JP4998571B2 - アンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末 - Google Patents

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Description

本発明は携帯端末用アレーアンテナに関する技術であって、2つの素子で高効率化を実現するものである。
携帯電話などの携帯無線端末は、電話機能や電子メール機能、インターネット等へのアクセス機能だけに留まらず、近距離無線通信機能、無線LAN機能、GPS機能、TV視聴機能、ICカード決済機能など、ますます多機能化が進んでいる。加えて、セルラー通信においては、高速かつ大容量の無線通信システムを実現する技術として、送信側,受信側に複数のアンテナを用いて通信を行う空間多重伝送(MIMO:Multi-Input Multi-Output)の搭載が予定されている。これは、複数の送信アンテナから時空間符号化した同じ信号を同帯域で送信することで空間多重を行い、複数の受信アンテナで受信して信号を分離することにより情報を抽出する。これにより、転送速度を向上させ、かつ大容量通信が可能となる。このような多機能化に伴って、携帯無線端末に搭載されるアンテナの数は増加傾向にあり、複数のアンテナ素子間の結合に伴うアンテナ性能の劣化が深刻な課題となっている。
一方、携帯無線端末では、デザイン性及び携帯性の観点からさらなる小型化、高集積化が望まれる中、装置の小型化を図りつつ、良好なアンテナ特性を維持するためには、アンテナ素子の配置及びアンテナ素子同士の結合に対して種々の工夫が必要となる。また、給電経路やアンテナ素子数をできる限り少なくし、結合劣化対策を施した高性能なアンテナシステムが求められる。
このようなアンテナ素子間の結合の問題に対応する従来の携帯無線機としては、例えば特許文献1及び非特許文献1に開示されているように、アレーアンテナ素子の給電部間を接続するように接続回路を挿入し、アンテナ間の相互結合インピーダンスをキャンセルすることで、アンテナ間の低相関を実現する構成が知られている。
米国特許出願公開第2008/0258991号明細書(例えば第6A図)
" Decoupling and descattering networks for antennas", IEEE Transactions on Antennas and Propagation, vol.24 Issue6 Nov. 1976
しかしながら、特許文献1及び非特許文献1記載の従来構成では、互いのアンテナ素子が近接する辺に接続される接続素子606は、素子間の結合位相の逆位相となる電流分布を互いに近接する辺に多く作り出すように動作する。そのため、アンテナ素子の互いに近接する辺に多く分布する電流が打ち消し合うことで、効率が低下するという課題があった。
本発明は、MIMO等への対応を目的とした2素子のアンテナがアレー状に搭載される携帯端末において、同一周波数において従来よりも高効率を実現できるアレーアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末は、筐体と、前記筐体に設けられグランドパターンを有する回路基板と、導電性の金属で構成された板状の第一アンテナ素子と、
導電性の金属で構成された板状の第二アンテナ素子と、
前記第一アンテナ素子と前記第二アンテナ素子を接続する接続回路と、
を具備し、
前記第一アンテナ素子及び第二アンテナ素子は、前記回路基板上のグランドパターンと所定の間隔を隔てて互いに近接して略平行に配置されるとともに、前記回路基板に配置される第一給電部及び第二給電部に電気的に接続され、
前記接続回路が、前記第一アンテナ素子と第二アンテナ素子の近接する辺と対向する遠隔部の辺に電気的に接続される。
この構成により、互いのアンテナ素子上で打ち消し合う電流量を低減することができるために、同一周波数において従来よりも高効率を実現できるアレーアンテナを実現することができる。
また、本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末は、前記第一アンテナ素子が、第一インピーダンス整合回路を介して前記第一給電部と電気的に接続されるとともに、前記第二アンテナ素子が、第二インピーダンス整合回路を介して前記第二給電部と電気的に接続される。
この構成により、所望の周波数帯域において、より高効率でより低結合なアンテナ特性を実現できる。
また、本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末は、前記第一アンテナ素子の前記第二アンテナ素子に対向する辺の反対側の辺と前記第二アンテナ素子の前記第一アンテナ素子に対向する辺の反対側の辺との間の距離が0.02波長以下で構成される。
この構成により、任意の周波数において従来よりも高効率を実現できるアレーアンテナを実現することができる。
