JP4993307B2 - スパークプラグ及びその製造方法 - Google Patents

スパークプラグ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4993307B2
JP4993307B2 JP2008085541A JP2008085541A JP4993307B2 JP 4993307 B2 JP4993307 B2 JP 4993307B2 JP 2008085541 A JP2008085541 A JP 2008085541A JP 2008085541 A JP2008085541 A JP 2008085541A JP 4993307 B2 JP4993307 B2 JP 4993307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating oil
spark plug
coating layer
insulator
viscosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008085541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009238667A (ja
Inventor
啓一 黒野
宏之 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2008085541A priority Critical patent/JP4993307B2/ja
Publication of JP2009238667A publication Critical patent/JP2009238667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4993307B2 publication Critical patent/JP4993307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)

Description

本発明は、内燃機関に使用されるスパークプラグ及びその製造方法に関する。
内燃機関用スパークプラグは、自動車等の内燃機関(エンジン)に取付けられ、燃焼室内の混合気への着火のために用いられるものである。一般的にスパークプラグは、軸孔を有する絶縁体と、当該軸孔の先端側に挿通される中心電極と、軸孔の後端側に挿通される端子電極と、絶縁体の外周に設けられる主体金具と、主体金具の先端部に設けられ、中心電極との間で火花放電間隙を形成する接地電極とを備える。加えて、中心電極に高電圧が印加されることで、両電極間の火花放電間隙において放電が生じ、混合気へと着火される。
ところで、燃焼室内においては混合気の不完全燃焼等によりカーボンが発生し、それが絶縁体のうち混合気や燃焼ガスに晒される部位(脚長部)の表面に堆積してしまうおそれがある。ここで、脚長部表面へのカーボンの堆積が進み、脚長部表面がカーボンによって覆われてしまうと、脚長部に堆積したカーボンを伝わって中心電極から主体金具へと電流がリークしてしまい、火花放電間隙における正常な火花放電が阻害されてしまう(いわゆる「くすぶり汚損」が生じてしまう)ことが懸念される。
また、このようなくすぶり汚損は、特に自動車等が製造されてからユーザに渡るまでの間、すなわち、低速運転(低負荷運転)が繰り返される場合に発生しやすい。これは、低負荷運転時におけるドライビリティの低下を防止するという観点から、一般的に低負荷運転時には、エンジンの回転数を比較的増大させるとともに、燃料を比較的多く噴射することが行われており、その結果、通常の運転時と比較して不完全燃焼がより発生しやすくなってしまうこと等に起因する。
そこで、上述のような低負荷運転時において、絶縁体表面へのカーボンの堆積(付着)を防止し、主体金具及び中心電極間の絶縁性能を向上させるという観点から、前記脚長部表面に絶縁油からなる被膜層を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。当該技術について詳述すると、前記脚長部のうち、主体金具内周面との距離が比較的小さく、電流のリークを防止するのにより効果的な基端部側の表面に、フッ素系オイル等の絶縁油からなる被膜層が設けられている。
特開昭61−57670号公報
ところが、前記被膜層は、比較的短期間で脚長部全域に広がってしまう。そのため、脚長部の基端部側表面を覆う被膜層の厚さが不十分なものとなってしまい、ひいては絶縁性能の十分な向上を図ることができないおそれがある。
これに対して、比較的多量の絶縁油を用いて比較的厚めの被膜層を設けることにより、被膜層が脚長部全域に広がったとしても、基端部側表面に十分な厚さの被膜層を存在させることが考えられる。しかしながら、一般的にスパークプラグは内燃機関に組み付けられた際に、火花放電間隙が脚長部よりも下方に位置するように配置される。このため、多量の絶縁油によって被膜層を形成すると、絶縁油が下方に液ダレしてしまい、中心電極の先端部及び接地電極を結ぶブリッジが形成されてしまうおそれがある。このようなブリッジが形成されてしまうと、火花放電を発生させることができなくなってしまい、内燃機関の動作に支障が生じてしまう。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、中心電極の先端部及び接地電極を連結するブリッジを形成することなく、比較的長期間に亘って、脚長部の基端部側表面に十分な厚みの被膜層を設けることで、優れた絶縁性能を実現することができるとともに、被膜層が脚長部全域に広がった場合であっても、十分な絶縁性能を有するスパークプラグ及びその製造方法を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグは、軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に設けられた略円筒状の主体金具と、
