JP4997268B2 - 仕切りパネル搬送装置及び仕切り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、仕切りパネル搬送装置にかかり、特に、空間を仕切るパネルを自動的に所定位置に配置するよう搬送する仕切りパネル搬送装置に関する。また、仕切りパネル搬送装置と当該搬送装置にて搬送される仕切りパネルとを備えた仕切り装置に関する。
建物の空間を効率よく利用するために、仕切りパネルを配置して、1つの空間を複数の部屋に仕切ることが行われる。例えば、ホテルなどの広い空間を、利用人数に応じて複数の部屋に仕切り、各部屋を会議や食事会場として利用することが行われる。そして、このような仕切りパネルは、通常は、天井に設けられたレールから吊り下げられて設置されており、かかるレールに沿って移動され、複数の部屋の壁として配置される。
ここで、特許文献1では、仕切りパネルが自動で走行し、所定の位置に搬送される装置が開示されている。具体的には、各仕切りパネルの上端に設けられたランナをレール内に収容し、このランナに設けたコロを、モータを駆動源としてレール内を走行させる。これによって、仕切りパネルをレールに沿って自動的に移動させることができ、自動的に空間を仕切ることができる。
特公平3−64036号公報
ここで、特許文献1に開示の装置では、仕切りパネル毎に設けられたランナが全て走行可能なよう構成されている。具体的には、各仕切りパネルにモータを設け、このモータの駆動力を各ランナに伝達し、走行させている。このため、仕切りパネルの構成が複雑となり、製造コストが膨大となる、という問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である仕切り設置における製造コストを削減することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である仕切りパネル搬送装置は、
天井に設置された中空なレール内に収容され、空間を仕切る仕切りパネルを搬送する仕切りパネル搬送装置であり、
上記仕切りパネルの上端に連結し上記レール内に収容されたたランナを保持する保持手段と、
上記保持手段による上記ランナの保持状態/非保持状態を切り替えるよう上記保持手段を可動するパネル保持切替手段と、
上記レール内を仕切りパネル搬送装置自体が走行するよう駆動する走行手段と、
を備えている。
また、本発明の他の形態は、空間を仕切る仕切りパネルと、天井に設置された中空なレール内に収容され上記仕切りパネルを搬送する仕切りパネル搬送装置と、を備えた仕切り装置であり、
上記仕切りパネルは、当該仕切りパネルの上端に連結し、上記レール内に収容されるランナを備え、
上記仕切りパネル搬送装置は、上記ランナを保持する保持手段と、上記保持手段による上記ランナの保持状態/非保持状態を切り替えるよう上記保持手段を可動するパネル保持切替手段と、上記レール内を仕切りパネル搬送装置自体が走行するよう駆動する走行手段と、を備えている。
本発明は、以上のように構成されることにより、低コストにて仕切りパネルを自動的に設置することができる。
仕切り装置の構成の概略を示す図である。 仕切り装置の構成の概略を示す図である。 レール内に収容された仕切りパネル搬送装置及びランナの構成を示す図である。 レール内に収容された仕切りパネル搬送装置及びランナの構成を示す図である。 図3Aに開示した仕切りパネル搬送装置を側方から見た図である。 図4に開示した仕切りパネル搬送装置を上方から見た図である。 図1に開示した連結機構の構成を示す斜視図である。 図1に開示した連結機構の詳細な構成を示す図である。 図1に開示した制御部の構成を示す機能ブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第一の実施形態を、図1乃至図8を参照して説明する。図1乃至図2は、仕切り装置の構成の概略を示す図である。図3A,Bは、レール内に収容された仕切りパネル搬送装置及びパネルに装備されたランナの構成を示す図である。図4乃至図5は、仕切りパネル搬送装置の構成を示す図である。図6乃至図7は、連結機構の構成を示す図である。図8は、制御部の構成を示す図である。
[構成]