また、本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末は、前記第一アンテナ素子及び前記第二アンテナ素子が、前記回路基板側で略直交して配置されるとともに、前記筐体の内壁に沿って折り曲げられて、前記筐体内に配置される。
この構成により、高精度にアンテナ素子を配置することができ、量産性の良いアレーアンテナを実現できる。
また、本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末は、前記第一アンテナ素子又は前記第二アンテナ素子のいずれか、または全てが、プリント基板上の銅箔パターンで構成される。
この構成により、高精度にアンテナ素子を配置することができ、量産性の良いアレーアンテナを実現できる。
また、本発明のアンテナ装置を携帯無線端末に搭載する。
この構成により、携帯無線端末のアンテナ特性を向上させることができ、小型化を図ることができる。
また、本発明のアンテナ装置をMIMO対応携帯無線端末に搭載する。
この構成により、MIMO対応可能な携帯無線端末のアンテナ特性を向上させることができ、小型化を図ることができる。
本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末によれば、同一周波数で動作する高効率かつ低結合なアレーアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末を実現することができる。
本発明の実施の形態1における携帯無線端末の構成図 本発明の実施の形態1における接続回路の具体構成を示す図 本発明の実施の形態1における携帯無線端末の特性解析モデルを示す図 本発明の実施の形態1における携帯無線端末のSパラメータ特性図 本発明の実施の形態1を含む解析条件1から4の条件図 本発明の実施の形態1を含む解析条件1から4の自由空間効率図 本発明の実施の形態2における携帯無線端末の構成図 本発明の実施の形態3における携帯無線端末の構成図 本発明の実施の形態4における携帯無線端末の構成図 従来の低結合アレーアンテナの構成図
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における携帯無線端末の構成図である。図1(a)は正面から見た構成図であり、図1(b)は背面から見た構成図である。
図1に示すように、携帯無線端末100の内部に配置され、回路及びGND部102が配置された両面基板101には、第一無線回路部103が構成されており、第一給電部105を通じて、板状の第一アンテナ素子107に高周波信号が供給されている。さらに、両面基板101には第二無線回路部104が構成されており、第二給電部106を通じて、板状の第二アンテナ素子108に高周波信号が供給されている。第一無線回路部103及び第二無線回路部104は共に無線システムで使用する、第一の周波数で動作する。
第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108はいずれも携帯端末内部に配置されるため小型であり、第一の周波数帯域の波長にとって0.5波長以下の長さであるとともに、折り曲げ構造等を用いてさらなる小型化を図っても良い。さらに、第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108は限られた端末内部に内蔵させる必要性から、0.1波長以下の距離で略平行に近接配置される。図1では第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108は同一平面に構成されている。このため、アンテナ素子間に相互結合インピーダンスが生じ、片方のアンテナ素子に流れた高周波電流が、もう片方のアンテナ素子に誘導電流として流れてしまうことで、結果としてアンテナの放射性能に劣化が生じてしまう。
そこで、迂回接続回路109を第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108の給電部付近を接続するように挿入し、アンテナ間の第一の周波数帯域の相互結合インピーダンスをキャンセルすることで、アンテナ素子間の結合劣化を改善する手段を用いている。ここで、迂回接続回路109は、アンテナ素子同士が近接する辺と対向する遠隔部の辺を接続するように構成される。すなわち、両面基板101の背面に構成された接続パターン110を第一アンテナ素子107側スルーホール112a及び第一アンテナ素子107側回路111aを介して第二アンテナ素子とは反対側から第一アンテナ素子107に接続し、第二アンテナ素子108側スルーホール112b及び第二アンテナ素子108側回路111bを介して第一アンテナ素子とは反対側から第二アンテナ素子108に接続することで構成する。迂回接続回路109が無い場合には、アンテナ素子同士が近接する部分に多くの高周波電流が流れ、結合劣化が残るが、迂回接続回路109を配置することで、高周波電流が素子同士の遠隔部の辺を多く流れるようになるため、結合劣化がより改善される。
