JP4999749B2 - 吐出特性測定方法、吐出特性測定装置、吐出特性測定装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

吐出特性測定方法、吐出特性測定装置、吐出特性測定装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、吐出特性測定方法、吐出特性測定装置、吐出特性測定装置を備えた画像形成装置に関し、特に、液滴の吐出特性を測定する吐出特性測定方法、吐出特性測定装置、吐出特性測定装置を備えた画像形成装置に関する。
インクジェット方式の画像形成装置におけるヘッドから吐出される液滴の位置等に関する技術として、特許文献1には、被検査物のドットを撮像カメラで読み取って、隣接するドットの距離を求め、正規値との比較で位置ずれを求める技術が開示されている。
また、特許文献2には、読み取った各ドットのX,Y座標から最小二乗法により基準軸を求め、各ドットの基準軸からのずれを位置ずれとする技術が開示されている。
特開2005−14216号公報 特開2006−130383号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示されたいずれの技術も、各ドットの位置ずれを求める際に、各ノズルが吐出したドットのずれを測るのではなく、各ドットの誤差が最小になる状態をドットの位置ずれ量としている。
このように従来の技術では、ノズルの実際のずれを測るものではないため、ノズルからの吐出方向誤差を測定することができないという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、液滴を吐出するノズルからの吐出方向誤差を測定することを可能とする吐出特性測定方法、吐出特性測定装置、該吐出特性測定装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項の発明は、液滴を吐出する液滴吐出手段からの距離が予め定められた第1の距離となる記録媒体に対して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第1の吐出段階と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に第3の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第1の移動段階と、前記第1の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第2の吐出段階と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置の方向に前記第3の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と異なる第2の距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第2の移動段階と、前記第2の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第3の吐出段階と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置と前記第2の吐出段階で液滴を吐出した位置とを結ぶ線分に垂直に第4の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と同じ距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第3の移動段階と、前記第3の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第4の吐出段階と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第3の吐出段階で液滴を吐出した位置の方向に前記第4の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第4の移動段階と、前記第4の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第5の吐出段階と、前記第1の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置、前記第2の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置、前記第3の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第3の着弾位置、前記第4の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第4の着弾位置、及び前記第5の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第5の着弾位置を取得する取得段階と、前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する測定段階と、を有する。