まず、本実施形態における仕切り装置は、建物の空間を仕切るために、所定のレイアウトに仕切りパネルを自動的に搬送して配置するものである。以下、図1乃至図2を参照して、その構成の概略を説明し、図3乃至図8を参照して、その詳細な構成を説明する。
まず、仕切りパネル1が配置される部屋の空間の天井Aに設けられたレールRについて説明する。レールRは、図1に示すように、部屋の天井Aに、予め設定された形状に沿って、所定の長さに形成されて設けられている。ここで、レールRの長手方向に対して垂直方向の断面図を図3A及び図3Bに示す。なお、図3Bは、図3Aに示す把持部5を取り除いた図である。レールRの内部は中空であり、上方に仕切りパネル搬送装置本体2を収容する搬送装置用空間部R1と、下方に仕切りパネル1のランナ2を収容するランナ用空間部R2と、が形成されている。そして、天井Aとほぼ同じ高さに位置するランナ用空間部R2の下端面は、部屋側の空間に開口しており、後述するように、ランナ2と仕切りパネル1本体とを連結する連結部2aが挿通するよう形成されている。
なお、搬送装置用空間部R1とランナ用空間部R2とは連通しており、後述するように、搬送装置用空間部R1に収容された仕切りパネル搬送装置4の一部を構成する把持部5が、ランナ2を保持すべく、当該ランナ2が収容されているランナ用空間部R2に配置された状態となっている。
また、搬送装置用空間部R1は、ランナ用空間部R2よりも広く形成されている。そして、搬送装置用空間部R1に位置するレールR自体の壁面を形成する一部分の内側に、レールRの長手方向に沿って延びるラック41が設けられている。このラック41は、後述する仕切りパネル搬送装置4に設けられたモータ42(図3B参照)にて回転駆動される平歯車43と噛み合っており、当該平歯車43が回転することで、ラック41に沿って仕切りパネル搬送装置4が移動可能となる。
次に、仕切り装置について詳細に説明する。仕切り装置は、空間を仕切る仕切りパネル1と、上記レールR内に収容され上記仕切りパネル1を搬送する仕切りパネル搬送装置4と、主に仕切りパネル搬送装置4の動作を制御する制御部6と、を備えている。
そして、上記仕切りパネル1は、所定の厚みを有する板部材であり、所定箇所に配置されることで空間を仕切る壁として機能する。そして、仕切りパネル1は、図1に示すように、ほぼ部屋の天井Aから床面Bまでの高さを有しており、その上端には、仕切りパネル1自体を搬送する際に用いられるランナ2が、さらに上方に突出して連結している。このランナ2は、略円柱形状であり、上述したようにレールRのランナ用空間部R2に収容されている。このとき、ランナ2と仕切りパネル1本体を連結する連結部2aが、ランナ用空間部R2の下端面に形成された開口を挿通した状態となっている。
また、ランナ2の上端面には、後述するように仕切りパネル搬送装置4の把持部5に形成された送電部52に接触する端子にて形成された受電部21(ランナ側端子)が設けられている。そして、受電部21は、送電部52から供給される電力を受電し、当該受電部21に接続され仕切りパネル1本体内部に延びるパネル側配線L3に電力を流す。そして、パネル側配線L3から連結機構3や図示しない上下圧接装置に電力を供給する。なお、パネル側配線L3は、電力用配線と共に、制御信号用配線を有しており、制御信号用配線は、制御部6から出力された制御指令を上記把持部5の送電部52から受信し、連結機構3や上下圧接装置に伝送する。
また、仕切りパネル1は、当該仕切りパネル1の側面付近に、隣接して配置されるパネルと密接に連結するよう可動する連結機構3(連結手段)を備えている。そして、上記パネル側配線L3は、連結機構3を構成する駆動源であるモータ31(連結駆動手段)に接続されており、上述したよう仕切りパネル搬送装置4側から受電部21を介して受電した電力を、モータ31つまり連結機構3自体を駆動するための電力として、当該モータ31に供給する。
ここで、連結機構3の詳細な構成の一例を、図6乃至図7を参照して説明する。まず、連結機構3は、モータ31と、このモータ31にて回転駆動され、回転に伴い軸方向に端部が移動する送りネジ32と、を備えている。そして、この送りネジ32の先端には、所定の長さの連結レバー33の一端部が回転自在に連結されており、当該連結レバー33の他端部には、当該連結レバー33の長手方向に対して垂直に突出するフック34が形成されている。