前記主体金具の先端部から延び、先端が前記中心電極に向けて曲げられて配置された接地電極とを備えるスパークプラグであって、
前記絶縁体は、当該絶縁体の先端から前記主体金具又は金属製の板パッキンと当接する部位までの間に位置する脚長部を有するとともに、
前記脚長部の表面のうち、少なくとも基端部側の表面には絶縁油からなる被膜層が形成され、かつ、
前記絶縁油の粘度を3000cs以上とするとともに、
前記脚長部の表面積に対する前記絶縁油の単位表面積当たりの質量を、0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下としたことを特徴とする。
尚、「絶縁油」としては、例えば、シリコンオイルやフッ素系オイル、シリコンオイル等を主成分とし、パラフィン等を含む混合液等を挙げることができる。
上記構成1によれば、少なくとも脚長部の基端部側の表面には、3000cs(mPa・s)以上と比較的高粘度の絶縁油によって被膜層が形成されている。このため、比較的長期間に亘って、脚長部の基端部側の表面に十分な厚みを有する被膜層を存在させておくことができる。これにより、カーボンの堆積に伴う電流のリークが他の部位と比較してより懸念される脚長部の基端部へのカーボンの堆積をより確実に抑制することができる。
また、本構成1によれば、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位面積当たりの質量が、0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下とされている。つまり、0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下の数値に、脚長部の表面積(mm2)を乗算して得られる数値と等しい質量(mg)の絶縁油を用いて、被膜層が形成されている。これにより、たとえ時を経て被膜層が脚長部全域に広がったとしても、脚長部の単位面積当たりに十分な量(厚さ)の絶縁油(被膜層)が存在することとなる。一方で、十分な厚さの被膜層を形成可能な比較的多量の絶縁油を用いることに伴うブリッジの発生が懸念されるところであるが、上述のように絶縁油は比較的高粘度であるため、絶縁油の液ダレを効果的に抑制することができ、ひいてはブリッジの発生をより確実に防止することができる。
すなわち、本構成1によれば、比較的高粘度の絶縁油を用いて被膜層を形成することで、比較的長期間に亘って、脚長部の基端部側の表面に十分な厚みの被膜層を存在させておくことができるとともに、脚長部の全域に被膜層が広がった場合であっても、ブリッジが形成されることなく、脚長部表面に十分な厚さの被膜層を形成することができる。その結果、優れた絶縁性能を実現することができ、くすぶり汚損をより確実に防止することができる。
尚、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位面積当たりの質量を0.005mg/mm2 未満とした場合には、被膜層が脚長部の表面全域に広がったときの絶縁性能が不十分なものとなってしまうおそれがある。一方、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位面積当たりの質量が0.05mg/mm2を超える場合には、絶縁油の液ダレが生じてしまい、ひいてはブリッジが形成されてしまうおそれがある。
構成2.本構成のスパークプラグは、上記構成1において、前記絶縁油の粘度を6500cs以上としたことを特徴とする。
上記構成2によれば、絶縁油の粘度が6000cs以上とされている。このため、より長期間に亘って、脚長部の基端部側の表面に十分な厚みを有する被膜層を存在させておくことができるとともに、絶縁油の液ダレをより確実に抑制することができる。その結果、ブリッジの形成をより一層確実に防止しつつ、優れた絶縁性能をより長期間に亘って実現することができる。
構成3.本構成のスパークプラグは、上記構成1又は2において、前記絶縁油の粘度を100000cs以下としたことを特徴とする。
上述の通り、比較的高粘度の絶縁油を用いることで、優れた絶縁性能を実現することができる。ところが、高粘度の絶縁油を用いて被膜層を形成する際には、絶縁油の計量等が比較的困難なものとなってしまう。その結果、適量の絶縁油を計量することができずに、上記構成1等を実現することが比較的困難となってしまったり、また、生産性の低下を招いてしまったりするおそれがある。
この点、上記構成3によれば、絶縁油の粘度が100000cs以下とされているため、絶縁油の計量等を比較的容易に行うことができる。これにより、上記構成1等をより確実に実現することができるとともに、生産性の低下をより確実に防止することができる。