ここで、請求項の発明では、液滴を吐出する液滴吐出手段からの距離が予め定められた第1の距離となる記録媒体に対して、第1の吐出段階で前記液滴吐出手段が液滴を吐出し、第1の移動段階で前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に第3の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動し、第2の吐出段階で前記第1の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出し、第2の移動段階で前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置の方向に前記第3の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と異なる第2の距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動し、第3の吐出段階で前記第2の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出し、第3の移動段階で前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置と前記第2の吐出段階で液滴を吐出した位置とを結ぶ線分に垂直に第4の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と同じ距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動し、第4の吐出段階で前記第3の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出し、第4の移動段階で前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第3の吐出段階で液滴を吐出した位置の方向に前記第4の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動し、第5の吐出段階で前記第4の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出し、取得段階で前記第1の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置、前記第2の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置、前記第3の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第3の着弾位置、前記第4の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第4の着弾位置、及び前記第5の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第5の着弾位置を取得し、測定段階で、前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する。
このように、請求項の発明は、測定段階で用いられる要素に誤差を含む可能性がある各移動段階での移動距離を含まないものとなっており、更に異なる箇所に異なる距離から液滴を吐出することにより、液滴を吐出するノズルからの吐出方向誤差をより正確に測定することを可能とする吐出特性測定方法が得られる。
また、請求項の発明は、前記測定段階では、前記第1の移動段階及び前記第4の移動段階において、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させた際に生じた前記記録媒体の面に平行で移動方向に垂直な方向へのぶれを示すぶれ量に基づき、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置を補正して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する。
また、請求項3の発明は、前記測定段階では、前記第1の距離をh1、前記第2の距離をh2、前記第1の着弾位置をX1,Y1、前記第2の着弾位置をX2,Y2、前記第3の着弾位置をX3,Y3、前記第4の着弾位置をX4,Y4、及び前記第5の着弾位置をX5,Y5として、下記の式に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する。
X方向の吐出方向=arctan((X3−(X4+X5)/2)/(h2−h1))
Y方向の吐出方向=arctan((Y3−(Y1+Y2)/2)/(h2−h1))
請求項2、及び請求項3によれば、各移動段階におけるぶれ量を補正することができるため、液滴を吐出するノズルからの吐出方向誤差をより正確に測定することを可能とする吐出特性測定方法が得られる。
また、請求項の発明は、液滴を吐出する液滴吐出手段からの距離が予め定められた第1の距離となる記録媒体に対して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第1の吐出手段と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に第3の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第1の移動手段と、前記第1の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第2の吐出手段と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出手段で液滴を吐出した位置の方向に前記第3の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と異なる第2の距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第2の移動手段と、前記第2の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第3の吐出手段と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出手段で液滴を吐出した位置と前記第2の吐出手段で液滴を吐出した位置とを結ぶ線分に垂直に第4の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と同じ距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第3の移動手段と、前記第3の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第4の吐出手段と、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