JP4993500B2 - 隣接運動セグメントへの治療の提供 - Google Patents

隣接運動セグメントへの治療の提供 Download PDF

Info

Publication number
JP4993500B2
JP4993500B2 JP2007525852A JP2007525852A JP4993500B2 JP 4993500 B2 JP4993500 B2 JP 4993500B2 JP 2007525852 A JP2007525852 A JP 2007525852A JP 2007525852 A JP2007525852 A JP 2007525852A JP 4993500 B2 JP4993500 B2 JP 4993500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal
proximal
vertebral body
rod
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007525852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008509753A5 (ja
JP2008509753A (ja
Inventor
ステファン ディー. エーンズワース
ロバート エル. アッセル
アンドリュー エイチ. クラッグ
ユージン エイ. ディクヒュート
トニー エイ. シュワルツ
ブラッドリー ジェイ. ウェスマン
Original Assignee
トランスワン インコーポレイティッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トランスワン インコーポレイティッド filed Critical トランスワン インコーポレイティッド
Publication of JP2008509753A publication Critical patent/JP2008509753A/ja
Publication of JP2008509753A5 publication Critical patent/JP2008509753A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4993500B2 publication Critical patent/JP4993500B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/88Osteosynthesis instruments; Methods or means for implanting or extracting internal or external fixation devices
    • A61B17/8875Screwdrivers, spanners or wrenches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/84Fasteners therefor or fasteners being internal fixation devices
    • A61B17/86Pins or screws or threaded wires; nuts therefor
    • A61B17/8645Headless screws, e.g. ligament interference screws
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/025Joint distractors
    • A61B2017/0256Joint distractors for the spine

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)
  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Description

