JP4999270B2 - 沸騰水型原子炉の核燃料と燃料集合体用被覆管に関する方法、用途、及び装置。 - Google Patents

沸騰水型原子炉の核燃料と燃料集合体用被覆管に関する方法、用途、及び装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP4999270B2
JP4999270B2 JP2004511567A JP2004511567A JP4999270B2 JP 4999270 B2 JP4999270 B2 JP 4999270B2 JP 2004511567 A JP2004511567 A JP 2004511567A JP 2004511567 A JP2004511567 A JP 2004511567A JP 4999270 B2 JP4999270 B2 JP 4999270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
inner component
cladding tube
cladding
zirconium alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004511567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005529237A (ja
Inventor
マッツ ダールベック,
マグナス リンベック,
Original Assignee
ウェスティングハウス エレクトリック スウェーデン アーベー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウェスティングハウス エレクトリック スウェーデン アーベー filed Critical ウェスティングハウス エレクトリック スウェーデン アーベー
Publication of JP2005529237A publication Critical patent/JP2005529237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4999270B2 publication Critical patent/JP4999270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C16/00Alloys based on zirconium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/16Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of other metals or alloys based thereon
    • C22F1/18High-melting or refractory metals or alloys based thereon
    • C22F1/186High-melting or refractory metals or alloys based thereon of zirconium or alloys based thereon
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C21/00Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of reactors or parts thereof
    • G21C21/02Manufacture of fuel elements or breeder elements contained in non-active casings
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/02Fuel elements
    • G21C3/04Constructional details
    • G21C3/06Casings; Jackets
    • G21C3/07Casings; Jackets characterised by their material, e.g. alloys
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/02Fuel elements
    • G21C3/04Constructional details
    • G21C3/16Details of the construction within the casing
    • G21C3/20Details of the construction within the casing with coating on fuel or on inside of casing; with non-active interlayer between casing and active material with multiple casings or multiple active layers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

発明の背景と先行技術
本発明は沸騰水型原子炉の核燃料用被覆管の製造方法に関し、本方法は次のようなステップを有する:
ジルコニウムを主成分とする外側の円筒形コンポーネントと、外側コンポーネントに冶金工学的に接合される内側の円筒形コンポーネントとから構成される管を形成する。ここで内側コンポーネントも少なくともジルコニウムを主成分とし、内側コンポーネントと外側コンポーネントの組成が互いに異なり、又、内側コンポーネントは外側コンポーネントより低い再結晶温度を有するように選択する。
本発明は被覆管、被覆管の用途、及び、このような被覆管を備える沸騰水型原子炉の燃料集合体にも関する。
上記第一パラグラフに記載されているこの種の方法は、特許文献EP0674800B1に既知である。この文書の中には、ここに述べる本発明の背景も記載されている。原子炉内で被覆管が使用される場合、被覆管は、通常、濃縮されたUOを含んだペレットの形で核燃料を内包している。この内容物と共に被覆管は燃料棒を形成する。被覆管は非常に特殊な環境下で使用されるので、様々な要件を満たす必要がある。
最近の軽水炉においては、沸騰水型炉(BWR)と加圧水型炉(PWR)の二つの主要なタイプが存在する。これらの原子炉の条件は異なり、よって原子炉内で使用される部品に対する要件が異なる。PWRにおいては、燃料棒は主に高圧下で液相水によって冷却される。BWRは低圧下にあり、燃料棒の冷却水が蒸発すると燃料棒は液相水と蒸気相水の双方によって取り囲まれる。又、燃料集合体はBWRとPWRとでは異なった構造を有している。ある種のBWRにおいては、燃料集合体内の燃料棒は、燃料集合体を1つにまとめている上部プレートと底部プレートの間の全長に亘って伸びている。他方、PWRにおいては、燃料棒は、通常、スペーサの助けを借りて所定の位置に保持されており、上部プレートと底部プレートの全長に亘って伸びていない。
燃料棒は原子炉で使用されると中性子放射に晒される。このことは、時間の経過と共に被覆管が伸張する傾向にあるといる事実に結びつく。ある種のBWRにおいては、被覆管が軸方向に沿って伸長する範囲は限られている。このため被覆管は運転中に撓み、これにより損傷が発生する場合もある。従って、被覆管が余りにも大きく伸長することは回避されなければならない。適切なジルコニウム合金で作られ、製造中に特別な熱処理が施された最新の被覆管は、中性子放射に晒された場合でも比較的低い伸長傾向を示す。製造中に被覆管が再結晶のための最終アニールを施された場合、特にこの伸長傾向は減少する。
適切な材料の選定と適切な製造方法により、被覆管は、例えば硬度や延性の面で適切な属性を得ることが出来る。BWRとPWRでは使用条件が異なるので、目的とする原子炉の種類に応じ、異なった属性を有する被覆管が製造される。
被覆管が受ける腐食被害は使用環境によって異なる。これらの被害は外部から受ける場合と、内部から受ける場合がある。内部からの被害としては、内部に置かれている核燃料材からの影響、所謂ペレット−クラッディング間の相互作用(PCI)による場合が多い。被覆管に亀裂が生じる(所謂一次被害)と、水分は亀裂を通って浸透し、管の内部に広がる。これは管内部からの新しい腐食被害(所謂二次被害)に繋がり得る。また、ジルコニウムを素材とする被覆管は水素と反応し、よって被覆管内部に水素化物が形成される。特に、亀裂が発生し水分が被覆管に浸透した場合、これらの水素化物は被覆管の内部に形成される。これらの亀裂は被覆管を脆くし、又、亀裂形成の蓋然性も高める。特に、被覆管の内部に放射状に広がった水素化物は、亀裂形成のリスクを増大させる。これ故、このような放射状水素化物は二次障害と亀裂形成の両方の発生を早める。
原子炉においては複雑な化学的、機械的、冶金工学的な条件が存在するので、被覆管の材料選定や製造方法に関して非常に多くの提案がなされてきた。合金の組成や製造パラメータに関するごく僅かな変化が被覆管の属性に大きな影響を与える場合がある。
被覆管の内側と外側は異なった条件を有しているので、被覆管はしばしば異なった組成を有する異なった層を用いて製造される。前記文献EP0674800B1は、頻繁に使用される合金、例えば、ジルカロイ2、及びジルカロイ4のいずれかを素材として製造された外側コンポーネントを有する被覆管の製造について記載している。この被覆管は所謂ライナーと呼ばれる内側コンポーネントを有し、実施形態によればこれは25%のSn,310ppmのFe,及び、430ppmのOの合金元素を含有するZrを主成分として構成されている。この被覆管は注意深く選択された熱処理を伴った特殊な方法で製造されている。この被覆管には、570°で1.5時間の最終アニールが施されており、これは完璧な再結晶アニール(cRXA)を意味する。このようにして製造された被覆管は、水分がたまたま被覆管の内部に浸透した場合でも、良好な耐腐食性を示す。
被覆管の別の例が米国特許出願公開第4933136号に開示されている。この文献には、ジルカロイ2又はジルカロイ4からなる外側コンポーネントと、一実施形態として、重量比0.19〜0.20%のSn、重量比0.19%のFe,及び、615〜721ppmのOを含有するZrを主成分とする内側コンポーネントとから構成された被覆管が記載されている。本文献には異なった圧延工程と熱処理を使用した被覆管の製造方法が記載されている。本文献には、最終アニールの方法として三つの選択肢が記載されている。第一の選択肢によれば、完璧な再結晶(cRXA)が外側と内側コンポーネントの両方に起こる。第二の選択肢によれば、内側コンポーネントにcRXAは起こるが、外側コンポーネントには無歪みアニール(SRA)が起きるのみであり、即ち顕著な再結晶は起こらない。第三の選択肢によれば、部分再結晶(pRXA)が内側コンポーネントで起こり、外側コンポーネントにはSRAが起こる。