第3の吐出手段で液滴を吐出した位置の方向に前記第4の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第4の移動手段と、前記第4の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第5の吐出手段と、前記第1の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置、前記第2の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置、前記第3の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第3の着弾位置、前記第4の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第4の着弾位置、及び前記第5の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第5の着弾位置を取得する取得手段と、前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する測定手段と、を有する。
請求項の発明は、請求項の発明と同様に作用するため、請求項の発明と同様の効果が得られる。
請求項の発明は、前記測定手段では、前記第1の移動手段及び前記第4の移動手段において、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させた際に生じた前記記録媒体の面に平行で移動方向に垂直な方向へのぶれを示すぶれ量に基づき、前記取得手段により取得された第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置を補正して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する。
また、請求項6の発明は、前記測定手段では、前記第1の距離をh1、前記第2の距離をh2、前記第1の着弾位置をX1,Y1、前記第2の着弾位置をX2,Y2、前記第3の着弾位置をX3,Y3、前記第4の着弾位置をX4,Y4、及び前記第5の着弾位置をX5,Y5として、下記の式に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する。
X方向の吐出方向=arctan((X3−(X4+X5)/2)/(h2−h1))
Y方向の吐出方向=arctan((Y3−(Y1+Y2)/2)/(h2−h1))
請求項5、及び請求項6の発明は、各々請求項2、及び請求項3の発明と同様に作用するため、請求項2、及び請求項3の発明と同様の効果が得られる。
請求項7の発明は、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の吐出特性測定装置を備えた画像形成装置である。
請求項7の発明は、請求項4から請求項6のいずれか1項の発明と同様に作用するため、請求項4から請求項6のいずれか1項の発明と同様の効果が得られる。
本発明によれば、液滴を吐出するノズルからの吐出方向誤差を測定することを可能とする吐出特性測定方法、吐出特性測定装置、該吐出特性測定装置を提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る吐出特性測定装置10の斜視図である。同図に示されるように、吐出特性測定装置10は、画像データ解析装置12、ヘッド14、カメラ16、顕微鏡17、スキャンテーブル18、Zテーブル19、XYテーブル20、用紙21、制御装置22、インク供給装置24、及びヘッド駆動装置26を含んで構成される。
このうち、ヘッド14は、アクチュエータが設けられ、そのアクチュエータが変形することでノズルから液滴としてインクを吐出するものである。このアクチュエータには、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が好適に用いられる。
インク供給装置24は、ヘッド14にインクを供給するものである。ヘッド駆動装置26は、ヘッド14に設けられた圧電素子に所定の波形の電圧を印加することで、当該圧電素子を駆動するものである。インク吐出後、アクチュエータの変位が元に戻る際に、インク供給装置24から新しいインクがヘッド14に再充填される。
顕微鏡17は、ヘッド14により用紙に吐出された液滴によるドットをカメラ16により撮影するためのレンズの役割をする。カメラ16は、ドット位置測定のため、ドットを撮影するものである。顕微鏡17を使う場合、1回の測定視野が狭いため複数回の撮影が必要である。従って、各撮影間の撮影位置誤差は、例えば異なる撮影視野に同一ドットが入るようにして各撮影視野を繋いでいき誤差を打ち消す方法が考えられる。
なお、ドットの撮影は、上述した顕微鏡17を付けたカメラ16の他に、平板状の印刷物を読み取るスキャナでも良い。また、顕微鏡17及びカメラ16は、ヘッド14に一体になって固定されている。
画像データ解析装置12は、カメラ16により撮影されたドットの位置からヘッド14が液滴を吐出する吐出方向を測定するものである。この測定方法に関しては後に詳細に説明する。
スキャンテーブル18は、記録媒体としての用紙21を搭載するものである。XYテーブル20は、スキャンテーブル18を2次元方向、すなわち用紙21の面と平行な方向に精密に移動させるものである。すなわち、XYテーブル20は、ヘッド14を用紙21の面と平行に用紙21に対して相対的に移動させるものである。
本実施の形態において、ヘッド14(のノズル面)と用紙21が平行であることが重要である。この平行度は、ノズル面と用紙21の間隔を直接測定しても良いし、ヘッド14の取り付け基準の精度で平行度を出しても良い。いずれにしても、通常、ノズル面はヘッド14の中で大きい面であるため、平行度は比較的出しやすい。
Zテーブル19は、一体型とされているカメラ16、顕微鏡17、ヘッド14を、用紙からの距離を変更可能なように高さを調整するものである。すなわち、Zテーブル19は、ヘッド14を用紙21の面に対して垂直に用紙21に対して相対的に移動させるものである。
