JP4996826B2 - 楕円振動切削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、楕円振動切削装置に関し、特に、縦振動を利用して工具刃先を楕円振動(円振動を含む)させながら切削を行なう楕円振動切削装置に関する。
機械加工技術は製造技術の根幹を支える最も基本的な加工技術の一つであり、近年の産業技術の発展に伴って更なる高度化が望まれている。このような要求に鑑み、楕円振動切削と呼ばれる新しい切削加工技術が提案されている(特開平7−68401号公報)。本加工技術を利用することにより従来技術では不可能であった様々な優れた切削加工が可能となることが確認されている。たとえば鉄系材料のダイヤモンド切削が可能となるため金型鋼の鏡面加工への応用や、硬脆材料の実用的な延性モード加工が可能となることからセラミックス材料などの超精密微細加工への応用が期待されている。
楕円振動切削を実用的に利用するためには、少なくとも2自由度以上の微小振動を組合わせて工具刃先に安定した楕円振動軌跡を発生させる装置が必要となる。また、効率よく微小振動を発生させるためには機械構造の共振を利用することが望ましく、同一周波数で多自由度の共振が可能な振動子の設計が必要となる。たとえば特開2000−52101号公報には、2自由度のたわみ振動を同時に発生させることにより、振動子の端部に取付けた工具刃先に楕円振動を発生可能な装置が開示されている。
特開平7−68401号公報 特開2000−52101号公報
しかし、上記の特開2000−52101号公報に記載の装置では、工具刃先と振動子のシャンク部との距離が近く、また振動子に2方向のたわみ振動を同時に発生させて工具刃先を楕円振動させるので工具刃先が振動子のシャンク部の近くを移動することとなり、加工形状によっては切削中に振動子が被削材と接触し易くなる。特に、溝加工を行なう場合には上記の振動子を被削材に対し傾けた状態で切削を行なう必要があり、切削中に振動子が被削材と干渉し易くなる。そのため、加工可能な形状に制約が大きいという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、加工可能な形状に対する制約を低減可能な楕円振動切削装置を提供することを目的とする。
本発明に係る楕円振動切削装置は、縦振動を利用して切削工具の刃先を楕円振動(円振動を含む)させながら切削を行なうものであって、第1方向の縦振動を発生する第1縦振動子と、第1方向と交差する第2方向の縦振動を発生する第2縦振動子と、第1縦振動子と第2縦振動子の先端部同士を連結する連結部材と、連結部材に取付けられた切削工具と、第1と第2縦振動子を駆動して切削工具の刃先を楕円振動させる駆動手段とを備える。
上記連結部材を介して一体化された第1と第2縦振動子(たとえばL形やV形等の形状の結合型振動体)は、第1と第2振動モード(たとえば縦振動モードと横振動モード)で振動する。この場合、第1と第2縦振動子の少なくとも一方に、上記第1と第2振動モードの一方の共振周波数を他方の共振周波数に近づけるスリットを設けてもよく、第1と第2振動モードの一方の共振周波数を他方の共振周波数に近づける質量部を設けてもよい。また、弾性率の異なる材料を第1と第2縦振動子の少なくとも一方に挿入してもよい。このように第1と第2縦振動子の断面形状を変化させたり、材質の変化を与えることで、共振周波数や振動モードを変化させることができる。
上記第1と第2縦振動子としては、圧電素子を有するランジュバン型振動子を採用可能であるが、ボルト締めランジュバン型振動子だけでなく、板状の圧電素子を側面に貼り付けた振動子であってもよい。また、連結部材の近傍に位置する第1と第2縦振動子の形状を、連結部材に近づくにつれて細幅となるテーパ形状とすることが好ましい。たとえばコニカルホーン形状、エクスポネンシャルホーン形状、ステップホーン形状とすることが考えられる。
