JP4993392B2 - Fork moving device for cargo handling vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、フォークの旋回を行える荷役車両のフォーク移動装置に関する。 The present invention relates to a fork moving device for a cargo handling vehicle capable of turning a fork.
図6に示すように、三方向スタッキングトラック101は、マスト103に昇降自在に支持された昇降キャリッジ105に、シフトレール107に沿って移動するシフトヘッド109を取付け、シフトヘッド109に軸受けされた旋回軸111に2本のフォーク113を、フィンガーバー115を介して接合したものである。
As shown in FIG. 6, the three-
図7(a)に示すように、三方向スタッキングトラック101の取扱いできる荷物117の幅(W)を考慮し、同図(b)に示すように、フォーク113を90°旋回した状態で、荷物117が上記のシフトレール107に接触しないように、昇降キャリッジ105から旋回軸111までの寸法Sが設定されている。寸法Sが長い程、三方向スタッキングトラック101は幅の広い荷物の取扱いができる。表1は、4種類の荷物の荷姿(L×W)、及び荷物の重さに基づき、これらの荷物の幅に対して寸法Sを上記のように設定された三方向スタッキングトラックが、それぞれ荷物を持ち上げることのできる揚高を示している。
As shown in FIG. 7A, considering the width (W) of the
しかしながら、荷物117のフォーク113で支持される位置は、図6に示すマスト103よりも車体119の前方になるので、荷物117の重さはマスト103にモーメントとして作用し、これが過大になると車体119が不安定になる。更に、図7(b)に示すように90°旋回したフォーク113で荷物117を支持するよりも、同図(a)に示すように車体119の前方へ向けられたフォーク113で荷物117を支持する方が、荷物117は車体119の前方へ位置し、上記のモーメントが増大する。
However, since the position of the
荷物117の幅が1300mmで、その重さが仮に780kgを超えているとする。三方向スタッキングトラック101の物理的強度の観点から、フォーク113が90°旋回した状態で上記の荷物117を5500mmの揚高まで持ち上げられるとしても、そのままフォーク113を車体119の前方へ向けると車体119が不安定になる。この傾向は寸法Sが長い程、又は揚高が高い程著しくなる。例えば、幅1500mmの荷物を取扱いできるよう寸法Sを設定された三方向スタッキングトラックが荷物を6500mmの揚高まで持ち上げる場合、荷物の重さは600kgに制限される。
It is assumed that the width of the
また、上記のモーメントを打ち消すためのカウンターウェイトを車体119に設けると、三方向スタッキングトラック101をある程度は安定させることができる。しかしながら、車体119の大型化を伴うため、自動倉庫等の構内で三方向スタッキングトラック101を走行させるのに支障となる。
Further, if a counterweight for canceling the moment is provided in the
本発明は、上記の実情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、荷物をその荷姿に関わらず安定して持ち上げられる荷役車両のフォーク移動装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a fork moving device for a cargo handling vehicle that can stably lift a load regardless of its load form.
本発明は上記目的を達成するため、車体から立ち上がるマストと、前記マストに昇降自在に支持された昇降キャリッジと、前記昇降キャリッジに車幅方向に移動自在に支持され前記車体の前方へ延出するシフトヘッドと、前記シフトヘッドに支持された旋回軸と、前記シフトヘッドから水平方向に延出するフォークとを備え、前記旋回軸を支点に前記フォークを水平方向に旋回させる荷役車両のフォーク移動装置であって、前記フォークに直交する水平方向に両端を延ばす姿勢で、前記フォークにフィンガーバーを介して固定されたラックと、前記フィンガーバーに固定したスライドレールに、前記旋回軸に固定したスライダーを水平方向に移動自在に係合させた案内手段と、前記旋回軸に中心が一致するよう前記シフトヘッドに固定され前記ラックに噛み合わされたピニオンとを備え、前記ラックがその両端の間を二分する位置で前記ピニオンに噛み合うとき、前記フォークが前記車体の前方を向き、前記旋回軸の回転に従い前記フォークの旋回する過程で、前記ラックに噛み合う位ピニオンの位置が前記ラックの両端部のうちの一端へ向けて移動する分、前記フィンガーバーと共に前記フォークが、前記旋回軸に対して前記昇降キャリッジから前記車体の前方へ離れる向きに移動することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a mast that rises from a vehicle body, an elevating carriage that is supported by the mast to be movable up and down, and is supported by the elevating carriage so as to be movable in the vehicle width direction and extends forward of the vehicle body. A fork moving device for a cargo handling vehicle, comprising: a shift head; a turning shaft supported by the shift head; and a fork extending in a horizontal direction from the shift head , wherein the fork is turned in the horizontal direction about the turning shaft. a is, in a posture extending both ends in the horizontal direction perpendicular to the fork, and a rack which is fixed through the finger bar to the fork, the slide rail fixed to the finger bar, the fixed slider to said pivot axis a guide means which has movably engaged in the horizontal direction, before being secured to the shift head so that the center coincides with the pivot axis And a pinion engaged with the rack, when the rack meshes with the pinion at a position bisecting between its ends, the fork orientation in front of the vehicle body, the process of turning of the fork in accordance with the rotation of said pivot axis Thus, the fork moves together with the finger bar from the lifting carriage to the front of the vehicle body with respect to the pivot shaft by the amount that the position of the pinion meshing with the rack moves toward one end of both ends of the rack . and said that you move in the direction away.
