JP4999507B2 - 情報処理装置、情報処理システム、インストール制御方法、インストール制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、インストール制御方法、インストール制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、インストール制御方法、インストール制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、オフィス等では、ワープロソフトや、コンピュータウィルスを検出及び駆除するためのワクチンソフト等を、従業員が利用するそれぞれのPC(Personal Computer)にインストールする必要がある場合がある。
このようなソフトウェアを自動でインストールしたり又はインストールの支援を行ったりするプログラムであるインストーラに係る種々の発明がなされてきた。特許文献1には、ユーザのログオンによってインストール制御プログラムをダウンロードし、ダウンロードされたインストール制御プログラムがインストーラを制御して上記ソフトウェアをインストールする技術が開示されている。
特開2005−25477号公報
通常、ソフトウェアは、該ソフトウェアのインストール時に指定された機能選択情報に基づいてクライアントPCにインストールされることが多い。そのため、該ソフトウェアをバージョンアップする場合は、既にインストール済みのソフトウェアのインストール時に指定された機能選択情報を引き継げるようにすることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、インストール制御プログラムは管理者により予め指定された機能選択情報に基づいてソフトウェアをインストールする制御を行う。そのため、既にインストール済みのソフトウェアの機能選択情報を引き継いでインストールすることができないという問題がある。
上記の点に鑑みて、本発明はこの問題を解決するためのものであり、導入済ソフトウェアの機能選択情報に基づいてソフトウェアのインストールを効果的に行うことができる情報処理装置、情報処理システム、インストール制御方法、インストール制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置はネットワークを介して接続された情報管理装置からインストーラを取得し、該インストーラを用いて所定のソフトウェアの導入を行う情報処理装置であって、
当該情報処理装置に既に導入されたソフトウェアの機能情報を記憶する機能情報記憶手段と、
前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するインストーラ制御手段と、
を有し、
前記インストーラは、当該情報処理装置が導入するソフトウェアの機能情報が予め設定された機能設定データを有しており、
当該情報処理装置は、前記機能設定データに設定された機能情報を、前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて更新する更新手段を有し、
前記インストーラ制御手段は、さらに、前記更新手段により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、前記機能設定データに設定された機能情報を更新するか否かの選択を促す選択手段を有し、前記選択手段において更新を行わないが選択された場合、前記インストーラ制御手段は、さらに、前記機能設定データに設定された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、前記機能設定データへの機能情報の設定を促す機能設定提示手段を有し、前記選択手段は、さらに、前記機能設定提示手段による機能情報の設定の選択を促し、前記選択手段において前記機能設定提示手段による機能情報の設定が選択された場合、前記インストーラ制御手段は、前記機能設定提示手段において設定された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置では、前記機能設定データには、さらに、該機能設定データに設定された機能情報を更新する第1の機能選択モード及び該機能設定データに設定された機能情報を更新しない第2の機能選択モードを含む機能選択モードが予め設定されており、前記インストーラ制御手段は、さらに、前記機能選択モードが第1の機能選択モードである場合、前記更新手段により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御し、前記機能選択モードが第2の機能選択モードである場合、前記機能設定データに設定された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置では、前記機能設定データは、さらに、導入するソフトウェアの機能情報をユーザ権限毎に制限する第3の機能選択モードが予め設定され、且つ、導入するソフトウェアの機能情報がユーザ権限と関連づけて設定されており、前記インストーラ制御手段は、さらに、前記機能選択モードが第3の機能選択モードである場合、当該情報処理装置のユーザの権限に関連づけられた機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報処理システムは、ネットワークを介して接続された情報管理装置からインストーラを取得し、該インストーラを用いて所定のソフトウェアの導入を行う情報処理装置と、前記情報管理装置から構成される情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置に既に導入されたソフトウェアの機能情報を記憶する機能情報記憶手段と、
前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するインストーラ制御手段と、
を有し、
前記インストーラは、前記情報処理装置が導入するソフトウェアの機能情報が予め設定された機能設定データを有しており、
前記情報処理装置は、前記機能設定データに設定された機能情報を、前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて更新する更新手段を有し、
前記インストーラ制御手段は、さらに、前記更新手段により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のインストール制御方法は、当該情報処理装置に既に導入されたソフトウェアの機能情報を記憶する機能情報記憶部を有し、ネットワークを介して接続された情報管理装置からインストーラを取得し、該インストーラを用いて所定のソフトウェアの導入を行う情報処理装置におけるインストール制御方法であって、