そして、連結機構3は、仕切りパネル1の側面付近に装備されており、上記送りネジ32は、その軸方向が仕切りパネル1の側面に対して垂直方向に向いて配置されている。そして、送りネジ32の先端に連結された連結レバー33は、図7の符号33’に示すように、その長手方向が側面に接して位置して、つまり、送りネジ32の軸方向と垂直に位置して、配置される。
上記構成により、連結機構3は、モータ31が回転して送りネジ32の端部がモータ側つまり図7の矢印Y11方向に移動すると、回転自在に連結されている連結レバー33の一端部もモータ側つまり矢印Y11方向に引っ張られる。すると、連結レバー33は、一端部を中心に矢印Y12に示すよう回転して、図7の符号34’に示すようにフックが形成されている他端部が、仕切りパネル1の側面から飛び出す。そして、連結レバー33は、その長手方向が仕切りパネル1の側面と垂直つまり送りネジ32の軸方向の延長線上に位置すると、連結レバー33自体が仕切りパネル1の一部に接触して回転が係止される。すると、連結レバー33の他端部に形成されたフック34が下向きとなり、隣接する他の仕切りパネル100(隣接部材)の側面に形成された引っ掛け部102に引っかかる。
なお、上記引っ掛け部102は、例えば、図7に示すように、他の仕切りパネル100の側面に形成された内部側に凹んだ空間部101内のパネル側面側に形成され、上記フック34に引っかかることが可能なよう上方に突出した部分にて構成される。そして、さらにモータ31が回転して送りネジ32の端部をモータ側(図7の矢印Y11方向)に移動させることで、隣接する仕切りパネル100を、自パネル1の側面に密着するよう、図7の矢印Y13方向に引っ張ることができる。
なお、上記連結レバー33は、必ずしも他の仕切りパネル100と連結するために利用されることに限定されない。例えば、上述した引っ掛け部102が所定の壁に形成されている場合には、当該壁と自パネル1とを密着させるために用いることができる。
次に、仕切りパネル搬送装置4の構成について詳述する。ここで、図3Bは、上述したように図3Aに示す把持部5を取り除いた図である。図1、図3A、及び図3Bに示すように、レールR内に収容される仕切りパネル搬送装置4は、モータ42(図3B参照)と、このモータ42にて回転駆動される平歯車43と、を備えている(走行手段)。そして、平歯車43は、上述したようにレールR内に当該レールRに沿って設けられたラック41と螺合しており、平歯車43が回転駆動されると、当該平歯車43がラック41上を転がり、仕切り搬送装置4自体がレールRに沿って走行可能となる。
また、仕切りパネル搬送装置4は、その下方に、下端が開口し、上端が塞がれた略筒状の把持部5(保持手段)を備えており、当該把持部5は、レールR内の下部に形成されたランナ用空間部R2に位置している。そして、把持部5には支持軸51が連結しており、仕切りパネル搬送装置4自体に対して上下動可能に係合しており、把持部5を上下駆動する駆動手段(パネル保持切替手段)として、ソレノイド53を備えている。具体的に、ソレノイド53は、把持部5の上部2箇所に装備されており、ソレノイド53に電流を流してプル動作させることで把持部5を下方に移動させ、ソレノイド53への電流を遮断することで把持部5に連結したバネの力で当該把持部5を上方に移動させる。なお、把持部5を上下動させる駆動手段は、上述したソレノイド53で構成されていることに限定されない。
そして、上述したソレノイド53にて把持部5を上下動させることで、ランナ2の保持状態/非保持状態を切り替えることができる。例えば、図2の矢印Y1に示すように、把持部5をランナ2の上方から当該ランナ2に向かって下方に可動させることで、把持部5の開口側から当該把持部5の内部にランナ2の少なくとも一部が収容され、当該ランナ2を保持した状態となる。つまり、把持部5を開口側からランナ2に被せることで、把持部5にてランナ2を保持することができる。このような状態で図2の矢印Y2に示すように仕切りパネル搬送装置4をレールRに沿って移動することで、把持部5にて保持されたランナ2が連結された仕切りパネル1を搬送することができる。また、ランナ2を保持した状態から、把持部5をランナ2から離間するよう上方に可動させることで、当該ランナ2の保持状態を解除することができる。