この出願は、この出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されている「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日付の米国特許仮出願第60/601,842号の優先権を主張し、この米国特許仮出願第60/601,842号は、ここでの言及によってこの出願に取り入れられたものとする。
この出願は、2002年12月3日に出願されて今や米国特許第6,921,403号となっている「Method and Apparatus for Spinal Distraction and Fusion」についての米国特許出願第10/309,416号の考え方を踏まえたものである。米国特許第6,921,403号は、ここでの言及によってこの出願に取り入れられたものとする。
さらにこの出願は、TranS1 Inc.(トランスワン インコーポレイテッド)によってなされた他の研究を踏まえたものであり、2000年2月16日付の第60/182,748号、2000年8月16日付の第09/640,222号(米国特許第6,575,979号として発行済み)、2003年6月11日付の第10/459,149号、2000年10月10日付の第09/684,820号(米国特許第6,558,386号として発行済み)、2003年5月6日付の第10/430,751号、2000年2月16日付の第60/182,748号、2001年2月13日付の第09/782,583号(米国特許第6,558,390号として発行済み)、2001年5月3日付の第09/848,556号、2002年4月18日付の第10/125,771号(米国特許第6,899,716号として発行済み)、2004年11月17日付の第10/990,705号、2003年5月6日付の第10/430,841号、2000年11月10日付の第09/710,369号(米国特許第6,740,090号として発行済み)、2004年5月25日付の第10/853,476号、2000年11月10日付の第09/709,105号(米国特許第6,790,210号として発行済み)、2001年2月13日付の第09/782,534号、2003年10月23日付の第60/513,899号、すべて2004年10月22日付の第10/971,779号、第10/971,781号、第10/971,731号、第10/972,077号、第10/971,765号、第10/972,065号、第10/971,775号、第10/971,299号、第10/971,780号、第10/972,184号、第10/972,039号、第10/972,040号、第10/972,176号、2004年3月31日付の第60/558,069号、および2005年8月9日付の第60/XXX,XXX号(代理人事件番号第TransS1 050809 LLG‐8)を含む一連の米国特許出願、米国特許仮出願、および発行済みの米国特許が、ここでの言及によってこの出願に取り入れられたものとする。
本発明は、広くには、侵襲が最小限である仙骨通過のアプローチ(ここでの言及によって本明細書に取り入れられたものとする米国特許第6,558,390号に記載されているように)によって脊椎の複数のレベルにアクセスして軸の安定化を達成するための埋め込み可能な装置アセンブリ、器具システム、および方法、ならびにその後の治療処置に関する。その後の治療処置とは、脊柱関節形成術、部分的または完全な椎間板除去術、繊維輪の補修、椎体形成術、関節固定術(癒合)、などであり、あるいは腰痛の緩和、腰椎の生理学的機能の回復、椎間板の健康状態の維持および可能であれば改善、ならびに変性疾患の進展または転移の防止のため、ヒトの脊椎の隣接する複数の脊椎運動セグメントについて位置決め、運動の管理、および安定化に使用することができる遠位側および近位側の細長い埋め込み可能部品およびアセンブリの配置など、他の脊柱関連の処置である。さらに具体的には、本発明は、脊柱への治療の提供の一部として、隣接する2つ以上の運動セグメントの組に対する2つ以上の牽引からなる手順の付与に関する。あるいは、本発明は、遠位側の隣接する運動セグメントの牽引または治療のための治療装置を配置した後で、第2のより尾部寄りの椎間板空間を牽引する方法を含んでいる。牽引の考え方を、任意の次元において或る1つの物品を他の物品から離すように移動させるために適用することができるが、本件出願および後述の特許請求の範囲の文脈においては、牽引は、脊柱の軸の方向であると理解され、したがって牽引によって高さが増し、すなわち脊柱の長手軸の方向に測定したときの隣接する2つの椎体間の距離が増加する。
概要
本発明は、業務上の本拠地をNorth Carolina州Wilmingtonに置くTrans1 Inc.に譲渡された研究の延長である。研究の多くは、上述されてこの出願へと取り入れられた多数の出願に詳しく記載されている。したがって、ここに提示する発明の背景では、先の出願にて提示した詳細のすべてを繰り返すことはせず、この研究の実体を本発明がどのように膨らませたのかについて焦点を当てる
脊柱は、骨セグメント(椎体および他の骨セグメント)を多くの場合は椎間の空間の椎間板によって互いに隔ててなる複雑なシステムである。図1は、側方から見た人間の脊柱の種々のセグメントを示している。隣接する椎体と椎間の空間とを含むペアのそれぞれが、脊椎の(運動セグメントとして知られる)全体としての柔軟性に寄与しており、胴体および頭部の運動について支持をもたらすべく曲がるという脊椎の全体としての能力に寄与している。脊髄の脊柱は、従来からいくつかの部位に細分されている。それらの部位は、頭部から尾骨に向かって、頸部104、胸部108、腰部112、仙骨部116、および尾骨部120である。各部位の個々のセグメントは、頭部に最も近い椎体から始まる番号によって特定される。腰部および仙骨部の椎体が、この出願にとくに関係する。仙骨部の種々の椎体は、成人においては通常は一体に癒合しているため、個々の仙骨構成要素を指すことなく、単に仙骨と称すれば充分であり、おそらくはより実態に即しているであろう。
脊柱内の個々の運動セグメントが、制約の範囲内での運動を可能にするとともに、脊髄の保護を提供している。人間が歩行し、体を曲げ、物を持ち上げ、あるいは他の運動を行うときに、脊柱が柔軟でありかつ脊柱を貫く大きな力を支えることができるために、椎間板が重要である。残念なことに、後述するいくつかの理由のため、或る者においては、脊柱のいくつかの椎間板が意図するようには機能しないことがある。椎間板の問題の原因は、先天的な欠陥から、疾病、怪我、または加齢に起因する変性まで、さまざまである。椎間板が適切に機能していない場合、隣接する椎体の間のすき間が小さくなっていることがしばしばであり、これが痛みを含むさらなる問題を引き起こしている。
椎間板の問題に関連する痛みを軽減するため、或る範囲の治療が開発されてきている。1つの分類の解決策は、具合の悪い椎間板を取り除き、隣接する2つの椎体を恒久的であるが柔軟ではない間隔にて一体に癒合させることであり、静的安定化(static stabilization)とも称される。1つの部位を一体に癒合させることで、当該運動セグメントでの曲げの能力は失われる。しかしながら、それぞれの運動セグメントは、脊柱の全体としての柔軟性のうちの小さな割合にしか寄与していないため、深刻な背痛を軽減するための努力において運動セグメントの柔軟性をあきらめることは、妥当な妥協であり得る。
他の分類の治療法は、意図する椎体間の間隔および機械的特性にて機能を回復するよう、椎間板の補修を試みる。補修の一種類は、元の損傷した椎間板を、人工椎間板で置き換えることである。この形式の治療は、動的安定化法(dynamic stabilization)や脊柱可動性保存法(spinal mobility preservation)などといった別名で呼ばれている。
一般に、どちらの種類の治療(癒合または運動の保存)を提供しようと試みる場合でも、その最初の段階の1つは、椎間板の問題に起因して減少した椎体間の空間を補償するため、隣接する椎体をお互いに対して移動させる(牽引と称される)ことである。提供しようとする治療の種類によっては、隣接する椎体を通常の離間の大きさよりも大きく引き離すことが、有用であることもある。
本発明の背景のさらに詳細な説明に入る前に、標準的な医学用語のいくつかを説明することが有用である。本明細書の文脈において、前(anterior)とは、脊柱の前方(腹側(ventral))を指し、後(posterior)とは、脊柱の後方(背側(dorsal))を指し、頭(cephalad)(「上(superior)」と称するときもある)は、患者の頭部に向かうことを意味し、尾(caudal)(「下(inferior)」と称するときもある)とは、足に近い方向または位置を指す。本出願は、仙骨から進入して頭部に向かって移動する好ましいアプローチを通っての種々の椎体および椎体間空間へのアクセスを想定しているため、近位(proximal)および遠位(distal)は、このアプローチの通路の文脈に沿って定義される。したがって、近位は、通路の開始により近く、すなわち足または医師に向かっており、遠位は、通路の開始からより遠方であり、すなわち頭部に向かっており、医師からより離れている。
主題についての以上の手引きに引き続き、本発明の背景についてさらに詳細な説明を提示することが、適切かつ有用であると考えられる。
発明の詳細な背景
慢性の腰痛が、米国における休業の主たる原因であり、労働力生産性および医療費用の両者に悪影響を及ぼしている大きな要因である。現時点において、腰痛を治療するために、1年間に700,000件を超える外科手術が米国において行われている。2004年には、控えめに見積もったとしても、患者の痛みを軽減する試みにおいて、米国において200,000件を超え、全世界においては300,000件を超える腰部癒合が実施され、約10億ドルの努力を呈している。手術の約80%は、第4腰椎(「L4」)および第5腰椎(「L5」)と称される下部腰椎、ならびに仙骨に関係している。さらに、統計によれば、痛みの緩和の実現に成功するのは、これらの手術のうちのわずかに約70%である。持続性の腰痛は、一般的には、元来が「椎間板起因」であり、すなわち主として脊柱の腰部下部(図1の要素112を参照)のL5‐仙骨間および/またはL4‐L5椎体間に位置する椎間板のヘルニアおよび/または変性に起因している。
椎間板の変性は、脊柱の椎間板が髄核の脱水に起因する機械的機能の低下を抱えた場合に生じる。髄核は、脊柱への圧縮力の緩衝および減衰をもたらしている。健康な成人の脊柱においては、髄核が80%の水を含んでいる。年齢とともに、この組織および体の軟骨の水およびたんぱく質の含有量が変化し、より薄くて壊れやすい軟骨になる。したがって、椎体を積み重ねている脊椎円板および面関節は、どちらもその一部が軟骨で構成されているため、同様の経時的劣化にさらされる。椎体間の円板の次第の劣化は、椎間板変性症または脊椎症(spondylosis)として知られている。脊椎症は、脊柱のx線テストまたはMRIスキャンにおいて、隣接する椎体間の通常の「椎間板空間」が狭くなる(高さが減少する)ことによって描き出される。
脊柱の椎間板または関節の変性の疾患からの痛みは、伝統的には、間欠的な加熱、休息、リハビリテーション運動、ならびに痛み、筋肉のけいれん、および炎症を軽減するための投薬によって処置することができるが、これらの治療がうまくいかない場合、次第により積極的な介入が必要とされるようになると考えられる。本発明の文脈においては、痛みの軽減および機能の回復のための治療的処置が、人工髄核装置(prosthetic nucleus device)の埋め込みを含む脊柱関節形成術、繊維輪の補修(annulus repair)、および椎間板全体の置換から、付随の装置の埋め込みを伴い、あるいは伴わない脊柱関節固定術、すなわち癒合まで、治療の発展において説明される。
癒合は、椎間板の切除、すなわち外科的除去を必要とし、次いで、切除した椎間板の1つは上方であって1つは下方である2つの椎体が、動かぬように固定される。脊椎円板によって軸方向に隔てられた2つの椎体を含むこのユニットが、全体として、脊椎の運動セグメントを構成している。この椎間板除去および椎体の「癒合」の施術は、すなわち2つの椎体を事実上1つの硬い骨とし、この関節におけるすべての運動をなくすとともに、椎間板起因の痛みを除去、または少なくとも改善することを目的としている。癒合の利点は、痛みの緩和にあり、欠点は、癒合した関節において運動が失われ、機能が妨げられうる点にある。この外科的な選択肢は、通常は、椎間板の変性が進行した患者のために留保されており、脊椎固定術および椎間板除去術などの外科的施術は、痛みを緩和することが可能であるが、椎間板の通常の生理学的機能を回復させることはない。
さらに、例えば椎弓切開術(脊髄を囲む脊椎の骨の小さな穴)、椎弓切除術(骨壁の除去)、経皮的椎間板切除術(皮膚を貫く針の技法)、または化学的髄核融解術(椎間板の溶解)など、ヘルニア椎間板の除去を含む伝統的な外科的癒合および他の手術は、通常は、前側または後側のセグメントを直接開いて暴露することによって腰部‐仙骨の脊柱にアクセスしており、これが現場へのアクセスおよび準備、椎間板の緩和(例えば、介在している椎間板の高さを回復させるために運動セグメントの椎体を牽引し、あるいは持ち上げる)、固定、および癒合プロセス促進用の骨成長材料の添加に使用される器具類および埋め込み具の性質および設計を、制限および決定している。典型的な前方または後方からの外科的アプローチおよび装置の介入は、一般的には、腰椎の椎体および仙骨への横ねじの固定、ならびにこれらのねじを1つの大きな構造体として一体に接続するさまざまな形式の固定具(ロッド、プレート、など)を必要とする。さらに、このようなアプローチは、筋肉および靱帯の切開、神経の収縮、および繊維輪の中断を必要とし、すなわちきわめて組織侵襲的である。
より最近の前側固定システムは、コネクタ・ロッドを前脊柱の外側ではなく内側に位置させることによって、これらの装置の外形を小さくしている。このやり方で、これらのシステムは、埋め込みの後に神経、血管、または軟組織に影響を及ぼす露出面を少なくすることができ、あるいはなくすことができる。
脊椎固定術、すなわち運動セグメントの椎体の固定の代案となる治療として、軸脊柱可動性保存装置(あるいは、本明細書において運動管理装置、すなわち「MM」装置とも称される)が、この出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されており、ここでの言及によってその全体が本明細書に取り入れられたものとする2004年3月31日付の米国特許仮出願第60/558,069号に開示されており、脊柱へと治療を提供するため、一般的には、侵襲が最小限であって外傷の少ないやり方で、脊柱の仙骨通過のアクセス点へと組織を貫いて経費的に導入される。MM装置の治療上の利点は、体内の動的な装置の性能によって運動の回復および管理がされることで可動性が保たれる点にあり、好ましい態様において、MM装置は、膨張可能な膜として構成された人工髄核(PN)部品を有するアセンブリであり、牽引(すなわち、椎間板の高さの回復)を助けるとともに、繊維輪および上下の椎骨端部プレートへの分配など、脊椎運動セグメントの生理学的構造の間で生理学的な負荷を共有および分配する粘弾性を有する人工髄核材料(PNM)が生体力学的特性および機能を最適化するため、例えば注入または導入によって膨張可能な膜へと体内で充填される。
従来の脊柱装置および脊柱治療に関する欠点または限界を克服するため、本発明は、固定または運動管理の構造物あるいはこれらの治療の組み合わせによって、脊柱の複数のレベルに位置する複数の脊椎および運動セグメントの処置を容易にする装置アセンブリおよび配置用器具を含む新規な軸脊柱固定システムを開示し、それらアセンブリは、最小限の侵襲の仙骨前アクセス路および仙骨通過の軸外科的アプローチを介して腰仙部の脊柱へと導入される。さらに具体的には、軸ロッドおよび装置アセンブリが、椎体の固定および/または増加した運動範囲の動的な回復、生体力学的機能の改善、ならびに椎間板起因の痛みの緩和の提供のため、複数の隣接する運動セグメントを選択的に目標とする上述の治療的介入または介入の組み合わせにて、複数レベルの軸脊柱固定のための新規な手段を体系的に達成する装置配置器具によって、好ましくは前脊柱へと埋め込まれる。
本発明の文脈において、「運動セグメント」は、隣接する脊椎、すなわち上下の椎体と、これら2つの椎体を隔てている椎間板空間とを含み、椎間板空間は、髄核が除去された空間であり、あるいは無傷または傷ついた脊椎円板を有している。
軸方向の仙骨通過のアクセス
図2に示したような腰仙部脊柱への軸方向の仙骨通過のアクセスは、伝統的な脊髄手術に関する筋肉の切開および他の侵襲的工程の必要をなくしつつ、介入における治療の推移にわたる安定化、可動性の保存、および固定の装置/癒合システムを含む新規かつ優れた器具および治療的介在の設計および配置を可能にする。さらに具体的には、本明細書において説明される複数レベルの軸脊柱安定化システムおよび運動管理アセンブリの臨床的適応は、偽関節、先の介入の見直し、脊髄の狭窄、脊椎すべり症(等級1または2)、あるいは履歴およびレントゲン写真の検討によって確認される椎間板の変性を伴う椎間板起源の腰痛として定められる椎間板変性症を処置するための介入を必要とする患者を含む。医師による特定のアセンブリの選択の性質は、例えば個々の患者の年齢、体構造、および利用できる治療の推移の選択肢における必要性など、複数の要因によって決定され、さらには意図される最適の機能に従い、生体力学および安全の制約を尊重して決定される。図2は、このプロセスの予備的概要を提示しており、図2Aおよび2Bが、透視装置(図示されていない)で監視を行いつつ仙骨116の前面を仙骨116の所望の位置へと上る先端の鈍い探り針204の「歩行」のプロセスを示している。このプロセスは、直腸208を邪魔にならないように動かし、後の工程のための直線経路が確立される。図2Cは、仙骨116、L5/仙骨椎間空間、L5椎骨216、およびL4/L5椎間空間を通過し、L4椎骨220へと確立された代表的な軸方向の仙骨通過の通路212を示している。
脊髄治療の提供のための仙骨通過のアプローチの使用は、本出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡され、ここでの言及によって本出願に取り入れられたものとする米国特許出願第10/309,416号に記載されている。治療を受けるための脊髄領域へのこのアクセス方法の簡単な概要が、本発明の文脈を提示するために有用である。図2Aに示されているように、仙骨の目標に向かう経皮的な前側経路による前仙骨のアプローチは、これを通って仙骨通過の軸穴が製作され、通路が、後の複数レベル軸脊柱安定化アセンブリの前進のために遠位方向に延ばされる。前側の前仙骨の経皮的な道が、仙骨の前側の「前仙骨空間」を通って延びる。前仙骨の経皮的な道が、好ましくは、アクセスおよび準備のための器具を導入するために使用される(例えば、1つ以上の腰部椎体および介在の椎間板を貫いて遠位/頭部方向に穴を空けることによって)。この文脈において、「経皮」は、単純に、他の医療の技術からの特定の施術を意味することなく、経皮的または経皮性のように、皮膚を貫き後方または前方の目標点に向かうことを意味する。しかしながら、経皮は、外科的アクセスとは別個であり、皮膚の経皮開口は、差し渡しが4cm未満であり、好ましくは2cm未満であり、特定の用途においては差し渡しが1cm未満であるように、好ましくは最小限にされる。経皮通路は、通常は、レントゲン写真または蛍光透視の設備によって視覚化されるとおり、それぞれの前部または後部の目標点から少なくとも1つの仙骨部椎体および1つ以上の腰部椎体を頭部方向に通過して延びる穴におおむね軸方向に整列している。さらに具体的には、図2bに示されているように、腰部脊髄が、尾骨の先端に隣接する小さな皮膚の穴を介してアクセスされる。前仙骨の空間に、標準的な経皮技法を使用して進入が行われ、拡張器として機能する探り針の鈍い先端を備える導入器アセンブリが、尾骨の傍らの進入点を通って配置される。探り針の先端が表面層を通過すると、鈍い先端が、仙骨の前面に向かうように後方に回転させられ、蛍光透視の案内のもとで仙骨上の所望の位置まで「歩行」する。目標部位がアクセスされ、軟組織の損傷の恐れが軽減されると、鈍い先端の探り針が取り去られ、案内ピンまた輪ワイヤが、案内ピン導入器チューブを通って安全に導入され、「打ち込み」される。案内ピンが、後の骨拡張器および鞘の配置のための軌道を確立し、鞘を通ってツイストドリルが導入されて軸穴の軌道を生み出し、その管腔が遠位方向へと延びる。案内ピンが、アクセスおよび準備の工具の軸方向の整列を維持するとともに、その後にカニューレ挿入される脊髄安定化装置およびアセンブリの整列を維持する。脊髄安定化装置およびアセンブリは、すべて2004年10月22日付であり、本出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されている米国特許出願第10/972,065号、第10/971,779号、第10/971,781号、第10/971,731号、第10/972,077号、第10/971,765号、第10/971,775号、第10/971,299号、および第10/971,780号、ならびに本出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されている2005年8月9日付の米国特許仮出願「Method & Apparatus for Access & Deployment of Spinal Stabilization Devices Through Tissue」(代理人事件番号第TransS1 050809 LLG‐8)(上記の出願はすべて、ここでの言及によってその全体が本明細書に取り入れられたものとする)に少なくとも部分的に記載されているように、穴の軌跡よりも直径が大きく、長さ23インチ、直径0.090インチの案内ピン上を脊柱内の配置のための交換カニューレを通って導入される。
本明細書において使用されるとき、脊柱関節固定術は、運動セグメント内の2つの椎体をお互いに対して動かないようにする固定/癒合を意味する。本発明の文脈において、「軟癒合」は、固定装置(例えば、癒合ロッド)の埋め込みを伴わずに、骨成長促進/増強材料(例えば、骨形成、骨誘導の媒体)の導入によってなされる不動化を指す。
対照的に、本明細書において使用されるとき、脊柱関節形成術および/または運動管理は、治療の推移において、椎間板変性を処置するための動的安定化の選択肢を包含し、すなわち極端すぎると判断されるときの患者の年齢、椎間板の変性の程度、および予後にもとづく介入を包含する。さらに具体的には、本発明の文脈において、動的は、力または荷重の支承を可能化または容易化することによって可動性を可能にするように固有に構成され、それがなければ損なわれ、弱められ、あるいは欠けてしまう生理学的構造を補助または代替する非固定の運動管理装置を指す。動的安定化(DS)をもたらす可動性の装置は、小さな変性または潰れがレントゲン写真から明らかである患者の処置から、人工髄核装置または椎間板全体の置換が必要とされる患者までの範囲にわたって、椎間板起源の痛みの症状を処置するための治療の推移において設けられる。例えば、変性の程度がより大きく、椎間板の高さが失われているが、繊維輪の破壊を呈する段階までには進行していない患者において、人工髄核(PN)が必要とされると考えられる。PNは、積極的な髄核の除去およびその後の髄核除去後空間の適切な材料による充填を含むことから、DSの範囲を越えると考えられる。人工髄核を導入(TDR(椎間板全体の置換)およびPDR(椎間板の一部の置換)を含む)するとき、目的は、椎間板の高さおよび運動を、保存するのではなく回復させることにある。椎間板全体の置換(TDR)は、PNよりも進行しているが繊維輪の機能がいくらか残っている疾病において必要とされると考えられる。
本発明によれば、治療用の動的安定化装置アセンブリが開示され、意図的に管理された様相での運動の抵抗および制限を提供する。本明細書において使用されるとき、「抵抗」は、運動の全範囲を通過する動きに必要とされる力を指し、対照的に、「制限」は、力ではなく程度を指し、すなわち1つ以上の方向における運動の全範囲の削減を指す。腰部脊柱の下方のレベルに関しては、運動の全範囲が、各運動セグメントにおける約12度の曲がり、約8度の伸張、約4度の左または右の横曲げ、および約2度の時計方向または反時計方向の運動を含む。可動性装置の生体力学特性は、設計によって変化させることができる。例えば、約100ポンドの静的な荷重を1mmのたわみで支持する曲げカプラの実施の形態を、1回転当たりのコイルの数を変化(減少)させて、約2500psiのばね定数から移動することによって、あるいは「腰部」直径、すなわち装置の可撓中間部の断面積を変化させ、1mmのたわみで200ポンドに耐えるようにより剛にすることによって、変更することができる。すなわち、装置を、例えば運動を制限する機械的なストッパを有し、さらには/あるいは例えば断面積すなわち剛性を変化させることによって運動に対する抵抗を有するように、あるいは可動性に関する生理学的機能の保存または回復に関係する他の生体力学的特性を有するように、好みに合わせて構成することができる。アセンブリを、完全な制約されていない範囲の運動、半分制約された範囲の運動(運動に対する抵抗が大きくされているが、完全な範囲の運動が可能である)、または制限された運動範囲(運動に対する抵抗が大きくされており、あるいは大きくされていないが、1つ以上の自由度について運動の範囲が機械的に制限されている)をもたらすように、構成することができる。さらに具体的には、本発明のアセンブリに含まれる脊柱装置は、好ましくは、特定の治療処置が必要とされる特定の機能に応じて、生理的な椎骨または椎間板構造の生体力学的特性を選択的に近似する(例えば、実質的に一致する体積および圧縮弾性率)。
本発明の一態様においては、軸脊柱MM装置が、PN増強または置換材料を含んでおり、自然の椎間板髄核および自然の椎間板と同じ荷重支承の機能および特性を提供し、上記PN材料は、例えばシリコーンなどの弾性材料を含む膨張可能膜に収容されている。典型的なシリコーンは、California州Carpeneriaに位置するNusil Silicone Technologyから入手でき、適切な材料による注入または膨張によって満たされて展張されたときに、荷重の吸収および荷重の分配によって主たる動的安定化用構成部品として機能する約500%〜約1500%の間、最も好ましくは約1000%の伸びを呈し、0.015インチの壁厚さを有しているシリコーンなどである。本発明のさらなる態様においては、脊柱MM装置を、複数の軸MM装置を有する軸間装置アセンブリ、または軸MM装置と軸固定ロッドとの何らかの組み合わせを有するアセンブリの一部としての係合手段によって構成できる。好ましい実施の形態においては、これが、1よりも大きいアスペクト比を有する装置、すなわち軸脊椎平面における装置寸法が、軸回転の生理的な瞬時の中心に密に近接するこの軸平面に直交するあらゆる方向の装置寸法よりも大きい装置の軸配置によって達成される。
本明細書において使用されるとき、用語「軸ロッド」は、例えば金属の円柱形(すなわち、ロッド状)の中実の素材から機械加工によって製造され、軸方向に配置される脊柱埋め込み物を指し、この用語は、そのような装置の具体的性状、形態、および機能が最終的な埋め込みの構成に応じて決定されるため、適応があれば固定/癒合または運動管理の装置を包含することができる。可動性の保存または回復のための軸脊柱運動管理装置の種々の埋め込み構成の製造、形態、および機能が、本出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されているすべて2004年10月22日付の米国特許出願第10/972,184号、第10/972,039号、第10/972,040号、および第10/972,176号に開示されており、その内容は、ここでの言及によってその全体が本明細書の開示に取り入れられたものとする。
軸ロッドは、これらに限られるわけではないが、椎体間の高さの変更、生理学的軸荷重の引き受け、骨形成および/または骨誘導材料の導入のためのアクセスの提供、および固定による装置追放の防止などといった多数の目的に機能する。例えば、牽引/癒合ロッドを使用する方法は、一般的には、対象とする椎体間の椎間板高さの所望の変化を決定するステップ;所望の高さの変化を達成するために適したねじピッチを遠位部および近位部に有しているロッドを選択するステップ;仙骨の前面の目標点から対象とする椎体間の椎間板空間まで遠位(頭部)方向に延びる軸穴を生成することによって、対象とする椎体にアクセスするステップ;軸穴を遠位方向に広げて、軸穴の仙骨目標点から対象とする椎骨間の椎間板空間まで延びる軸穴の部位よりも小さな直径を有している軸穴の延伸部分を生成するステップ;および前記選択したロッドを目標とする椎体へと前進させて埋め込み、椎間板高さの所望の変化を達成するステップ;を含んでいる。さらには、装置およびアセンブリが、移動および排除を防止すべく骨に固定される場合には、それらは好ましくは、応力を大きな表面積にわたって均一に分布させるように構成されたセルフタップの骨固定ねじを備えて構成される。ねじは、典型的には、この技術分野において公知の「海綿」型の骨ねじである。さらに具体的には、それらが、必ずしもではないが典型的には、最も平坦な面を加えられる荷重の方向に向けつつ、ねじの経過におおむね平坦な面を備えて切削されている。
ねじセットを説明するために使用できるいくつかのパラメータが存在する。ねじセットは、雄または雌であってよい。ねじセットは、右巻きであっても、左巻きであってもよい。単位長さ当たりのねじの数(ピッチ)が、或る1つのねじセットと他のねじセットとで異なっていてもよい。ねじの内径および外径が、或る1つのねじセットと他のねじセットとで異なっていてもよい。より些細な相違は、ねじの形態の相違であり、ねじの断面の形状が、或る1つのねじセットと他のねじセットとで異なっていてもよい(V字形のねじまたはのこ歯ねじなど)。本出願および後述の特許請求の範囲の目的において、或る1つのねじセットは、これらのパラメータのすべてが同じであって、最初のねじセットによって切り込まれたねじ経路へと他のねじセットを、(他のねじセットをすでに切られたねじ経路へと出発させるための適切な位置に配置させるため、鍵を使用し、あるいはタイミングを合わせた場合に)新たなねじ経路を切る必要なく回転させることができるとき、他のねじセットと同じ形式であると称される。
本発明の好ましい態様においては、軸ロッド用プラグなどの流れ停止手段が、軸脊柱動的安定化ロッドを通過し、あるは椎間板空間から出る人工髄核材料の漏れまたは移動を防止するために使用される。添付の図面から明らかになるとおり、本明細書において使用されるとき、「アセンブリ」は、文脈において、脊柱内に完全に配置されたときに軸間整列に構成されて係合し、軸間整列であると称される少なくとも2つの別個の部品(例えば、軸ロッドおよびこの軸ロッド内に軸方向(すなわち、長手方向)に整列して内側に係合した軸ロッド用プラグ)を有しているただ1つの埋め込み物を指すことができる。さらに、やはり文脈において、「アセンブリ」は、複数の単部品埋め込み物および/またはたった今説明したような2部品軸間装置‐アセンブリの組み合わせであって、一体化ユニットまたはアセンブリを集合的に有する軸間構成部品としての構造体を可能にする係合手段を備えて構成された組み合わせを指すことができる(例えば、遠位側の埋め込み物としての遠位構成部品ロッドまたはロッド・アセンブリが、近位側の埋め込み物としての近位構成部品ロッドまたはロッド・アセンブリに軸方向に整列して、長手軸の中心線に沿って係合しており、これら2つの構成部品が集合的に、隣接する2つの運動セグメント(例えば、L4‐L5(遠位側)とL5‐仙骨(近位側))のための2レベル軸安定化アセンブリを構成している組み合わせ)。