制御装置22は、吐出特性測定装置10全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)、後述するプログラムが記録されたROM(Read Only Memory)、プログラムやデータ等が展開されるRAM(Random Access Memory)等で構成される。この制御装置22は、吐出特性測定装置10専用に作成されたものでも良いし、PCなど汎用的な計算機を用いるようにしても良い。制御装置22による制御に関しては後に詳細に説明する。
以下、上述した吐出特性測定装置10で実行される2種類の吐出特性測定方法について説明する。なお、以下の説明において、既に説明した符号についての説明は省略する。
まず、本実施の形態に係る吐出特性測定方法では、図2に示されるように、ヘッド14と用紙21との距離を変えて吐出することが重要である。同図(A)は、液滴を吐出するヘッド14からの距離が予め定められた第1の距離h1となる用紙21を示しており、同図(B)は、ヘッド14からの距離が予め定められた第1の距離h2となる用紙21を示している。
以下に説明する2種類の吐出特性測定方法のいずれもが、このように距離が異なる位置からヘッド14が液滴を吐出するようになっている。
まず、吐出特性測定方法(その1)について説明する。図3は、吐出特性測定方法(その1)により液滴が吐出された用紙21を示すものであり、この図3に示されるように吐出特性測定方法(その1)は距離h1、距離h2でそれぞれ1回ずつヘッド14が液滴を吐出するものである。同図では、一回の吐出により、15個のドットが形成される場合を示しているため、距離h1、距離h2のそれぞれで吐出された15個ずつのドットが示されている。
この吐出特性測定方法(その1)の処理の流れを示すフローチャートを、図4を用いて説明する。この処理は、上記制御装置22に搭載されたCPUにより実行されるものである。なお、この説明では、同一のノズルから吐出され着弾した位置を示す図3に示される第1の着弾位置(X1、Y1)、第2の着弾位置(X2、Y2)に着目して説明する。
まず、ステップ101で、液滴を吐出するヘッド14からの距離が予め定められた第1の距離h1となる用紙21に対して、ヘッド14が液滴を吐出する(第1の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X1、Y1)とする。次のステップ102で、ヘッド14を用紙21の面と平行に所定の距離Xsだけ用紙21に対して相対的に移動する。ここでは、図3に示したX軸方向に移動するものとする。
更にステップ103で、ヘッド14を用紙21とヘッド14との距離が、h2となるように用紙21の面に対して垂直に用紙21に対して相対的に移動する。
次のステップ104で、移動された位置から用紙21に対してヘッド14が液滴を吐出する(第2の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X2、Y2)とする。
そして、ステップ105で、第1の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置(X1、Y1)、及び第2の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置(X2、Y2)を画像データ解析装置12が取得する。
次のステップ106で、h1、h2、Xs、X1、X2、Y1、Y2に基づき、ヘッド14が液滴を吐出する吐出方向を測定(演算)して処理を終了する。
この吐出方向の測定について、図5を用いて詳細に説明する。図5(A)は、X軸方向の吐出方向を説明するための図であり、図5(B)はY軸方向の吐出方向を説明するための図である。そして、ヘッド14のノズルが吐出する方向は、X軸方向にθx、Y軸方向θyの角度で示される方向にずれた方向とする。
まず、第1の吐出段階で、図5(A)に示されるように、液滴は、ずれていない場合に吐出される本来の着弾位置と異なるX1に着弾する。次にステップ102、103によって移動され、第2の吐出段階で、液滴は、ずれていない場合に吐出される本来の着弾位置と異なるX2に着弾する。
このとき、同図に示されるように、tanθx=δx/(h2−h1)が成り立つ。従って、θx=arctan(δx/(h2−h1))であり、δx=(X2−X1−Xs)であることからθxが求まる。
次に、θyを求める。第1の吐出段階で、図5(B)に示されるように、液滴は、ずれていない場合に吐出される本来の着弾位置と異なるY1に着弾する。次にステップ102、103によって移動され、第2の吐出段階で、液滴は、ずれていない場合に吐出される本来の着弾位置と異なるY2に着弾する。ここでX軸との違いは、Y軸方向には移動していないため、X軸のように移動距離Xsが含まれないことである。
このとき、同図に示されるように、tanθy=δy/(h2−h1)が成り立つ。従って、θy=arctan(δy/(h2−h1))であり、δy=(Y2−Y1)であることからθyが求まる。
以上が吐出特性測定方法(その1)である。次に、吐出特性測定方法(その2)について説明する。吐出特性測定方法(その1)ではδxを求める式にXsが入っているがこれはXYテーブル20による移動量である。この移動量にはXYテーブル20による誤差が発生する可能性があるため、この誤差を小さくしたものが吐出特性測定方法(その2)である。
図6は、吐出特性測定方法(その2)により液滴が吐出された用紙21を示すものであり、この吐出特性測定方法(その2)は、図6に示されるように距離h1で十字型に4回、距離h2で1回ずつヘッド14が液滴を吐出するものである。同図では、一回の吐出により、9個のドットが形成される場合を示しているため、距離h1、距離h2のそれぞれで吐出された9個ずつのドットが示されている。