前記インストーラが、前記機能情報記憶部により記憶された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように制御するインストール制御工程を有し、
前記インストーラは、前記情報処理装置が導入するソフトウェアの機能情報が予め設定された機能設定データを有しており、
前記機能設定データに設定された機能情報を、前記機能情報記憶部により記憶された機能情報に基づいて更新する更新工程を有し、
前記インストーラ制御工程は、さらに、前記更新工程により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のインストール制御プログラムは、上記のインストール制御方法をコンピュータに実行させるためのインストール制御プログラムであるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記のインストール制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるように構成することができる。
本発明の情報処理装置、情報処理システム、インストール制御方法、インストール制御プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、導入済ソフトウェアの機能選択情報に基づいてソフトウェアのインストールを効果的に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を後述の実施の形態において図面に基づいて説明する。
[実施の形態]
(システム構成)
まず、本実施の形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成について図1を用いて説明を行う。図1は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム1のシステム構成例を示す図である。
図1において、情報処理システム1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続された複数台のクライアントPC10a、10b(以下総称する場合、クライアントPC10とする)、ドメインコントローラ20、ファイルサーバ30により構成される。
クライアントPC10は、ユーザが日常業務において利用しているPC等の端末(情報処理装置)である。ドメインコントローラ20は、Windows(登録商標)OSによるネットワーク環境においてユーザやセキュリティに関する情報を管理しユーザ認証等を行うサーバ装置である。ファイルサーバ30は、各種ファイル等を管理するサーバ装置(情報管理装置)である。例えば、ファイルサーバ30の図示しない記憶装置をクライアントPC10等のネットワーク上の他の情報処理装置と共有し、外部から利用できるようにするサーバ装置である。即ち、クライアントPC10とファイルサーバ30はクライアント/サーバの情報処理システムとして構成されている。
以上で示されるシステム構成により、本実施の形態に係る情報処理装置(クライアントPC10等)を含む情報処理システム1では、クライアントPC10は、クライアントPC10に導入済のソフトウェアの機能選択情報(機能情報)に基づいてソフトウェアのインストールを効率的に行うことができる。これを実現するための各装置の詳細構成等について後述する。
(機能の構成)
次に、本実施の形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの機能の構成について図2を用いて説明を行う。図2は、本実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの機能構成例を示す図である。
図2の情報処理システム1において、クライアントPC10は、ユーザによるログイン処理等に係る入力を行う入力手段110、画面表示を行う表示手段120、当該クライアントPC10に既に導入されたソフトウェアの導入時に選択された機能選択情報(機能情報)等を記憶するレジスタ等の機能情報記憶手段130、クライアントPC10の制御及び/又は、外部装置であるドメインコントローラ20、ファイルサーバ30との間でのデータの送受信に係る制御等を行う制御手段140、種々の情報処理プログラム等を記憶する例えばRAM等の記憶手段150等を有する。
ドメインコントローラ20は、本発明に係るインストール制御プログラム210を記憶するための図示しない記憶装置等を有する。ファイルサーバ30は、所定のソフトウェアの導入を行うためのソフトウェアインストーラ310を記憶するための図示しない記憶装置等を有する。また、ソフトウェアインストーラ310は、導入するソフトウェアの機能選択情報が管理者等により予め指定された機能設定データ320を有する。
以上に示された機能の構成により、本実施の形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム1では、クライアントPC10は、ドメインコントローラ20、ファイルサーバ30からそれぞれインストール制御プログラム210、ソフトウェアインストーラ310をダウンロードする。また、ダウンロードしたプログラムに基づいて例えばソフトウェアのバージョンアップ等のインストール処理を行う。
なお、本実施の形態でのインストール処理は、既に機能情報記憶手段130により記憶された導入済のソフトウェアの機能選択情報に基づいて行われることにより、効率的なインストール処理を実現している。このような動作の詳細については以降の動作例において説明を行うが、まずその前提として本実施の形態で用いているログインスクリプトという仕組みについて後述する。
本実施の形態に係る情報処理システム1では、ログインスクリプトという仕組みを用いる。ログインスクリプトとは、ユーザのログイン時に実行されるスクリプトであり、システムを使うために必要な各種設定を行ったり、ユーザ毎のカスタマイズを行ったりすることができる。例えばWindows(登録商標)OSによるドメイン環境では、ユーザがクライアントPC10を使用するとき、ユーザはユーザ名、パスワード等の認証情報を入力する。即ち、入力手段110はユーザ入力等により認証情報を入力する。制御手段140は、入力手段110により入力された認証情報をドメインコントローラ20に送信する。ドメインコントローラ20は、受信した認証情報に基づいて認証処理を行う。認証処理が成功すると、クライアントPC10は、システム上のサービスを利用することができるようになる。このログイン処理においてログインスクリプトが動作するようにドメインコントローラ20にログインスクリプトを設定することができる。