本発明の好ましい態様においては、複数レベル用の軸安定化アセンブリが、遠位構成部品ロッドおよび近位構成部品ロッドという2つの構成部品から構成され、遠位構成部品ロッドが、第1のねじピッチを有するねじ付きの遠位端と第2の別のねじピッチ(以下では、異なるねじピッチと称する)を有するねじ付きの近位端とを有し、近位構成部品ロッドが、先細りのねじなし円柱である遠位端と遠位側のねじが先細りになっているねじ付きの近位端とを有しており、これらの構成部品ロッド(軸内で係合する付随のロッド用プラグを備えても、備えなくてもよい)が、それぞれ隣り合う運動セグメント(例えば、最初がL4‐L5(上位/遠位構成部品ロッド)であり、次いでL5‐仙骨(下位/近位構成部品ロッド))内の固定用埋め込み物として、後述の器具および方法によって順に配置される。続いて、近位構成部品ロッドの遠位端を遠位構成部品ロッドの近位端の内側に、軸を整列させて係合させることで、隣り合う2つの運動セグメントのそれぞれの近位および遠位椎間板空間の両者を別個独立に(調節して)軸方向に牽引(高さを伸張/増加させ、椎間板の圧縮の解放および痛みの緩和をもたらす)できる2レベルの脊柱軸安定化アセンブリが形成される。
詳しくは、アンカ(すなわち、セルフタップのねじ)の軸構成によって、遠位構成部品ロッドの近位側および遠位側のねじの形状を、異なるピッチとすることができる。ねじピッチは、本明細書において使用されるとき、連続するねじの対応する点の間の距離、すなわち1インチ当たりのねじ山(すなわち、TPI)として定められる。異なるねじピッチを使用するこの設計は、ロッドのそれぞれの端部を、L4‐L5運動セグメントの上側および下側の椎体へと別個独立の速度でねじ込むことができるようにし、結果として、他の関節固定術において必要とされるような追加の「牽引」器具を必要とせずに、2つの椎体を牽引して椎間板の高さを大きくすることができる。さらに、例えば約1mm〜約10mmの間であって、多くの場合には約2mm〜約6mmの間である達成すべき牽引の程度または量を、ねじ付きの遠位および近位端の間のねじピッチの相違をあらかじめ決定することによって、選択することができる。1つの運動セグメント内の椎体を牽引すべく異なるねじピッチを使用することは、本出願と同じ譲受人へと譲渡されている2005年7月26日発行の米国特許第6,921,403号「Method and Apparatus for Spinal Distraction and Fusion」に記載されており、この米国特許は、ここでの言及によってその全体が本明細書の開示に取り入れられたものとする。しかしながら、この複数レベルの安定化システムのさらに進歩的な態様においては、第2の運動セグメント(近位側)の椎間板空間を適切かつ同時に牽引し、その後に治療を施すことができるようにするために、近位構成部品ロッドにおいて、先の段落で説明したようにその近位端にねじを設けるだけでよく、そのねじが近位側の椎体に係合するとき、この構成部品が固定されるとともに、その後に遠位端が遠位構成部品ロッドの近位端に係合するまで近位側の椎間板空間へと前進させられ、事実上一体の埋め込みアセンブリが構成される。このやり方において、近位側の椎間板空間の牽引が、近位構成部品の遠位端が遠位構成部品の近位端を押して持ち上げるように、2つの構成部品の前記係合に続いて近位構成部品の近位端へと遠位方向に加えられる力によって達成される。
本発明の一態様においては、装置アセンブリが、複数の椎間板空間を機械的かつ調節可能に牽引するように構成されるとともに、ほぼ主たる圧縮応力の線に向けられて配置されるように構成され、すなわち装置が、ほぼヒトの椎間板運動セグメントの回転の中心に位置するように構成される。結果として、これが、生理学的な荷重の分担をより近く近似するため、より均一な半径方向の荷重分布をもたらす。
本発明のこの態様によれば、本明細書に開示の軸安定化装置が、沈下および遷移症候群という現象を生じる可能性があまりない。本明細書において使用されるとき、沈下は、外科埋め込み物の周囲の骨への有害な沈下を指す。遷移症候群は、隣接する脊椎レベルの生体力学的および運動学的変化、ならびに生理学的機能および特性の回復のための能力に関して次善であって、周囲の本来であれば健康な組織に有害な影響を連鎖させるリスクをもたらす脊髄治療処理の結果として生じうる隣接する運動セグメントの不安定という付随のリスクを指す。
出願人は、本明細書に記載した本発明の複数レベル軸安定化アセンブリ・システムについて、ただいま述べたような種々の脊柱レベルの複数の運動セグメントの連続的に隣接する椎体の間の牽引の調節という利点が、独特なものであり、すなわち他のいかなる(公知の)現在の脊髄治療も、複数の隣接運動セグメントにまたがる牽引/圧縮の解放および安定化/運動管理を、椎間板起源の痛みの緩和につながる治療の推移の選択肢の組み合わせを含め、達成していないと確信している。
このように、本発明の目的は、第1の運動セグメントおよび第2の隣接の運動セグメントの椎間板の高さを別個独立に増加させる装置‐アセンブリを提供し、それらを第1の運動セグメントおよび第2の隣接の運動セグメントの椎間板の高さを別個独立に増加させる方法で配置することにある。
本発明の他の目的は、複数の隣接運動セグメントの椎体を牽引することによって通常の椎間板高さを回復し、さらに慢性の痛みを除くべく前記脊柱セグメントにおいて生理学的荷重の分配および/または運動の管理を行うために、人工髄核材料による増強または置換によって関節の機械的安定を達成する本明細書に開示の脊柱軸安定化システム・アセンブリを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、軸方向に配置されて異なってねじ込み(固定)される脊柱固定アセンブリであって、複数の隣接運動セグメントにおいて通常の椎間板高さを回復すべく調節可能な牽引を提供するとともに、脊柱の垂直軸を中心とする瞬時の回転中心に密に近接して安定化を達成する脊柱固定アセンブリによって、脊柱の複数のレベルの運動セグメントについて成功裏の癒合を促進することで、生体力学的機能を保存するとともに、慢性の痛みを取り除くことにある。これらの利点は、他の現在の脊柱癒合システムでは得ることができない。
本発明のさらなる目的は、とくには前部腰椎のための軸脊柱安定化システムを集合的に構成する軸脊柱装置およびアセンブリ、ならびにそれらの配置のための器具および方法を提供することにあり、そのような脊柱安定化システムは、侵襲が最小限である前仙骨の外科的アプローチ、ならびに繊維輪および隣接組織を損なうことがないやり方での椎体を通っての脊柱装置およびアセンブリの仙骨通過の配置および軸方向の配向により、固定、運動管理、または静的および動的の両者の安定化によって、脊柱の複数のレベルに位置する複数の椎体および隣接する運動セグメントを牽引および処置することができる。さらに具体的には、本発明のまた別の利点は、治療の組み合わせの同時実施にあり、すなわち椎体の癒合を促進する固定ロッドの代替の選択肢または協働の選択肢として、複数の脊柱レベルに位置する対象とする複数の運動セグメントに関して運動の排除の代わりに運動の管理を選択的に達成するため、1つ以上の人工髄核装置または他の可動性保存/回復装置(本出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されており、ここでの言及によってその全体が本明細書の開示に取り入れられたものとするすべて2004年10月22日付の米国特許出願第10/972,184号、第10/972,039号、第10/972,040号、および第10/972,176号にすでに開示および記載されている装置など)の埋め込みによって動的安定化を可能にする脊柱アセンブリの配置が開示される。MM装置(可動性装置とも称される)は、わずかな部分的後弯(椎間板の後側において椎間板の前側よりも高さを大きく増加させることで、追加の凸の曲率を導入する)またはまっすぐな持ち上げを生じさせ、さらにはセグメントの運動に対して制限および抵抗を生じさせることによって、椎間板の圧縮を解放するとともに、通常は後部での神経との接触によって引き起こされる痛みを軽減する。このやり方で、装置は、補助的な後部の器具を必要とせず、付随の骨形成を必要とせずに、安定な前側および後側の荷重の支持(例えば、患者の体重の約10倍になりうる荷重)ならびに適切な中央‐横および回転の支持の両者を提供することができる。
本発明の動的安定化装置のいくつかは、より剛である遠位および近位のねじ付きのアンカ部の間に、柔軟な部材を有している。柔軟な部材は、ケーブル、ばね、可撓カプラ、ワッシャの積層、膨張可能袋(例えば、膨張可能膜)、またはこれらの組み合わせを有することができるが、「ショックアブソーバ」として機能し、力の吸収または荷重の再分配を行うことができる。したがって、本発明のこの態様によれば、1つ以上の柔軟な部材を少なくとも1つのアンカ点と組み合わせて有している可動性装置アセンブリを、螺旋たわみ(可撓カプラ)設計(荷重が分布する表面積を最大化するように機能する一体のエラストマー性または弾性の膨張可能(すなわち、展張可能)膜を備え、あるいは備えずに構成でき、牽引を補助しても、補助しなくてもよい1部品または2部品の装置を含む);ケーブル設計(膨張可能膜を備え、あるいは備えない固定の長さの1片を含み、あるいは可変の長さの2つ以上の部品を含む);ボールおよび経路のマルチパート設計;「ワッシャ積層」設計、および固定された髄核置換物などの設計の考え方および実施の形態の中から構成することができる。
本発明の他の目的は、好ましくは生理学的ICOR(瞬時回転中心)の可動性を妨げることなく生理学的ICORに応答する脊柱PND(人工髄核装置)を提供することにある。さらに、一態様においては、PNDが前後の移動をもたらし、可動のICORを有している。本発明のPNDは、処置される運動セグメントの剛性に悪影響を及ぼすことがない。例えば、L5‐仙骨の腰椎に軸方向に配置されたPNDは、約10°〜15°の間の曲げ、約7°〜約10°の間の伸張、約5°の左右の横曲げ、および約1°〜約2°の間の時計方向または反時計方向の軸回転という運動範囲を可能/許容し、L4‐L5に埋め込まれたPNDは、約8°〜10°の間の曲げ、約5°〜約7°の間の伸張、約5°〜約7°の間の左右の横曲げ、および約1°〜約4°の間の時計方向または反時計方向の軸回転という運動範囲を可能/許容する。
本発明の好ましい態様において、MM装置‐アセンブリの例えば近位構成部品(L5‐仙骨)の全長は、約40mm(サイズ小)〜約60mm(サイズ大)の範囲にあり、膨張可能膜構成部品は、目標部位への装置の送入の際は可動性装置のカニューレ挿入部位へと折りたたむことができ、後にL5‐仙骨運動セグメントの(髄核が除かれた)椎間板空間への注入および膨張によって、体内で展張されて配置され、すなわち広げられる。
このように、選択的な椎体の位置決め、牽引および圧縮の解放、ならびに静的および動的な安定化が、同時に例えば出血、神経の損傷、軟組織の損傷、脊髄の侵害または損傷および感染などといった伝統的な従来の施術に関係する外科的リスクを軽減する介入によって達成され、従来の脊柱構成部品に比べて優れたレベルの臨床生体力学的性能をもたらし、脊柱内の複数レベルに対する関節固定または関節形成のための技法を提供する。
さらには、セグメントの運動の範囲を不動化または大きく管理することによって、急激な病的運動を機械的に除去または制限でき、脊髄セグメントの長期安定性を確立できる装置およびアセンブリを提供することに加え、後になって神経根の侵害または損傷、骨構造の破損、および滑液包炎を引き起こすと考えられる埋め込み物の破損、埋め込み物の緩みまたは排斥に関する固有のリスクが、装置の存在に起因する痛み、不快、または異常感覚と同様、本発明の軸アセンブリに関して大いに低減されると考えられる。
例えば、本発明の脊髄軸安定化システムの他の利点は、配置および配向が、神経、血管、または軟組織を侵害するような露出面を呈さない点にある。さらに、埋め込み物が保護された通路を通って軸方向に送入されるため、他の外科的アプローチから送入されるシステムのための送入システムのような筋肉の収縮および大きな血管または軟組織の暴露が存在しない。
これは、埋め込み物の配置方法が、前側(好ましい)または後側のどちらのアプローチによるものであっても当てはまり、前側からのアプローチについての言及が、これが好ましいとはいうもののあくまで便宜上のものであり、前仙骨の前側および後側の両方のアプローチおよびその後の仙骨通過の軸安定化方法および装置が、患者が他の後側の器具類の使用に容易に適合する腹臥の姿勢にある、血液の喪失が最小限である、例えば静脈、動脈、神経などの軟組織構造が保存され、手術および麻酔に必要とされる時間が従来の施術に比べて大幅に短い、本発明の埋め込み物は、単に痛みを軽減するだけでなく、機能の保存または回復を意図している、など、現在の実務に対して大きな利点を可能にすることを、理解すべきである。
上述の本発明の目的、利点、および特徴は、本発明が従来技術の呈する困難を克服するやり方のうちのいくつかの例示にすぎず、いかなる様相においても本発明の解釈を限定しようとするものではない。本発明において開示した複数レベルの軸安定化装置およびアセンブリ、ならびにそれらの配置のための外科工具セットおよび技法のこれらの利点および特徴ならびに他の利点および特徴は、以下の概要および本発明の好ましい実施の形態についての詳細な説明を添付の図面と組み合わせて検討することによって、より容易に理解されるであろう。
概要
これまでの研究で、L5と仙骨との間の椎間空間に使用するための或る範囲の癒合および可動性維持(MM)の治療装置が開発されている。或る場合には、L5/仙骨椎間空間および上側に隣接するL4/L5空間の両者に治療を提供する必要があるかもしれず、各空間に加えられる牽引の量について別個独立の制御が必要とされる様相で、治療を提供する必要があるかもしれない。或る場合には、L3/L4、L4/L5、およびL5/仙骨などの隣り合う2つ以上の椎間空間に牽引を提供し、次いで治療を提供する必要があるかもしれない。さらには、たとえ単一レベルの牽引のための上述の形式の軸ロッドを使用して一連の単一の牽引を実行できるとしても(2つの別個のロッドを3つの椎体のうちの中位の椎体に配置するという困難が存在するため)、隣接する2つの椎間空間のための軸ロッドの間に種々の形態の機械的相互作用を設けることが、好都合であろう。
仙骨通過のアプローチによってアクセスされる隣接する2つ以上の運動セグメントへと治療を提供するというこれまで満たされることがなかったニーズが、本発明によって対処される。本発明の考え方が、一連の実施例に説明されるが、いくつかの実施例は、2つ以上の発明概念を示している。個々の発明概念を、特定の実施例に設けられているすべての細部を実行することなく、実行することが可能である。当業者であれば、種々の実施例に示される発明概念を、特定の用途に対処するために一緒に組み合わせることが可能であることを理解でき、したがって後述される発明概念について考えられるすべての組み合わせの例を、提示する必要はない。
本発明が、TranS1 Inc.による先の研究の延長であり、それら研究が、言及によって本明細書に取り入れた一連の特許出願に充分に解説されていることから、ここでの検討は、本発明の新規な態様および新規な材料を説明するために有用であるすでに説明した研究のとくに関連する態様に注力する。この出願に開示される本発明の軸脊柱安定化ロッドおよびアセンブリは、この出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されているすべて2004年10月22日付の米国特許出願第10/972,065号、第10/971,779号、第10/971,781号、第10/971,731号、第10/972,077号、第10/971,765号、第10/971,775号、第10/971,299号、第10/971,780号、およびこの出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されている2005年8月9日付の米国特許仮出願「Method & Apparatus for Access & Deployment of Spinal Stabilization Devices Through Tissue」(代理人事件番号第TransS1 050809 LLG‐8)(これらは、ここでの言及によってその全体が本明細書に取り入れられたものとする)にすでに記載された準備、方法、ならびに手術道具および器具セットを使用して、実質的に同じ仙骨通過のアクセスによって配置されるため、仙骨通過のアプローチによって通路を確立するための全体的方法は、すでに充分に解説されており、広く本発明に適用可能である。すでに述べたように、この外科的技法のすべての段階は、好ましくは2方向透視などといった放射線画像化手段による能動的なリアルタイムの画像化を使用し、通常は本発明の軸ロッドは、適切な目標位置へと進められた交換カニューレによる軟組織を通っての非外傷性の導入のために、延伸したガイドピン上への配置によって装置アセンブリを送入するためにカニューレ挿入される。これらの準備段階の詳細に興味がある者は、この出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡されおり、ここでの言及によって本明細書に取り入れられたものとする「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日付の米国特許仮出願第60/601,842号の第21〜27頁などを見直すことができる。関連の準備についての他の検討を、この出願と同じ譲受人へと譲渡されている2005年7月26日発行の「Method and Apparatus for Spinal Distraction and Fusion」についての米国特許第6,921,403号に見つけることができ、該当部分はここでの言及によって本明細書に取り入れられたものとする。
図3は、本発明による典型的な遠位牽引ロッド300の一実施の形態を示している(さらに詳しく後述されるように、本発明は、遠位装置が2つの異なる椎体に固定される状況には限られず、あるいはそのように固定される状況であっても、牽引を付与するために使用される状況には限られない)。図3Aは、外側を示しており、図3Bは、断面を提示しており、図3Cおよび3Dは、内部の穴304を露出すべく長手方向の一部を除去してなる斜視の固体表面図を提示している。遠位牽引ロッドの動作は、図4に示すように、脊柱構成要素に関連して最もうまく説明される。図4は、ここでは遠位椎体404、中位椎体408、および近位椎体412と称される隣接する3つの椎体を示している。3つの椎体が、遠位椎間板空間416および近位椎間板空間420である、2つの椎間板空間を含む隣接する2つの運動セグメントを定めている。3つの椎体が特定の椎体に限られるわけではないことを意味するため、近位椎体の輪郭が完全には描かれていない点に注意すべきである。すなわち、最も遠位の椎体404がL3またはL3よりも上方であるよう、仙骨通過の軸方向の通路212を脊柱へと充分に延ばすことができるため、近位椎体412は必ずしも図2Cの仙骨116ではない。
遠位牽引ロッド300は、遠位ねじ部308および近位ねじ部312で構成され、この好ましい実施の形態においては、さらに腰部316で構成されている。異なるねじピッチを使用することで、遠位ねじ部308が遠位椎体404に係合し、近位ねじ部312が中位椎体408に係合したときに、2つの椎体(図4の要素404および408)の制御された牽引を可能にすることができる。
1つの運動セグメント内の2つの椎体を牽引するために異なるねじピッチを使用することは、この出願と同時に係属中であって同じ譲受人へと譲渡され、今や米国特許第6,921,403号となっている2002年12月3日付の米国特許出願第10/309,416号に記載されており、この米国特許は、その全体がここでの言及によって本明細書に取り入れられたものとする。異なるねじピッチを、後端を「ねじの利き手」と同じ方向に回転させることによって椎体(404および408)へと進められる遠位軸ロッド300において利用することができる。近位ねじ部312のねじおよび遠位ねじ部308のねじは、装置を構成している細長い本体の周囲を、どちらも反時計方向(または、どちらも時計方向)に延びており、好ましくは遠位および近位のねじが、セルフタップ式である。遠位軸ロッド300は、遠位ねじ部308において近位ねじ部312のねじピッチに比べて細かいねじピッチを有しており、遠位軸ロッド300がねじの利き手に関して適切な方向に回転させられるたびに、遠位軸ロッド300が遠位椎体404に対して第1の量だけ移動する一方で、より近位の椎体408に対してはより大きな量で移動するため、係合する2つの椎体404および408の間の椎間板空間416の牽引を生じさせる。上記のより大きな量に対する第1の量の比は、近位ねじ部のピッチに対する遠位ねじ部のピッチの比に比例する。より大きな牽引を達成するために、図3に示した組み合わせよりも大きく相違するねじピッチを選択できることを、当業者であれば理解できるであろう。一方向への回転が牽引を引き起こすため、反対方向への回転は圧縮を生じさせる。
遠位軸ロッド300の好ましい実施の形態は、遠位牽引ロッドの遠位端の遠位椎体へのねじ込みを容易にするため、チップブレーカ部320を備えている。近位ねじ部のねじの前縁324は、ねじ部の内径から外径へと大きくなっている。遠位牽引ロッド300の穴304は、腰部316において半径方向外向きに延びるいくつかの開口332を備えている。これらの開口を、骨ペーストまたは癒合を促進するための他の材料など、運動セグメントへの治療の提供の一部として材料を届けるために使用することができる。空洞304の遠位端328は、この遠位端328が椎体間の空間ではなく椎体内に位置することになるため、一般的には、治療用材料の送入のための開口としては使用されない。遠位端328の開口は、遠位牽引ロッドをガイドワイヤによって配置する場合に有用である。
遠位ねじ部308のねじの外径が近位ねじ部312のねじの内径よりも小さい場合、遠位牽引装置の挿入のために用意される通路を、遠位牽引装置の遠位部が中位椎体をねじを係合させることなく通過することができるよう、中位椎体を通過する通路の断面に比べて、通路が遠位椎体に進入するときに断面が小さくなるようにすることができる点に、注意すべきである。これは、通路の周囲の骨が損なわれず、あるいは弱められることがない点で、中位椎体に遠位ねじ部を通過させるために魅力的であるように思われるが、好ましい実務ではない。好ましい実務は、減少する外径の並びを使用することであるが、遠位寄りのねじセットをロッドを回転させることなく通過させることができるほどには外径を減少させる必要はない。
椎体を通過する穴のサイズに比べて小さいが、依然として椎体を通過する穴に係合する外径を有する第1のねじセットを係合させても、より大きな外径を有する後続のねじセットを同じ椎体にねじ込む能力に、悪影響はないことが明らかになっている。外径を、1つのねじセットが椎体の他のより近位側の穴をねじロッドを穴に係合させることなく通過できる程に大きくは減少させない利点は、ねじのサイズの範囲があまり広範囲に及ばない点にある。ねじのサイズが広範囲にわたると、3つ以上のねじセットを使用するときに、比較的細い遠位部を有するロッドを使用するか、あるいはきわめて太いロッドを末端とするかの選択を強いられることになる。
ロッドドライバ係合領域336は、ドライバでロッドに回転を付与することができるよう、当業者にとって公知のいくつかの構成のうちの1つで製作することができる。例えば、遠位牽引ロッド300の近位端に、雄の六角ヘッドを有するドライバでの駆動に適した対応する雌の六角ヘッドを設けることができる。適切なドライバは、「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日付の優先権書類第60/601,842号に記載されており、図28を含むこの書類の該当部分は、言及によってここに取り入れられたものとする。
好ましい実施の形態においては、遠位牽引ロッド300を、穴304の近位端の内側に一式の雌の抜き取りねじ348(例えば、左巻きのメートルねじパターンM7)を有するように構成することができる。このねじが、抜き取りドライバ工具のねじに一致する。
すでに挿入されたロッドの抜き取りは、すでに挿入されたロッドの抜き取りを開始すべくロッドを反時計方向に回転させるためにドライバを使用することから始まると考えられる(脱離を開始させるためのドライバの初期の関与を必要とせずに、抜き取りを実行できる場合もある)。例えば見直しまたは埋め込み具の選択のサイズ変更の場合に抜き取りが必要であれば、遠位牽引ロッドをロッドドライバ係合領域336に係合する軸ロッドドライバ工具によってわずかに戻した後に、雌の抜き取りねじ348に係合させて残りの道中について牽引ロッドを引っ張るため、抜き取り工具を使用することができる。係合したロッドの右巻きのねじを、抜き取り工具を通常の反時計方向に回転させることによって抜き取ることができるため、左巻きのねじを使用することが好ましい。左巻きのねじを使用することで、反時計方向の回転にて抜き取り工具の遠位端の左巻きのねじ部を、抜き取ろうとするロッドの対応するねじに係合させることができる。左巻きのねじを完全に係合させた後に、抜き取り工具をさらに反時計方向に回転させることで、ロッドの右巻きのねじが椎体から解放される。ロッドは工具の左巻きのねじに係合しているため、ロッドが椎体から解放されたならば、抜き取り工具の先端でロッドを引き出すことができる。
とくに好ましい実施の形態においては、左巻きのねじが、ロッドドライバ係合領域の多角形の壁に切り込まれている(おそらくは、後述の図6Bに最もよく見ることができる)。ロッドを取り除くための左巻きのねじ付きの抜き取り工具の使用は、遠位牽引ロッドには限定されず、プラグ(後述)など、右巻きのねじによって係合して設置された任意の装置について、使用可能である。装置が左巻きのねじにて椎体または他の先行の装置に係合する場合、抜き取り工具が右巻きのねじを有し、抜き取り工具の時計方向の回転によってそのような装置が解放されることを、当業者であれば理解できるであろう。
雌の抜き取りねじの使用を、本発明のこの態様の一例として、遠位牽引ロッド300に関して説明したが、本発明の考え方は、軸方向に挿入される他の装置にも適用可能である。
図5は、本発明において使用するための典型的な近位牽引ロッド500を示している。さらに具体的には、図5Aが、近位牽引ロッド500の外側を示しており、図5Bが、近位牽引ロッド500の長さに沿った断面を示しており、図5Cが、長手方向に一部が取り除かれた近位牽引ロッド500の固体表面斜視図を提示している。近位牽引ロッド500は、ねじ部504および係合部508で構成されている。この実施の形態には示されていないが、当業者であれば、例えば典型的な遠位牽引ロッド300において見られるような腰部を備えることによって、ねじ部が係合部の始まりよりも前で終わるようにねじ部の長さを短くすることができる。
ねじ部504は、先細り部512およびねじ直線部516を有しており、この構成は、ねじ部の前縁の近位椎体412へのねじ込みを容易にしている。
係合部は、ねじを有していないが、先細りの前縁520を有している。近位牽引ロッド500が通路内を進められるとき、係合部508の先細りの前縁520が、遠位牽引ロッド300の近位端に係合する。係合部508が、近位牽引ロッドの肩部524が遠位牽引ロッド300の後縁に押しつけられるまで、遠位牽引ロッドの穴304へと進められる。
好ましい態様では、近位牽引ロッドの遠位側の係合部508は、遠位牽引ロッド300の穴の対応する部位346(「係合領域」)を基本的に満たす。一実施の形態においては、この円柱形の軸部を収容する部位の穴サイズの仕様は、0.25インチ(+0.005インチ、−0.000インチ)であり、円柱形の軸部の寸法の仕様は、0.2495インチ(+0.000インチ、+0.005インチ)である。遠位側の係合部508の先細りの前縁520の部分に使用される角度が、穴304の対応する部位にも繰り返される。この近位牽引ロッド500の先端部分と遠位牽引ロッドの穴304の後部との密な嵌まり合いが、遠位牽引ロッドを回転させることなく、すなわちすでに付与された遠位側の牽引を変化させることなく、近位牽引ロッド500を遠位牽引ロッド300に対して回転させる能力を保ちつつ、2つのロッドの互いの軸の整列を維持するように機能する。ねじを近位椎体412に係合させつつ近位牽引ロッド500を回転させることで、近位牽引ロッド500が前進して、遠位牽引ロッド300ならびに遠位牽引ロッドに係合している遠位椎体404および中位椎体408を近位椎体412から離れるように押すべく遠位牽引ロッド300を押し、近位椎間板空間420に所望の量の牽引を与える。上述の方法によれば、近位椎間板空間420に与えられる牽引の量が、遠位椎間板空間416に与えられる牽引の量と独立である点に、注目すべきである。さらに、近位牽引ロッドのねじ部504のねじのピッチが、与えることができる牽引の量と無関係である(牽引ロッドの1回転当たりの牽引の量を変化させることを越える)ことに注目すべきである。実際、近位牽引ロッドのねじ部504のねじの利き手を、近位牽引ロッドに使用されるねじの利き手と独立に選択することができ、遠位牽引ロッドを第1の方向に回転させることによって牽引が付与され、近位牽引ロッドを反対の方向に回転させることによって牽引が付与される。
随意により、近位牽引ロッド500の断面を、近位椎体412に形成される通路の断面を、遠位牽引ロッド300が近位椎体412に螺合することなく、あるいは通路によって露出される骨表面を傷つけることなく、近位椎体412を通過できるように寸法付けることができるよう、遠位牽引ロッド300の近位側のねじ部312の外径よりも充分に大きくなるように選択することができる。
近位牽引ロッド500は、一式の開口532を、近位牽引ロッド500の穴528へと接続して有している。これらの開口を、運動セグメントの癒合の手順の一部として治療用の材料を分配するために使用することができる。好ましい実施の形態においては、4つの開口が90°の間隔で存在している。
ロッドドライバ係合部536は、ドライバでロッドに回転を付与することができるよう、当業者にとって公知のいくつかの構成のうちの1つで製作することができる。例えば、近位牽引ロッド500の近位端に、雄の六角ヘッドを有するドライバでの駆動に適した対応する雌の六角ヘッドを設けることができる。適切なドライバは、「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日提出の優先権書類第60/601,842号に記載されており、図28を含むこの書類の該当部分は、言及によってここに取り入れられたものとする。
雌の抜き取りねじ348に関して説明したように、近位牽引ロッド500の穴の近位端の一式の雌の抜き取りねじ548(好ましくは、左巻きのメートルねじ)を、近位牽引ロッドの抜き取りに使用することができる。
