特徴とする携帯端末によるICカードアクセス制御方法。
  8. 前記ICカードに出力するステップにおいて、前記コマンドを多重化する際に、優先度の高い前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする請求項に記載の携帯端末によるICカードアクセス制御方法。
  9. 加入者情報の認証処理が含まれる通信機能及びスクランブル放送のデコード処理が含まれる放送受信機能を備えた携帯端末が該携帯端末に装着したICカードから前記加入者情報及び前記デコード処理のためのスクランブル鍵のデータを取得することによって、前記通信機能及び前記放送受信機能を作動させる携帯端末によるICカードアクセス制御方法であって、
    前記携帯端末が実行する、
    前記通信機能又は前記放送受信機能についてのデータを第1又は第2の一時記憶手段に格納するステップと、
    前記第1及び第2の一時記憶手段のデータ格納について監視するステップと、
    ICカードインタフェースにデータを出力する前記一時記憶手段を制御するステップと、
    前記放送受信機能が作動しているか否かの監視を行ない、該放送受信機能が作動している場合には、前記ICカードインタフェースにて、前記第1及び第2の一時記憶手段に格納されたデータのコマンドの多重化を行ない、前記第1及び第2の一時記憶手段のデータを合成して前記ICカードに出力するステップとを備えることを特徴とする携帯端末によるICカードアクセス制御方法。
  10. 前記ICカードに出力するステップにおいて、前記コマンドを多重化する際に、前記放送受信機能についての前記コマンドを先にして多重化を行なうことを特徴とする請求項に記載の携帯端末によるICカードアクセス制御方法。
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