(システムの動作概要)
次に、本実施の形態に係るシステムの動作概要について図3を用いて説明を行う。図3は、本実施形態に係る情報処理システム1の動作概要を示すシーケンス図である。
ここでは、クライアントPC10におけるログイン処理に伴って、まずクライアントPC10がドメインコントローラ20、ファイルサーバ30からそれぞれインストール制御プログラム210、ソフトウェアインストーラ310をダウンロードする(ダウンロードされたプログラムは、それぞれインストール制御プログラム210a、ソフトウェアインストーラ310aとして識別している)。続いて、ダウンロードしたインストール制御プログラム210aに基づいてソフトウェアインストーラ310aを起動するまでの動作について説明を行う。
まず、ユーザはログインする(S11)。ここでは、入力手段110は、ユーザ入力等によりユーザ名、パスワード等の認証情報を入力する。続いてステップS12へ移って、クライアントPC10はドメインコントローラ20に認証要求を行う(S12)。ここでは、制御手段140は、ステップS11において入力された認証情報に基づいた認証要求をドメインコントローラ20に送信する。
ステップS13へ移って、認証要求を受信したドメインコントローラ20は、ユーザ認証を行うと共に、ログイン時にクライアントPC10に自動的に実行させるプログラムとして予め指定されているインストール制御プログラム210を取得する(S13)。
続いて、ドメインコントローラ20は、インストール制御プログラム210をクライアントPC10に送信する(S14)。ここでは、制御手段140は、インストール制御プログラム210を受信し、記憶手段150は、該インストール制御プログラム210を記憶する(なお、記憶手段150により記憶されたインストール制御プログラム210は、図2ではインストール制御プログラム210aとして識別している)。
ステップS15へ移って、クライアントPC10においてインストール制御プログラム210aが起動する(S15)。制御手段140は、記憶手段150により記憶されたインストール制御プログラム210aを起動する。
ステップS16へ移って、クライアントPC10は、ファイルサーバ30にインストーラ要求を行う(S16)。ここでは、制御手段140は、インストール制御プログラム210aに基づいてファイルサーバ30にインストーラ要求を送信する。
ステップS17へ移って、インストーラ要求を受信したファイルサーバ30は、クライアントPC10に自動でインストールしたり又はインストールの支援を行ったりするプログラムであるソフトウェアインストーラ310を取得する(S17)。なお、ここでファイルサーバ30に記憶されたソフトウェアインストーラ310は、インストールする機能及びしない機能の情報から構成される機能選択情報を含む機能設定データ320を有している。クライアントPC10におけるソフトウェアのインストール処理は、機能設定データ320における機能選択情報等に従って行われるものとする。
ステップS18へ移って、ファイルサーバ30は、ソフトウェアインストーラ310をクライアントPC10に送信する(S18)。ここでは、制御手段140は、ソフトウェアインストーラ310を受信し、記憶手段150は、該ソフトウェアインストーラ310を記憶する(なお、記憶手段150により記憶されたソフトウェアインストーラ310、機能設定データ320は、図2ではそれぞれソフトウェアインストーラ310a、機能設定データ320aとして識別している)。
ステップS19へ移って、クライアントPC10においてインストーラ制御処理が行われる(S19)。ここでは、制御手段140は記憶手段150により記憶されたインストール制御プログラム210aに基づいて例えば機能選択モード及び機能選択情報を取得したり、機能選択情報をダウンロードしたインストーラの機能設定データ320aに反映したりする等の必要に応じた処理を行う。
ステップS20へ移って、クライアントPC10においてソフトウェアインストーラ310aが起動する(S20)。ここでは、制御手段140は記憶手段150により記憶されたソフトウェアインストーラ310aを起動する。
なお、ステップS16〜S20に係る処理は、制御手段140が本発明に係るインストール制御プログラム210aに従って行う処理であり、詳細には図4及び図5以降を用いて後述の動作例において説明を行う。
以上の処理により、本実施の形態に係る情報処理システム1では、まずクライアントPC10におけるログイン処理に伴って、クライアントPC10がドメインコントローラ20、ファイルサーバ30からそれぞれインストール制御プログラム210、ソフトウェアインストーラ310をダウンロードする。続いて、ダウンロードしたインストール制御プログラム210aに基づいてソフトウェアインストーラ310aを起動するまでの動作を行う。
なお、本実施形態1においては、機能設定データ320を有するソフトウェアインストーラ310は、ファイルサーバ20により保持される構成であるが、ファイルサーバ20に限定されない。WEBサーバ等他の方法に置き換えることも可能である。
(インストール制御プログラムの機能の構成例)
次に、本実施の形態に係る情報処理装置10がインストール制御プログラム210aに従って動作する場合の機能の構成例について図4を用いて説明を行う。図4は、本実施形態に係る情報処理装置10がインストール制御プログラム210aに従って動作する場合の機能の構成例を示す図である。
図4において、制御手段140は、インストーラ制御手段211、機能選択制御手段212、データ入出力手段213を有する。これは制御手段140がインストール制御プログラム210aに従って動作する場合に、インストーラ制御手段211、機能選択制御手段212、データ入出力手段213の各機能を実現していることを示している。
インストーラ制御手段211は、ソフトウェアインストーラ310aの起動やインストールの監視等のインストールに係る制御を行う。機能選択制御手段212は、導入したいソフトウェアをインストールする際の機能の選択に係る制御を行う。