穴プラグを穴528に固定する際に使用される雄ねじ部540を、以下でさらに詳しく説明する。
空洞プラグ
軸ロッド用プラグの目的は、癒合の促進のプロセスの一部として、あるいは他の治療目的で、添加媒体(例えば、骨ペースト、PN材料)挿入器によって遠位または近位牽引ロッドの空洞から開口を通って椎体間の空間へと挿入される骨形成、骨伝導、または骨誘導のゲルまたはペーストに関し、これらの漏れまたは移染を防止することにある。このやり方で挿入される材料は、例えば先に導入された自家骨移植材料によって占められていない残りの空間の全体を、満たすように意図されることが多い。本発明の好ましい態様においては、プラグが軸ロッドと同じチタニウム合金から製作されるが、他の適切な(例えば、生体適合性の、重合体の)材料から形成することも可能である。
A)噛み合い空洞プラグ
図6Aは、遠位牽引ロッド300の図を示しており、遠位牽引ロッドの空洞の近位端に近位牽引ロッド300が挿入されて示されている。すでに述べたように、遠位牽引ロッドの空洞304は、開口332へと接続されており、これらの開口を通って届けた治療用材料の処置後の進入など、空洞304への材料の進入を防止または制限するため、空洞304を塞ぐことが望ましいと考えられる。遠位ロッド用プラグ604が、雌ねじ部340に対応する雄ねじ部608を備えて示されている(比例尺ではない)。遠位ロッド用プラグ604を、遠位ロッド用プラグ604の空洞の後縁の雌の六角金具612を駆動するように適切に寸法付けられた六角ドライバによって、駆動することができる。適切なドライバは、「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日提出の優先権書類第60/601,842号に記載されており、図29を含むこの書類の該当部分は、言及によってここに取り入れられたものとする。遠位ロッド用プラグ604は、遠位牽引ロッド300に設置されたとき、設置された遠位ロッド用プラグが遠位牽引ロッド300の近位端への近位牽引ロッド500の挿入と干渉することがないように、空洞の先細り部344の遠位側に着座する。
遠位ロッド用プラグ604の空洞は、近位牽引ロッド用プラグ650に関して後述する雌ねじ部616を有している。
近位ロッド用プラグ650は、遠位ロッド用プラグ604の雌ねじ部616と係合するように構成された雄ねじ部654を有しており、遠位ロッド用プラグ604を備えた遠位牽引ロッド300と近位牽引ロッド500とを含むアセンブリを一体に結合し、1つの剛なアセンブリをもたらす。好ましい実施の形態において、近位ロッド用プラグ650が、雄ねじによって近位牽引ロッド500の空洞の近位端の雌ねじ部540に係合することがない点に、注意すべきである。遠位側のロッドに対して自由に回転できる別の軸ロッドの第2のセットのねじと係合しないことで、ねじクロス(cross‐threading)の恐れがなく、雌ねじ部を互いに整列させる整列法を工夫する必要がない。
次いで、近位ロッド用プラグ650は、雌ねじ部658を備える軸方向の空洞を有している。このねじ付きの空洞は、後述される好ましいプラグドライバと組み合わせて使用され、そのようなプラグドライバは、プラグと係合すべく保持ロッドを使用し、そこからドライバが切り離されるまで、ドライバの遠位端に係合したままである。
近位ロッド用プラグ650を、近位ロッド用プラグ650の空洞の後縁の雌の六角金具662を駆動するように適切に寸法付けられた六角ドライバによって、駆動することができる。適切なドライバは、「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日提出の優先権書類第60/601,842号に記載されており、図29を含むこの書類の該当部分は、言及によってここに取り入れられたものとする。
図6Bは、近位ロッド300と、遠位ロッド500と、遠位ロッド用プラグ604と、遠位ロッド用プラグ604の近位端に係合する近位ロッド用プラグ650との組み立て後の組み合わせの斜視図であり、4分の1部分が取り除かれている。これら構成部品が、すでに設置された遠位ロッド300に回転を付与することなく近位ロッドを前進および回転させることができるよう、遠位ロッド300に対する近位ロッド500の回転を容易にすべく機能(例えば、潤滑)するスラスト・ベアリング680の使用を可能にするように、寸法付けられている点に注意すべきである。
スラスト・ベアリングは、ここに示されているように、ワッシャの形状の構造体であってよい。スラスト・ベアリングは、人体内に配置されることになるため、生体適合性の材料で作られ、かつ使用時に遭遇すると考えられる力に耐えなければならない。スラスト・ベアリングは、軸方向の荷重のもとで、より遠位のロッド300に対してより近位のロッド500の回転を容易にすることを意味しているため、スラスト・ベアリングとスラスト・ベアリングに対して運動するロッドとの間の滑り摩擦係数は、図6Aに示した2つのロッドの間の滑り摩擦係数よりも、小さくなければならない。
スラスト・ベアリング用として適切であると考えられる材料の例は、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)であり、好ましさは劣るが他に可能な材料は、PEEKとして知られているポリエーテルエーテルケトンである。
図6Bに示した斜視図は、遠位牽引ロッド300の雌の取り出しねじ348を含んでおり、さらに近位牽引ロッド500の雌の取り出しねじ548が、よりよく見えている。好ましい実施の形態において、548などといった雌の取り出しねじが、多角形のロッドドライバ係合部536の最も近位側の部分に切り込まれていることに、注目すべきである。
B)単一のロッド貫通プラグ
本発明の他の実施の形態は、ただ1つのプラグを使用するが、遠位牽引ロッド300を近位牽引ロッド500に一緒に固定するプラグを使用する。プラグ700が、適切なドライバ(図7には示されていない)が押しつけられ、雌のソケット708での相互作用によってプラグを回転させるときに、雌ねじ部340と係合するように構成された雄ねじ部704を有している。プラグ700の空洞は、雌ねじ部712を有している。完全に挿入されたとき、プラグ700の先端716が開口332を越え、これらの開口および近位牽引ロッドの開口532を通って材料が戻り来ることがないように阻止する。
特定の状況においては、遠位ロッド用プラグ604を挿入することによって近位側の牽引に先立って開口332が封じられるため、プラグ604および650の組が、プラグ700よりも好ましいと考えられる。
C)2つの別個独立のプラグ
図8は、第3の実施の形態を示しており、近位牽引ロッド500への材料の進入が、遠位牽引ロッド500ではなく近位牽引ロッド300に係合するプラグ804、または遠位牽引ロッド500内のプラグを使用することで、制限されている。さらに詳しくは、遠位牽引ロッド500の近位端へと挿入された近位牽引ロッド300について、図8Aが部分断面図を示しており、図8Bが側面斜視図を示している。遠位牽引ロッド500が、プラグ804によって内側から封じられており、近位ロッド用プラグ850が、近位牽引ロッド300に位置している。どちらの場合も、プラグ(804または805)を牽引ロッドの空洞に固定するために、雄ねじ部808および858が対応する雌ねじ部340および540に係合している(図6に最もよく見ることができる)。プラグは、係合部812および862(好ましくは、雌の六角金具である)に係合する適切なドライバによって駆動される。プラグの先端816および866は、材料が開口から牽引ロッドの長手方向の空洞へと戻り来ることができないように位置している。
ただ1つのプラグを近位または遠位の牽引ロッドのどちらにおいても使用できるよう、牽引ロッドの構成において別個独自の部品の数を少なくすること、および或る範囲で長さが相違する牽引ロッド(あるいは、遠位牽引ロッドの場合において、近位および遠位のねじピッチの組が相違する牽引ロッド)について同じプラグを使用することには、利点が存在する。
上述した種々の構成要素および考え方の紹介に続き、これら提示した題材をフローチャートの文脈において見直すことが、役に立つであろう。図9が、隣接する椎間空間に2つの牽引をもたらすプロセスのフローチャートを示している。
ステップ905は、軸牽引ロッドの挿入を可能にするため、通路の用意を指示している。
ステップ910は、遠位側のねじ部308のねじを、遠位の椎体404に係合させ、近位側のねじ部312を、中位の椎体408に係合させるように指示している。
ステップ915は、遠位ねじ部308と近位ねじ部312との間のねじピッチの相違の作用によって、遠位側の椎間空間に所定の量の牽引を選択的に加えるため、ロッドドライバ係合領域336へと力を加えることによって、上記係合させた遠位牽引ロッド300を回転させるように指示している。牽引を加えるための回転の方向が、ねじの利き手の方向の関数であり、さらには近位または遠位のどちらのねじセットのピッチが細かいかの関数である点に、注意すべきである。
ステップ920は、牽引した遠位側の椎間空間416に所望の治療を施すように指示している。この治療は、開口332を通じての遠位椎間空間416への材料の供給を含むことができる。
ステップ925は、遠位牽引プラグ604など、遠位牽引ロッド用プラグの随意による追加を指示している。これは随意である。なぜならば、或る医療提供者らは、空洞をまったく封じないことを選ぶと考えられ、或る者は、近位側の牽引後に適用されて両方の軸牽引ロッドの空洞を封じるプラグに頼ると考えられるためである。
ステップ930は、近位牽引ロッド500を近位側の椎体412へとねじ込むことを指示している。
ステップ935は、近位牽引ロッド500が係合済みの遠位牽引ロッドを押して近位側の椎間板空間420に指定の量の牽引を与えるまで、近位牽引ロッド500を回転させるように指示している。好ましくは、近位牽引ロッド500による遠位牽引ロッド300に対する力の印加が、2つの牽引ロッドの軸方向の整列を乱すことなく生じるよう、近位牽引ロッド500の遠位端が、遠位牽引ロッド300の空洞の近位端に係合する。近位側の椎間板空間に加えられる牽引の量が、遠位側の椎間板空間に加えられる牽引の量と独立である点に、注目すべきである。
ステップ940は、近位側の椎間板空間420に治療を施すように指示しており、この治療は、開口532を通じての近位椎間空間への材料の挿入を含むことができる。
近位側の椎間空間に治療を施した後に、プラグの適用に関していくつかの選択肢が存在する。1つの選択肢は、フローチャートには明示されていないが、近位牽引ロッドにプラグをまったく挿入しないという選択肢である。ステップ945、950、および955は、3つの異なる種類のプラグを近位牽引ロッドへと挿入するために選択できる選択肢を提示している。
ステップ945は、図8に要素850として示されているような近位牽引ロッド用プラグの追加を指示している。このようなプラグは、近位牽引ロッドの空洞を封じるが、近位牽引ロッド500を遠位牽引ロッド300に接続する機能は有していない(直接であっても、遠位プラグを介して間接的であっても)。
ステップ950は、近位牽引プラグの挿入および遠位牽引ロッド300との係合を指示している。これは、遠位牽引ロッド300の雌ねじ部340に係合する図7の要素700によって示されている。
ステップ955は、近位牽引プラグの挿入および遠位牽引ロッド用プラグとの係合を指示しており、図6に近位牽引ロッド用プラグ650として示したような近位牽引プラグが、すでに挿入されている遠位牽引ロッド用プラグ604に係合して、近位牽引ロッド500を遠位牽引ロッド300に接続することによってさらなる安定をもたらす。
ステップ950および955にて言及されるプラグを検討するとき、およびそのようなプラグの構造的貢献について注目するとき、ロッド間コネクタとしての当該装置に言及することがより適切であろう。なぜならば、当業者であれば理解できるとおり、ロッド間コネクタは、2つのロッドを一体に接続するという機能を提供し、封止が望まれるか否か、あるいはロッド間コネクタが封止をもたらすか否かは、2つのロッドを一体に接続するという機能と無関係であるためである。したがって、本件出願の教示による2つの軸牽引ロッドの間のコネクタは、或るいくつかの牽引ロッドが必ずしも開口を有していなくてもよく、或る種の治療は、開口を通じての治療用材料の挿入を必要としなくてもよいため、そのようなコネクタが開口を通じての空洞への材料の進入を制限する「プラグ」として作用する目的で機能するか否かにかかわらず、特許請求の範囲の技術的範囲に包含される。
隣接する3つ以上の椎間空間の牽引
図10は、隣接する3つの運動セグメントについて連続的な治療を必要とする状況における本発明の使用を説明している。3つのロッド・アセンブリが外形で示されているが、ねじ、ロッドドライバのための係合部、ならびに係合領域および係合部(遠位牽引ロッド300の係合領域346および次の牽引ロッド(後述)の対応する係合部1058など)などといった内部の空洞の態様の表示を含んでいる。
この場合、図10に示されている4つの椎体は、遠位椎体404(L3)、遠中位椎体1004(L4)、近中位椎体1008(L5)、および近位椎体412(仙骨)である。4つの椎体の間の3つの椎間板空間は、遠位椎間板空間416、中位椎間板空間1012、および近位椎間板空間420である。この実施の形態は、遠位牽引ロッド300、中位牽引ロッド1050、および近位牽引ロッド550という3つの軸拡張(牽引)ロッドを有している。
遠位牽引ロッド300が挿入され、ピッチの異なる2つのねじセットを使用することによって遠位椎間板空間416が牽引されるが、これはすでに説明したとおりに機能する。当然ながら、遠位ねじ部308、近位ねじ部312、および腰部316の長さは、どの運動セグメントが対象とされるかに合わせ、それがL4/L5でなくてL3/L4であろうとも、適切であるように調節される。
中位牽引ロッド1050のねじ部1054が近中位椎体1008に係合したとき、ドライバと中位牽引ロッドの近位空洞の対応するロッドドライバ係合領域との間の係合を通じて回転が継続して加えられ、結果として中位牽引ロッド1050が前進して、遠位牽引ロッド300の近位端を押す。この前進および押しによって、この場合には中位椎間板空間1012である椎間空間の拡大が生じる。この牽引の後、開口1062は、この空間へと治療用の材料を届けることができるように椎間の空間に位置する。
好ましい実施の形態においては、中位牽引ロッド1050の遠位端が、遠位牽引ロッド300内の空洞304の近位端の係合領域346に密な公差で嵌り込む係合部1058を有している。
中位牽引ロッド1050は、より遠位のロッドの空洞の対応する形状の部位と係合するための係合部1058と、より近位の牽引ロッドの係合部556を収容するように構成された係合領域1066(中位牽引ロッド1050の近位端の空洞の一部位に位置する)とを有することを特徴とする。要約すると、中位牽引ロッド1050は、より遠位の牽引ロッドを押すように構成されるとともに、より近位の牽引ロッドによって押されるように構成されている。図3および5に示した牽引ロッドに関する先の説明と同様、中位牽引ロッド1050も、空洞の近位端にロッドドライバ係合領域を、対応するドライバによって使用するために備えることができ、引き抜き工具によって使用するための雌ねじ1072を備えることができる。
次に、近位ロッド550が近位椎体412へとねじ込まれる。近位ロッド550は、この実施の形態においては、近位牽引ロッド550の内部空洞と連通する開口562を有している。近位牽引ロッド550も、空洞の近位端にロッドドライバ係合領域を、対応するドライバによって使用するために備えることができ、引き抜き工具によって使用するための雌ねじ572を備えることができる。
図4および10に関して上述した2つの例は、隣接する2つまたは3つの運動セグメントへと加えられる一連の癒合治療を示しているが、本発明は癒合治療には限定されない。他の種類の治療は、処置対象の運動セグメントに或る程度の術後の可動性をもたらすように機能する。そのような装置の治療の態様の細目は、すでに引用した先の出願に詳しく記載されている。本発明の焦点は、隣接する2つ以上の運動セグメントへと治療を提供する能力にあるため、これらの軸脊柱可動性保存装置(動的安定化、または運動管理、あるいは「MM」装置とも称される)の動作の詳細については、ここでは繰り返さない。
図11は、2つの軸埋め込みロッドを順次に設置することによって提供される2つのレベルの治療を示している。遠位ロッド1104は、遠位ねじ部1108、治療部1112、および近位ねじ部1116で構成されている。遠位ねじ部1108および近位ねじ部1116は、この例では同じねじピッチを有しており、したがって遠位ロッド1104を挿入しても、遠位ロッド1104が遠位椎体404および中位椎体408に係合するため、遠位椎間板空間416に牽引が加えられることはない。
治療部1112は、ここでは、材料が椎間の空間へと導入されて装置膜1120によって保持された後の外形で、示されている。この図においては、装置膜1120を運動セグメントの構成要素から見分けることができるようにするため、図において装置膜と運動セグメントの他の構成要素との間に小さなすき間が残されている。これは、あくまで説明の目的のためのものであり、膨張した装置膜1120は、椎間の空間の形状に一致するであろう。同様の装置膜を示している後続の図も、やはり同じ理由で、装置膜と他の構成要素との間のすき間を誇張している。
図11に示した近位ロッド1150は、ねじ部1154および開口1158を有している。遠位ロッドと近位ロッドとの間の係合は、この図においては見ることができないが、図4に関して上述した同じやり方で実行できる。同様に、プラグについての選択肢も、上述のとおりである。図11は、より近位のロッドが埋め込み済みのより遠位のロッドを頭部の方向に押して、より近位のロッドに係合している椎体とより遠位のロッドに係合している1つ以上の椎体との間の軸方向の距離を増加させるため、牽引を達成するためにねじ部1154の利き手が必ずしも遠位ロッド1104に使用されているねじの利き手と同じでなくてもよい点を示している。
図12は、ただ1つのねじ部1208を有する遠位ロッド1204を有している。したがって、この遠位ロッドは、中位椎骨408に係合するが、遠位椎骨404には係合しない。遠位ロッド1204の治療部1212が、遠位側の椎間板空間416へと延びている。膨張可能な装置膜1220へと材料を導入した後、装置は、椎間板空間416内にぴったりと適合するように膨張する。この遠位ロッド1204は、異なるねじピッチの2つのねじ部を使用することによる牽引を加えてはいないが、膜を椎間板空間416において膨張させることで水圧によっていくらかの牽引を加えることができることを、当業者であれば理解できるであろう。図12の近位ロッド1150は、内部に構成することが可能であり、図11に関して説明したように動作することができる。
図13は、隣り合う2つの脊柱運動セグメントに治療をもたらすための本発明のさらに他の用法を示している。さらに具体的には、図13は、図12に関して説明した種々の要素を備えている遠位ロッド1204を示している。図13は、近位ロッド1350が、図11および12においてなされているような近位椎体412と、中位椎体408と、近位椎間板空間420とからなる運動セグメントの癒合に使用されてはいない点で、図12と相違している。代わりに、図13に示されている2つの隣接する運動セグメントは、処置対象の両方の運動セグメントに術後の可動性がもたらされるよう、運動管理の治療を受けている。近位ロッド1350を、適切なロッドドライバおよび近位ロッド1350の長手空洞の近位端に位置するロッドドライバ係合部を使用することによって、ねじ部1354を近位椎体412に係合させることで、遠位ロッド1204に向かって軸方向に前進させることができる。近位ロッド1350が遠位ロッド1204に係合した後、近位ロッド1350を軸方向に頭部へと前進させようとする近位ロッド1350のさらなる回転は、近位ロッド1204およびこれに係合している中位椎体408を、近位椎体412から離れるように動かすことになる。近位椎間空間の所望のレベルの牽引(必要である場合)を達成した後に、近位ロッド1350の空洞の近位端へと材料を供給し、装置膜1370を膨張させるべく近位ロッド1350の治療部1362の開口から出すことができる。
先の例では、ロッドの開口を通じて椎間の空間へと挿入される人工髄核材料を収容するために、膜を用いる運動管理治療を使用したが、本発明が、これらの特定の種類の運動管理装置に限定されるわけではない。本件出願と同時に係属中であるさまざまな出願または発行済みの特許およびそれらの優先権種類に記載されているような他の運動管理治療を、隣接する2つ以上の脊柱運動セグメントへと治療を提供するために、本発明の教示に組み合わせることが可能である。例えば、具体的には、膜なしで椎間の空間へと人工髄核材料を注入する運動管理治療が、本発明について意図される用法の範囲に含まれる。
表Aは、本発明の教示の適用の範囲のさまざまな例(これらですべてではないが)を明らかにすべく提示されている。表は、この出願における例、および言及によって援用されたものとする「Method & Apparatus for Multi‐Level Stabilization of the Spine」についての2004年8月14日付の米国特許仮出願第60/601,842号におけるきわめてさまざまな例を引用している。表中に引用されている種々の図面、およびそれらの図面に関係する上記仮出願中の本文は、援用によってここに取り入れられるものとする。この表において、アンカとは、椎体に係合する装置またはロッドのねじ部を指しており、PNは、人工髄核を指している。
Figure 0004993500
保持ロッドを有するプラグドライバ
図14は、上述の種々の種類のプラグの挿入および取り出しのための好ましいドライバを示している。図14Aが、ドライバ・アセンブリ1400を示している。ドライバ・アセンブリ1400は、ドライバ・アセンブリ1400へと回転をもたらして結果として駆動対象のプラグへと回転をもたらすように構成されたハンドル1404を有している。ハンドル1404がドライバ軸1408へと接続され、図14Bに示すように多角形のドライバ・ヘッド1416を備えるドライバ1412が形成されている。好ましい実施の形態においては、ドライバ・ヘッド1416が、接続ピン1424などによってドライバ軸1416へと取り付けられる着脱式の先端部1420の一部である。
保持ロッド1450が、ねじ付きの遠位端1454と、この場合にはノブである回転アクチュエータ1458とで構成されている。保持ロッド1450を、ドライバ軸1408へと挿入することができ、保持ロッド1450がドライバ1412よりも長いため、ねじ付きの遠位端1454をドライバ軸1408を通って延伸させ、ドライバ・ヘッド1416を通って出すことができる。図14Cは、ねじ付きの遠位端1454が突き出している状態のドライバ・ヘッド1416の拡大詳細を示している。
保持ロッド1450を備えるドライバの利点は、ねじ付きの遠位端1454をプラグの近位端の対応する部位に係合させることによって、プラグをドライバ1400に係合させることができる点にある。これは、プラグの近位端をねじ付きの遠位端1454に隣接させて保持し、ねじ付きの遠位端をドライバ軸1408および保持されているプラグに対して回転させるべく回転アクチュエータ1458を回転させることによって、行うことができる。ひとたびプラグをねじ付きの遠位端1454およびドライバ・ヘッド1416に係合させると、ドライバ・アセンブリ1400の遠位端を、係合させたプラグを伴いつつ、通路へと挿入することができる。プラグの遠位端が該当の装置へと挿入された後、プラグ上のねじを装置のねじに係合させてプラグを係合させるため、ハンドルを回転させることができる。プラグのねじを装置内のねじに少なくとも部分的に係合させた後、回転アクチュエータ1458を、保持ロッド1450のねじ付きの遠位端1454をドライバ・ヘッド1416およびプラグに対して回転させるべく、回転させることができる。適切な方向(ねじ付きの遠位端1454に使用されているねじの利き手にもとづく)への回転によって、ねじ付きの遠位端1454がプラグから切り離される。プラグが装置へと設置された後に、ドライバ・アセンブリ1400の遠位端を通路から引き戻すことができる。
装置からのプラグの取り出しは、保持ロッド1450(ドライバ・アセンブリ1400の一部である)のねじ付きの遠位端1454を通路内で、取り出そうとするプラグの近位端に隣接させて位置させることから始まる。使用されているねじにとって適切な方向に回転アクチュエータを回転させることで、ねじ付きの遠位端1454が設置済みのプラグに係合する。ねじ付きの遠位端1454がプラグに係合して、プラグがドライバ・ヘッド1416に係合した後、ハンドル1404を使用してドライバ・アセンブリ1400を回転させることで、プラグが装置から切り離される。プラグが切り離された後、プラグは保持ロッド1450にねじで係合しているため、ドライバ・アセンブリを通路から取り出すときに、プラグをドライバ・アセンブリと一緒に取り出すことができる。
軸埋め込み装置にとって好ましい材料の特性が、米国特許仮出願第60/601,842号に詳細に検討されており、この出願の第38〜40頁の材料など、この出願における該当の材料は、ここでの言及によって本明細書に取り入れられたものとする。
他の実施の形態
この文書の全体を通じて、雄および雌の両方の六角形の頭部金具に言及した。六角形の金具は好ましい金具であるが、他の対応する雄および雌の金具を、ドライバから被駆動側のロッド、プラグ、または他の構成部品へと回転を付与するために使用できることを、当業者であれば理解できるであろう。完全な円という例外を除き、規則的または不規則な辺を有する三角形、四角形、五角形、七角形、八角形、などといったほぼ任意の多角形が、この目的に機能するであろう。三日月形、楕円形、半円形、または同じ中心軸を共有しない2つ以上の円のアレイなど、曲面を備える形状を含む他の形状も、この目的に機能することができる。本明細書および後続の特許請求の範囲のいかなる記載も、請求項の保護の範囲を六角形のドライバに限定するものとして解釈してはならない。
詳しく上述した好ましい実施の形態は、ロッドのねじ部の断面が次第に小さくなるような軸方向の牽引ロッドの組を使用している。代案として、2つの別個の牽引ロッド上の連続する2つのねじセットが、同じねじおよび断面を有してもよい。例えば、遠位牽引ロッド300の近位側のねじ部312と近位牽引ロッド500のねじ部504とが同じねじパターンを有する場合、ねじクロスを防止するためにキーイング(keying)が有用であり得る。
さらに具体的には、ねじクロスを防止するため、ねじが同じ位置にて骨に係合するように、ねじの「タイミングを合わせる」必要がある。ねじクロスは、それらが「セルフタップ」のロッドであるがために生じる可能性がある。椎体に係合する(椎体を通過するのではなく)ための充分な寸法の第1のねじセットは、基本的には、椎体を通過してねじ穴を形成する。次のねじ部が、先にねじ穴が形成された椎体へと達するとき、ねじの前縁が同じ場所において第1のねじセットが残した軌跡に進入しない限り、ねじクロスが生じる。本発明の一態様においては、仙骨にドッキング/付着するねじ付きの内径を有する交換カニューレを、ねじクロスを避けるために利用することができる。これにより、各ロッドを、最初に同じ位置において椎体に係合するよう、カニューレを通って容易にねじ込むことができる。この方法は、隣接する2つの椎間空間の牽引を実行するための努力において、利用することが可能であるが、隣接する3つ以上の椎間空間の牽引を実行する場合に、とくに有用である。なぜならば、キーイングによって、椎体の並びに次第に大きくなる4つの断面を設ける必要がなくなるためである。
係合部の好ましい実施の形態は、図5に関して係合部508によって示したように、先細りの前縁(円錐台)を備える円柱形である。純粋な円柱形または前側の肩が丸められた円柱形が、そのような形状が好ましい実施の形態と同程度には自動整列しない傾向であるにせよ、可能な解決策であることを、当業者であれば理解できるであろう。係合部全体が円錐台形状(すなわち、円柱部分がない)であってもよいが、好ましい実施の形態は、係合部の肉厚を大きくしてロッドのこの部位の強度を高めるために、円柱へとつながる急な先細りを必要とする。同様に、半球に類似した前縁など、より遠位側のロッドに対するより近位側のロッドの終わりなき回転を可能にする他の形状も、可能であると考えられる。
適切な通路を5つ以上の連続する椎体に形成することができるならば、一連の牽引ロッドが、遠位牽引ロッド、2つ以上の中位牽引ロッド、および近位牽引ロッドを含むことができることを、当業者であれば理解できるであろう。これにより、種々のロッドが一連の運動セグメントの構造に合わせて適切に寸法付けられるならば、4つ以上の椎間空間について、順次の牽引および選択的な治療の適用が可能であろう。
上述した選択肢としての実施の形態の組のいくつかが、一般に相互に排他的ではなく、いくつかの場合には、上述した変種のうちの2つ以上を実践する他の実施の形態を生み出すことが可能であることを、当業者であれば理解できるであろう。
本発明の方法および装置が、多数の用途を有しており、本発明が、本発明の理解を容易にするために提示した特定の例には限定されないことを、当業者であれば理解できるであろう。さらに、本発明の技術的範囲は、本明細書において説明したシステム構成要素について、当業者にとって知られていると考えられる変種、変形物、および代替物の範囲を包含する。
ここに請求される本発明の範囲の法的な境界は、後続の特許請求の範囲に記載され、それらの法律上の均等物を包含するように広がる。均等についての法的な検討に精通していない者は、この特許を付与した特許局との実務を行うための登録人に、助言を求めるべきである。
ヒトの脊柱の側面図である。 仙骨通過のアプローチおよび治療用装置の受け入れのための通路の形成を示している。 仙骨通過のアプローチおよび治療用装置の受け入れのための通路の形成を示している。 仙骨通過のアプローチおよび治療用装置の受け入れのための通路の形成を示している。 遠位牽引ロッドの一実施の形態を示している。 遠位牽引ロッドおよび近位牽引ロッドを有するアセンブリの設置後を示している。 近位牽引ロッドの一実施の形態を示している。 遠位牽引ロッドおよび近位牽引ロッドからなるアセンブリを、随意によるプラグとともに示している。 スラスト・ベアリング680を備えるアセンブリについて、周の4分の1を切除した斜視図を示している。 遠位ロッドと近位ロッドとを接続する他のプラグを示している。 近位ロッド内に近位ロッドを遠位ロッドへと接続しない別個のプラグを使用するさらに他のプラグの実施の形態を示している。 隣接する椎間空間に2つの牽引を加えるプロセスのフローチャートを提示している。 隣接する3つの運動セグメントの連続的治療を必要とする状況について、本発明の使用を説明している。 2つの軸方向の埋め込みロッドを順次に設置することによって提供される2レベルの治療を示している。 2つの軸方向の埋め込みロッドを順次に設置することによって提供される2レベルの治療を示しているが、治療を受ける最も頭部寄りの椎間板空間の向こうの椎体を固定せずに、そのような治療が行われている。 隣接する2つの運動セグメントへと動的安定化を提供するための本発明の使用を示している。 プラグの挿入および取り出し用の好ましいドライバを示しており、プラグをドライバの遠位端に係合させるための保持ロッドを有している。