この吐出特性測定方法(その2)の処理の流れを示すフローチャートを、図7を用いて説明する。この処理は、上記制御装置22に搭載されたCPUにより実行されるものである。なお、この説明では、同一のノズルから吐出され着弾した位置を示す図6で示した第1の着弾位置(X1、Y1)、第2の着弾位置(X2、Y2)、第3の着弾位置(X3、Y3)、第4の着弾位置(X4、Y4)、第5の着弾位置(X5、Y5)に着目して説明する。
まず、ステップ201で、液滴を吐出するヘッド14からの距離が予め定められた第1の距離h1となる用紙21に対して、ヘッド14が液滴を吐出する(第1の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X1、Y1)とする。次のステップ202で、ヘッド14を用紙21の面と平行に所定の距離Xs(第3の所定の距離)だけ用紙21に対して相対的に移動する。ここでは、図6に示したX軸方向に移動するものとする。
次のステップ203で、移動された位置から、ヘッド14が液滴を吐出する(第2の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X2、Y2)とする。
次のステップ204で、ヘッド14を用紙21の面と平行、かつステップ201で液滴を吐出した位置の方向に所定の距離Xsの半分だけ用紙21に対して相対的に移動し、ステップ205で、ヘッド14を用紙21とヘッド14との距離が、h2となるように用紙21の面に対して垂直に用紙21に対して相対的に移動する。
次のステップ206で、移動された位置から、ヘッド14が液滴を吐出する(第3の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X3、Y3)とする。
次のステップ207で、ヘッド14を用紙21の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置と前記第2の吐出段階で液滴を吐出した位置とを結ぶ線分(すなわちX軸)に垂直(すなわちY軸方向)に所定の距離Ys(第4の所定の距離)の半分だけ用紙21に対して相対的に移動する。ステップ208で、ヘッド14を用紙21とヘッド14との距離が、h1となるように用紙21の面に対して垂直に用紙21に対して相対的に移動する。
次のステップ209で、移動された位置から、ヘッド14が液滴を吐出する(第4の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X4、Y4)とする。次のステップ210で、ヘッド14を用紙21の面と平行、かつステップ206で液滴を吐出した位置の方向に所定の距離Ysだけ用紙21に対して相対的に移動する。
次のステップ211で、移動された位置から、ヘッド14が液滴を吐出する(第5の吐出段階)。ここで吐出された位置である着弾位置を(X5、Y5)とする。
そして、ステップ212で、第1の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置(X1、Y1)、第2の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置(X2、Y2)、第3の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第3の着弾位置(X3、Y3)、第4の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第4の着弾位置(X4、Y4)、及び第5の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第5の着弾位置(X5、Y5)を画像データ解析装置12が取得する。
次のステップ213で、h1、h2、X1〜X5、Y1〜Y5に基づき、ヘッド14が液滴を吐出する吐出方向を測定(演算)して処理を終了する。なお、上記XsとYsは等しくても良い。
このように、吐出特性測定方法(その2)は、用紙21と平行に移動した(X3、Y3)を除く4箇所のうち、2箇所はX軸のみ移動であり、残り2箇所はY軸のみの移動であり、その移動はX軸方向の移動量の半分の位置で移動するものである。
また、ヘッド14と用紙21の距離h2で、X軸方向の移動量の半分の位置と同じX座標で、Y軸方向に移動せずに液滴を吐出するので、(X3、Y3)のドットが形成される前後で、どちらか一方の軸のみの移動となり、移動しない方の軸のXYテーブル20の移動量誤差が含まれなくなる。
この処理によって形成されたドットの着弾位置の例を、図8に示す。この図8から、以下の関係式が導かれる。
δx=X3-(X4+X5)/2・・・(1)
δy=Y3-(Y1+Y2)/2・・・(2)
また、図5で説明したように、以下の式が成り立ち、θx、θyが求まる。
θx=arctan(δx/(h2−h1))
θy=arctan(δy/(h2−h1))
上記式(1)、(2)では、X1、X2、Y4、Y5を計算に用いない。このように、吐出特性測定方法(その2)では、XYテーブル20の移動量(Xs=X2−X1、Ys=Y4−Y5)が入らない式となって、移動量誤差の影響を受けない。
なお、XYテーブルのX軸とY軸の直角度誤差がなければ、X4=X5、Y1=Y2である。しかし、XYテーブルのX軸とY軸の直角度誤差があっても、式(1)、(2)では(Y1+Y2)/2により平均化しているので、直角度誤差の影響は打ち消される。
以上が吐出特性測定方法(その2)である。この吐出特性測定方法(その2)では、移動において、ヘッド14を用紙21の面と平行に所定の距離だけ用紙21に対して相対的に移動させた際に生じた用紙21の面に平行で移動方向に垂直な方向へのぶれを示すぶれ量に基づき、取得された各着弾位置を補正して、ヘッド14が液滴を吐出する吐出方向を測定するようにしても良い。
具体的には、図9のフローチャートに示されるように、ステップ301で、中央の(X3、Y3)と十字の端となる(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X4、Y4)、(X5、Y5)とのぶれ量d1〜d4を取得する。これは、例えば上記制御装置22のRAMに記憶されているものから取得する。
またd1〜d4は、2次元ベクトルであり、d1が(X3、Y3)と(X1、Y1)のぶれ量、d2が(X3、Y3)と(X2、Y2)のぶれ量、d3が(X3、Y3)と(X4、Y4)のぶれ量、d4が(X3、Y3)と(X5、Y5)のぶれ量を示している。
次のステップ302で、取得された(X1、Y1)、(X2、Y2)、(X4、Y4)、(X5、Y5)をぶれ量d1〜d4を用いて補正して処理を終了する。
この補正は、例えば(X1、Y1)−d1、(X2、Y2)−d2、(X4、Y4)−d3、(X5、Y5)−d5というように、ぶれた分を引くことにより補正する。
上述した2種類の吐出特性測定方法におけるh1、h2は、吐出液滴が小さい場合、空気抵抗の影響を受けるので、大きくとも、1mm程度にすることが望ましい。
また、上述した吐出特性測定装置10は、それ自体画像を形成可能であるため、画像形成装置であるが、ヘッドを用いて画像を形成する画像形成装置に、ヘッドを主走査及び副走査方向に移動可能とする機能を設けるか、或いは、記録媒体を主走査及び副走査方向に移動可能とする機能を設け、更に形成したドットの位置を検出できるようにすれば、本実施の形態を適用可能となる結果、上記ヘッドを用いて画像を形成する画像形成装置は、吐出特性測定装置を備えた画像形成装置となる。
更に、上述した処理では、一つのノズルの吐出方向を測定するものであったが、上述した吐出特性測定方法を各ノズルに適用することで、全てのノズルの吐出方向を測定することが可能である。
なお、以上説明したフローチャートの処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
実施の形態に係る吐出特性測定装置の斜視図である。 ヘッドと用紙との距離を変えて吐出することを示す図である。 吐出特性測定方法(その1)により液滴が吐出された用紙を示す図である。 吐出特性測定方法(その1)の処理の流れを示すフローチャートである。 測定方法を説明するための図である。 吐出特性測定方法(その2)により液滴が吐出された用紙を示す図である。 吐出特性測定方法(その2)の処理の流れを示すフローチャートである。 各着弾位置とずれ量δを示す図である。 ぶれ量補正処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 吐出特性測定装置
12 画像データ解析装置
14 ヘッド
16 カメラ
17 顕微鏡
18 スキャンテーブル
19 Zテーブル
20 XYテーブル
21 用紙
22 制御装置
24 インク供給装置
26 ヘッド駆動装置

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する液滴吐出手段からの距離が予め定められた第1の距離となる記録媒体に対して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第1の吐出段階と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に第3の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第1の移動段階と、
    前記第1の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第2の吐出段階と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置の方向に前記第3の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と異なる第2の距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第2の移動段階と、
    前記第2の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第3の吐出段階と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出段階で液滴を吐出した位置と前記第2の吐出段階で液滴を吐出した位置とを結ぶ線分に垂直に第4の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と同じ距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第3の移動段階と、
    前記第3の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第4の吐出段階と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第3の吐出段階で液滴を吐出した位置の方向に前記第4の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第4の移動段階と、
    前記第4の移動段階により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第5の吐出段階と、
    前記第1の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置、前記第2の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置、前記第3の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第3の着弾位置、前記第4の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第4の着弾位置、及び前記第5の吐出段階により吐出された液滴が着弾した第5の着弾位置を取得する取得段階と、
    前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する測定段階と、
    を有する吐出特性測定方法。