データ入出力手段213は、データの入出力に係る処理、例えばファイルサーバ30からのソフトウェアインストーラ310のダウンロード、ダウンロードされたソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aへの入出力、表示手段120に表示を促すことによるユーザへの問い合わせ等の処理を行う。
以上の機能の構成により、本実施の形態に係るクライアントPC10では、インストール制御プログラム210aに従った動作、例えばファイルサーバ30からソフトウェアインストーラ310をダウンロードしたり、ダウンロードされたソフトウェアインストーラ310aを起動したり、することによりソフトウェアのインストールを行う。詳細の動作については後述の動作例において説明を行う。
(インストール制御プログラム210aの動作例1)
次に、本実施形態に係るインストール制御プログラムの第1の動作例について図5を用いて説明を行う。図5は、本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例1を示すシーケンス図である。
動作例1に係る機能情報記憶手段130は、予めクライアントPC10に既に導入されたソフトウェア、ここではバージョンアップ前のソフトウェアA、の機能選択情報を記憶している。このとき、記憶されたバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいてバージョンアップしたソフトウェアAを新たにインストールする動作を行う。
なお、ファイルサーバ30に記憶されたソフトウェアインストーラ310は、ソフトウェアAの機能選択情報が例えばシステムの管理者により予め設定されている機能設定データ(機能設定ファイル)を含んでいるものとする。
まず、インストーラ制御手段211は、データ入出力手段213にインストーラの取得要求を行う(S101)。続いてインストーラの取得要求を受信したデータ入出力手段213は、ファイルサーバ30にインストーラ要求を行う(S102)。インストーラ要求を受信したファイルサーバ30は、ソフトウェアインストーラ310を取得する(S103)。ステップS104へ移って、ファイルサーバ30は、ソフトウェアインストーラ310をクライアントPC10に送信する(S104)。ここでは、データ入出力手段213は、ファイルサーバ30からソフトウェアインストーラ310を受信する。
続いてステップS105へ移って、データ入出力手段213は、受信したソフトウェアインストーラ310をインストーラ制御手段211に送信する(S105)。またステップS105では、インストーラ制御手段211は、受信したソフトウェアインストーラ310を記憶手段150により記憶する(なお、記憶手段150により記憶されたソフトウェアインストーラ310及び機能設定データ320は、図4ではそれぞれソフトウェアインストーラ310a、機能設定データ320aとして識別している)。
ステップS106へ移って、インストーラ制御手段211は、機能選択制御手段212へ機能選択の制御を要求する(S106)。ここで機能選択の制御とは、クライアントPC10に既に導入されたソフトウェアの(機能情報記憶手段130により既に記憶された)機能選択情報を用いてインストール処理を行うための機能選択の制御である。具体的には、機能設定データ320aに対して機能情報記憶手段130により記憶された機能選択情報を反映させる制御である。後述のステップS107〜S111により詳細に説明する。
ステップS107へ移って、機能選択の制御の要求を受信した機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能情報記憶手段130により記憶された機能選択情報の取得を要求する(S107)。機能選択情報の取得を要求されたデータ入出力手段213は、機能情報記憶手段130により記憶された導入済のソフトウェアAの機能選択情報を取得する(S108)。続いて、データ入出力手段213は、取得した導入済のソフトウェアAの機能選択情報を機能選択制御手段212に送信する(S109)。
ステップS110へ移って、機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に機能選択情報の反映を要求する(S110)。機能選択情報の反映の要求を受信したデータ入出力手段213は、機能設定データ320aに機能情報記憶手段130により記憶された機能選択情報を反映する(S111)。
ステップS111では、機能設定データ320aに設定された機能選択情報を、機能情報記憶手段130により記憶されたバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいて更新する。つまり、データ入出力手段213は更新動作を行う更新手段としての機能を有している。この動作により、ソフトウェアインストーラ310aは、既に導入されたバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいて決定されるバージョンアップしたソフトウェアAのインストール処理を行うことができる。
続いて、ステップS112及びS113によりインストーラ制御手段211は、ステップS111の処理が終了した旨の通知を受信する(S112、S113)。ステップS114へ移って、インストーラ制御手段211は、ソフトウェアインストーラ310aを起動する(S114)。
以上で示される処理により、本動作例1に係るインストール制御プログラム210aでは、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいてソフトウェアインストーラ310aを起動し、ソフトウェアAのインストールを行う動作を行う。
そのため、以下に掲げる利点を奏する。その利点とは、クライアントPC毎に必要な機能だけを導入済みソフトウェアの機能選択情報に基づいて効果的にインストールすることができることである。また、自動的にインストールを実行するシステムとして対応できる状況が増える等のいくつかの利点を得ることができる。
(インストール制御プログラムの動作例2)
次に、本実施の形態に係るインストール制御プログラムの第2の動作例について図6を用いて説明を行う。図6は、本実施形態に係るインストール制御プログラムの動作例2を示すシーケンス図である。