Claims (15)

  1. 遠位側装置と別個の近位側装置とを含み、隣接する2つ以上の椎体を軸方向に牽引するために脊柱に埋め込まれるアセンブリであって、
    前記遠位側装置が、
    遠位端と、
    遠位椎体に係合するための第1の雄ねじセット、及び前記遠位椎体に隣接する中位椎体に同じ利き手で係合するための第2の雄ねじセットと、
    係合領域を有する空洞を備えている近位端と、
    を有しており、
    前記近位側装置が、
    延在部を有する遠位端であって、前記延在部の少なくとも一部が、前記遠位側装置の空洞の係合領域に係合するように適合されている遠位端と、
    近位椎体との係合のためのねじ部と、
    前記近位側装置の遠位端が前記遠位側装置の近位端の後縁に係合して前記遠位側装置に軸方向の力を加え、当該近位側装置が係合している近位椎体と前記遠位側装置が係合している中位椎体との間に牽引を生じさせるよう、前記近位側装置を回転及び軸方向に前進させるためのドライバ係合部を備えている近位端と、
    を有しているアセンブリ。
  2. 前記遠位側装置に回転を付与することなく、前記近位側装置が、前記遠位側装置に対して回転可能であるとともに、前記近位側装置と遠位側装置との軸の整列を維持するように、前記延在部が前記係合領域の対応する部位に密に係合するように構成されている請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記近位側装置が、当該近位側装置の遠位端の延在部を囲む肩部をさらに有しており、
    前記近位側装置が前記遠位側装置に向かって軸方向に充分に進められたとき、前記近位側装置の肩部が、前記遠位側装置の表面の少なくとも一部分に当接する請求項1に記載のアセンブリ。
  4. 前記近位側装置が前記遠位側装置に向かって軸方向に充分に進められたとき、前記近位側装置の延在部が、前記遠位側装置の係合領域の表面の少なくとも一部分に当接する請求項1に記載のアセンブリ。
  5. 前記遠位側装置の第1の雄ねじセットおよび第2の雄ねじセットが、同じピッチを有している請求項1に記載のアセンブリ。
  6. 前記遠位側装置の第1の雄ねじセットが、当該遠位側装置の第2の雄ねじセットよりも細かいピッチを有しており、
    前記第1のねじセットを前記遠位椎体に係合させ、前記第2のねじセットを前記中位椎体に係合させた後、前記遠位側装置を回転させることによって、前記中位椎体に対する前記遠位椎体の軸方向の牽引が生じる請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 前記遠位側装置の第1の雄ねじセットが、ある大きさの外径を有し、
    前記遠位側装置の第2の雄ねじセットが、前記第1のねじセットの外径よりも大きい内径を有しており、
    前記第1の雄ねじセットを、前記遠位側装置を回転させて前記中位椎体にねじの軌跡を生成する必要なく、前記中位椎体に前もって形成された穴に通すことができる請求項6に記載のアセンブリ。
  8. 前記近位側装置の延在部を前記遠位側装置の係合領域の表面の少なくとも一部分に当接させつつ前記近位側装置を回転させるときに、前記中位椎体に対する前記遠位椎体の軸方向の牽引が変化することがない請求項6に記載のアセンブリ。
  9. 前記遠位側装置が、
    前記遠位椎体と、前記中位椎体と、前記遠位椎体と前記中位椎体との間の椎間板空間と、を含む運動セグメントに対し、
    当該遠位側装置の開口を通じて、椎間板空間へと材料を挿入することによって治療を提供するように構成されている請求項1に記載のアセンブリ。
  10. 前記遠位側装置の第1の雄ねじセットが、ある大きさの外径を有し、
    前記遠位側装置の第2の雄ねじセットが、前記第1のねじセットの外径よりも小さい内径および第1のねじセットの外径よりも大きい外径を有している請求項6に記載のアセンブリ。
  11. 脊髄治療が、前記運動セグメントの動的安定化をもたらし、椎間板空間へと挿入される材料が、前記遠位側装置の柔軟な部分を膨張させる請求項9に記載のアセンブリ。
  12. 前記遠位側装置の近位端の空洞が、対応する多角形ドライバを受け入れるためのソケットを有しており、当該遠位側装置を少なくとも1つの椎体に対して回転させるべく前記ドライバから遠位側装置へと回転力を伝達するように構成され、
    前記遠位側装置の近位端の空洞が、切り離し工具の遠位端の対応するねじセットを受け入れるためのねじ部を有するとともに、このねじ部が、椎体との係合のための前記遠位側装置のねじ部と反対の利き手を有しており、
    切り離し工具を遠位側装置に係合させるべく切り離し工具を回転させることができるとともに、このねじ係合の完了後に、遠位側装置を少なくとも1つの椎体から切り離すべく遠位側装置へと回転を与えることができ、少なくとも1つの椎体から切り離されたが依然として切り離し工具に係合している遠位側装置を、切り離し工具の遠位端と一緒に通路から取り出すことができる請求項1に記載のアセンブリ。
  13. 前記近位側装置の近位端の空洞のドライバ係合部が、当該近位側装置を椎体に対して回転させるべくドライバから近位側装置へと回転力を伝達するため、対応する多角形ドライバを受け入れるためのソケットを有しており、
    前記近位側装置の近位端の空洞が、切り離し工具の遠位端の対応するねじセットを受け入れるためのねじ部を有するとともに、このねじ部が、近位側装置の椎体との係合のためのねじ部と反対の利き手を有しており、切り離し工具を近位側装置に係合させるべく切り離し工具を回転させることができるとともに、このねじ係合の完了後に、近位側装置を椎体から切り離すべく近位側装置へと回転を与えることができ、椎体から切り離されたが依然として切り離し工具に係合している近位側装置を、切り離し工具の遠位端と一緒に通路から取り出すことができる請求項1に記載のアセンブリ。
  14. 前記遠位側装置が、
    前記遠位椎体と前記中位椎体とこれらの椎体の間の椎間板空間とを含む運動セグメントの癒合一体化に使用されるように構成され、前記遠位側装置の近位端へと供給された材料を椎間板空間へと届け、癒合を促進する材料を椎間板空間へと挿入できるよう、長手軸の中心線に沿った空洞を少なくとも1つの開口のセットに連通させて有しており、
    前記近位側装置が、
    前記近位椎体と前記中位椎体とこれらの椎体の間の椎間板空間とを含む運動セグメントの癒合一体化に使用されるように構成され、前記近位側装置が、前記近位側装置の近位端へと供給された材料を椎間板空間へと届け、癒合を促進する材料を椎間板空間へと挿入できるよう、長手軸の中心線に沿った空洞を少なくとも1つの開口のセットに連通させて有しており、
    仙骨通過のアプローチによってアクセスされる隣接する2つの運動セグメントへの癒合治療の提供に使用することができる請求項1に記載のアセンブリ。
  15. 前記遠位側装置が、
    前記遠位椎体と前記中位椎体との間の椎間板空間に配置されるように意図された当該遠位側装置の一部位に、柔軟な構成部品をさらに有するとともに、中央の軸方向の空洞を通じて材料を受け取って前記柔軟な構成部品を遠位側装置から外へと前記椎間板空間に膨張させることによって、前記椎間板空間に材料を挿入するように構成されており、
    前記近位側装置が、
    前記近位椎体と前記中位椎体とこれらの椎体の間の椎間板空間とを含む運動セグメントの癒合一体化に使用されるように構成され、前記近位側装置が、前記近位側装置の近位端へと供給された材料を椎間板空間へと届け、癒合を促進する材料を椎間板空間へと挿入できるよう、長手軸の中心線に沿った空洞を少なくとも1つの開口のセットに連通させて有しており、
    どちらも仙骨通過のアプローチによってアクセスされる遠位側の運動セグメントおよび隣のより近位側の運動セグメントについて、遠位側の運動セグメントに動的安定化を可能にする治療を提供し、隣のより近位側の運動セグメントに癒合をもたらす治療を提供するために使用することができる請求項1に記載のアセンブリ。
JP2007525852A 2004-08-14 2005-08-15 隣接運動セグメントへの治療の提供 Expired - Fee Related JP4993500B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US60184204P 2004-08-14 2004-08-14
US60/601,842 2004-08-14
PCT/US2005/028847 WO2006020928A2 (en) 2004-08-14 2005-08-15 Therapy provision to adjacent motion segments

