JP4996140B2 - 雪上滑走具 - Google Patents

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Description

本発明は、雪面などを滑走可能な雪上滑走具に関するものであって、特に、雪上滑走具に設けられるフレームに関するものである。
近年、雪上でのスポーツまたはレジャー用具として、雪上自転車と呼ばれる滑走具が注目されている。この雪上滑走具は、概略的には、前後に配置された2枚のボード、および、該ボードとハンドル部とを連結するフレームにより構成されている。プレーヤは、前方を向いてフレームに跨りボード上に立った状態で乗り、ハンドル部で進行方向を制御しながらゲレンデ等の雪斜面を滑走することができる。
プレーヤは、このような雪上滑走具でゲレンデを滑走する際、ゲレンデのギャップによってジャンプすることがある。さらには、プレーヤはトリッキーな滑りを楽しんだり、競技を行う際に意図的にジャンプしたりすることもある。この場合、従来の雪上滑走具は直線的なシンプルな構造であり、タイヤやサスペンションに相当する衝撃を吸収する機能がないため、着地時の衝撃がプレーヤの手首や足に直接作用することになる。図13(a)は従来の雪上滑走具の概略構成を示す側面図であり、図13(b)は該雪上滑走具の正面図であり、図13(c)は該雪上滑走具の平面図である。図13に示すように、従来の雪上滑走具100には、雪面からの衝撃を吸収できる部材がなく、また、メインフレーム140が前ボード110および後ボード120に直線的に連結されているため、雪面からメインフレーム140に伝達された衝撃力(図13(a)中の矢印方向)が、プレーヤに直接伝わる。そのため、操作性および安全性に劣り、プレーヤは、安定した滑走ができない。
そこで、雪面からの衝撃力を吸収して、プレーヤに伝わる力を軽減できる雪上滑走具が特許文献1に開示されている。図14は、特許文献1の雪上滑走具200の概略構成を示す斜視図である。雪上滑走具200には、フロントボード201とハンドル部202とを連結するフレーム203にショックアブゾーバ204が設けられている。これにより、雪面から伝わる衝撃力を吸収することができるため、プレーヤは安定した滑走が可能となる。
特開2005−34621号公報(2005年2月10日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、衝撃吸収装置が別途必要となるため、雪上滑走具の構造が複雑になり、重量が重くなるという問題点がある。また、衝撃吸収装置を備えていない雪上滑走具と比較してコストが高くなるという問題点もある。
レジャー用具としては、手軽に持ち運びできること、および安価であることは重要な要素であるため、構造はシンプルであることが望ましい。そのため、上記の問題点は、雪上滑走装置が冬のレジャー、競技として普及する際の1つの障害になっている。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成によって、雪面からの衝撃力を吸収できる、安価で操作性に優れた雪上滑走具を提供することである。
本発明の雪上滑走具は、上記課題を解決するために、雪上を滑走するための前ボードおよび後ボードと、ハンドル部を有するステアリング部と、上記前ボードの上面および上記後ボードの上面に下端が固定され、かつ上端に上記ステアリング部が固定されるメインフレームとを備える雪上滑走具において、上記メインフレームは、上記前ボードから斜め後方上方に立ち上がる前方支柱と、該前方支柱および上記ステアリング部の間に介在して両者を連結する前方フレームとを含み、前後方向に直交する横方向から見た平面内において、上記前方支柱における中心軸線と上記前方フレームにおける中心軸線とが、同一直線上に存在しないことを特徴としている。
上記の構成によれば、前後方向に直交する横方向から見た平面内において、上記前ボードから斜め後方上方に立ち上がる上記前方支柱における中心軸線と、該前方支柱および上記ステアリング部の間に介在して両者を連結する上記前方フレームにおける中心軸線とが、同一直線上に存在しない。すなわち、前方支柱と前方フレームとは、前後方向に直交する横方向から見た平面内において、それぞれの中心軸がずれている、いわゆるオフセット構造となっている。
この点、従来の雪上滑走具では、前方支柱の中心軸線と前方フレームの中心軸線とが同一直線上に位置する構成である。そのため、前方支柱が前ボードを介して雪面から受ける衝撃力は、軽減されることなく、そのままステアリング部に伝達される。これにより、ハンドル部を握るプレーヤの手首には、前ボードから前方支柱に伝達された力がそのまま加わることになる。したがって、操作性および安全性に劣り、プレーヤは、安定した滑走ができない。
また、衝撃を吸収する装置を別途備える雪上滑走具では、雪面からの衝撃力を吸収することはできるが、構造が複雑化し、重量の増大およびコスト高という問題が生じる。