二層構造を有しBWR内で使用される被覆管に対しては、通常、両層をcRXA状態にする最終アニールが施される。これによりPCIによって引起される損傷に対して良好な耐性を有し、同時に、良好な延性と中性子放射によって引き起こされる伸長を阻止する構造をも有する被覆管が得られる。
発明の概要
本発明の目的は、PCIによって引き起こされる損傷に対し良好な耐性を有し、同時に放射状水素化物生成のリスクが低い沸騰水型原子炉の核燃料用被覆管の製造方法を完成することである。更なる目的は、これらの利点を達成すると共に、中性子放射によって引き起こされる伸長傾向を低レベルに抑えることである。本発明の更なる目的と利点を以下の説明で明らかにする。
これらの目的は上記第一パラグラフで述べた方法であって、更に、前述した方法により被覆管が形成され、熱処理間の必要な圧延処理を終了した後に、内側コンポーネントがほぼ完全に再結晶し、外側コンポーネントが内側コンポーネントより低い割合で部分的に再結晶するような温度と時間で、被覆管を最終的にアニールすることを特徴とする方法により達成される。
内側コンポーネントはほぼ完全に再結晶(cRXA)されるので、被覆管はPCI損傷に対し良好な耐性を有する。外側コンポーネントは部分的に再結晶(pRXA)されるので、外側コンポーネントは比較的に延性であり、それと同時に中性子の放射に晒された場合でも過度に伸長しない。適切な材料を選定することにより、被覆管の伸長度は非常に低下するので、被覆管の成長に限られた空間しか有しないBWRのような原子炉内の使用にも非常に適していることが明らかになった。外側コンポーネントのみがpRXAであるので、形成される水素化物は基本的に接線方向に伸びる傾向を有し、放射状水素化物が生成されるリスクは低い。これにより、亀裂形成に対する耐性が改善される。放射状水素化物の生成が回避される理由は、恐らく、外側層がcRXAでないので、被覆管の製造段階で形成されたある種の張力がそのまま保持される事にあると思われる。これらの張力により、結果的に放射状水素化物の生成傾向が減少する。
此処で、「ほぼ完全に再結晶する」とは、再結晶が100%(完全に再結晶される)、或いは、殆ど100%(少なくとも97%又は98%まで再結晶される)行われることを意味する。従って、被覆管を分析すると、内側コンポーネントの再結晶がこのように完璧でない場合もある。内側コンポーネントは完全に再結晶されることが好ましい。
最終アニールは、通常、製造工程に於ける最後の熱処理であることに注意されたい。被覆管に対しある種の後処理を行なってもよいが、そのような後処理が、最終アニールで得られた構造を実質的に破壊することがないようにすべきである。
又、好適な実施形態による被覆管は、外側コンポーネントと内側コンポーネント(ライナー)からだけで構成されることにも注意されたい。他の層は存在しない。然しながら、被覆管の外側表面と内側表面の組成は、例えば被覆管が接触する物質により、層内部の組成とは異なっている。例えば、被覆管は大気中に保存されると酸化する場合がある。しかし、別の実施形態によると、被覆管は外側コンポーネント及び内側コンポーネントの他に、一つ以上の別の層を有することもできる。
最後に、本文において、他に言及がなければ、様々な物質の含有量に関して使用される%、或いはppmは、各物質の重量パーセンテージを表す。
本発明による製造方法を実施する好適な方法によると、最終アニールは、外側コンポーネントの再結晶度が50%を超えるように行なわれる。内側コンポーネントの再結晶度は、略100%、又は100%であることが適切であり、外側コンポーネントの再結晶の度合いは、50%〜96%、特に60%〜90%、例えば70%〜90%が適切である。被覆管がBWRで使用される場合、このような再結晶度が前述の効果を発揮するために特に適していることが明らかになっている。50%未満の低い度合いの再結晶は、可能ではあるが、中性子放射に晒された場合被覆管の伸長が増大させる傾向にある。
もう一つの好適な実施形態によると、内側コンポーネントのFe含有量は2000ppm未満、好ましくは1500ppm未満、及び最も好ましくは1000ppm未満である。別の好適な実施形態によると、内側コンポーネントのO含有量は1000ppm未満である。FeとOの含有量を低く保つことにより、PCIに対する良好な耐性が得られる。内側コンポーネントは純Zr(不可避的な不純物を除いて)で製造されてよく、よって必ずしも合金である必要はない。
好適な実施形態において、外側コンポーネントは完全に或いは実質的にジルカロイ2又はジルカロイ4の組成を有している。これらの材質は被覆管に関し共通であり、多くの良好な属性を有することが判明している。然しながら、外側コンポーネントは必ずしもジルカロイ2やジルカロイ4である必要はないことに注意されたい。例えばNbを含有する他のZr合金など、他の合金も使用可能である。
好適な実施形態によると、原子炉の応用分野におけるZr又はZr合金の通常の許容量以下の不純物を除き、内側コンポーネントは、0.1〜0.7重量%、好ましくは0.1〜0.4重量%のSn、400〜1500ppmのFe、600ppm未満のO(例えば、300ppm〜500ppm)を含有し、残りはZrで構成されている。このような合金は、非常に良好な属性を示し、同時に適切な再結晶温度を有しており、内側コンポーネントに実体的なcRXAが得られると同時に外側コンポーネント内にpRXAが得られる。本明細書において、許容可能な不純物として考えられるものの例は、例えば上述の文献EP0674800B1のコラム5に記載されている。