構成4.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成1乃至3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法であって、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
前記主体金具の先端側の内周面と前記脚長部の基端部側の表面との間に形成された奥部間隙に前記絶縁油を滴下して、前記被膜層を形成する工程を含むことを特徴とする。
上記構成4によれば、主体金具の先端側の内周面と脚長部の基端部側の表面との間に形成された奥部間隙に絶縁油を滴下することで、前記被膜層が形成される。このため、上記構成1等と同様の作用効果を奏するスパークプラグを、比較的容易に、かつ、より確実に製造することができる。
構成5.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成4において、前記工程において、前記絶縁油を希釈溶剤によって50cs以上3000cs未満の粘度の希釈液にし、当該希釈液を滴下し、さらに、前記希釈溶剤を除去させることで前記被膜層を形成することを特徴とする。
上記構成5によれば、絶縁油は50cs以上3000cs未満の粘度の希釈液に希釈された上で、滴下される。これにより、希釈溶剤を除去(例えば、乾燥)した後に形成される被膜層を、ムラ無く、略均一の厚さを有するものとすることができる。その結果、絶縁性能の一層の向上を図ることができる。
尚、希釈液の粘度を50cs未満とした場合には、前記希釈溶剤が除去される前に、希釈液が脚長部表面に広がってしまい、ひいては希釈溶剤の除去後に形成される被膜層が脚長部のより先端側に広がった状態で形成されてしまうおそれがある。
構成6.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成4又は5において、前記脚長部の表面積が200mm2以下であるとともに、
前記工程において、前記絶縁油を希釈溶剤によって50cs以上500cs未満の粘度の希釈液にし、当該希釈液を滴下し、さらに、前記希釈溶剤を除去させることで前記被膜層を形成することを特徴とする。
近年、スパークプラグの小型化や小径化の要請から、絶縁体や主体金具の小型化(小径化)が求められている。ここで、絶縁体の小径化に伴い脚長部の表面積が減少してしまうため、比較的少量のカーボンが堆積した場合であっても、くすぶり汚損が生じてしまうおそれがある。従って、比較的小型(小径)のスパークプラグにおいては、より優れた絶縁性能が必要であり、優れた絶縁性能を実現するという観点からは、脚長部の表面にムラ無く、略均一な厚さの被膜層を設けることが重要となってくる。ところが、絶縁体や主体金具の小径化に伴い、主体金具の先端側内周面と脚長部の外周面との間に形成される間隙がより狭いものとなる。そのため、当該間隙に高粘度の絶縁油を滴下して被膜層を形成する場合には、被膜層にムラが生じたり、その厚さにばらつきが生じたりしてしまう可能性が比較的高い。すなわち、小径化されたスパークプラグについては、優れた絶縁性能が要求されるにも関わらず、その優れた絶縁性能を実現するための被膜層の形成に不具合が生じやすい。
ここで、上記構成6のように、脚長部の表面積が200mm2以下と比較的小径化された絶縁体は、被膜層形成時に上記不具合が生じやすいものであるが、絶縁油を50cs以上500cs以下の希釈液に希釈し、当該希釈液を滴下して被膜層を形成することで、被膜層をムラ無く、略均一な厚さで形成することができる。すなわち、本構成6によれば、優れた絶縁性能が要求される比較的小径のスパークプラグに対して、優れた絶縁性能を発揮可能な被膜層を比較的容易に、かつ、より確実に設けることができる。
構成7.本構成のスパークプラグの製造方法は、上記構成5又は6において、前記希釈溶剤は、前記絶縁油を略均一に溶解可能であるとともに、沸点が120℃以下であることを特徴とする。
上記構成7によれば、絶縁油を略均一に溶解可能な希釈溶剤を用いて絶縁油を希釈しているため、被膜層を一層ムラ無く、より均一な厚みで形成することができる。
また、希釈溶剤の沸点が120℃以下と比較的低温であるため、希釈溶剤を比較的早く乾燥(揮発)させ、除去することができる。これにより、希釈溶剤の除去(乾燥)前に、希釈液が脚長部先端側に広がってしまい、ひいては除去後に形成される被膜層が脚長部先端側に広がって形成されてしまうといった事態をより確実に防止することができる。
尚、「前記絶縁油を均一に溶解可能であるとともに、沸点が120℃以下である希釈溶剤」としては、例えば、トリクロロトリフロロエタン、トリクレン、クロルベンゼン、トルエン、キシレン、ベンジン等の希釈溶剤を挙げることができる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、スパークプラグ1を示す一部破断正面図である。なお、図1では、スパークプラグ1の軸線CL1方向を図面における上下方向とし、下側をスパークプラグ1の先端側、上側を後端側として説明する。
スパークプラグ1は、筒状をなす絶縁体としての絶縁碍子2、これを保持する筒状の主体金具3などから構成されるものである。