さらに、第一アンテナ素子107は第一インピーダンス整合回路113を介して第一給電部105に接続されるとともに、第二アンテナ素子108は第二インピーダンス整合回路114を介して第一給電部106に接続される。第一インピーダンス整合回路113及び第二インピーダンス整合回路114を配置することで、第一アンテナ素子107のインピーダンス整合と第二アンテナ素子108のインピーダンス整合と、アンテナ素子間の相互結合インピーダンスの調整をより細かく行うことができ、より結合劣化を軽減する効果が高まる。
なお、図1の構成では第一アンテナ素子107、第二アンテナ素子108を導電性の金属部品として説明しているが、プリント基板上に構成した銅箔のパターンで構成しても同様な効果が得られる。
図2は、本発明の実施の形態1における迂回接続回路109の具体構成を示す図である。
図2に示すように、迂回接続回路109にはa)コンデンサ、b)インダクタc)並列共振回路、d)直列共振回路、e)メアンダパターンでの構成が可能である。さらにこれ以外の構成でも、フィルタや、パターンで構成したコンデンサなど、等価回路がコンデンサやインダクタの組合せで表現できる構成であって、相互結合インピーダンスを調整できるものであればいずれの構成でも良い。さらにこれらを複数組み合わせた構成であっても良い。
なお、図1の構成では、2つのアンテナ素子の間に相互結合が生じるが、前記インピーダンス整合回路を配置することで、これらの相互結合インピーダンスを総合的に調整することが可能となる。結果的に、第一の周波数帯域において、第一給電部105と第二給電部106の間の通過特性であるS12及びS21を低く抑えることができ、結合劣化を改善できる。
続いて、図1の具体的な構成について、性能を解析した事例を示す。
図3は、本発明の実施の形態1における携帯無線端末の特性解析モデルを示す図である。
図3(a)に示すように、両面基板101の回路及びGND部102は、ガラエポ製のプリント基板で構成されるが、ここでは長さ100mm、幅50mmの銅箔にて構成されていることとしてモデル化し、解析を行う。回路及びGND部102には、第一給電部105及び第二給電部106を通じて、導電性の銅箔パターンである第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108に高周波信号が供給されている。第一給電部105及び第二給電部106からは、第一の周波数帯域である2GHzを含む、1GHzから3GHzの高周波信号が供給され、Sパラメータである通過特性S21及び反射特性S11、及び放射効率の解析を行う。
第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108は長さ24mm、幅2.5mmで構成されている。第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108は、グランドパターンから2mm離れて配置されている。給電部からの接続線2mmを含めたアンテナの長さ26mmは、2GHzの波長である150mmにとって、0.173波長の長さに相当する。第一アンテナ素子107と第二アンテナ素子108の間隔は4.9mmであり、2GHzに対して略0.03波長と極めて近接した間隔で配置されている。第一アンテナ素子107と第二アンテナ素子108が電気的に近接した距離で略平行に配置されるため、アンテナ素子間の相互結合が生じ、各アンテナ素子に流れた高周波電流が、もう片方のアンテナ素子に誘導電流として流れてしまうことで、結果としてアンテナの放射性能に劣化が生じてしまう。
そこで、第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108の下端部に、素子の最近接部に構成される辺と異なる辺に接続する迂回接続回路109を挿入し、2GHzにおけるアンテナ間の相互結合インピーダンスをキャンセルすることで、アンテナ素子間の結合劣化を改善する。さらに、第一インピーダンス整合回路113及び第二インピーダンス整合回路114を各アンテナ素子の根元に配置することで、第一アンテナ素子107のインピーダンス整合と第二アンテナ素子108のインピーダンス整合と、アンテナ素子間の相互結合インピーダンスの調整をより細かく行うことができ、より結合劣化を軽減する効果を高めている。また、素子の対向する辺の反対側の辺に接続することで、従来構成で見られたアンテナ素子の最近接部の辺における電流分布を低減し、アンテナ素子の遠隔部の辺に電流を移動させることができるため、結合劣化を改善する。
図3(b)に示すように、迂回接続回路109は略1mmの幅を持つ接続パターン110と直径0.5mm、長さ1.0mmのスルーホール112で構成され、アンテナ素子107側に、0.2pFのコンデンサと1.0nHのインダクタが配置されている。さらに、第一インピーダンス整合回路113は第一給電部105側に1.5pFを配置するとともに、回路基板のグランドパターンに対して2.9nHで接地されている。第二インピーダンス回路114も同様に、第二給電部106側に1.5pFを配置するとともに、回路基板のグランドパターンに対して2.9nHで接地されている。
図4は、図3の解析モデルを用いて解析した、本発明の実施の形態1におけるSパラメータ特性図である。図4(a)は第一給電部105から見たS11波形、図4(b)は第一給電部105から第二給電部106へ向かう通過特性であるS21波形であり、いずれも横軸は1GHzから3GHzまでの周波数特性で示している。なお、図3では解析モデルの形状が左右対称形状であるため、第二給電部106から見たS22波形及び、第二給電部106から第一給電部105へ向かう通過特性であるS12波形が同じ特性になることは周知であるので、ここでは説明を省略する。
図4(a)に示すように、2GHzにおけるS11は−10dB以下の低い値となっており、この周波数帯域でインピーダンス整合が取れている様子が分かる。さらに、図4(b)に示すように、2GHzにおける通過特性であるS21は−10dB以下の低い値となっており、この周波数帯域でアイソレーションが確保され、結合劣化が軽減されている様子が分かる。このように、2GHzにおいて、インピーダンス整合及びアイソレーションが確保でき、結合劣化が軽減されている様子が分かる。
次に、板状の第一アンテナ素子107及び板状の第二アンテナ素子108の素子幅a及び互いのアンテナ素子の素子間隔bを変化させた場合のアンテナ特性について示す。
図5は、素子幅aと素子間隔bを変化させた場合の解析条件1から4である。ここで、条件1及び条件3は従来構成を示し、条件2及び条件4は提案構成を示している。なお、図3の構成は解析条件2の解析モデルである。
図6は、シミュレーションにより導出した、図5に示す各条件の自由空間効率を示したものである。接続回路をアンテナ素子の対向する辺の反対側の辺に接続することで、自由空間効率が0.1〜0.3dB改善していることが分かる。
このように、本実施の形態1によれば、第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108を動作させて使用する周波数帯域において結合劣化を改善でき、低結合で高利得な内蔵型アレーアンテナを構成することが可能な端末用アレーアンテナを実現できる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における携帯無線端末の構成図である。
図7において、図1と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。
図7では、第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108が、回路及びGND部102に対して略直交して伸延された後、携帯無線端末100の筐体内壁に沿って略直角に折り曲げられて配置される。また、迂回接続回路109は、第一アンテナ素子107と第二アンテナ素子108の対向する辺の反対側の辺に接続するように迂回して配置される。このように配置することで、アンテナ素子を携帯無線端末100の筐体内に格納することができ、装置の小型化を図りつつ、低結合なアンテナ特性を実現できる。さらに、図8の構成によれば、アンテナ素子の物理的な長さを、携帯無線端末の幅に対して最大限確保することが可能であるため、低い周波数帯域であっても対応することができ、また、高い特性を確保できる効果がある。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における携帯無線端末の構成図である。図8において、図1と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。
図8では、一方の面に第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108がプリントされ、もう一方の面に接続パターン110をプリントし迂回接続回路109を構成した第一プリント基板200を、携帯無線端末100の筐体内壁に面するように配置されている。さらに、迂回接続回路の一端は、第一給電部105と第二給電部106と給電バネ201により接続されている。このように配置することで、アンテナ素子を携帯無線端末100の筐体内に格納することができ、装置の小型化を図りつつ、低結合なアンテナ特性を実現できる。さらに、図8の構成によれば、アンテナ素子の物理的な長さを、携帯無線端末の幅に対して最大限確保することが可能であるため、低い周波数帯域であっても対応することができ、また、高い特性を確保できる効果がある。加えて、高精度にアンテナ素子を配置することができ、量産性の良いアレーアンテナを実現できる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における携帯無線端末の構成図である。図9において、図1と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。
図9では、一方の面に第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108がプリントされ、もう一方の面に接続パターン110をプリントし迂回接続回路109を構成した第二プリント基板300を、携帯無線端末100の筐体内壁と回路及びGND部102に沿うように配置されている。給電は、第一アンテナ素子107及び第二アンテナ素子108の端部にあるスルーホール112c及びスルーホール112dを介して行われる。なお、給電は、スルーホールを用いず第二プリント基板300の外側から板金を回り込むように配置させて行ってもよい。また、図9では第二プリント基板300が携帯無線端末100の端部に構成されているが、携帯無線端末の中程に構成してもよい。このように配置することで、アンテナ素子を携帯無線端末100の筐体内に格納することができ、装置の小型化を図りつつ、低結合なアンテナ特性を実現できる。さらに、図9の構成によれば、アンテナ素子の物理的な長さを、携帯無線端末の幅に対して最大限確保することが可能であるため、低い周波数帯域であっても対応することができ、また、高い特性を確保できる効果がある。加えて、高精度にアンテナ素子を配置することができ、量産性の良いアレーアンテナを実現できる。
本発明のアンテナ装置及びこれを搭載した携帯無線端末は、同一周波数で動作する低結合かつ高効率なアレーアンテナを実現することができるため、携帯電話などの携帯無線端末に有用である。
100 携帯無線端末
101 両面基板
102 回路及びGND部
103 第一無線回路
104 第二無線回路
105 第一給電部
106 第二給電部
107 第一アンテナ素子
108 第二アンテナ素子
109 迂回接続回路
110 接続パターン
111a 第一アンテナ素子側回路
111b 第二アンテナ素子側回路
112a 第一アンテナ素子側スルーホール
112b 第二アンテナ素子側スルーホール
112c 第一アンテナ素子端スルーホール
112d 第二アンテナ素子端スルーホール
113 第一インピーダンス整合回路
114 第二インピーダンス整合回路
200 第一プリント基板
300 第二プリント基板

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられグランドパターンを有する回路基板と、
    前記グランドパターンに対して略平行に配置され、導電性の金属で構成された板状の第一アンテナ素子と、
    前記第一アンテナ素子と近接して略平行に配置され、導電性の金属で構成された板状の第二アンテナ素子と、
    前記第一アンテナ素子と前記第二アンテナ素子とを接続する接続回路と、
    前記回路基板に配置され、前記第一アンテナ素子と電気的に接続される第一給電部と、
    前記回路基板に配置され、前記第二アンテナ素子と電気的に接続される第二給電部と、
    を具備し、
    前記接続回路は、前記第一アンテナ素子の前記第二アンテナ素子に対向する辺の反対側の辺と前記第二アンテナ素子の前記第一アンテナ素子に対向する辺の反対側の辺と電気的に接続されるアンテナ装置。
  2. 前記第一アンテナ素子が、第一インピーダンス整合回路を介して前記第一給電部と電気的に接続されるとともに、
    前記第二アンテナ素子が、第二インピーダンス整合回路を介して前記第二給電部と電気的に接続される
    請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第一アンテナ素子の前記第二アンテナ素子に対向する辺の反対側の辺と前記第二アンテナ素子の前記第一アンテナ素子に対向する辺の反対側の辺との間の距離が0.02波長以下で構成された、
    請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記第一アンテナ素子及び前記第二アンテナ素子が、前記回路基板に対して略直交して配置されるとともに、前記筐体の内壁に沿って折り曲げられて、前記筐体内に配置された
    請求項1記載のアンテナ装置。
  5. 前記第一アンテナ素子又は前記第二アンテナ素子のいずれか、または全てが、プリント基板上の銅箔パターンで構成された、
    請求項1記載のアンテナ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置を搭載した携帯無線端末。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置を搭載したMIMO対応携帯無線端末。
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