本発明に係る荷役車両のフォーク移動装置によれば、車体の前方に向けられたフォークが車幅方向を向くよう旋回軸が回転される過程で、フォークが車体の前方へ移動することにより、車幅方向を向いたフォークと昇降キャリッジとの間隔が広がるので、当該フォーク移動装置は、昇降キャリッジから旋回軸までの寸法を不要に長くすることなく、車幅方向を向いたフォークに支持された荷物とシフトラックとの間に所望の距離を確保することができる。 According to a fork moving device handling vehicle according to the present invention, in the course of a fork that is toward the front of the vehicle body is pivot to face the vehicle width direction is rotated by Rukoto move fork forward of the vehicle body, Since the distance between the fork facing the vehicle width direction and the lifting carriage is widened, the fork moving device is supported by the fork facing the vehicle width direction without unnecessarily increasing the dimension from the lifting carriage to the turning shaft. A desired distance can be ensured between the load and the shift rack.
しかも、本発明に係る荷役車両のフォーク移動装置によれば、車体の前方へ向けたフォークで荷物を支持した状態で、マストに作用するモーメントを抑えることができる。このため、当該フォーク移動装置は、フォークで支持できる荷物の重さ、又はその揚高が荷物の荷姿によって制限されるのを解消することができる。また、当該フォーク移動装置は、車体の大型化を伴うことなく、ここに述べた効果を達成することができる。 Moreover, according to the fork moving device for a cargo handling vehicle according to the present invention, the moment acting on the mast can be suppressed while the load is supported by the fork directed forward of the vehicle body. For this reason, the said fork moving apparatus can eliminate that the weight of the load which can be supported with a fork, or its lifting height is restricted by the load form of the load. In addition, the fork moving device can achieve the effects described here without increasing the size of the vehicle body.
本発明に係る荷役車両のフォーク移動装置の実施形態について説明する。従来の技術として既に述べた要素には、その図示の有無に関わらず、引き続き同じ呼称を用いるものとする。 An embodiment of a fork moving device for a cargo handling vehicle according to the present invention will be described. The same designations will continue to be used for elements already described in the prior art, regardless of whether they are shown.