動作例1では、インストール制御プログラム210aは、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいてソフトウェアインストーラ310aを起動し、バージョンアップしたソフトウェアAのインストールを行う動作を行った。しかしながら、ユーザによっては、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールしたい場合もあれば、システムの管理者等により予め設定された機能選択情報でインストールしたい場合もある。
上記の点に鑑みて、本動作例2に係るインストール制御プログラム210aでは、動作例1に加えて、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールすることも、予め設定された機能選択情報でインストールすることも可能な動作を行う。
ステップS201〜S206及びS211〜S218に係る処理は、それぞれ図5のステップS101〜S114に係る処理と同様であるのでここでは説明を省略する。ここでは、ステップS207〜S210に係る処理を中心に説明を行う。
ステップS206において機能選択の制御の要求を受信した機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能選択モードの取得を要求する(S207)。機能選択モードとは、機能選択に係るモードでありここではクライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールする第1の機能選択モード又は予め設定された機能選択情報でインストールする第2の機能選択モードがある。ステップS208〜S210により詳細に説明を行う。
ステップS208へ移って、機能選択モードの取得を要求されたデータ入出力手段213は、ユーザへの問い合わせに基づいて機能選択モードを取得する(S208)。具体的には、データ入出力手段213は、表示手段120による表示等によりクライアントPC10に第1の機能選択モード又は第2の機能選択モードの選択をユーザに促す。さらに、上記のいずれかのモードが入力手段110によるユーザ入力等により選択されると、選択された機能選択モードを取得する。
続いてステップS209へ移って、データ入出力手段213は、取得した機能選択モードを機能選択制御手段212に送信する(S209)。ステップS210へ移って、機能選択モードを受信した機能選択制御手段212は、該機能選択モードが第1の機能選択モード又は第2の機能選択モードのいずれかを判定する(S210)。ステップS210において、機能選択モードが第1の機能選択モードである場合、ステップS211へ移って、機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能情報記憶手段130により記憶された機能選択情報の取得を要求する(S211)。なお、ステップS210において、機能選択モードが第2の機能選択モードである場合、ステップS217、S218へ移ってソフトウェアインストーラ310aを起動する。
以上で示される処理により、本動作例2に係るインストール制御プログラム210では、動作例1で示される動作に加えて、特にステップS207〜S210に係る処理により、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールすることも、予め設定された機能選択情報でインストールすることも可能な動作を行う。
そのため、以下に掲げる利点を奏する。その利点とは、動作例1において示された利点に加えて、機能選択状態を引き継ぐか否かをクライアント毎でカスタマイズでき、ユーザにとってよりユーザライクなシステムとなるといった利点を得ることができることである。
なお、ステップS208の処理において、データ入出力手段213は、表示手段120による表示等によりクライアントPC10に第1の機能選択モード又は第2の機能選択モードの選択をユーザに促したが、このように選択を促す選択手段としての機能を有している。また、第1の機能選択モード又は第2の機能選択モードの選択は、機能設定データ320aに設定された機能選択情報を機能情報記憶手段130により記憶されたバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいて更新するか否かの選択と同義であるということもできる。
(インストール制御プログラムの動作例2の変形例)
次に、本実施形態に係るインストール制御プログラムの動作例2の変形例について図6及び7を用いて説明を行う。図7は、本実施形態の動作例2の変形例に係る画面表示の例を示す図である。
前述の動作例2では、インストール制御プログラム210aは、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールすることも、予め設定された機能選択情報でインストールすることも可能な動作を行った。しかしながら、上記に加えてユーザは、自分の希望する機能を選択してインストールしたい(機能の追加と削除)場合がある。
上記の点に鑑みて、動作例2の変形例に係るインストール制御プログラム210aでは、動作例2に加えて、ユーザが自分の希望する機能を選択してインストールすることも可能な動作を行う。図6のステップS207〜S213に係る処理について前述の動作例2との差を中心に説明を行う。
ステップS206において機能選択の制御の要求を受信した機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能選択モードの取得を要求する(S207)。機能選択モードとは、機能選択に係るモードでありここでは動作例2における第1の機能選択モード及び第2の機能選択モードに加えてユーザが自分の希望する機能を選択してインストールする第3の機能選択モードがある。ステップS208〜S210により詳細に説明を行う。
ステップS208へ移って、機能選択モードの取得を要求されたデータ入出力手段213は、ユーザへの問い合わせに基づいて機能選択モードを取得する(S208)。具体的には、データ入出力手段213は、表示手段120による表示等によりクライアントPC10に第1の機能選択モード、第2の機能選択モード又は第3の機能選択モードの選択をユーザに促す(図7(a)参照)。さらに、上記のいずれかのモードが入力手段110によるユーザ入力等により選択されると、選択された機能選択モードを取得する。ここでは、第3の機能選択モードが選択されたとする。