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008509753A JP2008509753A (ja) 2008-04-03
JP2008509753A5 JP2008509753A5 (ja) 2008-09-25
JP4993500B2 true JP4993500B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=35908209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007525852A Expired - Fee Related JP4993500B2 (ja) 2004-08-14 2005-08-15 隣接運動セグメントへの治療の提供

Country Status (8)

Country Link
US (4) US7776042B2 (ja)
EP (1) EP1786341B1 (ja)
JP (1) JP4993500B2 (ja)
AT (1) ATE536822T1 (ja)
AU (1) AU2005272596B2 (ja)
CA (1) CA2577071A1 (ja)
NO (1) NO20071350L (ja)
WO (1) WO2006020928A2 (ja)

Families Citing this family (107)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7641657B2 (en) * 2003-06-10 2010-01-05 Trans1, Inc. Method and apparatus for providing posterior or anterior trans-sacral access to spinal vertebrae
US7938836B2 (en) 2003-10-23 2011-05-10 Trans1, Inc. Driver assembly for simultaneous axial delivery of spinal implants
US7727263B2 (en) 2000-02-16 2010-06-01 Trans1, Inc. Articulating spinal implant
US7014633B2 (en) * 2000-02-16 2006-03-21 Trans1, Inc. Methods of performing procedures in the spine
US6558390B2 (en) 2000-02-16 2003-05-06 Axiamed, Inc. Methods and apparatus for performing therapeutic procedures in the spine
US7547324B2 (en) 2000-02-16 2009-06-16 Trans1, Inc. Spinal mobility preservation apparatus having an expandable membrane
US20030191474A1 (en) * 2000-02-16 2003-10-09 Cragg Andrew H. Apparatus for performing a discectomy through a trans-sacral axial bore within the vertebrae of the spine
US6790210B1 (en) * 2000-02-16 2004-09-14 Trans1, Inc. Methods and apparatus for forming curved axial bores through spinal vertebrae
ES2308014T5 (es) * 2000-02-16 2012-03-16 Trans1, Inc. Aparato para la distracción y la fusión espinal
US6558386B1 (en) * 2000-02-16 2003-05-06 Trans1 Inc. Axial spinal implant and method and apparatus for implanting an axial spinal implant within the vertebrae of the spine
US6899716B2 (en) * 2000-02-16 2005-05-31 Trans1, Inc. Method and apparatus for spinal augmentation
GB0108044D0 (en) * 2001-03-30 2001-05-23 British Telecomm Application synchronisation
US7776042B2 (en) * 2002-12-03 2010-08-17 Trans1 Inc. Methods and apparatus for provision of therapy to adjacent motion segments
US8052613B2 (en) * 2003-10-23 2011-11-08 Trans1 Inc. Spinal nucleus extraction tool
US7959634B2 (en) * 2004-03-29 2011-06-14 Soteira Inc. Orthopedic surgery access devices
US9949843B2 (en) 2004-08-09 2018-04-24 Si-Bone Inc. Apparatus, systems, and methods for the fixation or fusion of bone
US20060036251A1 (en) 2004-08-09 2006-02-16 Reiley Mark A Systems and methods for the fixation or fusion of bone
US8388667B2 (en) 2004-08-09 2013-03-05 Si-Bone, Inc. Systems and methods for the fixation or fusion of bone using compressive implants
US8414648B2 (en) 2004-08-09 2013-04-09 Si-Bone Inc. Apparatus, systems, and methods for achieving trans-iliac lumbar fusion
EP1781218A2 (en) * 2004-08-09 2007-05-09 TRANS1, Inc. Prosthetic nucleus apparatus and methods
US20180228621A1 (en) 2004-08-09 2018-08-16 Mark A. Reiley Apparatus, systems, and methods for the fixation or fusion of bone
US8425570B2 (en) 2004-08-09 2013-04-23 Si-Bone Inc. Apparatus, systems, and methods for achieving anterior lumbar interbody fusion
US9662158B2 (en) 2004-08-09 2017-05-30 Si-Bone Inc. Systems and methods for the fixation or fusion of bone at or near a sacroiliac joint
US20070156241A1 (en) 2004-08-09 2007-07-05 Reiley Mark A Systems and methods for the fixation or fusion of bone
EP1814474B1 (en) 2004-11-24 2011-09-14 Samy Abdou Devices for inter-vertebral orthopedic device placement
US7828828B2 (en) * 2005-04-14 2010-11-09 Warsaw Orthopedic, Inc Intervertebral joint
US7951198B2 (en) * 2005-05-10 2011-05-31 Acumed Llc Bone connector with pivotable joint
WO2011092681A1 (en) * 2010-01-26 2011-08-04 Sialo-Lite Ltd. Dental implants, devices and methods associated with dental implantation procedures
AU2006279969A1 (en) * 2005-08-09 2007-02-22 Trans1, Inc. Exchange system for axial spinal procedures
GB2436293A (en) * 2006-03-24 2007-09-26 Galley Geoffrey H Spinous processes insertion device
WO2007123920A2 (en) * 2006-04-18 2007-11-01 Joseph Nicholas Logan Spinal rod system
US7931651B2 (en) * 2006-11-17 2011-04-26 Wake Lake University Health Sciences External fixation assembly and method of use
US9480485B2 (en) 2006-12-15 2016-11-01 Globus Medical, Inc. Devices and methods for vertebrostenting
US9192397B2 (en) 2006-12-15 2015-11-24 Gmedelaware 2 Llc Devices and methods for fracture reduction
EP2120734B1 (en) 2006-12-15 2015-12-02 Gmedelaware 2 LLC Drills for vertebrostenting
US8057516B2 (en) 2007-03-21 2011-11-15 Zimmer Spine, Inc. Spinal stabilization system with rigid and flexible elements
FR2916624B1 (fr) * 2007-05-29 2009-08-21 Small Bone Innovations Interna Vis a os, notamment d'osteosynthese
AU2008316604B2 (en) * 2007-10-25 2014-11-06 Smith & Nephew, Inc. Anchor assembly
KR101045933B1 (ko) * 2008-05-02 2011-07-01 김가브리엘민 교정 장치
EP2140824B1 (en) * 2008-07-01 2016-06-08 Biedermann Technologies GmbH & Co. KG Cannulated bone anchor with plug member and tool for inserting the plug member into the bone anchor
US8414584B2 (en) * 2008-07-09 2013-04-09 Icon Orthopaedic Concepts, Llc Ankle arthrodesis nail and outrigger assembly
US8328807B2 (en) * 2008-07-09 2012-12-11 Icon Orthopaedic Concepts, Llc Ankle arthrodesis nail and outrigger assembly
US20100010633A1 (en) * 2008-07-10 2010-01-14 Kyphon Sarl Deployable Arc Fusion Cage and Methods Associated Therewith
CN103381098B (zh) 2008-07-17 2016-08-10 史密夫和内修有限公司 外科装置
US8409208B2 (en) * 2008-10-04 2013-04-02 M. Samy Abdou Device and method to access the anterior column of the spine
US20100114315A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 Manderson Easton L Intramedullary locked compression screw for stabilization and union of complex ankle and subtalar deformities
US10045860B2 (en) 2008-12-19 2018-08-14 Amicus Design Group, Llc Interbody vertebral prosthetic device with self-deploying screws
KR20110139229A (ko) * 2009-02-19 2011-12-28 넥스트레미티 솔루션스 엘엘씨 골 결합 장치 및 방법
US9072562B2 (en) 2009-02-19 2015-07-07 Nextremity Solutions, Inc. Bone joining device, kit and method
ES2535248T3 (es) 2009-07-01 2015-05-07 Biedermann Technologies Gmbh & Co. Kg Instrumentos para su uso con anclajes óseos con un elemento de cierre
US8747472B2 (en) * 2009-08-14 2014-06-10 Baxano Surgical, Inc. Spinal therapy device with fixated distraction distance
US9936939B2 (en) 2009-11-10 2018-04-10 Smith & Nephew, Inc. Tissue repair devices
US20110112373A1 (en) * 2009-11-10 2011-05-12 Trans1 Inc. Soft tissue access apparatus and methods for spinal surgery
US8764806B2 (en) 2009-12-07 2014-07-01 Samy Abdou Devices and methods for minimally invasive spinal stabilization and instrumentation
US8758416B2 (en) * 2010-03-10 2014-06-24 Paul J. Pagano Odontoid fracture dynamic compression apparatus and method
US20130123862A1 (en) * 2010-10-10 2013-05-16 Gregory Anderson Arthrodesis implant and buttressing apparatus and method
IN2013DN01504A (ja) * 2010-10-13 2015-05-22 Synthes Usa Llc
US9265620B2 (en) 2011-03-18 2016-02-23 Raed M. Ali, M.D., Inc. Devices and methods for transpedicular stabilization of the spine
US8790375B2 (en) * 2011-03-18 2014-07-29 Raed M. Ali, M.D., Inc. Transpedicular access to intervertebral spaces and related spinal fusion systems and methods
US8845728B1 (en) 2011-09-23 2014-09-30 Samy Abdou Spinal fixation devices and methods of use
BR112014014013A2 (pt) * 2011-12-13 2017-06-13 Hills Pet Nutrition Inc composições e métodos para o tratamento de condições dentais
WO2013106726A1 (en) 2012-01-12 2013-07-18 Wyatt Drake Geist Access assembly for anterior and lateral spinal procedures
US20130226240A1 (en) 2012-02-22 2013-08-29 Samy Abdou Spinous process fixation devices and methods of use
US10363140B2 (en) 2012-03-09 2019-07-30 Si-Bone Inc. Systems, device, and methods for joint fusion
JP6091529B2 (ja) 2012-03-09 2017-03-08 エスアイ−ボーン・インコーポレイテッドSi−Bone, Inc. 一体化インプラント
US9566165B2 (en) 2012-03-19 2017-02-14 Amicus Design Group, Llc Interbody vertebral prosthetic and orthopedic fusion device with self-deploying anchors
JP5913727B2 (ja) 2012-03-19 2016-04-27 アミカス デザイン グループ、エルエルシー 自己展開アンカーを用いた椎体間脊椎補綴整形固定デバイス
BR112014027319A2 (pt) 2012-05-04 2017-06-27 Si Bone Inc implante fenestrado
AU2013266015B2 (en) * 2012-05-22 2017-10-19 Austofix Group Limited Bone fixation device
US9198767B2 (en) 2012-08-28 2015-12-01 Samy Abdou Devices and methods for spinal stabilization and instrumentation
US9320617B2 (en) 2012-10-22 2016-04-26 Cogent Spine, LLC Devices and methods for spinal stabilization and instrumentation
EP2768401B1 (de) * 2013-01-15 2017-11-29 Friedrich Müller Mtv-implantations-set
US9913728B2 (en) 2013-03-14 2018-03-13 Quandary Medical, Llc Spinal implants and implantation system
EP2967909A4 (en) 2013-03-14 2016-10-05 Raed M Ali M D Inc DEVICES, SYSTEMS AND METHOD FOR LATERAL INTERVERTEBRAL FUSION
US10687962B2 (en) 2013-03-14 2020-06-23 Raed M. Ali, M.D., Inc. Interbody fusion devices, systems and methods
WO2014145902A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Si-Bone Inc. Implants for spinal fixation or fusion
US20140343616A1 (en) * 2013-04-22 2014-11-20 Daniel Sellers Arthrodesis compression device
EP2856958A1 (en) * 2013-10-07 2015-04-08 Arthrex Inc Cannulated bone screw
US11147688B2 (en) 2013-10-15 2021-10-19 Si-Bone Inc. Implant placement
US9839448B2 (en) 2013-10-15 2017-12-12 Si-Bone Inc. Implant placement
US20150139428A1 (en) * 2013-11-20 2015-05-21 Knowles IPC (M) Snd. Bhd. Apparatus with a speaker used as second microphone
WO2015168478A1 (en) * 2014-05-01 2015-11-05 Lorio Morgan Packard Sacroiliac joint fastener, systems, and methods of using the same
WO2016014111A1 (en) * 2014-07-24 2016-01-28 Magtube, Llc Using magnetism to secure the detachable spray-extension tube to an aerosol spray can to prevent misplacement or loss
US10166033B2 (en) 2014-09-18 2019-01-01 Si-Bone Inc. Implants for bone fixation or fusion
US9662157B2 (en) 2014-09-18 2017-05-30 Si-Bone Inc. Matrix implant
AU2016220222B2 (en) * 2015-02-16 2020-12-24 Akros Medical, Inc. Devices, systems, and methods for semi-rigid bone fixation
US10376206B2 (en) 2015-04-01 2019-08-13 Si-Bone Inc. Neuromonitoring systems and methods for bone fixation or fusion procedures
US10136929B2 (en) * 2015-07-13 2018-11-27 IntraFuse, LLC Flexible bone implant
US10154863B2 (en) * 2015-07-13 2018-12-18 IntraFuse, LLC Flexible bone screw
US10058350B2 (en) 2015-09-24 2018-08-28 Integrity Implants, Inc. Access assembly for anterior and lateral spinal procedures
US10857003B1 (en) 2015-10-14 2020-12-08 Samy Abdou Devices and methods for vertebral stabilization
US9924935B2 (en) 2015-10-23 2018-03-27 Smith & Nephew, Inc. Suture anchor assembly with slip fit tip
US10973648B1 (en) 2016-10-25 2021-04-13 Samy Abdou Devices and methods for vertebral bone realignment
US10744000B1 (en) 2016-10-25 2020-08-18 Samy Abdou Devices and methods for vertebral bone realignment
US10667923B2 (en) * 2016-10-31 2020-06-02 Warsaw Orthopedic, Inc. Sacro-iliac joint implant system and method
US20180289504A1 (en) * 2017-04-11 2018-10-11 Quandary Medical, Llc Fenestrated spinal implant
WO2019067584A1 (en) 2017-09-26 2019-04-04 Si-Bone Inc. SYSTEMS AND METHODS FOR DECORTICATING SACROILITIC JOINT
US11179248B2 (en) 2018-10-02 2021-11-23 Samy Abdou Devices and methods for spinal implantation
US11369419B2 (en) 2019-02-14 2022-06-28 Si-Bone Inc. Implants for spinal fixation and or fusion
WO2020168269A1 (en) 2019-02-14 2020-08-20 Si-Bone Inc. Implants for spinal fixation and or fusion
US20200281736A1 (en) * 2019-03-04 2020-09-10 K2M, Inc. Intervertebral Implant Assembly and Instruments Therefor
ES1232501Y (es) * 2019-05-21 2019-10-08 Inst Biomecanico De Barcelona S L Tornillo de estabilizacion intervertebral
WO2021108590A1 (en) 2019-11-27 2021-06-03 Si-Bone, Inc. Bone stabilizing implants and methods of placement across si joints
WO2021119126A1 (en) 2019-12-09 2021-06-17 Si-Bone Inc. Sacro-iliac joint stabilizing implants and methods of implantation
US20210177477A1 (en) * 2019-12-13 2021-06-17 Alliance Partners Llc Cannulated aspiration screw device and methods of use thereof
EP4259015A4 (en) 2020-12-09 2024-09-11 Si Bone Inc SACROILIAC JOINT STABILIZATION IMPLANTS AND METHODS OF IMPLANTATION
CN115137422A (zh) * 2022-07-29 2022-10-04 长沙市中心医院 一种经皮安装的辅助跟骨骨折微创手术的轴向撑开系统