絶縁碍子2は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その外形部において、後端側に形成された後端側胴部10と、当該後端側胴部10よりも先端側において径方向外向きに突出形成された大径部11と、当該大径部11よりも先端側においてこれよりも細径に形成された中胴部12とを備えている。さらに、前記絶縁碍子2は、前記中胴部12よりも先端側において、前記絶縁碍子2の先端から後述する板パッキン22と当接する部位までの間に位置するとともに、軸線C1方向先端側に向けて先細り形状をなす脚長部13を有している。加えて、絶縁碍子2のうち、大径部11、中胴部12、及び、大部分の脚長部13は、主体金具3の内部に収容されている。そして、脚長部13と中胴部12との連接部にはテーパ状の段部14が形成されており、当該段部14にて絶縁碍子2が主体金具3に係止されている。
さらに、絶縁碍子2には、軸線CL1に沿って軸孔4が貫通形成されており、当該軸孔4の先端側には中心電極5が挿入、固定されている。また、中心電極5は、銅又は銅合金からなる内層5Aと、ニッケル(Ni)を主成分とするNi合金からなる外層5Bとにより構成されている。さらに、中心電極5は、全体として棒状(円柱状)をなし、その先端面が平坦に形成されるとともに、絶縁碍子2の先端から突出している。
また、軸孔4の後端側には、絶縁碍子2の後端から突出した状態で端子電極6が挿入、固定されている。
さらに、軸孔4の中心電極5と端子電極6との間には、円柱状の抵抗体7が配設されている。当該抵抗体7の両端部は、導電性のガラスシール層8,9を介して、中心電極5と端子電極6とにそれぞれ電気的に接続されている。
加えて、前記主体金具3は、低炭素鋼等の金属により筒状に形成されており、その外周面にはスパークプラグ1をエンジンヘッドに取付けるためのねじ部(雄ねじ部)15が形成されている。また、ねじ部15の後端側の外周面には座部16が形成され、ねじ部15後端のねじ首17にはリング状のガスケット18が嵌め込まれている。さらに、主体金具3の後端側には、主体金具3をエンジンヘッドに取付ける際にレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部19が設けられるとともに、後端部において絶縁碍子2を保持するための加締め部20が設けられている。
また、主体金具3の内周面には、絶縁碍子2を係止するためのテーパ状の段部21が設けられている。そして、絶縁碍子2は、主体金具3の後端側から先端側に向かって挿入され、自身の段部14が主体金具3の段部21に係止された状態で、主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって固定される。尚、絶縁碍子2及び主体金具3双方の段部14,21間には、円環状の前記板パッキン22が介在されている。これにより、燃焼室内の気密性を保持し、燃焼室内に晒される絶縁碍子2の脚長部13と主体金具3の内周面との間隙30に入り込む燃料空気が外部に漏れないようになっている。尚、本実施形態において、前記主体金具3の内周面は、軸線CL1方向に沿って、略平行に延びるように形成されている。従って、先細り形状をなす脚長部13の外周面と主体金具3の内周面との間で形成される間隙30は、その先端側が比較的広いものとなり、その基端側に位置する奥部間隙31が比較的狭いものとなっている。
さらに、加締めによる密閉をより完全なものとするため、主体金具3の後端側においては、主体金具3と絶縁碍子2との間に環状のリング部材23,24が介在され、リング部材23,24間にはタルク(滑石)25の粉末が充填されている。すなわち、主体金具3は、板パッキン22、リング部材23,24及びタルク25を介して絶縁碍子2を保持している。
また、主体金具3の先端部26の先端面には、先端側が曲げ返されて、その側面が中心電極5の先端部と対向する接地電極27が接合されている。当該接地電極27は、外層27A及び内層27Bからなる2層構造となっている。本実施形態において、前記外層27AはNi合金〔例えば、インコネル600やインコネル601(いずれも登録商標)〕によって構成されている。一方、前記内層27Bは、前記Ni合金よりも良熱導電性金属である銅合金又は純銅によって構成されている。また、中心電極5の先端部と、接地電極27の先端側面部との間には、火花放電間隙33が形成されている。
さらに、本実施形態においては、図2に示すように、脚長部13の表面略全域に絶縁油(例えば、シリコンオイル等)によって形成された被膜層41(図中、散点模様を付した部位)が設けられている。ここで、当該被膜層41を形成するための絶縁油は、その粘度が3000cs以上(例えば、6500cs以上100000cs以下)とされている。また、当該絶縁油の単位面積当たりの質量が、0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下(例えば、0.03mg/mm2)とされている。換言すれば、0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下の数値に、脚長部13の表面積(mm2)を乗算して得られる数値と等しい質量(mg)の絶縁油を用いて、被膜層41が形成されている。尚、後述する被膜層41の形成時においては、被膜層41は脚長部13の基端部側表面のみを覆うようにして形成される。すなわち、図2の被膜層41は、脚長部13の基端部側表面に形成された被膜層41が、時を経て脚長部13表面に沿って広がったものを示している。
次に、上記のように構成されてなるスパークプラグ1の製造方法について説明する。まず、主体金具3を予め加工しておく。すなわち、円柱状の金属素材(例えばS17CやS25Cといった鉄系素材やステンレス素材)を冷間鍛造加工により貫通孔を形成し、概形を製造する。その後、切削加工を施すことで外形を整え、主体金具中間体を得る。
続いて、主体金具中間体の先端面に、Ni系合金等からなる接地電極27が抵抗溶接される。当該溶接に際してはいわゆる「ダレ」が生じるので、その「ダレ」を除去した後、主体金具中間体の所定部位にねじ部15が転造によって形成される。これにより、接地電極27の溶接された主体金具3が得られる。また、接地電極27の溶接された主体金具3には、亜鉛メッキ或いはニッケルメッキが施される。尚、耐食性向上を図るべく、その表面に、さらにクロメート処理が施されることとしてもよい。
一方、前記主体金具3とは別に、絶縁碍子2を成形加工しておく。より詳しくは、まず、例えば、アルミナを主体としバインダ等を含む原料粉末を用い、成型用素地造粒物を調製する。そして、前記成型用素地造流物に対してラバープレス成形を行うことで、筒状の成形体を得る。次いで、得られた前記成形体に対し、研削加工が施され、絶縁碍子形状の絶縁体中間体が得られ、その後、絶縁体中間体が焼成炉へ投入・焼成されることで、絶縁碍子2が得られる。
また、前記主体金具3、絶縁碍子2とは別に、中心電極5を製造しておく。すなわち、Ni系合金が鍛造加工され、その中央部に放熱性向上を図るべく銅合金からなる内層5Aが設けられる。
そして、上記のようにして得られた絶縁碍子2及び中心電極5と、抵抗体7と、端子電極6とが、ガラスシール層8,9によって封着固定される。ガラスシール層8,9としては、一般的にホウ珪酸ガラスと金属粉末とが混合されて調製されており、当該調製されたものが抵抗体7を挟むようにして絶縁碍子2の軸孔4内に注入された後、焼成炉内にて加熱しつつ、後方から前記端子電極6で押圧することにより焼き固められる。尚、このとき、絶縁碍子2の後端側胴部10表面には釉薬層が同時に焼成されることとしてもよいし、事前に釉薬層が形成されることとしてもよい。
その後、上記のようにそれぞれ作成された中心電極5及び端子電極6を備える絶縁碍子2と、接地電極27を備える主体金具3とが組付けられる。より詳しくは、比較的薄肉に形成された主体金具3の後端側の開口部を径方向内側に加締めること、つまり上記加締め部20を形成することによって固定される。
次いで、主体金具3の内周面と脚長部13の基端部側表面との間に形成された奥部間隙31に前記絶縁油を滴下(塗布)する。より詳しくは、前記絶縁油を略均一に溶解可能であり、沸点が120℃以下の希釈溶剤(例えば、トリクロロトリフロロエタン、トリクレン、クロルベンゼン、トルエン、キシレン、ベンジン等)を用いて前記絶縁油を希釈した希釈液を得た上で、当該希釈液を前記奥部間隙31に滴下する。そして、前記希釈溶剤を、時間経過とともに乾燥(揮発)させ、除去することで、図3に示すように、脚長部13の基端部側表面に比較的厚膜の被膜層41が形成されることとなる。尚、絶縁油を塗布する方法は上述した方法に限られるものではなく、例えば、絶縁碍子2を主体金具3に組み付ける前に、脚長部13の基端部側表面に前記希釈液を吹き付けることで絶縁油を塗布することとしてもよい。また、絶縁油を希釈することなく、塗布することとしてもよい。
そして、最後に、接地電極27を屈曲させることで、中心電極5の先端部及び接地電極27の先端部間の前記火花放電間隙33を調整する加工が実施される。
このように一連の工程を経ることで、上述した構成を有するスパークプラグ1が製造される。
次に、本実施形態によって奏される作用効果を確認すべく、耐汚損性評価試験及び液ダレ限界評価試験を行った。まず、汚損性評価試験について説明すると、当該試験は、JIS規格D1606で規定されている「くすぶり汚損試験」であり、詳細については、次の通りである。すなわち、脚長部の長さが異なる2種類のスパークプラグのサンプル(サンプルA及びサンプルB)に対して、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位表面積当たりの質量を種々変更した上で被膜層を形成した。そして、低温試験室内(−10℃)のシャシダイナモメータ上に排気量1500ccの4気筒エンジンを有する試験用自動車を置き、当該試験用自動車のエンジンに前記被膜層が形成されたサンプルを各気筒に対応して4本組み付ける。そして、空吹かしを3回行った後、3速35km/hで40秒間走行し、90秒間のアイドリングを挟んで、再度3速35km/hで40秒間走行する。その後、エンジンを一度停止・冷却させる。次いで、空吹かしを3回行った後、1速15km/hで20秒間走行することを、30秒間のエンジン停止を挟みつつ、合計3度行い、その後エンジンを停止させる。この一連のテストパターンを1サイクルとして、複数サイクル繰り返し試験を行った。そして、各サイクルの終了時に、所定のサンプルに関し、主体金具と接続端子との間の絶縁抵抗値を測定し、その絶縁抵抗値が10MΩに到達したときのサイクル数(10MΩ到達サイクル数)を確認した。尚、各サンプルともに、脚長部の略全域に被膜層が形成されていた。また、サンプルBの脚長部は、サンプルAの脚長部よりも短いものであった。すなわち、サンプルBは、サンプルAと比較して、くすぶり汚損のより生じやすいものであった。
さらに、液ダレ限界評価試験については、脚長部の長さ(表面積)が異なるスパークプラグのサンプル(サンプルC、サンプルD、及び、サンプルE)を作製した上で、当該サンプルの脚長部の基端部側表面に、脚長部の表面積に対する単位表面積当たりの質量を種々変更した絶縁油によって被膜層を形成した。そして、被膜層が形成された各サンプルを、脚長部の先端が鉛直下向きとなるようにして60℃の恒温槽内に配置した。次いで、約1ヶ月放置した後、各サンプルについて中心電極及び接地電極を連結するブリッジが形成されているか否かを目視により確認した。尚、絶縁油は、その粘度3000cs以上のものを用いた。また、脚長部の長さは、サンプルC、サンプルD、サンプルEの順で大きくなるものとした。
耐汚損性評価試験の結果について、サンプルAについての結果を図4(a)に示すとともに、サンプルBについての評価試験の結果を図4(b)に示す。また、液ダレ限界評価試験の試験結果を表1に示す。
Figure 0004993307
図4(a),(b)に示すように、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位表面積当たりの質量が0.005mg/mm2以上とされたものは、サンプルA及びサンプルBともに優れた絶縁性能を有することがわかった。これは、十分な量(厚さ)の被膜層が形成されたことにより、カーボンの付着をより確実に防止することができたことによると考えられる。
また、表1に示すように、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位表面積当たりの質量が0.05mg/mm2以下とされたものは、ブリッジが発生することなく、正常な火花放電が発生可能であることがわかった。これは、絶縁油の質量が過度に大きすぎることなく、また、絶縁油が3000cs以上と高粘度であったため、絶縁油の液ダレを効果的に抑制することができたことに起因すると考えられる。
以上、両評価試験の結果より、優れた絶縁性能を実現するためには、脚長部の表面積に対する絶縁油の単位表面積当たりの質量を0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下とすることが好ましいといえる。
次いで、絶縁油の粘度と、脚長部の表面に沿った被膜層の拡散(広がり)スピードとの関係を確認すべく、被膜層拡散評価試験を行った。被膜層拡散評価試験の概要は次の通りである。すなわち、種々異なる粘度の絶縁油を用いて、脚長部の基端側表面に被膜層を形成した上で、被膜層の形成された絶縁碍子の各サンプルを脚長部の先端が鉛直下向きとなるようにして50℃の恒温槽内に配置した。そして、各サンプルについて脚長部の先端部まで被膜層が広がるまでに要する時間(拡散時間)を計測した。被膜層拡散評価試験の結果を図5に示す。
図5に示すように、絶縁油の粘度が3000cs或いは6500csであるときを境として、拡散時間が飛躍的に長くなる、すなわち、被膜層が広がりづらいことがわかった。従って、比較的長期間に亘って、絶縁体の基端部側表面に比較的厚い被膜層を存在させるためには、絶縁油の粘度を3000cs以上とすることが好ましいといえる。また、より長期間に亘って、絶縁体の基端部側表面に比較的厚い被膜層をより確実に存在させるためには、絶縁油の粘度を6500cs以上とすることが好ましいといえる。
但し、絶縁油の粘度が100000csを超える場合には、絶縁油の計量作業等が比較的困難なものとなってしまうおそれがある。従って、生産効率の低下を防止する等の観点から、絶縁油の粘度を100000cs以下とすることが好ましいといえる。
次に、水等の低粘度の液体を略一定量滴下できる装置を用いた上で、スパークプラグのサンプルに対して、絶縁油を種々異なる粘度に希釈してなる希釈液、或いは、絶縁油を前記一定量だけ滴下する設定で滴下し、形成された被膜層の質量(すなわち、滴下された絶縁油の重量)を測定することを、粘度の異なる各希釈液(絶縁油)ごとに30回ずつ行った。そして、測定された絶縁油の重量に基づいて、各サンプルに塗布された絶縁油の重量のばらつきを算出した。尚、「絶縁油の重量のばらつき」とあるのは、同粘度の希釈液(絶縁油)が塗布されたサンプルについて、絶縁油の重量が最大であった際の当該絶縁油の最大重量と、絶縁油の重量が最小であった際の当該絶縁油の最小重量との差を、滴下された絶縁油の重量の平均値で除算した上で、100を乗じて得た値をいう。また、粘度が3000cs以上の場合には、絶縁油を希釈することなくそのまま塗布し、一方、粘度が3000cs未満の場合には、絶縁油を希釈溶剤により希釈して得られた希釈液を塗布した。さらに、絶縁油の粘度を3000cs以上とした。
図6のグラフに、希釈液或いは絶縁油の粘度と、絶縁油の重量のばらつきとの関係を示す。尚、絶縁油の重量のばらつきが小さいほど、絶縁油の塗布量がより正確なものとなり、各サンプルについて被膜層をムラなく、略均一な厚みで形成しやすいこととなる。一方で、絶縁油の重量のばらつきが大きいほど、絶縁油の塗布量が不正確となりやすく、ひいては、サンプルごとに被膜層に厚さムラ等の不具合が生じやすいこととなる。
図6に示すように、粘度が3000cs未満の希釈液を用いて被膜層を形成した場合には、絶縁油の重量のばらつきを低減できることが明らかとなった。また特に、粘度が500cs未満の希釈液を用いて被膜層を形成した場合には、絶縁油の重量のばらつきを一層低減できることがわかった。従って、複数のスパークプラグについて、被膜層をムラ無く、略均一な厚みで形成するためには、絶縁油を希釈して滴下(塗布)することが好ましく、特に500cs以下の粘度に希釈して用いることがより好ましいといえる。但し、希釈液の粘度を50cs未満とした場合には、希釈溶剤が揮発(乾燥)する前に、希釈液が脚長部の表面を広がってしまい、ひいては乾燥後の被膜層が脚長部のより先端側に形成されてしまうおそれがある。従って、希釈液の粘度を50cs以上3000cs未満とすることが望ましく、希釈液の粘度を50cs以上500cs以下とすることがより望ましいと言える。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)脚長部13の表面積については特に限定されるものではないが、脚長部13の表面積が200mm2以下である場合、すなわち、比較的小型化(小径化)されたスパークプラグ1に被膜層41を設ける際には、前記絶縁油を50cs以上500cs以下に希釈し、希釈した希釈液を脚長部13に塗布することで被膜層41を設けるとしてもよい。この場合には、被膜層41にムラができたり、その厚さにばらつきが生じたりしてしまうといった不具合の生じやすい比較的小型化されたスパークプラグ1であっても、被膜層41をムラ無く、かつ、略均一な厚さで形成することができる。すなわち、優れた絶縁性能が要求される、小径化されたスパークプラグ1に対して、優れた絶縁性能を実現可能な被膜層41をより確実に設けることができる。
(b)上記実施形態では、主体金具3の先端部26の先端面に、接地電極27(接地電極本体部28)が接合される場合について具体化しているが、主体金具の一部(又は、主体金具に予め溶接してある先端金具の一部)を削り出すようにして接地電極を形成する場合についても適用可能である(例えば、特開2006−236906号公報等)。また、主体金具3の先端部26の側面に接地電極27を接合することとしてもよい。
(c)上記実施形態では、工具係合部19は断面六角形状とされているが、工具係合部19の形状に関しては、このような形状に限定されるものではない。例えば、Bi−HEX(変形12角)形状〔ISO22977:2005(E)〕等とされていてもよい。
本実施形態のスパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 スパークプラグの先端部の構成を示す一部破断拡大図である。 製造直後のスパークプラグの先端部の構成を示す断面拡大図である。 (a),(b)は、耐汚損性評価試験の結果を示すグラフである。 被膜層拡散評価試験の結果を示すグラフである。 絶縁油又は希釈液の粘度と、絶縁油の重量のばらつきとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1…スパークプラグ
2…絶縁体としての絶縁碍子
3…主体金具
5…中心電極
13…脚長部
22…板パッキン
27…接地電極
31…奥部間隙
41…被膜層
CL1…軸線

Claims (7)

  1. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた略円筒状の主体金具と、
    前記主体金具の先端部から延び、先端が前記中心電極に向けて曲げられて配置された接地電極とを備えるスパークプラグであって、
    前記絶縁体は、当該絶縁体の先端から前記主体金具又は金属製の板パッキンと当接する部位までの間に位置する脚長部を有するとともに、
    前記脚長部の表面のうち、少なくとも基端部側の表面には絶縁油からなる被膜層が形成され、かつ、
    前記絶縁油の粘度を3000cs以上とするとともに、
    前記脚長部の表面積に対する前記絶縁油の単位表面積当たりの質量を、0.005mg/mm2以上0.05mg/mm2以下としたことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記絶縁油の粘度を6500cs以上としたことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記絶縁油の粘度を100000cs以下としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記主体金具の先端側の内周面と前記脚長部の基端部側の表面との間に形成された奥部間隙に前記絶縁油を滴下して、前記被膜層を形成する工程を含むことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  5. 前記工程において、前記絶縁油を希釈溶剤によって50cs以上3000cs未満の粘度の希釈液にし、当該希釈液を滴下し、さらに、前記希釈溶剤を除去させることで前記被膜層を形成することを特徴とする請求項4に記載のスパークプラグの製造方法。
  6. 前記脚長部の表面積が200mm2以下であるとともに、
    前記工程において、前記絶縁油を希釈溶剤によって50cs以上500cs未満の粘度の希釈液にし、当該希釈液を滴下し、さらに、前記希釈溶剤を除去させることで前記被膜層を形成することを特徴とする請求項4又は5に記載のスパークプラグの製造方法。
  7. 前記希釈溶剤は、前記絶縁油を略均一に溶解可能であるとともに、沸点が120℃以下であることを特徴とする請求項5又は6に記載のスパークプラグの製造方法。