図1,2に示すように、荷役車両1は、昇降キャリッジ3と、シフトヘッド5と、シフトヘッド5から水平方向に延出するフォーク7と、フォーク7が水平方向に旋回する支点になる旋回軸9とを備える三方向スタッキングトラックである。荷役車両1に適用されるフォーク移動装置11は、フォーク7に直交する水平方向に両端43,45を延ばした姿勢でフォーク7にフィンガーバー13を介して固定された2本のラック15と、フォーク7をこれに直交する水平方向(ラック15に沿う方向)に移動自在に旋回軸9に接合する2つの案内手段17と、2本のラック15にそれぞれ噛み合わされた2つのピニオン19とを備える。
As shown in FIGS. 1 and 2, the cargo handling vehicle 1 includes a
昇降キャリッジ3は、マストに係合するローラ21を有し、マストに沿って昇降できる枠体である。昇降キャリッジ3の昇降は、図に表れていない油圧ポンプの発生する油圧に基づきマストシリンダーを動作させることにより実現される。更に、昇降キャリッジ3は、形鋼から成る2本のシフトレール27を固定し、荷役車両1の車体の車幅方向に延びるラック23をシフトレール27で支持している。
The lifting
シフトヘッド5は、昇降キャリッジ3から荷役車両1の車体の前方へ延出する筐体25に、シフトレール27に係合するローラ29を設けている。筐体25は、旋回軸9、及び回転軸10をそれぞれ直立する姿勢で軸受けし、油圧モータ31,33、及びピニオン19を固定している。回転軸10は、ラック23に噛み合うピニオン24が固定されている。油圧モータ31が回転軸10を回転させることにより、シフトヘッド5は、ラック23に従い車幅方向に移動することができる。
The
案内手段17は、フィンガーバー13に固定したスライドレール35に、スライダー37を移動自在に係合させたものである。スライダー37は、支持板39を介して旋回軸9に固定されており、フォーク7が支持する荷物の荷重を案内手段17が受け止める。旋回軸9は、ギア列から成る減速機41を介して油圧モータ33の回転力が伝達される。ピニオン19は、平歯車から成る円弧状のセクタギアであり、そのピッチ円の中心が旋回軸9の幾何学的中心線に一致するように、シフトヘッド5の筐体25に位置決めされている。
The guide means 17 has a
図2に示すように、フォーク7が車体の前方へ向けられた状態で、旋回軸9の幾何学的中心の前方に、ラック15の両端43,45の間を二等分する位置が一致する。同図に示すフォーク7を、その先端が車幅方向の一方を向くよう旋回させるとき、荷役車両1は、旋回軸9を図3に示すように図中で時計回りに回転させる。この過程で、ピニオン19の位置がラック15の一端43へ近づくよう相対的に移動する分、フィンガーバー13と共にフォーク7が、旋回軸9に対して車体の前方へ移動する。これにより、図4に示すように車幅方向の一方を向いたフォーク7と、図1に示す昇降キャリッジ3との間隔が広くなる。寸法xは、フォーク7が90°旋回する過程で、ラック15の両端43,45の間を二等分する位置が、旋回軸9の幾何学的中心から車体の前方へ移動する距離を示している。
As shown in FIG. 2, in a state where the
反対に、図4に示すフォーク7を、その先端が車体の前方を向くよう旋回させるとき、荷役車両1は、旋回軸9を図中で反時計回りに回転させる。この過程で、ピニオン19の位置がラック15の一端43から他端45へ向けて相対的に移動する分、フォーク7が旋回軸9に対して後退する。そして、フォーク7が図中で反時計回りに90°旋回したところで、ラック15は図2に示す位置に復帰する。
On the contrary, when the
或いは、図2に示すフォーク7を、その先端が車幅方向の他方を向くよう旋回させるとき、荷役車両1は、旋回軸9を図中で反時計回りに回転させる。この過程で、ピニオン19の位置がラック15の他端45へ近づくよう相対的に移動する分、フォーク7が旋回軸9に対して車体の前方へ移動する。これにより、図5に示すように車幅方向の他方を向いたフォーク7と、図1に示す昇降キャリッジ3との間隔が広くなる。
Alternatively, when the
以上に述べた通り、フォーク移動装置11は、車幅方向を向いたフォーク7に支持された荷物とシフトレール27との間に所望の距離を確保するために、従来のように昇降キャリッジ3から旋回軸9までの寸法Sを長くする必要がない。また、フォーク移動装置11は既述の寸法Sを比較的短くできるので、車体の前方へ向けたフォーク7で荷物を支持したときにマスト103に作用するモーメントを減少させることができる。
As described above, the
このため、荷役車両1がフォーク7で支持できる荷物117の重さ、又はその揚高が荷物の荷姿によって制限されるのを、表2に示すよう解消することができる。即ち、表2のアンダーラインを付した数値は、既述の表1に示した三方向スタッキングトラックが同表に示す揚高まで持ち上げることのできる荷物の重さに対して、フォーク移動装置11を適用した荷役車両1が持ち上げることのできる荷物の重さが増大したことを示している。
For this reason, it can be solved as shown in Table 2 that the weight of the
また、フォーク移動装置11は、以上に述べた効果を達成するのにカウンターウェイト等を荷役車両1の車体に設ける必要がないので、荷役車両1の車体を大型化しなくて済むという利点がある。Further, the
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できるものである。例えば、フォーク移動装置11はラック15、及びピニオン19を図1に示すように2つずつ備える必要はなく、これらの個数が限定されることはない。
It should be noted that the present invention can be implemented in a mode in which various improvements, modifications, or variations are added based on the knowledge of those skilled in the art without departing from the spirit of the present invention. For example, the
本発明は、パレットに載せた荷物に限らず、あらゆる形態の荷物を搬送する荷役車両に適用できる技術である。 The present invention is a technique that can be applied to a cargo handling vehicle that transports not only a load placed on a pallet but also any type of load.