これに対して、本発明の雪上滑走具では、上記のとおり、オフセット構造を有しているため、前方支柱が前ボードを介して雪面から受ける衝撃力の一部は、前方支柱の中心軸の延長線方向に逃げることになる。そのため、前方フレームには、上記衝撃力が軽減された力が伝達される。したがって、従来の雪上滑走具と比較して、プレーヤの手首に加わる力を軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性を向上させることができる。
また、前方支柱の中心軸と前方フレームの中心軸とをずらすという簡易な構成であるため、衝撃吸収機能を備える雪上滑走具を安価に提供することが可能となる。
また、本発明の雪上滑走具は、上記記載の雪上滑走具において、上記前方フレームの上記前ボードに対する角度は、64度から70度の範囲で設定されると共に、上記前方支柱の上記前ボードに対する角度は、44度から70度の範囲で設定されることが好ましい。
これにより、雪上滑走具におけるプレーヤの居住性を確保できると共に、前方支柱および前方フレームをオフセット構造として、雪面からプレーヤに伝達される衝撃力を軽減することができる。そのため、雪上滑走具の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
また、本発明の雪上滑走具は、上記記載の雪上滑走具において、上記前方支柱は、弾性を有することことが好ましい。
上記の構成によれば、上記前方支柱は、弾性を有しているため、雪面から前ボードを介して伝達される衝撃力によって、上記前方支柱は弾性変形することになる。そのため、上記衝撃力は、弾性変形により吸収されるため、ステアリング部に伝達される衝撃力をさらに軽減することができる。したがって、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
また、本発明の雪上滑走具は、上記記載の雪上滑走具において、上記メインフレームは、上記前方フレームと上記後ボードとの間に介在して両者を連結する後方フレームをさらに含み、上記後方フレームは、湾曲部を含むと共に弾性を有することが好ましい。
上記の構成によれば、上記後方フレームは、湾曲部を含むと共に弾性を有している。これにより、雪面から前ボードおよび後ボードを介して後方フレームに伝達される衝撃力によって、後方フレームは上記湾曲部において撓みが生じることになる。そのため、後方フレームに伝達される衝撃力は、上記湾曲部における弾性変形により吸収される。したがって、ステアリング部に伝達される衝撃力をさらに軽減することができるため、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
本発明の雪上滑走具は、上記課題を解決するために、雪上を滑走するための前ボードおよび後ボードと、ハンドル部を有するステアリング部と、上記前ボードの上面および上記後ボードの上面に下端が固定され、かつ上端に上記ステアリング部が固定されるメインフレームとを備える雪上滑走具において、上記メインフレームは、上記前ボードから上記ステアリング部方向に斜め後方上方に立ち上がる前方支柱を含み、上記前方支柱は、湾曲部を有することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記前ボードから上記ステアリング部方向に斜め後方上方に立ち上がる前方支柱は、湾曲部を有している。
ここで、従来の雪上滑走具では、前後方向に直交する横方向から見た平面内において、前方支柱の中心軸線と前方フレームの中心軸線とが同一直線上に位置する構成である。そのため、前方支柱が前ボードを介して雪面から受ける衝撃力は、軽減されることなく、そのままステアリング部に伝達される。これにより、ハンドル部を握るプレーヤの手首には、前ボードから前方支柱に伝達された力がそのまま加わることになる。したがって、操作性および安全性に劣り、プレーヤは、安定した滑走ができない。
また、衝撃を吸収する装置を別途備える雪上滑走具では、雪面からの衝撃力を吸収することはできるが、構造が複雑化し、重量の増大およびコスト高という問題が生じる。
これに対して、本発明の雪上滑走具では、上記の通り、前方支柱が湾曲部を有しているため、前方支柱が前ボードを介して雪面から受ける衝撃力の一部は、前方支柱の湾曲部で分散されることになる。そのため、前方フレームには、上記衝撃力が軽減された力が伝達される。したがって、従来の雪上滑走具と比較して、プレーヤの手首に加わる力を軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性を向上させることができる。
また、前方支柱に湾曲部を設けるという簡易な構成であるため、衝撃吸収機能を備える雪上滑走具を安価に提供することが可能となる。
また、本発明の雪上滑走具は、上記記載の雪上滑走具において、上記前方支柱は、弾性を有することが好ましい。
上記の構成によれば、上記前方支柱は、弾性を有しているため、雪面から前ボードを介して伝達される衝撃力によって、上記前方支柱は上記湾曲部において弾性変形することになる。そのため、上記衝撃力は、上記弾性変形により吸収されるため、ステアリング部に伝達される衝撃力をさらに軽減することができる。したがって、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