Family Cites Families (244)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US640661A (en) 1899-06-12 1900-01-02 Francis W Johnstone Stay-bolt for steam-boilers.
US1029104A (en) 1911-06-24 1912-06-11 Edward W Clark Stay-bolt.
US1086144A (en) 1911-09-25 1914-02-03 Flannery Bolt Co Stay-bolt.
US1079224A (en) 1911-09-25 1913-11-18 Flannery Bolt Co Stay-bolt.
US1111691A (en) 1913-05-05 1914-09-22 Flannery Bolt Co Flexible stay-bolt for boilers.
US1442051A (en) * 1921-05-10 1923-01-16 William L Cummings Radium needle
US2336338A (en) 1932-04-20 1943-12-07 John A Zublin Apparatus for drilling bores deviating from existing well bores
US2586556A (en) * 1946-11-23 1952-02-19 Mullikin Alfred Flexible binder post
US3272541A (en) 1954-06-10 1966-09-13 Latzen Josef Ball joints
US3367326A (en) * 1965-06-15 1968-02-06 Calvin H. Frazier Intra spinal fixation rod
US3454006A (en) * 1966-01-28 1969-07-08 Weck & Co Inc Edward Intravenous catheter-needle assembly provided with needle bushing guide
US3598108A (en) 1969-02-28 1971-08-10 Khosrow Jamshidi Biopsy technique and biopsy device
US3628524A (en) 1969-02-28 1971-12-21 Khosrow Jamshidi Biopsy needle
US3620216A (en) 1969-06-25 1971-11-16 Abbott Lab Implant trocar
US3788320A (en) * 1972-02-25 1974-01-29 Kendall & Co Spinal needle
US3837347A (en) * 1972-04-20 1974-09-24 Electro Catheter Corp Inflatable balloon-type pacing probe
US3892232A (en) * 1973-09-24 1975-07-01 Alonzo J Neufeld Method and apparatus for performing percutaneous bone surgery
US3893445A (en) 1974-01-09 1975-07-08 Becton Dickinson Co Bone marrow biopsy instrument
ES208409Y (es) 1974-12-14 1976-07-16 Henriquez De Gaztanondo Disposicion para puncion, inyeccion, drenaje y cateteriza- cion percutanea.
US4046144A (en) 1975-09-18 1977-09-06 Mcfarlane Richard H Catheter placement assembly
DE2703087C2 (de) 1977-01-26 1984-11-29 Günter van Dr.med. 4000 Düsseldorf Endert Doppellumenkatheter
GB1565178A (en) 1977-02-24 1980-04-16 Interfix Ltd Bone screw
US4513754A (en) 1978-03-03 1985-04-30 Southland Instruments, Inc. Biopsy and aspiration unit with a replaceable cannula
US4276874A (en) * 1978-11-15 1981-07-07 Datascope Corp. Elongatable balloon catheter
US4297047A (en) 1979-06-09 1981-10-27 Automotive Products Limited Ball and socket joint
US4266555A (en) 1979-11-09 1981-05-12 Khosrow Jamshidi Biopsy needle with stylet and cannula orientation
US4309777A (en) * 1980-11-13 1982-01-12 Patil Arun A Artificial intervertebral disc
US4922602A (en) 1981-03-16 1990-05-08 Creative Research And Manufacturing, Inc. Method of manufacturing a biopsy needle
DE3327585A1 (de) * 1982-08-06 1984-02-09 John Martin Oxford Evans Chirurgisches instrument fuer die epidurale und spinale anaesthesie
US4609370A (en) 1983-06-20 1986-09-02 Morrison Peter C Surgical needle assembly and apparatus for attachment on a surgical needle assembly
US4554914A (en) 1983-10-04 1985-11-26 Kapp John P Prosthetic vertebral body
US4573448A (en) * 1983-10-05 1986-03-04 Pilling Co. Method for decompressing herniated intervertebral discs
US4553273A (en) 1983-11-23 1985-11-19 Henry Ford Hospital Vertebral body prosthesis and spine stabilizing method
US4607632A (en) 1984-04-30 1986-08-26 Aller-Screen, Inc. Skin testing device with funnel loading
FR2575059B1 (fr) * 1984-12-21 1988-11-10 Daher Youssef Dispositif d'etaiement utilisable dans une prothese vertebrale
US4636217A (en) * 1985-04-23 1987-01-13 Regents Of The University Of Minnesota Anterior spinal implant
US4650466A (en) * 1985-11-01 1987-03-17 Angiobrade Partners Angioplasty device
US4654030A (en) * 1986-02-24 1987-03-31 Endotherapeutics Trocar
US4808155A (en) 1986-02-27 1989-02-28 Mahurkar Sakharam D Simple double lumen catheter
US4969887A (en) 1986-09-08 1990-11-13 Sodhi Jitendra S Self-retaining nail kit for repairing a fractured neck of femur
US4721506A (en) 1986-11-07 1988-01-26 Teves Leonides Y Flat-inclined tip needle
US5108430A (en) * 1987-02-20 1992-04-28 Biagio Ravo Implantable reservoir adapted to receive and store structural devices therein
US4790303A (en) 1987-03-11 1988-12-13 Acromed Corporation Apparatus and method for securing bone graft
US5002546A (en) * 1987-04-13 1991-03-26 Romano Jack W Curved bore drilling apparatus
US4772266A (en) 1987-05-04 1988-09-20 Catheter Technology Corp. Catheter dilator/sheath assembly and method
US4873978A (en) 1987-12-04 1989-10-17 Robert Ginsburg Device and method for emboli retrieval
US5147404A (en) 1987-12-07 1992-09-15 Downey Ernest L Vertebra prosthesis
US4875794A (en) 1987-12-23 1989-10-24 Dana Corporation Preloaded steering ball joint assembly and method
US5171222A (en) 1988-03-10 1992-12-15 Scimed Life Systems, Inc. Interlocking peel-away dilation catheter
US4862891A (en) 1988-03-14 1989-09-05 Canyon Medical Products Device for sequential percutaneous dilation
US4932925A (en) 1988-03-21 1990-06-12 Ashworth Bros., Inc. Link having a work-hardened area
US4858601A (en) * 1988-05-27 1989-08-22 Glisson Richard R Adjustable compression bone screw
DE8807485U1 (de) * 1988-06-06 1989-08-10 Mecron Medizinische Produkte Gmbh, 1000 Berlin Endoprothese der Zwischenwirbelscheibe
DE8811408U1 (de) 1988-09-09 1988-12-01 B. Braun Melsungen Ag, 3508 Melsungen Kathetervorrichtung für die Spinalanästhesie
US4854797A (en) * 1988-10-05 1989-08-08 Ford Motor Company Threaded fastener with resilient linking means
US4969888A (en) 1989-02-09 1990-11-13 Arie Scholten Surgical protocol for fixation of osteoporotic bone using inflatable device
DE3922203C1 (de) 1989-07-06 1990-10-25 Martin Nolde Chirurgisches Instrument zur Implantation einer Bandscheibenkernprothese
US4932975A (en) 1989-10-16 1990-06-12 Vanderbilt University Vertebral prosthesis
US5009659A (en) * 1989-10-30 1991-04-23 Schneider (Usa) Inc. Fiber tip atherectomy catheter
US5059193A (en) 1989-11-20 1991-10-22 Spine-Tech, Inc. Expandable spinal implant and surgical method
DE8914955U1 (de) 1989-12-18 1990-05-03 Wisap Gesellschaft für wissenschaftlichen Apparatebau mbH, 8029 Sauerlach Trokarhülse
US5019080A (en) * 1990-02-13 1991-05-28 Trextron Inc. Drive system for prosthetic fasteners
US5078718A (en) 1990-04-17 1992-01-07 Origin Medsystems, Inc. Multi-part method and apparatus for removing pre-placed prosthetic joints and preparing for their replacement
US5269785A (en) * 1990-06-28 1993-12-14 Bonutti Peter M Apparatus and method for tissue removal
US5102276A (en) 1990-07-12 1992-04-07 Ford Motor Company Removable fastener with elastic linking means
US5090419A (en) 1990-08-23 1992-02-25 Aubrey Palestrant Apparatus for acquiring soft tissue biopsy specimens
US5515871A (en) 1990-09-28 1996-05-14 Sulzer Brothers Ltd. Hollow needle for medical use and a laser method for manufacturing
DE4135573A1 (de) * 1990-11-28 1992-06-04 Fein C & E Verfahren und vorrichtung zum einbringen von oberflaechenkanaelen in plattenmaterial aus weichem werkstoff und verwendung einer vorrichtung
US5295974A (en) * 1991-01-07 1994-03-22 Laughlin D Michael O Shielded hypodermic needle with I.V. cannula
US5169387A (en) 1991-04-03 1992-12-08 Kronner Richard F Method and apparatus for catheterization of a body cavity
US5061137A (en) 1991-04-29 1991-10-29 Ford Motor Company Fastener with resilient linking means
US5290247A (en) * 1991-05-21 1994-03-01 C. R. Bard, Inc. Intracoronary exchange apparatus and method
US5685852A (en) 1992-03-30 1997-11-11 Symbiosis Corporation Needle assembly and methods useful for epidural anesthesia
US5279553A (en) 1992-04-02 1994-01-18 Martin J. Winkler Transpyloric jejunostomy cannulating system
US5478328A (en) 1992-05-22 1995-12-26 Silverman; David G. Methods of minimizing disease transmission by used hypodermic needles, and hypodermic needles adapted for carrying out the method
US5246458A (en) 1992-10-07 1993-09-21 Graham Donald V Artificial disk
US5490859A (en) * 1992-11-13 1996-02-13 Scimed Life Systems, Inc. Expandable intravascular occlusion material removal devices and methods of use
US5336223A (en) * 1993-02-04 1994-08-09 Rogers Charles L Telescoping spinal fixator
FR2701650B1 (fr) 1993-02-17 1995-05-24 Psi Amortisseur double pour la stabilisation intervertébrale.
US5979056A (en) 1995-06-07 1999-11-09 Andrews; Edward A. Body shaving device with curved razor blade strip
US5431676A (en) 1993-03-05 1995-07-11 Innerdyne Medical, Inc. Trocar system having expandable port
US5338297A (en) * 1993-03-19 1994-08-16 Kocur Medical Associates Cervical canal balloon catheter
US5902279A (en) * 1993-04-20 1999-05-11 Advanced Cytometrix, Inc. Aspiration needle and method
US5445140A (en) 1993-06-07 1995-08-29 United States Surgical Corporation Endoscopic surgical device
US5370653A (en) 1993-07-22 1994-12-06 Micro Therapeutics, Inc. Thrombectomy method and apparatus
US5360430A (en) 1993-07-29 1994-11-01 Lin Chih I Intervertebral locking device
US5376094A (en) 1993-08-19 1994-12-27 Boston Scientific Corporation Improved actuating handle with pulley system for providing mechanical advantage to a surgical working element
FR2709247B1 (fr) * 1993-08-27 1995-09-29 Martin Jean Raymond Dispositif d'ancrage d'une instrumentation rachidienne sur une vertèbre.
US5427115A (en) 1993-09-13 1995-06-27 Boston Scientific Corporation Apparatus for stricture diagnosis and treatment
US5487392A (en) 1993-11-15 1996-01-30 Haaga; John R. Biopxy system with hemostatic insert
FR2712481B1 (fr) 1993-11-18 1996-01-12 Graf Henry Perfectionnements aux stabilisateurs inter-vertébraux souples.
US5344315A (en) 1993-12-02 1994-09-06 Hamilton Ortho Inc. Multi-strand orthodontic arch wires and methods for use thereof
US5380292A (en) * 1993-12-22 1995-01-10 Wilson-Cook Medical, Inc. Gastrointestinal needle mechanism
US5535756A (en) * 1994-01-06 1996-07-16 Parasher; Vinod K. Catheter with simultaneous brush cytology and scrape biopsy capability
US5385561A (en) 1994-01-18 1995-01-31 Bard International, Inc. Apparatus and method for injecting a viscous material into the tissue of a patient
ATE361028T1 (de) * 1994-01-26 2007-05-15 Kyphon Inc Verbesserte aufblasbare vorrichtung zur verwendung in chirurgischen methoden zur fixierung von knochen
US6241734B1 (en) 1998-08-14 2001-06-05 Kyphon, Inc. Systems and methods for placing materials into bone
US5476467A (en) 1994-06-14 1995-12-19 Benoist; Louis A. Surgical hammer for driving K-wires
DE4423257C2 (de) 1994-07-02 2001-07-12 Ulrich Heinrich Implantat zum Einsetzen zwischen Wirbelkörper der Wirbelsäule als Platzhalter
US5695457A (en) 1994-07-28 1997-12-09 Heartport, Inc. Cardioplegia catheter system
US5445619A (en) * 1994-09-23 1995-08-29 Becton, Dickinson And Company Shielded needle assembly
US5591170A (en) * 1994-10-14 1997-01-07 Genesis Orthopedics Intramedullary bone cutting saw
DE4440346A1 (de) 1994-11-13 1996-05-15 Daum Gmbh Punktionsinstrument
JP3732228B2 (ja) 1994-12-09 2006-01-05 ソファモーア・デインク・グループ・インコーポレーテッド 可調節型の椎骨体代替物
US5722423A (en) * 1994-12-30 1998-03-03 Annex Medical, Inc. Tissue removing device
US6010495A (en) * 1995-03-17 2000-01-04 Tilton, Jr.; Eugene B. Instrumentation for endoscopic surgical insertion and application of liquid, gel and like material
DE19519101B4 (de) 1995-05-24 2009-04-23 Harms, Jürgen, Prof. Dr. Höhenverstellbarer Wirbelkörperersatz
US5571133A (en) 1995-06-01 1996-11-05 Yoon; Inbae Penetrating instrument with sequential indication of entry into anatomical cavities
FR2737968B1 (fr) * 1995-08-23 1997-12-05 Biomat Implant pour osteosynthese d'epiphyse femorale superieure
US5685877A (en) 1995-09-19 1997-11-11 Anthony Pagedas Mutiple tool laparoscopic surgical instrument
US5810788A (en) 1995-11-15 1998-09-22 Racz; Gabor J. R-X needle
US5807277A (en) 1995-12-15 1998-09-15 Swaim; William R. Biopsy hand tool for capturing tissue sample
DE69729858T2 (de) * 1996-03-22 2005-07-21 SDGI Holdings, Inc., Wilmington Gerät für die perkutane Chirurgie
US5685857A (en) 1996-03-22 1997-11-11 Plc Medical Systems, Inc. Thoracoscopic cannula system
US5669882A (en) 1996-04-23 1997-09-23 Pyles; Stephen Curved epidural needle system
DE69735146T2 (de) * 1996-05-09 2006-09-28 Olympus Corporation Chirurgisches Werkzeug zum Halten eines Hohlraums
US5913848A (en) * 1996-06-06 1999-06-22 Luther Medical Products, Inc. Hard tip over-the-needle catheter and method of manufacturing the same
US5702455A (en) 1996-07-03 1997-12-30 Saggar; Rahul Expandable prosthesis for spinal fusion
US5919172A (en) * 1996-07-17 1999-07-06 Becton, Dickinson And Company Hypodermic needle having a differential surface finish
US5843048A (en) 1996-08-06 1998-12-01 The Kendall Company Epidural catheter needle
US5921971A (en) * 1996-09-13 1999-07-13 Boston Scientific Corporation Single operator exchange biliary catheter
US5735813A (en) * 1996-10-23 1998-04-07 Danron, Inc. Double lumen introducing needle
US5827285A (en) 1996-12-12 1998-10-27 Bramlet; Dale G. Multipiece interfragmentary fixation assembly
US5882329A (en) * 1997-02-12 1999-03-16 Prolifix Medical, Inc. Apparatus and method for removing stenotic material from stents
WO1998034673A1 (en) 1997-02-12 1998-08-13 Prolifix Medical, Inc. Apparatus for removal of material from stents
DE69839051T2 (de) 1997-03-07 2009-01-15 Disc-O-Tech Medical Technologies, Ltd. Systeme zur perkutanen knochen und wirbelstabilisirung,befestigung und reparatur
US5916267A (en) * 1997-04-07 1999-06-29 Arthit Sitiso Anterior spinal implant system for vertebral body prosthesis
US5972015A (en) 1997-08-15 1999-10-26 Kyphon Inc. Expandable, asymetric structures for deployment in interior body regions
GB9713330D0 (en) * 1997-06-25 1997-08-27 Bridport Gundry Plc Surgical implant
US6036658A (en) 1997-07-10 2000-03-14 Leet; Richard A. Cervical tissue sampling device and method
US6626903B2 (en) 1997-07-24 2003-09-30 Rex Medical, L.P. Surgical biopsy device
US6096026A (en) 1997-09-22 2000-08-01 Jlj Medical Devices, International, Llc Surgical instruments for minimally invasive surgical procedures
US5937524A (en) * 1997-10-14 1999-08-17 Hornsby; Colby Tool for cutting melon from rind
US6036696A (en) * 1997-12-19 2000-03-14 Stryker Technologies Corporation Guide-pin placement device and method of use
US6468279B1 (en) * 1998-01-27 2002-10-22 Kyphon Inc. Slip-fit handle for hand-held instruments that access interior body regions
JP3075355B2 (ja) 1998-02-05 2000-08-14 オリンパス光学工業株式会社 バスケット型把持鉗子
US5928239A (en) * 1998-03-16 1999-07-27 University Of Washington Percutaneous surgical cavitation device and method
WO1999049819A1 (en) * 1998-04-01 1999-10-07 Parallax Medical, Inc. Pressure applicator for hard tissue implant placement
US6440138B1 (en) 1998-04-06 2002-08-27 Kyphon Inc. Structures and methods for creating cavities in interior body regions
US5954671A (en) 1998-04-20 1999-09-21 O'neill; Michael J. Bone harvesting method and apparatus
US6113614A (en) 1998-05-05 2000-09-05 Ensurg, Inc. Medical device for dissolution of tissue within the human body
US6682561B2 (en) * 1998-06-18 2004-01-27 Pioneer Laboratories, Inc. Spinal fixation system
AU5223799A (en) * 1998-07-23 2000-02-14 Neal M. Lonky Apparatus and method for obtaining transepithelial specimen of a body surface using a non-lacerating technique
US6063121A (en) 1998-07-29 2000-05-16 Xavier; Ravi Vertebral body prosthesis
US6306163B1 (en) 1998-08-04 2001-10-23 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Assembly for collecting emboli and method of use
US6309394B1 (en) 1998-08-20 2001-10-30 Volunteers For Medical Engineering Bone cutting and breaking apparatus, and miniaturized cutting head
US6187000B1 (en) * 1998-08-20 2001-02-13 Endius Incorporated Cannula for receiving surgical instruments
FR2787014B1 (fr) * 1998-12-11 2001-03-02 Dimso Sa Prothese de disque intervertebral a frottements reduits
FR2787015B1 (fr) * 1998-12-11 2001-04-27 Dimso Sa Prothese de disque intervertebral a corps compressible
FR2787017B1 (fr) * 1998-12-11 2001-04-27 Dimso Sa Prothese de disque intervertebral a comportement mecanique ameliore
US6306143B1 (en) 1999-01-19 2001-10-23 Nobel Biocere Ab Distraction osteogenesis fixture
US6547167B1 (en) * 1999-01-26 2003-04-15 Jeffrey Fugere Fluid dispense tips
US6086589A (en) * 1999-02-02 2000-07-11 Spineology, Inc. Method and device for fixing spondylolisthesis posteriorly
US6398758B1 (en) 1999-02-16 2002-06-04 Stephen C. Jacobsen Medicament delivery system
US6053916A (en) * 1999-02-17 2000-04-25 Moore; Michael R. Sacroiliac implant
US6375651B2 (en) 1999-02-19 2002-04-23 Scimed Life Systems, Inc. Laser lithotripsy device with suction
US6159179A (en) 1999-03-12 2000-12-12 Simonson; Robert E. Cannula and sizing and insertion method
US6056749A (en) * 1999-03-15 2000-05-02 Spineology, Inc. Method and device for fixing and correcting spondylolisthesis anteriorly
FR2792521B1 (fr) * 1999-04-22 2001-08-31 New Deal Vis d'osteosynthese a compression et ancillaire de mise en oeuvre
US6805697B1 (en) 1999-05-07 2004-10-19 University Of Virginia Patent Foundation Method and system for fusing a spinal region
US6607530B1 (en) * 1999-05-10 2003-08-19 Highgate Orthopedics, Inc. Systems and methods for spinal fixation
US6306132B1 (en) 1999-06-17 2001-10-23 Vivant Medical Modular biopsy and microwave ablation needle delivery apparatus adapted to in situ assembly and method of use
US6159212A (en) 1999-08-02 2000-12-12 Schoedinger, Iii; George R. Surgical tool and method to reduce vertebral displacement
US6419639B2 (en) * 1999-08-05 2002-07-16 National Institute Of Health Laparoscopic SAC holder assembly
WO2001012054A2 (en) * 1999-08-17 2001-02-22 Pioneer Laboratories Bone connector system
US6821276B2 (en) 1999-08-18 2004-11-23 Intrinsic Therapeutics, Inc. Intervertebral diagnostic and manipulation device
US6280191B1 (en) * 1999-09-03 2001-08-28 Christopher B. Gordon Distractor suitable for permanent implantation into bone
US6168611B1 (en) * 1999-09-08 2001-01-02 Syed Rizvi Suturing needle assemblies and methods of use thereof
US7048717B1 (en) * 1999-09-27 2006-05-23 Essex Technology, Inc. Rotate-to-advance catheterization system
FR2799638B1 (fr) * 1999-10-14 2002-08-16 Fred Zacouto Fixateur et articulation vertebrale
ATE467400T1 (de) * 1999-10-22 2010-05-15 Fsi Acquisition Sub Llc Facettenarthroplastiegeräte
US6395034B1 (en) * 1999-11-24 2002-05-28 Loubert Suddaby Intervertebral disc prosthesis
WO2001039678A1 (fr) 1999-12-01 2001-06-07 Henry Graf Dispositif de stabilisation intervertebral
US6485518B1 (en) 1999-12-10 2002-11-26 Nuvasive Facet screw and bone allograft intervertebral support and fusion system
US6383188B2 (en) * 2000-02-15 2002-05-07 The Spineology Group Llc Expandable reamer
US20030191474A1 (en) 2000-02-16 2003-10-09 Cragg Andrew H. Apparatus for performing a discectomy through a trans-sacral axial bore within the vertebrae of the spine
US6558386B1 (en) * 2000-02-16 2003-05-06 Trans1 Inc. Axial spinal implant and method and apparatus for implanting an axial spinal implant within the vertebrae of the spine
US6790210B1 (en) 2000-02-16 2004-09-14 Trans1, Inc. Methods and apparatus for forming curved axial bores through spinal vertebrae
US7776068B2 (en) * 2003-10-23 2010-08-17 Trans1 Inc. Spinal motion preservation assemblies
US7601171B2 (en) 2003-10-23 2009-10-13 Trans1 Inc. Spinal motion preservation assemblies
US7547324B2 (en) 2000-02-16 2009-06-16 Trans1, Inc. Spinal mobility preservation apparatus having an expandable membrane
ES2308014T5 (es) 2000-02-16 2012-03-16 Trans1, Inc. Aparato para la distracción y la fusión espinal
US6899716B2 (en) * 2000-02-16 2005-05-31 Trans1, Inc. Method and apparatus for spinal augmentation
US6558390B2 (en) 2000-02-16 2003-05-06 Axiamed, Inc. Methods and apparatus for performing therapeutic procedures in the spine
US6575979B1 (en) * 2000-02-16 2003-06-10 Axiamed, Inc. Method and apparatus for providing posterior or anterior trans-sacral access to spinal vertebrae
US7014633B2 (en) * 2000-02-16 2006-03-21 Trans1, Inc. Methods of performing procedures in the spine
US6582441B1 (en) * 2000-02-24 2003-06-24 Advanced Bionics Corporation Surgical insertion tool
US6740093B2 (en) 2000-02-28 2004-05-25 Stephen Hochschuler Method and apparatus for treating a vertebral body
US6544195B2 (en) 2000-03-04 2003-04-08 Joseph F. Wilson Tissue of foreign body extractor
US6770070B1 (en) 2000-03-17 2004-08-03 Rita Medical Systems, Inc. Lung treatment apparatus and method
US6416484B1 (en) 2000-03-24 2002-07-09 Promex, Inc. Biopsy extractor
US6402750B1 (en) * 2000-04-04 2002-06-11 Spinlabs, Llc Devices and methods for the treatment of spinal disorders
US6565572B2 (en) 2000-04-10 2003-05-20 Sdgi Holdings, Inc. Fenestrated surgical screw and method
US6506194B1 (en) * 2000-06-08 2003-01-14 Mohammed Ali Hajianpour Medullary plug including an external shield and an internal valve
US6749595B1 (en) 2000-06-15 2004-06-15 Kieran P. J. Murphy Cement delivery needle
US6450986B1 (en) * 2000-06-19 2002-09-17 Mcneil-Ppc, Inc. Tampon applicator having outwardly flared rim
AU2001225881A1 (en) 2000-06-23 2002-01-08 University Of Southern California Percutaneous vertebral fusion system
US6749614B2 (en) 2000-06-23 2004-06-15 Vertelink Corporation Formable orthopedic fixation system with cross linking
KR20030029621A (ko) 2000-07-14 2003-04-14 카이폰 인코포레이티드 척추체의 치료 시스템 및 방법
US20020035400A1 (en) 2000-08-08 2002-03-21 Vincent Bryan Implantable joint prosthesis
US6506197B1 (en) * 2000-11-15 2003-01-14 Ethicon, Inc. Surgical method for affixing a valve to a heart using a looped suture combination
WO2002054935A2 (en) 2000-12-29 2002-07-18 Thomas James C Jr Vertebral alignment system
US6558353B2 (en) 2001-01-25 2003-05-06 Walter A. Zohmann Spinal needle
US6764489B2 (en) * 2001-03-27 2004-07-20 Novasive, Inc Hinged anterior thoracic/lumbar plate
US7128760B2 (en) 2001-03-27 2006-10-31 Warsaw Orthopedic, Inc. Radially expanding interbody spinal fusion implants, instrumentation, and methods of insertion
US20040083002A1 (en) 2001-04-06 2004-04-29 Belef William Martin Methods for treating spinal discs
JP3629557B2 (ja) 2001-04-28 2005-03-16 李 春澤 脊椎融合移殖物
US6746451B2 (en) * 2001-06-01 2004-06-08 Lance M. Middleton Tissue cavitation device and method
DE10129490A1 (de) 2001-06-21 2003-01-02 Helmut Mueckter Implantierbare Schraube zur Stabilisierung einer Gelenkverbindung oder eines Knochenbruches
AU2002318159A1 (en) * 2001-06-29 2003-03-03 The Regents Of The University Of California Biodegradable/bioactive nucleus pulposus implant and method for treating degenerated intervertebral discs
CA2390912C (en) 2001-07-05 2008-01-29 Depuy France Self-tapping screw for small-bone surgery
US7011647B2 (en) 2001-07-13 2006-03-14 Scimed Life Systems, Inc. Introducer sheath
EP1287794B1 (de) 2001-08-24 2008-06-18 Zimmer GmbH Künstliche Bandscheibe
ATE398431T1 (de) 2001-08-24 2008-07-15 Zimmer Gmbh Künstliche bandscheibe
TW545211U (en) * 2001-08-29 2003-08-01 Jung-Chiuan Ye Device for fastening spine
US6899714B2 (en) * 2001-10-03 2005-05-31 Vaughan Medical Technologies, Inc. Vertebral stabilization assembly and method
US7144363B2 (en) 2001-10-16 2006-12-05 Extensia Medical, Inc. Systems for heart treatment
US7052500B2 (en) 2001-10-19 2006-05-30 Scimed Life Systems, Inc. Embolus extractor
US6709439B2 (en) 2001-10-30 2004-03-23 Depuy Spine, Inc. Slaphammer tool
US7008431B2 (en) 2001-10-30 2006-03-07 Depuy Spine, Inc. Configured and sized cannula
US6669699B2 (en) 2001-11-30 2003-12-30 Spinecore, Inc. Distraction instrument for use in anterior cervical fixation surgery
US20030114930A1 (en) 2001-12-18 2003-06-19 Lim Kit Yeng Apparatus and method to stabilize and repair an intervertebral disc
CN101612435B (zh) * 2001-12-26 2012-03-21 耶鲁大学 血管进入装置
US6656184B1 (en) 2002-01-09 2003-12-02 Biomet, Inc. Bone screw with helical spring
US20030181982A1 (en) 2002-03-04 2003-09-25 Spineology, Inc. No-profile, lumbo-sacral fixation device and method
US20030212400A1 (en) 2002-03-12 2003-11-13 Aesculap Ag & Co. Kg Methods for treating spinal stenosis by pedicle distraction
GB0208627D0 (en) 2002-04-16 2002-05-22 Imprint Pharm Ltd Needle
US7081123B2 (en) 2002-06-18 2006-07-25 Musculoskeletal Transplant Foundation Bone marrow aspiration instrument
US6966921B2 (en) 2002-07-24 2005-11-22 Synergetics, Inc. Device for radial optic neurotomy
AU2003230740B2 (en) 2002-11-08 2008-10-09 Warsaw Orthopedic, Inc. Transpedicular intervertebral disk access methods and devices
US6733533B1 (en) 2002-11-19 2004-05-11 Zimmer Technology, Inc. Artificial spinal disc
US7776042B2 (en) * 2002-12-03 2010-08-17 Trans1 Inc. Methods and apparatus for provision of therapy to adjacent motion segments
US7582107B2 (en) 2003-02-03 2009-09-01 Integra Lifesciences Corporation Compression screw apparatuses, systems and methods
BRPI0407142A (pt) 2003-02-14 2006-01-10 Depuy Spine Inc Dispositivo de fusão intervertebral formado in situ
US7419505B2 (en) 2003-04-22 2008-09-02 Fleischmann Lewis W Collapsible, rotatable, and tiltable hydraulic spinal disc prosthesis system with selectable modular components
US20050043796A1 (en) 2003-07-01 2005-02-24 Grant Richard L. Spinal disc nucleus implant
US7255714B2 (en) 2003-09-30 2007-08-14 Michel H. Malek Vertically adjustable intervertebral disc prosthesis
US8052613B2 (en) 2003-10-23 2011-11-08 Trans1 Inc. Spinal nucleus extraction tool
US7175626B2 (en) 2004-06-15 2007-02-13 Board Of Regents Of The University Of Nebraska Dynamic compression device and driving tool
US20060085073A1 (en) 2004-10-18 2006-04-20 Kamshad Raiszadeh Medical device systems for the spine
US20060229609A1 (en) 2005-03-18 2006-10-12 Chao-Jan Wang Microadjustment spinal joint fixture
US7361192B2 (en) 2005-04-22 2008-04-22 Doty Keith L Spinal disc prosthesis and methods of use
ATE555737T1 (de) 2005-08-11 2012-05-15 Navotek Medical Ltd Lokalisation einer radioaktiven quelle
US7909871B2 (en) 2005-10-03 2011-03-22 Samy Abdou Devices and methods for inter-vertebral orthopedic device placement