  2. 前記測定段階では、前記第1の移動段階及び前記第4の移動段階において、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させた際に生じた前記記録媒体の面に平行で移動方向に垂直な方向へのぶれを示すぶれ量に基づき、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置を補正して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する請求項に記載の吐出特性測定方法。
  3. 前記測定段階では、前記第1の距離をh1、前記第2の距離をh2、前記第1の着弾位置をX1,Y1、前記第2の着弾位置をX2,Y2、前記第3の着弾位置をX3,Y3、前記第4の着弾位置をX4,Y4、及び前記第5の着弾位置をX5,Y5として、下記の式に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する請求項2に記載の吐出特性測定方法。
    X方向の吐出方向=arctan((X3−(X4+X5)/2)/(h2−h1))
    Y方向の吐出方向=arctan((Y3−(Y1+Y2)/2)/(h2−h1))
  4. 液滴を吐出する液滴吐出手段からの距離が予め定められた第1の距離となる記録媒体に対して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第1の吐出手段と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に第3の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第1の移動手段と、
    前記第1の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第2の吐出手段と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出手段で液滴を吐出した位置の方向に前記第3の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と異なる第2の距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第2の移動手段と、
    前記第2の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第3の吐出手段と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第1の吐出手段で液滴を吐出した位置と前記第2の吐出手段で液滴を吐出した位置とを結ぶ線分に垂直に前記第4の所定の距離の半分だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させ、更に前記液滴吐出手段を前記記録媒体と前記液滴吐出手段との距離が、前記第1の距離と同じ距離となるように前記記録媒体の面に対して垂直に前記記録媒体に対して相対的に移動させる第3の移動手段と、
    前記第3の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第4の吐出手段と、
    前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行、かつ前記第3の吐出手段で液滴を吐出した位置の方向に前記第4の所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させる第4の移動手段と、
    前記第4の移動手段により移動された位置から、前記記録媒体に対して前記液滴吐出手段が液滴を吐出する第5の吐出手段と、
    前記第1の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第1の着弾位置、前記第2の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第2の着弾位置、前記第3の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第3の着弾位置、前記第4の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第4の着弾位置、及び前記第5の吐出手段により吐出された液滴が着弾した第5の着弾位置を取得する取得手段と、
    前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する測定手段と、
    を有する吐出特性測定装置。
  5. 前記測定手段では、前記第1の移動手段及び前記第4の移動手段において、前記液滴吐出手段を前記記録媒体の面と平行に所定の距離だけ前記記録媒体に対して相対的に移動させた際に生じた前記記録媒体の面に平行で移動方向に垂直な方向へのぶれを示すぶれ量に基づき、前記取得手段により取得された第1の着弾位置、前記第2の着弾位置、前記第3の着弾位置、前記第4の着弾位置、及び前記第5の着弾位置を補正して、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する請求項に記載の吐出特性測定装置。
  6. 前記測定手段では、前記第1の距離をh1、前記第2の距離をh2、前記第1の着弾位置をX1,Y1、前記第2の着弾位置をX2,Y2、前記第3の着弾位置をX3,Y3、前記第4の着弾位置をX4,Y4、及び前記第5の着弾位置をX5,Y5として、下記の式に基づき、前記液滴吐出手段が液滴を吐出する吐出方向を測定する請求項5に記載の吐出特性測定装置。
    X方向の吐出方向=arctan((X3−(X4+X5)/2)/(h2−h1))
    Y方向の吐出方向=arctan((Y3−(Y1+Y2)/2)/(h2−h1))
  7. 請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の吐出特性測定装置を備えた画像形成装置。
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