続いてステップS209へ移って、データ入出力手段213は、取得した機能選択モードを機能選択制御手段212に送信する(S209)。ステップS210へ移って、機能選択モードを受信した機能選択制御手段212は、該機能選択モードが第1の機能選択モード、第2の機能選択モード又は第3の機能選択モードの内のいずれかを判定する(S210)。ステップS210において、ここでは第3の機能選択モードであると判定された場合について説明を行う。機能選択モードが第3の機能選択モードである場合、ステップS211へ移って、機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能選択情報の取得を要求する(S211)。
ステップS212へ移って、データ入出力手段213は、ユーザに問い合わせて機能選択情報を取得する(S212)。具体的には、データ入出力手段213は、表示手段120による表示等によりクライアントPC10に導入するソフトウェアの機能情報の設定をユーザに促す(図7(b)参照)。さらに、導入するソフトウェアの機能情報が入力手段110によるユーザ入力等により設定されると、設定された機能選択情報を取得する。続いて、データ入出力手段213は、取得した機能選択情報を機能選択制御手段212に送信する(S213)。
以上で示される処理により、本動作例2の変形例に係るインストール制御プログラム210では、動作例2で示される動作に加えて、ステップS207〜S213に係る処理により、ユーザが自分の希望する機能を選択してインストールすることも可能な動作を行う。
そのため、以下に掲げる利点を奏する。その利点とは、動作例2における利点に加えて、クライアント毎に、機能選択状態を引き継ぐか否か、また、希望する機能選択でインストールすることを選択でき、インストールする機能をカスタマイズでき、ユーザにとってよりユーザライクなシステムとなるといった利点を得ることができることである。
なお、ステップS212の処理において、データ入出力手段213は、表示手段120による表示等によりクライアントPC10に導入するソフトウェアの機能情報の設定をユーザに促したが、このように機能設定データ320aへの機能情報の設定を促す機能設定提示手段としての機能を有しているということができる。
また、ステップS209の処理において、データ入出力手段213は、表示手段120による表示等によりクライアントPC10に第1の機能選択モード、第2の機能選択モード又は第3の機能選択モードの選択をユーザに促したが、このように機能情報の設定を促す選択手段としての機能を有している。
また、第1の機能選択モード、第2の機能選択モード又は第3の機能選択モードの選択とは、機能設定データ320aに設定された機能選択情報を、機能情報記憶手段130により記憶されたバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報に基づいて更新するか否か、若しくは機能設定提示手段において設定された機能選択情報に更新するかの内いずれか一つの選択と同義であるということもできる。
(インストール制御プログラムの動作例3)
次に、本実施形態に係るインストール制御プログラムの動作例3について図8を用いて説明を行う。図8は、本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例3を示すシーケンス図である。
前述の動作例1、2では、クライアントPC10に導入済のソフトウェアの機能選択情報に基づいてソフトウェアインストーラ310aを起動し、ソフトウェアのインストールを行う等の動作を行った。
ところで、業務システム等における管理者は、クライアンPC10に既にソフトウェアが機能選択してインストールされている場合のインストール方法として、初めは選択状態を引き継いでインストールさせていたが、システムの運用中に、選択状態は無視して予め設定した機能選択状態でインストールさせるよう変更したい場合がある。しかしながら、前述の動作例1、2では、システムそのものを特許文献1に開示されたようなシステムに変更する必要があり、変更の際の負荷やリスクが大きいという問題がある。
上記の点に鑑みて、本動作例3では変更に係る負荷やリスクを軽減して上記システムの変更を実現する動作の例について説明を行う。
ステップS301〜S306及びS311〜S318に係る処理は、それぞれ図5のステップS101〜S114に係る処理と同様であるのでここでは説明を省略する。ここでは、ステップS307〜S310に係る処理を中心に説明を行う。
ステップS306において機能選択の制御の要求を受信した機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能選択モードの取得を要求する(S307)。機能選択モードとは、ここではクライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールする第1の機能選択モード又は予め設定された機能選択情報でインストールする第2の機能選択モードである。
ステップS308へ移って、機能選択モードの取得を要求されたデータ入出力手段213は、ここではダウンロードしたソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに基づいて機能選択モードを取得する(S308)。具体的には、ソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに含まれる機能選択モードを取得する。
続いてステップS309へ移って、データ入出力手段213は、取得した機能選択モードを機能選択制御手段212に送信する(S309)。ステップS310へ移って、機能選択モードを受信した機能選択制御手段212は、該機能選択モードが第1の機能選択モード又は第2の機能選択モードのいずれかを判定する(S310)。ステップS310において、機能選択モードが第1の機能選択モードである場合、ステップS311へ移って、機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能情報記憶手段130により記憶された機能選択情報の取得を要求する(S311)。なお、ステップS210において、機能選択モードが第2の機能選択モードである場合、ステップS217、S218へ移ってソフトウェアインストーラ310aを起動する。
以上で示される処理により、本動作例3に係るインストール制御プログラム210では、動作例1に加えて、特にステップS307〜S310に係る処理により、ダウンロードしたソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに基づいて、クライアントPC10に導入済のバージョンアップ前のソフトウェアAの機能選択情報を引き継いでインストールするか、又は予め設定された機能選択情報でインストールするかの設定を行うことが可能な動作を行う。