Also Published As

Publication number Publication date
US8167947B2 (en) 2012-05-01
US20060058800A1 (en) 2006-03-16
JP2008509753A (ja) 2008-04-03
EP1786341B1 (en) 2011-12-14
US20110035005A1 (en) 2011-02-10
WO2006020928A3 (en) 2007-03-01
WO2006020928B1 (en) 2007-04-12
US7776042B2 (en) 2010-08-17
US8328847B2 (en) 2012-12-11
ATE536822T1 (de) 2011-12-15
US8523918B2 (en) 2013-09-03
AU2005272596A1 (en) 2006-02-23
AU2005272596B2 (en) 2010-10-21
EP1786341A2 (en) 2007-05-23
NO20071350L (no) 2007-05-04
US20110029019A1 (en) 2011-02-03
US20130013000A1 (en) 2013-01-10
CA2577071A1 (en) 2006-02-23
EP1786341A4 (en) 2010-03-10
WO2006020928A2 (en) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4993500B2 (ja) 隣接運動セグメントへの治療の提供
US11850156B2 (en) Systems, devices, and methods for joint fusion
US11980399B2 (en) Implants for spinal fixation or fusion
US7938836B2 (en) Driver assembly for simultaneous axial delivery of spinal implants
US9814598B2 (en) Spinal implants and implantation system
US7641657B2 (en) Method and apparatus for providing posterior or anterior trans-sacral access to spinal vertebrae
US7087058B2 (en) Method and apparatus for providing posterior or anterior trans-sacral access to spinal vertebrae
US6921403B2 (en) Method and apparatus for spinal distraction and fusion
US8512409B1 (en) Implant with outwardly extending fixation elements
US20050261695A1 (en) Method and apparatus for spinal distraction and fusion
WO2006047640A2 (en) Simultaneous axial delivery of spinal implants
AU2016222305A1 (en) Percutaneous arthrodesis method and system
US9675384B2 (en) Spinal stabilization system
JP2003522588A (ja) 軸方向の脊椎インプラントと、脊柱の椎骨内に軸方向の脊椎インプラントを移植する装置
JP2003522575A (ja) 脊椎を通る湾曲した軸方向孔を形成するための装置
JP2008517672A (ja) 脊椎運動保持アセンブリ
JP2008517675A (ja) 脊椎インプラントの同時軸方向送達

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080807

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101203

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120501

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees