JP4998427B2 - 車両感知システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両感知システムに関するものである。
交通量や車両の占有時間を調べるために、道路における車両の有無を感知する車両感知システムが知られている。特許文献1には、このような車両感知システムが開示されている。
特許文献1のシステムは、道路上の監視領域を通過する車両を感知するセンサを備えている。このセンサは、サーモパイル素子を有していて、車両や道路などの検知対象が発する赤外線を感知する。この感知結果は、入力レベルとしてシステムに与えられる。
車両の温度が道路の温度と異なることにより、放射する赤外線の量も車両と道路とで異なる。このため、センサの監視領域を車両が通過すると、その温度に応じて、センサからの入力レベルが変化する。この入力レベルの変化によって監視領域を通過する車両を感知することが可能である。
より具体的には、特許文献1では、センサから得られた入力レベルと道路の温度を示す背景レベルとの差に基づく値を比較値とし、この比較値と閾値とを比較して、車両の有無を判定する。
また、特許文献1には、車両の有無の判定結果に応じて、得られた入力レベルを用いて背景レベルを変動させる背景レベル演算手段が開示されている。
特許第3719438号公報
車両の有無の判定結果に応じて背景レベルを変動させる場合、例えば車両有りの場合は背景レベルを学習せず、車両無しの場合は道路の温度に基づく入力レベルが得られることから、当該入力レベルに追従するように背景レベルを学習する。このように背景レベルを一定値ではなく学習によって変化させることで、背景レベルの真値(背景温度)が例えば昼夜で変動しても対応することができる。
また、車両が監視領域に進入し、長い時間停車していると、当該車両の影響で監視領域の道路の温度が車両進入前の温度から一時的に変化し、当該車両が監視領域を脱してもその影響が残存する場合がある。
このような場合において、車両が監視領域を脱し車両無しの判定がされて直ぐに背景レベルの学習が開始されても、前記温度変化は直ぐに元に戻るため、背景レベルの学習処理が無駄に行われるといった現象が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、車両が監視領域に長い時間存在することによる一時的な道路の温度の変化が、背景レベルの学習処理に与える影響を、抑制することができる車両感知システムを提供することを目的とする。
本発明の車両感知システムは、道路上の監視領域の温度を検出する検出部から得られた入力レベルと、道路の温度レベルに基づく背景レベルとの差に基づいて車両の有無の判定を行う判定部と、車両無しの判定がされている間に、前記入力レベルに基づいて前記背景レベルの学習処理を実行することができる学習処理部と、車両有りの判定が継続した後、当該車両有りの判定から車両無しの判定へと切り替わると、当該車両無しの判定に切り替わってから規定時間の間、前記背景レベルの学習を休止させる学習制御部とを備えている。
本発明によれば、車両有りの判定が継続した後、車両無しの判定がされた場合に、当該車両の影響で監視領域の道路の温度が車両進入前の温度から一時的に変化していても、学習制御部が、当該車両無しの判定に切り替わってから規定時間の間、背景レベルの学習を休止させることで、前記のような一時的な道路の温度の変化による影響を、背景レベルの学習処理に与えないで済む。
また、前記道路の温度の変化は一時的なものであり直ぐに車両進入前の温度へと戻るため、前記学習制御部は、車両無しの前記判定がされている間に前記規定時間が経過すると前記背景レベルの学習を開始させるのが好ましく、これにより、その後においても、背景レベルが真値からずれることを防止できる。