内側コンポーネントの厚さは、被覆管の全体の厚さの3%〜30%であることが適当であり、好ましくは5%〜20%、最も好ましくは10%である。
適切な実施形態によると、最終アニールは485°C〜550°Cの温度範囲で1時間〜6時間、好ましくは2時間〜4時間に亘って行う。
冒頭で述べたように、本発明は使用法にも関する。前述した実施形態のいずれかによる方法に従って製造された被覆管は、沸騰水型原子炉の燃料集合体に使用される。これにより、このような被覆管を使用して上述の効果を達成できる。
本発明は、核燃料を収容し、沸騰水型原子炉での使用に適する被覆管にも関する。本被覆管は、
ジルコニウムを主成分とする外側の円筒形のコンポーネントと、
ジルコニウムを少なくとも主成分とすし、外側コンポーネントに冶金工学的に接合される内側の円筒形のコンポーネントと
から構成され、内側コンポーネントと外側コンポーネントの材料は互いに異なり、内側コンポーネントは外側コンポーネントより低い再結晶温度を有している。内側コンポーネントは、ほぼ完全に再結晶した構造を有し、外側コンポーネントは内側コンポーネントと同程度ではなく部分的に再結晶した構造を有している。
前述した方法により、このような被覆管を製造する事ができる。前述した効果はこの被覆管を使用することにより達成可能である。本被覆管の効果的な実施形態は請求の範囲に示す独立請求項により明確である。前述の効果はこれらの実施形態により達成することができる。
最後に、本発明は沸騰水型原子炉の燃料集合体にも関する。本燃料集合体は、
封入管、及び、
このような沸騰水型原子炉用の被覆管に適する核燃料で満たされた、本発明による複数の被覆管
から構成され、前記複数の被覆管は前記封入管の内部に配置される。
図1にBWR向けとして常用される燃料集合体の概略図を示す。燃料集合体は封入管2を有している(図1の右側にのみ示す)。封入管2の内部には、多数の燃料棒3が配置されている。燃料棒3は上部プレート5から底部プレート6まで伸びている。燃料棒3は、核燃料を有するペレット4を収容する被覆管から構成される。図には、多数のペレット4が概略的に示されている。燃料棒3の上端には終端プラグ8が取り付けられている。燃料棒3は。コイルばね9を介して上部プレートの底部に接している。燃料棒3の相互間隔を一定に保つため、複数のスペーサ7が配置されている。
例えば前述した種類の燃料集合体が本発明の被覆管を複数有する場合、該燃料集合体は本発明による燃料集合体である。BWR用には異なった種類の燃料集合体があることに注意されたい。例えば、上部プレートの無いBWR用の燃料集合体が存在する。更に、BWR用の燃料集合体は、所謂、分長燃料棒を備えることも多い。本発明は、勿論異なる種類のBWR用燃料集合体にも適用可能である。
図2に本発明の被覆管の概略断面図を示す。本断面図は大きく拡大された被覆管を示している。実際には、本被覆管はBWR内の使用に適した寸法と長さを有している。本被覆管は外側の円筒形のコンポーネント10と内側の円筒形のコンポーネント20から構成されている。内側のコンポーネント20はライナーと呼ばれる場合もある。
外側10と内側20の両コンポーネントは共にZrを主成分にしている。内側コンポーネント20は外側コンポーネント10に冶金工学的に接合されている。内側コンポーネント20及び外側コンポーネント10の組成は互いに異なっており、内側コンポーネント20の際結晶温度は外側コンポーネント10よりも低い。内側コンポーネント20は完全な再結晶構造を有しているか、或いは、少なくともほぼ完全な再結晶構造を有している。外側コンポーネント10は、部分的に再結晶しているが、内側コンポーネント20程には完全な再結晶構造でない構造を有している。外側コンポーネント10の再結晶度は50%〜96%が適切であり、70%〜90%が好ましい。
外側コンポーネント10はジルカロイ2又はジルカロイ4、或いは、他の適切なZr合金から構成することもできる。内側コンポーネント20は、純粋なZr、又はZr合金、すなわち外側コンポーネント10よりも低い再結晶温度を有する低合金から成る。原子炉の応用分野におけるZr又はZr合金の通常の許容量以下の不純物を除き、内側の円筒形コンポーネント20は、0.1〜0.4重量%のSn、400〜1500ppmのFe、600ppm未満のOを含有し、残りはZrで構成されている。内側コンポーネント20の厚さは、例えば被覆管の全体の厚さの10%とすることができる。
本発明は沸騰水型原子炉の核燃料用被覆管の製造方法にも関する。本発明による方法は次のように実行される。
例えばジルカロイ2から構成される外側の円筒形コンポーネント10と、この外側コンポーネント10に冶金学的に接合される内側の円筒形コンポーネント20とから構成される管を形成する。内側コンポーネント20もZrを主成分としており、外側コンポーネント10よりも低い再結晶温度を有する組成である。原原子炉の応用分野におけるZr又はZr合金の通常の許容量以下の不純物を除き、内側コンポーネント20は、例えば0.25重量%のSn、約500ppmのFe、600ppm未満のOを含有し、残りはZrで構成されている。この被覆管は、例えばEP0674800B1に記載されているように、他の方法で製造することもできる。二つのコンポーネント10、20を一つに結合する際、中間熱処理を伴う多数の圧延処理が適宜行なわれる。