また、本発明の雪上滑走具は、上記記載の雪上滑走具において、上記メインフレームは、上記前方支柱と上記後ボードとの間に介在して両者を連結する後方フレームをさらに含み、上記後方フレームは、湾曲部を含むと共に弾性を有することが好ましい。
上記の構成によれば、上記後方フレームは、湾曲部を含むと共に弾性を有している。これにより、雪面から前ボードおよび後ボードを介して後方フレームに伝達される衝撃力によって、後方フレームは上記湾曲部において撓みが生じることになる。そのため、後方フレームに伝達される衝撃力は、上記湾曲部おける弾性変形により吸収される。したがって、ステアリング部に伝達される衝撃力をさらに軽減することができるため、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
本発明の雪上滑走具は、上記課題を解決するために、雪上を滑走するための前ボードおよび後ボードと、ハンドル部を有するステアリング部と、上記前ボードの上面および上記後ボードの上面に下端が固定され、かつ上端に上記ステアリング部が固定されるメインフレームとを備える雪上滑走具において、上記メインフレームは、上記前ボードと上記ステアリング部の間に介在して両者を連結する前方フレームと、該前方フレームと上記後ボードとの間に介在して両者を連結する後方フレームとを含み、上記後方フレームは、湾曲部を有することを特徴としている。
上記の構成によれば、上記前ボードと上記ステアリング部の間に介在して両者を連結する前方フレームと、該前方フレームと上記後ボードとの間に介在して両者を連結する後方フレームは、湾曲部を有している。
ここで、従来の雪上滑走具では、後方フレームが直線形状であるため、雪面から前ボードおよび後ボードを介して後方フレームに伝達される衝撃力は、軽減されることなく、そのままステアリング部に伝達される。そのため、ハンドル部を握るプレーヤの手首には、後ボードから後方フレームに伝達された力がそのまま加わることになる。したがって、操作性および安全性に劣り、プレーヤは、安定した滑走ができない。
また、衝撃を吸収する装置を別途備える雪上滑走具では、雪面からの衝撃力を吸収することはできるが、構造が複雑化し、重量の増大およびコスト高という問題が生じる。
これに対して、本発明の雪上滑走具では、上記の通り、後方フレームが湾曲部を有しているため、後方フレームが雪面から受ける衝撃力の一部は、後方フレームの湾曲部で分散されることになる。そのため、後方フレームには、上記衝撃力が軽減された力が伝達される。したがって、従来の雪上滑走具と比較して、プレーヤの手首に加わる力を軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性を向上させることができる。
また、後方フレームに湾曲部を設けるという簡易な構成であるため、衝撃吸収機能を備える雪上滑走具を安価に提供することが可能となる。
また、本発明の雪上滑走具は、上記記載の雪上滑走具において、上記後方フレームは、弾性を有することが好ましい。
上記の構成によれば、上記後方フレームは、弾性を有しているため、雪面から伝達される衝撃力によって、上記後方フレームは上記湾曲部において弾性変形することになる。そのため、上記衝撃力は、上記弾性変形により吸収されるため、ステアリング部に伝達される衝撃力をさらに軽減することができる。したがって、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
本発明の雪上滑走具は、以上のように、前後方向に直交する横方向から見た平面内において、上記前方支柱における中心軸線と上記前方フレームにおける中心軸線とが、同一直線上に存在しない構成である。
また、本発明の雪上滑走具は、以上のように、上記前方支柱が湾曲部を有する構成である。
さらに、本発明の雪上滑走具は、以上のように、上記後方フレームが湾曲部を有する構成である。
これにより、簡易な構成によって、雪面からの衝撃力を吸収することができる。したがって、安価で操作性に優れた雪上滑走具を提供することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態1について、図1から図6を用いて説明すると以下のとおりである。なお、本実施の形態および後述する各実施の形態で用いる図面においては、雪上滑走具における滑走方向側を前方とし、滑走方向に平行する方向をX方向、雪面に対して直交する方向をZ方向、X−Z平面に直交する方向をY方向(横方向)と仮定する。また、本実施の形態において定義する用語については、特に断らない限り、後述する他の実施の形態においてもその定義に則って用いるものとする。
図1(a)は本発明の実施の形態1における雪上滑走具の概略構成を示す側面図であり、図1(b)は該雪上滑走具の正面図であり、図1(c)は該雪上滑走具の平面図である。
本実施の形態における雪上滑走具10は、概略的には、雪上滑走面を形成する前ボード1および後ボード2と、プレーヤの操縦により前ボード1を回転させるためのステアリング部3と、上記前ボード1および後ボード2と上記ステアリング部3とを連結するメインフレーム4とを備えている。