JP2008085541A 2008-03-28 2008-03-28 スパークプラグ及びその製造方法 Active JP4993307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008085541A JP4993307B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 スパークプラグ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008085541A JP4993307B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 スパークプラグ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009238667A JP2009238667A (ja) 2009-10-15
JP4993307B2 true JP4993307B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=41252350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008085541A Active JP4993307B2 (ja) 2008-03-28 2008-03-28 スパークプラグ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4993307B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8664843B2 (en) * 2010-04-02 2014-03-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug
JP4975172B1 (ja) * 2011-03-04 2012-07-11 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5790891A (en) * 1980-11-26 1982-06-05 Ngk Spark Plug Co Ignition plug
JPS61259475A (ja) * 1986-05-24 1986-11-17 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ
JP2001135457A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Denso Corp スパークプラグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009238667A (ja) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9306374B2 (en) Spark plug
JP5156094B2 (ja) スパークプラグ
JP4625531B1 (ja) スパークプラグ
KR101449779B1 (ko) 내연기관용 스파크 플러그
JP4928626B2 (ja) スパークプラグ
US8653724B2 (en) Spark plug for internal combustion engine having a ground electrode with a protrusion having improved erosion resistance and method of manufacturing same
JP5865398B2 (ja) ガスケット及びその製造方法並びに点火プラグ及びその製造方法
JP5303014B2 (ja) プラズマジェット点火プラグ及びその製造方法
US20090051259A1 (en) Spark plug for internal combustion engine
US20110133626A1 (en) Spark plug for internal combustion engine and method of manufacturing the same
JP5001963B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ。
JP4993307B2 (ja) スパークプラグ及びその製造方法
US7786657B2 (en) Spark plug for internal combustion engine
WO2014097708A1 (ja) 点火プラグ
JP4866265B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JP5973928B2 (ja) 点火プラグ及びその製造方法
JP5816126B2 (ja) スパークプラグ
JP5449114B2 (ja) スパークプラグ及びその製造方法
US8519606B2 (en) Spark plug for internal combustion engine and method of manufacturing spark plug
JP2013030402A (ja) 点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4993307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250