前述したように被覆管が形成され、熱処理の間に必要な圧延処理が終了した後、被覆管は、内側コンポーネント20がほぼ完全に再結晶し、外側コンポーネント10が内側コンポーネント20よりも低い割合で部分的に再結晶できるような温度と時間で、最終的にアニールされる。最終アニールは、外側コンポーネント10の再結晶度が50%より高く、96%未満であるように適切に行なわれる。最終アニールの適切な時間と温度は合金の組成に依存する。従って、この温度と時間はコンポーネントにおいて所望の度合いで再結晶が行なわれるように選択しなければならない。
例えばジルカロイ2においては、Sn含有量は1.2〜1.7重量%の範囲で変化し得る。例えば外側コンポーネントが1.3重量%のSnを含有している場合、485°C〜515°Cの温度範囲で3時間に亘るアニールを行うことにより良好な結果が得られた。外側コンポーネントのSn含有量が1.5重量%ならば、505°C〜520°Cの温度範囲で3時間に亘る最終アニールを行うことが適切である。
内側コンポーネント20は、例えば、被覆管の全体の厚さの約10%を占める厚さを有する。
本方法によって製造された被覆管は、BWR型原子炉の燃料集合体に適切に使用することが出来る。
前述した被覆管とその製造方法は、適切な材料の実施例として提供された。前述したように、他の材料の使用、例えば、外側コンポーネントとしてZr−Nb合金を、内側コンポーネントとして可能であれば純粋なZrを使用することも考えられる。
本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、以下の請求の範囲内で変形可能である。
燃料集合体の概略図である。 本発明の被覆管の概略断面図である。

Claims (19)

  1. 沸騰水型原子炉の核燃料用被覆管の製造方法であって、
    ジルコニウム合金からなる円筒形の外側コンポーネント(10)と、外側コンポーネント(10)に冶金学的に接合される、ジルコニウムまたはジルコニウム合金からなる円筒形の内側コンポーネント(20)とから構成される管を形成するステップであって、その際内側コンポーネントと外側コンポーネント(10)の組成が互いに異なるように、且つ内側コンポーネント(20)が外側コンポーネント(10)よりも低い再結晶温度を有するように選択するステップを有し、
    前記方法によって被覆管を形成した後、且つ熱処理間に必要な圧延処理を終了した後で、内側コンポーネント(20)が97%〜100%再結晶し、且つ外側コンポーネント(10)が内側コンポーネント(20)よりも低い割合で部分的に再結晶するような温度と時間で、外側コンポーネント(10)の再結晶度が50%を超えるように被覆管の最終アニールを行うことを特徴とする被覆管の製造方法。
  2. 内側コンポーネント(20)の再結晶度が98%〜100%であり、外側コンポーネント(10)の再結晶度が50%〜96%であるように、前記最終アニールを実施する、請求項に記載の方法。
  3. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、Fe含有量が1500ppm未満である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、O含有量が1000ppm未満である、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  5. 外側コンポーネント(10)のジルコニウム合金は、ジルカロイ2又はジルカロイ4である、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  6. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、0.1〜0.7重量%のSnを含有する、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  7. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、0.1〜0.4重量%のSn、400〜1500ppmのFe、600ppm未満のOを含有し、残りはZrである、請求項に記載の方法。
  8. 内側コンポーネント(20)が被覆管の全体の厚さの3%〜30%を占めるような厚さを有する、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  9. 最終アニールを485〜550の温度範囲で実施する、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  10. 最終アニールを1時間〜6時間に亘って実施する、請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  11. 沸騰水型原子炉の燃料集合体用の被覆管であって、
    ジルコニウム合金からなる円筒形の外側コンポーネント(10)と、
    ジルコニウムまたはジルコニウム合金からなる、外側コンポーネント(10)に冶金学的に接合される円筒形の内側コンポーネント(20)と
    から構成され、内側コンポーネント(20)と外側コンポーネント(10)の材料組成は互いに異なっており、且つ内側コンポーネント(20)は外側コンポーネント(10)よりも低い再結晶温度を有し、