ここで、雪上滑走具10を構成する上記各部材について以下に説明する。
前ボード1および後ボード2は、その前後端部が上方(Z方向)に湾曲し、その中央部のみが雪面と接する構造となっている。また、前ボード1および後ボード2の下面側縁部は、程度に差はあれ氷雪上になっている滑走面に対する摩擦や、特に旋回滑走の場合における静止摩擦から保護するため、および旋回中にいわゆるエッジをよく効かせる状態とするため、鋭い金属レール、いわゆるエッジ材料で補強することが好ましい。なお、前ボード1および後ボード2は、木材、金属、ファイバーグラスやカーボンファイバーなどを合成樹脂で積層した、従来のスノーボード構成材料で構成されている。
ステアリング部3は、ハンドル部31と、前ボード1に向かって下方に延びるハンドル軸(図示せず)とにより構成されており、自転車のハンドルと同等の機能を有するものである。そのため、プレーヤは、ハンドル部31を操縦することにより、前ボード1の方向を変えることができる構成となっている。
メインフレーム4は、前ボード1から立ち上がる前方支柱41と、前方支柱41およびステアリング部3の間に介在して両者を連結する前方フレーム42と、前方フレーム42の下端から後ボード2に向かって二股状に延びると共に、該後ボード2の側縁に沿って後方に延びて該後ボード2上にネジ等により固定されるフレーム延長部43と、上記前方フレーム42の上端から後ボード2に向かって延びる後方フレーム44とを備えている。上記前方フレーム42、フレーム延長部43および後方フレーム44は、溶接またはネジ等により一体型に形成されている。なお、プレーヤによるステアリング部3の操作により前ボード1を回転自在とするために、ステアリング部3のハンドル軸が、パイプ状の前方フレーム42内部を貫通して、前方支柱41に連結されている。
次に、メインフレーム4を構成する上記各部材について詳細に説明する。
前方支柱41は、プレーヤの身長等を考慮して所定長さ斜め後方上方に延びており、その下端において、前ボード1に固定されるアンダープレート5に溶接またはネジ等で固定されている。なお、アンダープレート5は、前ボード1との間の距離を保持するブロック6を介して、前ボード1上面の平面領域にネジ等により固定される。前方支柱41の形状は、図1(b)および(c)に示すように、フォーク状であって、ステアリング部3のハンドル軸に連結される連結部からアンダープレート5に向かって二股状に延びている。なお、前方支柱41は、軽量化を考慮すると、その内部が中空のパイプ状であることが好ましい。また、前方支柱41の上部は、前方フレーム42の内部を貫通し、前方フレーム42の上下端において、ボールベアリング等を介して、ステアリング部3のハンドル軸に連結されている。これにより、前ボード1は、プレーヤの操作によるハンドル部31の回転動作に伴って回動自在となっている。なお、前方支柱41の詳細な形状については後述する。
前方フレーム42は、上述のように、中空のパイプ状であり、その内部においてステアリング部3のハンドル軸と前方支柱41とが回転自在に連結されている。そして、ステアリング部3と前ボード1との回転を自在とするために、ステアリング部3および前方支柱41と、前方フレーム42との間には、前方フレーム42における上端および下端において、それぞれボールベアリング等が介在している。
後方フレーム44は、プレーヤの両脚で挟まれ、旋回時に、旋回の内側のエッジに体重を掛けやすくし、旋回を容易にする機能を有している。
フレーム延長部43は、上記後ボード2の側縁に沿って後方に延び、後ボード2との間の距離を保持するブロック6を介して、後ボード2上面の平面領域にネジ等により固定されている。また、フレーム延長部43には、プレーヤが足を乗せる足支持板7が配置されている。この足支持板7は、本体が剛性の矩形金属板で構成されており、その両側部のほぼ全長で上記フレーム延長部43の側部に溶接またはネジ等により固定されていることが好ましい。また、この足支持板7は、その両側前方部および後方部の少なくとも4ヶ所で後ボード2にネジ等で固定され、後ボード2に一体にされていることが好ましい。上記フレーム延長部43と足支持板7とは予め固定しておき、これを後ボード2にネジ等で固定することが好ましい。なお、上記足支持板7は、その足乗せ表面である上面にゴム等が敷設され滑り防止が施されていることが望ましい。また、上記足支持板728あるいはフレーム延長部43の前方部分には、両足を横方向に揃えて緩やかに保持する、サンダルのベルト状の足保持ストラップ8が取り付けられている。
以上説明した雪上滑走具10において、プレーヤは、両足を揃えた状態で上記足支持板7に乗り、ハンドル部31を操作して雪上を滑走する。これにより、プレーヤは、前向きの姿勢で進行方向に体を向けて滑走することができるようになり、また、ハンドル部31を握って操作することにより、上半身のバランスを容易に確保すると共に旋回動作が容易となる。
ここで、前方支柱41の形状について図2を用いて以下に説明する。図2(a)は、従来の雪上滑走具100における前方支柱および前方フレームの概略構成を示す側面図であり、図2(b)は本実施の形態における雪上滑走具10の前方支柱41および前方フレーム42の概略構成を示す側面図である。
従来の雪上滑走具100は、図2(a)および図13(a)に示すように、雪上滑走具100を側面(Y方向)から見たX−Z平面において、前方支柱141の中心軸線と前方フレーム142の中心軸線とが同一直線上に位置する構成であるため、前方支柱141が前ボード110を介して雪面から受ける衝撃力(図中の斜め後方矢印方向)は、軽減されることなく、そのままステアリング部130に伝達される。そのため、ハンドル部131を握るプレーヤの手首には、前ボード110から前方支柱141に伝達された力がそのまま加わることになる。したがって、操作性および安全性に劣り、プレーヤは、安定した滑走ができない。
また、図14に示す従来の雪上滑走具200では、ショックアブゾーバ204が設けられているため、上記雪面からの衝撃力を吸収することができる。しかしながら、雪上滑走具に衝撃吸収装置を別途備える必要があるため構造が複雑化し、重量増およびコスト高という問題点がある。
これに対して、本実施の形態における雪上滑走具10では、図2(b)に示すように、Y方向から見たX−Z平面において、前方支柱41を前方フレーム42からオフセットさせた構成(オフセット構造)、つまり、前方支柱41の中心軸線と前方フレーム42の中心軸線とが同一直線上に存在しない構成である。そのため、前方支柱41が前ボード1を介して雪面から受ける衝撃力の一部は、前方支柱41の中心軸の延長線方向に逃げることになる。そのため、前方フレーム42には、上記衝撃力が軽減された力が伝達される。したがって、従来の雪上滑走具と比較して、プレーヤの手首に加わる力を軽減することができる。これにより、操作性および滑走安定性を向上させることができる。
このように、本実施の形態における雪上滑走具10によれば、メインフレーム4の一部(前方フレーム42)の形状を従来のメインフレームとは異なる形状とすることにより、上記の効果を奏することができる。したがって、簡易な構成によって、コストを低減すると共に、雪面からの衝撃力を吸収できる、操作性に優れた雪上滑走具を提供することができる。
ここで、Y方向から見たX−Z平面において、前方支柱41および前方フレーム42の取り付け角度について、図3〜図5を用いて具体的に説明する。雪上滑走具は、一般的に、メインフレーム4の前ボード1に対する角度が異なる3つのタイプがある。図3は、前方フレーム42の前ボード1に対する角度が64度に設定されている場合(タイプA)の前方支柱41の前ボード1に対する取り付け角度の適用範囲を示す側面図であり、図4は、前方フレーム42の前ボード1に対する角度が67.5度に設定されている場合(タイプB)の前方支柱41の前ボード1に対する取り付け角度の適用範囲を示す側面図であり、図5は、前方フレーム42の前ボード1に対する角度が70度に設定されている場合(タイプC)の前方支柱41の前ボード1に対する取り付け角度の適用範囲を示す側面図である。
上記前方フレーム42の前ボード1に対する角度は、雪上滑走具10の操作性を左右するものである。具体的には、上記角度が64度より小さい場合や、70度より大きい場合には、挙動性が不安定となり操作性が悪くなる。そのため、上記角度は、64度から70度の範囲に設定されていることが好ましい。
そして、前方支柱41の前ボード1に対する取り付け角度は、前方フレーム42の前ボード1に対する角度およびアンダープレート5におけるX方向の平面領域に応じて決定される。具体的には、前方支柱41のアンダープレート5への取り付け位置は、図3〜図5に示すアンダープレート5上において、前方フレーム42の中心軸の延長線上となるD点から、アンダープレート5の前端位置であるE点の範囲で設定可能である。
したがって、例えば、図3に示すタイプAの場合には、前方支柱41の前ボード1に対する取り付け角度は、44度(E点)から64度(D点)の範囲で設定可能となる。また、図4に示すタイプBの場合には、47度(E点)から67.5度(D点)の範囲で設定可能となる。さらに、図5に示すタイプCの場合には、48.5度(E点)から70度(D点)の範囲で設定可能となる。
以上より、前方フレーム42の前ボード1に対する角度は、64度から70度の範囲で設定されると共に、前方支柱41の前ボード1に対する角度は、44度から70度の範囲で設定されることが好ましい。さらに、前方フレーム42の前ボード1に対する角度は、67.5度に設定されると共に、前方支柱41の前ボード1に対する角度は、47度に設定されることがより好ましい。これにより、雪面からの衝撃力を最小限に抑えることができるため操作性がより安定する。
また、本実施の形態における雪上滑走具10では、前方支柱41の形状は、二股状(フォーク状)としているがこれに限定されるものではなく、Y方向におけるアンダープレート5上の中心位置に固定するように、Y−Z平面において一直線状となる形状であってもよい。
ここで、本実施形態における前方支柱41は、弾性を有するものであることが好ましい。前方支柱41に使用される材料としては、例えば、スチール、アルミ、チタン、カーボン等が挙げられる。これにより、雪面から衝撃力を受けたとき、前方支柱41は、加わる力の方向に変形することになる。そのため、前方支柱41が、いわゆるサスペンションとしての役目を果たし、前方支柱41から前方フレーム42に伝達される力をさらに軽減することができる。したがって、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができるため、操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態における雪上滑走具10は、雪上滑走具10を側面(Y方向)から見たX−Z平面において、前方支柱41の中心軸線と前方フレーム42の中心軸線とが同一直線上に存在しない構成であるが、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、前方支柱41に湾曲部41aを設けた構成としてもよい。
上記の構成においても、上記オフセット構造と同様の原理により、前方支柱41が前ボード1を介して雪面から受ける衝撃力の一部は、前方フレーム42には伝達されない。したがって、従来の雪上滑走具と比較して、プレーヤの手首に加わる力を軽減することができる。また、上述の弾性を有する材料を図6に示す前方支柱41に用いることにより、雪面から衝撃力を受けたとき、湾曲部41aを支点として変形することになる。そのため、前方支柱41から前方フレーム42に伝達される力をさらに軽減することができるため、プレーヤの手首に加わる力をさらに軽減することができる。したがって、上述した図2(b)に示す構成と同様、雪上滑走具10の操作性および滑走安定性をさらに向上させることができる。
なお、上記のように、前方支柱41に上記湾曲部41aを設ける構成とした場合は、前方支柱41と前方フレーム42とを一体の構造としてもよい。すなわち、前ボード1とステアリング部3との間に一体型のフレームを介在させ、その両端部において前ボード1とステアリング部3をそれぞれ固定し、該フレームの任意の位置に湾曲部を設ける構成としてもよい。この場合には、ステアリング部3および前ボードの回転自在性を確保するため、上記一体型のフレームにおけるフレーム延長部43および後方フレーム44の連結部にヒンジを設けることが好ましい。
〔実施の形態2〕
本発明の実施の形態2について図7〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施の形態2における雪上滑走具の概略構成を示す側面図である。本実施の形態における雪上滑走具20は、同図に示すように、メインフレーム4の後方フレーム44が、湾曲部44aを有することを特徴としている。なお、後方フレーム44は、弾性を有することが好ましい。
後方フレーム44は、実施の形態1において説明したように、上記前方フレーム42の上端から後ボード2に向かって延びており、後方フレーム44の後ボード2側の端部は、フレーム延長部43に溶接またはネジ等により固定されている。
また、後方フレーム44は、湾曲部44aにおいて弾性変形することが好ましいため、例えば、スチール、アルミ、チタン、カーボン等の材料によりパイプ状に成型されている。なお、後方フレーム44において湾曲部44aにのみ弾性を有する材料を使用してもよい。また、湾曲部44aは、後方フレーム44において少なくとも1箇所設けられていれば良く、2箇所以上であってもよい。
ここで、本発明において適用可能な後方フレーム44の形状について図8〜図10を用いて説明する。図8(a)は後方フレーム44に斜め下方向の湾曲部44aを設けた場合のメインフレーム4の側面図であり、図8(b)は該メインフレーム4の正面図であり、図8(c)は該メインフレーム4の平面図である。
従来の雪上滑走具100は、図13に示すように、後方フレーム144が直線形状であるため、後方フレーム144が後ボード120を介して雪面から受ける衝撃力(図中の斜め前方矢印方向)は、軽減されることなく、そのままステアリング部130に伝達される。そのため、ハンドル部131を握るプレーヤの手首には、後ボード120から後方フレーム144に伝達された力がそのまま加わることになる。したがって、操作性および安全性に劣り、プレーヤは、安定した滑走ができない。
これに対して、本実施の形態における雪上滑走具20では、図8(a)に示すように、後方フレーム44が下方向に湾曲しているため、雪面から前ボードおよび後ボード2に垂直方向(Z方向)の力が加わった場合、後方フレーム44は湾曲部44aにおいて下方向(図中矢印方向)に撓むことになる。そのため、後方フレーム44に伝達される衝撃力は、後方フレーム44における弾性変形により吸収される。したがって、ステアリング部3には、上記衝撃力が軽減された力が伝達されるため、従来の雪上滑走具と比較して、プレーヤの手首に加わる力を軽減することができる。これにより、雪上滑走具の操作性および滑走安定性を向上させることができる。
また、図9(a)は後方フレーム44に斜め上方向の湾曲部44aを設けた場合のメインフレーム4の側面図であり、図9(b)は該メインフレーム4の正面図であり、図9(c)は該メインフレーム4の平面図である。同図に示す構成とした場合でも、図中矢印方向への後方フレーム44の弾性変形を利用して、雪面からの衝撃力を軽減することができるため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
また、図10に示すように、後方フレーム44は、前方フレーム42から二股状に延びると共に、それぞれの後方フレーム44が外側に向かって湾曲している構成であってもよい。図10(a)は二股状の後方フレーム44に湾曲部44aを設けた場合のメインフレーム4の側面図であり、図10(b)は該メインフレーム4の正面図であり、図10(c)は該メインフレーム4の平面図である。
図10に示す構成とした場合でも、雪面からの衝撃力が後ボード2を介して後方フレーム44に伝達された場合、二股状の後方フレーム44は、それぞれ外側(図中矢印方向)に向かって弾性変形することができるため、雪面からの衝撃力を軽減することができる。したがって、この場合にも、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
なお、後方フレーム44は、湾曲部44aの替わりに、上記実施の形態1で説明したオフセット構造を有していてもよい。
〔実施の形態3〕
本発明の実施の形態3について図11および図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施の形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11は、本実施の形態3における雪上滑走具の概略構成を示す側面図である。本実施の形態における雪上滑走具30は、同図に示すように、上記実施の形態1および2の特徴点を備えた構成である。具体的には、雪上滑走具30は、Y方向から見たX−Z平面において、前方支柱41の中心軸線と前方フレーム42の中心軸線とが同一直線上に存在しない構成であると共に、メインフレーム4の後方フレーム44に湾曲部44aを設けた構成である。なお、前方支柱41および後方フレーム44は、ともに弾性を有するものであることが好ましい。また、上記前方支柱41は、上記オフセット構造の替わりに湾曲部41aを有していてもよい。
上記の構成によれば、上記実施の形態1および2で説明したように、前方支柱41および後方フレーム44のそれぞれにおいて、雪面から受ける衝撃力を吸収することができる。そのため、プレーヤに伝わる力をさらに軽減させることができる。
ここで、雪面を滑走中に雪上滑走具30が雪面から衝撃力を受けたときの、雪上滑走具30の変形の原理について説明する。図12は、雪上滑走具30により雪面を滑走している際に、雪面から雪上滑走具30に衝撃力が加わったときの該雪上滑走具30の変形の様子を示す側面図である。なお、雪上滑走具30の変形後の状態が、図中の点線で示されている。
通常、雪面を滑走している際には、図中の白矢印で示すように、前ボード1が雪面の凸部に衝突し力を受ける。そして、雪面からの力が前ボード1を介して前方支柱41に伝達される。前方支柱41は、該前方支柱41の中心軸線方向(斜め後方上方)の力を受けると共に、雪面に垂直する方向(Z方向)の力を受ける。そのため、前方支柱41は、Z方向に弾性変形し、前ボード1の前端が持ち上がる。このとき、前方フレーム42の上端には、斜め後方下方(図中の黒矢印)への力が加わる。そして、後方フレーム44は、湾曲部44aを有する弾性体であるため、斜め前方下方(図中の黒矢印)に弾性変形する。
以上の一連の動作により、プレーヤに伝わる雪面からの衝撃力を軽減することが可能となる。
以上に説明したように、上記各実施形態における雪上滑走具は、前方支柱41および/または後方フレーム44の機能により、雪のゲレンデ斜面のギャップを滑走したり、ジャンプの着地時の衝撃などを吸収・緩和することができるため、初心者が安心して乗ることができるだけでなく、熟練したプレーヤが、競技等でより高速に安定して滑走することができる。そして、このような操作性、安全性に優れた雪上滑走具を安価に製造することが可能となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、簡易な構成により雪面からの衝撃力を吸収できる構成であるため、例えば、スノーバイク等に適用することができる。
(a)は本発明の実施の形態1における雪上滑走具の概略構成を示す側面図であり、(b)は該雪上滑走具の正面図であり、(c)は該雪上滑走具の平面図である。 (a)は、従来の雪上滑走具における前方支柱および前方フレームの概略構成を示す側面図であり、(b)は実施の形態1における雪上滑走具の前方支柱および前方フレームの概略構成を示す側面図である。 実施の形態1における、前方フレームの前ボードに対する角度が64度に設定されている場合(タイプA)の前方支柱の前ボードに対する取り付け角度の適用範囲を示す側面図である。 実施の形態1における、前方フレームの前ボードに対する角度が67.5度に設定されている場合(タイプB)の前方支柱の前ボードに対する取り付け角度の適用範囲を示す側面図である。 実施の形態1における、前方フレームの前ボードに対する角度が70度に設定されている場合(タイプC)の前方支柱の前ボードに対する取り付け角度の適用範囲を示す側面図である。 実施の形態1における雪上滑走具の前方支柱に湾曲部を設けた場合の前方支柱および前方フレームの概略構成を示す側面図である。 実施の形態2における雪上滑走具の概略構成を示す側面図である。 (a)は実施の形態2における雪上滑走具の後方フレームに斜め下方向の湾曲部を設けた場合のメインフレームの側面図であり、(b)は該メインフレームの正面図であり、(c)は該メインフレームの平面図である。 (a)は実施の形態2における雪上滑走具の後方フレームに斜め上方向の湾曲部を設けた場合のメインフレームの側面図であり、(b)は該メインフレームの正面図であり、(c)は該メインフレームの平面図である。 (a)は実施の形態2における雪上滑走具の二股状の後方フレームに湾曲部を設けた場合のメインフレームの側面図であり、(b)は該メインフレームの正面図であり、(c)は該メインフレームの平面図である。 実施の形態3における雪上滑走具の概略構成を示す側面図である。 実施の形態3における雪上滑走具により雪面を滑走している際に、雪面から衝撃力が加わったときの該雪上滑走具の変形の様子を示す側面図である。 (a)は従来の雪上滑走具の概略構成を示す側面図であり、(b)は該雪上滑走具の正面図であり、(c)は該雪上滑走具の平面図である。 従来の雪上滑走具の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 前ボード
2 後ボード
3 ステアリング部
31 ハンドル部
4 メインフレーム
41 前方支柱
41a 湾曲部
42 前方フレーム
44 後方フレーム
44a 湾曲部
10,20,30 雪上滑走具

Claims (3)

  1. 雪上を滑走するための1枚の前ボードおよび1枚の後ボードと、ハンドル部を有するステアリング部と、上記前ボードの上面および上記後ボードの上面に下端が固定され、かつ上端に上記ステアリング部が固定されるメインフレームとを備える雪上滑走具において、
    上記メインフレームは、上記前ボードから斜め後方上方に立ち上がる前方支柱と、該前方支柱および上記ステアリング部の間に介在して両者を連結する前方フレームと、該前方フレームの下端に一体的に固定され、該下端から上記後ボードに向かって二股状に延びると共に、該後ボードの側縁に沿って後方に延びて該後ボード上に一体的に固定されるフレーム延長部と、上記前方フレームの上端に一体的に固定され、該上端から上記後ボードに向かって延びると共に、該フレーム延長部に一体的に固定される1本の後方フレームとを含み、
    前後方向に直交する横方向から見た平面内において、上記前方支柱における中心軸線と上記前方フレームにおける中心軸線とが、同一直線上に存在せず、
    上記前方支柱は、弾性を有しており、
    上記後方フレームは、
    弾性を有しており、かつ、
    前後方向に直交する横方向から見たときに、直線状に延びていると共に、
    前後方向に直交する上方向から見たときに、上記前方フレームに固定される端部と上記フレーム延長部に固定される端部との間が二股に分かれ、それらが互いに離れる方向に湾曲していることを特徴とする雪上滑走具。
  2. 上記前方フレームの上記前ボードに対する角度は、64度から70度の範囲で設定されると共に、上記前方支柱の上記前ボードに対する角度は、44度から70度の範囲で設定されることを特徴とする請求項1に記載の雪上滑走具。
  3. 雪上を滑走するための1枚の前ボードおよび1枚の後ボードと、ハンドル部を有するステアリング部と、上記前ボードの上面および上記後ボードの上面に下端が固定され、かつ上端に上記ステアリング部が固定されるメインフレームとを備える雪上滑走具において、
    上記メインフレームは、上記前ボードから斜め後方上方に立ち上がる前方支柱と、該前方支柱および上記ステアリング部の間に介在して両者を連結する前方フレームと、該前方フレームの下端に一体的に固定され、該下端から上記後ボードに向かって二股状に延びると共に、該後ボードの側縁に沿って後方に延びて該後ボード上に一体的に固定されるフレーム延長部と、上記前方フレームの上端に一体的に固定され、該上端から上記後ボードに向かって延びると共に、該フレーム延長部に一体的に固定される1本の後方フレームとを含み、
    上記前方支柱は、弾性を有すると共に、湾曲部を有しており、
    上記後方フレームは、
    弾性を有しており、かつ、
    前後方向に直交する横方向から見たときに、直線状に延びていると共に、
    前後方向に直交する上方向から見たときに、上記前方フレームに固定される端部と上記フレーム延長部に固定される端部との間が二股に分かれ、それらが互いに離れる方向に湾曲していることを特徴とする雪上滑走具。
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