1...荷役車両、3,105...昇降キャリッジ、5,109...シフトヘッド、7,113...フォーク、10...回転軸、9,111...旋回軸、11...荷役車両のフォーク移動装置、13,115...フィンガーバー、15,23...ラック、17...案内手段、19...ピニオン、21,29...ローラ、25...筐体、27...シフトレール、31,33...油圧モータ、35...スライドレール、37...スライダー、39...支持板、41...減速機、43...一端、45...他端、101...三方向スタッキングトラック、103...マスト、117...荷物、119...車体。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Cargo handling vehicle, 3,105 ... Elevating carriage, 5,109 ... Shift head, 7,113 ... Fork, 10 ... Rotating shaft, 9, 111 ... Turning axis, 11 ... fork moving device for cargo handling vehicle, 13, 115 ... finger bar, 15, 23 ... rack, 17 ... guide means, 19 ... pinion, 21, 29 ... roller, 25. ..Case, 27 ... Shift rail, 31, 33 ... Hydraulic motor, 35 ... Slide rail, 37 ... Slider, 39 ... Support plate, 41 ... Speed reducer, 43. .. One end, 45 ... the other end, 101 ... three-way stacking truck, 103 ... mast, 117 ... luggage, 119 ... car body.
Claims (1)
前記フォークに直交する水平方向に両端を延ばす姿勢で、前記フォークにフィンガーバーを介して固定されたラックと、
前記フィンガーバーに固定したスライドレールに、前記旋回軸に固定したスライダーを水平方向に移動自在に係合させた案内手段と、
前記旋回軸に中心が一致するよう前記シフトヘッドに固定され前記ラックに噛み合わされたピニオンとを備え、
前記ラックがその両端の間を二分する位置で前記ピニオンに噛み合うとき、前記フォークが前記車体の前方を向き、
前記旋回軸の回転に従い前記フォークの旋回する過程で、前記ラックに噛み合うピニオンの位置が前記ラックの両端部のうちの一端へ向けて移動する分、前記フィンガーバーと共に前記フォークが、前記旋回軸に対して前記昇降キャリッジから前記車体の前方へ離れる向きに移動することを特徴とする荷役車両のフォーク移動装置。 A mast that rises from a vehicle body, a lift carriage that is supported by the mast so as to be movable up and down, a shift head that is supported by the lift carriage so as to be movable in the vehicle width direction, and that extends forward of the vehicle body, and is supported by the shift head. A fork moving device for a cargo handling vehicle, wherein the fork moves in a horizontal direction about the turning shaft as a fulcrum .
In a posture extending both ends in the horizontal direction perpendicular to the fork, and a rack which is fixed through the finger bar to the fork,
Guiding means in which a slide rail fixed to the finger bar is engaged with a slider fixed to the pivot shaft so as to be movable in the horizontal direction ;
A pinion fixed to the shift head and meshed with the rack so that the center coincides with the pivot axis;
When the rack meshes with the pinion at a position that bisects both ends, the fork faces the front of the vehicle body,
In the process of turning the fork according to the rotation of the turning shaft, the position of the pinion that meshes with the rack moves toward one end of both ends of the rack, so that the fork together with the finger bar moves to the turning shaft. fork moving device handling vehicle, characterized that you move in a direction away forward of the vehicle body from the lifting carriage against.
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