また、把持部5の上面の内側(内上面)には、端子にて形成された送電部52(送電手段)が設けられており、把持部側配線L2が接続されている。この送電部52は、把持部5がランナ2を保持している状態のときに、当該ランナ2に装備された受電部21に接触する。そして、送電部52には、後述するように仕切りパネル搬送装置4に供給された電力が、上記把持部側配線L2を介して給電され、この電力を接触した受電部21つまり仕切りパネル1側に供給することができる。
なお、上記把持部側配線L2は、電力用配線と共に、制御信号用配線を有しており、この制御信号用配線は、上記制御部6からの配線L1と接続されている。これにより、制御部6からの制御指令や電力を、ランナ2に装備されたパネル側配線L3を介して仕切りパネル1に装備された連結機構3に伝送することができる。
また、仕切り装置は、上記仕切りパネル搬送装置4の動作を制御する制御部6を備えている。この制御部6は、図8に示すように、パネル制御用プログラムがCPUと言った演算装置に組み込まれることで構築された、搬送駆動制御部61と、パネル密着制御部62と、を備えている。また、制御部6は、フラッシュメモリなどの記憶装置内に構築されたパネル配置記憶部63を有する。
上記パネル配置記憶部63は、予め部屋の天井に設けられたレールRの形状およびレールR上の位置を記憶すると共に、このレールRの形状に従って配置される仕切りパネル1の配置パターンを記憶している。また、パネル配置記憶部63は、レールR上における各仕切りパネル1の現在の位置、具体的には、各仕切りパネル1に装備された各ランナ2の位置を記憶している。
そして、上記搬送駆動制御部61は、パネル配置記憶部63に記憶された現在の各仕切りパネル1の位置情報と、配置目的とする仕切りパネルの配置パターンと、に基づいて、各仕切りパネル1のランナ2を保持して当該仕切りパネル1が目的の位置に配置されるよう搬送する制御指令を、配線L1を介して仕切りパネル搬送装置4に送信する。なお、仕切りパネル1の位置は、レールR上のパネル配置位置に予め設置されたセンサ(図示せず)と、このセンサに近接した検出する仕切りパネル搬送装置4に設置された近接センサ54(図4参照)にて位置決めされる。
また、パネル密着制御部62は、仕切りパネルの配置パターンに従って目的の位置に搬送した仕切りパネル1と隣接する他の仕切りパネル100とを密着させるよう、搬送した仕切りパネル1に装備された連結機構3を可動させる制御指令を、配線L1を介して仕切りパネル搬送装置4に送信する。
なお、上述した制御部6が有する機能は、プログラマブルロジックコントローラで構成してもよい。
[動作]
次に、上記構成の仕切り装置の動作を説明する。まず、オペレータが、仕切りパネル1を予め設定された配置パターンに配置する指示を、制御部6に対して入力する。すると、制御部6は、記憶している現在の各仕切りパネル1の位置情報を読み出して、各仕切りパネル1の位置を把握する。そして、指示された配置パターンを読み出して、配置パターン上の各位置に各仕切りパネル1を配置する指令を、仕切りパネル搬送装置4に送信する。例えば、仕切りパネル(1a)を、レールR上の位置(Ra)に配置する、という指示を出すと共に、仕切りパネル(1a)の現在の位置情報を通知する。
そして、仕切りパネル搬送装置4は、配置指令を受けた仕切りパネル1の現在の位置つまりランナ2の位置に、把持部5が位置するようモータ42を駆動してレールR内を走行する。続いて、仕切りパネル搬送装置4は、ランナ2の上方に位置する把持部5を下方に移動するようソレノイド53で駆動し(図2の矢印Y1参照)、把持部5の下端の開口側からランナ2を覆って当該ランナ2を保持する(図2参照)。
続いて、仕切りパネル搬送装置4は、ランナ2を保持した把持部5と共に、当該ランナ2が連結された仕切りパネル1を目的の位置に移動するよう、モータ42を駆動してレールR内を走行する(図2の矢印Y2参照)。
そして、仕切りパネル搬送装置4が配置パターンに基づく目的の位置に仕切りパネル1を搬送すると、制御部6はこのことを認識し、続いて連結機構3を駆動して隣接する他の仕切りパネル100や壁と密着させる指令を、配線L1を介して出す。このとき、把持部5の送電部52とランナ2の受電部21とは接触しているため、上記制御部6からの連結機構3の駆動指令は、把持部側配線L2及びパネル側配線L3を介して連結機構3に伝達される。同時に、送電部52から受電部21に対して供給された電力は、パネル側配線L3を介して連結機構3に供給される。
そして、上記駆動指令と電力を受けた連結機構3は、モータ31を駆動して送りネジ32の端部を移動させることで(図7の矢印Y11参照)、連結レバー33を回転させる(図7の矢印Y12参照)。すると、連結レバー33の先端に位置するフック34が、隣接する他の仕切りパネル100の引っ掛け部102に引っ掛かる(図7参照)。その後さらに、モータ31を駆動して送りネジ32の端部を移動させることで(図7の矢印Y11参照)、連結レバー33を自パネル1側に引き寄せ、当該連結レバー33に引っ掛かっている他の仕切りパネル100と自パネル1とを密着させる。
その後、制御部6は、目的の仕切りパネル1の搬送が終了したことを認識し、次の仕切りパネル1を搬送するよう指令を出す。すると、仕切りパネル搬送装置4は、把持部5をランナ2から離間するようソレノイド53にて上方に可動して、ランナ2の保持状態を解除する。そして、仕切りパネル搬送装置4は、次に搬送する仕切りパネル1の位置に移動するよう走行し、上記動作を繰り返して、目的の配置パターンに全ての仕切りパネル1を配置する。
以上のように、本発明によると、各仕切りパネル1を、レール内を走行する仕切りパネル搬送装置4にて搬送するため、仕切りパネル1毎に駆動源を設ける必要がない。従って、仕切りパネル1を設置する設備自体の構成が簡素となり、製造コストの削減を図ることができる。例えば、最低1台の仕切りパネル搬送装置4を設置することで、複数の仕切りパネル1を搬送してそれぞれを所望の位置に配置することができる。
そして特に、把持部5を上下動させてランナを保持あるいは非保持とするよう構成しているため、仕切りパネル1の搬送を行うためにランナを保持する動作を迅速に行うことができ、仕切りパネル1の配置の高速化を図ることができる。また、簡易な構成で実現できるため、さらなるコスト削減を図ることができる。
さらに、仕切りパネル1のランナ2が仕切りパネル搬送装置4にて保持されているときに、仕切りパネル1は仕切りパネル搬送装置4から電力の供給を受けるよう構成しているため、各仕切りパネル1に駆動源を設けていない場合であっても、各仕切りパネル1は供給された電力を利用して、種々の構成を採ることができる。特に、仕切りパネル1の側面に隣接する他の隣接部材と密着するよう連結機構3を駆動するよう構成しているため、低コストにて仕切り装置の品質の向上を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、実施形態1で説明した仕切りパネル搬送装置、あるいは、仕切り装置の構成の概略を説明する。
本実施形態における仕切りパネル搬送装置は、
天井に設置された中空なレール内に収容され、空間を仕切る仕切りパネルを搬送する仕切り装置であり、
上記仕切りパネルの上端に連結し上記レール内に収容されたたランナを保持する保持手段と、
上記保持手段による上記ランナの保持状態/非保持状態を切り替えるよう上記保持手段を可動するパネル保持切替手段と、
上記レール内を仕切りパネル搬送装置自体が走行するよう駆動する走行手段と、
を備える。
上記構成の仕切りパネル搬送装置によると、まず、保持手段をパネル保持切替手段にて可動させて、搬送対象となっている仕切りパネルのランナをレール内で保持する。そして、仕切りパネルを保持した状態で、走行手段にて仕切りパネル搬送装置自体をレールに沿って走行させることで、仕切りパネルを所望の位置に搬送させることができる。また、仕切りパネルの搬送後には、保持手段をパネル保持切替手段にて可動させて、搬送した仕切りパネルのランナの保持状態を解除し、走行手段にて仕切りパネル搬送装置自体をレールに沿って走行させ、別の場所に移動する。例えば、次に搬送対象となる仕切りパネルがあれば、その仕切りパネルまで移動し、上述同様の動作にて搬送を行う。
以上のように、本発明では、各仕切りパネルを、レール内を走行する仕切りパネル搬送装置にて搬送するため、仕切りパネル毎に駆動源を設ける必要がない。従って、仕切りパネルを設置する設備自体の構成が簡素となり、製造コストの削減を図ることができる。例えば、最低1台の仕切りパネル搬送装置を設置することで、複数の仕切りパネルを搬送してそれぞれを所望の位置に配置することができる。
また、上記仕切りパネル搬送装置では、
上記パネル保持切替手段は、上記保持手段を上記ランナの上方から当該ランナに向かって下方に移動するよう可動することで当該ランナを上記保持手段にて保持した状態とし、上記保持手段にて上記ランナを保持した状態から上記保持手段を上記ランナから離間するよう上方に可動することで上記ランナの上記保持手段による保持状態を解除する、
という構成を採る。
また、上記仕切りパネル搬送装置では、
上記保持手段は、下端が開口した筒状体であり、当該筒状体の内部に上記ランナの少なくとも一部が収容されるよう当該筒状体を開口側から上記ランナに被せて当該ランナを保持する、
という構成を採る。
これにより、パネル保持切替手段にて保持手段を上下動させることで、当該保持手段にてランナを保持あるいは非保持とすることができる。従って、仕切りパネルの搬送を行うためにランナを保持する動作を迅速に行うことができ、仕切りパネルの配置の高速化を図ることができる。また、簡易な構成で実現できるため、さらなるコスト削減を図ることができる。
また、上記パネル搬送装置では、
上記保持手段は、上記ランナを保持している状態のときに当該ランナに設けられたランナ側端子に接触して、当該ランナ側端子に電力を供給する送電手段を備えた、
という構成を採る。
これにより、仕切りパネルのランナが仕切りパネル搬送装置にて保持されているときに、仕切りパネルはパネル搬送装置から電力の供給を受けることができる。従って、上述したように各仕切りパネルに駆動源を設けていない場合であっても、各仕切りパネルは供給された電力を利用して、種々の構成を採ることができる。その結果、低コストにて仕切りパネルの高機能化を図ることができる。
また、本発明の他の形態である仕切り装置は、
空間を仕切る仕切りパネルと、天井に設置された中空なレール内に収容され上記仕切りパネルを搬送する仕切りパネル搬送装置と、を備えている。
そして、上記仕切りパネルは、当該仕切りパネルの上端に連結し、上記レール内に収容されるランナを備え、
上記仕切りパネル搬送装置は、上記ランナを保持する保持手段と、上記保持手段による上記ランナの保持状態/非保持状態を切り替えるよう上記保持手段を可動するパネル保持切替手段と、上記レール内を仕切りパネル搬送装置自体が走行するよう駆動する走行手段と、を備えた、
という構成を採る。
また、上記仕切り装置では、
上記仕切りパネル搬送装置の上記保持手段は、上記ランナを保持状態のときに当該ランナに設けられたランナ側端子に接触して、当該ランナ側端子に電力を供給する送電手段を備え、
上記仕切りパネルは、当該仕切りパネルの側面側に隣接して位置する隣接部材と連結する連結手段と、上記仕切りパネル搬送装置から送電され上記ランナ側端子にて受電した電力を用いて上記仕切りパネルの側面が上記隣接部材に対して密着するよう上記連結手段を駆動する連結駆動手段と、を備えた、
という構成を採る。
また、上記仕切り装置は、
上記仕切りパネルの上記連結手段は、上記仕切りパネルの側面から突出して上記隣接部材に形成された引っ掛け部に引っ掛かるフックを備え、
上記仕切りパネルの上記連結駆動手段は、上記フックを上記仕切りパネル側に引っ張るよう駆動する、
という構成を採る。
これにより、仕切りパネル搬送装置にて仕切りパネルを所定の位置に配置する際に、仕切りパネルは電力の供給を受けて、当該仕切りパネルの側面に隣接する他の隣接部材と密着するよう連結手段を駆動することができる。例えば、フックにて隣接部材を引っ掛け、当該フックを引っ張るよう駆動することにより、仕切りパネルと隣接部材とが互いに近づくよう移動し、より確実に仕切りパネルを隣接部材に密着させることができる。その結果、各仕切りパネルに簡易な構成にて電力を供給して、仕切りパネルの隙間をなくすことができ、低コストにて仕切り装置の品質の向上を図ることができる。
本発明は、ホテルなどの広い空間を仕切る仕切りパネルを自動的に配置する装置として利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