また、本発明の車両感知システムは、道路上の監視領域の温度を検出する検出部から得られた入力レベルと、道路の温度レベルに基づく背景レベルとの差に基づいて車両の有無の判定を行う判定部と、車両無しの判定がされている間に、前記入力レベルに基づいて前記背景レベルの学習処理を第一学習速度で実行することができる学習処理部と、車両有りの判定が継続した後、当該車両有りの判定から車両無しの判定へと切り替わると、当該車両無しの判定に切り替わってから規定時間の間、前記学習処理部に前記背景レベルの学習処理を前記第一学習速度よりも遅い第二学習速度で実行させる学習制御部とを備えている。
本発明によれば、車両有りの判定が継続した後、車両無しの判定がされた場合に、当該車両の影響で監視領域の道路の温度が車両進入前の温度から一時的に変化していても、学習制御部が、当該車両無しの判定に切り替わってから規定時間の間、背景レベルの学習処理を第一学習速度よりも遅い第二学習速度で実行させることで、前記のような一時的な道路の温度の変化が背景レベルの学習処理に与える影響を、小さくすることができる。
また、前記道路の温度の変化は一時的なものであり直ぐに車両進入前の温度へと戻るため、前記学習制御部は、車両無しの前記判定がされている間に前記規定時間が経過すると前記第一学習速度で背景レベルの学習を開始させるのが好ましく、これにより、その後においても、背景レベルが真値からずれることを防止できる。
本発明によれば、車両が継続して監視領域に存在していた影響で、監視領域の道路の温度が車両進入前の温度から一時的に変化していても、このような一時的な変化が背景レベルの学習処理に与える影響を、抑制することができ、無駄に背景レベルの学習が行われることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[車両感知システムの全体構成]
図1及び図2は車両感知システム1を示している。この車両感知システム1は、道路上の所定領域が監視領域Aとされ、当該監視領域A内に車両Vが存在する場合に、当該車両Vを感知する。
この車両感知システム1は、車両Vを検出するため監視領域Aの温度を検出する検出部2を備えている。検出部2によって得られた入力レベル(監視領域Aの平均温度に相当する入力電圧値)は、感知処理部3に与えられる。感知処理部3では、監視領域A内の車両Vの有無を判定し、車両有り(感知ON)又は車両無し(感知OFF)の信号を感知結果として出力する。
感知結果は、交通信号制御機や交通管制センターに送信される。なお、交通信号制御機は、車両感知システム1の近傍に設置される。交通管制センター等では、複数の車両感知システムからの感知結果を集計して、交通量や車両の占有時間を算出し、渋滞判定や車両平均速度算出などが行われる。
前記検出部2は、車両や道路が発する赤外線を感知することで、監視領域Aの温度を検出するサーモパイル素子によって構成されている。この検出部2は、図1に示すように、監視領域Aを道路R上に設定するため、道路脇の支柱4に取り付けられている。
検出部2は、感知処理部3と接続されており、検出部2によって得られた入力レベルは感知処理部3に送信される。
感知処理部3は、前記支柱4に取り付けられた筐体5内に配置されている。なお、感知処理部3を検出部2と同一の筐体内に収める構成としてもよく、検出部2や感知処理部3の配置は図に示す構成に特に限定されるものではない。
[感知処理部3および車両Vの有無の判定]
感知処理部3は、CPUや記憶部などを有するコンピュータを含むハードウェア等によって構成されていて、記憶部に記憶されているコンピュータプログラムが実行されることで、車両感知のための各種処理を行う。
感知処理部3が監視領域Aにおける車両Vの有無を判定(感知判定)するための基本原理としては、感知処理部3は、車両Vが存在しないときの道路Rの温度を背景レベルとして記憶し、検出部2から得られた入力レベルと、前記背景レベルとに差があれば車両有り(感知ON)と判定し、入力レベルと背景レベルに差がなければ車両無し(感知OFF)と判定する。
本実施形態では、単純に入力レベルと背景レベルとを比較して感知判定するのではなく、より正確に感知判定を行うため、感知処理部3は、入力レベルと背景レベルとの差に基づく値を比較値として算出し、その比較値を閾値(感知判定用の閾値)と比較することで、感知結果(感知ON/感知OFF)を求める。
このために、感知処理部3は、入力レベルと背景レベルとの差に基づく値を比較値として算出する比較値算出部31としての機能を備えている(図3(a)参照)。さらに、感知処理部3は、比較値と車両判定用の閾値とを比較して、車両の有無を判定する判定部32としての機能を有している(図3(b)参照)。
前記比較値算出部31は、入力レベルと背景レベルとの差分を示す値(比較値)として、入力レベルと背景レベルの差の微積和を算出する。この微積和は、入力レベルと背景レベルの単純差から、ノイズの影響を低減し、当該単純差の変化分を強調することで閾値との比較をし易くしたものである。
図3(a)に示すように、比較値演算部31では、微積和を求めるため、まず、入力レベルと背景レベルとの差分を差分演算部31aによって求める。さらに、その差分の絶対値の積分値を積分演算部31bによって求める。
この積分値は、前記差分の時間平均値に相当し、差分からノイズの影響を低減したものを得ることができる。また、差分の絶対値の微分値を求める演算が微分演算部31cによって行われる。微分値は、前記差分の変化分を示すものである。
前記積分値と前記微分値とは加算部31dによって加算され、この加算値が微積和(比較値)となる。微積和は、ノイズが低減された積分値に変化分を示す微分値が加えられたものであるから、ノイズの影響が低減され、変化分を強調したものとなっている。
前記判定部32では、この微積和を用いて判定を行うため、より正確に感知判定を行うことができる。ただし、比較値としては、入力レベルと背景レベルとの差に基づくものであれば、前記微積和に限定されるものではない。なお、比較値算出部31からは、前記積分値も出力される。この積分値も、入力レベルと背景レベルの差に基づく値であり、後述の閾値学習の際に用いられる。
図3(b)に示すように、判定部32は、比較値算出部31によって算出された比較値(微積和)を用いて、感知結果(感知ON/感知OFF)を出力する感知判定を行う。
ここでの感知判定の基本原理は、比較値が車両判定用の閾値よりも大きければ(比較値>車両判定用の閾値)、感知ON(車両有り)と判定し、比較値が車両判定用の閾値よりも小さければ(比較値<車両判定用の閾値)、感知OFF(車両無し)と判定する。
ただし、本実施形態では、感知ONから感知OFFに切り替わった直後や感知OFFから感知ONに切り替わった直後における感知結果のチャタリングを防止するため、感知判定用の閾値として「閾値Lo」(第一車両判定用閾値)と「閾値Hi」(第二車両判定用閾値)の2つが導入されている。
閾値Loは、車両有りの判定(感知ON)がされている間において、車両無し(感知OFF)の判定するために用いられるものであり、閾値Hiは、車両無しの判定(感知OFF)がされている間において、車両有り(感知ON)の判定をするために用いられるものである。閾値Loは、閾値Hiよりも所定値ほど減じた値に設定されていて、これにより感知ON/OFF切り替わり時のチャタリングが防止される。
図4に示すように、感知処理部3は、さらに、背景レベルを学習する背景レベル学習処理部33としての機能を有している。また、感知処理部34は、背景レベル学習処理部33による学習処理を制御するための学習制御部35としての機能も有している。
[背景レベル学習処理部33及び学習制御部35]
背景レベル(道路の路面温度)は、太陽光によって道路が日向になったり日陰になったりするなど環境によって変動するため、一定値を背景レベルとして採用すると真値(実際の道路の温度)とのずれが発生する。そこで、背景レベルを、図5のように学習することができる。
この学習方法では、車両Vが監視領域Aに存在しない感知OFF時には、入力レベルは道路Rの温度を示しているはずであるから、背景レベル学習処理部33は、入力レベルに追従するように背景レベルの学習を行う。
また、この学習方法では、車両Vが監視領域Aに存在する感知ON時には、入力レベルは主に車両Vの温度を示しているはずであるから、背景レベル学習処理部33は、背景レベルの学習を行わず、感知OFFから感知ONに切り替わったときの背景レベルを保持する。このように学習した背景レベル、保持された背景レベルが、車両感知システム1(感知処理部3)が認識している背景レベルとなる。
このように、感知結果(感知ON/感知OFF)に基づいて、学習の有無が切り替えられ、この学習の有無の切り替えは、学習制御部35によって行われる。学習制御部35は、感知結果だけを取得すれば、背景レベル学習処理部33における学習の有無の切り替え制御を行うことができる。つまり、学習制御部35は、背景レベルの学習の有無の切り換えを行う第一の切り替え部の機能を有している。
学習制御部35が更に有している機能(第一の形態)について説明する。
学習制御部35は、感知ONから感知OFFの判定へと切り替わると、背景レベル学習処理部33に前記背景レベル学習を、(当該感知OFFの判定の後直ぐに)通常学習速度(第一学習速度)で実行させる第一処理と、前記通常学習速度よりも遅い緩慢学習速度(第二学習速度)で実行させる第二処理との内のいずれか一方に切り替える機能(第二の切り替え部としての機能)を有している。
なお、前記第二処理において行われる緩慢学習速度での背景レベル学習は、感知ONから感知OFFの判定へと切り替わってから直ぐに規定時間の間、実行され、また、感知OFFの前記判定がされている間で、かつ、前記規定時間の経過後は、通常学習速度で背景レベル学習が実行される。
このために、学習制御部35は、感知ONの継続時間(秒数)をカウント(計上)する機能と、予め記憶している閾値(所定時間)と前記継続時間とを比較し大小を判定する機能と、この判定の結果に応じて前記第一処理と前記第二処理とを切り替える機能とを有している。
学習制御部35の前記機能を図6および図7に沿って説明する。
図6は、背景レベルの学習に関するフロー図であり、図7は、学習制御部35の機能を説明する説明図である。
図7において、時刻t1で監視領域Vに車両Aが進入すると、検出部2から得られる入力レベルが増大し、判定部32による判定が感知OFF(図6のステップS11)から感知ON(ステップS12)へと切り替わる。
判定が感知ONへと切り替わると、学習制御部35は、この感知ONの継続時間のカウントを開始する(ステップS13)。この時間のカウントは、次に感知OFFの判定がされるまで(図7の時刻t2まで)継続される(図6のステップS14)。
感知ONの状態である時刻t1から時刻t2までの間では、車両感知システム1(感知処理部3)が認識している背景レベルは、時刻t1で感知ONに切り替わったときに保持された背景レベルであり、一定値である。
ここで、車両Vが監視領域Aに長時間(例えば5秒以上)存在した場合、図7(a)の一点鎖線で示しているように、当該車両Vの影響で道路の温度が一時的に変化し、背景レベルの値が、車両進入前の平常の値から逸脱することがある。
これは、例えば、冬場で路面の温度が低い場合、車両Vが長時間停車していると、この車両Vの熱によって路面が暖められ、車両Vが監視領域Aに存在している間、背景レベルの値は上昇する。しかし、このような場合であっても、車両Vが監視領域Aから脱すると(時刻t2)、道路の温度は、直ぐに車両進入前の平常の温度へと降下して戻る(図7(a)参照)。
または、夏場で路面の温度が高い場合、車両Vが長時間停車していると、路面は車両Vの影の中に入って冷まされ、背景レベルの値は、車両Vが監視領域Aに存在している間だけ降下する(図示せず)。しかし、このような場合であっても、車両Vが監視領域Aから脱すると、道路の温度は、直ぐに車両進入前の平常の温度へと上昇して戻る。
そこで、車両Vが監視領域Aに存在した後、時刻t2で、当該監視領域Aから当該車両Vが脱し、判定部32によって感知OFFの判定がされると(ステップS14のYesの判定)、学習制御部35は、前記ステップS13とステップS14とにおいてカウントした継続時間と、予め記憶している閾値とを比較する(ステップS15)。
比較の結果、感知ONの継続時間が閾値以上である場合(ステップS15のYesの判定)、学習制御部35は、背景レベル学習部33に背景レベルについて前記第二の処理を実行させる(ステップS16a)。
すなわち、車両Vが監視領域Aに長い時間存在することで、感知ONの判定が所定時間以上継続した後、車両Vが監視領域Aを脱して感知OFFの判定がされた場合に、第二の処理として、学習制御部35は、感知OFFの前記判定から規定時間の間、背景レベルの学習処理を通常学習速度よりも遅い緩慢学習速度で実行させる。
このように、緩慢学習速度は通常学習速度よりも背景レベルの学習処理が遅いが、この「遅い」とは、経過時間に対する背景レベルの変化の割合を小さくして、背景レベルの学習処理が実行される場合である。すなわち、図7に示しているように、時刻t2以降において、仮に背景レベルの学習処理を通常学習速度で実行させた場合、二点鎖線で示すように、背景レベルを示す線(直線)の勾配は大きくなるが、緩慢学習速度の場合、実線で示しているように、背景レベルを示す線(直線)の勾配は(二点鎖線よりも)小さくなる(ほぼ水平である)。
そして、この緩慢学習速度による背景レベルの学習は、感知OFFの判定(ステップS14のYesの判定)から規定時間を経過するまで継続される(ステップS17a)。この規定時間は、学習制御部35が予め記憶していて、規定時間を例えば60秒とすることができる。また、ステップS15における前記閾値を、例えば5秒と設定することができる。
これに対して仮に、図7の時刻t2において、車両Vが監視領域Aを脱し感知OFFの判定がされ、直ぐに、背景レベル学習処理部33が通常学習速度で、入力レベルに追従するようにして背景レベルの学習処理を開始してしまうと、この入力レベルは一時的に平常の値から逸脱した道路の温度に基づくものであり、かつ、車両Vが監視領域Aを脱すると直ぐに道路は平常の温度へと戻るため、この短い時間で行われた学習処理は無駄となるおそれがある。
そこで、本発明では、前記のように、車両Vが監視領域Aに停止または監視領域Aを通過するために要した時間が、長く、前記閾値に相当する時間以上であると、学習制御部35によって、背景レベルの学習について第二の処理が実行される。つまり、感知OFFの判定から規定時間の間、遅い緩慢学習速度で背景レベルの学習を実行する。
これにより、車両Vの影響で監視領域Aの道路の温度が車両進入前の温度から変化していても、背景レベルが入力レベルにすぐに追従することがなく、道路の温度の変化が背景レベルの学習処理に与える影響を、小さくすることができる。
そして、このように車両Vの影響によって道路の温度が変化していても、この変化は一時的なものであり直ぐに車両進入前の温度へと戻るため、学習制御部35は、感知OFFの判定(ステップS14のYesの判定)から前記規定時間が経過すると(図6のステップS17aのYesの判定、図7の時刻t3)、緩慢学習速度から通常学習速度へと切り替えて背景レベルの学習が開始される(ステップS18a)。
これにより、その後、監視領域Aに車両Vが存在していない状態で、道路の温度が変化すれば(変化していれば)、その変化に応じて背景レベルの学習を行うことができ、感知処理部3が認識している背景レベルが真値からずれることを防止できる。
一方、前記ステップS15において、学習制御部35が、カウントした継続時間と予め記憶している閾値とを比較し、比較の結果、継続時間が閾値未満である場合(ステップS15のNoの判定)、学習制御部35は、背景レベル学習部33に背景レベルの学習について第一の処理を実行させる(ステップS19a)。
つまり、車両Vが監視領域Aに停止または監視領域Aを通過するために要した時間(つまり図7の時刻t1から時刻t2まで)が、短く、前記閾値に相当する時間未満であると、監視領域Aに車両Vが存在していたことによる影響は無いまたはごく僅かであると考えられ、背景レベル学習処理部33によって通常学習速度で背景レベルの学習が開始される。この背景レベルの学習は、感知OFFの間継続され、次の感知ONの判定がされるまで継続される。
学習制御部35が有している機能(第二の形態)について説明する。
前記第一の形態では、学習制御部35による第二処理を、通常学習速度よりも遅い緩慢学習速度で背景レベルを実行させる処理としていたが、この第二処理は、これ以外であってもよく、背景レベルの学習を休止させる処理であってもよい。
すなわち、学習制御部35は、感知ONから感知OFFの判定へと切り替わると、背景レベル学習処理部33に前記の背景レベル学習を、当該感知OFFの判定の後直ぐに(通常学習速度で)実行させる第一処理と、感知ONから感知OFFの判定へと切り替わってから規定時間の間、前記背景レベルの学習を休止させる第二処理との内のいずれか一方に切り替える機能(第二の切り替え部としての機能)を有している。
このために、学習制御部35は、感知ONの継続時間(秒数)をカウント(計上)する機能と、予め記憶している閾値(所定時間)と前記継続時間とを比較し大小を判定する機能と、この判定の結果に応じて前記第一処理と前記第二処理とを切り替える機能とを有している。
図8は、第二の形態に係る背景レベルの学習に関するフロー図であり、図9は、第二の形態に係る学習制御部35の機能を説明する説明図である。
この第二の形態のステップS11からステップS15までは、第一の形態のステップS11からステップS15までと同じである。
ステップS15から具体的に説明すると、学習制御部35が、感知ONの継続時間と、予め記憶している閾値とを比較した結果、継続時間が閾値以上である場合(ステップS15のYesの判定)、学習制御部35は、背景レベル学習部33に背景レベルについて第二の処理を実行させる(ステップS16b)。
すなわち、車両Vが監視領域Aに長い時間存在することで、感知ONの判定が所定時間以上継続した後、車両Vが監視領域を脱して感知OFFの判定がされた場合に、第二の処理として、学習制御部35は、当該感知OFFの判定から規定時間の間、背景レベルの学習を休止させる処理を行う。
この背景レベルの学習の休止は、感知OFFの判定(ステップS14のYesの判定)から規定時間を経過するまで継続される(ステップS17b)。
この規定時間は、前記の第一の形態と同様に、学習制御部35が予め記憶していて、規定時間を例えば60秒とすることができる。また、前記閾値を5秒とすることができる。
これに対して仮に、図9の時刻t2において、車両Vが監視領域Aを脱し感知OFFの判定がされ、直ぐに、背景レベル学習処理部33が入力レベルに追従するようにして背景レベルの学習処理を開始してしまうと、この入力レベルは一時的に平常の値から逸脱した道路の温度に基づくものであり、かつ、その後直ぐに道路は平常の温度へと戻るため、この短い時間で行われた学習処理は無駄となるおそれがある。
そこで、本発明では、前記のように、車両Vが監視領域Aに停止または監視領域Aを通過するために要した時間が、長く、前記閾値に相当する時間以上であると、学習制御部35によって、背景レベルの学習について第二の処理が実行される。つまり、感知OFFの判定から規定時間の間、背景レベルの学習を休止させる。
これにより、車両Vの影響で監視領域Aの道路の温度が車両進入前の温度から変化していても、背景レベルが入力レベルに追従することがなく、道路の温度の変化による影響を、背景レベルの学習処理に与えないで済む。
そして、このように車両Vの影響によって道路の温度が変化していても、この変化は一時的なものであり直ぐに車両進入前の温度へと戻るため、学習制御部35は、感知OFFの判定(ステップS14のYesの判定)から前記規定時間が経過すると(図8のステップS17bのYesの判定、図9の時刻t3)、背景レベルの学習を開始させる(ステップS18b)。
これにより、その後、監視領域Aに車両Vが存在していない状態で、道路の温度が変化すれば(変化していれば)、その変化に応じて背景レベルの学習を行うことができ、感知処理部3が認識している背景レベルが真値からずれることを防止できる。
一方、前記ステップS15において、学習制御部35が、カウントした継続時間と予め記憶している閾値とを比較した結果、継続時間が閾値未満である場合(ステップS15のNoの判定)、学習制御部35は、背景レベル学習部33に背景レベルの学習について第一の処理を実行させる(ステップS19b)。
つまり、車両Vが監視領域Aに停止または監視領域Aを通過するために要した時間(つまり図9の時刻t1から時刻t2まで)が、短く、前記閾値に相当する時間未満であると、監視領域Aに車両Vが存在していたことによる影響は無いまたはごく僅かであると考えられ、背景レベル学習処理部33による背景レベルの学習が開始される。この背景レベルの学習は、感知OFFの間継続され、次の感知ONの判定がされるまで継続される。
以上のような第一の形態または第二の形態による機能を備えた前記学習制御部35によれば、監視領域Aを通過する車両Vが、車長の長いトラックであり、特に荷台に幌を有する場合に発生しやすい誤検知を抑制することができる。これを図10により説明する。なお、図10(a)(b)は従来例を説明する説明図であり、図10(c)(d)は実施例を説明する説明図である。
すなわち、トラックの車両前部は運転席であり、運転席よりも車両後方が幌を有する荷台である場合、トラックが監視領域Aを通過すると、図10(a)および図10(c)に示しているように、始め検出部2による監視対象が運転席の上面であり、当該上面は路面よりも温度が高いことから、判定部32は感知ONの判定を行う(時刻t1)。
しかし、監視対象が荷台の幌となると、その温度は運転席の上面よりも低いことから、荷台が監視領域Aに進入すると、判定部32による判定が感知OFFとなる(図10(a)の時刻t2および図10(c)の時刻t2)。つまり、従来例および実施例共に、車両V(トラック)が監視領域Aにまだ存在しているにも関わらず、感知OFFとなる「感知反転」が発生することがある。
このように、従来例である図10(a)の時刻t2から時刻t3までの二点鎖線で示しているように、感知OFFとなった場合に、背景レベル学習処理部が無条件で直ぐに背景レベルの学習を開始してしまうと、背景レベル学習処理部は、実際の道路の温度ではなく、トラックの荷台の温度に基づいて背景レベルの学習を誤って実行してしまう。
この結果、トラックが監視領域Aから脱すると(図10(a)(b)の時刻t3)、感知処理部3が誤って認識している背景レベルと、実際の道路の温度を示している入力レベルとの間に差が生じ、感知ONとなるおそれがある。このように、実際にはトラックが存在していないのに感知ONの判定がされ、前記感知反転が継続してしまう。
しかし、本発明によれば、前記のとおり(図6または図8のステップS12からステップS15のように)、感知ONの判定が所定時間(例えば5秒)以上継続した後、感知OFFの判定がされた場合に(図10(c)の時刻t2)、感知OFFの判定から規定時間の間、背景レベルの学習処理を通常学習速度よりも遅い緩慢学習速度で実行させる(または背景レベル学習を休止する)ことで、たとえ、トラックが監視領域Aに存在しているにも関わらず、時刻t2で判定部32によって誤って感知OFFとなっても、トラックの荷台の温度に基づいて背景レベルの学習を実行してしまうのを防止することができる。
したがって、図10(c)(d)に示しているように、トラックが実際に存在していない時刻t3以降において、感知処理部3が認識している背景レベルと、入力レベルとの差が小さい(無い)ことから、判定部は感知OFFと判定することができ、従来例のように、時刻t3以降で、感知反転が継続してしまうことを防止できる。
また、一般的な速度で走行するトラックの運転席が監視領域Aを通過する時間が、前記ステップS15で閾値とした5秒以上(前記所定時間以上)となるように、車両感知システム1を設定している。これにより、車長の長いトラックが通過した場合に、背景レベルの学習処理を第二処理として実行させることができ、前記のような感知反転が継続してしまうのを防止できる。
以上のように構成された車両感知システムによれば、長い時間継続して監視領域Aに存在していた車両Vの影響で、監視領域Aの道路の温度が車両進入前の温度から一時的に変化していても、背景レベルの学習処理を、通常学習速度よりも遅い緩慢学習速度で実行させる(または背景レベル学習を休止する)ことで、この一時的な変化が背景レベルの学習処理に与える影響を、抑制することができる。
そして、このような温度の変化は一時的なものであり、車両Vが監視領域Aから脱すると道路の温度はすぐに元に戻ることから、規定時間(例えば60秒)が経過すると、背景レベルの学習を(通常学習速度として)開始させることで、その後においても、背景レベルの学習が可能となり、背景レベルが真値からずれることを防止できる。この結果、その後の車両感知の判定精度を高く維持することができる。
これにより、前記交通信号制御機や交通管制センター(図2参照)は、道路における交通量や占有時間に関する情報を正常に把握することができ、このような情報を利用して効果的に交通信号機を制御することが可能となる。
また、本発明の車両感知システムに関して、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、前記規定時間を60秒として説明したが、これ以外であってもよい。すなわち、この車両感知システム1を車両用の交通信号灯器が設置された交差点の近傍に設置し、赤信号で停止している車両の感知を主目的とした場合、前記規定時間を、前記交通信号灯器の灯色についてのサイクル長の半分の時間に設定するのが好ましい。すなわち、交通信号灯器の灯色の1サイクルの長さが2分である場合、赤信号による車両の停止時間は約60秒であるため、前記規定時間を60秒に設定するのが好ましい。
また、前記閾値(所定時間)を5秒として説明したが、この値に限らず、5秒よりも大きい値であってもよい。
道路に設置された車両感知システムを示す斜視図である。 車両感知システムのブロック図である。 感知処理部の一部の機能を示すブロック図であり、(a)は比較値算出部を示し、(b)は判定部を示す。 感知処理部の機能を示すブロック図である。 感知処理部によって実行される背景レベル学習方法を示す表である。 背景レベルの学習(第一の形態)に関するフロー図である。 本発明の学習制御部の機能(第一の形態)を説明する説明図である。 背景レベルの学習(第二の形態)に関するフロー図である。 本発明の学習制御部の機能(第二の形態)を説明する説明図である。 本発明の学習制御部の機能を説明する説明図であり、(a)(b)は従来例を示し、(c)(d)は実施例を示している。
符号の説明
1 車両感知システム
2 検出部
3 感知処理部
32 判定部
33 背景レベル学習処理部
35 学習制御部
A 監視領域
R 道路
V 車両

Claims (4)

  1. 道路上の監視領域の温度を検出する検出部から得られた入力レベルと、道路の温度レベルに基づく背景レベルとの差に基づいて車両の有無の判定を行う判定部と、
    車両無しの判定がされている間に、前記入力レベルに基づいて前記背景レベルの学習処理を実行することができる学習処理部と、
    車両有りの判定が継続した後、当該車両有りの判定から車両無しの判定へと切り替わると、当該車両無しの判定に切り替わってから規定時間の間、前記背景レベルの学習を休止させる学習制御部と、を備えていることを特徴とする車両感知システム。
  2. 前記学習制御部は、車両無しの前記判定がされている間に前記規定時間が経過すると、前記背景レベルの学習を開始させる請求項1に記載の車両感知システム。
  3. 道路上の監視領域の温度を検出する検出部から得られた入力レベルと、道路の温度レベルに基づく背景レベルとの差に基づいて車両の有無の判定を行う判定部と、
    車両無しの判定がされている間に、前記入力レベルに基づいて前記背景レベルの学習処理を第一学習速度で実行することができる学習処理部と、
    車両有りの判定が継続した後、当該車両有りの判定から車両無しの判定へと切り替わると、当該車両無しの判定に切り替わってから規定時間の間、前記学習処理部に前記背景レベルの学習処理を前記第一学習速度よりも遅い第二学習速度で実行させる学習制御部と、を備えていることを特徴とする車両感知システム。
  4. 前記学習制御部は、車両無しの前記判定がされている間に前記規定時間が経過すると、前記第一学習速度で背景レベルの学習を開始させる請求項3に記載の車両感知システム。
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