    内側コンポーネント(20)は97%〜100%再結晶した構造を有し、外側コンポーネント(10)は、再結晶度が50%より大きく内側コンポーネント(20)よりも低い割合で部分的に再結晶した構造を有することを特徴とする被覆管。
  12. 内側コンポーネント(20)の再結晶度が98%〜100%であり、外側コンポーネント(10)の再結晶度が50%〜96%である、請求項11に記載の被覆管。
  13. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、Fe含有量が1500ppm未満である、請求項11または12に記載の被覆管。
  14. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、O含有量が1000ppm未満である、請求項11ないし13のいずれか1項に記載の被覆管。
  15. 外側コンポーネント(10)のジルコニウム合金は、ジルカロイ2又はジルカロイ4である、請求項11ないし14のいずれか1項に記載の被覆管。
  16. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、0.1〜0.7重量%のSnを含有する、請求項11ないし15のいずれか1項に記載の被覆管。
  17. 内側コンポーネント(20)のジルコニウム合金は、0.1〜0.4重量%のSn、400〜1500ppmのFe、600ppm未満のOを含有し、残りはZrである、請求項16に記載の被覆管。
  18. 内側コンポーネント(20)は、被覆管の全体の厚さの3%〜30%を占めるような厚さを有する、請求項11ないし17のいずれか1項に記載の被覆管。
  19. 密封管(2)と、
    核燃料で満たされた、請求項11ないし18のいずれか1項に記載の被覆管複数と
    から構成され、前記複数の被覆管が前記密封管(2)の内部に配置される、燃料集合体。
JP2004511567A 2002-06-07 2003-06-04 沸騰水型原子炉の核燃料と燃料集合体用被覆管に関する方法、用途、及び装置。 Expired - Lifetime JP4999270B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0201744A SE525455C2 (sv) 2002-06-07 2002-06-07 Förfarande, användning och anordning beträffande kapslingsrör för kärnbränsle samt bränslepatron för en nukleär kokarvattenreaktor
SE0201744-0 2002-06-07
PCT/SE2003/000920 WO2003104510A1 (en) 2002-06-07 2003-06-04 Method, use and device concerning cladding tubes for nuclear fuel and a fuel assembly for a nuclear boiling water reactor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005529237A JP2005529237A (ja) 2005-09-29
JP4999270B2 true JP4999270B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=20288116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004511567A Expired - Lifetime JP4999270B2 (ja) 2002-06-07 2003-06-04 沸騰水型原子炉の核燃料と燃料集合体用被覆管に関する方法、用途、及び装置。

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7715518B2 (ja)
EP (1) EP1511874B1 (ja)
JP (1) JP4999270B2 (ja)
AU (1) AU2003246207A1 (ja)
ES (1) ES2543194T3 (ja)
SE (1) SE525455C2 (ja)
WO (1) WO2003104510A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10221475B2 (en) 2004-03-23 2019-03-05 Westinghouse Electric Company Llc Zirconium alloys with improved corrosion/creep resistance
US9284629B2 (en) 2004-03-23 2016-03-15 Westinghouse Electric Company Llc Zirconium alloys with improved corrosion/creep resistance due to final heat treatments
SE530673C2 (sv) * 2006-08-24 2008-08-05 Westinghouse Electric Sweden Vattenreaktorbränslekapslingsrör
WO2011044169A1 (en) 2009-10-05 2011-04-14 Colt Defense Llc Modular automatic or semi-automatic rifle
US9459060B2 (en) 2009-10-05 2016-10-04 Colt's Manufacturing Ip Holding Company Llc Modular firearm

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4770847A (en) * 1982-06-01 1988-09-13 General Electric Company Control of differential growth in nuclear reactor components by control of metallurgical conditions
JPS6031089A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 株式会社東芝 核燃料複合被覆管
JPS60165580A (ja) * 1984-02-08 1985-08-28 株式会社日立製作所 原子炉燃料用被覆管の製造法
US4675153A (en) * 1984-03-14 1987-06-23 Westinghouse Electric Corp. Zirconium alloy fuel cladding resistant to PCI crack propagation
CN86101123A (zh) 1985-03-08 1987-01-21 西屋电气公司 水堆燃料包壳管
US4933136A (en) * 1985-03-08 1990-06-12 Westinghouse Electric Corp. Water reactor fuel cladding
US4775508A (en) * 1985-03-08 1988-10-04 Westinghouse Electric Corp. Zirconium alloy fuel cladding resistant to PCI crack propagation
US5073336A (en) * 1989-05-25 1991-12-17 General Electric Company Corrosion resistant zirconium alloys containing copper, nickel and iron
US5245645A (en) * 1991-02-04 1993-09-14 Siemens Aktiengesellschaft Structural part for a nuclear reactor fuel assembly and method for producing this structural part
US5245654A (en) * 1991-10-10 1993-09-14 Cermetek Microelectronics, Inc. Solid state isolation device using opto-isolators
SE506174C2 (sv) * 1992-12-18 1997-11-17 Asea Atom Ab Metod att framställa kärnbränsleelement
US5519748A (en) * 1993-04-23 1996-05-21 General Electric Company Zircaloy tubing having high resistance to crack propagation
SE502866C2 (sv) * 1993-06-30 1996-02-05 Asea Atom Ab Bränsleelement för tryckvattenreaktor vars ledrör är slutvärmebehandlade i två steg
SE503349C2 (sv) * 1994-09-09 1996-05-28 Asea Atom Ab Kärnbränsleelement innefattande en kapsling med ett yttre skikt av Zr-Sn-Fe-legering
SE9601594D0 (sv) * 1996-04-26 1996-04-26 Asea Atom Ab Fuel boxes and a method for manufacturing fuel boxes
US5642566A (en) * 1996-06-01 1997-07-01 Izumi Products Company Electric powered cable cutter
US6005906A (en) * 1996-06-12 1999-12-21 Siemens Power Corporation Corrosion and hydride resistant nuclear fuel rod
US6126762A (en) * 1998-03-30 2000-10-03 General Electric Company Protective coarsening anneal for zirconium alloys
SE514678C2 (sv) * 1998-11-12 2001-04-02 Westinghouse Atom Ab Förfarande för framställning av en komponent utsatt för förhöjd strålning i en korrosiv miljö
SE513185C2 (sv) * 1998-12-11 2000-07-24 Asea Atom Ab Zirkoniumbaserad legering och komponent i en kärnenergianläggning
SE513293C2 (sv) * 1998-12-18 2000-08-21 Ericsson Telefon Ab L M Fästanordning vid kontaktövergång
US6243433B1 (en) * 1999-05-14 2001-06-05 General Electic Co. Cladding for use in nuclear reactors having improved resistance to stress corrosion cracking and corrosion

Also Published As

Publication number Publication date
SE0201744D0 (sv) 2002-06-07
AU2003246207A1 (en) 2003-12-22
ES2543194T3 (es) 2015-08-17
WO2003104510A1 (en) 2003-12-18
US20050265513A1 (en) 2005-12-01
EP1511874A1 (en) 2005-03-09
JP2005529237A (ja) 2005-09-29
US7715518B2 (en) 2010-05-11
SE525455C2 (sv) 2005-02-22
SE0201744L (sv) 2003-12-08
EP1511874B1 (en) 2015-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5341407A (en) Inner liners for fuel cladding having zirconium barriers layers
US4894203A (en) Nuclear fuel element having oxidation resistant cladding
US5519748A (en) Zircaloy tubing having high resistance to crack propagation
JP3844256B2 (ja) 亀裂成長抵抗性に優れたジルカロイ管の製造方法
US5838753A (en) Method of manufacturing zirconium niobium tin alloys for nuclear fuel rods and structural parts for high burnup
FI80806B (fi) Braenslestav foer kaernreaktor.
US20090060115A1 (en) Method, use and device concerning cladding tubes for nuclear fuel and a fuel assembly for a nuclear pressure water reactor
JP2001066390A (ja) 耐割れ性及び耐食性の改善された原子炉用被覆管
US5436947A (en) Zirconium alloy fuel cladding
US5285485A (en) Composite nuclear fuel container and method for producing same
JPH08260081A (ja) 長寿命燃料被覆用の耐食性ジルコニウム合金
US5417780A (en) Process for improving corrosion resistance of zirconium or zirconium alloy barrier cladding
US5844959A (en) Zirconium niobium tin alloys for nuclear fuel rods and structural parts for high burnup
US5618356A (en) Method of fabricating zircaloy tubing having high resistance to crack propagation
JP5274463B2 (ja) 水炉燃料クラッドチューブ及びその製造方法並びにそれを有する水炉燃料棒及び水炉燃料アセンブリ
JP4999270B2 (ja) 沸騰水型原子炉の核燃料と燃料集合体用被覆管に関する方法、用途、及び装置。
JP2000230993A (ja) 燃料被覆管及びその製造方法
JPH1081929A (ja) ジルコニウム合金および合金管とその製造方法
JPH0821888A (ja) 被覆管及びジルカロイ被覆管を製造する方法
JPH10104378A (ja) 核燃料被覆管
JPH08220270A (ja) 耐応力腐食割れ性に優れた核燃料被覆管

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4999270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term