本発明の楕円振動切削装置では、連結部材を介して第1と第2縦振動子が一体化されているので、駆動手段で第1と第2縦振動子を適切に駆動することにより、2種類の方向の振動モードで、一体化された第1と第2縦振動子を振動させることができる。この2種類の方向の振動モードの振動を重畳することにより、連結部材に取付けられた切削工具の刃先を楕円振動させることができる。このとき、切削工具は連結部材に取付けられているので第1と第2縦振動子のシャンク部から離れており、また第1と第2縦振動子の長手方向(軸方向)である第1と第2方向で規定される平面内で切削工具の刃先を楕円振動させることができるので、たわみ振動を利用した上記の切削装置の場合と比較して、切削工具の刃先を第1および第2縦振動子から離れる方向に駆動することもできる。それにより、切削中に振動子が被削材と干渉するのを回避することができ、加工可能な形状に対する制約を低減することができる。
以下、図1〜図12を用いて、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の1つの実施の形態における楕円振動切削装置1のシステム構成図である。
本実施の形態における楕円振動切削装置1は、縦振動を利用して切削工具6の刃先を楕円振動(円振動を含む)させながら切削を行なうものであって、切削工具6と、該切削工具6が装着される振動子と、被削材15に対して切削工具6に相対的な送り運動を与える送り機構と、振動子を駆動することで切削工具6を駆動する駆動装置7とを備える。
切削工具6としては、たとえばダイヤモンド工具を使用可能である。振動子としては、本実施の形態では複数の縦振動子を一体化した一体型振動子を使用する。図1の例では、圧電素子をボルトで締込んで挟んだランジュバン型の縦振動子2,3を、連結部材を介して一体化した一体型振動子を採用している。縦振動子2,3は、その長手方向に縦振動を発生させる振動子である。図1の例では、縦振動子2,3は互いに交差する方向に延在しているので、縦振動子2,3は互いに交差する2つの方向の縦振動をそれぞれ発生させることとなる。
連結部材5は、たとえば立方体や直方体形状のチタン合金などの金属で作製することができ、縦振動子2,3の先端部同士を連結する。この連結部材5に、切削工具6を取付ける。切削工具6は、連結部材5の表面にロウ材等を介して接合可能であるが、連結部材5の表面に凹部を設け、該凹部に切削工具6を取付けてもよい。図1の例では、連結部材5の表面において隣合う面に縦振動子2,3の先端部をそれぞれ接合し、縦振動子2,3の一方の先端部が接合される面と隣合う面に切削工具6を取付けている。
ここで、図2と図3を用いて、本実施の形態における振動子の構成について詳しく説明する。
図2に、図1の例における振動子の拡大図を示す。図2に示すように、縦振動子2は、連結部材5側に位置する前方側部16aと、連結部材5から離れた側に位置する後方側部17aと、前方側部16aと後方側部17aとの間に設置された平板状の圧電素子4a,4bとを有する。前方側部16aは、連結部材5に近づくにつれて幅が細くなるテーパ形状を有し、連結部材5と同じ材質で構成可能である。たとえば前方側部16aをコニカルホーン形状、エクスポネンシャルホーン形状、ステップホーン形状とすることが考えられる。圧電素子4a,4bは、電極板18a,18bを有し、ボルト19aなどの締結部材によって前方側部16aと後方側部17aとに固定される。前方側部16aと後方側部17aは同じ材質で構成可能であるが、図1および図2の例では、前方側部16aと後方側部17aを異なる材質で構成している。具体的には、前方側部16aをチタン合金で作製し、後方側部17aをアルミニウムで作製している。
縦振動子3も、縦振動子2と同様の構造を有しており、連結部材5側に位置する前方側部16bと、連結部材5から離れた側に位置する後方側部17bと、前方側部16bと後方側部17bとの間に設置された平板状の圧電素子4c,4dとを有する。前方側部16bは、連結部材5に近づくにつれて幅が細くなるテーパ形状を有し、連結部材5と同じ材質で構成される。たとえば前方側部16bをコニカルホーン形状、エクスポネンシャルホーン形状、ステップホーン形状とすることが考えられる。圧電素子4c,4dは、電極板18c,18dを有し、ボルト19bなどの締結部材によって前方側部16bと後方側部17bとに固定される。前方側部16bと後方側部17bも同じ材質で構成可能であるが、図1および図2の例では、前方側部16bと後方側部17bを異なる材質で構成している。具体的には、前方側部16bをチタン合金で作製し、後方側部17bをアルミニウムで作製している。
図2の例では、縦振動子2,3を互いに直交する方向に延在させてL形の一体型振動子を作製しているが、図3に示すように縦振動子2,3の中心間のなす角度θを90度および180度以外の任意の角度にしてV形の一体型振動子を作製してもよい。縦振動子2,3間の角度θは、鋭角と鈍角のいずれでもよい。
再び図1を参照して、駆動装置7は、信号発信器8,9と、増幅器10,11とを備える。信号発信器8は、増幅器10を介して縦振動子3と電気的に接続され、信号発信器9は、増幅器11を介して縦振動子2と電気的に接続される。そして、信号発信器8,9から縦振動子2,3に所定の電圧を入力する。たとえば図1に示すように、90度あるいはその付近の位相差で縦振動子2,3に電圧を入力する。それにより、切削工具6を楕円振動させることができ、切削工具6の刃先を軌跡14に従って楕円振動させることができる。このように切削工具6の刃先を楕円振動させながら、送り機構によって被削材15に対して切削工具6に相対的な送り運動を与えることで被削材15を切削することができる。
次に、図4〜図6を用いて、本実施の形態における一体型振動子の動作について説明する。図4〜図6は、本実施の形態における一体型振動子の各振動モードを説明するための模式図である。
図4に示すように、縦振動子2,3を互いに交差する方向に延在させて一体化した結合振動体は、縦方向(縦振動子2,3間の角度を2等分する中心線が延びる中間方向)と、該縦方向と直交する横方向に共振を持っており、それぞれの共振方向を、本願明細書では「縦振動モード」および「横振動モード」と称する。
縦振動子2,3の圧電素子4a〜4dに同じ位相の電圧を印加すると、縦振動子2,3の結合先端部が図5(a),(b)に示すように縦方向に振動する。これが縦振動モードの振動である。他方、縦振動子2の圧電素子4a,4bと縦振動子3の圧電素子4c,4dとに逆位相の電圧を印加すると、縦振動子2,3の結合先端部が図6(a),(b)に示すように横方向に振動する。これが横振動モードの振動である。
上記の縦振動モードの振動と横振動モードの振動とを重畳することにより、連結部材5とともに切削工具6を楕円振動させることができ、楕円振動切削を行なうことができる。かかる楕円振動切削を行なうには、縦振動モードと横振動モードの共振周波数が一致するか、あるいは近い値であることが必要である。ところが、縦振動子2,3を含む結合振動体の構造等では各振動モードの共振周波数のずれ量が大きくなることが多い。
そこで、本願発明者等は、各振動モードの共振周波数を制御する手法について検討し、各振動モードの共振周波数を互いに近づけるように制御可能な手法を知得した。具体的には、縦振動子2,3のバネ剛性を適切に調節したり、共振周波数制御用の質量部を設けるなどして縦振動子2,3の質量分布を適切に調節することで、共振周波数を制御することが可能となる。
以下には、縦振動子2,3のバネ剛性を調節することで一方の振動モードの共振周波数が他方の振動モードの共振周波数に近づくように共振周波数を調節することが可能となる手法の一例について説明する。なお、縦振動子2,3の質量分布を調節するには、溶接などによって縦振動子2,3の適切な位置に質量を付加することで質量部を設ければよい。
本願発明者等が、有限要素解析ソフトにより縦振動子2,3に生じる歪分布を解析したところ、縦振動モードと横振動モードとで縦振動子2,3に生じる歪分布が異なり、縦振動モードと横振動モードとで歪の差が大きい箇所が存在することが判明した。そこで、縦振動モードと横振動モードとで歪の差が大きくなる箇所のバネ剛性を低下させる。それにより、歪の値が大きい側の振動モードの共振周波数を低下させることができる。このとき、歪の値が小さい側の振動モードの共振周波数はあまり変化しないので、歪の値が大きい側の振動モードの共振周波数を、歪の値が小さい側の振動モードの共振周波数に近づけることができる。これは、このような連続体の振動においては、歪が大きく振動が小さい箇所におけるバネ剛性を選択的に低下させることで、共振周波数を低下させる効果が得られることに起因する。逆に、歪の小さい箇所では振動が大きくなるためバネ剛性が減少しても、同時に質量変化の影響も受けやすくなり、結果的に共振周波数はあまり変化しないか逆に増加することもある。逆に、歪が小さく振動が多い箇所において質量を減少させる場合には、共振周波数は増加し、質量を付加した場合には共振周波数は減少する。
たとえば縦振動モードの共振周波数が横振動モードの共振周波数よりも高い場合には、縦振動モードの共振周波数を低下させて横振動モードの共振周波数に近づければよい。図5(a),(b)に示す縦振動モードでは縦振動子2,3の領域12,13内において大きな歪が発生する一方で、図6(a),(b)に示す横振動モードでは縦振動子2,3の領域12,13内において小さい歪しか発生しないことから、領域12,13内に位置する縦振動子2,3のバネ剛性を低下させることで、縦振動モードの共振周波数を低下させて横振動モードの共振周波数に近づけることができる。
縦振動子2,3のバネ剛性を低下させる一手法として、縦振動子2,3に凹部やスリットを設けたり、その箇所のみを低弾性率の材料に置き換えるなどの手法が考えられる。そこで、図7の例では、上記の領域12,13内に位置する縦振動子2,3の後方側部にスリット20,21を設けている。図8に、領域12の拡大図を示す。図8に示すように、スリット20は、圧電素子4aから距離Lだけ離れた位置に設けられ、深さDはたとえば2〜6mm程度、幅Wはたとえば1mm〜10mm程度である。なお、スリット21も、スリット20と同様の位置に設けられ、同様の深さDおよび幅Wを有する。
上記のようにスリット20,21を設けることにより、縦振動モードにおける縦振動子2,3のバネ剛性を低下させることができ、図9に示すように、縦振動モードの共振周波数を低下させることができる。図9の結果より、スリット20,21の深さDが深くなるほど共振周波数低減効果は顕著となることが判る。具体的には、スリット20,21の深さDを3mm以上とすることで、効果的に共振周波数を低減できるものと推察される。それに対し、横振動モードについてはスリット20,21の有無に関係なく共振周波数はほぼ一定である。なお、図9のデータは圧電素子4a,4cからの距離Lを5mmとしている。
本願発明者等は、スリット20,21の深さDの変化が工具の楕円振動軌道にどのように影響するかについても実験を行なったところ、図10に示す結果が得られた。
図10に示すように、スリット20,21を設けることで楕円振動軌跡における工具の振幅が大きくなっていることが判る。これは、縦振動モードと横振動モードの共振周波数を近づけることができた結果であると推察される。このように縦振動モードと横振動モードの共振周波数を近づけることで、大きな振幅が得られ、効率的に切削を行なうことができる。
各振動モードの共振周波数は、完全に一致させることが好ましいが、実際の装置において各振動モードの共振周波数を完全に一致させることは極めて困難である。したがって、各振動モードの共振周波数を近い値にすることが望まれるが、そのためには各振動モードの共振周波数における振幅の0.1倍以上の振幅が得られる周波数範囲同士となるように各振動モードの共振周波数を調整すればよい。それにより、所望の振幅が得られ、効率的な切削を行なうことができる。なお、充分な振幅拡大率を実現するために、各振動モードの共振周波数における振幅の0.7倍以上程度(1/√2倍以上)の振幅が得られる周波数範囲同士となるように各振動モードの共振周波数を調整することが好ましい。
次に、本願発明者等は、圧電素子4a,4cからのスリット20,21の距離Lと、スリット20,21の深さDとが各振動モードの共振周波数にどのように影響するかについて実験を行なったので、その結果について図11と図12を用いて説明する。
図11に示すように、スリット20,21の位置が圧電素子4a,4cに近いほど、またスリット20,21の深さDが深いほど縦振動モードの共振周波数が小さくなることが判る。具体的には、圧電素子4a,4cからの距離Lが3mm以上10mm以下程度の位置に、深さDが2mm以上6mm以下程度のスリット20,21を設けることで共振周波数の低減効果を期待できる。これに対し、横振動モードの場合は、スリット20,21の位置や深さDを変化させても共振周波数の低減効果はほとんど得られないことがわかる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変形が含まれる。
本発明は、縦振動を利用して工具刃先を楕円振動(円振動を含む)させながら切削を行なう楕円振動切削装置に適用される。
本発明の1つの実施の形態における楕円振動切削装置のシステム構成図である。 図1に示す一体型振動子の拡大図である。 図2の一体型振動子の変形例を示す図である。 縦振動モードと横振動モードを説明するための一体型振動子の模式図である。 (a),(b)は、縦振動モードにおける一体型振動子の変形状態を示す模式図である。 (a),(b)は、横振動モードにおける一体型振動子の変形状態を示す模式図である。 縦振動子にスリットを設けた場合を示す図である。 図7の領域12内の部分拡大図である。 スリットの深さと、縦振動モードおよび横振動モードの共振周波数との関係を示す図である。 スリットの深さと、印加電圧および楕円振動の振幅との関係を示す図である。 スリットの位置および深さと、縦振動モードの共振周波数との関係を示す図である。 スリットの位置および深さと、横振動モードの共振周波数との関係を示す図である。
符号の説明
1 楕円振動切削装置、2,3 縦振動子、4a〜4d 圧電素子、5 連結部材、6 切削工具、7 駆動装置、8,9 信号発信器、10,11 増幅器、12,13 領域、14 軌跡、15 被削材、16a,16b 前方側部、17a,17b 後方側部、18a〜18d 電極板、19a,19b ボルト、20,21 スリット。

Claims (4)

  1. 被削材の表面に対し斜め方向に配置され、第1方向の縦振動を発生する第1縦振動子と、
    前記被削材の表面に対し斜め方向に配置され、前記第1方向と交差する第2方向の縦振動を発生する第2縦振動子と、
    前記第1縦振動子と前記第2縦振動子の先端部同士を連結する連結部材と、
    前記連結部材に取付けられた切削工具と、
    前記第1と第2縦振動子を駆動して前記切削工具の刃先を楕円振動させる駆動手段と、
    を備え、
    前記連結部材を介して一体化された前記第1および第2縦振動子は、第1と第2振動モードで振動し、前記第1振動モードは、前記第1と第2縦振動子間の角度を2等分する中心線が延びる中間方向に沿う振動であり、前記第2振動モードは、前記中間方向と直交する方向に沿う振動であり、該第1および第2振動モードの共振周波数のうち、少なくとも一方の共振周波数を他方の共振周波数に近づけるように調整することを特徴とする、楕円振動切削装置。
  2. 前記第1と第2縦振動子の少なくとも一方に、前記第1と第2振動モードの一方の共振周波数を他方の共振周波数に近づけるスリットを設けた、請求項1に記載の楕円振動切削装置。
  3. 前記第1と第2縦振動子の少なくとも一方に、前記第1と第2振動モードの一方の共振周波数を他方の共振周波数に近づける質量部を設けた、請求項1に記載の楕円振動切削装置。
  4. 前記第1と第2縦振動子は圧電素子を有するランジュバン型振動子であり、
    前記連結部材の近傍に位置する前記第1と第2縦振動子の形状を、前記連結部材に近づくにつれて細幅となるテーパ形状とした、請求項1から請求項3のいずれかに記載の楕円振動切削装置。
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