1 パネル
2 ランナ
3 連結機構
4 パネル搬送装置
5 把持部
6 制御部
21 受電部
31 モータ
32 送りネジ
33 連結レバー
34 フック
41 ラック
42 モータ
43 平歯車
52 送電部
53 ソレノイド
54 近接センサ
61 搬送駆動制御部
62 パネル密着制御部
63 パネル配置記憶部
A 天井
B 床面
L1 配線
L2 把持部側配線
L3 パネル側配線
R レール
R1 搬送装置用空間部
R2 ランナ用空間部

Claims (6)

  1. 天井に設置された中空なレール内に収容され、空間を仕切る仕切りパネルを搬送する仕切りパネル搬送装置であって、
    前記仕切りパネルの上端に連結し前記レール内に収容されたたランナを保持する保持手段と、
    前記保持手段による前記ランナの保持状態/非保持状態を切り替えるよう前記保持手段を可動するパネル保持切替手段と、
    前記レール内を仕切りパネル搬送装置自体が走行するよう駆動する走行手段と、
    を備え、
    前記パネル保持切替手段は、前記保持手段を前記ランナの上方から当該ランナに向かって下方に移動するよう可動することで当該ランナを前記保持手段にて保持した状態とし、前記保持手段にて前記ランナを保持した状態から前記保持手段を前記ランナから離間するよう上方に可動することで前記ランナの前記保持手段による保持状態を解除する、
    仕切りパネル搬送装置。
  2. 請求項に記載の仕切りパネル搬送装置であって、
    前記保持手段は、下端が開口した筒状体であり、当該筒状体の内部に前記ランナの少なくとも一部が収容されるよう当該筒状体を開口側から前記ランナに被せて当該ランナを保持する、
    仕切りパネル搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の仕切りパネル搬送装置であって、
    前記保持手段は、前記ランナを保持している状態のときに当該ランナに設けられたランナ側端子に接触して、当該ランナ側端子に電力を供給する送電手段を備えた、
    仕切りパネル搬送装置。
  4. 空間を仕切る仕切りパネルと、天井に設置された中空なレール内に収容され前記仕切りパネルを搬送する仕切りパネル搬送装置と、を備えた仕切り装置であって、
    前記仕切りパネルは、当該仕切りパネルの上端に連結し、前記レール内に収容されるランナを備え、
    前記仕切りパネル搬送装置は、前記ランナを保持する保持手段と、前記保持手段による前記ランナの保持状態/非保持状態を切り替えるよう前記保持手段を可動するパネル保持切替手段と、前記レール内を仕切りパネル搬送装置自体が走行するよう駆動する走行手段と、を備え、
    前記パネル保持切替手段は、前記保持手段を前記ランナの上方から当該ランナに向かって下方に移動するよう可動することで当該ランナを前記保持手段にて保持した状態とし、前記保持手段にて前記ランナを保持した状態から前記保持手段を前記ランナから離間するよう上方に可動することで前記ランナの前記保持手段による保持状態を解除する、
    仕切り装置。
  5. 請求項に記載の仕切り装置であって、
    前記仕切りパネル搬送装置の前記保持手段は、前記ランナを保持状態のときに当該ランナに設けられたランナ側端子に接触して、当該ランナ側端子に電力を供給する送電手段を備え、
    前記仕切りパネルは、当該仕切りパネルの側面側に隣接して位置する隣接部材と連結する連結手段と、前記仕切りパネル搬送装置から送電され前記ランナ側端子にて受電した電力を用いて前記仕切りパネルの側面が前記隣接部材に対して密着するよう前記連結手段を駆動する連結駆動手段と、を備えた、
    仕切り装置。
  6. 請求項記載の仕切り装置であって、
    前記仕切りパネルの前記連結手段は、前記仕切りパネルの側面から突出して前記隣接部材に形成された引っ掛け部に引っ掛かるフックを備え、
    前記仕切りパネルの前記連結駆動手段は、前記フックが前記隣接部材に形成された引っ掛け部に引っ掛かった後に前記フックを前記仕切りパネル側に引っ張るよう駆動する、
    仕切り装置。
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