そのため、以下に掲げる利点を奏する。その利点とは、動作例2における利点に加えて、管理者は、機能選択状態を引き継ぐか否かの運用中の変更を、同じシステムのまま、サーバ側でソフトウェアインストーラ310の機能設定データ320の内容を変えるだけで行うことができ、変更の際の負荷を軽減できることである。また、変更に伴うリスクを軽減できるという利点を得ることができる。
(インストール制御プログラムの動作例4)
次に、本実施形態に係るインストール制御プログラムの動作例4について図9を用いて説明を行う。図9は、本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例4を示すシーケンス図である。
前述の動作例1〜3では、クライアントPC10に導入済のソフトウェアの機能選択情報に基づいてソフトウェアインストーラ310aを起動し、ソフトウェアのインストールを行う動作等を行った。
ところで、業務システム等における管理者は、予め設定した機能選択状態の中でも、ユーザの権限によってインストールできる機能を制限したい場合がある。しかしながら前述の動作例1〜3では、管理者がユーザ権限毎に複数のインストーラを作成し、ユーザが自分の権限のインストーラを選んでダウンロードしなければならず、ユーザが自分の権限以外のインストーラをダウンロードするといった運用上のトラブルが発生する可能性がある上、管理者の作業負荷が大きいという問題がある。
上記の点に鑑みて、本動作例4ではユーザ権限に応じて予め機能設定データ320においてインストールできる機能を制限する動作を行う。なお、予めダウンロード前のソフトウェアインストーラ30の機能設定データ320には、機能選択情報がユーザ権限情報と関連づけられて設定されているものとする。また、ユーザ権限毎に機能制限するモード(以降、これを第4の機能選択モードとする)が設定されているものとする。
ステップS401〜S406及びS415〜S418に係る処理は、それぞれ図5のステップS101〜S106及びS110〜S114に係る処理と同様であるのでここでは説明を省略する。ここでは、ステップS407〜S414に係る処理を中心に説明を行う。
ステップS406において機能選択の制御の要求を受信した機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能選択モードの取得を要求する(S407)。機能選択モードとは、機能選択に係るモードでありここでは動作例2における第1の機能選択モード及び第2の機能選択モードに加えて、第4の機能選択モードである。第1の機能選択モード及び第2の機能選択モードの詳細は動作例2に記載しているのでここでは説明を省略する。
ステップS408へ移って、機能選択モードの取得を要求されたデータ入出力手段213は、ダウンロードしたソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに基づいて機能選択モードを取得する(S408)。具体的には、ソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに含まれる機能選択モードを取得する。
続いてステップS409へ移って、データ入出力手段213は、取得した機能選択モードを機能選択制御手段212に送信する(S409)。ステップS410へ移って、機能選択モードを受信した機能選択制御手段212は、取得した機能選択モードに基づいてログインユーザの権限を取得する(S410)。ここでは、第4の機能選択モードを受信した機能選択制御手段212は、クライアントPC10のログインユーザの権限を取得する。
ステップS411へ移って、機能選択制御手段212は、データ入出力手段213に対して機能情報記憶手段130により記憶された機能選択情報の取得を要求する(S411)。
ステップS412へ移って、機能選択情報の取得を要求されたデータ入出力手段213は、ここではダウンロードしたソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに基づいて機能選択情報を取得する(S412)。具体的には、ソフトウェアインストーラ310aの機能設定データ320aに含まれる機能選択情報を取得する。
ステップS413へ移って、データ入出力手段213は、取得した機能選択情報を機能選択制御手段212に送信する(S413)。続いてステップS414へ移って、機能選択情報を受信した機能選択制御手段212は、ステップS410で取得したログインユーザ権限に基づいて該ログインユーザ権限に関連づけられた機能選択情報を判別する(S414)。これにより、ユーザ権限に応じてインストールできる機能を制限する動作が実現される。
以上で示される処理により、本動作例4に係るインストール制御プログラム210aでは、動作例1に加えて、特にステップS407〜S414に係る処理により、ユーザ権限に応じて予め機能設定データ320においてインストールできる機能を制限する動作を行う。
そのため、以下に掲げる利点を奏する。その利点とは、動作例1〜3における利点に加えて、管理者は、サーバ側でソフトウェアインストーラ310の機能選択設定データ320の内容を変えるだけで、予め設定した機能選択の中でユーザの権限によってインストールできる機能を制限でき、インストーラ作成の負荷を軽減できる、と同時に、ユーザが自分の権限以外のインストーラをダウンロードする等の運用上のトラブルを防ぐことができるといった利点を得ることができることである。
以上、実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理システムの機能構成例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理システムの動作概要を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る情報処理装置がインストール制御プログラム210aに従って動作する場合の機能の構成例を示す図である。 本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例1を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例2を示すシーケンス図である。 本実施形態の動作例2の変形例に係る画面表示の例を示す図である。 本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例3を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るインストール制御プログラム210aの動作例4を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 情報処理システム
10 クライアントPC
20 ドメインコントローラ
30 ファイルサーバ
110 入力手段
120 表示手段
130 機能情報記憶手段
140 制御手段
150 記憶手段
210、210a インストール制御プログラム
211 インストーラ制御手段
212 機能選択制御手段
213 データ入出力手段
310、310a ソフトウェアインストーラ
320、320a 機能設定データ

Claims (9)

  1. ネットワークを介して接続された情報管理装置からインストーラを取得し、該インストーラを用いて所定のソフトウェアの導入を行う情報処理装置であって、
    当該情報処理装置に既に導入されたソフトウェアの機能情報を記憶する機能情報記憶手段と、
    前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するインストーラ制御手段と、
    を有し、
    前記インストーラは、当該情報処理装置が導入するソフトウェアの機能情報が予め設定された機能設定データを有しており、
    当該情報処理装置は、前記機能設定データに設定された機能情報を、前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて更新する更新手段を有し、
    前記インストーラ制御手段は、さらに、前記更新手段により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記機能設定データに設定された機能情報を更新するか否かの選択を促す選択手段を有し、
    前記選択手段において更新を行わないが選択された場合、前記インストーラ制御手段は、さらに、前記機能設定データに設定された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記機能設定データへの機能情報の設定を促す機能設定提示手段を有し、
    前記選択手段は、さらに、前記機能設定提示手段による機能情報の設定の選択を促し、
    前記選択手段において前記機能設定提示手段による機能情報の設定が選択された場合、前記インストーラ制御手段は、前記機能設定提示手段において設定された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記機能設定データには、さらに、該機能設定データに設定された機能情報を更新する第1の機能選択モード及び該機能設定データに設定された機能情報を更新しない第2の機能選択モードを含む機能選択モードが予め設定されており、
    前記インストーラ制御手段は、さらに、
    前記機能選択モードが第1の機能選択モードである場合、前記更新手段により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御し、
    前記機能選択モードが第2の機能選択モードである場合、前記機能設定データに設定された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記機能設定データは、さらに、導入するソフトウェアの機能情報をユーザ権限毎に制限する第3の機能選択モードが予め設定され、且つ、導入するソフトウェアの機能情報がユーザ権限と関連づけて設定されており、
    前記インストーラ制御手段は、さらに、
    前記機能選択モードが第3の機能選択モードである場合、当該情報処理装置のユーザの権限に関連づけられた機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. ネットワークを介して接続された情報管理装置からインストーラを取得し、該インストーラを用いて所定のソフトウェアの導入を行う情報処理装置と、前記情報管理装置から構成される情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    当該情報処理装置に既に導入されたソフトウェアの機能情報を記憶する機能情報記憶手段と、
    前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御するインストーラ制御手段と、
    を有し、
    前記インストーラは、前記情報処理装置が導入するソフトウェアの機能情報が予め設定された機能設定データを有しており、
    前記情報処理装置は、前記機能設定データに設定された機能情報を、前記機能情報記憶手段により記憶された機能情報に基づいて更新する更新手段を有し、
    前記インストーラ制御手段は、さらに、前記更新手段により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とする情報処理システム。
  7. 当該情報処理装置に既に導入されたソフトウェアの機能情報を記憶する機能情報記憶部を有し、ネットワークを介して接続された情報管理装置からインストーラを取得し、該インストーラを用いて所定のソフトウェアの導入を行う情報処理装置におけるインストール制御方法であって、
    前記インストーラが、前記機能情報記憶部により記憶された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように制御するインストール制御工程を有し、
    前記インストーラは、前記情報処理装置が導入するソフトウェアの機能情報が予め設定された機能設定データを有しており、
    前記機能設定データに設定された機能情報を、前記機能情報記憶部により記憶された機能情報に基づいて更新する更新工程を有し、
    前記インストーラ制御工程は、さらに、前記更新工程により更新された機能情報に基づいて決定されるソフトウェアを導入するように前記インストーラを制御することを特徴とするインストール制御方法。
  8. 請求項に記載のインストール制御方法をコンピュータに実行させるためのインストール制御プログラム。
  9. 請求項に記載のインストール制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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